JPH11113259A - コンバータ装置 - Google Patents

コンバータ装置

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JPH11113259A
JPH11113259A JP26762897A JP26762897A JPH11113259A JP H11113259 A JPH11113259 A JP H11113259A JP 26762897 A JP26762897 A JP 26762897A JP 26762897 A JP26762897 A JP 26762897A JP H11113259 A JPH11113259 A JP H11113259A
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Masaru Toyoda
勝 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低レベルの電圧ハンチングが生じた場合に、
その周波数に関係なくその電圧ハンチングを検出して抑
制し、保護できるコンバータ装置の提供。 【解決手段】 直流電力を供給するコンバータ部10
と、その直流電圧の基準値及び検出器8が検出した直流
電圧値の偏差を増幅出力する電圧コントローラ12a
と、検出器7が検出したコンバータ部10への入力電流
値及び電圧コントローラ12aの出力値の偏差を増幅し
コンバータ部10に与える電流コントローラ14aと、
検出した直流電圧の振動を判定する為の電圧を設定する
振動判定電圧設定器19と、検出した直流電圧及びその
設定電圧を比較し検出した電圧が設定電圧を超えた分に
応じた電圧を出力する比較器20と、その出力電圧に基
づき、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減さ
せ、電流コントローラ14aの積分時間を延長させるゲ
イン判定部21〜23とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力を交流電
力から変換して供給するコンバータ装置の保護に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のコンバータ装置の構成
例を示すブロック図である。このコンバータ装置2は、
商用交流電源1から3相交流電力が、半導体からなる主
回路ブリッジ9に与えられ、主回路ブリッジ9は、与え
られた3相交流電力を直流電力に整流して出力する。主
回路ブリッジ9が出力した直流電力は、平滑コンデンサ
18をそれぞれ有するインバータ3,4,5に与えられ
る。主回路ブリッジ9の3相の入力線の内、2相の入力
線には交流電流を検出する為のCT6(Current Transf
ormer )がそれぞれ取り付けられ、この2つのCT6の
出力は電流検出器7に与えられ、主回路ブリッジ9への
入力電流が検出される。
【0003】主回路ブリッジ9の出力線間には、直流電
圧検出回路8が接続され、コンバータ装置2が出力する
直流電圧を検出する。主回路ブリッジ9、CT6及び直
流電圧検出回路8は、コンバータ主回路10を構成して
いる。直流電圧検出回路8が検出した直流電圧値は、電
圧コントローラ12と過電圧検出回路13とに与えら
れ、電圧コントローラ12は、この直流電圧値と、コン
バータ装置2が出力する直流電圧の基準値を与える基準
回路11からの基準直流電圧値との偏差を増幅して出力
する。過電圧検出回路13は、直流電圧検出回路8から
の直流電圧値が、予め設定されている過電圧に達したと
きに、停止の為の信号をインターロック回路16に与え
る。
【0004】電流検出器7が検出した電流値は、電流コ
ントローラ14と過電流検出回路15とに与えられ、電
流コントローラ14は、この電流値と電圧コントローラ
12の出力との偏差を増幅し、電流制御信号として主回
路ブリッジ9に与える。過電流検出回路15は、電流検
出器7からの電流値が、予め設定されている電流値に達
したときに、停止の為の信号をインターロック回路16
に与える。インターロック回路16は、過電圧検出回路
13又は過電流検出回路15から停止の為の信号を与え
られたときに、主回路ブリッジ9を停止させ、コンバー
タ主回路10を停止させる。
【0005】以下に、このような構成のコンバータ装置
2の動作を説明する。コンバータ装置2は、コンデンサ
負荷18を含む電圧形インバータ3〜5に直流電力を供
給し、その負荷変動に対しては、直流電圧を一定に保つ
ように制御している。即ち、出力電圧が、基準回路11
が出力する基準直流電圧値となるように、電圧コントロ
ーラ12により制御する。
【0006】負荷にコンデンサ18が含まれる場合、例
えば、インバータ3の負荷が増加し、電流が多く流れた
とすると、コンデンサ18の電荷が減少し、直流電圧が
瞬間的に低下する。電圧コントローラ12は、直流電圧
検出回路8の検出値と基準直流電圧値との偏差を増幅し
て電流指示信号とするので、インバータ3の負荷が急増
した場合は、直流電圧検出回路8の検出値と基準直流電
圧値との偏差が増大して、電流コントローラ14に出力
する基準電流値が増加する。その為、電流コントローラ
14が主回路ブリッジ9に与える電流指示値は増加し、
主回路ブリッジ9は、コンデンサ18に電流を多く供給
して、直流電圧検出回路8が検出する直流電圧の変動を
小さくするように作動する。
【0007】電圧コントローラ12の増幅率は、負荷と
なるコンデンサ18等の容量に基づいて算出し、直流電
圧の制御系が安定するように設定される。例えば、増幅
率が高い場合、オーバーシュートとアンダーシュートと
を繰り返すことになる。その場合、変化量が過電圧検出
回路13において設定されている電圧値に達した場合、
過電圧検出回路13から停止の為の信号がインターロッ
ク回路16に与えられ、インターロック回路16は、主
回路ブリッジ9を停止させ、コンバータ主回路10を停
止させて、構成機器の保護を行う。
【0008】しかし、オーバーシュートとアンダーシュ
ートとの繰り返しであるハンチングが、過電圧検出回路
13において設定されている電圧値に達しないときは、
インターロック回路16は作動せず、そのままハンチン
グが継続した場合は、負荷であるコンデンサ18が、リ
ップル電流により温度が上昇し損傷する虞れがある。過
電流検出回路15は、電流検出器7からの電流値が、予
め設定されている電流値に達したときに、停止の為の信
号をインターロック回路16に与え、インターロック回
路16は、主回路ブリッジ9を停止させ、コンバータ主
回路10を停止させて、構成機器の保護を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のコンバータ装置2では、過電圧設定値以上の過電圧が
1回でも発生したときは、インターロック回路16を作
動させ停止するので、インバータ3〜5の通常の負荷変
動により電圧変動が発生した場合でも、過電圧設定値を
低く設定しておけば停止してしまう問題と、逆に過電圧
設定値を高く設定しておけば、インターロック回路16
が作動しない電圧範囲におけるハンチングにより、コン
デンサ18の破損が生じる問題とがあった。
【0010】直流電力の電圧変動対策技術としては、特
開平6−284732号公報に、負荷の変化による平滑
コンデンサの電圧変化を検出してその変化率を求め、制
御特性が不安定にならないように、その変化率値を電圧
変化率値ゲイン調整器で調整して電流制御演算器への帰
還量の一部とすることにより、出力電圧の変動を抑制す
る「電圧電源装置」が開示されている。また、特開昭6
3−052696号公報に、電圧制御器及び電流制御器
等により、コンバータ装置を制御する「直流母線方式の
交流可変速装置」が開示されている。本発明は、上述し
たような事情に鑑みてなされたものであり、低レベルの
電圧ハンチングが生じた場合に、その周波数に関係なく
検出してその電圧ハンチングを抑制し、電圧ハンチング
から保護することができるコンバータ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るコンバー
タ装置は、交流電力から変換した直流電力を供給するコ
ンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧を検
出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を出力
する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び前記
直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増幅し
て出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部への
入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が検出
した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏差を
増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与える
電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出した
電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を
設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出回路
が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定した電
圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電圧を
超えた分に応じた電圧を出力する第1比較器と、第1比
較器が出力した電圧に基づき、前記電圧コントローラの
比例ゲインを低減させ、しかも、前記電流コントローラ
の積分時間を延長させるべきか否かを判定し、低減さ
せ、しかも、延長させるべきと判定したときに、前記比
例ゲインを所定値分低減させると共に前記積分時間を所
定値分延長させる信号を出力するゲイン判定部とを備え
ることを特徴とする。
【0012】第2発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器が出力した電圧を積分する積分器
と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントローラの比
例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの積分
時間を延長させるべきレベルを設定するレベル設定器
と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積分器が出
力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに達したと
きに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に前記
積分時間を所定値分延長させる信号を出力し、しかも、
前記積分器をリセットする第2比較器とを備えることを
特徴とする。
【0013】第3発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器の出力を矩形波に成形する波形成
形回路と、該波形成形回路が出力した矩形波を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの
積分時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定
器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウンタ
の計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達したと
きに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に前記
積分時間を所定値分延長させる信号を出力し、しかも、
前記カウンタをリセットする第3比較器とを備えること
を特徴とする。
【0014】第4発明に係るコンバータ装置は、波形成
形回路が出力した矩形波が所定時間入力されないとき
に、カウンタをリセットするリセット回路を備えること
を特徴とする。
【0015】第5発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器の出力を矩形波に成形する波形成
形回路と、クロック発生器を有し、該波形成形回路が出
力した矩形波を計数し、クロック発生器が発生したクロ
ックをカウントダウンするアップダウンカウンタと、該
アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントローラの
比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの積
分時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定器
と、該判定値設定器が設定した判定値と前記アップダウ
ンカウンタの計数値とを比較し、該計数値が前記判定値
に達したときに、前記比例ゲインを所定値分低減させる
