JP2000254153A - マルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器、マルチジョイント用アダプタ - Google Patents

マルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器、マルチジョイント用アダプタ

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JP2000254153A
JP2000254153A JP11058794A JP5879499A JP2000254153A JP 2000254153 A JP2000254153 A JP 2000254153A JP 11058794 A JP11058794 A JP 11058794A JP 5879499 A JP5879499 A JP 5879499A JP 2000254153 A JP2000254153 A JP 2000254153A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一本のマルチジョイントチューブに、種々の診
療機器を着脱交換可能に取付できる上に、構造が簡単
で、継手部も小型化でき、コストアップとなることが少
ないマルチジョイントチューブを備えた医療装置を提供
する。 【解決手段】マルチジョイントチューブ1の継手部12
は、その継手部12に接続される全ての診療機器6a〜
6dの電気作動部の電気ライン13に対応し、かつ、そ
れぞれの位置が異なるように配設された通電接続端子を
備えており、医療装置本体部5は、それぞれの電気ライ
ン13に接続された診療機器の種類に合わせて給電する
電源供給回路2a〜2dと、マルチジョイントチューブ
1の継手部12に接続された診療機器6a〜6dの種類
に合わせた電源供給回路2a〜2dを選択して、給電さ
せるようにした電源制御部3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用医療装置に
よって代表され、電源、水、空気などを、スケーラ、ハ
ンドピース、光重合器、診断器などの診療機器に供給し
て、診断、治療を行う医療装置であって、これらの診療
機器を医療装置本体から導出させたマルチジョイントチ
ューブに着脱交換可能に取付けて使用するマルチジョイ
ントチューブを備えた医療装置、その医療装置に用いる
マルチジョイント診療機器とマルチジョイント用アダプ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用医療装置によって代表される、電
源、水、空気などを、スケーラ、ハンドピース、光重合
器、診断器などの診療機器に供給して、診断、治療を行
う医療装置であって、これらの診療機器を医療装置本体
から導出させたチューブに着脱可能に取付けて使用する
医療装置においては、従来は、使用する診療機器の種類
に合わせて、それを取り付けるべきチューブを備えてい
た。
【0003】これは、スケーラ、ハンドピース、光重合
器、診断器などの診療機器の種類によって、その診断、
治療に必要な電源、水、空気などが異なっているため、
チューブは、その必要なものだけを供給するようにして
いたためである。
【0004】このため、診療機器の種類が増えれば増え
るほど、医療装置本体から導出されるチューブの数が増
え、その設置場所がより広く必要であったり、チューブ
同志の絡まりによって診療の妨げになったり、医療装置
本体側の構造も複雑になるといった問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、従来の
チューブに替え、必要な診療機器を、着脱交換可能に取
り付けることのできるマルチジョイントチューブを備え
た医療装置が提案されている。
【0006】例えば、特公平6−9577では、図14
に示したマルチジョイントチューブを備えた歯科用医療
装置を提案している。
【0007】この歯科用医療装置100は、医療装置本
体部150と、それから導出されたマルチジョイントチ
ューブ110とを備え、このマルチジョイントチューブ
110の先端には継手部111が設けられ、この継手部
111には、マイクロモータハンドピース、エアーター
ビンハンドピース、スケーラなどの各種の診療機器A1
〜A5が着脱交換可能に取り付けることができるように
なっている。
【0008】医療装置本体部150は、制御部130、
切換回路141、識別指令回路140を備えており、制
御部130は、診療機器に合わせた電源を供給する作動
電源供給回路120、水を供給する水供給回路121、
冷却用空気を供給するチップエアー供給回路、エアータ
ービンハンドピースなどへ駆動用の空気を供給するドラ
イブエアー供給回路123を備えており、これらの回路
120〜123から、マルチジョイントチューブ110
に装着された診療機器A1〜A5に、必要な電源、水、
空気を供給させるようにしている。
【0009】作動電源供給回路120には電源152、
水供給回路121には給水源153、チップエアー供給
回路122、ドライブエアー供給回路123には、加圧
空気源154が接続されている。
【0010】切換回路141は、作動電源供給回路12
0と識別指令回路140とを、マルチジョイントチュー
ブ110を通って継手部111に接続されている電気ラ
イン112に切換接続するもので、識別指令回路140
は、電気ライン112によって継手部111に接続され
た診療機器A1〜A5の抵抗やインピーダンスの相違に
よって、どの診療機器が接続されたかを識別するととも
に、その識別結果に応じて、接続された診療機器に必要
な電源、水、空気の選択指令を、上記種々の供給回路1
20〜123に与える。
【0011】マルチジョイントチューブ110内には、
電気ライン112以外に、水供給回路121からの水ラ
イン113、チップエアー供給回路122からのチップ
エアーライン114、ドライブエアー供給回路123か
らのドライブエアーライン115が通っており、継手部
111に達している。また、マルチジョイントチューブ
110の継手部111には、診療機器の着脱を検知する
センサ手段116が設けられている。
【0012】この歯科用医療装置100は、また、接続
された診療機器A1〜A5に電源、水、空気を供給させ
て、駆動させるための制御駆動スイッチ151が備えら
れ、その信号は、制御部130と識別指令回路140と
に送られるようになっている。
【0013】この歯科用医療装置100では、いずれか
の診療機器がマルチジョイントチューブ110の継手部
111に接続されると、その接続をセンサ手段116で
検知し、切換回路141が識別指令回路140側に切り
換えられ、識別指令回路140は、接続された診療機器
を識別し、その結果を保存している。
【0014】その後、制御駆動スイッチ151が、操作
されると、切換回路141が作動電源供給回路120側
に切替わり、識別指令回路140に保存された診療機器
の識別結果に基づき、それぞれの供給回路120〜12
3に指令がなされ、必要な電源、水、空気が供給される
ようになっている。
【0015】このように、この歯科用医療装置100で
は、一本のマルチジョイントチューブ110に、複数本
の診療機器A1〜A5を着脱交換可能に取り付けること
ができ、また、それに合わせて必要な電源、水、空気も
供給されるが、かかる機能を得るために、識別指令回路
140、切換回路141、継手部111に設けられたセ
ンサ手段116などの余分な回路などを必要としてい
た。
【0016】また、いずれの診療機器であっても、同一
の継手部に着脱可能とし、さらに、電源、水、空気など
が必要に応じて連通、供給されるように、継手部の接続
端子の配置や構造を明確にする必要があるが、かかる記
載は一切なされていない。
【0017】一方、特公平3−34345号に記載され
た歯科装置用制御装置では、このような継手部における
接続端子の構成については記載されているが、接続され
た診療機器を識別する方法は、継手部に識別専用の接続
端子を設けるもので、その追加の接続端子の分だけ、継
手部が大きくならざるを得ず、また、構造も複雑になる
ものであった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、一本のマルチジョイント
チューブに、種々の診療機器を着脱交換可能に取付るこ
とができる上に、装着した診療機器に合わせた電源など
の供給ができ、構造が簡単で、そのために余分な手段、
回路が少なく、マルチジョイントチューブの継手部も小
型化でき、コストアップとなることが少ないマルチジョ
イントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診
療機器、マルチジョイント用アダプタを提供することを
目的としている。
【課題を解決するための手段】請求項1から11におい
ては、マルチジョイントチューブを備えた医療装置、請
求項12ではマルチジョイント診療機器、請求項13で
はマルチジョイント用アダプタを提案している。
【0019】請求項1に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、電気作動部を有した種々の診療
