JPH11113941A - 姿勢保持具 - Google Patents

姿勢保持具

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JPH11113941A
JPH11113941A JP29766897A JP29766897A JPH11113941A JP H11113941 A JPH11113941 A JP H11113941A JP 29766897 A JP29766897 A JP 29766897A JP 29766897 A JP29766897 A JP 29766897A JP H11113941 A JPH11113941 A JP H11113941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sides
backrest
strap
posture
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP29766897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Hiraoka
晋輔 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKO IRYOKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SEIKO IRYOKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by SEIKO IRYOKI SEISAKUSHO KK filed Critical SEIKO IRYOKI SEISAKUSHO KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間装着しても装着者に決して窮屈な感じ
を与えることがなく、上体を比較的楽に動かすことがで
きる一方、腰椎は彎曲させることなく、負担を与えない
ようにする理想的な姿勢保持具を提供する。 【解決手段】 背当て部11の中央部15には剛性をも
たせ、一方、両側部14a、14bには柔軟性を持たせ
る。それを背中に固定するために腹部で締結する1対の
ストラップ12a、12bは、背当て部11の柔軟性を
有する部分14a、14bの側辺の略中央に固定する。
これにより、両わき腹が柔軟性を有する部分14a、1
4bによって軽く保持される。また、背当て部11を前
方に付勢するための1対の膝掛けループストラップ13
a、13bは、固定側を1本のストラップ17a、17
bとし、背当て部11の剛性を有する部分15の側辺略
中央18a、18bに固定する。これにより、装着後も
上体部分は前後に動かすことができ、長時間の装着が苦
にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子等に座った状
態で装着者の上体の直立姿勢を保持することにより、長
時間作業における腰椎等への負担を軽減し、また、腰椎
等に不具合を有する人の不具合の悪化を防ぐための道具
に関する。
【0002】
【従来の技術】脊椎のためには上体を直立させた姿勢が
理想的であるとはいえ、人が自律的に上体を長時間直立
させておくことは容易ではない。このため、特に腰椎部
を含む人体背面部を保持する姿勢保持具が従来より多数
考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の姿勢保
持具は多くの場合、姿勢を保持する力が弱いか、逆に、
保持が硬直的過ぎるために、効果の少ないものであっ
た。
【0004】例えば、実公昭58-28580号には、「胡座も
しくは横座り姿勢における仙骨から腰椎にかけての人体
背面部に当接固定するための当て座と、当該当て座左右
両端から延伸して、胡座もしくは横座り姿勢状態におけ
る各膝頭近傍に夫々固定可能な支持部を有する左右一対
の固定用バンドとから成る胡座もしくは横座り姿勢にお
ける姿勢矯正用具」が開示されている。しかし、これに
開示されている保持具は幅が狭く、腰椎を十分に保持す
ることができないものである。また、米国特許第4,773,
106号には、比較的幅の広い背当て部を有する姿勢保持
具が開示されている。しかし、この保持具では、それを
膝に係止するための部材(Fig.1, Fig.7の straps 22,2
4,104,106)がその幅広の背当て部の上下端に固定され
ているため、背当て板の角度が装着時に固定されてしま
う。このため、上体を前後に動かすことができず、長時
間装着していると装着者に非常に窮屈な感じを与えるも
のであった。
【0005】本発明はこれら従来の姿勢保持具の欠点を
解消したものであり、長時間装着しても装着者に決して
窮屈な感じを与えることがなく、上体を比較的楽に動か
すことができる一方、腰椎は彎曲させることなく、負担
を与えないようにする理想的な姿勢保持具を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る姿勢保持具は、 a)少なくとも腰椎を含む範囲における人体背面部及びそ
れに接続する人体両側部に当接する面状部材であって、
人体背面部において剛性を有する一方、両側部において
柔軟性を有する背当て部と、 b)該背当て部を該人体背面部及び両側部に固定するため
の1対のストラップ状部材であって、それぞれの一方の
端部が該背当て部の柔軟性を有する部分の側辺の略中央
に固定され、他方の端部を腹部で互いに締結する腹部締
結手段と、 c)該背当て部を前方に付勢するための1対の部材であっ
て、それぞれの一方の端部がストラップ状に、他方の端
部がパッドを有するループ状となっており、ストラップ
状の端部を該背当て部の剛性を有する部分の側辺略中央
に固定すると共に、ループ状の端部を座った姿勢の装着
者の膝に掛けて使用する付勢手段と、を備えることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】背当て部を装着者の背中の下の方
(腰椎を含む範囲における人体背面部)に当てがい、2
本の腹部締結手段を前方に回して腹のところで締結す
る。締結手段は通常のベルトのような針穴式のものでも
よいが、マジックテープを用いたものの方が微妙な張力
調節を行ないやすく、また、装着及び脱着が簡単であ
る。次に、2本の付勢手段を前に回して、それぞれのル
ープ状端部を膝に掛ける。もちろん、このとき、パッド
を膝の前面に当接するようにする。
【0008】付勢手段は、長さを調節できるようにして
おくことが望ましい。これにより、付勢力を自在に調節
することができるようになる。
【0009】なお、上記背当て部の「剛性を有する」と
は、例えばコルセット程度又はそれよりもやや弱い程度
