JPH11114184A - 遊技機用基板ボックス - Google Patents

遊技機用基板ボックス

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JPH11114184A
JPH11114184A JP28517297A JP28517297A JPH11114184A JP H11114184 A JPH11114184 A JP H11114184A JP 28517297 A JP28517297 A JP 28517297A JP 28517297 A JP28517297 A JP 28517297A JP H11114184 A JPH11114184 A JP H11114184A
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box
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board
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box body
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Makoto Nakamura
誠 中村
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板をボックスベースの所定位置に位置
決めすることにより、ボックスベースに被せられるボッ
クスカバーとボックスベースに載置される回路基板に立
設される仕切板とを確実に連結することができる遊技機
用基板ボックスを提供すること。 【解決手段】 制御回路基板6に仕切板65を取着した
後、その制御回路基板6の仕切板65取着面側をボック
ス本体3の底部35側方向へ押し込みつつ、制御回路基
板6をボックス本体3内部へ収納すると、ボックス本体
3の底部35に突設された各基板支持部材38および各
基板保持部材39の傾斜部38b,39bのテーパ面を
介して、制御回路基板6がボックス本体3の前後および
左右方向に位置決めされる。ボックス本体3の上方にボ
ックス蓋体4が覆設した後、ボックス蓋体4をスライド
させると、ボックス蓋体4の各通穴45と仕切板65の
各ねじ穴65bとが対向しつつ合致されて、かかる両者
はねじ部材B1によりねじ止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は回路基板を位置決
めして収納することができる遊技機用基板ボックスに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ機およびスロットマシ
ーン等の遊技機は、遊技盤に設けられる入賞装置および
表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主
流となっている。この入賞装置および表示装置の制御は
IC,LSI等の多数の電子部品を配設したロジック制
御回路基板またはマイクロコンピュータを有する制御回
路基板により行われ、この制御回路基板はボックスベー
スおよびボックスカバーを備えた基板ボックスに被包さ
れている。
【0003】この基板ボックスを用いて制御回路基板を
被包することにより、制御回路基板への接触行為等の不
正行為が防止されるが、基板ボックスには制御回路基板
のコネクタに接続される配線ケーブルを導出する導出口
を穿設しなければならず、かかる導出口から基板ボック
スに被包された制御回路基板に接触することができるた
め、制御回路基板への不正行為を充分に防止することが
できなかった。
【0004】そこで、導出口を閉鎖する仕切板(側壁
板)を用いて制御回路基板への接触行為を防止する方法
が提案されている。この方法は、制御回路基板上のコネ
クタ位置より内側位置に仕切板を立設することにより、
制御回路基板のコネクタ位置より内側に搭載された電子
部品等への接触が防止されるとともに、導出口を介して
制御回路基板上のコネクタに配線ケーブルを接続するこ
とができるのである。
【0005】また、かかる仕切板が立設された制御回路
基板を基板ボックス内に収納する場合、仕切板とボック
スベースに被せられるボックスカバーとがネジ止め等に
より連結される。この場合、ボックスカバーには通穴が
穿設され、仕切板には木ねじ等のねじ部材がねじ込まれ
るねじ穴が凹設されており、かかる通穴およびねじ穴を
対向させて、木ねじ等のねじ部材を通穴へ挿入して、ね
じ込むことにより、ボックスカバーと仕切板とを連結し
て、制御回路基板を基板ボックス内に被包することがで
きるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、ボッ
クスカバーはボックスベースに対して位置決めされて被
せられるが、ボックスカバーと連結される仕切板は、ボ
ックスベースに載置された制御回路基板に立設されてい
るので、ボックスカバーと仕切板とを正確に対向させる
ことが困難であるという問題点があった。ボックスカバ
ーと仕切板との対向位置が若干でもズレると、木ねじ等
のねじ部材をねじ込むことができず、両者を連結して制
御回路基板を基板ボックス内に被包することができない
のである。また、ボックスカバーと仕切板との対向位置
がズレた状態で、無理矢理に木ねじ等のねじ部材をねじ
込むと、ボックスカバーや仕切板に過剰な力が加わっ
て、両者を破損させてしまうのである。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、回路基板をボックスベースの所定
位置に位置決めすることにより、ボックスベースに被せ