機器を着脱交換可能に取付けできるようにした継手部を
備え、上記マルチジョイントチューブの継手部は、その
継手部に接続される全ての診療機器それぞれの電気作動
部の少なくとも1つの電気ラインに対応し、かつ、それ
ぞれの位置が異なるように配設された通電接続端子を備
えており、上記医療装置本体部は、上記それぞれの通電
接続端子に接続され、それぞれの電気ラインに接続され
た診療機器の種類に合わせて給電する電源供給回路と、
上記マルチジョイントチューブの継手部に接続された診
療機器の種類に合わせた電源供給回路を選択して、給電
させるようにした電源制御部とを備えていることを特徴
とする。
【0020】ここで、医療装置とは、診療機器を医療装
置本体部から導出させたチューブに着脱して用い、その
診療機器に電源、水、空気を供給して、診断や治療をす
る医療装置の全てを含むもので、歯科用医療装置を始め
として、耳鼻咽喉科、産婦人科、泌尿器科、眼科などで
用いられる医療装置が含まれるものである。
【0021】診療機器とは、診断や治療のために電源、
水、空気を用いるものを全て含むもので、電源などの用
い方は問わない。例えば、電気駆動装置により切削、研
磨などをするもの、清浄水や薬液などを治療のために噴
射、放出するもの、電気の作用によって治療などをする
もの、診断用に、所定の電気接点の組み合わせで電圧、
電流などを測定するような診断器なども含み、歯科分野
においては、このような診療機器としては、種々のハン
ドピース、エアータービンハンドピース、マイクロモー
タハンドピースや、スケーラ、光重合器、根管長測定
器、口腔カメラなどが含まれる。
【0022】また、電源供給回路は、それぞれの通電接
続端子に対応させて個別、独立に設けても良いし、ま
た、共通の電源供給回路に電圧、電流、周波数などを調
整できる手段を備えて、診療機器の種類に合わせた電源
を供給できるようにしてもよい。また、電気ラインのう
ち、少なくとも1本は、共通ラインとして共用するよう
にしている。
【0023】この医療装置において、マルチジョイント
チューブの継手部には、診断治療に必要な診療機器の電
気作動部への電気ラインを考慮して、全てに対応できる
ように必要な通電接続端子が設けられており、この通電
接続端子の位置は、全て異なるように構成されている。
しかも、この通電接続端子に接続され、それぞれの電気
ラインに接続された診療機器の種類に合わせて給電する
電源供給回路が設けられている。
【0024】つまり、ある通電接続端子に接続される診
療機器の種類が予め決められており、その設置位置も固
有であり、その通電接続端子に対応する電気ラインに
は、専用の電源供給回路が設けられているので、接続す
べき診療機器側の接続端子もその位置に合うようになっ
ておれば、これらの端子間のみが導通され、その通電接
続端子に対応した電源供給回路を駆動させれば、その診
療機器に必要な給電をすることができる。
【0025】このようにすると、確実に接続した診療機
器に必要な電源が供給されると共に、他の通電接続端子
は導通されないので、万が一、他の電源供給回路が誤作
動しても、電源が通電されることがなく安全である。
【0026】この医療装置においては、接続した診療機
器を判別する方法は限定していない。例えば、総当たり
的に、給電可能として、導通した電源供給回路のみに給
電させるようにしてもよいし、診療機器を着脱した術者
が、診療機器の種類を医療装置に入力する種別入力手段
などを用いるようにしてもよい。この際、上述したよう
に、術者が、誤入力しても、間違った電源供給回路から
は給電されないので安全である。
【0027】請求項2に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項1に記載の医療装置にお
いて、上記医療装置本体部は、更に、上記電源供給回路
から給電可能とされた状態で、いずれかの診療機器が上
記マルチジョイントチューブの継手部に接続され、通電
接続端子が導通されることで、その電気ラインの通電有
無を検知するようにした通電検知手段を備え、上記電源
制御部は、上記通電検知手段によって電気ラインの通電
有無を判別して、通電を検知した電気ラインに対して
は、その電気ラインに接続された電源供給回路に通常パ
ワーで給電させるようにしたことを特徴とする。
【0028】この医療装置は、請求項1の医療装置に、
さらに、通電検知手段を設け、それによって通電検知を
した電源供給ラインに通常パワーの電源を供給させるよ
うにしている。
【0029】つまり、ある通電接続端子の通電を検知
し、その通電接続端子に接続された電源供給回路に通電
させれば、間違いなく、接続された診療機器に相応しい
電源が供給されるという請求項1に記載の基本発明の特
徴を、通電検知手段を設けることによって、更に、有効
利用している。
【0030】このようにして、1本のマルチジョイント
チューブに、いずれの診療機器も着脱交換可能に取り付
けることができるだけでなく、さらに、所望の診療機器
を接続するだけで、その診療機器に相応しい電源が間違
いなく供給される。
【0031】また、このような効果を実現するために、
余分に必要なものは、通電検知手段だけであり、コスト
アップとなることが少ない。さらに、本来必要な接続端
子の位置を工夫することで、別に、診療機器の種類判別
のための接続端子を設ける必要もなく、継手部の大きさ
も小型化することができる。
【0032】これより、請求項3から請求項10におい
ては、通電検知の種々の態様について提案している。
【0033】請求項3に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置にお
いて、上記電源供給回路は、常時、給電可能な状態にな
っており、上記電源制御部は、上記通電検知手段によっ
て電気ラインの通電有無を判別して、通電を検知した電
気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供
給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを
特徴とする。
【0034】この医療装置では、通電検知手段による通
電検知を原則として常時行うようにしたことを特徴とし
ている。つまり、請求項1に記載の基本発明では、すべ
ての電源供給回路を通電可能としても、間違った給電を
することがなく、また、従来例に示したような、作動電
源供給回路と識別指令回路との切換なども考慮する必要
もないので、このような通電検知方法が可能となるので
ある。
【0035】したがって、安全に、診療機器の判別をす
ることができ、かつ、切換手段や、センサー手段など必
要なく、余分なコストアップを生じることがない。
【0036】請求項4に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置にお
いて、上記医療装置本体部は、いずれかの診療機器のマ
ルチジョイントチューブの継手部への接続を検知するセ
ンサ手段を更に設けており、上記電源制御部は、上記セ
ンサ手段がいずれかの診療機器の上記マルチジョイント
チューブの継手部への接続を検知したときには、上記電
源供給回路からそれぞれの電気ラインに給電可能とし、
上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別
し、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラ
インに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させる
ようにしていることを特徴とする。
【0037】この医療装置は、診療機器をマルチジョイ
ントチューブの継手部に接続したことを検知するセンサ
手段を設け、このセンサ手段で診療機器の接続を検知し
た時だけ、通電検知をすることを特徴とする。
【0038】上述したように、この発明においては、殊
更に、センサ手段を設ける必要はない。しかしながら、
センサ手段を設けることも不可能ではなく、このように
することによって、選択可能な通電検知の態様が増え
る。
【0039】請求項5に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置にお
いて、上記医療装置本体部は、フートスイッチなどで構
成された制御駆動スイッチを備えており、上記電源制御
部は、上記制御駆動スイッチが操作されたことを判別し
たときには、上記電源供給回路からそれぞれの電気ライ
ンに給電可能とし、上記通電検知手段によって電気ライ
ンの通電有無を判別し、通電を検知した電気ラインに対
しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常
パワーで給電させるようにしていることを特徴とする。
【0040】この医療装置は、通電検知のタイミングと
して、制御駆動スイッチが操作されたときを選択したも
のである。この制御駆動スイッチは、通常、歯科用の医
療装置では、術者が、診療機器を駆動させるために操作
するように設けられているもので、この操作をするとき
には、マルチジョイントチューブの継手部には、診療機
器が接続されていることが前提となる。