の剛性を有することを意味する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例である姿勢保持具の構造及
び使用法を図1〜図3により説明する。図1は実施例の
姿勢保持具を背中側から見た図、図2は内側から(人体
に当接する面)から見た図、図3はそれを装着した状態
を示す図である。図1に示すように、本実施例の姿勢保
持具10は、背当て部11、1対の腹部締結ストラップ
12a、12b、及び1対の膝掛けループストラップ1
3a、13bから成る。なお、図2では理解の便のた
め、膝掛けループストラップの図示を省略している。
【0011】背当て部11は、同形の表面側部材と裏面
側部材とを貼り合わせた(又は縫合した)2重構造とな
っており、装着したときに人体に当接する裏面側部材に
はフェルト、不織布等を使用して、装着者に柔らかい感
覚を与えるようにする。表面側部材には比較的厚手のビ
ニールや人工皮革等を用いる。背当て部11の両側部1
4a、14bを除く中央部15であって、表面側部材と
裏面側部材の間には、剛性を有する板16を介挿させて
おく。
【0012】腹部締結ストラップ12a、12bの自由
端側にはマジックテープが固定され、これにより背当て
部11を背面下部の所望の位置に固定することができる
ようになっている。腹部締結ストラップ12a、12b
の固定端は、背当て部11の両側部14a、14bの端
14c、14dに固定される(図2)。このため、背当
て部11を装着したとき、その両側部14a、14bが
装着者の両わき腹に回り込み、両わき腹を軽く保持す
る。
【0013】膝掛けループストラップ13a、13b
は、1本のストラップ部分17a、17bで、背当て部
11の剛性を有する中央部15の側端略中央18a、1
8bに固定されている。このため、図3に示すように装
着したとき、装着者は上体を軽く前後に傾動することが
可能であり、腰椎を保護しつつ、装着中の作業性が大き
く改善されている。なお、もちろん、背当て部11の背
中への付勢力を調節するため、膝掛けループストラップ
13a、13bには長さ調節機構19a、19bが設け
られており、また、長時間装着しても膝に負担を与えな
いように、ループ部には幅の広い膝当てパッド20a、
20bが設けられている。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る姿勢保持具では、背中には
剛性を有する面状部材を当接して比較的強く保持すると
ともに、それに接続した柔軟性を有する部分により両側
部(わき腹)も軽く保持することになるため、上体下部
の姿勢保持がより確実に行なわれ、長時間作業での腰椎
への負担を最小限に止めることができる。一方、背当て
部を前方に付勢するための付勢部材が、1本のストラッ
プで背当て部の側辺(高さ方向)略中央に固定されてい
るため、背当て部はそこを中心として前後に少し揺動す
ることが可能となっている。これにより、装着者は完全
に上体の姿勢を固定されるのではなく、腰椎部分は曲が
らないように保持しつつ、それよりも上の上体部分は前
後に動かすことができる。このため、長時間の装着が苦
にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である姿勢保持具を背中側
から見た図。
【図2】 実施例の姿勢保持具を内側から(人体に当接
する面)から見た図。
【図3】 実施例の姿勢保持具を装着した状態を示す
図。
【符号の説明】
10…姿勢保持具 11…背当て部 12a、12b…腹部締結ストラップ 13a、13b…膝掛けループストラップ 14a、14b…背当て部の両側部 15…中央部 16…剛性板 17a、17b…膝掛けループストラップの単ストラッ
プ部分 19a、19b…膝掛けループストラップの長さ調節機
構 20a、20b…膝掛けループストラップの膝掛けパッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも腰椎を含む範囲における人
    体背面部及びそれに接続する人体両側部に当接する面状
    部材であって、人体背面部において剛性を有する一方、
    両側部において柔軟性を有する背当て部と、 b)該背当て部を該人体背面部及び両側部に固定するため
    の1対のストラップ状部材であって、それぞれの一方の
    端部が該背当て部の柔軟性を有する部分の側辺の略中央
    に固定され、他方の端部を腹部で互いに締結する腹部締
    結手段と、 c)該背当て部を前方に付勢するための1対の部材であっ
    て、それぞれの一方の端部がストラップ状に、他方の端
    部がパッドを有するループ状となっており、ストラップ
    状の端部を該背当て部の剛性を有する部分の側辺略中央
    に固定すると共に、ループ状の端部を座った姿勢の装着
    者の膝に掛けて使用する付勢手段と、 を備えることを特徴とする姿勢保持具。
JP29766897A 1997-10-14 1997-10-14 姿勢保持具 Pending JPH11113941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29766897A JPH11113941A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 姿勢保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29766897A JPH11113941A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 姿勢保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11113941A true JPH11113941A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17849593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29766897A Pending JPH11113941A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 姿勢保持具

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JP (1) JPH11113941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537747A (ja) * 2007-08-30 2010-12-09 トソ、ビクター 調整可能な背部支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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