られるボックスカバーとボックスベースに固着される回
路基板に立設される仕切板とを確実に連結することがで
きる遊技機用基板ボックスを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機用基板ボックスは、遊技機の
制御部品を搭載した回路基板が固着されるボックスベー
スと、そのボックスベースに被せられ、そのボックスベ
ースと共に前記回路基板を収納するボックスカバーとを
備え、前記回路基板を前記ボックスベースに固着する固
着部材と、その固着部材により前記ボックスベースに固
着される回路基板から前記ボックスカバーへ向けて立設
される仕切部材と、その仕切部材とボックスカバーとを
連結して、前記仕切部材および回路基板を介して前記ボ
ックスベースとボックスカバーとを結合する連結部材
と、その連結部材による連結を可能にするために、前記
回路基板を前記ボックスベースの所定位置に位置決めす
る位置決め部材とを備えている。
【0009】この請求項1記載の遊技機用基板ボックス
によれば、ボックスベースに回路基板を配置し、位置決
め部材により回路基板をボックスベースの所定位置に位
置決めする。回路基板の位置決め後、固着部材によって
回路基板をボックスベースに固着し、そのボックスベー
スにボックスカバーを被せて回路基板を収納する。この
回路基板は、固着部材によってボックスベースに固着さ
れる以前に、位置決め部材によりボックスベースの所定
位置に位置決めされているので、ボックスカバーが被せ
られると、ボックスカバーに向けて回路基板から立設さ
れた仕切部材とボックスカバーとが正確に対向し、連結
部材による両者の連結が可能となる。連結部材によって
仕切部材とボックスカバーとが連結されると、仕切部材
および回路基板を介してボックスベースとボックスカバ
ーとが結合される。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の遊技機用基板ボックスの一実施例である基板ボック
ス2を有するボックスユニット1の分解斜視図であり、
図2は、ボックスユニット1の配設された遊技機の一種
であるパチンコ機90の裏面の部分断面図である。図3
は、図2のIII−III線における平面部分断面図で
あり、図4は、図2のIV−IV線におけるボックスユ
ニット1を分解した平面断面図である。図5は、図3の
V−V線におけるボックスユニット1の裏面部分図であ
る。尚、図3に示す2点鎖線は、連接板8を介してボッ
クスユニット1が回転された状態を図示している。
【0011】図1に示すように、ボックスユニット1
は、遊技機の一種であるパチンコ機90(図2参照)の
遊技内容に関する制御プログラムやデータを記憶した制
御用ROM等の電子部品(制御部品)が搭載された制御
回路基板6を被包して封印するためのものである。この
ボックスユニット1は、主に、基板ボックス2と、取付
部材5とを備え、図2に示すパチンコ機90の遊技盤9
1の裏面に設けられた入賞球集合カバー92に取り付け
られている。尚、図1では、制御用ROM等の電子部品
は省略して図示している。
【0012】図1に示すように、基板ボックス2は、ボ
ックス本体3と、そのボックス本体3に覆設されるボッ
クス蓋体4とを備え、透明な高分子樹脂等で構成されて
いる。このボックス本体3およびボックス蓋体4は、い
ずれも略矩形皿状に形成されており、制御回路基板6を
ボックス本体3内に収納した状態で、互いの開口面を対
向させ合致(合体)させることにより、制御回路基板6
を基板ボックス2内に被包することができる。
【0013】ボックス本体3の左右両側壁外面には4つ
の中空円柱状の封印部材31がそれぞれ配設され、ボッ
クス蓋体4の左右両側壁外面には各封印部材31に対応
して4つの中空円柱状の封印部材41がそれぞれ配設さ
れている。この各封印部材31,41は制御回路基板6
への不正行為を防止するため基板ボックス2を封印する
部材であり、ボックス本体3の各封印部材31には封印
ねじ71の螺入されるナット部材72と、そのナット部
材72に螺入された封印ねじ71を係止する係止座金7
3とがそれぞれ設置される。尚、封印ねじ71は互いに
対向する一対の封印部材31,41内に螺入され両者を
連結する部材である。
【0014】この各封印部材31,41により基板ボッ
クス2を封印する場合、制御回路基板6をボックス本体
3内に収納した状態で、ボックス本体3にボックス蓋体
4を覆設して、各封印部材31,41を対向させて当接
する(図3参照)。各封印部材31,41の当接後、ボ
ックス蓋体4右側壁面の最後側に配設された封印部材4
1およびボックス蓋体4左側壁面の最前側に配設された
封印部材41に封印ねじ71をそれぞれ挿入し、これら
の封印ねじ71を各封印部材31内に設置されたナット
部材72へ螺入し続ける。この封印ねじ71の螺入が完
了すると、封印部材31内の係止座金73によって封印
ねじ71が抜き取り不可能な状態で係止される。その結
果、封印ねじ71により封印部材31と封印部材41と
が連結されて、基板ボックス2を封印することができ
る。
【0015】尚、図3に示すように、封印部材31の側
面部には封印ねじ71と同一種類の予備用封印ねじ74
を保持することができる。各予備用封印ねじ74は各封
印部材41と一体に形成された平板状の押さえ板41a
の一側面と当接しつつ各封印部材31に保持されるの
で、各予備用封印ねじ74が各封印部材31から外れ落
ちることを防止することができる。また、各予備用封印
ねじ74に当接する各押さえ板41aの側面は突出物の
ない平面状に形成されているので、ボックス蓋体4をボ
ックス本体3に対してスライドさせる場合に、予備用封
