JPH11114469A - レジスト塗布装置 - Google Patents

レジスト塗布装置

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Publication number
JPH11114469A
JPH11114469A JP27731897A JP27731897A JPH11114469A JP H11114469 A JPH11114469 A JP H11114469A JP 27731897 A JP27731897 A JP 27731897A JP 27731897 A JP27731897 A JP 27731897A JP H11114469 A JPH11114469 A JP H11114469A
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JP
Japan
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resist
roll
coating
groove
coating roll
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Application number
JP27731897A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ofuji
義洋 大藤
Takeshi Nagaya
健 長屋
Yukio Ichimura
幸雄 市村
Kazuhiro Kono
和洋 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レジスト塗布部等で発生した異物をレジスト循
環系で除去してガラス基板の塗膜への混入を防止する。 【解決手段】レジスト受け皿に貯留したレジスト溶液に
一部を没して回転するレジスト塗布ロール3の下面部分
を受けてレジスト塗布ロールの変形を防ぐ凹面受け部を
形成した支え部材6の内面の長手方向にわたってレジス
ト塗布ロールの回転方向と交差する溝6cを形成し、こ
の溝6c内にレジスト吐出管7aの開口端を位置させる
ことにより溝6cに沿ってレジスト溶液を循環させて当
該溝内に存在する異物を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスト塗布装置
に係り、特にガラス板等の基板にフォトレジストやカラ
ーフィルタ用のレジスト、あるいは各種の絶縁膜、保護
膜等を形成するためのレジストを均一な薄膜状に塗布す
るためのレジスト塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のレジスト等のスラリを
ガラス板等の薄い基板の表面に均一に塗布するレジスト
塗布装置は、例えば液晶パネルを構成するガラス基板の
一面に顔料等のカラーフィルタ用の着色剤を含有したフ
ォトレジストの塗布手段として知られている。
【0003】特に、液晶表示素子用のガラス基板にフォ
トレジストを塗布する際に、ガラス基板内の膜厚分布の
偏りを低減することと、塗布した薄膜中に異物が混入す
るのを防止する必要がある。
【0004】なお、以下において「レジスト」は、写真
蝕刻用フォトレジストやカラーフィルタ用のカラーレジ
スト、あるいは絶縁膜、保護膜、その他の有機樹脂膜材
料を言う。
【0005】図5は既知のレジスト塗布装置の要部構造
を説明する模式的斜視図であって、1はガラス基板、2
は押さえロール、3はレジスト塗布ロール(以下、単に
塗布ロールとも言う)、5はレジスト溶液を貯留するレ
ジスト受け皿、6はロール支え部材、8は押さえロール
駆動モータ、9は塗布ロール駆動モータ、10は基板搬
入部、10aは搬入ローラ、11は基板搬出部、11a
は搬出ローラ、20はレジスト塗布部である。
【0006】レジスト塗布部20は、押さえロール2、
塗布ロール3、レジスト受け皿5、押さえロール駆動モ
ータ8、レジスト塗布ロール駆動モータ9を備えてお
り、基板搬入部10は複数の搬入ローラ10aを、基板
