JPH11114821A - ツルーイング方法及びツルーイング装置 - Google Patents

ツルーイング方法及びツルーイング装置

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JPH11114821A
JPH11114821A JP30497397A JP30497397A JPH11114821A JP H11114821 A JPH11114821 A JP H11114821A JP 30497397 A JP30497397 A JP 30497397A JP 30497397 A JP30497397 A JP 30497397A JP H11114821 A JPH11114821 A JP H11114821A
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JP
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truing
conductive grindstone
grindstone
tool
conductive
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JP30497397A
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Hiroyuki Endo
弘之 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は電界インプロセスドレッシング研削法
で使用する導電性砥石を効率的にツルーイングするツル
ーイング方法及びツルーイング装置を提供する。 【解決手段】ツルーイング装置1は、ツルーイング工具
3を導電性砥石2に接触させ、導電性砥石2を高速回転
させつつ上下方向に移動させるとともに、ツルーイング
工具3を所定の負荷をかけて導電性砥石2よりも遅い回
転速度で連れ回りさせる。ツルーイング装置1は、ノズ
ル4から所定温度に加熱された切削液を加工作用面2a
に付与しつつ、導電性砥石2と電極5に直流パルス電圧
を印加して加工作用面2aに電解をかけながらツルーイ
ングを行う。導電性砥石2がダイヤモンドを砥粒とし、
ツルーイング工具3がダイヤモンドの構成元素である炭
素と固溶体または化合物を形成する元素であるFe
(鉄)を主成分として炭素含有量の極めて少ない材料で
形成されているため、ツルーイング工具3は導電性砥石
2のダイヤモンド砥粒と反応しながら、ダイヤモンド砥
粒の先端を効率的に除去して、導電性砥石2を高能率で
ツルーイングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツルーイング方法
及びツルーイング装置に関し、詳細には、電界インプロ
セスドレッシング研削法に使用される導電性砥石を効率
的にツルーイングするツルーイング方法及びツルーイン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研削加工において、砥石の目つぶ
れや目詰まりによる研削抵抗の増加や被削材との焼き付
き等の現象が問題となる。
【0003】そこで、近年、導電性砥石に電圧を印加
し、砥石を電解によりドレッシングしながら加工を行う
電解インプロセスドレッシング研削法が実用化されてい
る。
【0004】この電解インプロセスドレッシング研削法
においては、導電性砥石として、鉄系金属、鋳鉄、コバ
ルト、ニッケル及びこれらの組み合わせからなる結合剤
で砥粒を保持したメタルボンド砥石を主に使用してい
る。このような砥石を使用すると、高能率なツルーイン
グ法が必要となるが、強固に砥粒を保持するメタルボン
ド砥石のツルーイングは、非常に困難である。
【0005】そこで、従来、電解インプロセスドレッシ
ング研削法に限ってはいないが、ダイヤモンドを砥粒と
する砥石のツルーイング法として、ダイヤモンドのメタ
ルボンド研削砥石を、ダイヤモンド砥石で研磨するダイ
ヤモンド研削砥石のツルーイング法が提案されている
(特開平5−16070号公報参照)。
【0006】ところが、ダイヤモンド砥粒は、高硬度で
あり、元来加工しにくいため、高能率なツルーイングの
妨げとなっている。
【0007】また、従来、特開平8−216021号公
報には、ダイヤモンド砥粒を外周面に定着させた回転砥
石のツルーイング方法において、カーボンと親和性のあ
る素材で形成されたツルーイング工具によって前記回転
砥石の外周面を万遍なく摺接させることによって前記回
転砥石をツルーイングする回転砥石のツルーイング方法
が提案されており、このツルーイング方法は、具体的に
は、炭素と親和性のある素材として鋳鉄をツルーイング
工具として使用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−216021号公報記載のツルーイング方法に
あっては、ツルーイング工具を炭素と親和性のある素材
として鋳鉄を用いることが示されているが、鋳鉄は、純
鉄や鉄鋼材と比較して含有炭素量が多いため、純鉄、鉄
鋼材と比較して、炭素との拡散が起こりにくく、反応性
が低い。その結果、充分なツルーイング効果を得ること
ができないという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、導電性砥
石を電解ドレッシングしながらその加工作用面で被加工
材の加工を行う電解インプロセスドレッシング研削法に
使用される導電性砥石をツルーイングするに際して、導
電性砥石の砥粒であるダイヤモンドの構成元素の炭素と
固溶体または化合物を形成する元素で主に構成される材
料で形成されたツルーイング工具を使用して、導電性砥
石をツルーイングすることにより、ツルーイング工具と
導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応させながらダイ
ヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の振れを高能率で
減少させ、高能率なツルーイングを行うことのできるツ
ルーイング方法を提供することを目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、導電性砥石の砥粒
であるダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化
合物を形成する元素で主に構成される材料を結合剤とし
て形成された砥石をツルーイング工具として使用して、
導電性砥石をツルーイングすることにより、ツルーイン
グ工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応させな
がらダイヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の振れを
高能率で減少させ、高能率なツルーイングを行うことが
できるとともに、ツルーイング工具としての砥石の砥粒
により導電性砥石の結合剤を研磨して、導電性砥石の結
合剤部分をもツルーイングし、より一層高能率なツルー
イングを行うことのできるツルーイング方法を提供する
ことを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、導電性砥石を電解
ドレッシングしながらその加工作用面で被加工材の加工
を行う電解インプロセスドレッシング研削法に使用され
る導電性砥石をツルーイングするに際して、導電性砥石
の砥粒であるダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体ま
たは化合物を形成する元素で主に構成される材料で形成