【0041】したがって、無駄な通電検知をすることが
無いと同時に、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0042】請求項6に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2〜5のいずれかに記載
の医療装置において、上記電源供給回路から、それぞれ
の電気ラインへは、通電検知のために、一斉にあるいは
時分割に給電可能とする構成にしていることを特徴とす
る。
【0043】この医療装置では、通電検知の時期ではな
く、一回の通電検知において、各電源供給回路の電源を
通電可能とする態様を規定している。つまり、その態様
を、一斉につまり同時に給電可能にする場合と、時分割
に、つまり、時間的にずらせて給電可能にする場合とを
規定している。また、通常通電時に影響を与えない。
【0044】このようにして、さらに選択可能な通電検
知の態様が増える。
【0045】請求項7に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2〜5のいずれかに記載
の医療装置において、上記通電検知手段は、それぞれの
電気ラインに接続された通電検出素子の通電検知を監視
する構成にしていることを特徴とする。
【0046】この医療装置では、通電検知手段の具体的
構成を規定している。つまり、通電検知手段は、電気ラ
インに、その電気ラインの電気的特性に影響を与えない
ような通電検出素子、例えば、非常に微小な抵抗素子、
具体的には、1オーム程度の抵抗を直列に入れ、通電検
知手段は、その通電検出素子間の電圧、または、電流を
検知することで、その電気ラインの通電を検知するよう
にしている。
【0047】こうして非常に簡単な構成によって、確実
に通電を検知することができ、それによって、接続した
診療機器の種類の判別、また、それに対応する電源供給
回路を特定することができる。
【0048】請求項8に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項2〜7のいずれかに記載
の医療装置において、上記通電検知手段による通電検知
時には、上記電源供給回路は、その電源供給回路で用い
る通常パワーよりも十分にパワーで給電可能とする構成
にしていることを特徴とする。
【0049】この医療装置は、通電検知時に電源供給回
路が給電するパワーを規定している。
【0050】まず、その電源を電源供給回路で通常、診
療機器に供給するパワーよりも十分に小さいパワーにす
ることを規定している。この十分に小さいパワーとは、
診療機器の電気作動部を作動させない程度のパワーとい
う意味である。したがって、このような十分に小さいパ
ワーの電源を供給することで、通電検知時に、その電源
によって、診療機器の電気作動部が作動するようなこと
がなく、例えば、マイクロモータハンドピースのモータ
が回転するようなことがなく、安全である。
【0051】さらに、この十分に小さいパワーの電源
は、通常パワーの電源と同じ種類、つまり、周波数など
が同一の電源という意味も持っている。したがって、例
えば、診療機器が特殊な態様の電源を使用するスケーラ
などの場合であっても、確実に通電検知をすることがで
きる。
【0052】なお、ここでは、通電検知時の電源を、通
常パワーの電源と同じものにすると規定したが、上記の
ような問題が生じない場合には、通電検知のみの別の電
源を備えて、その電源を用いるようにしてもよい。
【0053】請求項9に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置は、請求項8に記載の医療装置にお
いて、上記電源供給回路は、通電検出素子に並列に制御
接点を設けており、通電検知時には、制御接点を開いた
状態とし、通常パワーでの給電時には、制御接点を閉じ
た状態とする構成にしていることを特徴とする。
【0054】この医療装置では、請求項7に記載の医療
装置と同様に、通電検知手段の具体的内容を規定してい
るが、ここでは、請求項7と相違して、電気ラインに直
列に入れられる通電検出素子は、その電気ラインの電気
的特性に影響を与えるような通電検出素子、例えば、大
きな抵抗素子、具体的には、1メガオーム程度の抵抗と
している。
【0055】そして、この通電検出素子と並列に制御接
点を設け、通電検知時は、この通電検出素子に通電され
るようにして、通電検知手段は、この通電検出素子間の
電圧、または、電流を検知することで、その電気ライン
の通電を検知するようにし、通常パワーでの給電時、つ
まり、通電検知後に通常に電源を供給するときは、制御
接点側が通電されるようにして、この通電検出素子の影
響を回避することができるようにしている。
【0056】こうして、小さい抵抗値の通電検出素子を
用いる場合に比べて、通電の検知がより確実になると共
に、通常の電源通電時には、その通電検出素子の影響を
避けることができる。
【0057】請求項10に記載のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置は、請求項2〜9のいずれかに記
載の医療装置において、上記電源制御部は、通電を検知
した電気ラインに接続された電源供給回路に通常パワー
で給電させる際には、最初は低いパワーとし、次第にパ
ワーを増大させ、上記通電検知手段によって、その給電
を開始した電気ラインの通電を更に検知したときだけ、
必要な水、あるいは空気の供給を開始させ、その給電を
継続する一方、上記通電検知手段によって、その給電を
開始した電気ラインの通電を更に検知できなかったとき
には、その給電を中止する構成にしていることを特徴と
する。
【0058】この医療装置は、通電検知後、通常の電源
を供給する際に、直に、通常パワーの電源とせず、次第
に電源のパワーを増大させ、より確実に通電検知ができ
るようになった状態で、再度、通電検知をして、その結
果、更に通電検知をしたとき、つまり、最初の通電検知
が間違っていなかった場合にだけ、水、空気を必要に応
じて供給し、その給電を継続させて通常パワーとし、再
度の通電検知が出来なかった場合は、最初の通電検知が
間違っていたとして、その給電を中止するようにしてい
る。
【0059】このようにすると、通電検知が間違ってお
り、水、空気が必要でない診療機器が接続されたのに、
水、空気などを供給するようなことを確実に避けること
ができ、安全性が向上する。
【0060】請求項11に記載のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置は、請求項1〜9のいずれかに記
載の医療装置において、上記通電検知手段によって通電
を検知された電源供給回路に接続されるべき診療機器の
種別などを表示する表示手段を更に備えていることを特
徴とする。
【0061】この診療機器は、通電検知の結果を表示す
る表示手段を備えていることを特徴としている。したが
って、その表示を見て、通電検知が正しかったか否か、
または、装着した診療機器が正しかったか否かをチェッ
クすることができる。請求項12に記載のマルチジョイ
ント診療機器は、請求項1から10のいずれかに記載の
マルチジョイントチューブに接続して用いられるもの
で、そのマルチジョイント診療機器の継手部の接続端子
が、上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続
端子に対応して設けられている。
【0062】このマルチジョイント診療機器は、上述の
ような特徴を有するマルチジョイントチューブの継手部
に着脱交換可能なように取り付けられるように構成され
たものである。
【0063】つまり、上述したように、本発明のマルチ
ジョイントチューブでは、いずれの診療機器でも着脱交
換可能にするためには、電気ライン、水ライン、空気ラ
インの接続端子は、それぞれ種類ごとに、所定の決まっ
た位置になければならない。さらに、診療機器を接続し
たときに、その接続によって導通する電気ラインによっ
て、その診療機器を特定できるようにするためには、少
なくとも、1箇所の接続端子は、その診療機器に対し
て、特定の位置、他と異なった位置にあって、そこに、
その専用の電気ラインが連結されていることが必要であ
る。
【0064】したがって、マルチジョイントチューブで
は、接続端子の位置配置が重要であり、その配置は、全
ての接続すべき診療機器の電気作動部を考慮して、合目
的的に決められなければならない。
【0065】その結果、このマルチジョイントチューブ
に着脱交換可能に用いる診療機器の接続端子の位置も、
このマルチジョイントチューブの接続端子の位置に対応
させて設置されたものでなければならない。
【0066】このマルチジョイント診療機器は、そのよ
うな接続端子を設けた継手部を備えたものである。
【0067】請求項13に記載のマルチジョイントアダ
プタは、スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器な
どの診療機器を、請求項1〜12のいずれかに記載のマ
ルチジョイントチューブに接続するために用いられるも
ので、接続すべき診療機器の接続端子に対応させた機器
接続端子を設けた機器継手部と、上記マルチジョイント