搬出部11は搬出ローラ11aを備えている。
【0007】押さえロール2と塗布ロール3とは上下に
対向するように、かつ塗布ロール3は押さえロール2の
下方に配置されて、塗布ロール3によってレジスト受皿
5に貯留されたレジスト溶液が汲み上げられ、ガラス基
板1の下面に塗布されるようになっている。
【0008】すなわち、塗布ロール3は剛性を有する軸
芯に所要の径の細線(スレンレス鋼等のワイヤ)を巻回
してなり、レジスト受け皿5に少なくともその一部が浸
漬するように配置され、レジスト受皿5に満たされたレ
ジスト溶液を、その回転により巻き込んで汲み上げ、こ
れをガラス基板1に接触させて塗布する。このレジスト
溶液は、例えば顔料等の着色剤を含有した有機樹脂材料
からなる。
【0009】塗布ロール3の軸芯にはレジスト塗布ロー
ル駆動モータ9の回転軸に連結され、また押さえロール
2の軸芯には、押さえロール駆動モータ8の回転軸が連
結されて、塗布ロール3と押さえロール2の回転間隙を
通過してガラス基板1が搬送されるようになっている。
なお、上記塗布ロール3と押さえロール2とを単一の駆
動モータ機構で回転させるようにすることもできる。
【0010】複数の搬入ローラ10aと搬出ローラ11
aは略等間隔に設置されており、ガラス基板1がこれら
のローラに沿って搬入されてレジスト塗布部20を通過
して搬出されるように構成されている。
【0011】図6は図5に示したレジスト塗布装置の塗
布メカニズムを説明するための模式図であって、4はレ
ジスト溶液、4aは塗布ロール3で汲み上げられたレジ
スト溶液溜まり、4bは塗布されたレジスト塗膜、6は
レジスト塗布ロール3を水平に保持するロール支え部
材、7aはレジスト循環のための吐出管である。なお、
受皿5中のレジスト溶液の補給系は図示を省略してあ
る。
【0012】図示したように、ガラス基板1は塗布ロー
ル3と押さえロール2の対向部に搬入され、押さえロー
ル2の押圧力で塗布ロール3に押し付けられながら矢印
A方向に進行する。
【0013】レジスト受皿5に貯留されたレジスト溶液
4は塗布ロール3の回転で汲み上げられ、ガラス基板1
の搬入側にレジスト溶液溜まり4aを形成する。このレ
ジスト溶液溜まり4aがガラス基板1に接触して塗布さ
れる。
【0014】ガラス基板1はその裏面にレジスト溶液が
塗布されて塗布ロール3を通過して搬出されるとき、当
該塗布ロール3は塗布されたレジスト溶液の余剰分を掻
き落として所要の厚さのレジスト塗膜4bを形成する。
【0015】このレジスト塗膜4bの厚さは、レジスト
溶液の粘度、ガラス基板1の搬送速度、レジスト塗布ロ
ール3の直径とその巻回ワイヤーのサイズ(線径、巻回
ピッチ)、および周速度等の諸条件で決定される。
【0016】また、塗布ロール3を軸方向に平行に保持
する支え部材6はレジスト溶液の受け皿5に固定され、
その回転受け部分の形状も使用される塗布ロール3の形
状(直径、巻き付けたワイヤーのサイズ)に合わせて形
成されており、レジストの種類の切替え(カラーフィル
タの色切替え、等)を行なう場合、あるいは塗布するレ
ジストの膜厚を変更したい場合は塗布ロール3および支
え部材6と共にレジストの受け皿5も一緒に交換して塗
布を行なっている。
【0017】すなわち、塗布ロール3は支え部材6に形
成された受け部分(円筒状凹面)に支えられて回転す
る。
【0018】また、吐出管7aはレジスト循環路を構成
し、レジスト受け皿5中のレジスト溶液を図示しないポ
ンプおよびフィルタを介して循環することでレジスト溶
液の構成成分の均一化と異物の除去を行っている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図7は上記従来のレジ
スト塗布装置の塗布部を構成する塗布ロールと支え部材
を説明する要部斜視図である。
【0020】液晶パネルのカラーフィルタ等の薄層を形
成するための従来のレジスト塗布装置においては、塗布
ロール3はステンレス製の軸芯の中央部分(塗布に関与
する領域)にステンレス製のワイヤー3aを巻回し、こ
