JPH11114453A - 気液分離装置 - Google Patents
気液分離装置Info
- Publication number
- JPH11114453A JPH11114453A JP27785897A JP27785897A JPH11114453A JP H11114453 A JPH11114453 A JP H11114453A JP 27785897 A JP27785897 A JP 27785897A JP 27785897 A JP27785897 A JP 27785897A JP H11114453 A JPH11114453 A JP H11114453A
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- gas
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- pipe part
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦管部内で上方から下方へ流れる液体中に混
入した気泡を容易に分離する。 【解決手段】 縦管部5a内に案内体21が挿入され、
この案内体21は、板材を、縦管部5aの軸心24を中
心に旋回しかつ軸心24の方向へ延びる螺旋状に形成し
たものである。これによると、案内体21によって縦管
部5a内に螺旋状の流路が形成され、液体は案内体21
に案内されて縦管部5a内を旋回しながら流れるため、
液体の流路が直線距離に比べて長くなり、螺旋状の流路
内で液体中の小さな気泡が集まって大きな気泡が形成さ
れる。その結果、個々の気泡の浮力が増すため、これら
気泡が縦管部5a内で液体から分離し、浮力によって上
昇して縦管部5aの入口部22から放出され、液体のみ
が縦管部5a内で上方から下方へ流れる。
入した気泡を容易に分離する。 【解決手段】 縦管部5a内に案内体21が挿入され、
この案内体21は、板材を、縦管部5aの軸心24を中
心に旋回しかつ軸心24の方向へ延びる螺旋状に形成し
たものである。これによると、案内体21によって縦管
部5a内に螺旋状の流路が形成され、液体は案内体21
に案内されて縦管部5a内を旋回しながら流れるため、
液体の流路が直線距離に比べて長くなり、螺旋状の流路
内で液体中の小さな気泡が集まって大きな気泡が形成さ
れる。その結果、個々の気泡の浮力が増すため、これら
気泡が縦管部5a内で液体から分離し、浮力によって上
昇して縦管部5aの入口部22から放出され、液体のみ
が縦管部5a内で上方から下方へ流れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば下水処理
設備等に設けられた縦方向の管体内で、上方から下方へ
流れる液体中に混入した気体を分離する気液分離装置に
関する。
設備等に設けられた縦方向の管体内で、上方から下方へ
流れる液体中に混入した気体を分離する気液分離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図6に示すように、下水処
理設備の上流側の反応槽1と下流側の沈殿槽2との間に
は調圧タンク3が設けられ、反応槽1と調圧タンク3と
の間は流入管4で接続され、調圧タンク3と沈殿槽2と
の間は流出管5で接続されている。上記調圧タンク3内
には、上流側と下流側とを分ける堰体6が設けられ、こ
の堰体6の上端と流入管4の流入口7とは共に同一レベ
ルHsに設定されている。
理設備の上流側の反応槽1と下流側の沈殿槽2との間に
は調圧タンク3が設けられ、反応槽1と調圧タンク3と
の間は流入管4で接続され、調圧タンク3と沈殿槽2と
の間は流出管5で接続されている。上記調圧タンク3内
には、上流側と下流側とを分ける堰体6が設けられ、こ
の堰体6の上端と流入管4の流入口7とは共に同一レベ
ルHsに設定されている。
【0003】また、上記流出管5は、調圧タンク3から
下向きに垂下された縦管部5aと、この縦管部5aの下
端から水平に連設されて沈殿槽2に接続される横管部5
bとで構成されている。また、上記反応槽1内と調圧タ
ンク3内には、分岐したエアパージ配管8a,8bを介
して、空気供給装置9(コンプレッサ等)から空気が供
給される。このうち空気供給装置9から反応槽1内へ挿
入された一方のエアパージ配管8aの先端は上記流入口
7よりも距離haだけ上方に位置している。
下向きに垂下された縦管部5aと、この縦管部5aの下
端から水平に連設されて沈殿槽2に接続される横管部5
bとで構成されている。また、上記反応槽1内と調圧タ
ンク3内には、分岐したエアパージ配管8a,8bを介
して、空気供給装置9(コンプレッサ等)から空気が供
給される。このうち空気供給装置9から反応槽1内へ挿
入された一方のエアパージ配管8aの先端は上記流入口
7よりも距離haだけ上方に位置している。
【0004】これによると、反応槽1内の水位が流入口
7のレベルHsから高さHだけ上昇した場合、上記一方
のエアパージ配管8aの先端にはH−ha=hxの水頭
圧が作用するため、上記他方のエアパージ配管8bから
圧力hxの空気が調圧タンク3内に供給され、調圧タン