チューブの継手部の通電接続端子のうち、その接続すべ
き診療機器の電気作動部への電気ラインに対応した通電
接続端子に対応させたチューブ接続端子を設けたチュー
ブ継手部とを備え、対応した機器接続端子とチューブ接
続端子とを導通させた構成としている。
【0068】このマルチジョイントアダプタは、従来の
診療機器を、マルチジョイントチューブに接続するため
のアダプタである。これにより、マルチジョイントチュ
ーブを用いる場合でも、従来からある診療機器を無駄に
することがない。
【0069】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図とともに説明する。
【0070】図1は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置の一例を概念的に説明するブロック
図である。
【0071】このマルチジョイントチューブを備えた医
療装置10は、マルチジョイントチューブ1を導出させ
た医療装置本体部5を備え、このマルチジョイントチュ
ーブ1の先端の継手部12に、必要なマルチジョイント
診療機器6a〜6dを着脱交換可能に取り付け、診断、
治療を行うことができる。
【0072】この医療装置は、一例として、歯科用医療
装置の場合を示しており、その場合には、これらのマル
チジョイント診療機器は、図示したように例えば、スケ
ーラ6a、マイクロモーターハンドピース6b、光重合
器6c、根管長測定器6dとなっている。
【0073】マルチジョイントチューブ1は、例えば、
可撓性チューブで構成され、診療機器を接続して診断、
治療する際に、操作性を向上させている。そのチューブ
1の一端には上述の継手部12、他端には、医療装置本
体部5の本体基端部53と接続するための基端継手部1
5が設けられている。
【0074】医療装置本体部5には、接続される診療機
器6a〜6dに合わせて必要な電源を供給する電源供給
回路のスケーラ駆動回路2a、モータ駆動回路2b、光
重合駆動回路2c、根管長測定器6d用の診断器回路2
d、駆動用あるいは冷却用の空気を供給するエアー回路
2e、洗浄用あるいは冷却用の水を供給する水回路2f
が備えられ、これらの回路を電源制御部3が制御してい
る。
【0075】電源制御部3には、電源31、加圧空気源
32、給水源33が接続され、電源制御部3自体の制御
や駆動に用いられると共に、それぞれの回路2a〜2f
に必要な電源、空気、水を供給している。また、電源制
御部3には、術者がマルチジョイントチューブ1に取り
付け接続された診療機器の種類を手動入力するための種
別入力手段34と、フットスイッチなどで構成され、接
続された診療機器に必要な電源、空気、水などを供給さ
せて診断、治療を行うための制御駆動スイッチ51が接
続されている。
【0076】上述したスケーラ駆動回路2a、モータ駆
動回路2b、光重合駆動回路2c、診断器回路2dから
は、それぞれ、専用の電気ライン13が導出され、エア
ー回路2eからはエアーライン16、水回路2fからは
水ライン17が導出されており、本体基端部53でまと
められて、更に、図示していないが、マルチジョイント
チューブ1内を通って、接続された診療機器に必要な電
源、加圧空気、水を供給するようになっている。
【0077】図2は、本発明のマルチジョイントチュー
ブとマルチジョイント診療機器の一例を概念的に説明す
る斜視図である。これより、既に説明した部分について
は、同一の符号を付して、重複説明を省略する。
【0078】図1のマルチジョイントチューブを備えた
治療装置10では、マルチジョイントチューブ1の継手
部12の構造を特徴とし、この継手部12に着脱交換可
能に取り付けるマルチジョイント診療機器6a〜6d
も、それに対応したものとなっている。
【0079】マルチジョイントチューブ1の継手部12
においては、そのマルチジョイントチューブ1に着脱可
能に取り付けられる診療機器を考慮して、いずれの診療
機器に対しても、必要な電源、空気、水が供給されるよ
うに、電気ライン、水ライン、エアーラインの接続端子
は、それぞれ種類ごとに、所定の決まった位置になけれ
ばならない。さらに、診療機器を接続したときに、その
接続によって導通する電気ラインによって、その診療機
器を特定できるようにするためには、少なくとも、1箇
所の接続端子は、その診療機器に対して、特定の位置、
他と異なった位置にあって、そこに、その専用の電気ラ
インが連結されていることが必要である。
【0080】したがって、マルチジョイントチューブで
は、接続端子の位置配置が重要であり、その配置は、全
ての接続すべき診療機器の電気作動部を考慮して、合目
的的に決められなければならない。
【0081】この継手部12に設けられた通電接続端子
11a〜11eは、そのような点を考慮して設けられた
電源用の接続端子であり、それぞれ専用の電気ライン1
3で、通電接続端子11aは、スケーラ駆動回路2a
に、通電接続端子11b、11c、11dはそれぞれ、
モータ駆動回路2b、光重合駆動回路2c、診断器回路
2dに接続されている。通電接続端子11eは、共通の
電気ライン13であるアース線に接続されている。ま
た、接続端子11f,11gは、それぞれ、エアーライ
ン16、水ライン17に接続されている。
【0082】この継手部12に着脱交換可能に取り付け
られる診療機器6a〜6dの接続端子61a〜61gの
位置も、このマルチジョイントチューブ1の通電接続端
子11a〜11gの位置に対応させて設置されている。
【0083】マルチジョイント診療機器として構成され
たスケーラ6aの継手部62aには、その診療の必要に
応じて、電気作動部(不図示)に接続された接続端子6
1a、共通線の接続端子61e、水ラインの接続端子6
1gを備えているので、このスケーラ6aをマルチジョ
イントチューブ1の継手部12に接続すると、スケーラ
6a側の電気、水の接続端子61a、61e、61g
と、マルチジョイントチューブ1側の電気の通電接続端
子11a,11e,水の接続端子11gとが連通され、
スケーラ6aに必要な電源、水が供給され得るようにな
る。
【0084】ここで、図1の種別入力手段34によっ
て、スケーラを接続したことを入力しておけば、制御駆
動スイッチ51の操作によって、スケーラ駆動回路2a
から電源が通電され、接続したスケーラ6aに適した電
源が供給されることになる。
【0085】マルチジョイント診療機器として構成され
たマイクロモータハンドピース6bの継手部62bに
は、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に
接続された接続端子61b、共通線の接続端子61e、
水ラインの接続端子61g、エアーラインの接続端子6
1fを備えているので、マイクロモータハンドピース6
bをマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続す
ると、スケーラ6aの場合と同様に、対応する端子が連
通し、マイクロモータハンドピース6bに必要な電源、
空気、水が供給され得るようになる。
【0086】また、ここで、スケーラ6aの場合と同様
に、図1の種別入力手段34によって、マイクロモータ
ハンドピースを接続したことを入力しておけば、制御駆
動スイッチ51の操作によって、モータ駆動回路2aか
ら電源が通電され、接続したマイクロモータハンドピー
ス6bに適した電源が供給されることになる。
【0087】同様に、光重合器6cの継手部62cに
は、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に
接続された接続端子61c、共通線の接続端子61e、
エアーラインの接続端子61fを備えており、根管長測
定器6dの継手部62dには、その診療の必要に応じ
て、電気作動部(不図示)に接続された接続端子61
d、共通線の接続端子61e備えているので、上述のス
ケーラ6a、マイクロモータハンドピース6bの場合と
同様に、これらを接続するだけで、光重合器6c、根管
長測定器6dに必要な電源、空気などが供給され得るよ
うになる。
【0088】このように、図1、図2で説明したマルチ
ジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイン
ト診療機器によると、所望のマルチジョイント診療機器
をマルチジョイントチューブに接続するだけで、必要な
端子間のみが導通され、導通された通電接続端子に対応
した電源供給回路を駆動させれば、その診療機器に必要
な給電をすることができる。
【0089】このようにすると、確実に接続した診療機
器に必要な電源が供給されると共に、他の通電接続端子
は導通されないので、万が一、他の電源供給回路が誤作
動しても、電源が通電されることがなく安全である。
【0090】また、ここでは、接続した診療機器を判別
する方法として種別入力手段34を例として示したが、
これだけに限らない。例えば、後述するように総当たり
的に、給電可能として、導通した電源供給回路のみに給
電させるようにしてもよい。
【0091】図3は、本発明のマルチジョイントアダプ
タの一例を概念的に説明する斜視図である。
【0092】このマルチジョイントアダプタ7a〜7d