されたツルーイング工具を使用して、導電性砥石をツル
ーイングすることにより、ツルーイング工具と導電性砥
石のダイヤモンド砥粒とを反応させながらダイヤモンド
砥粒の先端を除去して、砥石の振れを高能率で減少さ
せ、高能率なツルーイングを行うことのできるツルーイ
ング装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、導電性砥石の砥粒
であるダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化
合物を形成する元素で主に構成される材料を結合剤とし
て形成された砥石をツルーイング工具として使用して、
導電性砥石をツルーイングすることにより、ツルーイン
グ工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応させな
がらダイヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の振れを
高能率で減少させ、高能率なツルーイングを行うことが
できるとともに、ツルーイング工具としての砥石の砥粒
により導電性砥石の結合剤を研磨して、導電性砥石の結
合剤部分をもツルーイングし、より一層高能率なツルー
イングを行うことのできるツルーイング装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】請求項5記載の発明は、ツルーイング工具
を、円盤型に形成し、導電性砥石の加工作用面に接触し
て回転可能に配設することにより、円盤型のツルーイン
グ工具を回転させて、当該円盤型のツルーイング工具の
外周面、上面あるいは下面を利用して、導電性砥石のツ
ルーイングを行い、より高能率なツルーイングを行うこ
とができるとともに利用性の良好なツルーイング方法及
びツルーイング装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項6記載の発明は、ツルーイング工具
を、スティック型に形成し、導電性砥石の加工作用面の
形状に合わせて移動可能に配設することにより、スティ
ック型のツルーイング工具の先端部を自在に動かして、
導電性砥石の形状を創生しつつ、ツルーイングを行い、
意図する形状の導電性砥石のツルーイングを高能率に、
かつ、効率的に行うことのできるツルーイング方法及び
ツルーイング装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項7記載の発明は、ツルーイング工具
を、カップ型に形成し、導電性砥石の加工作用面に接触
して回転可能に配設することにより、カップ型のツルー
イング工具を回転させて、当該カップ型のツルーイング
工具の上方あるいは下方に突出した壁部の外周面、上面
あるいは下面を利用して、ツルーイングを行い、より高
能率なツルーイングを行うことができるとともに、利用
性の良好なツルーイング方法及びツルーイング装置を提
供することを目的としている。
【0016】請求項8記載の発明は、導電性砥石に所定
の電解をかけた状態で、ツルーイング工具で導電性砥石
をツルーイングすることにより、導電性砥石の結合剤部
分をツルーイング工具の作用のみではなく、電解によっ
て溶出させ、より一層高能率にツルーイングを行うこと
のできるツルーイング方法及びツルーイング装置を提供
することを目的としている。
【0017】請求項9記載の発明は、所定時間間隔でオ
ンとオフを繰り返して導電性砥石に所定の電解をかけ
て、ツルーイング工具で導電性砥石をツルーイングする
ことにより、導電性砥石が電解によって砥粒が突き出た
状態になって、ツルーイング工具を加工する作用が強く
なって、ツルーイング工具が加工されて減ること防止
し、より一層高能率にツルーイングを行うことのできる
ツルーイング方法及びツルーイング装置を提供すること
を目的としている。
【0018】請求項10記載の発明は、ツルーイング工
具を使用した導電性砥石のツルーイングを、電解インプ
ロセスドレッシング研削法による被加工材の加工中に行
うことにより、電解インプロセスドレッシング研削法に
よる被加工材の加工中に導電性砥石の形状の崩れを補正
しつつ、被加工材の加工を行い、より一層高精度な被加
工材の加工を行うことのできるツルーイング方法及びツ
ルーイング装置を提供することを目的としている。
【0019】請求項11記載の発明は、導電性砥石に電
解をかけない状態でのツルーイング工具による導電性砥
石のツルーイングと、ツルーイング工具による導電性砥
石のツルーイングを停止して当該導電性砥石に所定の電
解をかける電解ドレッシングと、を交互に行って、導電
性砥石をツルーイングすることにより、ツルーイングの
ときに、主に導電性砥石のダイヤモンド砥粒をツルーイ
ング工具で加工し、電解ドレッシングのときに、導電性
砥石の結合剤を溶出させ、電解ドレッシングで砥粒が突
き出た状態、すなわち、ダイヤモンド砥粒に対して結合
剤が後退した状態になった導電性砥石の砥粒のみをツル
ーイング工具でツルーイングすることを繰り返し行い、
より一層高能率なツルーイングを行うことのできるツル
ーイング方法及びツルーイング装置を提供することを目
的としている。
【0020】請求項12記載の発明は、導電性砥石、ツ
ルーイング工具及び切削液のうち少なくとも一つを所定
温度に加熱して、導電性砥石のツルーイングを行うこと
により、ツルーイング工具と導電性砥石のダイヤモンド
砥粒との反応性を向上させるとともに、電解速度を速
め、ツルーイングをより一層高能率で行うことのできる
ツルーイング方法及びツルーイング装置を提供すること
を目的としている。
【0021】請求項13記載の発明は、ツルーイング工
具を、Co、Cr、Fe、Mn、Mo、Nb、Ni、S
i、Ta、Th、Ti、V、Wのうちの少なくとも1種
類以上の元素を、材料または結合剤として形成すること
により、ツルーイング工具と導電性砥石の砥粒のダイヤ
モンドとを適切に反応させ、ツルーイングをより一層高
能率で行うことのできるツルーイング方法及びツルーイ
ング装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のツ
ルーイング方法は、ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥
石の少なくとも加工作用面に所定の切削液を付与しつ
つ、所定の電圧を前記導電性砥石に印加して前記導電性
砥石を電解によりドレッシングしながら、前記加工作用
面で被加工材の加工を行う電解インプロセスドレッシン
グ研削法に使用される前記導電性砥石をツルーイングす
るツルーイング方法であって、前記導電性砥石の前記砥
粒である前記ダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体ま
たは化合物を形成する元素で主に構成される材料で形成
されたツルーイング工具を使用して、前記導電性砥石を
ツルーイングすることにより、上記目的を達成してい
る。
【0023】上記構成によれば、導電性砥石を電解ドレ
ッシングしながらその加工作用面で被加工材の加工を行
う電解インプロセスドレッシング研削法に使用される導
電性砥石をツルーイングするに際して、導電性砥石の砥
粒であるダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または
化合物を形成する元素で主に構成される材料で形成され
たツルーイング工具を使用して、導電性砥石をツルーイ
ングしているので、ツルーイング工具と導電性砥石のダ
イヤモンド砥粒とを反応させながらダイヤモンド砥粒の
先端を除去して、砥石の振れを高能率で減少させること
ができ、高能率なツルーイングを行うことができる。