と共に前記積分時間を所定値分延長させる信号を出力す
る第4比較器と、第4比較器が該信号を出力したとき及
び前記波形成形回路が出力した矩形波が所定時間入力さ
れないときに、前記アップダウンカウンタに前記クロッ
クのカウントダウンを開始させるリセット回路とを備え
ることを特徴とする。
【0016】第6発明に係るコンバータ装置は、交流電
力から変換した直流電力を供給するコンバータ部と、該
コンバータ部が出力する直流電圧を検出する直流電圧検
出回路と、該直流電圧の基準値を出力する基準回路と、
該基準回路が出力した基準値及び前記直流電圧検出回路
が検出した直流電圧値の偏差を増幅して出力する電圧コ
ントローラと、前記コンバータ部への入力電流を検出す
る電流検出器と、該電流検出器が検出した電流値及び前
記電圧コントローラの出力値の偏差を増幅し、電流制御
信号として前記コンバータ部に与える電流コントローラ
と、前記直流電圧検出回路が検出した電圧が振動したと
きに、その振動を判定する為の電圧を設定する振動判定
電圧設定器と、前記直流電圧検出回路が検出した電圧と
前記振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、前
記検出した電圧が前記設定した電圧を超えたときに、両
電圧の偏差を増幅し矩形波電圧として出力する偏差増幅
器と、該偏差増幅器が出力した矩形波電圧に基づき前記
電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しかも、前
記電流コントローラの積分時間を延長させるべきか否か
を判定し、低減させ、しかも、延長させるべきと判定し
たときに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に
前記電流コントローラの積分時間を所定値分延長させる
信号を出力するゲイン判定部とを備えることを特徴とす
る。
【0017】第7発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を積分する
積分器と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラ
の積分時間を延長させるべきレベルを設定するレベル設
定器と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積分器
が出力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに達し
たときに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に
前記電流コントローラの積分時間を所定値分延長させる
信号を出力し、しかも、前記積分器をリセットする第5
比較器とを備えることを特徴とする。
【0018】第8発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの
積分時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定
器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウンタ
の計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達したと
きに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に前記
電流コントローラの積分時間を所定値分延長させる信号
を出力する第6比較器と、第6比較器が該信号を出力し
たとき及び前記偏差増幅器が出力した矩形波電圧が所定
時間入力されないときに、前記カウンタをリセットする
リセット回路とを備えることを特徴とする。
【0019】第9発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を計数し、
また、クロック発生器を有し、該クロック発生器が発生
したクロックをカウントダウンするアップダウンカウン
タと、該アップダウンカウンタの計数値の、電圧コント
ローラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントロ
ーラの積分時間を延長させるべき判定値を設定する判定
値設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記ア
ップダウンカウンタの計数値とを比較し、該計数値が前
記判定値に達したときに、前記比例ゲインを所定値分低
減させると共に前記電流コントローラの積分時間を所定
値分延長させる信号を出力する第7比較器と、第7比較
器が該信号を出力したとき及び前記偏差増幅器が出力し
た矩形波電圧が所定時間入力されないときに、前記アッ
プダウンカウンタに前記クロックのカウントダウンを開
始させるリセット回路とを備えることを特徴とする。
【0020】第10発明に係るコンバータ装置は、交流
電力から変換した直流電力を供給するコンバータ部と、
該コンバータ部が出力する直流電圧を検出する直流電圧
検出回路と、該直流電圧の基準値を出力する基準回路
と、該基準回路が出力した基準値及び前記直流電圧検出
回路が検出した直流電圧値の偏差を増幅して出力する電
圧コントローラと、前記コンバータ部への入力電流を検
出する電流検出器と、該電流検出器が検出した電流値及
び前記電圧コントローラの出力値の偏差を増幅し、電流
制御信号として前記コンバータ部に与える電流コントロ
ーラと、前記直流電圧検出回路が検出した電圧が振動し
たときに、その振動を判定する為の電圧を設定する振動
判定電圧設定器と、前記直流電圧検出回路が検出した電
圧と前記振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較
し、前記検出した電圧が前記設定した電圧を超えている
ときにオン信号を出力する第8比較器と、第8比較器が
出力したオン信号によりオンするリレーと、該リレーが
オンしているときに、所定の電圧信号を発生させる信号
発生器と、該信号発生器が発生させた電圧信号に基づき
前記電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
も、前記電流コントローラの積分時間を延長させるべき
か否かを判定し、低減させ、しかも、延長させるべきと
判定したときに、前記比例ゲインを所定値分低減させる
と共に前記電流コントローラの積分時間を所定値分延長
させる信号を出力するゲイン判定部とを備えることを特
徴とする。
【0021】第11発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を積分する
積分器と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラ
の積分時間を延長させるべきレベルを設定するレベル設
定器と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積分器
が出力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに達し
たときに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に
前記電流コントローラの積分時間を所定値分延長させる
信号を出力し、しかも、前記積分器をリセットする第9
比較器とを備えることを特徴とする。
【0022】第12発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの
積分時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定
器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウンタ
の計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達したと
きに、前記比例ゲインを所定値分低減させると共に前記
電流コントローラの積分時間を所定値分延長させる信号
を出力し、しかも、前記カウンタをリセットする第10
比較器とを備えることを特徴とする。
【0023】第13発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を計数し、
しかも、クロック発生器を有し、該クロック発生器が発
生したクロックをカウントダウンするアップダウンカウ
ンタと、該アップダウンカウンタの計数値の、電圧コン
トローラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コント
ローラの積分時間を延長させるべき判定値を設定する判
定値設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記
アップダウンカウンタの計数値とを比較し、該計数値が
前記判定値に達したときに、前記比例ゲインを所定値分
低減させると共に前記電流コントローラの積分時間を所
定値分延長させる信号を出力する第11比較器と、第1
1比較器が該信号を出力したとき及び前記信号発生器が
出力した電圧信号が所定時間入力されないときに、前記
アップダウンカウンタに前記クロックのカウントダウン
を開始させるリセット回路とを備えることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係るコンバータ装置の
実施の形態の構成を示すブロック図である。このコンバ
ータ装置27は、商用交流電源1から与えられた3相交
流電力を直流電力に整流して出力する、半導体からなる
主回路ブリッジ9を備え、主回路ブリッジ9が出力した
直流電力は、平滑コンデンサ18をそれぞれ有するイン
バータ3,4,5に与えられる。主回路ブリッジ9の3
相の入力線の内、2相の入力線には交流電流を検出する
為のCT6(Current Transformer )がそれぞれ取り付
けられ、この2つのCT6の出力は電流検出器7に与え
られ、主回路ブリッジ9への入力電流が検出される。
【0025】コンバータ装置27は、また、主回路ブリ
ッジ9の出力線間に接続され、コンバータ装置27が出
力する直流電圧を検出する直流電圧検出回路8を備え、
主回路ブリッジ9、CT6及び直流電圧検出回路8は、
コンバータ主回路10を構成している。
【0026】コンバータ装置27は、また、直流電圧検
出回路8が検出した直流電圧値が与えられ、この直流電
圧値とコンバータ装置27が出力する直流電圧の基準値
を与える基準回路11からの基準直流電圧値との偏差を
増幅して出力する電圧コントローラ12aと、電流検出
器7が検出した電流値が与えられ、この電流値と電圧コ
ントローラ12aの出力との偏差を増幅し、電流制御信
号として主回路ブリッジ9に与える電流コントローラ1
4aと、主回路ブリッジ9(コンバータ主回路10)を
停止させるインターロック回路25と、電流検出器7が
検出した電流値が与えられ、この電流値が、予め設定さ
れている電流値に達したときに、停止の為の信号をイン
ターロック回路25に与える過電流検出回路15とを備
えている。
【0027】コンバータ装置27は、また、直流電圧検
出回路8が検出した電圧値が振動(ハンチング)したと
きに、その振動を判定する為の電圧値を設定する振動
(ハンチング)判定電圧設定器19と、直流電圧検出回
路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設定器19
が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値が設定し
た電圧値を超えた分に応じた電圧を出力する比較器20
(第1比較器)とを備えている。
【0028】コンバータ装置27は、また、比較器20
が出力した電圧を積分する積分器21と、積分器21が
出力した電圧の、電圧コントローラ12aの比例ゲイン
を低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長
させるべきレベルを設定するレベル設定器22と、レベ
ル設定器22が設定したレベルと積分器21が出力した
電圧とを比較し、その電圧が前記レベルに達したとき
に、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減させ、
電流コントローラ14aの積分時間を延長させる信号及
び積分器21をリセットさせる信号を出力する比較器2
3(第2比較器)とを備えている。
【0029】また、コンバータ装置27は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26とを備えている。
【0030】以下に、このような構成のコンバータ装置
27の動作を説明する。コンバータ装置27は、コンデ
ンサ負荷18を含む電圧形インバータ3〜5に直流電力
を供給し、その負荷変動に対しては、直流電圧を一定に
保つように制御している。即ち、出力電圧が、基準回路
11が出力する基準直流電圧値となるように、電圧コン
トローラ12aにより制御する。
【0031】負荷にコンデンサ18が含まれる場合、例
えば、インバータ3の負荷が増加し、電流が多く流れた
とすると、コンデンサ18の電荷が減少し、直流電圧が
瞬間的に低下する。電圧コントローラ12aは、直流電
圧検出回路8の検出値と基準直流電圧値との偏差を増幅
して電流指示信号とするので、インバータ3の負荷が急
