JPH11113915A - 加熱用高周波電源装置 - Google Patents

加熱用高周波電源装置

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JPH11113915A
JPH11113915A JP9275776A JP27577697A JPH11113915A JP H11113915 A JPH11113915 A JP H11113915A JP 9275776 A JP9275776 A JP 9275776A JP 27577697 A JP27577697 A JP 27577697A JP H11113915 A JPH11113915 A JP H11113915A
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JP
Japan
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power supply
frequency power
main body
heating
body case
Prior art date
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Pending
Application number
JP9275776A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Goto
泰宏 後藤
Shinichi Hirano
信一 平野
Akio Kato
明夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 術者が汚染されることなく直接、出力調整等
の操作ができるように構成する。 【解決手段】 高周波電源装置11を電池で駆動するよ
うに構成し、その電池を、高周波電源装置11の本体ケ
ース12の内部に交換不可能に埋込む。そして、本体ケ
ース12を気密にシールして全体を滅菌装置により滅菌
できるようにする。そのため、ガイドワイヤー18の先
端から生体内留置部材17を分離する際、術者が直接本
体ケース12の操作部13を操作して、ガイドワイヤー
18と対極板19との間に高周波電圧を供給することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電圧を供給
することにより生体内留置部材をワイヤーから分離して
血管の患部内に留置させる加熱用高周波電源装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば脳動脈瘤内にコ
イル状の生体内留置部材を留置し、その生体内留置部材
を中心として血栓を形成させることにより脳動脈瘤発生
部位を塞栓する治療法がある。この場合、生体内留置部
材は次のようにして脳動脈瘤内に留置される。
【0003】即ち、図4に示すように、先端部に生体内
留置部材1が設けられたガイドワイヤー2を、予め鼠脛
部から血管内を脳動脈まで挿通されたカテーテル3内に
挿入することにより脳動脈瘤発生部位4まで導入し、生
体内留置部材1を脳動脈瘤4a内部に挿入する。
【0004】そして、生体5に対極板6を接触させた状
態で、加熱用高周波電源装置7(以下、高周波電源装置
7という)からガイドワイヤー2と対極板6との間に所
定の出力の高周波電圧を印加することにより、生体内留
置部材1とガイドワイヤー2とを接続する熱可溶性の接
続部材8を溶断するようにしていた。上記接続部材8が
溶断されると、生体内留置部材1は脳動脈瘤4a内に留
置される。
【0005】ところで、上記した生体内留置部材1を脳
動脈瘤4a内に留置する作業は、感染防止のために滅菌
された領域内で滅菌処理された器具を用いて行われる。
しかし、高周波電源装置7は、100Vの交流電源で駆
動するように構成されており、その本体内に設けられた
電源回路等の放熱のために本体を気密にシールすること
ができなかった。そのため、高周波電源装置7の本体全
体を滅菌処理することができず、高周波電源装置7は、
生体5周辺の滅菌領域から離れた場所に置かれていた。
従って、高周波電源装置7の操作は生体内留置部材1の
挿入作業を行う術者9とは別の補助者10により行われ
ていた。しかし、術者9と補助者10とが別であると、
例えば高周波電圧を供給するタイミングが合わない等に
より作業が手間取ることがあり、作業効率が悪いという
問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、術者が汚染されることなく直接、出力
調整等の操作ができるように構成された加熱用高周波電
源装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
用高周波電源装置は、先端部に生体内留置部材が設けら
れたワイヤーと対極板との間に高周波電圧を供給するも
のであって、電池で駆動するように構成すると共に、前
記加熱用高周波電源装置の本体を滅菌可能に構成したと
ころに特徴を有する。
【0008】上記加熱用高周波電源装置は、元来、電極