は、既存のマルチジョイントでない診療機器を、本発明
のマルチジョイントチューブに着脱可能に取り付けて使
用することができるようにするためのものである。
【0093】この例では、既存の診療機器であるスケー
ラB1の継手部C1には、電源用、水用、共通線用の接
続端子D1,D2,D3が設けられているが、その設置
位置は、マルチジョイントを考慮したものでなく、これ
をそのまま、マルチジョイントチューブ1に接続して
も、対応した接続端子同士が導通されることはない。
【0094】同様に、マイクロモータハンドピースB2
の継手部C2には、空気用、電源用、水用、共通線用の
接続端子D4,D5,D6,D7が、光重合器B3の継
手部C3には、空気用、共通線用、電源用の接続端子D
8,D9,D10が、根管長測定器B4の継手部C4に
は、電源用と共通線用の接続端子D11,D12が設け
られているが、いずれも、そのままでは、マルチジョイ
ントチューブ1に接続して使用することができない。
【0095】マルチジョイントアダプタ7a〜7dは、
このような既存の診療機器B1〜B4毎に用意されるも
ので、スケーラ用アダプタ7aには、診療機器を接続す
る側の機器継手部71aに、スケーラB1の継手部C1
の電源用、水用、共通線用の接続端子D1,D2,D3
の位置に対応させて、電源用、水用、共通線用の機器接
続端子72a,72b,72cが設けられ、一方、マル
チジョイントチューブを接続する側のチューブ継手部7
3aには、マルチジョイントチューブ1の継手部12の
スケーラ用の通電接続端子11a、水用の接続端子11
g,共通線の通電接続端子11eの位置に対応させて、
電源用、水用、共通線用のチューブ接続端子74a、7
4g、74eが設けられている。
【0096】そして、このスケーラ用アダプタ7aの機
器継手部71aの接続端子72a,72b,72cと、
チューブ継手部73aの接続端子74a、74g、74
eは、図示したように、それぞれ導通されている。
【0097】したがって、既存のスケーラB1をスケー
ラ用アダプタ7aの機器継手部71aに接続し、この状
態で、スケーラ用アダプタ7aのチューブ継手部73a
をマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続すれ
ば、スケーラB1の電源用、水用、共通線用の接続端子
D1,D2,D3が、結果的に、マルチジョイントチュ
ーブ1のスケーラ用の通電接続端子11a、水用の接続
端子11g,共通線の通電接続端子11eと連通し、ス
ケーラB1に必要な電源、水が供給され得るようにな
る。
【0098】モータ用アダプタ7bの機器継手部71b
には、同様に、既存のマイクロモータハンドピースB2
の接続端子D4,D5,D6、D7に対応させて、機器
接続端子72d,72e,72f,72gが設けられ、
チューブ継手部73bには、マルチジョイントチューブ
1の接続端子11f、11b,11g、11eに対応さ
せてチューブ接続端子74f,74b,74g,74e
が設けられ、機器継手部71b側の接続端子D4,D
5,D6、D7とそれに対応したチューブ継手部73b
側の接続端子74f,74b,74g,74eとが、図
示したように導通されている。
【0099】したがって、既存のマイクロモータハンド
ピースB2をモータ用アダプタ7bの機器継手部71b
に接続し、この状態で、チューブ継手部73bをマルチ
ジョイントチューブ1の継手部12に接続すれば、マイ
クロモータハンドピースB2の空気用、電源用、水用、
共通線用の接続端子D4,D5,D6、D7が、マルチ
ジョイントチューブ1の空気用、モータ電源用、水用、
共通線用の接続端子11f、11b,11g、11eに
連通されて、マイクロモータハンドピースB2に必要な
空気、電源、水が供給され得るようになる。
【0100】同様な方法で対応関係と導通を考慮して、
光重合器用アダプタ7cの機器継手部71cには機器接
続端子72h,72i,72j,チューブ継手部73c
にはチューブ接続端子74f,74e,74cが設けら
れ、根管長測定器用アダプタ7dの機器継手部71dに
は機器接続端子72k,72l、チューブ継手部73d
にはチューブ接続端子74d,74eが設けられてい
る。
【0101】したがって、既存の光重合器B3,根管長
測定器B4に、これらの光重合器用アダプタ7c、根管
長測定器用アダプタ7dをそれぞれ接続すれば、マルチ
ジョイントチューブ1に接続して必要な電源、水などが
供給され得るようになる。
【0102】このようにして、マルチジョイントアダプ
タ7a〜7dを用いることによって、既存の診療機器B
1〜B4を、マルチジョイントチューブ1に着脱交換可
能に取付ることができ、マルチジョイント診療機器と同
様な用い方をすることができる。したがって、医療装置
を本願発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装
置に変更した場合でも、マルチジョイントアダプタを用
意するだけで、既存の診療機器を無駄にすることなく継
続して使用することができる。
【0103】これより、上述のマルチジョイントチュー
ブ備えた医療装置の基本発明を基礎として、更に、接続
した診療機器の判別も医療装置で自動的に行えるように
したマルチジョイントチューブを備えた医療装置につい
て説明する。図4は、そのような、本発明のマルチジョ
イントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明
するブロック図である。
【0104】このマルチジョイントチューブ備えた医療
装置10Aは、図1の医療装置10に比べ、マルチジョ
イントチューブ1に診療機器6a〜6dのいずれかが接
続されたときに、その接続によって、導通される電気ラ
イン13の通電を検知する通電検知手段4を備えている
ことを特徴とする。
【0105】それぞれの電気ライン13には、直列に小
容量、例えば、1オーム程度の抵抗素子で構成された通
電検出素子41を直列に入れ、通電検出手段4は、この
それぞれの通電検出素子41に生じる電圧、または、電
流をそれぞれ検知できるようになっている。
【0106】通電検出手段4は、電源制御部3に接続さ
れ、通電検知の結果を知らせる通電検知信号を電源制御
部3に送る。
【0107】この医療装置10Aは、このような構成と
なっているので、電気ライン13の通電を、通電検出素
子4で検知するだけで、診療機器6a〜6dのいずれ
が、マルチジョイントチューブ1に接続されたかを検知
することができ、その検知結果に基づき、判別された電
源供給回路から給電し、また、必要な水、空気を診療機
器に合わせて供給することができる。つまり、診療機器
をマルチジョイントチューブに接続するだけで、自動的
に、その診療機器を判別し、必要な電源などを供給する
ことができる。
【0108】また、通電検出素子41は、小容量なの
で、通常の電源通電時に、障害とならない。
【0109】図5は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本
動作の一例を示すタイムチャートである。この図5を用
いて、通電検知の態様について説明する。
【0110】図5は、横軸を時間とし、縦軸を電圧とし
て、通電検知、選択された診療機器の駆動の動作を、図
4で示したスケーラ6a、マイクロモータハンドピース
6b、光重合器6c、根管長測定器6dに対応させてタ
イムチャートで示したものである。但し、マイクロモー
タハンドピース6bについては、そのモータがDC(直
流)モータの場合と、AC(交流)モータの場合に分け
て示している。
【0111】また、この図5は、診療機器として、DC
モータのマイクロモータハンドピース6bが接続される
場合で、通電検知のために常時一斉に給電可能とするタ
イプの例を示し、図中に矢印で、診療機器接続の時点
と、制御駆動スイッチ51をONとする時点を示してい
る。
【0112】図5で示すように、この常時一斉に給電可
能とするタイプでは、常時、全ての電源供給回路2a〜
2dが給電可能な状態となっている。この時の電源のパ
ワーは、通常の駆動のパワーより十分小さいパワーとし
ておくと、接続した診療機器の電気作動部がその電源に
よって、間違って作動するようなことがなく、安全であ
る。
【0113】さらに、この十分に小さいパワーの電源
は、通常パワーの電源と同じ種類、つまり、周波数など
が同一の電源でもある。したがって、例えば、診療機器
が特殊な態様の電源を使用するスケーラなどの場合であ
っても、確実に通電検知をすることができる。
【0114】この給電可能な状態で、マイクロDCモー
タハンドピース6bを接続すると、その電気ラインだけ
が、通電状態となり、この通電を通電検知手段4で検知
して、接続された診療機器がハンドピース6bであるこ
とを判別し、モータ駆動回路2bが選択される。
【0115】これで、制御駆動スイッチ51がONされ
ると、モータ駆動回路2bから通常パワーの電源が通電
され、マイクロDCモータハンドピース6bが駆動され
る。
【0116】図6は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック
図である。
【0117】このマルチジョイントチューブを備えた医