増した場合は、直流電圧検出回路8の検出値と基準直流
電圧値との偏差が増大して、電流コントローラ14に出
力する基準電流値が増加する。その為、電流コントロー
ラ14が主回路ブリッジ9に与える電流指示値は増加
し、主回路ブリッジ9は、コンデンサ18に電流を多く
供給して、直流電圧検出回路8が検出する直流電圧の変
動を小さくするように作動する。
【0032】過電流検出回路15は、電流検出器7から
の電流値が、予め設定されている過電流値に達したとき
に、停止の為の信号をインターロック回路25に与え、
インターロック回路25は、主回路ブリッジ9を停止さ
せ、コンバータ主回路10を停止させて、構成機器の保
護を行う。
【0033】電圧コントローラ12aの増幅率は、負荷
となるコンデンサ18等の容量に基づいて算出され、直
流電圧の制御系が安定するように設定されている。ここ
で、コンデンサ18の容量が変化した場合、特に減少し
た場合、増幅率がコンデンサ18の容量に対して相対的
に高くなり、オーバーシュートとアンダーシュートとの
ハンチングを繰り返す。
【0034】この場合、直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合は、比較器2
0が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチン
グ判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検
出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電圧
を出力する。比較器20が出力した電圧は、積分器21
により積分され出力される。積分器21が積分し出力し
た電圧は、比較器23により、レベル設定器22が設定
したレベルと比較され、そのレベルに達したときは、比
較器23が、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低
減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長させ
る信号をゲイン補正回路24と積分時間補正回路26と
に、積分器21をリセットさせる為の信号を積分器21
にそれぞれ与える。
【0035】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。積分器21
は、積分器21をリセットさせる為の信号を受けてリセ
ットする。
【0036】コンバータ装置27は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させ、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させても、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続し
ている場合は、積分器21が積分し出力した電圧が、レ
ベル設定器22が設定したレベルに達しなくなる迄、上
述した動作が繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リッ
プル電流により温度が上昇し破損するのを防止する。
【0037】ハンチング動作の検出時間は、ハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値を超えた電圧の量
とその周波数により変動する。これは、積分器21を用
いてその積分値が、レベル設定器22が設定したレベル
を超えたときに作動するようにしている為であり、リッ
プルが大であれば、検出時間は短くなり、リップルが小
であれば、検出時間は長くなる。また、ハンチング動作
の周波数の高低によっても同様に検出時間は変動する。
しかし、コンデンサ18の特性に合わせて、レベル設定
器22の設定レベルを適正に設定することにより、コン
デンサ18の保護は可能である。以上の結果、コンバー
タ装置27は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
が、ハンチングを継続したとき、そのハンチングを検出
して抑制することができ、構成機器を保護することがで
きる。
【0038】実施の形態2.図2は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置34は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路28と、波形成形回路2
8が出力した矩形波を計数するカウンタ29とを備えて
いる。
【0039】コンバータ装置34は、また、カウンタ2
9の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せるべき判定値を設定する判定値設定器30と、判定値
設定器30が設定した判定値とカウンタ29の計数値と
を比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号及びカウンタ29
をリセットさせる信号を出力する比較器31(第3比較
器)とを備えている。
【0040】また、コンバータ装置34は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を延長させる積分時間補正回路2
6とを備えている。その他の構成は、実施の形態1にお
いて説明したコンバータ装置27の構成と同様であるの
で、説明を省略する。
【0041】以下に、このような構成のコンバータ装置
34の動作を説明する。コンバータ装置34は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路28は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力する。カウンタ29
は、波形成形回路28が出力した矩形波を計数する。
【0042】比較器31は、カウンタ29の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分時間
を延長させる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正
回路26とに、カウンタ29をリセットさせる為の信号
をカウンタ29にそれぞれ与える。
【0043】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。カウンタ2
9は、カウンタ29をリセットさせる為の信号を受けて
リセットする。
【0044】コンバータ装置34は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させ、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させても、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続し
ている場合は、カウンタ29の計数値が、判定値設定器
30が設定した計数値に達しなくなる迄、上述した動作
が繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リップル電流に
より温度が上昇し破損するのを防止する。その他の動作
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0045】以上の結果、コンバータ装置34は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、比較器2
0の出力電圧の波形を波形成形回路28により矩形波に
成形し、カウンタ29により計数するので、ハンチング
の周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略
同一となる。
【0046】実施の形態3.図3は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置42は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路35と、波形成形回路3
5が出力した矩形波を計数するカウンタ37と、波形成
形回路35が出力した矩形波が所定時間入力されないと
きに、カウンタ37をリセットするリセット回路36と
を備えている。
【0047】コンバータ装置42は、また、カウンタ3
7の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せるべき判定値を設定する判定値設定器30と、判定値
設定器30が設定した判定値とカウンタ37の計数値と
を比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号及びカウンタ37
をリセットさせる信号を出力する比較器39(第3比較
器)とを備えている。
【0048】また、コンバータ装置42は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を延長させる積分時間補正回路2
6とを備えている。その他の構成は、実施の形態1にお
いて説明したコンバータ装置27の構成と同様であるの
で、説明を省略する。
【0049】以下に、このような構成のコンバータ装置
42の動作を説明する。コンバータ装置42は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路35は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力する。カウンタ37
は、波形成形回路35が出力した矩形波を計数する。一
方、リセット回路36は、波形成形回路35が出力した
矩形波が所定時間入力されないときは、カウンタ37を
リセットする。
【0050】比較器39は、カウンタ37の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分時間
を延長させる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正
回路26とに、カウンタ37をリセットさせる為の信号
をリセット回路36にそれぞれ与える。
【0051】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。リセット回
路36は、カウンタ37をリセットさせる為の信号を受
けてカウンタ37をリセットする。
【0052】コンバータ装置42は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させ、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させても、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続し
ている場合は、カウンタ37の計数値が、判定値設定器
30が設定した計数値に達しなくなる迄、上述した動作
が繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リップル電流に
より温度が上昇し破損するのを防止する。その他の動作
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0053】以上の結果、コンバータ装置42は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、比較器2
0の出力電圧の波形を波形成形回路35により矩形波に
成形し、カウンタ37により計数するので、ハンチング
の周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略
同一となると共に、一定時間ハンチングが継続しないと
きは、カウンタ37がリセットされるので、インバータ
3〜5の負荷の挙動によりハンチングが一時的に発生し
ても、コンデンサ18の容量変動によるハンチングと区
別することができる。
【0054】実施の形態4.図4は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置48は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路35と、クロック発生器
(図示せず)を有し、波形成形回路35が出力した矩形
波を計数し、クロック発生器が発生したクロックをカウ
ントダウンするアップダウンカウンタ43と、波形成形
回路35が出力した矩形波が所定時間入力されないとき
に、アップダウンカウンタ43にクロックのカウントダ
ウンを開始させるリセット回路36とを備えている。
【0055】コンバータ装置48は、また、アップダウ
ンカウンタ43の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分
時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定器3
0と、判定値設定器30が設定した判定値とアップダウ
ンカウンタ43の計数値とを比較し、計数値が判定値に
達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せる信号及びアップダウンカウンタ43をリセットさせ
る信号をそれぞれ出力する比較器45(第4比較器)と
を備えている。
【0056】また、コンバータ装置48は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26とを備えている。