としてのバイポーラピンセットに高周波電圧を供給し
て、バイポーラピンセット間の生体組織を止血したり切
開したりする装置の電源装置として用いられているもの
を転用したものである。そのため、組織を切開する際に
必要な10〜20W程度の高出力の高周波電圧を供給す
ることができるように100Vの交流電源を駆動源とし
ていた。一方、生体内留置部材とワイヤーとを接続する
樹脂製の接続部材を溶断する際には、従来は、10W程
度の高周波電圧が必要であったが、近年は、樹脂の改良
等により1〜2W程度の高周波電圧で十分となってい
る。
【0009】そこで、本発明者らは、加熱用高周波電源
装置を電池で駆動する構成を発明した。このように構成
すると、電源回路の放熱が不要となるから、加熱用高周
波電源装置の本体を気密にシールすることが可能とな
る。従って、加熱用高周波電源装置の本体を滅菌可能に
構成できる。これにより、術者は、生体内留置部材の挿
入作業を行いながら、直接、本体を操作することができ
る。そのため、術者の判断に基づいた的確な操作がで
き、効率良く作業できる。そして、電池を本体の内部に
内蔵することにより、従来、本体から導出されていた電
源コードをなくすことができるので、加熱用高周波電源
装置の構成がすっきりし、使い勝手が良くなる。
【0010】また、加熱用高周波電源装置の本体の外面
部に、対極板を配設することも良い構成である(請求項
2の発明)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1及び
図2を参照して説明する。まず、加熱用高周波電源装置
11(以下、高周波電源装置11という)の本体ケース
12は略矩形箱状をなし、図2に示すように片手で掴ん
で保持できる程度の大きさに構成されている。本体ケー
ス12の図1中手前側の面は操作部13となっており、
電源のオン,オフ用、出力調整用等の各種スイッチ14
や、判定結果や出力レベルを表示する表示装置15が配
設されている。上記各種スイッチ14は、メンブレンス
イッチやタクトスイッチ等で構成されている。
【0012】また、本体ケース12の図1中上面の右側
には、出力端子部16が突設されている。この出力端子
部16は、先端部にクランプ状をなし例えば白金により
メッキされた出力端子16aを有している。そして、こ
の出力端子16aに、先端部に熱可溶性の接続部材18
aを介して生体内留置部材17が接続されたガイドワイ
ヤー18が着脱可能に接続されるように構成されてい
る。更に、本体ケース12の図1中上面の左側には、対
極板端子部20が設けられており、この対極板端子部2
0に対極板19の接続コード19aが着脱可能に接続さ
れるように構成されている。
【0013】一方、図示はしないが、本体ケース12の
内部には、高周波電源装置11を駆動する電池として例
えば3V,2000mAhのリチウム電池が2本直列接
続された状態で交換不可能に埋め込まれている。この場
合、上記電池は、例えば酸化エチレンガスによる滅菌装
置による滅菌時の温度である約70℃の高温に耐え得る
ものである。そして、本体ケース12は、気密にシール
された構成となっている。これにより、高周波電源装置
11は上記滅菌装置により全体を滅菌することが可能に
構成されている。
【0014】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
高周波電源装置11の本体ケース12を、滅菌装置内に
収容して全体を予め滅菌処理しておく。また、対極板1
9を生体の例えば背面に接触させておく。この後、術者
は、X線透視下でガイドワイヤー18を例えば脳動脈瘤
発生部位まで導入し、生体内留置部材17を脳動脈瘤内
に挿入すると共に、ガイドワイヤー18の基端部を出力
端子部16の出力端子16aに接続する。
【0015】そして、術者は、X線透視画像をみなが
ら、本体ケース12の操作部13の各スイッチ14を操
作して、所定の高周波電圧をガイドワイヤー18と対極
板19との間に供給して接続部材18aを溶断する。こ
のとき、術者は、本体ケース12を手に掴んで操作して
も良く(図2参照)、或いは手術台に載置して操作して
も良い。これにより、生体内留置部材17が脳動脈瘤内
に留置される。
【0016】このような構成の本実施例によれば、高周
波電源装置11を電池で駆動する構成とすると共に、本
体ケース12を気密にシールして高周波電源装置11全
体を滅菌可能に構成したので、術者が、生体内留置部材
17の挿入作業を行いながら本体ケース12に設けられ
た操作部13を直接操作することができる。そのため、
術者自身の判断に基づいた正確な操作を行うことができ
る。しかも、本実施例においては、高周波電源装置11
の駆動源が電池であるため、従来、高周波電源装置7の
本体から導出されていた電源コードをなくすことがで
き、全体の構成がすっきりし、使い勝手が良くなる。
【0017】さらに、本実施例では、電池を本体ケース
12の内部に交換不可能に埋め込むように構成した。こ
のため、本体ケース12の内部の電池を交換する際に、
気密性が損なわれるといった不具合が生じることがな
く、信頼性が向上する。尚、本実施例の高周波電源装置