【0024】請求項2記載の発明のツルーイング方法
は、ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少なくとも
加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定の電圧を
前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電解により
ドレッシングしながら、前記加工作用面で被加工材の加
工を行う電解インプロセスドレッシング研削法に使用さ
れる前記導電性砥石をツルーイングするツルーイング装
置であって、前記導電性砥石の前記砥粒である前記ダイ
ヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合物を形成
する元素で主に構成される材料を結合剤として形成され
た砥石をツルーイング工具として使用して、前記導電性
砥石をツルーイングすることにより、上記目的を達成し
ている。
【0025】上記構成によれば、導電性砥石の砥粒であ
るダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合物
を形成する元素で主に構成される材料を結合剤として形
成された砥石をツルーイング工具として使用して、導電
性砥石をツルーイングしているので、ツルーイング工具
と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応させながらダ
イヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の振れを高能率
で減少させることができ、高能率なツルーイングを行う
ことができるとともに、ツルーイング工具としての砥石
の砥粒により導電性砥石の結合剤を研磨して、導電性砥
石の結合剤部分をもツルーイングすることができ、より
一層高能率なツルーイングを行うことができる。
【0026】請求項3記載の発明のツルーイング装置
は、ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少なくとも
加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定の電圧を
前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電解により
ドレッシングしながら、前記加工作用面で被加工材の加
工を行う電解インプロセスドレッシング研削法に使用さ
れる前記導電性砥石をツルーイングするツルーイング装
置であって、前記導電性砥石の前記砥粒である前記ダイ
ヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合物を形成
する元素で主に構成される材料で形成されたツルーイン
グ工具を使用して、前記導電性砥石をツルーイングする
ことにより、上記目的を達成している。
【0027】上記構成によれば、導電性砥石を電解ドレ
ッシングしながらその加工作用面で被加工材の加工を行
う電解インプロセスドレッシング研削法に使用される導
電性砥石をツルーイングするに際して、導電性砥石の砥
粒であるダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または
化合物を形成する元素で主に構成される材料で形成され
たツルーイング工具を使用して、導電性砥石をツルーイ
ングしているので、ツルーイング工具と導電性砥石のダ
イヤモンド砥粒とを反応させながらダイヤモンド砥粒の
先端を除去して、砥石の振れを高能率で減少させること
ができ、高能率なツルーイングを行うことができる。
【0028】請求項4記載の発明のツルーイング装置
は、ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少なくとも
加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定の電圧を
前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電解により
ドレッシングしながら、前記加工作用面で被加工材の加
工を行う電解インプロセスドレッシング研削法に使用さ
れる前記導電性砥石をツルーイングするツルーイング方
法であって、前記導電性砥石の前記砥粒である前記ダイ
ヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合物を形成
する元素で主に構成される材料を結合剤として形成され
た砥石をツルーイング工具として使用して、前記導電性
砥石をツルーイングすることにより、上記目的を達成し
ている。
【0029】上記構成によれば、導電性砥石の砥粒であ
るダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合物
を形成する元素で主に構成される材料を結合剤として形
成された砥石をツルーイング工具として使用して、導電
性砥石をツルーイングしているので、ツルーイング工具
と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応させながらダ
イヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の振れを高能率
で減少させることができ、高能率なツルーイングを行う
ことができるとともに、ツルーイング工具としての砥石
の砥粒により導電性砥石の結合剤を研磨して、導電性砥
石の結合剤部分をもツルーイングすることができ、より
一層高能率なツルーイングを行うことができる。
【0030】上記各場合において、例えば、請求項5に
記載するように、前記ツルーイング工具は、円盤型に形
成され、前記導電性砥石の前記加工作用面に接触して回
転可能に配設されていてもよい。
【0031】上記構成によれば、ツルーイング工具を、
円盤型に形成し、導電性砥石の加工作用面に接触して回
転可能に配設しているので、円盤型のツルーイング工具
を回転させて、当該円盤型のツルーイング工具の外周
面、上面あるいは下面を利用して、導電性砥石のツルー
イングを行うことができ、より高能率なツルーイングを
行うことができるとともに利用性を向上させることがで
きる。
【0032】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ツルーイング工具は、スティック型に形成さ
れ、前記導電性砥石の前記加工作用面の形状に合わせて
移動可能に配設されていてもよい。
【0033】上記構成によれば、ツルーイング工具を、
スティック型に形成し、導電性砥石の加工作用面の形状
に合わせて移動可能に配設しているので、スティック型
のツルーイング工具の先端部を自在に動かして、導電性
砥石の形状を創生しつつ、ツルーイングを行うことがで
き、意図する形状の導電性砥石のツルーイングを高能率
に、かつ、効率的に行うことができる。
【0034】さらに、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記ツルーイング工具は、カップ型に形成され、前
記導電性砥石の前記加工作用面に接触して回転可能に配
設されていてもよい。
【0035】上記構成によれば、ツルーイング工具を、
カップ型に形成し、導電性砥石の加工作用面に接触して
回転可能に配設しているので、カップ型のツルーイング
工具を回転させて、当該カップ型のツルーイング工具の
上方あるいは下方に突出した壁部の外周面、上面あるい
は下面を利用して、ツルーイングを行うことができ、よ
り高能率なツルーイングを行うことができるとともに、
利用性を向上させることができる。