ク3内の圧力Pは、P=hxとなる。したがって、上記
レベルHsを基準にした調圧タンク3内の水位をhyと
すると、上記反応槽1内のレベルHsに作用する圧力と
調圧タンク3内のレベルHsに作用する圧力とがバラン
スするには、 H=ha+hx=hy+P となり、これにより、 hy=ha+hx−P=ha となり、反応槽1内の水位Hが変化しても、調圧タンク
3内の堰体6の上流側の水位は常に一定レベル(すなわ
ちHs+ha)となる。したがって、堰体6を超えて沈
殿槽2へ流れ込む流量を常に一定量に保持していた。こ
の際、調圧タンク3内の圧力はP=hxであるため、流
出管5内の水位は沈殿槽2内の水位に比べて、上記水頭
圧hxだけ低いレベルになった。
7のレベルHsから高さHだけ上昇した場合、上記一方
のエアパージ配管8aの先端にはH−ha=hxの水頭
圧が作用するため、上記他方のエアパージ配管8bから
圧力hxの空気が調圧タンク3内に供給され、調圧タン
ク3内の圧力Pは、P=hxとなる。したがって、上記
レベルHsを基準にした調圧タンク3内の水位をhyと
すると、上記反応槽1内のレベルHsに作用する圧力と
調圧タンク3内のレベルHsに作用する圧力とがバラン
スするには、 H=ha+hx=hy+P となり、これにより、 hy=ha+hx−P=ha となり、反応槽1内の水位Hが変化しても、調圧タンク
3内の堰体6の上流側の水位は常に一定レベル(すなわ
ちHs+ha)となる。したがって、堰体6を超えて沈
殿槽2へ流れ込む流量を常に一定量に保持していた。こ
の際、調圧タンク3内の圧力はP=hxであるため、流
出管5内の水位は沈殿槽2内の水位に比べて、上記水頭
圧hxだけ低いレベルになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、堰体6の上端から流出管5の縦管部5a
内の水面までの落差Lが大きいため、堰体6を超えて下
流側へ流れ込んだ下水が上記縦管部5a内の水面まで落
下する際、図7に示すように、下水中に空気が巻き込ま
れて混入し、流出管5内が乱流となり、下水とともに空
気の気泡10が多量に沈殿槽2内に流れ込んでしまうと
いった問題があった。このような問題は、流出管5内の
流速が高いほど顕著になるため、流出管5内の流速を上
げることができなかった。
従来形式では、堰体6の上端から流出管5の縦管部5a
内の水面までの落差Lが大きいため、堰体6を超えて下
流側へ流れ込んだ下水が上記縦管部5a内の水面まで落
下する際、図7に示すように、下水中に空気が巻き込ま
れて混入し、流出管5内が乱流となり、下水とともに空
気の気泡10が多量に沈殿槽2内に流れ込んでしまうと
いった問題があった。このような問題は、流出管5内の
流速が高いほど顕著になるため、流出管5内の流速を上
げることができなかった。
【0006】本発明は、管体内で上方から下方へ流れる
液体中に混入した気体を容易に分離することを目的とす
るものである。
液体中に混入した気体を容易に分離することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における気液分離装置は、縦方向の管体内
で上方から下方へ流れる液体中に混入した気体を分離す
る気液分離装置であって、上記管体に対して挿脱自在な
案内体と、この案内体に設けられて上記管体の入口部に
対して係脱自在な係合部材とを有し、上記案内体は、板
材を、管体軸心を中心に旋回しかつ管体軸心方向へ延び
る螺旋状に形成したものである。
に本第1発明における気液分離装置は、縦方向の管体内
で上方から下方へ流れる液体中に混入した気体を分離す
る気液分離装置であって、上記管体に対して挿脱自在な
案内体と、この案内体に設けられて上記管体の入口部に
対して係脱自在な係合部材とを有し、上記案内体は、板
材を、管体軸心を中心に旋回しかつ管体軸心方向へ延び
る螺旋状に形成したものである。
【0008】これによると、案内体によって管体内に螺
旋状の流路が形成され、液体は案内体に案内されること
によって管体内を渦流となって旋回しながら流れる。こ
のため、液体の流路が直線距離に比べて長くなり、液体
中の小さな気泡が集まって大きな気泡が形成され、その
結果、個々の気泡の浮力が増すため、これら気泡が管体
内で液体から分離し、分離した気泡が浮力によって上昇
して管体の入口部から放出され、液体のみが管体内で上
方から下方へ流れる。
旋状の流路が形成され、液体は案内体に案内されること
によって管体内を渦流となって旋回しながら流れる。こ
のため、液体の流路が直線距離に比べて長くなり、液体
中の小さな気泡が集まって大きな気泡が形成され、その
結果、個々の気泡の浮力が増すため、これら気泡が管体
内で液体から分離し、分離した気泡が浮力によって上昇
して管体の入口部から放出され、液体のみが管体内で上
方から下方へ流れる。
【0009】また、案内体を管体内に挿入することによ
り、係合部材が管体の入口部に係合し、以って、案内体
は、管体内を落下することなく、係合部材を介して管体
の入口部側に支持される。これにより、気液分離装置を
容易に管体内に取付けることができる。さらに、係合部
材を管体の入口部から持ち上げることにより、案内体が