印ねじ74のボックス本体3側端部に押さえ板41aが
引っかかることなく当接させることができる。
【0016】また、図1に示すように、ボックス本体3
の後側壁外面の上方には、ボックス本体3の長手方向に
略等間隔で4つの枠状の係合枠37がボックス本体3の
外方へ向けて突設されている。この各係合枠37は略同
一形状にそれぞれ形成されており、その上面にはボック
ス蓋体4の後側壁面に突設された4つの係合部材43を
挿入するための挿入口37aがそれぞれ穿設されてい
る。ボックス蓋体4の各係合部材43は、その各先端部
分が側面視J字形にそれぞれ屈曲され、上述した各係合
枠37に対応しつつ略等間隔で隣接配置されている。こ
の各係合部材43の長手方向幅は各挿入口37aの長手
方向幅より幅狭に形成されており、各係合部材43が各
係合枠37の挿入口37aに挿入された場合に、挿入穴
37aおよび係合部材43の長手方向幅の差分長さだ
け、ボックス本体3に対してボックス蓋体4をその長手
方向(図7中、矢印A方向)へスライドさせることがで
きる。
【0017】次に、図1、図6および図7を参照して、
ボックス本体3内に形成された基板支持部材38および
基板保持部材39について説明する。尚、図6は、ボッ
クス本体3の底部35の左縁部分の拡大部分断面図であ
り、図7は、図2のVII−VII線における側断面図
である。また、図7では、制御回路基板6および取付部
材5を省略して図示し、図7中の矢印Aはボックス蓋体
4のスライド方向を図示している。
【0018】図1および図7に示すように、基板支持部
材38は、底部35の右側縁部分および左縁部分にそれ
ぞれ1つずつ突設されるとともに、底部35の後側縁部
分に2つ突設されている。これらの4つの基板支持部材
38は、略矩形状にそれぞれ形成されている。これらの
各基板支持部材38は、制御回路基板6の下面を支持す
るものであり、図6に示すように、矩形柱状に形成され
た基部38aと、その基部38aの上端面に一体形成さ
れた傾斜部38bとを備えている。この各基部38aの
高さ、即ち、底部35上面から各基部38aの上端面ま
での長さは、略同一長さに形成されており、各基部38
aの上端面と制御回路基板6の下面とが当接した場合
に、制御回路基板6をガタつかせることなく、水平状態
で支持することができる。また、制御回路基板6は各基
部38aによって底部35の上方に支持されるので、制
御回路基板6の下面とボックス本体3の底部35との当
接を防止することができる。
【0019】各基板支持部材38の傾斜部38bは、ボ
ックス蓋体4に穿設された各通穴45と、後述する仕切
板65に凹設された各ねじ穴65bとを対向させつつ合
致させるためのものである。この各傾斜部38bは、ボ
ックス本体3の底部35側へ向けて隆起しつつ下降傾斜
するテーパ面(傾斜面)を有しており、制御回路基板6
をボックス本体3内部に位置決めすることができる。即
ち、ボックス本体3へ制御回路基板6を収納する場合
に、その縁部分を各傾斜部38bのテーパ面に当接させ
つつ、ボックス本体3へ制御回路基板6を押し込むと、
かかるテーパ面を介して、制御回路基板6がボックス本
体3の前方向および左右方向へスライドするのである。
その結果、制御回路基板6がボックス本体3に対して前
後方向および左右方向に位置決めされ、仕切板65の各
ねじ穴65bはボックス蓋体4の各通穴45に対向しつ
つ合致する。このように、各通穴45および各ねじ穴6
5bを正確に合致させることにより、木ねじ等のねじ部
材B1を各通穴45へそれぞれ挿入して、各ねじ穴65
bへ容易にねじ込むことができるとともに、ねじ部材B
1の無理なねじ込みによるボックス蓋体4や仕切板65
の破損を防止することができる(図4参照)。
【0020】また、図6に示すように、ボックス本体3
の底部35後縁左端部には基板保持部材39が配設され
ており、図7に示すように、底部35の後縁右端部にも
同様に、基板保持部材39が配設されている。これらの
基板保持部材39は、それぞれ略同一形状に形成されて
おり、基板支持部材38とともに制御回路基板6を支持
しボックス本体3に固定するためのものである。各基板
保持部材39は略中空円柱状に形成された基部39aを
備え、その上端面には、制御回路基板6に穿設された各
通穴64に対向して、ねじ穴39cがそれぞれ凹設され
ている。よって、この各ねじ穴39cへ木ねじ等のねじ
部材B2をねじ込むことにより、制御回路基板6をボッ
クス本体3内に固定することができる。
【0021】各基部39aの高さ、即ち、底部35上面
から各基部39aの上端面までの長さは略同一長さにそ
れぞれ形成されている。よって、各基板支持部材38の
基部38aとともに制御回路基板6を支持する場合に、
制御回路基板6をガタつかせることなく、水平状態で支
持することができる。
【0022】この各基板保持部材39の基部39aの上
端面には2つの傾斜部39bがそれぞれ一体形成されて
いる。この各傾斜部39bは、ボックス蓋体4の各通穴
45と、仕切板65の各ねじ穴65bとを対向させつつ
合致させるためのものであり、ボックス本体3の底部3
5へ向けて隆起しつつ下降傾斜するテーパ面(傾斜面)
を有し、制御回路基板6をボックス本体3の所定位置に
正確に位置決めすることができる。即ち、ボックス本体
3へ制御回路基板6を収納する場合に、その縁部分を各
基板保持部材39の各傾斜部39bのテーパ面に当接さ
せつつ、ボックス本体3へ制御回路基板6を押し込む
と、かかるテーパ面を介して、制御回路基板6がボック
ス本体3の前方向および左右方向へスライドするのであ
る。
【0023】その結果、制御回路基板6がボックス本体