【0036】また、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記ツルーイング方法または前記ツルーイング装置
は、前記導電性砥石に所定の電解をかけた状態で、前記
ツルーイング工具を使用して前記導電性砥石をツルーイ
ングするものであってもよい。
【0037】上記構成によれば、導電性砥石に所定の電
解をかけた状態で、ツルーイング工具で導電性砥石をツ
ルーイングしているので、導電性砥石の結合剤部分をツ
ルーイング工具の作用のみではなく、電解によって溶出
させることができ、より一層高能率にツルーイングを行
うことができる。
【0038】さらに、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記ツルーイング方法または前記ツルーイング装置
は、所定時間間隔でオンとオフを繰り返して前記導電性
砥石に所定の電解をかけて、前記ツルーイング工具を使
用して前記導電性砥石をツルーイングするものであって
もよい。
【0039】上記構成によれば、所定時間間隔でオンと
オフを繰り返して導電性砥石に所定の電解をかけて、ツ
ルーイング工具で導電性砥石をツルーイングしているの
で、導電性砥石が電解によって砥粒が突き出た状態にな
って、ツルーイング工具を加工する作用が強くなって、
ツルーイング工具が加工されて減ること防止することが
でき、より一層高能率にツルーイングを行うことができ
る。
【0040】また、例えば、請求項10に記載するよう
に、前記ツルーイング方法または前記ツルーイング装置
は、前記ツルーイング工具を使用した前記導電性砥石の
ツルーイングを、前記電解インプロセスドレッシング研
削法による前記被加工材の加工中に行うものであっても
よい。
【0041】上記構成によれば、ツルーイング工具を使
用した導電性砥石のツルーイングを、電解インプロセス
ドレッシング研削法による被加工材の加工中に行ってい
るので、電解インプロセスドレッシング研削法による被
加工材の加工中に導電性砥石の形状の崩れを補正しつ
つ、被加工材の加工を行うことができ、より一層高精度
な被加工材の加工を行うことができる。
【0042】さらに、例えば、請求項11に記載するよ
うに、前記ツルーイング方法または前記ツルーイング装
置は、前記導電性砥石に電解をかけない状態での前記ツ
ルーイング工具による前記導電性砥石のツルーイング
と、前記ツルーイング工具による前記導電性砥石のツル
ーイングを停止して当該導電性砥石に所定の電解をかけ
る電解ドレッシングと、を交互に行って、前記導電性砥
石をツルーイングするものであってもよい。
【0043】上記構成によれば、導電性砥石に電解をか
けない状態でのツルーイング工具による導電性砥石のツ
ルーイングと、ツルーイング工具による導電性砥石のツ
ルーイングを停止して当該導電性砥石に所定の電解をか
ける電解ドレッシングと、を交互に行って、導電性砥石
をツルーイングしているので、ツルーイングのときに、
主に導電性砥石のダイヤモンド砥粒をツルーイング工具
で加工し、電解ドレッシングのときに、導電性砥石の結
合剤を溶出させ、電解ドレッシングで砥粒が突き出た状
態、すなわち、ダイヤモンド砥粒に対して結合剤が後退
した状態になった導電性砥石の砥粒のみをツルーイング
工具でツルーイングすることを繰り返し行うことがで
き、より一層高能率なツルーイングを行うことができ
る。
【0044】また、例えば、請求項12に記載するよう
に、前記ツルーイング方法または前記ツルーイング装置
は、前記導電性砥石、前記ツルーイング工具及び前記切
削液のうち少なくとも一つを所定温度に加熱して、前記
導電性砥石のツルーイングを行うものであってもよい。
【0045】上記構成によれば、導電性砥石、ツルーイ
ング工具及び切削液のうち少なくとも一つを所定温度に
加熱して、導電性砥石のツルーイングを行っているの
で、ツルーイング工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒
との反応性を向上させることができるとともに、電解速
度を速めることができ、ツルーイングをより一層高能率
で行うことができる。
【0046】さらに、例えば、請求項13に記載するよ
うに、前記ツルーイング工具は、Co、Cr、Fe、M
n、Mo、Nb、Ni、Si、Ta、Th、Ti、V、
Wのうちの少なくとも1種類以上の元素を、前記材料ま
たは前記結合剤として形成されていてもよい。
【0047】上記構成によれば、ツルーイング工具を、
Co、Cr、Fe、Mn、Mo、Nb、Ni、Si、T
a、Th、Ti、V、Wのうちの少なくとも1種類以上
の元素を、材料または結合剤として形成しているので、
ツルーイング工具と導電性砥石の砥粒のダイヤモンドと
を適切に反応させることができ、ツルーイングをより一
層高能率で行うことができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0049】図1は、本発明のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置の第1の実施の形態を適用したツルーイ
ング装置1の要部正面図である。
【0050】図1において、ツルーイング装置1は、円
盤型の導電性砥石2を円盤型のツルーイング工具3によ
りツルーイングするものであり、導電性砥石2は、その
中心に配設された図示しない回転軸を中心に図示しない
駆動機構(例えば、駆動モータ)により回転駆動され
る。ツルーイング工具3は、その中心に配設された回転
軸を中心に回転可能に配設されており、少なくともツル
ーイング工具3による導電性砥石2のツルーイング時
に、その外周が導電性砥石2の加工作用面2aに当接し
て、導電性砥石2の回転に伴って連れ回りするが、回転
軸を中心とした回転に所定の負荷(抵抗)がかかるよう
になっている。また、導電性砥石2は、上述のように、
回転軸を中心として回転駆動されるとともに、図外の駆
動機構により図1中上下方向に所定量移動可能に配設さ
れている。なお、本実施の形態のツルーイング装置1で
は、導電性砥石2が上下方向に移動するようになってい
るが、ツルーイング工具3を上下方向に移動するように
してもよい。
【0051】導電性砥石2は、ダイヤモンドを砥粒とす
るダイヤモンドボンド砥石、例えば、♯800の鉄系ボ
ンドダイヤモンド砥石が用いられており、ツルーイング
工具3は、導電性砥石2の砥粒であるダイヤモンドの構
成元素である炭素と固溶体または化合物を形成する元素
であるFe(鉄)を主成分とするが、炭素含有量が極め
て少ない材料で形成されている。
【0052】ツルーイング装置1は、導電性砥石2の外
周面である加工作用面2aに上方にノズル4が配設され
ており、導電性砥石2の加工作用面2aに対向する位置
には、電極5が配設されている。ノズル4には、図外の
切削液タンクから切削液が供給され、ノズル4は、伝導
性砥石2の加工作用面2aに当該供給される切削液を噴
出して供給する。この切削液タンクは、収納する切削液
を所定温度、例えば、45℃に加熱する加熱機構を備え
ており、当該加熱した切削液をノズル4に供給する。
【0053】上記導電性砥石2には、図示しない電源部
から(+)の電圧が印加され、電極5には、電源部から
(−)の電圧が印加されて、導電性砥石2の加工作用面
2aに所定の電解を付与する。
【0054】次に、本実施の形態の作用を説明する。ツ
ルーイング装置1は、ツルーイングを行う際には、ツル
ーイング工具3を導電性砥石2に接触させ、導電性砥石
2を、所定の高速度、例えば、2000rpmで回転さ
せる。導電性砥石2が回転駆動されると、ツルーイング
工具3は、所定の負荷がかけられているため、導電性砥
石2よりも所定量遅い回転速度で連れ回る。また、ツル
ーイング装置1は、ノズル4から所定温度に加熱された
