JP3388276B2 - コンバータ装置 - Google Patents

コンバータ装置

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JP3388276B2
JP3388276B2 JP26762697A JP26762697A JP3388276B2 JP 3388276 B2 JP3388276 B2 JP 3388276B2 JP 26762697 A JP26762697 A JP 26762697A JP 26762697 A JP26762697 A JP 26762697A JP 3388276 B2 JP3388276 B2 JP 3388276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力を交流電
力から変換して供給するコンバータ装置の保護に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のコンバータ装置の構成
例を示すブロック図である。このコンバータ装置2は、
商用交流電源1から3相交流電力が、半導体からなる主
回路ブリッジ9に与えられ、主回路ブリッジ9は、与え
られた3相交流電力を直流電力に整流して出力する。主
回路ブリッジ9が出力した直流電力は、平滑コンデンサ
18をそれぞれ有するインバータ3,4,5に与えられ
る。主回路ブリッジ9の3相の入力線の内、2相の入力
線には交流電流を検出する為のCT6(Current Transf
ormer )がそれぞれ取り付けられ、この2つのCT6の
出力は電流検出器7に与えられ、主回路ブリッジ9への
入力電流が検出される。
【0003】主回路ブリッジ9の出力線間には、直流電
圧検出回路8が接続され、コンバータ装置2が出力する
直流電圧を検出する。主回路ブリッジ9、CT6及び直
流電圧検出回路8は、コンバータ主回路10を構成して
いる。直流電圧検出回路8が検出した直流電圧値は、電
圧コントローラ12と過電圧検出回路13とに与えら
れ、電圧コントローラ12は、この直流電圧値と、コン
バータ装置2が出力する直流電圧の基準値を与える基準
回路11からの基準直流電圧値との偏差を増幅して出力
する。過電圧検出回路13は、直流電圧検出回路8から
の直流電圧値が、予め設定されている過電圧に達したと
きに、停止の為の信号をインターロック回路16に与え
る。
【0004】電流検出器7が検出した電流値は、電流コ
ントローラ14と過電流検出回路15とに与えられ、電
流コントローラ14は、この電流値と電圧コントローラ
12の出力との偏差を増幅し、電流制御信号として主回
路ブリッジ9に与える。過電流検出回路15は、電流検
出器7からの電流値が、予め設定されている電流値に達
したときに、停止の為の信号をインターロック回路16
に与える。インターロック回路16は、過電圧検出回路
13又は過電流検出回路15から停止の為の信号を与え
られたときに、主回路ブリッジ9を停止させ、コンバー
タ主回路10を停止させる。
【0005】以下に、このような構成のコンバータ装置
2の動作を説明する。コンバータ装置2は、コンデンサ
負荷18を含む電圧形インバータ3〜5に直流電力を供
給し、その負荷変動に対しては、直流電圧を一定に保つ
ように制御している。即ち、出力電圧が、基準回路11
が出力する基準直流電圧値となるように、電圧コントロ
ーラ12により制御する。
【0006】負荷にコンデンサ18が含まれる場合、例
えば、インバータ3の負荷が増加し、電流が多く流れた
とすると、コンデンサ18の電荷が減少し、直流電圧が
瞬間的に低下する。電圧コントローラ12は、直流電圧
検出回路8の検出値と基準直流電圧値との偏差を増幅し
て電流指示信号とするので、インバータ3の負荷が急増
した場合は、直流電圧検出回路8の検出値と基準直流電
圧値との偏差が増大して、電流コントローラ14に出力
する基準電流値が増加する。その為、電流コントローラ
14が主回路ブリッジ9に与える電流指示値は増加し、
主回路ブリッジ9は、コンデンサ18に電流を多く供給
して、直流電圧検出回路8が検出する直流電圧の変動を
小さくするように作動する。
【0007】電圧コントローラ12の増幅率は、負荷と
なるコンデンサ18等の容量に基づいて算出し、直流電
圧の制御系が安定するように設定される。例えば、増幅
率が高い場合、オーバーシュートとアンダーシュートと
を繰り返すことになる。その場合、変化量が過電圧検出
回路13において設定されている電圧値に達した場合、
過電圧検出回路13から停止の為の信号がインターロッ
ク回路16に与えられ、インターロック回路16は、主
回路ブリッジ9を停止させ、コンバータ主回路10を停
止させて、構成機器の保護を行う。
【0008】しかし、オーバーシュートとアンダーシュ
ートとの繰り返しであるハンチングが、過電圧検出回路
13において設定されている電圧値に達しないときは、
インターロック回路16は作動せず、そのままハンチン
グが継続した場合は、負荷であるコンデンサ18がリッ
プル電流により温度が上昇し損傷する虞れがある。過電
流検出回路15は、電流検出器7からの電流値が、予め
設定されている電流値に達したときに、停止の為の信号
をインターロック回路16に与え、インターロック回路
16は、主回路ブリッジ9を停止させ、コンバータ主回
路10を停止させて、構成機器の保護を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のコンバータ装置2では、過電圧設定値以上の過電圧が
1回でも発生したときは、インターロック回路16を作
動させ停止するので、インバータ3〜5の通常の負荷変
動により電圧変動が発生した場合でも、過電圧設定値を
低く設定しておけば停止してしまう問題と、逆に過電圧
設定値を高く設定しておけば、インターロック回路16
が作動しない電圧範囲におけるハンチングにより、コン
デンサ18の破損が生じる問題とがあった。
【0010】直流電力のハンチング対策技術としては、
特開昭52−106514号公報に、低周波振動電圧検
出器によりハンチングを検出し、信号系統に悪影響を与
