JPH11113476A

JPH11113476A - 鳥よけ器

Info

Publication number: JPH11113476A
Application number: JP28239697A
Authority: JP
Inventors: Katsuko Oohinata; 加津子大日向
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-10-15
Filing date: 1997-10-15
Publication date: 1999-04-27

Abstract

(57)【要約】【課題】鳩やカラスなどの鳥類の再来を防止するため
の鳥よけ器を提供する。【解決手段】揺動部材１、支持部材２、取付部材３な
どから構成される。支持部材２は、回転軸１１と、翼１
２とから構成される。鳥よけ器はベランダの手摺などに
取付部材３により取付けられる。鳩やカラスが揺動部材
１の翼１２の上に乗ると翼１２が回転軸１１を中心とし
て揺動し、鳩やカラスは驚くとともに手摺にのることが
できずとまり場所を失う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家のベラン
ダの手摺、また、ゴミ置き場の塀の上や鉄柵、囲いの上
などに鳥がとまるのを防止するために使用される鳥よけ
器に関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えば、マンションや
住宅などのベランダの手摺、さらには、ゴミ置き場の塀
の上や鉄柵等の囲いの上には、鳥類、例えば鳩やカラス
がとまるケースが多い。そして、その際、ベランダ等が
鳥の糞によって汚れたり、あるいは、特にマンションな
どの集合住宅の場合にはこれらの鳥の鳴き声が騒音公害
となるなどの問題がある。

【０００３】そこで、本発明は、このような鳥類の再来
を防止するために有効な鳥よけ器を提供することを課題
とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の鳥よけ器は、最
上部に位置する揺動部材と、前記揺動部材を揺動自在に
支持する支持部材と、前記支持部材を所要の場所に取付
けるための取付部材とを有してなることを特徴とするも
のである。

【０００５】本発明において、取付部材は、所要の場所
に着脱自在に取り付けられる構成のものが使用される。
具体的には、取付部材としては、マグネットや面ファス
ナー、ゴム、ひも、接着シート、さらには、ネジ止めな
どが用いられるが、据え付け、または、着脱自在なもの
ならば使用可能であることは言うまでもない。

【０００６】さらに、本発明において、揺動部材は、例
えば、支持部材に回動自在に取付けられた回転軸と、こ
の回転軸に一体に取付けられた翼とから構成される。

【０００７】本発明の鳥よけ器は、ベランダの手摺など
の所要の場所及びゴミ置き場の塀、鉄柵等の囲いの上等
に取付けられる。そして、揺動部は鳥が乗ると回動ある
いは回転により揺動し、これによって、鳥が揺動部にと
まることができず、結果的に、鳥が逃げる。

【０００８】また、取付部材を着脱自在な構成とするこ
とで、本発明の鳥よけ器を所要の場所に必要に応じて取
付あるいは取り外すことを容易に行うことができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図１において、鳥よけ器
は、揺動部材１、支持部材２、並びに取付部材３とから
構成されている。

【００１０】揺動部材１は、この鳥よけ器の最上部に位
置する部材であり、図示した例では、棒状の回転軸１１
と、この回転軸１１に一体に取付けられた翼１２とから
構成されている。ここで、回転軸１１と翼１２とは、嵌
着、接着、溶着などの適宜な手段により固着されるか、
あるいは一体成形などにより作られる。

【００１１】翼１２は、この実施の形態では、４枚の突
出部１２ａ〜１２ｄを外周に有している。これら突出部
１２ａ〜１２ｄは、等間隔、つまり所定の角度（９０
°）で離間して形成して構成される。その他、例えば、
最上部に位置する突出部１２ａを省いた構成、３枚の突
出部を等間隔（１２０°）で離間した構成、あるいは２
枚の突出部を平行に配した（１８０°離間した）構成で
も良い。

【００１２】上記の突出部１２ａ〜１２ｄは、例えば、
表面が平滑で光沢のある合成樹脂、またはアルミなどで
作られている。

【００１３】支持部材２は、揺動部材１の回転軸１１の
両端を回動自在に保持するものである。図示した例で
は、支持部材２は、一対の棒状部材により構成されてい
る。そして、この支持部材２による保持により、揺動部
材１は、回転軸１１を中心として回動ないし回転自在な
構成となり、図１においてＩ方向に揺動することができ
る。

【００１４】また、取付部材３は、図示した例では、支
持部材２の下部に固着されたマグネット（磁石）テープ
から構成されている。そして、この取付部材３は、ベラ
ンダの手摺（通常は鉄製）などの所要の取付場所に磁着
される。この構成によれば、鳥よけ器を取り外す場合に
は、手摺から取付部材３を引き離すだけで良く、鳥よけ
器を着脱自在に所要の取付場所に設けることができる。

【００１５】上記実施例以外に、取付部材３として、一
対の面ファスナーを用い、面ファスナーの一方（例えば
フック部）を支持部材２の下面に固着し、面ファスナー
の他方（例えばループ部）を取付場所に固着する構成で
あっても良い。又、当然のことながら、本発明の取付部
材は、支持部材が所定の場所に取付けば良く、例えば、
支持部材２を所定の場所にひもやゴムなどで直接取付け
ても良いし、さらには、取付部材３の取付において据え
置き型として接着剤等を用いても良く、種々の取付方法
が本発明の範囲であることは言うまでもない。

【００１６】以上の構成である実施の形態の鳥よけ器
は、ベランダの手摺などに、取付部材３により取付けら
れる。そして、この取付状態において、鳩やカラスが揺
動部材１の翼１２の上に乗った場合には、その自重のた
め、翼１２が回転軸１１を中心として揺動する。このた
め、鳩やカラスは驚くとともに手摺にのることができず
とまり場所を失い、再来を防止できる。

【００１７】

【発明の効果】本発明の鳥よけ器によれば、鳩やカラス
などの鳥類の再来を防止するために有効な鳥よけ器を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の鳥よけ器の概要を示した
斜視図である。

【図２】鳥よけ器の揺動部を構成する翼の説明図であ
る。

【符号の説明】

１揺動部材、２支持部材、３取付部材、１１回転軸、１２翼。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】最上部に位置する揺動部材と、前記揺動部材を揺動自在に支持する支持部材と、前記支持部材を所要の場所に取付けるための取付部材と
を有してなることを特徴とする鳥よけ器。
【請求項２】前記取付部材が前記所要の場所に着脱自
在にまたは据え付け状に取り付けられるものであること
を特徴とする請求項１記載の鳥よけ器。
【請求項３】前記揺動部材が、前記支持部材に回動自
在に取付けられた回転軸と、前記回転軸に一体に取付け
られた翼とから構成されることを特徴とする請求項１ま
たは２に記載の鳥よけ器。