管体内から脱抜され、以って、気液分離装置を容易に管
体内から取り外すことができる。
り、係合部材が管体の入口部に係合し、以って、案内体
は、管体内を落下することなく、係合部材を介して管体
の入口部側に支持される。これにより、気液分離装置を
容易に管体内に取付けることができる。さらに、係合部
材を管体の入口部から持ち上げることにより、案内体が
管体内から脱抜され、以って、気液分離装置を容易に管
体内から取り外すことができる。
【0010】また、本第2発明における気液分離装置
は、縦方向の管体内で上方から下方へ流れる液体中に混
入した気体を分離する気液分離装置であって、上記管体
内に、板材を、管体軸心を中心に旋回しかつ管体軸心方
向へ延びる螺旋状に形成した案内体が設けられているも
のである。
は、縦方向の管体内で上方から下方へ流れる液体中に混
入した気体を分離する気液分離装置であって、上記管体
内に、板材を、管体軸心を中心に旋回しかつ管体軸心方
向へ延びる螺旋状に形成した案内体が設けられているも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。尚、従来と同一の部材は同
じ番号を付記し、その説明を省略する。
〜図4に基づいて説明する。尚、従来と同一の部材は同
じ番号を付記し、その説明を省略する。
【0012】流出管5の縦管部5a内には気液分離装置
20が設けられている。この気液分離装置20は、上記
縦管部5aに対して挿脱自在な案内体21と、この案内
体21に設けられて縦管部5aの入口部22に対して上
方から係脱自在な係合リング23(係合部材の一例)と
で構成されている。
20が設けられている。この気液分離装置20は、上記
縦管部5aに対して挿脱自在な案内体21と、この案内
体21に設けられて縦管部5aの入口部22に対して上
方から係脱自在な係合リング23(係合部材の一例)と
で構成されている。
【0013】上記案内体21は、板材を、縦管部5aの
軸心24を中心に旋回しかつ軸心24の方向へ延びる螺
旋状に形成したものである。図3に示すようにこの案内
体21の外径ODは縦管部5aの内径IDよりも僅かに
小さく形成され、図1に示すように上記案内体21の全
長Tは縦管部5aの内径IDの約4倍に形成され、図3
に示すように上記案内体21の幅Wは縦管部5aの内径
IDの約1/3倍に形成され、さらに、図2に示すよう
に案内体21のピッチPは縦管部5aの内径IDとほぼ
同一に形成されている。
軸心24を中心に旋回しかつ軸心24の方向へ延びる螺
旋状に形成したものである。図3に示すようにこの案内
体21の外径ODは縦管部5aの内径IDよりも僅かに
小さく形成され、図1に示すように上記案内体21の全
長Tは縦管部5aの内径IDの約4倍に形成され、図3
に示すように上記案内体21の幅Wは縦管部5aの内径
IDの約1/3倍に形成され、さらに、図2に示すよう
に案内体21のピッチPは縦管部5aの内径IDとほぼ
同一に形成されている。
【0014】上記係合リング23は案内体21の一端に
設けられ、上記係合リング23の外径は縦管部5aの内
径IDよりも大きく形成されている。以下に、上記構成
における作用を説明する。
設けられ、上記係合リング23の外径は縦管部5aの内
径IDよりも大きく形成されている。以下に、上記構成
における作用を説明する。
【0015】図4に示すように、案内体21によって縦
管部5a内に螺旋状の流路25が形成され、調圧タンク
3から堰体6を超えて縦管部5a内に流れ込んだ下水は
案内体21に案内されることにより渦流となって旋回し
ながら流れる。このため、下水の流路25が直線距離に
比べて長くなり、流路25内で下水中の小さな気泡が集
まって大きな気泡10が形成され、個々の気泡10の浮
力が増すため、これら気泡10が流路25内で下水から
分離し、分離した気泡10が縦管部5aの途中で浮力に
よって上昇し縦管部5aの入口部22から調圧タンク3
内へ放出され、気泡10がほとんど混入しない下水のみ
が流出管5から沈殿槽2へ供給される。
管部5a内に螺旋状の流路25が形成され、調圧タンク
3から堰体6を超えて縦管部5a内に流れ込んだ下水は
案内体21に案内されることにより渦流となって旋回し
ながら流れる。このため、下水の流路25が直線距離に
比べて長くなり、流路25内で下水中の小さな気泡が集
まって大きな気泡10が形成され、個々の気泡10の浮
力が増すため、これら気泡10が流路25内で下水から
分離し、分離した気泡10が縦管部5aの途中で浮力に
よって上昇し縦管部5aの入口部22から調圧タンク3
内へ放出され、気泡10がほとんど混入しない下水のみ
が流出管5から沈殿槽2へ供給される。
【0016】このように、気液分離装置20によって下
水中に混入した気泡10を分離することができるため、
下水とともに気泡10が多量に沈殿槽2内に流れ込んで
しまうことを防止することができ、したがって、流出管
5内の流速を従来よりも上げることができる。
水中に混入した気泡10を分離することができるため、
下水とともに気泡10が多量に沈殿槽2内に流れ込んで
しまうことを防止することができ、したがって、流出管
5内の流速を従来よりも上げることができる。
【0017】また、上記気液分離装置20の着脱は、図