えないようになした「電気車保護装置」が開示されてい
る。本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたも
のであり、低レベルの電圧ハンチングが生じた場合に、
その周波数に関係なく検出してその電圧ハンチングを抑
制し外部へ知らせて、電圧ハンチングから保護すること
ができるコンバータ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るコンバー
タ装置は、交流電力から変換した直流電力を供給するコ
ンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧を検
出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を出力
する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び前記
直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増幅し
て出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部への
入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が検出
した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏差を
増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与える
電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出した
電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を
設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出回路
が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定した電
圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電圧を
超えた分に応じた電圧を出力する第1比較器と、第1比
較器が出力した電圧に基づき前記電圧コントローラの比
例ゲインを低減させるべきか否かを判定し、低減させる
べきと判定したときに、前記比例ゲインを所定値分低減
させる第1の信号及び警報を出力させる第2の信号を出
力するゲイン判定部とを備えることを特徴とする。
【0012】第2発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器が出力した電圧を積分する積分器
と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントローラの比
例ゲインを低減させるべきレベルを設定するレベル設定
器と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積分器が
出力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに達した
ときに、第1の信号及び第2の信号を出力し、しかも、
前記積分器をリセットする第2比較器とを備えることを
特徴とする。
【0013】第3発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器の出力を矩形波に成形する波形成
形回路と、該波形成形回路が出力した矩形波を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値
設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウ
ンタの計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達し
たときに、第1の信号及び第2の信号を出力し、しか
も、前記カウンタをリセットする第3比較器とを備える
ことを特徴とする。
【0014】第4発明に係るコンバータ装置は、波形成
形回路が出力した矩形波が所定時間入力されないとき
に、カウンタをリセットするリセット回路を備えること
を特徴とする。
【0015】第5発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、第1比較器の出力を矩形波に成形する波形成
形回路と、クロック発生器を有し、該波形成形回路が出
力した矩形波を計数し、クロック発生器が発生したクロ
ックをカウントダウンするアップダウンカウンタと、該
アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントローラの
比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値設
定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記アップ
ダウンカウンタの計数値とを比較し、該計数値が前記判
定値に達したときに、第1の信号及び第2の信号を出力
する第4比較器と、第4比較器が第1の信号を出力した
とき及び前記波形成形回路が出力した矩形波が所定時間
入力されないときに、前記アップダウンカウンタに前記
クロックのカウントダウンを開始させるリセット回路と
を備えることを特徴とする。
【0016】第6発明に係るコンバータ装置は、交流電
力から変換した直流電力を供給するコンバータ部と、該
コンバータ部が出力する直流電圧を検出する直流電圧検
出回路と、該直流電圧の基準値を出力する基準回路と、
該基準回路が出力した基準値及び前記直流電圧検出回路
が検出した直流電圧値の偏差を増幅して出力する電圧コ
ントローラと、前記コンバータ部への入力電流を検出す
る電流検出器と、該電流検出器が検出した電流値及び前
記電圧コントローラの出力値の偏差を増幅し、電流制御