切削液を導電性砥石2の加工作用面2aに付与する。
【0055】そして、ツルーイング装置1は、電源部か
ら導電性砥石2が(+)に、電極5が(−)になるよう
に直流パルス電圧を印加して、導電性砥石2の加工作用
面2aに電解をかけながら、ツルーイングを行うが、こ
のときの電解条件としては、例えば、90V、30A
で、τオン=τオフ=2μsecである。
【0056】ツルーイング装置1は、上述のように、電
解をかけつつ導電性砥石2を回転駆動して、導電性砥石
2に接触するツルーイング工具3をその回転に所定の負
荷を付与しつつ、連れ回りさせて、導電性砥石2のツル
ーイングを行うが、このとき、導電性砥石2を駆動機構
によりツルーイング工具3に対して図1に両矢印で示す
ように上下方向に移動させて、ツルーイングを行う。
【0057】このように導電性砥石2に電解をかけつつ
ツルーイング工具3により導電性砥石2をツルーイング
すると、導電性砥石2がダイヤモンドを砥粒としてお
り、ツルーイング工具3がダイヤモンドの構成元素であ
る炭素と固溶体または化合物を形成する元素であるFe
(鉄)を主成分とするとともに炭素含有量の極めて少な
い材料で形成されているため、ツルーイング工具3は導
電性砥石2のダイヤモンド砥粒と反応しながら、ダイヤ
モンド砥粒の先端を効率的に除去する。したがって、導
電性砥石2の振れを高能率で減少させることができる。
【0058】また、導電性砥石2に電解をかけた状態
で、ツルーイング工具3で導電性砥石2をツルーイング
しているので、導電性砥石2の結合剤部分をツルーイン
グ工具3の作用のみではなく、電解によって溶出させる
ことができ、より一層高能率にツルーイングを行うこと
ができる。
【0059】さらに、ツルーイング工具3を、円盤型に
形成し、導電性砥石2の加工作用面に接触して回転可能
に配設しているので、円盤型のツルーイング工具3を回
転させて、当該円盤型のツルーイング工具3の外周面、
上面あるいは下面を利用して、導電性砥石2のツルーイ
ングを行うことができ、より高能率なツルーイングを行
うことができるとともに利用性を向上させることができ
る。
【0060】なお、本出願人が上記ツルーイング装置1
を使用し、上記電解条件で、導電性砥石2を2000r
pmで回転させて、約40μmの振れを有した導電性砥
石2をツルーイングしたところ、従来の方法の約2/3
の時間で、導電性砥石2の振れを約5μmとすることが
できた。
【0061】図2は、本発明のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置の第2の実施の形態を適用したツルーイ
ング装置10の要部正面図である。
【0062】図2において、ツルーイング装置10は、
下向きのカップ型の導電性砥石11を上向きのカップ型
のツルーイング工具12によりツルーイングするもので
あり、導電性砥石11は、その中心に配設された図示し
ない回転軸を中心に図示しない駆動機構(例えば、駆動
モータ)により回転駆動される。ツルーイング工具12
は、上向きのカップ型に形成されて、その中心に配設さ
れた回転軸を中心に図示しない駆動機構(例えば、駆動
モータ)により導電性砥石11よりも所定量遅い回転速
度で導電性砥石11と同じ方向に回転駆動され、少なく
ともツルーイング工具12による導電性砥石11のツル
ーイング時に、そのカップ型の壁面上端部がカップ型の
導電性砥石11の壁面下端部である加工作用面11aに
当接する。
【0063】導電性砥石11は、ダイヤモンドを砥粒と
するダイヤモンドボンド砥石、例えば、♯170の鉄系
ボンドダイヤモンド砥石が用いられており、ツルーイン
グ工具12は、導電性砥石11の砥粒であるダイヤモン
ドの構成元素である炭素と固溶体または化合物を形成す
る元素であるNi(ニッケル)を主成分とするが、炭素
含有量が極めて少ない材料を結合剤とする砥石で形成さ
れている。
【0064】ツルーイング装置10は、下向きのカップ
型に形成された導電性砥石11の壁面の下側先端部であ
る加工作用面11aの上方にノズル13が配設されてお
り、導電性砥石11の加工作用面11aに対向する位置
には、電極14が配設されている。ノズル13には、図
外の切削液タンクから切削液が供給され、ノズル13
は、伝導性砥石11の加工作用面11aに当該供給され
る切削液を噴出して供給する。この切削液タンクは、収
納する切削液を所定温度、例えば、45℃に加熱する加
熱機構を備えており、当該加熱した切削液をノズル13
に供給する。
【0065】上記導電性砥石11には、図示しない電源
部から(+)の電圧が印加され、電極14には、電源部
から(−)の電圧が印加されて、導電性砥石11の加工
作用面11aに所定の電解を付与する。
【0066】次に、本実施の形態の作用を説明する。ツ
ルーイング装置10は、ツルーイングを行う際には、ツ
ルーイング工具12のカップ型の壁面の上端面を導電性
砥石11のカップ型の壁面の下端面である加工作用面1
1aに接触させ、導電性砥石11を、駆動機構により所
定の高速度、例えば、1500rpmで回転させる。ま
た、導電性砥石11を駆動機構により、導電性砥石11
よりも所定量遅い回転速度、例えば、800rpmで回
転させる。また、ツルーイング装置10は、ノズル13
から所定温度に加熱された切削液を導電性砥石11の加
工作用面11aに付与する。
【0067】そして、ツルーイング装置10は、電源部
から導電性砥石11が(+)に、電極14が(−)にな
るように直流パルス電圧を印加して、導電性砥石11の
加工作用面11aに電解をかけながら、ツルーイングを
行うが、このときの電解条件としては、例えば、90
V、10Aで、τオン=τオフ=2μsecであり、所
定のインターバルで電解をオン/オフさせる処理を繰り
返し行った。この電解のオン/オフのインターバルとし
ては、例えば、10分間電解をオンし、その後、5分間
電解をオフにする。
【0068】ツルーイング装置10は、上述のように、
所定のインターバルでオン/オフする電解をかけつつ導
電性砥石11とツルーイング工具12を接触させつつ、
速度を異ならせて回転駆動して、導電性砥石11のツル
ーイングを行う。
【0069】このように導電性砥石11に所定のインタ
ーバルでオン/オフする電解をかけつつツルーイング工
具12により導電性砥石11をツルーイングすると、導
電性砥石11がダイヤモンドを砥粒としており、ツルー
イング工具12がダイヤモンドの構成元素である炭素と
固溶体または化合物を形成する元素であるNi(ニッケ
ル)を主成分とするとともに炭素含有量の極めて少ない
材料を結合剤とする砥石で形成されているため、ツルー
イング工具12は導電性砥石11のダイヤモンド砥粒と
反応しながら、ダイヤモンド砥粒の先端を効率的に除去
する。したがって、導電性砥石11の振れを高能率で減
少させることができる。
【0070】また、電源部から供給する直流パルス電圧
のオンとオフを所定時間間隔で繰り返して導電性砥石1
1に所定の電解をかけて、ツルーイング工具12で導電
性砥石11をツルーイングしているので、導電性砥石1
1が電解によって砥粒が突き出た状態になって、ツルー
イング工具12を加工する作用が強くなって、ツルーイ
ング工具12が加工されて減ること防止することがで
き、より一層高能率にツルーイングを行うことができ
る。
【0071】さらに、ツルーイング工具12を、カップ
型に形成し、導電性砥石11の加工作用面11aに接触
して回転可能に配設しているので、カップ型のツルーイ
ング工具12を回転させて、当該カップ型のツルーイン
グ工具12の上方あるいは下方に突出した壁部の外周
面、上面あるいは下面を利用して、ツルーイングを行う
ことができ、より高能率なツルーイングを行うことがで
きるとともに、利用性を向上させることができる。