1に示すように、案内体21を入口部22から縦管部5
a内に挿入することにより、係合リング23が上方から
入口部22に係合し、以って、案内体21は、縦管部5
a内を落下することなく、係合リング23を介して縦管
部5aの入口部22に支持される。これにより、気液分
離装置20を容易に縦管部5a内に取付けることができ
る。さらに、係合リング23を入口部22の上方へ持ち
上げることにより、案内体21が縦管部5a内から入口
部22の上方へ脱抜され、以って、気液分離装置20を
容易に流出管5内から取り外すことができる。
1に示すように、案内体21を入口部22から縦管部5
a内に挿入することにより、係合リング23が上方から
入口部22に係合し、以って、案内体21は、縦管部5
a内を落下することなく、係合リング23を介して縦管
部5aの入口部22に支持される。これにより、気液分
離装置20を容易に縦管部5a内に取付けることができ
る。さらに、係合リング23を入口部22の上方へ持ち
上げることにより、案内体21が縦管部5a内から入口
部22の上方へ脱抜され、以って、気液分離装置20を
容易に流出管5内から取り外すことができる。
【0018】上記実施の形態では、係合部材の一例とし
て係合リング23を用いたが、係合部材の他の例とし
て、図5に示すように、縦管部5aの入口部22に対し
て係脱自在な複数の係合片30を用いてもよい。これら
係合片30は、案内体21の一端に、周方向に均等に振
り分けられて設けられており、案内体21の外径ODか
ら外周方へ突出している。
て係合リング23を用いたが、係合部材の他の例とし
て、図5に示すように、縦管部5aの入口部22に対し
て係脱自在な複数の係合片30を用いてもよい。これら
係合片30は、案内体21の一端に、周方向に均等に振
り分けられて設けられており、案内体21の外径ODか
ら外周方へ突出している。
【0019】これによると、上記各係合片30を縦管部
5aの入口部22に対して上方から係脱させることで、
気液分離装置20を容易に縦管部5a内に着脱すること
ができる。
5aの入口部22に対して上方から係脱させることで、
気液分離装置20を容易に縦管部5a内に着脱すること
ができる。
【0020】上記実施の形態では、係合部材の一例とし
て係合リング23や係合片30を設けているが、これら
係合リング23や係合片30といった係合部材を設け
ず、案内体21を溶接等で縦管部5a内に一体的に固着
させた構成の気液分離装置であってもよい。
て係合リング23や係合片30を設けているが、これら
係合リング23や係合片30といった係合部材を設け
ず、案内体21を溶接等で縦管部5a内に一体的に固着
させた構成の気液分離装置であってもよい。
【0021】上記実施の形態では、気液分離装置20を
下水処理設備の流出管5に設けているが、家庭内の配管
やその他の施設の配管に設けてもよい。
下水処理設備の流出管5に設けているが、家庭内の配管
やその他の施設の配管に設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、案内体によ
って管体内に螺旋状の流路が形成され、液体は案内体に
案内されることによって管体内を渦流となって旋回しな
がら流れるため、液体の流路が直線距離に比べて長くな
り、上記螺旋状の流路内で液体中の小さな気泡が集まっ
て大きな気泡が形成される。その結果、個々の気泡の浮
力が増すため、これら気泡が管体内で液体から分離し、
分離した気泡が浮力によって上昇して管体の入口部から
放出され、液体のみが管体内で上方から下方へ流れる。
って管体内に螺旋状の流路が形成され、液体は案内体に
案内されることによって管体内を渦流となって旋回しな
がら流れるため、液体の流路が直線距離に比べて長くな
り、上記螺旋状の流路内で液体中の小さな気泡が集まっ
て大きな気泡が形成される。その結果、個々の気泡の浮
力が増すため、これら気泡が管体内で液体から分離し、
分離した気泡が浮力によって上昇して管体の入口部から
放出され、液体のみが管体内で上方から下方へ流れる。
【図1】本発明の実施の形態における気液分離装置の一
部切欠き正面図である。
部切欠き正面図である。
【図2】同、気液分離装置の斜視図である。
【図3】図1におけるA−A矢視図である。
【図4】同、気液分離装置による気泡と水との分離状態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における気液分離装置
の平面図である。
の平面図である。
【図6】従来の下水処理設備の配管の図である。
【図7】同、下水処理設備の配管内を流れる下水に気泡
が混入した状態を示す図である。
が混入した状態を示す図である。
5a 縦管部(管体) 10 気泡 20 気液分離装置 21 案内体 22 入口部 23 係合リング(係合部材) 24 軸心 30 係合片(係合部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 縦方向の管体内で上方から下方へ流れる
液体中に混入した気体を分離する気液分離装置であっ
て、上記管体に対して挿脱自在な案内体と、この案内体
に設けられて上記管体の入口部に対して係脱自在な係合