信号として前記コンバータ部に与える電流コントローラ
と、前記直流電圧検出回路が検出した電圧が振動したと
きに、その振動を判定する為の電圧を設定する振動判定
電圧設定器と、前記直流電圧検出回路が検出した電圧と
前記振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、前
記検出した電圧が前記設定した電圧を超えたときに、両
電圧の偏差を増幅し矩形波電圧として出力する偏差増幅
器と、該偏差増幅器が出力した矩形波電圧に基づき前記
電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべきか否か
を判定し、低減させるべきと判定したときに、前記比例
ゲインを所定値分低減させる第1の信号及び警報を出力
させる第2の信号を出力するゲイン判定部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0017】第7発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を積分する
積分器と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させるべきレベルを設定するレベ
ル設定器と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積
分器が出力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに
達したときに、第1の信号及び第2の信号を出力し、し
かも、前記積分器をリセットする第5比較器とを備える
ことを特徴とする。
【0018】第8発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値
設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウ
ンタの計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達し
たときに、第1の信号及び第2の信号を出力する第6比
較器と、第6比較器が第1の信号を出力したとき及び前
記偏差増幅器が出力した矩形波電圧が所定時間入力され
ないときに、前記カウンタをリセットするリセット回路
とを備えることを特徴とする。
【0019】第9発明に係るコンバータ装置は、ゲイン
判定部は、偏差増幅器が出力した矩形波電圧を計数し、
また、クロック発生器を有し、該クロック発生器が発生
したクロックをカウントダウンするアップダウンカウン
タと、該アップダウンカウンタの計数値の、電圧コント
ローラの比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する
判定値設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前
記アップダウンカウンタの計数値とを比較し、該計数値
が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の信
号を出力する第7比較器と、第7比較器が第1の信号を
出力したとき及び前記偏差増幅器が出力した矩形波電圧
が所定時間入力されないときに、前記アップダウンカウ
ンタに前記クロックのカウントダウンを開始させるリセ
ット回路とを備えることを特徴とする。
【0020】第10発明に係るコンバータ装置は、交流
電力から変換した直流電力を供給するコンバータ部と、
該コンバータ部が出力する直流電圧を検出する直流電圧
検出回路と、該直流電圧の基準値を出力する基準回路
と、該基準回路が出力した基準値及び前記直流電圧検出
回路が検出した直流電圧値の偏差を増幅して出力する電
圧コントローラと、前記コンバータ部への入力電流を検
出する電流検出器と、該電流検出器が検出した電流値及
び前記電圧コントローラの出力値の偏差を増幅し、電流
制御信号として前記コンバータ部に与える電流コントロ
ーラと、前記直流電圧検出回路が検出した電圧が振動し
たときに、その振動を判定する為の電圧を設定する振動
判定電圧設定器と、前記直流電圧検出回路が検出した電
圧と前記振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較
し、前記検出した電圧が前記設定した電圧を超えている
ときにオン信号を出力する第8比較器と、第8比較器が
出力したオン信号によりオンするリレーと、該リレーが
オンしているときに、所定の電圧信号を発生させる信号
発生器と、該信号発生器が発生させた電圧信号に基づき
前記電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべきか
否かを判定し、低減させるべきと判定したときに、前記
比例ゲインを所定値分低減させる第1の信号及び警報を
出力させる第2の信号を出力するゲイン判定部とを備え
ることを特徴とする。
【0021】第11発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を積分する
積分器と、該積分器が出力した電圧の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させるべきレベルを設定するレベ
ル設定器と、該レベル設定器が設定したレベルと前記積
分器が出力した電圧とを比較し、該電圧が前記レベルに
達したときに、第1の信号及び第2の信号を出力し、し
かも、前記積分器をリセットする第9比較器とを備える
ことを特徴とする。
【0022】第12発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を計数する
カウンタと、該カウンタの計数値の、電圧コントローラ
の比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値
設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と前記カウ
ンタの計数値とを比較し、該計数値が前記判定値に達し