【0072】なお、本出願人が上記ツルーイング装置1
0を使用し、上記電解条件で、導電性砥石11を150
0rpmで、ツルーイング工具12を800rpmで、
回転させて、導電性砥石11をツルーイングしたとこ
ろ、導電性砥石11の振れを3μm以内に抑えることが
できた。
【0073】また、このようにしてツルーイングして振
れを3μm以内に抑えた導電性砥石11を使用して、ア
ルミナセラミックスを被削材(被加工材)として、電界
インプロセスドレッシング研削法により加工した。な
お、この電界インプロセスドレッシング研削法による加
工中においても、ツルーイング工具12を導電性砥石1
1に接触させて、導電性砥石11を上述のようにツルー
イングを行うインプロセスツルーイングを行った。
【0074】このインプロセスツルーイングを伴う電界
インプロセスドレッシング研削法による被削材の加工を
行った結果、加工中の導電性砥石12の形状の崩れが抑
えられ、被削材であるアルミナセラミックスを一様に加
工することができた。
【0075】なお、上記インプロセスツルーイングを伴
う電界インプロセスドレッシング研削法による加工にお
いては、被削材であるアルミナセラミックスとツルーイ
ング工具12が干渉するときには、ツルーイング工具1
2を一時的に干渉しない一まで後退させて、退避させ
た。
【0076】図3は、本発明のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置の第3の実施の形態を適用したツルーイ
ング装置20の要部正面図である。
【0077】図3において、ツルーイング装置20は、
外周部が円弧状の円盤型の導電性砥石21をスティック
型のツルーイング工具22によりツルーイングするもの
であり、導電性砥石21は、その中心に配設された図示
しない回転軸を中心に図示しない駆動機構(例えば、駆
動モータ)により回転駆動される。ツルーイング工具2
2は、スティック型に形成され、回転駆動されず、所定
の駆動機構により、図3に両矢印で示すように、導電性
砥石21の加工作用面21aの円弧形状に沿って移動可
能に配設されている。
【0078】導電性砥石21は、ダイヤモンドを砥粒と
するダイヤモンドボンド砥石、例えば、♯4000の鉄
−コバルト系ダイヤモンド砥石が用いられており、ツル
ーイング工具22は、ダイヤモンドの構成元素である炭
素と固溶体または化合物を形成する元素であるTi(チ
タン)を主成分とするが、炭素含有量が極めて少ない材
料を結合剤として,粘度が♯800のダイヤモンド粒子
を砥粒とした砥粒層(砥石)22aと、鉄鋼材22b
と、で形成されている。ツルーイング工具22は、この
砥粒層22aが導電性砥石21側に向く状態で配設さ
れ、ツルーイング時に、導電性砥石21に接触するとと
もに、上述のように導電性砥石21の加工作用面21a
の形状に沿って移動される。
【0079】ツルーイング装置20は、円盤型の導電性
砥石21の円弧状の外周部である加工作用面21aに上
方にノズル23が配設されており、導電性砥石21の加
工作用面21aに対向する位置には、電極24が配設さ
れている。ノズル23には、図外の切削液タンクから切
削液が供給され、ノズル23は、伝導性砥石21の加工
作用面21aに当該供給される切削液を噴出して供給す
る。
【0080】上記導電性砥石21には、図示しない電源
部から(+)の電圧が印加され、電極24には、電源部
から(−)の電圧が印加されて、導電性砥石21の加工
作用面21aに所定の電解を付与する。
【0081】次に、本実施の形態の作用を説明する。ツ
ルーイング装置20は、ツルーイングを行う際には、ツ
ルーイング工具22の砥粒層22aを導電性砥石21の
加工作用面21aに接触させ、導電性砥石21を、駆動
機構により所定の高速度、例えば、1200rpmで回
転させる。ツルーイング装置20は、ノズル23から切
削液を導電性砥石21の加工作用面21aにかけない乾
式で、ツルーイング工具22を導電性砥石21の加工作
用面21aの円弧形状に応じて、図3中両矢印で示すよ
うに、移動させて、所定時間、例えば、10分間だけツ
ルーイングを行う。
【0082】その後、ツルーイング装置20は、ツルー
イング工具22を導電性砥石21から離し、電源部から
導電性砥石21が(+)に、電極24が(−)になるよ
うに直流パルス電圧を印加して、電解ドレッシングを所
定時間、例えば、10分間行う。このときの電解条件と
しては、例えば、60V、30Aで、τオン=τオフ=
2μsecである。
【0083】このような乾式のツルーイングと電解ドレ
ッシングを交互に行うことにより、導電性砥石21をツ
ルーイングした。
【0084】このように導電性砥石21のツルーイング
工具22によるツルーイングと、導電性砥石21の電解
ドレッシングを交互に行うと、ツルーイングのときに
は、主に導電性砥石21のダイヤモンド砥粒をツルーイ
ング工具22で加工して、電解ドレッシングのときは、
導電性砥石21の結合剤を溶出させることができ、電解
ドレッシングで砥粒が突き出た状態、すなわち、ダイヤ
モンド砥粒に対して結合剤が後退した状態になった導電
性砥石21のダイヤモンド砥粒のみをツルーイング工具
22でツルーイングするという処理を繰り返し行うこと
ができる。したがって、より一層効率的にツルーイング
を行うことができる。
【0085】なお、本出願人が上記ツルーイング装置2
0を使用し、導電性砥石21を上述のように1200r
pmで回転させるツルーイングと、上記電解条件での導
電性砥石21の電解ドレッシングを繰り返し行ったとこ
ろ、約35μmの振れのあった導電性砥石21の振れを
約3.5μmにするのに、従来の方法の約1/2の時間
で行うことができた。
【0086】また、上記ツルーイングと電解ドレッシン
グを交互に行って、導電性砥石21の振れが所定値、例
えば、4μm以下になると、電界インプロセスドレッシ
ング研削法による被削材(被加工材)、例えば、アルミ
ナセラミックスの加工を行った。
【0087】なお、本実施の形態においては、ツルーイ
ング工具22を、鉄鋼材22b部分の先端部に砥粒層2
2aを形成したものとしているが、全てが砥粒層、すな
わち、上記第1及び第2の実施の形態のツルーイング工
具3、12のように、ツルーイング工具22を砥粒層の
みで形成、すなわち、ツルーイング工具22を全て砥石
で形成してもよい。また、逆に、上記第1及び第2の実
施の形態のツルーイング工具3、12を、本実施の形態
のツルーイング工具22のように、鉄鋼材部分と砥粒層
部分とで形成してもよい。
【0088】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の発明のツルーイング方法
によれば、導電性砥石を電解ドレッシングしながらその
加工作用面で被加工材の加工を行う電解インプロセスド
レッシング研削法に使用される導電性砥石をツルーイン
グするに際して、導電性砥石の砥粒であるダイヤモンド
の構成元素の炭素と固溶体または化合物を形成する元素
で主に構成される材料で形成されたツルーイング工具を
使用して、導電性砥石をツルーイングしているので、ツ
ルーイング工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反
応させながらダイヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石
の振れを高能率で減少させることができ、高能率なツル
ーイングを行うことができる。
【0090】請求項2記載の発明のツルーイング方法に
よれば、導電性砥石の砥粒であるダイヤモンドの構成元
素の炭素と固溶体または化合物を形成する元素で主に構
成される材料を結合剤として形成された砥石をツルーイ
ング工具として使用して、導電性砥石をツルーイングし