3に対して、前後方向および左右方向に位置決めされ、
仕切板65の各ねじ穴65bはボックス蓋体4の各通穴
45に対向しつつ合致する。このように、各通穴45お
よび各ねじ穴65bを正確に合致させることにより、ね
じ部材B1を各通穴45へそれぞれ挿入して、各ねじ穴
65bへ容易にねじ込むことができるとともに、ねじ部
材B1の無理なねじ込みによるボックス蓋体4や仕切板
65の破損を防止することができる。
【0024】次に、図1および図7を参照して、ボック
ス蓋体4のスライドを補助する部材について説明する。
図1に示すように、ボックス本体3の左側壁上面には矩
形状に切り欠かれた係合溝3aが一直線状に凹設されて
おり、ボックス本体3の後側壁および右側壁の上面には
矩形板状の係合壁3bが上方へ向けて略L字状に突設さ
れている。また、図7に示すように、ボックス蓋体4の
左側壁下面には矩形板状の係合壁4aが下方へ向けて一
直線状に突設されており、この係合壁4aはボックス本
体3の係合溝3aに係合可能に形成されている。また、
ボックス蓋体4の後側壁および右側壁の下面には矩形状
に切り欠かれた係合溝4bが略L字状に凹設されてお
り、この係合溝4bはボックス本体3の係合壁3bに係
合可能に形成されている。
【0025】このため、図7に示すように、ボックス本
体3に覆設されたボックス蓋体4を矢印A方向へスライ
ドさせた場合に、係合溝3a,4bに対して係合壁4
a,3bが係合するので、ボックス蓋体4が矢印A方向
へ更にスライドすること防止することができる。また、
ドライバー等の先端部分が挿入され、ボックス本体3と
ボックス蓋体4との当接面の間隙が広げられても、かか
る間隙を係合壁4a,3bにより塞ぐことができる。よ
って、ドライバー等による基板ボックス2の不正な開放
行為が防止されるので、制御回路基板6への不正行為を
防止することができる。更に、ボックス蓋体4をボック
ス本体3に対して矢印A方向へスライドさせる場合に、
ボックス本体3の後側壁に突設された係合壁3bがボッ
クス蓋体4の後側壁に凹設された係合溝4bに合致しつ
つボックス蓋体4がスライドするので、ボックス蓋体4
をスライド方向へガイドすることができる。
【0026】また、図7に示すように、ボックス本体3
の右側壁外面およびボックス蓋体4の左側壁外面には矩
形板状のロック板3c,4cが突設されており、ボック
ス本体3の左側壁外面およびボックス蓋体4の右側壁外
面にはロック板4c,3cが係合される矩形平板状の係
合板3d,4dが配設されている。この係合板3d,4
dにはロック板4c,3cが挿入可能な挿入口3e,4
eが穿設されており、ボックス蓋体4を矢印A方向へス
ライドさせると、かかる挿入口3e,4eへロック板4
c,3cをそれぞれ挿入することができる。その結果、
ロック板4c,3cおよび係合板3d,4dが係合さ
れ、ボックス本体3およびボックス蓋体4を結合するこ
とができる。
【0027】尚、封印部材31と封印部材41との当接
面、ロック板3cとボックス蓋体4の側壁との当接面、
および、ロック板4cとボックス本体3との当接面は、
略同一平面上にあるので、ボックス蓋体4を矢印A方向
へスライドさせる場合に、滑らかに支障なくスライドさ
せることができる。
【0028】図1に示すように、ボックス蓋体4の上面
には2つの略矩形状の凹部44が凹設されており、その
一部にはねじ部材B1が挿入される通穴45がそれぞれ
穿設されている。各凹部44は封印シールを貼付するた
めの部分であり、封印シールが貼付された場合に、封印
シールがボックス蓋体4の上面より一段低い部分に貼付
されることとなるので、貼付された封印シールが何かに
引っかかり剥がれてしまうことが防止され、封印シール
を位置決めしつつ貼付することができる。
【0029】尚、封印シールは、特殊な粘着部が塗布さ
れたシール材で構成されており、この封印シールが貼付
された後に剥がされると、シール材から粘着部が剥がれ
てしまう。よって、一度剥がされた封印シールを再度貼
付することができないので、封印シールが不正に剥がさ
れた場合には、かかる不正行為を容易に発見することが
できるのである。
【0030】この各凹部44に穿設された各通穴45
は、制御回路基板6に取着された仕切板65の上面に凹
設された2つのねじ穴65bに対応して穿設されてお
り、ボックス本体3の基板支持部材38および基板保持
部材39によって各ねじ穴65bに対向しつつ合致され
る。よって、各通穴45へそれぞれ挿入されたねじ部材
B1は各ねじ穴65bへ容易にねじ込まれるので、ねじ
部材B1の無理なねじ込みによるボックス蓋体4や仕切
板65の破損を防止することができる。
【0031】また、各凹部44に貼付される封印シール
はボックス本体3に跨って貼付され、基板ボックス2の
開封を防止するように貼付される。この場合、各封印シ
ールは各通穴45に覆い被さるように貼付されるので、
各通穴45に挿入されたねじ部材B1の抜き取り行為を
防止することができる。更に、各封印シールはロック板
3c,4cが係合された係合板4d,3dに跨って貼付
される。よって、各封印シールを剥がさずに、基板ボッ
クス2を開封するには、各封印シールを3カ所ずつ切断
する必要がある。即ち、一方の封印シールについては図
7に示す係合板4dの下端部分と挿入口4eに挿入され
たロック板3cの上下端面部分の3カ所を、また、他方
の封印シールについては係合板3dの上端部分と挿入口
3eに挿入されたロック板4cの上下端面部分の3カ所
を切断しなければならない。よって、基板ボックス2を
不正に開封し、かかる開封行為を隠蔽する場合、封印シ
ールの複数の切断箇所を接合する必要があり、隠蔽作業
を容易に行うことができない。その結果、基板ボックス