たときに、第1の信号及び第2の信号を出力し、しか
も、前記カウンタをリセットする第10比較器とを備え
ることを特徴とする。
【0023】第13発明に係るコンバータ装置は、ゲイ
ン判定部は、信号発生器が出力した電圧信号を計数し、
しかも、クロック発生器を有し、該クロック発生器が発
生したクロックをカウントダウンするアップダウンカウ
ンタと、該アップダウンカウンタの計数値の、電圧コン
トローラの比例ゲインを低減させるべき判定値を設定す
る判定値設定器と、該判定値設定器が設定した判定値と
前記アップダウンカウンタの計数値とを比較し、該計数
値が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の
信号を出力する第11比較器と、第11比較器が第1の
信号を出力したとき及び前記信号発生器が出力した電圧
信号が所定時間入力されないときに、前記アップダウン
カウンタに前記クロックのカウントダウンを開始させる
リセット回路とを備えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係るコンバータ装置の
実施の形態の構成を示すブロック図である。このコンバ
ータ装置27は、商用交流電源1から与えられた3相交
流電力を直流電力に整流して出力する、半導体からなる
主回路ブリッジ9を備え、主回路ブリッジ9が出力した
直流電力は、平滑コンデンサ18をそれぞれ有するイン
バータ3,4,5に与えられる。主回路ブリッジ9の3
相の入力線の内、2相の入力線には交流電流を検出する
為のCT6(Current Transformer )がそれぞれ取り付
けられ、この2つのCT6の出力は電流検出器7に与え
られ、主回路ブリッジ9への入力電流が検出される。
【0025】コンバータ装置27は、また、主回路ブリ
ッジ9の出力線間に接続され、コンバータ装置27が出
力する直流電圧を検出する直流電圧検出回路8を備え、
主回路ブリッジ9、CT6及び直流電圧検出回路8は、
コンバータ主回路10を構成している。
【0026】コンバータ装置27は、また、直流電圧検
出回路8が検出した直流電圧値が与えられ、この直流電
圧値とコンバータ装置27が出力する直流電圧の基準値
を与える基準回路11からの基準直流電圧値との偏差を
増幅して出力する電圧コントローラ12aと、電流検出
器7が検出した電流値が与えられ、この電流値と電圧コ
ントローラ12aの出力との偏差を増幅し、電流制御信
号として主回路ブリッジ9に与える電流コントローラ1
4と、主回路ブリッジ9(コンバータ主回路10)を停
止させるインターロック回路25と、電流検出器7が検
出した電流値が与えられ、この電流値が、予め設定され
ている電流値に達したときに、停止の為の信号をインタ
ーロック回路25に与える過電流検出回路15とを備え
ている。
【0027】コンバータ装置27は、また、直流電圧検
出回路8が検出した電圧値が振動(ハンチング)したと
きに、その振動を判定する為の電圧値を設定する振動
(ハンチング)判定電圧設定器19と、直流電圧検出回
路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設定器19
が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値が設定し
た電圧値を超えた分に応じた電圧を出力する比較器20
(第1比較器)とを備えている。
【0028】コンバータ装置27は、また、比較器20
が出力した電圧を積分する積分器21と、積分器21が
出力した電圧の、電圧コントローラ12aの比例ゲイン
を低減させるべきレベルを設定するレベル設定器22
と、レベル設定器22が設定したレベルと積分器21が
出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レベルに達し
たときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減
させる信号(第1の信号)、積分器21をリセットさせ
る信号及び警報を出力する為の信号(第2の信号)を出
力する比較器23(第2比較器)と、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲ
イン補正回路24と、警報を出力する為の信号を受けた
インターロック回路25からの信号により警報を出力す
る警報器17とを備えている。
【0029】以下に、このような構成のコンバータ装置
27の動作を説明する。コンバータ装置27は、コンデ
ンサ負荷18を含む電圧形インバータ3〜5に直流電力
を供給し、その負荷変動に対しては、直流電圧を一定に
保つように制御している。即ち、出力電圧が、基準回路
11が出力する基準直流電圧値となるように、電圧コン
トローラ12aにより制御する。
【0030】負荷にコンデンサ18が含まれる場合、例
えば、インバータ3の負荷が増加し、電流が多く流れた
とすると、コンデンサ18の電荷が減少し、直流電圧が
瞬間的に低下する。電圧コントローラ12aは、直流電
圧検出回路8の検出値と基準直流電圧値との偏差を増幅
して電流指示信号とするので、インバータ3の負荷が急
増した場合は、直流電圧検出回路8の検出値と基準直流
電圧値との偏差が増大して、電流コントローラ14に出
力する基準電流値が増加する。その為、電流コントロー
ラ14が主回路ブリッジ9に与える電流指示値は増加
し、主回路ブリッジ9は、コンデンサ18に電流を多く
供給して、直流電圧検出回路8が検出する直流電圧の変
動を小さくするように作動する。
【0031】過電流検出回路15は、電流検出器7から
の電流値が、予め設定されている過電流値に達したとき
に、停止の為の信号をインターロック回路25に与え、
インターロック回路25は、主回路ブリッジ9を停止さ
せ、コンバータ主回路10を停止させて、構成機器の保
護を行う。
【0032】電圧コントローラ12aの増幅率は、負荷
となるコンデンサ18等の容量に基づいて算出され、直
流電圧の制御系が安定するように設定されている。ここ