ているので、ツルーイング工具と導電性砥石のダイヤモ
ンド砥粒とを反応させながらダイヤモンド砥粒の先端を
除去して、砥石の振れを高能率で減少させることがで
き、高能率なツルーイングを行うことができるととも
に、ツルーイング工具としての砥石の砥粒により導電性
砥石の結合剤を研磨して、導電性砥石の結合剤部分をも
ツルーイングすることができ、より一層高能率なツルー
イングを行うことができる。
【0091】請求項3記載の発明のツルーイング装置に
よれば、導電性砥石を電解ドレッシングしながらその加
工作用面で被加工材の加工を行う電解インプロセスドレ
ッシング研削法に使用される導電性砥石をツルーイング
するに際して、導電性砥石の砥粒であるダイヤモンドの
構成元素の炭素と固溶体または化合物を形成する元素で
主に構成される材料で形成されたツルーイング工具を使
用して、導電性砥石をツルーイングしているので、ツル
ーイング工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒とを反応
させながらダイヤモンド砥粒の先端を除去して、砥石の
振れを高能率で減少させることができ、高能率なツルー
イングを行うことができる。
【0092】請求項4記載の発明のツルーイング装置に
よれば、導電性砥石の砥粒であるダイヤモンドの構成元
素の炭素と固溶体または化合物を形成する元素で主に構
成される材料を結合剤として形成された砥石をツルーイ
ング工具として使用して、導電性砥石をツルーイングし
ているので、ツルーイング工具と導電性砥石のダイヤモ
ンド砥粒とを反応させながらダイヤモンド砥粒の先端を
除去して、砥石の振れを高能率で減少させることがで
き、高能率なツルーイングを行うことができるととも
に、ツルーイング工具としての砥石の砥粒により導電性
砥石の結合剤を研磨して、導電性砥石の結合剤部分をも
ツルーイングすることができ、より一層高能率なツルー
イングを行うことができる。
【0093】請求項5記載のツルーイング方法及びツル
ーイング装置によれば、ツルーイング工具を、円盤型に
形成し、導電性砥石の加工作用面に接触して回転可能に
配設しているので、円盤型のツルーイング工具を回転さ
せて、当該円盤型のツルーイング工具の外周面、上面あ
るいは下面を利用して、導電性砥石のツルーイングを行
うことができ、より高能率なツルーイングを行うことが
できるとともに利用性を向上させることができる。
【0094】請求項6記載のツルーイング方法及びツル
ーイング装置によれば、ツルーイング工具を、スティッ
ク型に形成し、導電性砥石の加工作用面の形状に合わせ
て移動可能に配設しているので、スティック型のツルー
イング工具の先端部を自在に動かして、導電性砥石の形
状を創生しつつ、ツルーイングを行うことができ、意図
する形状の導電性砥石のツルーイングを高能率に、か
つ、効率的に行うことができる。
【0095】請求項7記載のツルーイング方法及びツル
ーイング装置によれば、ツルーイング工具を、カップ型
に形成し、導電性砥石の加工作用面に接触して回転可能
に配設しているので、カップ型のツルーイング工具を回
転させて、当該カップ型のツルーイング工具の上方ある
いは下方に突出した壁部の外周面、上面あるいは下面を
利用して、ツルーイングを行うことができ、より高能率
なツルーイングを行うことができるとともに、利用性を
向上させることができる。
【0096】請求項8記載のツルーイング方法及びツル
ーイング装置によれば、導電性砥石に所定の電解をかけ
た状態で、ツルーイング工具で導電性砥石をツルーイン
グしているので、導電性砥石の結合剤部分をツルーイン
グ工具の作用のみではなく、電解によって溶出させるこ
とができ、より一層高能率にツルーイングを行うことが
できる。
【0097】請求項9記載のツルーイング方法及びツル
ーイング装置によれば、所定時間間隔でオンとオフを繰
り返して導電性砥石に所定の電解をかけて、ツルーイン
グ工具で導電性砥石をツルーイングしているので、導電
性砥石が電解によって砥粒が突き出た状態になって、ツ
ルーイング工具を加工する作用が強くなって、ツルーイ
ング工具が加工されて減ること防止することができ、よ
り一層高能率にツルーイングを行うことができる。
【0098】請求項10記載のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置によれば、ツルーイング工具を使用した
導電性砥石のツルーイングを、電解インプロセスドレッ
シング研削法による被加工材の加工中に行っているの
で、電解インプロセスドレッシング研削法による被加工
材の加工中に導電性砥石の形状の崩れを補正しつつ、被
加工材の加工を行うことができ、より一層高精度な被加
工材の加工を行うことができる。
【0099】請求項11記載のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置によれば、導電性砥石に電解をかけない
状態でのツルーイング工具による導電性砥石のツルーイ
ングと、ツルーイング工具による導電性砥石のツルーイ
ングを停止して当該導電性砥石に所定の電解をかける電
解ドレッシングと、を交互に行って、導電性砥石をツル
ーイングしているので、ツルーイングのときに、主に導
電性砥石のダイヤモンド砥粒をツルーイング工具で加工
し、電解ドレッシングのときに、導電性砥石の結合剤を
溶出させ、電解ドレッシングで砥粒が突き出た状態、す
なわち、ダイヤモンド砥粒に対して結合剤が後退した状
態になった導電性砥石の砥粒のみをツルーイング工具で
ツルーイングすることを繰り返し行うことができ、より
一層高能率なツルーイングを行うことができる。
【0100】請求項12記載のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置によれば、導電性砥石、ツルーイング工
具及び切削液のうち少なくとも一つを所定温度に加熱し
て、導電性砥石のツルーイングを行っているので、ツル
ーイング工具と導電性砥石のダイヤモンド砥粒との反応
性を向上させることができるとともに、電解速度を速め
ることができ、ツルーイングをより一層高能率で行うこ
とができる。
【0101】請求項13記載のツルーイング方法及びツ
ルーイング装置によれば、ツルーイング工具を、Co、
Cr、Fe、Mn、Mo、Nb、Ni、Si、Ta、T
h、Ti、V、Wのうちの少なくとも1種類以上の元素
を、材料または結合剤として形成しているので、ツルー
イング工具と導電性砥石の砥粒のダイヤモンドとを適切
に反応させることができ、ツルーイングをより一層高能
率で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のツルーイング方法及びツルーイング装
置の第1の実施の形態を適用したツルーイング装置の要
部正面図。
【図2】本発明のツルーイング方法及びツルーイング装
置の第2の実施の形態を適用したツルーイング装置の要
部正面図。
【図3】本発明のツルーイング方法及びツルーイング装
置の第3の実施の形態を適用したツルーイング装置の要
部正面図。
【符号の説明】
1 ツルーイング装置 2 導電性砥石 2a 加工作用面 3 ツルーイング工具 4 ノズル 5 電極 10 ツルーイング装置 11 導電性砥石 11a 加工作用面 12 ツルーイング工具 13 ノズル 14 電極 20 ツルーイング装置 21 導電性砥石 21a 加工作用面 22 ツルーイング工具 22a 砥粒層 22b 鉄鋼材 23 ノズル 24 電極

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少
    なくとも加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定