【0057】リセット回路36は、アップダウンカウン
タ43をリセットさせる信号を受けて、アップダウンカ
ウンタ43にクロックのカウントダウンを開始させる。
その他の構成は、実施の形態1において説明したコンバ
ータ装置27の構成と同様であるので、説明を省略す
る。
【0058】以下に、このような構成のコンバータ装置
48の動作を説明する。コンバータ装置48は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路35は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力し、アップダウンカ
ウンタ43は、波形成形回路35が出力した矩形波を計
数する。
【0059】一方、リセット回路36は、波形成形回路
35が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、
アップダウンカウンタ43にクロックのカウントダウン
を開始させる。アップダウンカウンタ43は、0迄カウ
ントダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウ
ントダウンしているときに、波形成形回路35から矩形
波が入力されたときは、カウントダウンを中止して、そ
のときの計数値から計数を開始する。
【0060】比較器45は、アップダウンカウンタ43
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号をゲイン補正回路24と
積分時間補正回路26とに、アップダウンカウンタ43
をリセットさせる信号をリセット回路36にそれぞれ出
力する。
【0061】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
積分時間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コン
トローラ14aの積分時間を所定値分延長させる。リセ
ット回路36は、アップダウンカウンタ43をリセット
させる信号を受けて、アップダウンカウンタ43にクロ
ックのカウントダウンを開始させる。その他の動作は、
実施の形態1において説明したコンバータ装置27の動
作と同様であるので、説明を省略する。
【0062】以上の結果、コンバータ装置48は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、比較器2
0の出力電圧の波形を波形成形回路35により矩形波に
成形し、アップダウンカウンタ43により計数するの
で、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
に関係なく略同一となる。
【0063】また、一定時間ハンチングが継続しないと
きは、アップダウンカウンタ43にクロックのカウント
ダウンを開始させるので、インバータ3〜5の負荷の挙
動によりハンチングが一時的に発生しても、コンデンサ
18の容量変動によるハンチングと区別することができ
ると共に、カウントダウンが終了する前に、矩形波が入
力されたときは、カウントダウンを中止して、そのとき
の計数値から計数を開始するので、インバータ3〜5の
負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生し
ても、コンデンサ18の容量変動によるハンチングと区
別することができる。
【0064】実施の形態5.図5は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置55は、直流電圧検出回路8が
検出した直流電圧値がハンチングしたときに、そのハン
チングを判定する為の電圧値を設定するハンチング判定
電圧設定器19と、直流電圧検出回路8が検出した電圧
値とハンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値と
を比較し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたと
きに、両電圧値の偏差を増幅し矩形波電圧として出力す
る偏差増幅器49とを備えている。
【0065】コンバータ装置55は、また、偏差増幅器
49が出力した矩形波電圧を積分する積分器50と、積
分器50が出力した電圧の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分
時間を延長させるべきレベルを設定するレベル設定器2
2と、レベル設定器22が設定したレベルと積分器50
が出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レベルに達
したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低
減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長させ
る信号及び積分器50をリセットさせる信号をそれぞれ
出力する比較器52(第5比較器)とを備えている。
【0066】また、コンバータ装置55は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26とを備えている。その他の構成は、実施の形
態1において説明したコンバータ装置27の構成と同様
であるので、説明を省略する。
【0067】以下に、このような構成のコンバータ装置
55の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、偏差増幅器
49が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、その
両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
【0068】偏差増幅器49が出力した矩形波電圧は、
積分器50により積分され出力される。積分器50が出
力した電圧は、比較器52により、レベル設定器22が
設定したレベルと比較され、そのレベルに達したとき
は、比較器52が、電圧コントローラ12aの比例ゲイ
ンを低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延
長させる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正回路
26とに、積分器50をリセットさせる信号を積分器5
0にそれぞれ出力する。
【0069】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。その他の動
作は、実施の形態1において説明したコンバータ装置2
7の動作と同様であるので、説明を省略する。以上の結
果、コンバータ装置55は、直流電圧検出回路8が検出
した電圧値が、ハンチングを継続したとき、そのハンチ
ングを検出して抑制することができ、構成機器を保護す
ることができる。
【0070】実施の形態6.図6は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置63は、偏差増幅器56が出力
した矩形波電圧を計数するカウンタ58と、カウンタ5
8の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せるべき判定値を設定する判定値設定器30と、判定値
設定器30が設定した判定値とカウンタ58の計数値と
を比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号及びカウンタ58
をリセットさせる信号をそれぞれ出力する比較器60
(第6比較器)とを備えている。
【0071】このコンバータ装置63は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コント
ローラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電
圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させ
るゲイン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コン
トローラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時
間補正回路26と、カウンタ58をリセットさせる信号
を受けたとき及び偏差増幅器56が出力した矩形波電圧
が所定時間入力されないときに、カウンタ58をリセッ
トするリセット回路57とを備えている。その他の構成
は、実施の形態5において説明したコンバータ装置55
の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0072】以下に、このような構成のコンバータ装置
63の動作を説明する。コンバータ装置63は、偏差増
幅器56が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、
その両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
カウンタ58は、偏差増幅器56が出力した矩形波電圧
を計数する。一方、リセット回路57は、偏差増幅器5
6が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、カ
ウンタ58をリセットする。
【0073】比較器60は、カウンタ58の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときは、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分時間
を延長させる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正
回路26とに、カウンタ58をリセットさせる信号をリ
セット回路57にそれぞれ出力する。
【0074】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。リセット回
路57は、カウンタ58をリセットさせる信号を受け
て、カウンタ58をリセットさせる。その他の動作は、
実施の形態5において説明したコンバータ装置55の動
作と同様であるので、説明を省略する。
【0075】以上の結果、コンバータ装置63は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、偏差増幅
器56が出力電圧を矩形波に成形し、カウンタ58によ
り計数するので、ハンチングの周波数が同一であれば、
ハンチング動作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検
出した電圧値に関係なく略同一となると共に、一定時間
ハンチングが継続しないときは、カウンタ58がリセッ
トされるので、インバータ3〜5の負荷の挙動によりハ
ンチングが一時的に発生しても、コンデンサ18の容量
変動によるハンチングと区別することができる。
【0076】実施の形態7.図7は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置70はアップダウンカウンタ6
5を備えている。アップダウンカウンタ65は、偏差増
幅器56が出力した矩形波電圧を計数し、また、クロッ
ク発生器(図示せず)を有し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。
【0077】コンバータ装置70は、また、アップダウ
ンカウンタ65の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分
時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定器3
0と、判定値設定器30が設定した判定値とアップダウ
ンカウンタ65の計数値とを比較し、計数値が判定値に
達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せる信号及びカウンタ58をリセットさせる信号をそれ
ぞれ出力する比較器67(第7比較器)とを備えてい
る。
【0078】また、コンバータ装置70は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26と、アップダウンカウンタ65をリセットさ
せる信号を受けたとき及び偏差増幅器56が出力した矩
形波電圧が所定時間入力されないときに、アップダウン
カウンタ65にクロックのカウントダウンを開始させる
リセット回路64とを備えている。その他の構成は、実
施の形態5において説明したコンバータ装置55の構成
と同様であるので、説明を省略する。
【0079】以下に、このような構成のコンバータ装置
70の動作を説明する。コンバータ装置70は、偏差増
幅器56が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、
その両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
アップダウンカウンタ65は、偏差増幅器56が出力し
た矩形波を計数する。
【0080】一方、リセット回路64は、偏差増幅器5
6が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、ア