で、コンデンサ18の容量が変化した場合、特に減少し
た場合、増幅率がコンデンサ18の容量に対して相対的
に高くなり、オーバーシュートとアンダーシュートとの
ハンチングを繰り返す。
【0033】この場合、直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合は、比較器2
0が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチン
グ判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検
出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電圧
を出力する。比較器20が出力した電圧は、積分器21
により積分され出力される。積分器21が積分し出力し
た電圧は、比較器23により、レベル設定器22が設定
したレベルと比較され、そのレベルに達したときは、比
較器23が、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低
減させる信号をゲイン補正回路24に、積分器21をリ
セットさせる為の信号を積分器21に、警報を出力させ
る為の信号をインターロック回路25にそれぞれ与え
る。
【0034】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
積分器21は、積分器21をリセットさせる為の信号を
受けてリセットする。インターロック回路25は、警報
を出力させる為の信号を受けて、警報器17に警報を出
力させる。警報器17は、外部から警報停止操作を受け
る迄、警報を出力し続ける。
【0035】コンバータ装置27は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させても、直流電圧
検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続して
いる場合は、積分器21が積分し出力した電圧が、レベ
ル設定器22が設定したレベルに達しなくなる迄、上述
した動作が繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リップ
ル電流により温度が上昇し破損するのを防止する。
【0036】ハンチング動作の検出時間は、ハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値を超えた電圧の量
とその周波数により変動する。これは、積分器21を用
いてその積分値が、レベル設定器22が設定したレベル
を超えたときに作動するようにしている為であり、リッ
プルが大であれば、検出時間は短くなり、リップルが小
であれば、検出時間は長くなる。また、ハンチング動作
の周波数の高低によっても同様に検出時間は変動する。
しかし、コンデンサ18の特性に合わせて、レベル設定
器22の設定レベルを適正に設定することにより、コン
デンサ18の保護は可能である。以上の結果、コンバー
タ装置27は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
が、ハンチングを継続したとき、そのハンチングを検出
して抑制し外部へ知らせることができ、構成機器を保護
することができる。
【0037】実施の形態2.図2は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置34は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路28と、波形成形回路2
8が出力した矩形波を計数するカウンタ29とを備えて
いる。
【0038】コンバータ装置34は、また、カウンタ2
9の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させるべき判定値を設定する判定値設定器30と、
判定値設定器30が設定した判定値とカウンタ29の計
数値とを比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧
コントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号、カ
ウンタ29をリセットさせる信号及び警報を出力する為
の信号を出力する比較器31(第3比較器)と、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力する為の信
号を受けたインターロック回路25からの信号により警
報を出力する警報器17とを備えている。その他の構成
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0039】以下に、このような構成のコンバータ装置
34の動作を説明する。コンバータ装置34は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路28は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力する。カウンタ29
は、波形成形回路28が出力した矩形波を計数する。
【0040】比較器31は、カウンタ29の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路24に、カウ
ンタ29をリセットさせる為の信号をカウンタ29に、
警報を出力させる為の信号をインターロック回路25に
それぞれ与える。
【0041】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
カウンタ29は、カウンタ29をリセットさせる為の信
号を受けてリセットする。インターロック回路25は、
警報を出力させる為の信号を受けて、警報器17に警報
を出力させる。警報器17は、外部から警報停止操作を
受ける迄、警報を出力し続ける。
【0042】コンバータ装置34は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させても、直流電圧