の部分を塗布領域とし、その両端部分は支持部を構成し
ている。
【0021】一方、支え部材6は硬質樹脂等で形成され
た本体部6aとこの本体部を受皿の内底に固定する基体
部6bとからなり、レジスト循環のための吐出管7aと
吸入管7bが支え部材6の外側に配置されている。
【0022】この塗布ロール3と支え部材6とは基板が
通過しない状態では一般に0〜50μm程度の間隙で回
転するようになっている。基板が通過するレジスト塗布
状態では、図6に示した押えロール2による押圧で塗布
ロール3が撓んで支え部材と密着し、支え部材6が摩耗
して異物が発生し、これが貯留されたレジスト溶液に混
入する。レジスト溶液に混入した異物は塗布ロール3の
回転で巻き上げられ、ガラス基板1に形成したレジスト
塗膜に残留し、これが膜不良の原因となる。
【0023】図8は塗布ロールと支え部材の摩耗で発生
した異物がガラス基板のレジスト塗膜に残留する様子を
説明する模式図である。
【0024】受皿に貯留したレジスト溶液4は支え部材
6上で回転する塗布ロール3のより巻き上げられてガラ
ス基板1の進入側でレジスト溜まり4aを形成し、この
レジスト溜まり4aがガラス基板1にレジスト塗膜4b
を形成する。
【0025】ガラス基板1は図示しない押えロールで上
方から押圧されて支え部材6と密着し、支え部材6との
接触部分を摩耗させる。この摩耗で発生した異物はレジ
スト溶液4中に混入し、塗布ロール3で巻き上げられて
レジスト塗膜4bに残留する。また、この異物は支え部
材6の凹面受け部や塗布ロールそのものを損傷する恐れ
もある。
【0026】塗布されたレジスト塗膜中に異物が残留す
ると、液晶表示素子ではフィルタの形成不良となると言
う問題があった。
【0027】なお、レジスト溶液中に混入する異物は、
支え部材の摩耗に原因するものに限らず、ワイヤーの欠
損でも発生し、さらに外部から侵入するものもある。
【0028】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、レジスト塗布部等で発生した異物をレジスト循
環系で除去することにより、塗膜への異物残留を防止し
たレジスト塗布装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、レジスト塗布ロールを支える支え部材
の凹面受け部の内面に溝を形成すると共に、この溝の中
にレジスト循環用のレジスト溶液吐出管を配置し、溝の
中にレジスト溶液の流れを作り、溝の中に溜まる異物を
流し出、レジスト循環系でレジスト受け皿から排出する
構成とした。
【0030】すなわち、本発明は、レジスト溶液を貯留
するレジスト受け皿と、レジスト受け皿に貯留したレジ
スト溶液に一部を没して回転するレジスト塗布ロール
と、レジスト塗布ロールの下面部分を受けて前記レジス
ト塗布ロールの変形を防ぐ凹面受け部を形成した支え部
材と、押さえロールとからなるレジスト塗布部を備え、
前記レジスト受け皿にレジスト吐出管とレジスト吸入管
を設置してレジスト溶液を循環させながら前記押さえロ
ールと前記レジスト塗布ロールとの間にガラス基板を通
過させ、前記レジスト受け皿に貯留されたレジスト溶液
を前記レジスト塗布ロールの回転によって巻き上げて前
記ガラス基板に接触させることにより前記ガラス基板に
レジスト溶液を塗布するレジスト塗布装置において、前
記支え部材の凹面受け部の内面の長手方向にわたって、
前記レジスト塗布ロールの回転方向と交差する溝を有
し、前記溝内に前記レジスト吐出管の開口端を位置させ
ることにより前記溝に沿ってレジスト溶液を循環させて
当該溝内に存在する異物を前記レジスト受け皿から排出
するようにしたものである。
【0031】なお、溝の形状は断面矩形に限らず、断面
が円形、多角形、その他レジスト溶液の流通と吐出管の
設置に適当であれば、その形状は問わず、また、その形
成位置も凹面受け部の底部中央に限らず、その側壁に形
成してもよい。
【0032】溝の中に設置するレジスト吐出管の開口端
は、当該溝の前端部、もしくは後端部で当該レジスト塗
布ロールの塗布領域から外れた位置とするのが好まし