2の不正な開封行為を防止することができる。
【0032】次に、基板ボックス2のボックス本体3を
取付部材5に取り付ける(結合する)ために、ボックス
本体3に設けられた各部材について説明する。まず、ボ
ックス本体3の後側壁面の下方部分には、ボックス本体
3の外方へ向けて、2つの略矩形状の突部32が突設さ
れている。これらの突部32は、取付部材5の後側縁部
分に穿設された2つの穴部52に挿入可能に形成されて
おり、各突部32を各穴部52に挿入することにより、
ボックス本体3の後側壁面を取付部材5の後側縁部分に
係止することができる。また、ボックス本体3の前側壁
面、即ち、各突部32の突設面に対向する側壁面には矩
形状に開口された切欠部33が形成されており、切欠部
33の上部端面は取付部材5に形成された2つの係止爪
53により係止される。
【0033】ボックス本体3の底部35の下面、即ち、
ボックス本体3の取付部材5側の面には、ボックス本体
3の外方へ向けて、略矩形状の係合爪34が突設されて
いる。この係合爪34は、取付部材5の係合穴54に係
合可能に形成されており、ボックス本体3および取付部
材5が結合された場合に、ボックス本体3の取付部材5
に対する相対的なスライドを抑制するためのものであ
る。尚、ボックス本体3と取付部材5との結合方法につ
いては後述する。
【0034】切欠部33は、また、ボックス蓋体4がボ
ックス本体3に覆設された場合に、基板ボックス2の一
側壁に導出口21を形成する(図3参照)。よって、そ
の導出口21を介して基板ボックス2内に収納された制
御回路基板6の雄型コネクタ61に接続されたアース線
62やフラットケーブル63を基板ボックス2から導出
させることができる。
【0035】また、ボックス蓋体4の上面には、基板ボ
ックス2と取付部材5とを結合する場合の基板ボックス
2のスライド方向を表示した方向表示42が形成されて
おり、この方向表示42の示す方向へ基板ボックス2を
スライドさせることにより、基板ボックス2を取付部材
5に結合することができる。尚、この方向表示42は、
ボックス蓋体4の成形と同時に型枠を用いて形成され
る。
【0036】図5に示すように、ボックス本体3の底部
35外面には、基板ボックス2のボックス本体3を取付
部材5から取り外すための操作方法を表示した操作表示
36が設けられている。例えば、本実施例の操作表示3
6によれば、「PUSH」の表示と、矢印の表示を有し
ている。この操作表示36の「PUSH」の表示は、基
板ボックス2を取付部材5から取り外す場合に、その
「PUSH」の表示部分を押圧しなければならない旨を
指示している。また、矢印の表示は、基板ボックス2を
取付部材5から取り外す場合に、基板ボックス2を矢印
の方向へスライドさせなければならない旨を指示してい
る。
【0037】この操作表示36はボックス本体3の成形
と同時に型枠を用いて凸状に形成される。よって、係合
爪34および係合穴54の係合状態を解除する場合に、
操作表示36に指を押し当て基板ボックス2をスライド
させると、指先が操作表示36に引っかかり指の滑りを
防止することができる。
【0038】次に、図1を参照して、上述した基板ボッ
クス2が結合される取付部材5について説明する。この
取付部材5は導電性を有する薄板状の金属材料、例え
ば、薄板鋼材等で構成されており、ボックス本体3の底
部35が嵌合可能な薄皿状の主板51を備えている。こ
の主板51上面の面積は基板ボックス2に収納される制
御回路基板6と略同一面積となるように形成されている
ので、基板ボックス2の外部からの電気的ノイズを確実
に除去することができる。また、主板51の縁部分には
周囲板56が周設されており、その周囲板56の後側縁
部分および主板51に跨った部分には2つの矩形状の穴
部52が穿設されている。これらの穴部52は上述した
ボックス本体3に突設された各突部32に対応して穿設
されており、かかる各突部32は各穴部52へ挿入され
係止される。取付部材5の前側縁部分に形成された周囲
板56の上端部分には、2つの係止爪53が一体形成さ
れている。この各係止爪53は側面視略コ字状に形成さ
れており、各係止爪53内にボックス本体3の切欠部3
3が填め込まれる(図3参照)。
【0039】取付部材5の主板51の略中央部分には、
矩形状の係合穴54が穿設されており、この係合穴54
にボックス本体3に突設された係合爪34が係合される
のである。即ち、この係合穴54に上述した係合爪34
が係合させるためには、まず、基板ボックス2を傾けた
状態で、基板ボックス2のボックス本体3に突設された
各突部32を取付部材5の各穴部52へ挿入した後、ボ
ックス本体3の底部35の下面と取付部材5の主板51
の上面とを当接させつつ、ボックス本体3を切欠部33
側へとスライドさせる(図4参照)。ボックス本体3の
スライドに伴って、ボックス本体3の切欠部33が取付
部材5の各係止爪53に係止され、更に、ボックス本体
3の底部35の下面の係合爪34が取付部材5の係合穴
54に係合される(図3参照)。図3に示すように、係
合爪34および係合穴54が係合されると、係合穴54
および係合爪34によって、ボックス本体3の矢印D方
向へのスライドが抑制されるので、基板ボックス2のボ
ックス本体3と取付部材5とを確実に結合することがで
きる。
【0040】この係合爪34および係合穴54の係合の
解除により、基板ボックス3および取付部材5の結合を
解除することができるが、図3に示すように、ボックス
ユニット1は、通常、ボックスユニット1の係合爪34
および係合穴54が遊技盤91や入賞球集合カバー92
に対向した状態で、入賞球集合カバー92に取り付けら