検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続して
いる場合は、カウンタ29の計数値が、判定値設定器3
0が設定した計数値に達しなくなる迄、上述した動作が
繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リップル電流によ
り温度が上昇し破損するのを防止する。その他の動作
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0043】以上の結果、コンバータ装置34は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、比較器20の出力電圧の波形を波形成形回路28に
より矩形波に成形し、カウンタ29により計数するの
で、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
に関係なく略同一となる。
【0044】実施の形態3.図3は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置42は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路35と、波形成形回路3
5が出力した矩形波を計数するカウンタ37と、波形成
形回路35が出力した矩形波が所定時間入力されないと
きに、カウンタ37をリセットするリセット回路36と
を備えている。
【0045】コンバータ装置42は、また、カウンタ3
7の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させるべき判定値を設定する判定値設定器30と、
判定値設定器30が設定した判定値とカウンタ37の計
数値とを比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧
コントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号、カ
ウンタ37をリセットさせる信号及び警報を出力する為
の信号を出力する比較器39(第3比較器)と、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力する為の信
号を受けたインターロック回路25からの信号により警
報を出力する警報器17とを備えている。その他の構成
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0046】以下に、このような構成のコンバータ装置
42の動作を説明する。コンバータ装置42は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路35は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力する。カウンタ37
は、波形成形回路35が出力した矩形波を計数する。一
方、リセット回路36は、波形成形回路35が出力した
矩形波が所定時間入力されないときは、カウンタ37を
リセットする。
【0047】比較器39は、カウンタ37の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路24に、カウ
ンタ37をリセットさせる為の信号をリセット回路36
に、警報を出力させる為の信号をインターロック回路2
5にそれぞれ与える。
【0048】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
リセット回路36は、カウンタ37をリセットさせる為
の信号を受けてカウンタ37をリセットする。インター
ロック回路25は、警報を出力させる為の信号を受け
て、警報器17に警報を出力させる。警報器17は、外
部から警報停止操作を受ける迄、警報を出力し続ける。
【0049】コンバータ装置42は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させても、直流電圧
検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続して
いる場合は、カウンタ37の計数値が、判定値設定器3
0が設定した計数値に達しなくなる迄、上述した動作が
繰り返し、負荷のコンデンサ18が、リップル電流によ
り温度が上昇し破損するのを防止する。その他の動作
は、実施の形態1において説明したコンバータ装置27
の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0050】以上の結果、コンバータ装置42は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、比較器20の出力電圧の波形を波形成形回路35に
より矩形波に成形し、カウンタ37により計数するの
で、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
に関係なく略同一となると共に、一定時間ハンチングが
継続しないときは、カウンタ37がリセットされるの
で、インバータ3〜5の負荷の挙動によりハンチングが
一時的に発生しても、コンデンサ18の容量変動による
ハンチングと区別することができる。
【0051】実施の形態4.図4は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置48は、比較器20が、直流電
圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング判定電圧設
定器19が設定した電圧値とを比較し、検出した電圧値
が設定した電圧値を超えた分に応じて出力した電圧を、
矩形波に成形する波形成形回路35と、クロック発生器
(図示せず)を有し、波形成形回路35が出力した矩形
波を計数し、クロック発生器が発生したクロックをカウ
ントダウンするアップダウンカウンタ43と、波形成形
回路35が出力した矩形波が所定時間入力されないとき