療装置10Bは、図4の医療装置10Aに比べ、さら
に、マルチジョイントチューブ1の継手部12に診療機
器6a〜6dが接続されたどうかを検知するセンサ手段
14を継手部12に備えた点が相違する。
【0118】本発明のマルチジョイントチューブを備え
た医療装置では、常時通電可能な状態で通電検知をする
ことができるので、このようなセンサ手段14は、通電
検知のために、不可欠に設けなくてはならないものでは
ない。
【0119】しかしながら、このセンサ手段14を、診
療機器の接続を検知した時だけ、通電検知するように、
通電検知のタイミングを決めるための手段として利用す
ることによって、通電検知のために必要な電力の節約も
図ることができ、また、選択可能な通電検知の態様が増
える。
【0120】図7は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本
動作の他例を示すタイムチャートである。
【0121】このタイムチャートは、センサ手段14を
備えた医療装置10Bで用いられるもので、また、時分
割でそれぞれの電源供給回路を通電可能とするタイプの
基本動作を示している。
【0122】この図7で解るように、これは、ACモー
タのマイクロモータハンドピース6bが接続された場合
を示しており、診療機器の接続がセンサ手段14で検知
されると、それぞれの電源供給回路に時分割で電源が供
給され、マイクロACモータハンドピース6bのための
電気ライン13の通電が通電検知手段4で検知され、診
療機器の種別が判別され、その後、制御駆動スイッチ1
4がONされると、マイクロACモータ用のモータ駆動
回路2bから通常パワーで給電され、マイクロACモー
タハンドピース6bが駆動される。
【0123】図8は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本
動作の他例を示すタイムチャートである。
【0124】このタイムチャートは、制御駆動スイッチ
51を備えたものであれば、実施可能なものであって、
制御駆動スイッチ51がONとなったタイミングで、一
斉に通電可能とするタイプの基本動作を示している。
【0125】この図8では、このように一斉通電を行っ
て、スケーラ6aが接続されたことを検知して、スケー
ラ駆動回路2aから通常パワーで給電している。
【0126】このように、本発明のマルチジョイントチ
ューブを備えた医療装置では、給電検知の方法は、単一
のタイプに限定されることなく、いろいろなタイミング
での給電、また、一斉給電あるいは時分割給電などのい
ろいろなタイプを選択することができる。
【0127】図9は、本発明のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック
図である。
【0128】このマルチジョイントチューブを備えた医
療装置10Cは、図4の医療装置10Aに比べ、通電検
知手段4の具体的な構成が相違する。
【0129】医療装置10Aでは、通電検出素子41
は、小容量の抵抗素子であったが、ここで用いる通電検
出素子42は大容量のもの、例えば、1メガオーム程度
の抵抗素子で構成されている。このように抵抗が大きい
ので、通電検知手段4で、より、確実に通電検知するこ
とができる。
【0130】しかしながら、このような大きい抵抗の通
電検出素子42を直列に電気ライン13に入れたまま
で、通常の給電を行うと、給電に支障となる。そこで、
この医療装置10Cでは、通電検出素子42と並列に制
御接点43を入れ、通電検知時以外は、この制御接点を
閉じる構成としている。
【0131】こうして、より確実に通電検知をすること
ができ、かつ、通常の給電に支障がないようにしてい
る。
【0132】図10は、本発明のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基
本動作の他例を示すフローチャートである。
【0133】この基本動作は、通電再確認をすることを
特徴とする。
【0134】これまでに述べた方法のいずれかを用いて
通電検知をし、さらに電源供給回路を選択(S1)した
後、制御駆動スイッチ51を作動させる(S2)と、電
源制御部3は、徐々に電源のパワーを増大させ、そのパ
ワーが、より確実に通電検知ができるような所定値より
大きくなった状態で、通電の再検知をして(S4,S
5)、その結果、更に通電検知をしたとき、つまり、初
期の選択が間違っていなかった場合にだけ、水、空気を
必要に応じて供給し、その給電を継続させて通常パワー
とし(S6,S7)、再度の通電検知が出来なかった場
合は、最初の通電検知が間違っていたとして、その給電
をパワーダウンし、中止するようにしている(S8)。
【0135】このようにすると、通電検知が間違ってお
り、水、空気が必要でない診療機器が接続されたのに、
水、空気などを供給するようなことを確実に避けること
ができ、安全性が向上する。
【0136】図11は、本発明のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置の表示手段の一例を示すもので、
(a)は全体斜視図、(b)は表示手段での表示例を示
す図である。
【0137】図11(a)において、6は診療機器であ
って、図1などに示した個々の診療機器6a〜6dをま
とめて示したものである。1はマルチジョイントチュー
ブであるが、ここでは、同様のマルチジョイントチュー
ブ1が複数本備えられ、どの診療機器6をどのマルチジ
ョイントチューブ1にでも着脱交換可能に取り付けるこ
とができ、取り付けた場合には、それぞれのチューブ1
に接続された診療機器の種類が通電検知によって判別さ
れ、それぞれに合った電源供給回路から給電可能にな
る。
【0138】15は吸引などのためのチューブ、52は
ベースン台、8は患者を載せて診療するための歯科用治
療台、91はサイドテーブル支持アーム、92は照明灯
ポール、93は、サイドテーブル支持アーム91に設置
され、この医療装置10に関する種々の情報を表示する
表示手段、94はサイドテーブル、95はサイドテーブ
ル94に設けられた診療機器ホルダであり、ここにマル
チジョイントチューブ1に接続された状態の診療機器6
が待機状態で収容されるようになっている。
【0139】表示手段93は、サイドテーブル94の上
方近くに設置され、サイドテーブル94で作業を行う術
者がちょうど見やすい位置となっている。
【0140】表示手段93には、図11(b)に示すよ
うに、種々の情報に加え、マルチジョイントチューブ1
に接続された診療機器6の種別も表示できるようになっ
ている。
【0141】この図では、ウインドウ52aに、マルチ
ジョイントチューブ1が3本あり、その内のチューブA
にはマイクロモータハンドピースが、チューブBにはタ
ービンモータハンドピースが、チューブCにはスケーラ
が接続されていることが表示されている。ここで、この
ウインドウ52aのチューブAの位置でボタン52bを
操作すると、別のウインドウ52aに、このチューブA
に接続されたマイクロモータハンドピースの詳細が示さ
れるようになっている。
【0142】こうして、その表示を見て、通電検知が正
しかったか否か、または、装着した診療機器が正しかっ
たか否かをチェックすることができる。
【0143】図12は、本発明のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロッ
ク図である。
【0144】このマルチジョイントチューブを備えた医
療装置10Dは、図4の医療装置10Aに比べて、マル
チジョイントチューブがなく、それぞれの診療機器がそ
れぞれにチューブを備えたチューブ付き診療機器6Aa
〜6Adとなっており、このチューブの先端に設けられ
た継手部61Aa〜61Adがマルチジョイントとなっ
ている点が相違する。また、医療装置本体部5に備えら
れた本体基端部53にも、これに対応できるようにマル
チジョイント継手部53aが設けられている。
【0145】この医療装置10Dでは、このようなマル
チジョイントのチューブ付き診療機器6Aa〜6Ad
を、医療装置本体部5のマルチジョイント継手部53a
に着脱交換可能に取り付けることができ、接続された診
療機器について、上記と同様の方法で通電検知し、選択
して電源を通電することができる。
【0146】図13は、本発明のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロッ
ク図である。
【0147】このマルチジョイントチューブを備えた医
療装置10Eは、図4の医療装置10Aに比べて、それ
ぞれの電気ライン13に通電検出素子を設けることな
く、これを共通の通電検出素子44で代用している点が
相違する。
【0148】この医療装置10Eでは、通電検知手段4
Aは独自の通電検知用電源(不図示)を内蔵し、それぞ
れの電源供給回路2a〜2dに個別の通電用ライン46
を接続し、一方、共通に使用可能な単一の通電検出素子
44と、通電用ライン46を断接する通電切換スイッチ
45を備えている。通電検知手段4Aは、電源制御部3
と接続され、通電検知の結果を通知する通電検知信号を
送るようにしている。
【0149】このような構成で、この医療装置10Eで
は、個別の通電用ライン46を切り換えて、順に給電し