れるので、ボックスユニット1を反転させなければ係合
爪34および係合穴54は見ることができない。よっ
て、パチンコ機90の検査等を行う場合に、係合爪34
および係合穴54の不用意な操作が防止され、基板ボッ
クス2と取付部材5との結合状態を誤って解除してしま
うことを防止することができるのである。
【0041】図1に示すように、取付部材5の右側端部
分に設けられた周囲板56には接続端子55が形成され
ており、この接続端子55は、雄型コネクタ61等を介
して制御回路基板6に接続されたアース線62の一端を
ネジ止めにより接続することができる。取付部材5の主
板51の下面には、後述する連接板8を取付部材5に取
り付けるための2つの軸受部57が形成されており、こ
れらの軸受部57には、連接板8の2本の取付ピン81
がそれぞれ回動可能に支持される。また、取付部材5の
左右縁部分には、下方へ向けて取付片58がそれぞれ形
成されている。この各取付片58を入賞球集合カバー9
2に配設された留め具(図示せず)によって係止するこ
とにより、連接板8によるボックスユニット1の回動を
防止することができる。
【0042】図2に示すように、ボックスユニット1の
取付部材5の裏面には連接板8が取り付けられている。
この連接板8は、正面視長板状に形成されたヒンジ部材
であり、4本の取付ピン81を備えている。この各取付
ピン81のうち2本の取付ピン81は連接板8の右側端
部分に突設されており、その他の2本の取付ピン81は
連接板8の左側端部分に突設されている。連接板8の右
側端部分(図2中、右側)に突設された2本の取付ピン
81は、取付部材5に設けられた2つの軸受部57に回
動可能にそれぞれ支持されている。また、連接板8の左
側端部分(図2中、左側)に突設される各取付ピン81
は、入賞球集合カバー92に突設された各軸受部92a
に回動可能にそれぞれ差し込まれる。よって、ボックス
ユニット1は、連接板8により入賞球集合カバー92に
対して回動可能に配設されるのである。
【0043】尚、連接板8の入賞球集合カバー92の各
軸受部92aに差し込まれた各取付ピン81は、それぞ
れ各軸受部92aに対して着脱可能に形成されているの
で、ボックスユニット1を入賞球集合カバー92から取
り外して検査することもできる。また、連接板8は、遊
技盤91の裏面に直に取り付けても良い。
【0044】図1に示すように、制御回路基板6は矩形
薄板状に形成されており、その後縁部分の両端部分には
通穴64がそれぞれ穿設されている。上述したように、
各通穴64は各基板保持部材39のねじ穴39cに対応
してそれぞれ穿設されている。また、制御回路基板6の
前側縁部分には複数(5個)の雄型コネクタ61が隣接
配置されている。このうち、制御回路基板6の右端の雄
型コネクタ61には、アース線62の一端に配設された
雌型コネクタ62aが嵌合されている。このアース線6
2の他端は取付部材5の接続端子55にネジ止めにより
接続されている。この接続端子55が形成された取付部
材5は導電性を有する金属材料(薄板鋼材等)で構成さ
れているので、制御回路基板6に搭載された電子部品の
誤動作の原因となる電気的ノイズを除去することができ
る。また、他の雄型コネクタ61には、フラットケーブ
ル63の一端に配設された雌型コネクタ63aが嵌合さ
れる。尚、図1では、制御回路基板6に搭載される各種
電子部品の図示を省略し、アース線62およびフラット
ケーブル63の一部を省略して図示している。また、図
1では、図面の簡略化のため、3個の雄型コネクタ61
にそれぞれ接続される3つのフラットケーブル63の図
示を省略している。
【0045】制御回路基板6には透明高分子樹脂等で構
成された仕切板65がネジ止めによって取着されてい
る。この仕切板65は制御回路基板6に対して略垂直に
取着されており、ボックス本体3とボックス蓋体4とを
合体させた場合に、基板ボックス2の内外部を仕切るこ
とができる。よって、基板ボックス2の外部からの制御
回路基板6への接触行為を防止することができるのであ
る。また、図1に示すように、仕切板65の制御回路基
板6側の端部分には、各雄型コネクタ61に対応して5
つの矩形状のコネクタ穴部65aが穿設されている。よ
って、雄型コネクタ61を回避して仕切板65を制御回
路基板6に取着することができる。
【0046】仕切板65上面の長手方向両端部には、ね
じ部材B1がねじ込まれるねじ穴65bがそれぞれ凹設
されている。この各ねじ穴65bは、ボックス蓋体4と
仕切板65とを連結するためのものであり、ボックス蓋
体4の上面に穿設された2つの通穴45に対応して穿設
されている。この各ねじ穴65bへねじ部材B1をねじ
込む場合、ボックス本体3の各基板支持部材38および
基板保持部材39によって制御回路基板6がボックス本
体3内に位置決めされることにより、各ねじ穴65bお
よび各通穴45をそれぞれ対向して合致することができ
る。よって、ねじ部材B1を各通穴45を介して各ねじ
穴65bへ容易にねじ込むことができるとともに、ねじ
部材B1の無理なねじ込みによるボックス蓋体4や仕切
板65の破損を防止することができる。
【0047】次に、図1および図7を参照して、制御回
路基板6の基板ボックス2への収納方法について説明す
る。まず、図1に示すように、制御回路基板6の前側縁
部分に仕切板65をねじ止め等によって取着した後、そ
の制御回路基板6の仕切板65取着面側をボックス本体
3の底部35側方向へ押し込みつつ、制御回路基板6を
ボックス本体3内部へ収納すると、ボックス本体3の底
部35に突設された各基板支持部材38および各基板保
持部材39の傾斜部38b,39bのテーパ面を介し