ップダウンカウンタ65にクロックのカウントダウンを
開始させる。アップダウンカウンタ65は、0迄カウン
トダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウン
トダウンしているときに、偏差増幅器56から矩形波が
入力されたときは、カウントダウンを中止して、そのと
きの計数値から計数を開始する。
【0081】比較器67は、アップダウンカウンタ65
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号をゲイン補正回路24と
積分時間補正回路26とに、アップダウンカウンタ65
をリセットさせる信号をリセット回路64にそれぞれ出
力する。
【0082】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。リセット回
路64は、アップダウンカウンタ65をリセットさせる
信号を受けて、アップダウンカウンタ65にクロックの
カウントダウンを開始させる。その他の動作は、実施の
形態5において説明したコンバータ装置55の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0083】以上の結果、コンバータ装置70は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、偏差増幅
器56が出力電圧を矩形波に成形し、アップダウンカウ
ンタ65により計数するので、ハンチングの周波数が同
一であれば、ハンチング動作の検出時間は、直流電圧検
出回路8が検出した電圧値に関係なく略同一となる。
【0084】また、一定時間ハンチングが継続しないと
きは、アップダウンカウンタ65にクロックのカウント
ダウンを開始させるので、インバータ3〜5の負荷の挙
動によりハンチングが一時的に発生しても、コンデンサ
18の容量変動によるハンチングと区別することができ
ると共に、カウントダウンが終了する前に、矩形波が入
力されたときは、カウントダウンを中止して、そのとき
の計数値から計数を開始するので、インバータ3〜5の
負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生し
ても、コンデンサ18の容量変動によるハンチングと区
別することができる。
【0085】実施の形態8.図8は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置81は、直流電圧検出回路8が
検出した電圧値がハンチングしたときに、そのハンチン
グを判定する為の電圧を設定するハンチング判定電圧設
定器19と、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えているとき
にオン信号を出力する比較器71(第8比較器)と、比
較器71が出力したオン信号によりオンするリレー73
(リレー接点74)と、リレー73がオンしているとき
に、所定の電圧信号を発生させる信号発生器72とを備
えている。比較器71、リレー73及び信号発生器72
は絶縁比較器75を構成している。
【0086】コンバータ装置81は、また、信号発生器
72が出力した電圧信号を積分する積分器76と、積分
器76が出力した電圧の、電圧コントローラ12aの比
例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分時
間を延長させるべきレベルを設定するレベル設定器22
と、レベル設定器22が設定したレベルと積分器76が
出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レベルに達し
たときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減
させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長させる
信号及び積分器76をリセットさせる信号をそれぞれ出
力する比較器78(第9比較器)とを備えている。
【0087】また、コンバータ装置81は、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26とを備えている。その他の構成は、実施の形
態1において説明したコンバータ装置27の構成と同様
であるので、説明を省略する。
【0088】以下に、このような構成のコンバータ装置
81の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。
【0089】信号発生器72が出力した電圧信号は、積
分器76により積分され出力される。積分器76が出力
した電圧は、比較器78により、レベル設定器22が設
定したレベルと比較され、そのレベルに達したときは、
比較器78が、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長さ
せる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正回路26
とに、積分器76をリセットさせる信号を積分器76に
それぞれ出力する。
【0090】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。積分器76
は、積分器76をリセットさせる信号を受けてリセット
する。その他の動作は、実施の形態1において説明した
コンバータ装置27の動作と同様であるので、説明を省
略する。
【0091】以上の結果、コンバータ装置81は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き構成機器を保護することができる。また、比較器7
1、リレー73及び信号発生器72により、積分器76
以降の保護回路と直流電圧検出回路8とが絶縁でき、リ
レー73により信号発生器72の出力電圧を矩形波に成
形し、積分器76により積分するので、ハンチングの周
波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、直
流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略同一と
なる。
【0092】実施の形態9.図9は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置87は、信号発生器72が出力
した電圧信号を計数するカウンタ82と、カウンタ82
の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低
減させ、電流コントローラ14aの積分時間を延長させ
るべき判定値を設定する判定値設定器30と、判定値設
定器30が設定した判定値とカウンタ82が計数した計
数値とを比較し、その計数値が前記判定値に達したとき
に、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減させ、
電流コントローラ14aの積分時間を延長させる信号及
びカウンタ82をリセットさせる信号をそれぞれ出力す
る比較器84(第10比較器)とを備えている。
【0093】コンバータ装置87は、また、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コントロー
ラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コントロ
ーラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時間補
正回路26とを備えている。その他の構成は、実施の形
態8において説明したコンバータ装置81の構成と同様
であるので、説明を省略する。
【0094】以下に、このような構成のコンバータ装置
87の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。カウン
タ82は、信号発生器72が出力した矩形波である電圧
信号を計数する。
【0095】比較器84は、カウンタ82の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分時間
を延長させる信号をゲイン補正回路24と積分時間補正
回路26とに、カウンタ82をリセットさせる信号をカ
ウンタ82にそれぞれ出力する。
【0096】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。カウンタ8
2は、カウンタ82をリセットさせる信号を受けてリセ
ットする。その他の動作は、実施の形態8において説明
したコンバータ装置80の動作と同様であるので、説明
を省略する。
【0097】以上の結果、コンバータ装置87は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、比較器7
1、リレー73及び信号発生器72により、カウンタ8
2以降の保護回路と直流電圧検出回路8とが絶縁でき、
リレー73により信号発生器72の出力電圧を矩形波に
成形し、カウンタ82により計数するので、ハンチング
の周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略
同一となる。
【0098】実施の形態10.図10は、本発明に係る
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。このコンバータ装置94はアップダウンカウンタ
88を備えている。アップダウンカウンタ88は、信号
発生器72が出力した電圧信号を計数し、また、クロッ
ク発生器(図示せず)を有し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。
【0099】コンバータ装置94は、また、アップダウ
ンカウンタ88の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの積分
時間を延長させるべき判定値を設定する判定値設定器3
0と、判定値設定器30が設定した判定値とアップダウ
ンカウンタ88が計数した計数値とを比較し、その計数
値が前記判定値に達したときに、電圧コントローラ12
aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14aの
積分時間を延長させる信号及びアップダウンカウンタ8
8をリセットさせる信号をそれぞれ出力する比較器91
(第11比較器)とを備えている。
【0100】このコンバータ装置94は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させ、電流コント
ローラ14aの積分時間を延長させる信号を受けて、電
圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させ
るゲイン補正回路24と、前記信号を受けて、電流コン
トローラ14aの積分時間を所定値分延長させる積分時
間補正回路26と、信号発生器72が出力した電圧信号
が所定時間入力されないとき及びアップダウンカウンタ
88をリセットさせる信号を受けたときに、アップダウ
ンカウンタ88にクロックのカウントダウンを開始させ
るリセット回路88とを備えている。その他の構成は、
実施の形態8において説明したコンバータ装置81の構
成と同様であるので、説明を省略する。
【0101】以下に、このような構成のコンバータ装置
94の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。アップ
ダウンカウンタ88は、信号発生器72が出力した矩形
波である電圧信号を計数する。
【0102】一方、リセット回路89は、信号発生器7
2が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、ア
ップダウンカウンタ88にクロックのカウントダウンを
開始させる。アップダウンカウンタ88は、0迄カウン
トダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウン
トダウンしているときに、信号発生器72から矩形波が
入力されたときは、カウントダウンを中止して、そのと
きの計数値から計数を開始する。
【0103】比較器91は、アップダウンカウンタ88
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号をゲイン補正回路24と
積分時間補正回路26とに、アップダウンカウンタ88
をリセットさせる信号をリセット回路89にそれぞれ出
力する。
【0104】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させ、電流コントローラ14
aの積分時間を延長させる信号を受けて、電圧コントロ
ーラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。積分時
間補正回路26は、前記信号を受けて、電流コントロー
ラ14aの積分時間を所定値分延長させる。リセット回
路89は、アップダウンカウンタ88をリセットさせる
信号を受けて、アップダウンカウンタ88にクロックの
カウントダウンを開始させる。その他の動作は、実施の