ながら、通電検出素子44の通電を検知して、どの電気
ライン13が通電されたかを検知して、どの診療機器が
接続されたかを判別することができる。また、通電時で
ない場合は、通電切換スイッチ45をオフにして、通電
用ライン46などの影響をなくすことができる。
【0150】なお、上記では、診療機器の種類を、1つ
の電気ラインと電源供給回路の通電検知によって判別し
たが、診療機器の電気作動部から複数本の電気ラインが
導出されている場合には、これらの電気ラインの内か
ら、2本以上の電気ラインと、それに対応した電源供給
回路の通電検知によって、診療機器の種類を判別するこ
とも出来る。
【0151】
【発明の効果】請求項1に記載のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置によれば、通電接続端子の位置
を、それぞれの診療機器に対応させて互いに異なるよう
に設け、その通電接続端子に対応した電気ラインに、そ
の診療機器に専用の電源供給回路を設けたので、1本の
マルチジョイントチューブに、いずれの診療機器も着脱
交換可能に取り付けることができるだけでなく、診療機
器を接続すれば、その診療機器に対応した通電接続端子
だけが通電し、他の通電接続端子は通電されないので、
間違って給電するようなことがなく、安全性も高い。
【0152】請求項2に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項1に記載の医療装
置の効果に加えて、さらに、通電検知手段を設け、それ
によって通電検知をした電源供給ラインに通常パワーの
電源を供給させるようにしているので、自動的に間違い
なく、接続された診療機器に相応しい電源が選択され供
給される。
【0153】また、このような効果を実現するために、
余分に必要なものは、通電検知手段だけであり、コスト
アップとなることが少ない。さらに、本来必要な接続端
子の位置を工夫することで、別に、診療機器の種類判別
のための接続端子を設ける必要もなく、継手部の大きさ
も小型化することができる。
【0154】請求項3に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装
置の効果に加え、通電検知手段による通電検知を原則と
して常時行うようにしたことを特徴としている。つま
り、切換手段や、センサー手段などが必要なく、余分な
コストアップを生じることがなく、また、安全に、診療
機器の判別をすることができる。
【0155】請求項4に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装
置の効果に加え、診療機器をマルチジョイントチューブ
の継手部に接続したことを検知するセンサ手段を設け、
このセンサ手段で診療機器の接続を検知した時だけ、通
電検知をするようにしているので、選択可能な通電検知
の態様が増える。
【0156】請求項5に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装
置の効果に加え、通電検知のタイミングとして、制御駆
動スイッチが操作されたときを選択したので、無駄な通
電検知をすることが無い上にに、選択可能な通電検知の
態様が増える。
【0157】請求項6に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2〜5のいずれか
に記載の医療装置の効果に加え、一回の通電検知におい
て、各電源供給回路を通電可能とする複数の態様を、一
斉につまり同時に給電可能にする場合と、時分割に、つ
まり、時間的にずらせて給電可能にする場合とを提案し
ているので、さらに選択可能な通電検知の態様が増え
る。
【0158】請求項7に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2〜5のいずれか
に記載の医療装置の効果に加え、通電検出素子を直列挿
入するだけで、通電検知をすることができるようにして
いるので、非常に簡単に通電検知を達成することができ
る。
【0159】請求項8に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項2〜7のいずれか
に記載の医療装置の効果に加え、通電検知時に電源供給
回路が給電するパワーを、通常、診療機器に供給するパ
ワーよりも十分に小さいパワーとしているので、診療機
器の電気作動部が作動するようなことがなく、安全であ
る。
【0160】さらに、この十分に小さいパワーの電源
は、通常パワーの電源と同じ種類の電源を用いるので、
診療機器が特殊な態様の電源を使用するスケーラなどの
場合であっても、確実に通電検知をすることができる。
【0161】請求項9に記載のマルチジョイントチュー
ブを備えた医療装置によれば、請求項8に記載の医療装
置の効果に加え、通電検出素子に大きな抵抗素子を用
い、通常パワーで給電時には、制御接点側が通電される
ようにしているので、通電の検知がより確実になると共
に、通常の電源通電時には、その通電検出素子の影響を
避けることができる。
【0162】請求項10に記載のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置によれば、請求項2〜9のいずれ
かに記載の医療装置の効果に加え、通電検知後、通常の
電源を供給する際に、直ちに、通常パワーの電源とせ
ず、次第に電源のパワーを増大させ、より確実に通電検
知ができるようになった状態で、再度、通電検知をして
から、水、空気を必要に応じて供給するようにしている
ので、通電検知が間違っており、水、空気が必要でない
診療機器が接続されたのに、水、空気などを供給するよ
うなことを確実に避けることができ、安全性が向上す
る。
【0163】請求項11に記載のマルチジョイントチュ
ーブを備えた医療装置によれば、請求項1〜9のいずれ
かに記載の医療装置の効果に加え、通電検知の結果を表
示する表示手段を備えているので、その表示を見て、通
電検知が正しかったか否か、または、装着した診療機器
が正しかったか否かをチェックすることができる。
【0164】請求項12に記載のマルチジョイント診療
機器によれば、マルチジョイントチューブに着脱交換可
能に取り付けて使用することができ、マルチジョイント
チューブと相乗的に作用して、請求項1から11に記載
のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の効果を
発揮させることができる。
【0165】請求項13に記載のマルチジョイントアダ
プタによれば、既存の診療機器を、請求項1〜12のい
ずれかに記載のマルチジョイントチューブに着脱交換可
能に取り付けて使用することができ、マルチジョイント
チューブを用いる場合でも、既存の診療機器を無駄にす
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置の一例を概念的に説明するブロック図
【図2】本発明のマルチジョイントチューブとマルチジ
ョイント診療機器の一例を概念的に説明する斜視図
【図3】本発明のマルチジョイントアダプタの一例を概
念的に説明する斜視図
【図4】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置の他例を概念的に説明するブロック図
【図5】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の一例を
示すタイムチャート
【図6】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置の他例を概念的に説明するブロック図
【図7】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例を
示すタイムチャート
【図8】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例を
示すタイムチャート
【図9】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置の他例を概念的に説明するブロック図
【図10】本発明のマルチジョイントチューブを備えた
医療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例
を示すフローチャート
【図11】本発明のマルチジョイントチューブを備えた
医療装置の表示手段の一例を示すもので、(a)は全体
斜視図、(b)は表示手段での表示例を示す図
【図12】本発明のマルチジョイントチューブを備えた
医療装置の他例を概念的に説明するブロック図
【図13】本発明のマルチジョイントチューブを備えた
医療装置の他例を概念的に説明するブロック図
【図14】従来のマルチジョイントチューブを備えた医
療装置の一例を概念的に示すブロック図
【符号の説明】
