JPH11113632A - 試着用フェースカバー - Google Patents

試着用フェースカバー

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JPH11113632A
JPH11113632A JP27545197A JP27545197A JPH11113632A JP H11113632 A JPH11113632 A JP H11113632A JP 27545197 A JP27545197 A JP 27545197A JP 27545197 A JP27545197 A JP 27545197A JP H11113632 A JPH11113632 A JP H11113632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
face cover
fitting
component
pieces
Prior art date
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Pending
Application number
JP27545197A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakuji Tetsura
作司 鉄羅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankei Co Ltd
Original Assignee
Sankei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankei Co Ltd filed Critical Sankei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨て可能な安価な試着用フェースカバー
を提供する。試着用フェースカバーの被りを容易にす
る。 【解決手段】 透視可能な前面構成片2と透視可能な後
面構成片3とで、その上縁4aと両側縁4b,4cを接
着して下端が開口する袋状に形成する。前面構成片2の
下端を後面構成片3の下端3aより延長するとともにそ
の中央部に縦方向の切目5を形成して前面構成片2の下
部に左右に分割された結び片2b,2cを形成する。上
記切目5を、その上端5bが後面構成片3の下端3aよ
りも上方に位置するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試着用フェースカバ
ーに関するもので、より詳しくは、衣服販売店におい
て、商品である衣服を試着するために、頭部から着用、
脱衣する場合に、試着者の顔面、頭部及び首部を被覆す
る試着用フェースカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服販売店において衣服を購入す
る場合には、その衣服が自分に似合うかどうか試着して
から購入したい要望が高い。
【0003】しかし、セーター等試着者の顔面及び頭部
を通して着用及び脱衣する衣類においては、その試着時
における着用、脱衣時に、試着者の口紅や頭部、顔面に
施した化粧品、香水の臭い、汚れ、更には毛髪等が試着
衣服に付着するおそれがある。
【0004】このような化粧品等が付着した衣服は商品
価値が低下するため、販売店側としては試着の要望に応
え難い場合があり、購入者は試着することなく購入しな
ければならない。
【0005】このような問題の解決策として従来、図5
に示すように、一方の側片101と他方の側片102と
を、その上部と後側全長と前側略上半部をミシン糸10
3で縫製して袋状にし、これを使用者の頭部にかぶるよ
うにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に衣服販売店での試着時に使用するフェースカバーは、
他人の使用したものを被ることは衛生上に抵抗感がある
ため、使い捨てにする必要があり、そのためには極めて
安価に製造できることが要求される。
【0007】そのため、上記従来のように、ミシンで縫
製するものにおいては、使い捨てとしては高価になり試
着用としては現実に使用され難い。更に、上記従来のよ
うに、両側片101と102を同じ丈にして後側全長を
連結したものにおいては、開口部107側を顔面側にし
て被った場合に、後側に位置する片が使用者の肩上に折
り重なり状態になるため、ガサつきが生じて感触が悪
い。
【0008】また、両止片104と105を顎部で結ぶ
と、両側片101,102との縫合せ側縁106が顔の
前面側に尖った状態で位置し、使用しずらい問題があ
る。そこで本発明は極めて安価に製造でき、かつ使用し
やすいフェースカバーを提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、透視可能な前面構
成片と透視可能な後面構成片とを、接着によって下端が
開口する袋状に形成し、前面構成片の下端を後面構成片
の下端より延長するとともにその中央部に縦方向の切目
を形成して前面構成片の下部に左右に分割された結び片