部材とを有し、上記案内体は、板材を、管体軸心を中心
に旋回しかつ管体軸心方向へ延びる螺旋状に形成したも
のであることを特徴とする気液分離装置。 - 【請求項2】 縦方向の管体内で上方から下方へ流れる
液体中に混入した気体を分離する気液分離装置であっ
て、上記管体内に、板材を、管体軸心を中心に旋回しか
つ管体軸心方向へ延びる螺旋状に形成した案内体が設け
られていることを特徴とする気液分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27785897A JPH11114453A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 気液分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27785897A JPH11114453A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 気液分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114453A true JPH11114453A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17589272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27785897A Pending JPH11114453A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 気液分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11114453A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146593A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-05-29 | Inst Fr Petrole | 炭化水素転換方法において使用されるガス・液体分離システム |
JP2013079821A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd | クエンチタンク及び液体金属ループ |
CN103285706A (zh) * | 2013-06-28 | 2013-09-11 | 广西大学 | 沼气超临界二氧化碳压缩液化的高压分离器 |
US9702018B2 (en) | 2013-02-27 | 2017-07-11 | Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems, Ltd. | Quench tank and liquid metal loop |
JP2019157465A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 株式会社三井E&Sホールディングス | ガス生産システム、及びガス生産方法 |
CN111544947A (zh) * | 2019-02-12 | 2020-08-18 | Fsp流动系统合伙控股股份公司 | 分离元件和单元,过滤器元件、壳体和装置以及方法 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27785897A patent/JPH11114453A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146593A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-05-29 | Inst Fr Petrole | 炭化水素転換方法において使用されるガス・液体分離システム |
JP2013079821A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd | クエンチタンク及び液体金属ループ |
US9702018B2 (en) | 2013-02-27 | 2017-07-11 | Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems, Ltd. | Quench tank and liquid metal loop |
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JP2019157465A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 株式会社三井E&Sホールディングス | ガス生産システム、及びガス生産方法 |
CN111544947A (zh) * | 2019-02-12 | 2020-08-18 | Fsp流动系统合伙控股股份公司 | 分离元件和单元,过滤器元件、壳体和装置以及方法 |
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