1 マルチジョイントチューブ 11 通電接続端子 12 継手部 13 電気ライン 14 センサ手段 2 電源供給回路 3 電源制御部 4 通電検知手段 41 通電検出素子 42 通電検出素子 43 制御接点 5 医療装置本体部 51 制御駆動スイッチ 52 表示手段 6 マルチジョイント診療機器 61 接続端子 7 マルチジョイントアダプタ 71 機器継手部 72 機器接続端子 73 チューブ継手部 74 チューブ接続端子 10 医療装置 A 診療機器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気作動部を有した種々の診療機器を着脱
    交換可能に取付けできるようにした継手部を備えたマル
    チジョイントチューブを医療装置本体部から導出させた
    医療装置において、 上記マルチジョイントチューブの継手部は、その継手部
    に接続される全ての診療機器のそれぞれの電気作動部の
    少なくとも1つの電気ラインに対応し、かつ、それぞれ
    の位置が異なるように配設された通電接続端子を備えて
    おり、 上記医療装置本体部は、 上記それぞれの通電接続端子に接続され、それぞれの電
    気ラインに接続された診療機器の種類に合わせて給電す
    る電源供給回路と、 上記マルチジョイントチューブの継手部に接続された診
    療機器の種類に合わせた電源供給回路を選択して、給電
    させるようにした電源制御部とを備えていることを特徴
    とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の医療装置において、 上記医療装置本体部は、更に、上記電源供給回路から給
    電可能とされた状態で、いずれかの診療機器が上記マル
    チジョイントチューブの継手部に接続され、通電接続端
    子が導通されることで、その電気ラインの通電有無を検
    知するようにした通電検知手段を備え、 上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ライ
    ンの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに
    対しては、その電気ラインに接続された電源供給回路に
    通常パワーで給電させるようにしたことを特徴とするマ
    ルチジョイントチューブを備えた医療装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の医療装置において、 上記電源供給回路は、常時、給電可能な状態になってお
    り、 上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ライ
    ンの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに
    対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通
    常パワーで給電させるようにしていることを特徴とする
    マルチジョイントチューブを備えた医療装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の医療装置において、 上記医療装置本体部は、いずれかの診療機器のマルチジ
    ョイントチューブの継手部への接続を検知するセンサ手
    段を更に設けており、 上記電源制御部は、上記センサ手段がいずれかの診療機
    器の上記マルチジョイントチューブの継手部への接続を
    検知したときには、上記電源供給回路からそれぞれの電
    気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によって電
    気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電気ライ
    ンに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路
    に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴と
    するマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の医療装置において、 上記医療装置本体部は、フートスイッチなどで構成され
    た制御駆動スイッチを備えており、 上記電源制御部は、上記制御駆動スイッチが操作された
    ことを判別したときには、上記電源供給回路からそれぞ
    れの電気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によ
    って電気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電
    気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供
    給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを
    特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置
    において、 上記電源供給回路から、それぞれの電気ラインへは、通
    電検知のために、一斉にあるいは時分割に給電可能とす
    る構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチ
    ューブを備えた医療装置。
  7. 【請求項7】請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置
    において、 上記通電検知手段は、それぞれの電気ラインに接続され
    た通電検出素子の通電検知を監視する構成にしているこ
    とを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療
    装置。
  8. 【請求項8】請求項2〜7のいずれかに記載の医療装置
    において、 上記通電検知手段による通電検知時には、上記電源供給
    回路は、その電源供給回路で用いる通常パワーよりも十
    分にパワーで給電可能とする構成にしていることを特徴
    とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の医療装置において、 上記電源供給回路は、通電検出素子に並列に制御接点を
    設けており、 通電検知時には、制御接点を開いた状態とし、通常パワ
    ーでの給電時には、制御接点を閉じた状態とする構成に
    していることを特徴とするマルチジョイントチューブを
    備えた医療装置。
  10. 【請求項10】請求項2〜9のいずれかに記載の医療装
    置において、 上記電源制御部は、通電を検知した電気ラインに接続さ
    れた電源供給回路に通常パワーで給電させる際には、最
    初は低いパワーとし、次第にパワーを増大させ、上記通
    電検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの
    通電を更に検知したときだけ、必要な水、あるいは空気
    の供給を開始させ、その給電を継続する一方、上記通電
    検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの通
    電を更に検知できなかったときには、その給電を中止す
    る構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチ
    ューブを備えた医療装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜9のいずれかに記載の医療装
    置において、 上記通電検知手段によって通電を検知された電源供給回
    路に接続されるべき診療機器の種別などを表示する表示
    手段を更に備えていることを特徴とするマルチジョイン
    トチューブを備えた医療装置。
  12. 【請求項12】請求項1から10のいずれかに記載のマ
    ルチジョイントチューブに接続して用いられるマルチジ
    ョイント診療機器であって、 そのマルチジョイント診療機器の継手部の接続端子が、
    上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続端子
    に対応して設けられているマルチジョイント診療機器。
  13. 【請求項13】スケーラ、ハンドピース、光重合器、診
    断器などの診療機器を、請求項1〜12のいずれかに記
    載のマルチジョイントチューブに接続するために用いら
    れるマルチジョイントアダプタであって、 接続すべき診療機器の接続端子に対応させた機器接続端
    子を設けた機器継手部と、上記マルチジョイントチュー
    ブの継手部の通電接続端子のうち、その接続すべき診療
    機器の電気作動部への電気ラインに対応した通電接続端
    子に対応させたチューブ接続端子を設けたチューブ継手
    部とを備え、対応した機器接続端子とチューブ接続端子
    とを導通させた構成としたマルチジョイントアダプタ。
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