て、制御回路基板6がボックス本体3の前後方向および
左右方向に位置決めされる。制御回路基板6の位置決め
後、制御回路基板6の各通穴64と各基板保持部材39
のねじ穴39cとがねじ部材B2によりねじ止めされ
て、制御回路基板6がボックス本体3内に固定される。
制御回路基板6の固定後、ボックス蓋体4の各係合部材
43の先端部分をボックス本体3の各係合枠37の挿入
口37aへ挿入し、各係合枠37と係合部材43とを係
合させると、図7に示すように、ボックス本体3の上方
にボックス蓋体4が覆設される。
【0048】ボックス蓋体4の覆設後、図7に示すよう
に、ボックス蓋体4をボックス本体3に対して矢印A方
向へスライドさせると、ロック板3c,4cが係合板4
d,3dの挿入口4e,3eにそれぞれ挿入される。か
かるロック板3c,4cの挿入を続けると、係合溝3
a,4bおよび係合壁4a,3bが合致しつつ係合し、
ロック板3c,4cおよび係合板4d,3dが係合され
てボックス本体3とボックス蓋体4とが結合される。こ
のように、ボックス本体3とボックス蓋体4とが結合さ
れると、ボックス蓋体4に穿設された各通穴45と仕切
板65に凹設された各ねじ穴65bとが対向しつつ合致
する。その後、各通穴45を介して仕切板65の各ねじ
穴65bへねじ部材B1をねじ込み、その後、ボックス
本体3、ロック板3c,4c、係合板3d,4dおよび
ボックス蓋体4の凹部44に跨るようにして、ボックス
蓋体4の各凹部44に封印シールをそれぞれ貼付する。
その後、封印部材31,41を封印ねじ71によって連
結することにより、制御回路基板6が基板ボックス2に
より被包されて、基板ボックス2が封印されるのである
(図3参照)。
【0049】次に、図1、図3および図4を参照して、
基板ボックス2および取付部材5の結合方法について説
明する。まず、図4に示すように、制御回路基板6を基
板ボックス2により被包した後、基板ボックス2の各突
部32を取付部材5の各穴部52へ挿入する。各突部3
2の挿入後、基板ボックス2を矢印A方向へ回転させ
て、ボックス本体3の底部35の外面を取付部材5の主
板51に当接させる。基板ボックス2と取付部材5との
当接後、基板ボックス2を矢印B方向へスライドさせる
と、基板ボックス2の右側壁面と取付部材5の右側縁部
分の周囲板56とが当接し、各突部32が穴部52に挿
入された状態のまま、ボックス本体3の切欠部33が係
止爪53に填め込まれて係止される。その結果、基板ボ
ックス2と取付部材5とが結合される(図3参照)。こ
のように、基板ボックス2および取付部材5が結合され
ると、図3に示すように、ボックス本体3の裏面に突設
された係合爪34の左側壁面が取付部材5の係合穴54
の左側壁面に当接して、係合爪34が係合穴54に係合
されるので、基板ボックス2の矢印D方向へのスライド
を抑制され、かかる結合が維持される。
【0050】次に、図3を参照して、基板ボックス2お
よび取付部材5の結合状態の解除方法について説明す
る。この結合状態を解除する場合には、パチンコ機90
の入賞球集合カバー92に配設された留め具(図示せ
ず)によるボックスユニット1の係止を解除した後、係
合爪34および係合穴54の係合状態を解除する必要が
ある。この係合状態の解除は、ボックスユニット1の裏
面側、即ち、取付部材5側からボックス本体3の底部3
5の外面を係合穴54を介して矢印C方向へ押圧しつ
つ、ボックス本体3を矢印D方向へスライドさせること
により行われる。係合爪34および係合穴54の係合が
解除されると、係止爪53による切欠部33の係止が解
除される。その後、図4の反矢印A方向へ基板ボックス
2を回転させて、各突部32を各穴部52から引き抜く
ことにより、基板ボックス2が取付部材5から取り外さ
れる。
【0051】しかしながら、図3に示すように、ボック
スユニット1は、通常、ボックスユニット1の係合爪3
4および係合穴54が遊技盤91や入賞球集合カバー9
2に対向した状態で、入賞球集合カバー92に取り付け
られるので、そのままの状態では係合穴54を介してボ
ックス本体3の底部35外面を押圧することができず、
係合爪34および係合穴54の係合状態を解除すること
ができない。このため、ボックスユニット1を連接板8
を介して反時計方向へ回転させて、図3中の2点鎖線の
位置へ移動させた後、係合爪34および係合穴54の係
合状態の解除が行われる。
【0052】このように、係合爪34および係合穴54
の係合状態を解除して、基板ボックス2および取付部材
5の結合状態を解除するには、ボックスユニット1を連
接板8を介して反時計方向へ回転させて、図3中の2点
鎖線の位置へ移動させなければならない。よって、パチ
ンコ機90の検査等を行う場合に、係合爪34および係
合穴54の係合状態が不用意に解除されることが防止さ
れ、基板ボックス2と取付部材5との結合状態を誤って
解除してしまうことを防止することができる。
【0053】また、上述した操作表示36は取付部材5
の係合穴54の穿設位置に対応してボックス本体3に形
成されているので、基板ボックス2と取付部材5とが結
合されても、取付部材5の係合穴54を介して操作表示
36を容易に視認することができる。また、基板ボック
ス2と取付部材5とが結合された場合に、操作表示3
6、係合爪34および係合穴54は、ボックスユニット
1の同一面に形成されているので、操作表示36を参照
しつつ、係合爪34および係合穴54の係合解除を行っ
て、ボックス本体3を取付部材5から取り外すことがで
きる。
【0054】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】例えば、本実施例では、取付部材5を導電