に、アップダウンカウンタ43にクロックのカウントダ
ウンを開始させるリセット回路36とを備えている。
【0052】コンバータ装置48は、また、アップダウ
ンカウンタ43の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値設
定器30と、判定値設定器30が設定した判定値とアッ
プダウンカウンタ43の計数値とを比較し、計数値が判
定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲ
インを低減させる信号、アップダウンカウンタ43をリ
セットさせる信号及び警報を出力させる為の信号をそれ
ぞれ出力する比較器45(第4比較器)と、電圧コント
ローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、
電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減さ
せるゲイン補正回路24と、警報を出力させる為の信号
を受けたインターロック回路25から信号を受けて警報
を出力する警報器17とを備えている。
【0053】リセット回路36は、アップダウンカウン
タ43をリセットさせる信号を受けて、アップダウンカ
ウンタ43にクロックのカウントダウンを開始させる。
その他の構成は、実施の形態1において説明したコンバ
ータ装置27の構成と同様であるので、説明を省略す
る。
【0054】以下に、このような構成のコンバータ装置
48の動作を説明する。コンバータ装置48は、比較器
20が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えた分に応じた電
圧を出力する。波形成形回路35は、比較器20が出力
したこの電圧を矩形波に成形し出力し、アップダウンカ
ウンタ43は、波形成形回路35が出力した矩形波を計
数する。
【0055】一方、リセット回路36は、波形成形回路
35が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、
アップダウンカウンタ43にクロックのカウントダウン
を開始させる。アップダウンカウンタ43は、0迄カウ
ントダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウ
ントダウンしているときに、波形成形回路35から矩形
波が入力されたときは、カウントダウンを中止して、そ
のときの計数値から計数を開始する。
【0056】比較器45は、アップダウンカウンタ43
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路
24に、アップダウンカウンタ43をリセットさせる信
号をリセット回路36に、警報を出力させる為の信号を
インターロック回路25にそれぞれ出力する。
【0057】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
インターロック回路25は、警報を出力させる為の信号
を受けて、警報器17に警報を出力させる。リセット回
路36は、アップダウンカウンタ43をリセットさせる
信号を受けて、アップダウンカウンタ43にクロックの
カウントダウンを開始させる。その他の動作は、実施の
形態1において説明したコンバータ装置27の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0058】以上の結果、コンバータ装置48は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、比較器20の出力電圧の波形を波形成形回路35に
より矩形波に成形し、アップダウンカウンタ43により
計数するので、ハンチングの周波数が同一であれば、ハ
ンチング動作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検出
した電圧値に関係なく略同一となる。
【0059】また、一定時間ハンチングが継続しないと
きは、アップダウンカウンタ43にクロックのカウント
ダウンを開始させるので、インバータ3〜5の負荷の挙
動によりハンチングが一時的に発生しても、コンデンサ
18の容量変動によるハンチングと区別することができ
ると共に、カウントダウンが終了する前に、矩形波が入
力されたときは、カウントダウンを中止して、そのとき
の計数値から計数を開始するので、インバータ3〜5の
負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生し
ても、コンデンサ18の容量変動によるハンチングと区
別することができる。
【0060】実施の形態5.図5は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置55は、直流電圧検出回路8が
検出した直流電圧値がハンチングしたときに、そのハン
チングを判定する為の電圧値を設定するハンチング判定
電圧設定器19と、直流電圧検出回路8が検出した電圧
値とハンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値と
を比較し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたと
きに、両電圧値の偏差を増幅し矩形波電圧として出力す
る偏差増幅器49とを備えている。
【0061】コンバータ装置55は、また、偏差増幅器
49が出力した矩形波電圧を積分する積分器50と、積
分器50が出力した電圧の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させるべきレベルを設定するレベル設
定器22と、レベル設定器22が設定したレベルと積分
器50が出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レベ
ルに達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲイ
ンを低減させる信号、積分器50をリセットさせる信号