形態8において説明したコンバータ装置81の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0105】以上の結果、コンバータ装置94は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制することがで
き、構成機器を保護することができる。また、コンバー
タ装置94は、比較器71、リレー72及び信号発生器
72により、アップダウンカウンタ88以降の保護回路
と直流電圧検出回路8とが絶縁でき、リレー73により
信号発生器72の出力電圧を矩形波に成形し、アップダ
ウンカウンタ88により計数するので、ハンチングの周
波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、直
流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略同一と
なる。
【0106】また、コンバータ装置94は、一定時間ハ
ンチングが継続しないときは、アップダウンカウンタ8
8にクロックのカウントダウンを開始させるので、イン
バータ3〜5の負荷の挙動によりハンチングが一時的に
発生しても、コンデンサ18の容量変動によるハンチン
グと区別することができると共に、カウントダウンが終
了する前に、矩形波が入力されたときは、カウントダウ
ンを中止して、そのときの計数値から計数を開始するの
で、インバータ3〜5の負荷の挙動によりハンチングが
短時間に繰り返し発生しても、コンデンサ18の容量変
動によるハンチングと区別することができる。
【0107】
【発明の効果】第1発明に係るコンバータ装置によれ
ば、コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を
供給し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する
直流電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値
を出力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した
基準値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏
差を増幅して出力する。電流検出器がコンバータ部への
入力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器が
検出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差を
増幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。振
動判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電圧
が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設定
し、第1比較器は、直流電圧検出回路が検出した電圧と
振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出し
た電圧が設定した電圧を超えた分に応じた電圧を出力す
る。
【0108】ゲイン判定部は、第1比較器が出力した電
圧に基づき、電圧コントローラの比例ゲインを低減さ
せ、しかも、電流コントローラの積分時間を延長させる
べきか否かを判定し、低減させ、しかも、延長させるべ
きと判定したときに、電圧コントローラの比例ゲインを
所定値分低減させると共に電流コントローラの積分時間
を所定値分延長させる信号を出力する。これにより、出
力した電圧が低レベルでハンチングを継続したとき、そ
のハンチングを検出して抑制し構成機器を保護すること
ができる。
【0109】第2発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、積分器が、第1比較器が出力した電圧
を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した電圧の、
電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しかも、電
流コントローラの積分時間を延長させるべきレベルを設
定する。第2比較器は、レベル設定器が設定したレベル
と積分器が出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レ
ベルに達したときに、電圧コントローラの比例ゲインを
低減させると共に電流コントローラの積分時間を延長さ
せる信号を出力し、しかも、積分器をリセットする。こ
れにより、出力した電圧が低レベルでハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し構成機器を
保護することができる。
【0110】第3発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、波形成形回路が、第1比較器の出力を
矩形波に成形し、カウンタが、波形成形回路が出力した
矩形波を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数値
の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
値を設定する。第3比較器は、判定値設定器が設定した
判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数値が前
記判定値に達したときに、電圧コントローラの比例ゲイ
ンを低減させると共に電流コントローラの積分時間を延
長させる信号を出力し、しかも、カウンタをリセットす
る。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチング
を継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し構成
機器を保護することができる。また、ハンチングの周波
数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、その
電圧値に関係なく略同一となる。
【0111】第4発明に係るコンバータ装置によれば、
リセット回路は、波形成形回路が出力した矩形波が所定
時間入力されないときに、カウンタをリセットするの
で、インバータの負荷の挙動によりハンチングが一時的
に発生しても、負荷が有するコンデンサの容量変動によ
るハンチングと区別することができる。
【0112】第5発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、波形成形回路が、第1比較器の出力を
矩形波に成形し、アップダウンカウンタが、波形成形回
路が出力した矩形波を計数し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。判定値設定器が、ア
ップダウンカウンタの計数値の、電圧コントローラの比
例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラの積分
時間を延長させるべき判定値を設定し、第4比較器は、
その設定した判定値とアップダウンカウンタの計数値と
を比較し、その計数値が前記判定値に達したときに、電
圧コントローラの比例ゲインを低減させると共に電流コ
ントローラの積分時間を延長させる信号を出力する。リ
セット回路は、第4比較器がこの信号を出力したとき及
び波形成形回路が出力した矩形波が所定時間入力されな
いときに、アップダウンカウンタに前記クロックのカウ
ントダウンを開始させる。
【0113】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができる。また、ハンチン
グの周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、その電圧値に関係なく略同一となる。また、インバ
ータの負荷の挙動によりハンチングが一時的に発生して
も、負荷が有するコンデンサの容量変動によるハンチン
グと区別することができると共に、インバータの負荷の
挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生しても、
コンデンサの容量変動によるハンチングと区別すること
ができる。
【0114】第6発明に係るコンバータ装置によれば、
コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を供給
し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する直流
電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値を出
力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した基準
値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を
増幅して出力する。電流検出器が、コンバータ部への入
力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器が検
出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差を増
幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。振動
判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電圧が
振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設定
し、偏差増幅器は、直流電圧検出回路が検出した電圧と
振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出し
た電圧が設定した電圧を超えたときに、両電圧の偏差を
増幅し矩形波電圧として出力する。
【0115】ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した矩
形波電圧に基づき電圧コントローラの比例ゲインを低減
させ、しかも、電流コントローラの積分時間を延長させ
るべきか否かを判定し、低減させ、しかも、延長させる
べきと判定したときに、電圧コントローラの比例ゲイン
を所定値分低減させ、電流コントローラの積分時間を所
定値分延長させる信号を出力する。これにより、出力し
た電圧が低レベルでハンチングを継続したとき、そのハ
ンチングを検出して抑制し構成機器を保護することがで
きる。
【0116】第7発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、積分器が、偏差増幅器が出力した矩形
波電圧を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した電
圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
も、電流コントローラの積分時間を延長させるべきレベ
ルを設定する。第5比較器は、レベル設定器が設定した
レベルと積分器が出力した電圧とを比較し、その電圧が
前記レベルに達したときに、電圧コントローラの比例ゲ
インを低減させると共に電流コントローラの積分時間を
延長させる信号を出力し、しかも、積分器をリセットす
る。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチング
を継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し構成
機器を保護することができる。
【0117】第8発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、カウンタが、偏差増幅器が出力した矩
形波電圧を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数値
の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
値を設定する。第6比較器は、判定値設定器が設定した
判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数値が前
記判定値に達したときに、電圧コントローラの比例ゲイ
ンを低減させると共に電流コントローラの積分時間を延
長させる信号を出力する。リセット回路は、第6比較器
がこの信号を出力したとき及び偏差増幅器が出力した矩
形波電圧が所定時間入力されないときに、カウンタをリ
セットする。
【0118】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができる。また、ハンチン
グの周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、その電圧値に関係なく略同一となると共に、インバ
ータの負荷の挙動によりハンチングが一時的に発生して
も、負荷が有するコンデンサの容量変動によるハンチン
グと区別することができる。
【0119】第9発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、アップダウンカウンタが、偏差増幅器
が出力した矩形波電圧を計数し、また、クロック発生器
が発生したクロックをカウントダウンし、判定値設定器