く、レジスト吐出管の開口端を前記溝のレジスト溶液流
の上流で当該レジスト塗布ロールの長手方向塗布領域か
ら外れた部位、またはレジスト吐出管の開口端を前記溝
のレジスト溶液流の下流で当該レジスト塗布ロールの長
手方向塗布領域から外れた部位に位置させるのが望まし
い。
【0033】また、支え部材の材質は高剛性の樹脂材で
もよいがステンレス材を用いることで溝を形成したこと
による剛性低下を効果的に防止できる。しかし、樹脂材
であっても、溝を形成しても塗布ロールの撓みに十分に
耐えることのできるものであればい。
【0034】この構成により、レジスト塗布作業中に押
さえロールによる押圧力でレジスト塗布ロールと支え部
材の磨耗に起因する異物や、その他の原因でレジスト溶
液中に混入した異物がレジスト塗布ロールのレジスト溶
液汲み上げられることがなく、したがって、ガラス基板
に形成した塗膜の膜欠陥の発生を回避できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は本発明によるレジスト塗布装置の第
1実施例の説明図であって、(a)はレジスト塗布ロー
ルと支え部材およびレジスト吐出管の構成を説明する要
部斜視図、(b)は(a)に示した各構成要素の位置関
係の説明図である。
【0037】レジスト塗布ロール3は図7で説明したよ
うに、塗布領域となるワイヤー3aの巻回部分を持ち、
長手方向にわたって支え部材6の本体部6aに形成した
凹面受け部に着座し、レジスト溶液を潤滑材として回転
する。
【0038】支え部材6は、少なくともその本体部6a
は大きな剛性を有する材料で構成される。この実施例で
はステンレス材を用い、その凹面受け部の底面に溝6c
を形成している。この溝6cは支え部材6の長手方向全
域にわたって形成され、両端は受皿中に開放している。
【0039】溝6cは断面が矩形状を呈し、塗布ロール
3の塗布領域(ワイヤー3aの巻回部分)から外側に外
れた位置にレジスト循環のためのレジスト吐出管7aの
開口部が位置するように当該レジスト吐出管7aを溝6
c内に設置している。
【0040】図2は本発明によるレジスト塗布装置の第
1実施例におけるレジスト塗布ロールと支え部材に形成
した溝およびレジスト吐出管の開口端の位置関係を説明
する概略断面図である。
【0041】塗布ロール3は支え部材6の本体部6bに
形成した凹面受け部に着座して回転し、当該凹面受け部
の底部に形成した溝6cに設置したレジスト吐出管7a
の開放端P0 が支え部材6の一端P1 と塗布ロール3の
塗布領域(ワイヤー3aの巻回部)の端部P2 の間に位
置している。なお、塗布ロール3の塗布領域と支持部の
間の段差部分にレジスト吐出管7aの開口端を位置させ
ることもできるが、レジスト溶液の流れ(矢印Bで示
す)が当該段差で阻害されてスムーズな流れを形成しな
い恐れがあるため、好ましくは上記段差部分を避けた位
置に配置するのがよい。
【0042】塗布ロール3と支え部材6の摩擦によって
生じる異物は溝6c内に落ち、これをレジスト吐出管7
aの開口から吐出されるレジスト溶液で溝内を通して当
該溝6cの他端(下流側)から受け皿に流し出される。
【0043】溝6cから受け皿に流れ出たレジスト溶液
は図示しない吸入管で吸入され、レジスト循環系に設け
たフィルタを通る際に混入している異物が除去される。
【0044】この実施例の構成により、ガラス基板に塗
布されたレジスト塗膜の膜不良が回避され、かつ支え部
材の凹面受け部や塗布ロールの損傷が防止される。
【0045】図3は本発明によるレジスト塗布装置の第
2実施例を説明するレジスト塗布ロールと支え部材に形
成した溝およびレジスト吐出管の開口端の位置関係を説
明する概略断面図である。
【0046】この実施例では、前記第1実施例と同様
に、塗布ロール3は支え部材6の本体部6bに形成した
凹面受け部に着座して回転する。そして、当該凹面受け
部の底部に形成した溝6cに設置したレジスト吐出管7
aの開放端P0 が支え部材6の他端P4 と塗布ロール3
の塗布領域(ワイヤー3aの巻回部)の他端部P3 の間