11は、電池を埋め込む構成であるから使い捨てタイプ
であるが、接続部材18aの溶断作業を10回以上実行
できることを確認している。
【0018】図3は、本発明の第2の実施例を示してお
り、上記第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。本
実施例では、本体ケース12の外面部、例えば操作部1
3の反対側の外面部である裏面部に対極板21が貼り付
けられている。この対極板21は、本体ケース12の裏
面部よりやや小さい矩形状をなしている。このように対
極板21を本体ケース21と一体化することにより、本
体ケース12と対極板21とを接続する接続コードを不
要とすることができる。そして、接続部材18aを溶断
する際には、対極板21が生体に接触するように本体ケ
ース12を生体の例えば胸部の上に置いて、操作部13
の各スイッチ14を操作する。これにより、ガイドワイ
ヤー18と対極板21との間に所定の高周波電圧を供給
することができる。
【0019】尚、本実施例においても、本体ケース12
の上面左側に対極板端子部20を備えており、上記第1
の実施例で示した対極板19の接続コード19aを接続
できるように構成されている。また、上述した以外の第
2の実施例の構成は、第1の実施例と同じ構成となって
いる。従って、第2の実施例においても、第1実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0020】更に、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例に限定されるものではなく、次のような変形も可能
である。例えば、電池交換時に本体ケース12の気密性
が損なわれないように構成し、電池を交換可能に本体ケ
ース12の内部に埋め込むように構成しても良い。ま
た、本体ケースは片手で保持できる大きさよりも大きく
構成しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱用高周波電源装置は、電池で駆動するように構成
すると共に、前記加熱用高周波電源装置の本体を滅菌可
能に構成したので、生体内留置部材の挿入作業を行いな
がら、術者が直接、本体を操作することができる。その
ため、術者自身の判断に基づいて的確な操作を行うこと
ができるので、生体内留置部材の挿入作業を効率良く行
うことができる。しかも、電池を本体の内部に内蔵し
て、従来、本体から導出されていた電源コードをなくす
ことができるので、加熱用高周波電源装置の構成がすっ
きりして使い勝手が良くなるという実用的効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す加熱用高周波電源
装置の正面図
【図2】加熱用高周波電源装置の使用態様の一例を示す
【図3】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
(a)、側面図(b)
【図4】従来例を示す患部に生体内留置部材を挿入する
作業を説明するための図
【符号の説明】
図中、11は加熱用高周波電源装置、12は本体ケース
(本体)、14は各種スイッチ、17は生体内留置部
材、18はガイドワイヤー(ワイヤー)、19,21は
対極板を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に生体内留置部材が設けられたワ
    イヤーと対極板との間に高周波電圧を供給する加熱用高
    周波電源装置において、 前記加熱用高周波電源装置を電池で駆動するように構成
    すると共に、前記加熱用高周波電源装置の本体を滅菌可
    能に構成したことを特徴とする加熱用高周波電源装置。
  2. 【請求項2】 加熱用高周波電源装置の本体の外面部
    に、対極板を配設したことを特徴とする請求項1記載の
    加熱用高周波電源装置。
JP9275776A 1997-10-08 1997-10-08 加熱用高周波電源装置 Pending JPH11113915A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001134749A (ja) * 1999-09-27 2001-05-18 Ge Medical Syst Sa シャープなコントラストをもつエレメントの3次元画像を再構成する方法
JP2008104610A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Kaneka Corp 医療用デバイスのための高周波電源装置

Cited By (3)

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JP2001134749A (ja) * 1999-09-27 2001-05-18 Ge Medical Syst Sa シャープなコントラストをもつエレメントの3次元画像を再構成する方法
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