が、アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントローラ
の積分時間を延長させるべき判定値を設定する。第7比
較器は、判定値設定器が設定した判定値とアップダウン
カウンタの計数値とを比較し、その計数値が前記判定値
に達したときに、電圧コントローラの比例ゲインを低減
させると共に電流コントローラの積分時間を延長させる
信号を出力する。リセット回路は、第7比較器がこの信
号を出力したとき及び偏差増幅器が出力した矩形波電圧
が所定時間入力されないときに、アップダウンカウンタ
に前記クロックのカウントダウンを開始させる。
【0120】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができる。また、ハンチン
グの周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、その電圧値に関係なく略同一となる。また、インバ
ータの負荷の挙動によりハンチングが一時的に発生して
も、負荷が有するコンデンサの容量変動によるハンチン
グと区別することができると共に、インバータの負荷の
挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生しても、
コンデンサの容量変動によるハンチングと区別すること
ができる。
【0121】第10発明に係るコンバータ装置によれ
ば、コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を
供給し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する
直流電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値
を出力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した
基準値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏
差を増幅して出力する。電流検出器が、コンバータ部へ
の入力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器
が検出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差
を増幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。
振動判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電
圧が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設
定し、第8比較器は、直流電圧検出回路が検出した電圧
と振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出
した電圧が設定した電圧を超えているときにオン信号を
出力する。リレーは、第8比較器が出力したオン信号に
よりオンし、信号発生器半導体、リレーがオンしている
ときに、所定の電圧信号を発生させる。
【0122】ゲイン判定部は、信号発生器が発生させた
電圧信号に基づき電圧コントローラの比例ゲインを低減
させ、しかも、電流コントローラの積分時間を延長させ
るべきか否かを判定し、低減させるべきと判定したとき
に、電圧コントローラの比例ゲインを所定値分低減させ
ると共に電流コントローラの積分時間を所定値分延長さ
せる信号を出力する。これにより、出力した電圧が低レ
ベルでハンチングを継続したとき、そのハンチングを検
出して抑制し構成機器を保護することができる。また、
保護回路と直流電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチング
の周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、その電圧値に関係なく略同一となる。
【0123】第11発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、積分器が、信号発生器が出力した
電圧信号を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した
電圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、し
かも、電流コントローラの積分時間を延長させるべきレ
ベルを設定する。第9比較器は、レベル設定器が設定し
たレベルと積分器が出力した電圧とを比較し、その電圧
が前記レベルに達したときに、電圧コントローラの比例
ゲインを低減させると共に電流コントローラの積分時間
を延長させる信号を出力し、しかも、積分器をリセット
する。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチン
グを継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し構
成機器を保護することができる。また、保護回路と直流
電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの周波数が同一
であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電圧値に
関係なく略同一となる。
【0124】第12発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、カウンタが、信号発生器が出力し
た電圧信号を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数
値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
値を設定する。第10比較器は、判定値設定器が設定し
た判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数値が
前記判定値に達したときに、電圧コントローラの比例ゲ
インを低減させると共に電流コントローラの積分時間を
延長させる信号を出力し、しかも、カウンタをリセット
する。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチン
グが継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し構
成機器を保護することができる。また、保護回路と直流
電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの周波数が同一
であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電圧値に
関係なく略同一となる。
【0125】第13発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、アップダウンカウンタが、信号発
生器が出力した電圧信号を計数し、また、クロック発生
器が発生したクロックをカウントダウンし、判定値設定
器が、アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントロ
ーラの比例ゲインを低減させ、しかも、電流コントロー
ラの積分時間を延長させるべき判定値を設定する。第1
1比較器は、判定値設定器が設定した判定値とアップダ
ウンカウンタの計数値とを比較し、その計数値が前記判
定値に達したときに、電圧コントローラの比例ゲインを
低減させると共に電流コントローラの積分時間を延長さ
せる信号を出力する。リセット回路は、第11比較器が
この信号を出力したとき及び信号発生器が出力した電圧
信号が所定時間入力されないときに、アップダウンカウ
ンタに前記クロックのカウントダウンを開始させる。
【0126】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができる。また、保護回路
と直流電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの周波数
が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電
圧値に関係なく略同一となる。また、インバータの負荷
の挙動によりハンチングが一時的に発生しても、負荷が
有するコンデンサの容量変動によるハンチングと区別す
ることができると共に、インバータの負荷の挙動により
ハンチングが短時間に繰り返し発生しても、コンデンサ
の容量変動によるハンチングと区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来のコンバータ装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源、3〜5 インバータ、6 CT、7
電流検出器、8 直流電圧検出回路、10 コンバー
タ主回路(コンバータ部)、11 基準回路、12a
電圧コントローラ、14a 電流コントローラ、18
(平滑)コンデンサ、19 ハンチング判定電圧設定器
(振動判定電圧設定器)、20,23,31,39,4
5,52,60,67,71,78,84,91 比較
器、21,50,76 積分器、22 レベル設定器、
24 ゲイン補正回路、25 インターロック回路、2
6 積分時間補正回路、27,34,42,48,5
5,63,70,81,87,94 コンバータ装置、
28,35 波形成形回路、29,37,58,82
カウンタ、30 判定値設定器、36,57,64,8
9 リセット回路、43,65,88 アップダウンカ
ウンタ、49,56 偏差増幅器、72 信号発生器、
73 リレー、74 リレー接点、75 絶縁比較器。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力から変換した直流電力を供給す
    るコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧
    を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を
    出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び
    前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増
    幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部
    への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が
    検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏
    差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与
    える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出
    した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電
    圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出
    回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定し
    た電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電
    圧を超えた分に応じた電圧を出力する第1比較器と、第
    1比較器が出力した電圧に基づき、前記電圧コントロー
    ラの比例ゲインを低減させ、しかも、前記電流コントロ
    ーラの積分時間を延長させるべきか否かを判定し、低減
    させ、しかも、延長させるべきと判定したときに、前記
    比例ゲインを所定値分低減させると共に前記積分時間を
    所定値分延長させる信号を出力するゲイン判定部とを備
    えることを特徴とするコンバータ装置。
  2. 【請求項2】 ゲイン判定部は、第1比較器が出力した
    電圧を積分する積分器と、該積分器が出力した電圧の、
    電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しかも、電
    流コントローラの積分時間を延長させるべきレベルを設
    定するレベル設定器と、該レベル設定器が設定したレベ
    ルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、該電圧が前
    記レベルに達したときに、前記比例ゲインを所定値分低
    減させると共に前記積分時間を所定値分延長させる信号
    を出力し、しかも、前記積分器をリセットする第2比較
    器とを備える請求項1記載のコンバータ装置。
  3. 【請求項3】 ゲイン判定部は、第1比較器の出力を矩
    形波に成形する波形成形回路と、該波形成形回路が出力
    した矩形波を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