に位置している。
【0047】なお、この実施例でも、塗布ロール3の塗
布領域と支持部の間の段差部分にレジスト吐出管7aの
開口端を位置させることもできるが、レジスト溶液の流
れ(矢印Bで示す)が当該段差で阻害されてスムーズな
流れを形成しない恐れがあるため、好ましくは上記段差
部分を避けた位置に配置するのがよい。
【0048】塗布ロール3と支え部材6の摩擦によって
生じる異物は溝6c内に落ち、これをレジスト吐出管7
aの開口から吐出されるレジスト溶液の流れに引きずら
れて溝6c内を通して当該溝6cの他端から受け皿5に
流し出される。
【0049】溝6cから受け皿5に流れ出た異物を含む
レジスト溶液は図示しない吸入管で吸入され、レジスト
循環系に設けたフィルタを通る際に混入している異物が
除去される。
【0050】この実施例の構成により、ガラス基板に塗
布されたレジスト塗膜の膜不良が回避され、かつ支え部
材の凹面受け部や塗布ロールの損傷が防止される。
【0051】図4はレジスト塗布装置における受け皿内
に貯留されたレジスト溶液の補給系と循環系の一例を説
明する要部模式図であって、符号1〜7は前記図1〜図
3と同様の構成部材を指し、21は液面センサ、22は
制御装置、23はレジスト補給ポンプ、24はレジスト
容器、25はフィルタ、26は供給管、27はレジスト
循環ポンプ、28はフィルタである。
【0052】この構成では、レジスト循環系とレジスト
補給系は別個の系とされており、レジスト循環系はレジ
スト循環ポンプ27とフィルタ28および循環管(吐出
管7a、吸入管7b)とからなり、レジスト補給系は液
面センサ21、制御装置22、レジスト補給ポンプ2
3、レジスト容器24、フィルタ25および供給管26
から構成されている。
【0053】受け皿5に貯留されたレジスト溶液4はレ
ジスト循環ポンプ27とフィルタ28を備えたレジスト
循環装置により常時循環され、受け皿4内のレジスト溶
液の均質性を保つようにしている。
【0054】そして、受け皿5にはレジスト補給ポンプ
23とフィルタ25およびレジスト容器24を備えたレ
ジスト補給装置が設置されており、ガラス基板1への塗
布によるレジスト溶液の減量に応じてレジスト溶液の補
給を行い、受け皿5内のレジスト溶液4の液面が一定と
なるようにしている。
【0055】上記受け皿5に貯留されるレジスト溶液の
液面を一定に保つための液面制御は、受け皿5に貯留さ
れたレジスト溶液4の液面に例えば光反射式の液面セン
サ21からレーザ光を照射し、その反射光を検出するこ
とで非接触で得た液面下降信号を制御装置22に与え、
制御装置22に予め設定してある基準値との照合演算に
よって補給必要量を算出し、この演算結果で補給ポンプ
23を作動させてレジスト容器24からレジスト溶液を
受け皿5に補給する構成を採用している。
【0056】また、レジスト循環系を構成する吐出管7
aの開口端部は、前記各実施例で説明したように、塗布
ロール3の支え部材6の形成した溝内に設置され、レジ
スト循環ポンプ27によって当該溝内の異物を受皿5内
に流し出し、これを受皿5の適宜の部分に開口部設置し
た吸入管7bで吸入してフィルタ28を通すことでレジ
スト溶液から異物を除去する。
【0057】なお、受け皿5内のレジスト溶液4の粘度
調整のために、粘度検出手段や溶剤添加手段が設置され
るがここでは省略してある。
【0058】このように、本発明の実施例の構成によ
り、特に塗布ロールと支え部材の摩擦で生じる異物がガ
ラス基板に塗布したレジスト塗膜に混入するのを防止で
き、高品質のレジスト塗膜を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レジスト塗布ロールを保持する支え部材の当該塗布ロー
ルを受ける凹面受け部に溝を形成し、この溝内にレジス
ト溶液の流れを作ることによって、当該溝に入り込んだ
異物がガラス基板との間に形成されるレジスト溜まりに
巻き上げられることがなく、形成されたレジスト塗膜の
膜不良の発生を防止でき、高品質の塗膜を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレジスト塗布装置の第1実施例の