を形成し、更に、上記切目を、その上端が後面構成片の
下端よりも上方に位置するように形成したことを特徴と
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。本実施例に
示す試着用フェースカバー1は、前面構成片2と後面構
成片3とからなり、これら両構成片2,3の上縁4aは
連結されている。このような連結は、両構成片2,3相
互をヒート接着で連結してもよいが、図の実施例のよう
に素材を上縁4aとなる側で折り返して両構成片2,3
を一連に形成するとよい。
【0011】前面構成片2は、使用者の頭部の前半部、
すなわち顔面と首部の前半部を被覆する部分2aと、該
被覆部分2aの下方に一体的に延長され、かつ片2の左
右方向の中央部に縦方向の切目5を入れて分割された結
び片2b,2cとからなる。
【0012】後面構成片3は、上記前面構成片2の被覆
部分2aと同面積に形成され、その両側縁4b,4cが
前面構成片2の両側縁とヒート溶接等によって接着され
ている。更に、両構成片2,3の上部両角部6,7は円
弧状に欠除されているとともに該部はヒート溶着等によ
って接着して閉止されている。8は接着部を示す。
【0013】したがって、後面構成片3の下端3aは前
面構成片2の下端2dより短く形成されている。また、
上記切目5は、その下端5aが前面構成片2の下端に達
し、上端5bが後面構成片3の下端3aよりも上方位置
まで達するように形成されている。
【0014】具体的には、前面構成片2における被覆部
分2aの横幅L1 が約40cmに形成され、縦幅L2
約40cmに形成され、結び片2b,2cの縦幅L3
約10cmに形成され、切目5の長さL4 が約20cm
に形成されている。また、後面構成片3の横幅はL
1 に、縦幅はL2 に形成されている。
【0015】上記両構成片2及び3の使用材料として
は、使い捨て可能な安価なものであること、被った場合
に外部が透けて見えるものであること、通気性を有する
ものであること、必要な強度を有するものであることが
要求される。したがって、上記の要求を満たす不織布、
紙、フィルム等を使用する。これらの使用材料として望
ましいものとして、例えば、不織布に用いられる繊維と
しては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
共重合ポリエステル、共重合ポリアミド、及びポリエチ
レンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリエステル等
の複合繊維、捲縮繊維等を単一又は2種以上の混合、積
層として用いる。
【0016】そして、上記の繊維を使用して、公知の方
法、例えば、スパンボンド法、メルトブロー法、機械交
絡法、注状流交絡法、サーマルボンド法、フラッシュ紡
糸法等により不織布を形成する。
【0017】また、構成繊維が少ない低目付で、張力が
大きく、かつ延び易く、ヒートシール性に富む、例え
ば、スパンボンド方式の長繊維不織布、捲縮繊維からな
る嵩高性長繊維不織布、鞘芯型複合繊維不織布等が好ま
しい。また、部分熱圧着を有する合成長繊維不織布を使
用するとよい。
【0018】また、上記の接着部8は、例えば、エンボ
ス彫刻ロールと平滑ロールとの組合せ等により行われ
る。不織布の要求機能に応じてエンボス彫刻模様、形
状、間隔、及び温度、接圧などの製造条件等が決められ
る。
【0019】次に本実施例の試着用フェースカバー1の
使用方法について説明する。この試着用フェースカバー
1を衣服販売店の試着室に備え置く。使用時には、先
ず、その試着用フェースカバー1を、その結び片2b,
2cを顔面側にして前面構成片2と後面構成片3間の下
端開口部9より図4に示すように頭部10に被る。この
被り時においては、一方の結び片2bの内側下部2eを
片方の手で掴み、他方の結び片2cの内側下部2fを他
方の手で掴んで両結び片2b,2cを開いて被る。この
とき、両結び片2b,2cは、切目5の上端5bが後面
構成片3の下端3aよりも上方まで長く切断されている
ことにより、鎖線2g,2hまでめくって大きく開くこ
とができ、頭部10への被りが容易に行える。
【0020】次で、両結び片2b,2cを顎の下で図4
に示すように結ぶ。このとき、上記のように切目5が長
いことにより、両結び片2b,2c相互の結びが容易に
行える。
【0021】また、この被り状態においては、後面構成
片3の下端3aが前面構成片2の下端2dよりも短く形
成されているため、その後面構成片3の下部が肩で折り
重なってだぶつくことがなく、前記従来のもののような
ガサつきがなく感触を悪化させない。
【0022】また、上記のように結ぶことにより、開口
部9は狭まり、使用者の頭部及び顔面更には首部が包被
される。そして、この被り状態で、例えば首周りの小さ
なセーター等を着用すると、そのセーター等の胴部は勿
論、その首周り部は試着用フェースカバー1の外面を摺
動し、試着者の顔面、頭髪、首部に直接触れることなく
通過する。
【0023】また、そのセーターを脱衣する場合には、
両結び片2b,2cが顎に引っ掛かっているため、その
試着用フェースカバー1がセーターと共に抜け外れるこ