    値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定し
    た判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数値
    が前記判定値に達したときに、前記比例ゲインを所定値
    分低減させると共に前記積分時間を所定値分延長させる
    信号を出力し、しかも、前記カウンタをリセットする第
    3比較器とを備える請求項1記載のコンバータ装置。
  4. 【請求項4】 波形成形回路が出力した矩形波が所定時
    間入力されないときに、カウンタをリセットするリセッ
    ト回路を備える請求項3記載のコンバータ装置。
  5. 【請求項5】 ゲイン判定部は、第1比較器の出力を矩
    形波に成形する波形成形回路と、クロック発生器を有
    し、該波形成形回路が出力した矩形波を計数し、クロッ
    ク発生器が発生したクロックをカウントダウンするアッ
    プダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
    値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定し
    た判定値と前記アップダウンカウンタの計数値とを比較
    し、該計数値が前記判定値に達したときに、前記比例ゲ
    インを所定値分低減させると共に前記積分時間を所定値
    分延長させる信号を出力する第4比較器と、第4比較器
    が該信号を出力したとき及び前記波形成形回路が出力し
    た矩形波が所定時間入力されないときに、前記アップダ
    ウンカウンタに前記クロックのカウントダウンを開始さ
    せるリセット回路とを備える請求項1記載のコンバータ
    装置。
  6. 【請求項6】 交流電力から変換した直流電力を供給す
    るコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧
    を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を
    出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び
    前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増
    幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部
    への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が
    検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏
    差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与
    える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出
    した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電
    圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出
    回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定し
    た電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電
    圧を超えたときに、両電圧の偏差を増幅し矩形波電圧と
    して出力する偏差増幅器と、該偏差増幅器が出力した矩
    形波電圧に基づき前記電圧コントローラの比例ゲインを
    低減させ、しかも、前記電流コントローラの積分時間を
    延長させるべきか否かを判定し、低減させ、しかも、延
    長させるべきと判定したときに、前記比例ゲインを所定
    値分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間
    を所定値分延長させる信号を出力するゲイン判定部とを
    備えることを特徴とするコンバータ装置。
  7. 【請求項7】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を積分する積分器と、該積分器が出力した電
    圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべきレベ
    ルを設定するレベル設定器と、該レベル設定器が設定し
    たレベルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、該電
    圧が前記レベルに達したときに、前記比例ゲインを所定
    値分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間
    を所定値分延長させる信号を出力し、しかも、前記積分
    器をリセットする第5比較器とを備える請求項6記載の
    コンバータ装置。
  8. 【請求項8】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
    値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定し
    た判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数値
    が前記判定値に達したときに、前記比例ゲインを所定値
    分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間を
    所定値分延長させる信号を出力する第6比較器と、第6
    比較器が該信号を出力したとき及び前記偏差増幅器が出
    力した矩形波電圧が所定時間入力されないときに、前記
    カウンタをリセットするリセット回路とを備える請求項
    6記載のコンバータ装置。
  9. 【請求項9】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を計数し、また、クロック発生器を有し、該
    クロック発生器が発生したクロックをカウントダウンす
    るアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの
    計数値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、
    しかも、電流コントローラの積分時間を延長させるべき
    判定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設
    定した判定値と前記アップダウンカウンタの計数値とを
    比較し、該計数値が前記判定値に達したときに、前記比
    例ゲインを所定値分低減させると共に前記電流コントロ
    ーラの積分時間を所定値分延長させる信号を出力する第
    7比較器と、第7比較器が該信号を出力したとき及び前
    記偏差増幅器が出力した矩形波電圧が所定時間入力され
    ないときに、前記アップダウンカウンタに前記クロック
    のカウントダウンを開始させるリセット回路とを備える
    請求項6記載のコンバータ装置。
  10. 【請求項10】 交流電力から変換した直流電力を供給
    するコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電
    圧を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値
    を出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及
    び前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を
    増幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ
    部への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器
    が検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の
    偏差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に
    与える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検
    出した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の
    電圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検
    出回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定
    した電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した
    電圧を超えているときにオン信号を出力する第8比較器
    と、第8比較器が出力したオン信号によりオンするリレ
    ーと、該リレーがオンしているときに、所定の電圧信号
    を発生させる信号発生器と、該信号発生器が発生させた
    電圧信号に基づき前記電圧コントローラの比例ゲインを
    低減させ、しかも、前記電流コントローラの積分時間を
    延長させるべきか否かを判定し、低減させ、しかも、延
    長させるべきと判定したときに、前記比例ゲインを所定
    値分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間
    を所定値分延長させる信号を出力するゲイン判定部とを
    備えることを特徴とするコンバータ装置。
  11. 【請求項11】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を積分する積分器と、該積分器が出力した電
    圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべきレベ
    ルを設定するレベル設定器と、該レベル設定器が設定し
    たレベルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、該電
    圧が前記レベルに達したときに、前記比例ゲインを所定
    値分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間
    を所定値分延長させる信号を出力し、しかも、前記積分
    器をリセットする第9比較器とを備える請求項10記載
    のコンバータ装置。
  12. 【請求項12】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ、しか
    も、電流コントローラの積分時間を延長させるべき判定
    値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定し
    た判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数値
    が前記判定値に達したときに、前記比例ゲインを所定値
    分低減させると共に前記電流コントローラの積分時間を
    所定値分延長させる信号を出力し、しかも、前記カウン
    タをリセットする第10比較器とを備える請求項10記
    載のコンバータ装置。
  13. 【請求項13】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を計数し、しかも、クロック発生器を有し、
    該クロック発生器が発生したクロックをカウントダウン
    するアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタ
    の計数値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減さ
    せ、しかも、電流コントローラの積分時間を延長させる
    べき判定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器
    が設定した判定値と前記アップダウンカウンタの計数値
    とを比較し、該計数値が前記判定値に達したときに、前
    記比例ゲインを所定値分低減させると共に前記電流コン
    トローラの積分時間を所定値分延長させる信号を出力す
    る第11比較器と、第11比較器が該信号を出力したと
    き及び前記信号発生器が出力した電圧信号が所定時間入
    力されないときに、前記アップダウンカウンタに前記ク
    ロックのカウントダウンを開始させるリセット回路とを
    備える請求項10記載のコンバータ装置。
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