説明図である。
【図2】本発明によるレジスト塗布装置の第1実施例に
おけるレジスト塗布ロールと支え部材に形成した溝およ
びレジスト吐出管の開口端の位置関係を説明する概略断
面図である。
【図3】本発明によるレジスト塗布装置の第2実施例を
説明するレジスト塗布ロールと支え部材に形成した溝お
よびレジスト吐出管の開口端の位置関係を説明する概略
断面図である。
【図4】レジスト塗布装置における受け皿内に貯留され
たレジスト溶液の補給系と循環系の一例を説明する要部
模式図である。
【図5】レジスト塗布装置の要部構造を説明する模式的
斜視図である。
【図6】図5に示したレジスト塗布装置の塗布メカニズ
ムを説明するための模式図である。
【図7】従来のレジスト塗布装置の塗布部を構成する塗
布ロールと支え部材を説明する要部斜視図である。
【図8】塗布ロールと支え部材の摩耗で発生した異物が
ガラス基板のレジスト塗膜に残留する様子を説明する模
式図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 押さえロール 3 レジスト塗布ロール 4 レジスト溶液 5 レジスト受け皿 6 支え部材 6a 本体部 6b 基体部 6c 溝 7 レジスト循環管 7a 吐出管 7b 吸入管 8 押さえロール駆動モータ 9 塗布ロール駆動モータ 10 基板搬入部 10a 搬入ローラ 11 基板搬出部 11a 搬出ローラ 20 レジスト塗布部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01L 21/027 H01L 21/30 564Z (72)発明者 市村 幸雄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 河野 和洋 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジスト溶液を貯留するレジスト受け皿
    と、レジスト受け皿に貯留したレジスト溶液に一部を没
    して回転するレジスト塗布ロールと、レジスト塗布ロー
    ルの下面部分を受けて前記レジスト塗布ロールの変形を
    防ぐ凹面受け部を形成した支え部材と、押さえロールと
    からなるレジスト塗布部を備え、前記レジスト受け皿に
    レジスト吐出管とレジスト吸入管を設置してレジスト溶
    液を循環させながら前記押さえロールと前記レジスト塗
    布ロールとの間にガラス基板を通過させ、前記レジスト
    受け皿に貯留されたレジスト溶液を前記レジスト塗布ロ
    ールの回転によって巻き上げて前記ガラス基板に接触さ
    せることにより前記ガラス基板にレジスト溶液を塗布す
    るレジスト塗布装置において、 前記支え部材の凹面受け部の内面の長手方向にわたって
    前記レジスト塗布ロールの回転方向と交差する溝を有
    し、前記溝内に前記レジスト吐出管の開口端を位置させ
    ることにより前記溝に沿ってレジスト溶液を循環させて
    当該溝内に存在する異物を排出することを特徴とするレ
    ジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】前記レジスト吐出管の開口端を前記溝のレ
    ジスト溶液流の上流で当該レジスト塗布ロールの長手方
    向塗布領域から外れた部位に位置させたことを特徴とす
    る請求項1に記載のレジスト塗布装置。
  3. 【請求項3】前記レジスト吐出管の開口端を前記溝のレ
    ジスト溶液流の下流で当該レジスト塗布ロールの長手方
    向塗布領域から外れた部位に位置させたことを特徴とす
    る請求項1に記載のレジスト塗布装置。
JP27731897A 1997-10-09 1997-10-09 レジスト塗布装置 Pending JPH11114469A (ja)

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