とがなく、かつ、この脱衣時においてもそのセーターが
試着用フェースカバー1の外面を摺動する。
【0024】したがって、着用及び脱衣時に、試着者の
顔面、首部、頭髪に施した化粧品等が試着衣に付着する
ことがなく、更に整髪された髪形の乱れも防止できる。
また、試着用フェースカバー1を被っている間において
も、その材質を上記のような透視性のものを使用するこ
とによって、試着状態を見ることができ、また、通気性
のあるものを使用することにより、息苦しさもない。更
に伸びのあるものを使用することにより、被りやすくな
る。
【0025】更に、両角部6,7が切欠されているの
で、被った場合に、両構成片2,3が広がりやすく、更
に、角が尖ってつの(角)状になるのを防止し見栄えが
良くなる。
【0026】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明によれ
ば、その試着用フェースカバーを被ることにより、顔
面、頭髪、首部に付着した化粧品等が試着衣に付着する
ことを防止できるとともに髪の乱れを防止でき、かつ、
結び片を顎の下部で結ぶことにより、試着した衣服を脱
衣する場合に、その被った試着用フェースカバーが衣服
と共に抜け外れることが防止されるは勿論、特に次のよ
うな効果を発揮する。
【0027】本発明によれば、前面構成片と後面構成片
に安価な不織布を用い、これを自動的な接着と切断のみ
により形成できるので安価なフェースカバーを提供でき
る。更に、切目を入れるのみで両結び片を容易に形成で
きる。
【0028】更に、前面構成片の下部を後面構成片の下
端より長くし、切目の上端を後面構成片の下端よりも上
方まで形成したので、両結び片が長くなってその結びが
容易になる上に後面構成片が短くなるため、その下部が
使用者の肩に折り重なってガサつくことを防止できる。
【0029】更に、上記のように切目が長いことは、こ
の試着用フェースカバーを頭部に被る際に、両結び片を
開いて開口部を広くし、その着用を容易にすることがで
きる。
【0030】更に、両結び片が前側において長く垂れ下
がるため、この両片が案内片となって試着用フェースカ
バーの頭部への被りが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】同前面図。
【図3】図2におけるA−A線断面図。
【図4】本発明の試着用フェースカバーを被った状態を
示す断面図。
【図5】従来の試着用フェースカバーを示す斜視図。
【符号の説明】
2…前面構成片 2b,2c…結
び片 3…後面構成片 3a…下端 4…上縁 4a,4b…両
側縁 5…切目 5b…上端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透視可能な前面構成片と透視可能な後面
    構成片とを、接着によって下端が開口する袋状に形成
    し、前面構成片の下端を後面構成片の下端より延長する
    とともにその中央部に縦方向の切目を形成して前面構成
    片の下部に左右に分割された結び片を形成し、更に、上
    記切目を、その上端が後面構成片の下端よりも上方に位
    置するように形成したことを特徴とする試着用フェース
    カバー。
JP27545197A 1997-10-08 1997-10-08 試着用フェースカバー Pending JPH11113632A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27545197A JPH11113632A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 試着用フェースカバー

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JP27545197A JPH11113632A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 試着用フェースカバー

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JPH11113632A true JPH11113632A (ja) 1999-04-27

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ID=17555718

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JP27545197A Pending JPH11113632A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 試着用フェースカバー

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Effective date: 20060425

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20060822

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