    の電圧を前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電
    解によりドレッシングしながら、前記加工作用面で被加
    工材の加工を行う電解インプロセスドレッシング研削法
    に使用される前記導電性砥石をツルーイングするツルー
    イング方法であって、前記導電性砥石の前記砥粒である
    前記ダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合
    物を形成する元素で主に構成される材料で形成されたツ
    ルーイング工具を使用して、前記導電性砥石をツルーイ
    ングすることを特徴とするツルーイング方法。
  2. 【請求項2】ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少
    なくとも加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定
    の電圧を前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電
    解によりドレッシングしながら、前記加工作用面で被加
    工材の加工を行う電解インプロセスドレッシング研削法
    に使用される前記導電性砥石をツルーイングするツルー
    イング装置であって、前記導電性砥石の前記砥粒である
    前記ダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合
    物を形成する元素で主に構成される材料を結合剤として
    形成された砥石をツルーイング工具として使用して、前
    記導電性砥石をツルーイングすることを特徴とするツル
    ーイング方法。
  3. 【請求項3】ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少
    なくとも加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定
    の電圧を前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電
    解によりドレッシングしながら、前記加工作用面で被加
    工材の加工を行う電解インプロセスドレッシング研削法
    に使用される前記導電性砥石をツルーイングするツルー
    イング装置であって、前記導電性砥石の前記砥粒である
    前記ダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合
    物を形成する元素で主に構成される材料で形成されたツ
    ルーイング工具を使用して、前記導電性砥石をツルーイ
    ングすることを特徴とするツルーイング装置。
  4. 【請求項4】ダイヤモンドを砥粒とする導電性砥石の少
    なくとも加工作用面に所定の切削液を付与しつつ、所定
    の電圧を前記導電性砥石に印加して前記導電性砥石を電
    解によりドレッシングしながら、前記加工作用面で被加
    工材の加工を行う電解インプロセスドレッシング研削法
    に使用される前記導電性砥石をツルーイングするツルー
    イング方法であって、前記導電性砥石の前記砥粒である
    前記ダイヤモンドの構成元素の炭素と固溶体または化合
    物を形成する元素で主に構成される材料を結合剤として
    形成された砥石をツルーイング工具として使用して、前
    記導電性砥石をツルーイングすることを特徴とするツル
    ーイング装置。
  5. 【請求項5】前記ツルーイング工具は、円盤型に形成さ
    れ、前記導電性砥石の前記加工作用面に接触して回転可
    能に配設されていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれかに記載のツルーイング方法またはツルー
    イング装置。
  6. 【請求項6】前記ツルーイング工具は、スティック型に
    形成され、前記導電性砥石の前記加工作用面の形状に合
    わせて移動可能に配設されていることを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれかに記載のツルーイング方法
    またはツルーイング装置。
  7. 【請求項7】前記ツルーイング工具は、カップ型に形成
    され、前記導電性砥石の前記加工作用面に接触して回転
    可能に配設されていることを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載のツルーイング方法またはツル
    ーイング装置。
  8. 【請求項8】前記ツルーイング方法または前記ツルーイ
    ング装置は、前記導電性砥石に所定の電解をかけた状態
    で、前記ツルーイング工具を使用して前記導電性砥石を
    ツルーイングすることを特徴とする請求項1から請求項
    7のいずれかに記載のツルーイング方法またはツルーイ
    ング装置。
  9. 【請求項9】前記ツルーイング方法または前記ツルーイ
    ング装置は、所定時間間隔でオンとオフを繰り返して前
    記導電性砥石に所定の電解をかけて、前記ツルーイング
    工具を使用して前記導電性砥石をツルーイングすること
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    ツルーイング方法またはツルーイング装置。
  10. 【請求項10】前記ツルーイング方法または前記ツルー
    イング装置は、前記ツルーイング工具を使用した前記導
    電性砥石のツルーイングを、前記電解インプロセスドレ
    ッシング研削法による前記被加工材の加工中に行うこと
    を特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の
    ツルーイング方法またはツルーイング装置。
  11. 【請求項11】前記ツルーイング方法または前記ツルー
    イング装置は、前記導電性砥石に電解をかけない状態で
    の前記ツルーイング工具による前記導電性砥石のツルー
    イングと、前記ツルーイング工具による前記導電性砥石
    のツルーイングを停止して当該導電性砥石に所定の電解
    をかける電解ドレッシングと、を交互に行って、前記導
    電性砥石をツルーイングすることを特徴とする請求項1
    から請求項7のいずれかに記載のツルーイング方法また
    はツルーイング装置。
  12. 【請求項12】前記ツルーイング方法または前記ツルー
    イング装置は、前記導電性砥石、前記ツルーイング工具
    及び前記切削液のうち少なくとも一つを所定温度に加熱
    して、前記導電性砥石のツルーイングを行うことを特徴
    とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のツル
    ーイング方法またはツルーイング装置。
  13. 【請求項13】前記ツルーイング工具は、Co、Cr、
    Fe、Mn、Mo、Nb、Ni、Si、Ta、Th、T
    i、V、Wのうちの少なくとも1種類以上の元素を、前
    記材料または前記結合剤として形成されていることを特
    徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載のツ
    ルーイング方法またはツルーイング装置。
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