性を有する金属材料である薄板鋼材等で構成した。しか
しながら、取付部材5の材質は、必ずしもこれに限られ
るものではなく、導電性を有する高分子材料等で構成し
ても良い。即ち、制御回路基板6の動作に悪影響を及ぼ
す電気的ノイズを除去することができる導電性材料であ
れば良い。
【0056】また、本実施例では、手順表示36,42
をボックス本体3またはボックス蓋体4の成形と同時に
型枠を用いて形成した。しがしながら、手順表示を付す
方法は必ずしもこれに限られるものではなく、操作手順
等を印刷した合成樹脂等のシートをボックス本体やボッ
クス蓋体に貼付するようにしても良い。
【0057】請求項1記載の遊技機用基板ボックスにお
いて、前記回路基板には、その回路基板と他の回路基板
等とを電気的に接続するコネクタが形成され、前記ボッ
クスベースまたはボックスカバーには、前記コネクタに
接続されたコードが導出される開口部が形成され、前記
仕切部材は、前記開口部を閉鎖するため前記回路基板上
の前記コネクタより内側位置であって、前記制御部品よ
り外側位置に立設されるのものであることを特徴とする
遊技機用基板ボックス1。この遊技機用基板ボックス1
によれば、コネクタに接続されるコードは開口部から導
出されるので、その回路基板と他の回路基板等とを電気
的に接続することができる。また、仕切部材はボックス
ベースまたはボックスカバーに形成された開口部を閉鎖
するとともに、回路基板上のコネクタより内側位置であ
って、回路基板に搭載された制御部品より外側位置に立
設されているので、制御部品への接触行為を防止すると
ともに、制御部品への不正行為を防止することができ
る。
【0058】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又
は、遊技機用基板ボックス1において、前記位置決め部
材は、前記ボックスベースに配設され、そのボックスベ
ースの底部へ向かうに従って隆起した傾斜面を有する傾
斜部材であることを特徴とする遊技機用基板ボックス
2。この遊技機用基板ボックス2によれば、回路基板を
ボックスベースの底部へ押し込むと、回路基板が傾斜部
材の傾斜面に沿ってボックスベースの所定位置に移動す
るので、回路基板をボックスベースの所定位置に正確に
位置決めすることができる。
【0059】
【発明の効果】 本発明の遊技機用基板ボックスによれ
ば、回路基板は位置決め部材によってボックスベースの
所定位置に正確に位置決めされた後に、固着部材により
ボックスベースに固着されるので、ボックスベースに被
せられるボックスカバーとボックスベースに固着される
回路基板に立設される仕切部材とを確実に連結すること
ができるという効果がある。また、これにより連結部材
による仕切部材とボックスカバーとの無理な連結が防止
されるので、仕切部材やボックスカバーの破損を防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遊技機用基板ボックスの一実施例で
ある基板ボックスを有するボックスユニットの分解斜視
図である。
【図2】 ボックスユニットの配設された遊技機の一種
であるパチンコ機の裏面の部分断面図である。
【図3】 図2のIII−III線における平面部分断
面図である。
【図4】 図2のIV−IV線におけるボックスユニッ
トを分解した平面断面図である。
【図5】 図3のV−V線におけるボックスユニットの
裏面部分図である。
【図6】 ボックス本体の底部の左縁部分の拡大部分断
面図である。
【図7】 図2のVII−VII線における側断面図で
ある。
【符号の説明】 1 ボックスユニット 2 基板ボックス(遊技機
用基板ボックス) 3 ボックス本体(ボック
スベース) 4 ボックス蓋体(ボック
スカバー) 5 取付部材 6 制御回路基板(回路基
板) 8 連接板 21 導出口(開口部) 32 突部 33 切欠部(開口部の一
部) 34 係合爪 36 操作表示 38 基板支持部材(位置決
め部材の一部) 38a 基部(傾斜部材の一
部) 38b 傾斜部(傾斜部材の一
部) 39 基板保持部材(位置決
め部材の一部) 39a 基部(傾斜部材の一
部) 39b 傾斜部(傾斜部材の一
部) 42 方向表示 45 通穴 52 穴部 53 係止爪 54 係合穴 61 雄型コネクタ(コネク
タ) 62 アース線(コードの一
部) 63 フラットケーブル(コ
ードの一部) 65 仕切板(仕切部材) 65a ねじ穴 90 パチンコ機(遊技機) B1 ねじ部材(連結部材) B2 ねじ部材(固着部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の制御部品を搭載した回路基板が
    固着されるボックスベースと、そのボックスベースに被
    せられ、そのボックスベースと共に前記回路基板を収納
    するボックスカバーとを備えた遊技機用基板ボックスに
    おいて、 前記回路基板を前記ボックスベースに固着する固着部材
    と、 その固着部材により前記ボックスベースに固着される回
    路基板から前記ボックスカバーへ向けて立設される仕切
    部材と、 その仕切部材とボックスカバーとを連結して、前記仕切
    部材および回路基板を介して前記ボックスベースとボッ
    クスカバーとを結合する連結部材と、 その連結部材による連結を可能にするために、前記回路
    基板を前記ボックスベースの所定位置に位置決めする位
    置決め部材とを備えていることを特徴とする遊技機用基
    板ボックス。
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