及び警報を出力させる為の信号をそれぞれ出力する比較
器52(第5比較器)と、電圧コントローラ12aの比
例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを所定値分低減させるゲイン補正回
路24と、警報を出力させる為の信号を受けたインター
ロック回路25から信号を受けて警報を出力する警報器
17とを備えている。その他の構成は、実施の形態1に
おいて説明したコンバータ装置27の構成と同様である
ので、説明を省略する。
【0062】以下に、このような構成のコンバータ装置
55の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、偏差増幅器
49が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチ
ング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、
検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、その
両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
【0063】偏差増幅器49が出力した矩形波電圧は、
積分器50により積分され出力される。積分器50が出
力した電圧は、比較器52により、レベル設定器22が
設定したレベルと比較され、そのレベルに達したとき
は、比較器52が、電圧コントローラ12aの比例ゲイ
ンを低減させる信号をゲイン補正回路24に、積分器5
0をリセットさせる信号を積分器50に、警報を出力さ
せる為の信号をインターロック回路25にそれぞれ出力
する。
【0064】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
インターロック回路25は、警報を出力させる為の信号
を受けて、警報器17に警報を出力させる。その他の動
作は、実施の形態1において説明したコンバータ装置2
7の動作と同様であるので、説明を省略する。以上の結
果、コンバータ装置55は、直流電圧検出回路8が検出
した電圧値が、ハンチングを継続したとき、そのハンチ
ングを検出して抑制し外部へ知らせることができ、構成
機器を保護することができる。
【0065】実施の形態6.図6は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置63は、偏差増幅器56が出力
した矩形波電圧を計数するカウンタ58と、カウンタ5
8の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させるべき判定値を設定する判定値設定器30と、
判定値設定器30が設定した判定値とカウンタ58の計
数値とを比較し、計数値が判定値に達したときに、電圧
コントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号、カ
ウンタ58をリセットさせる信号及び警報を出力させる
為の信号をそれぞれ出力する比較器60(第6比較器)
とを備えている。
【0066】このコンバータ装置63は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力させる為の
信号を受けたインターロック回路25から信号を受けて
警報を出力する警報器17と、カウンタ58をリセット
させる信号を受けたとき及び偏差増幅器56が出力した
矩形波電圧が所定時間入力されないときに、カウンタ5
8をリセットするリセット回路57とを備えている。そ
の他の構成は、実施の形態5において説明したコンバー
タ装置55の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0067】以下に、このような構成のコンバータ装置
63の動作を説明する。コンバータ装置63は、偏差増
幅器56が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、
その両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
カウンタ58は、偏差増幅器56が出力した矩形波電圧
を計数する。一方、リセット回路57は、偏差増幅器5
6が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、カ
ウンタ58をリセットする。
【0068】比較器60は、カウンタ58の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときは、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路24に、カウ
ンタ58をリセットさせる信号をリセット回路57に、
警報を出力させる為の信号をインターロック回路25に
それぞれ出力する。
【0069】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
インターロック回路25は、警報を出力させる為の信号
を受けて、警報器17に警報を出力させる。リセット回
路57は、カウンタ58をリセットさせる信号を受け
て、カウンタ58をリセットさせる。その他の動作は、
実施の形態5において説明したコンバータ装置55の動
作と同様であるので、説明を省略する。
【0070】以上の結果、コンバータ装置63は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、偏差増幅器56が出力電圧を矩形波に成形し、カウ
ンタ58により計数するので、ハンチングの周波数が同
一であれば、ハンチング動作の検出時間は、直流電圧検
出回路8が検出した電圧値に関係なく略同一となると共
に、一定時間ハンチングが継続しないときは、カウンタ
58がリセットされるので、インバータ3〜5の負荷の
挙動によりハンチングが一時的に発生しても、コンデン
サ18の容量変動によるハンチングと区別することがで
きる。
【0071】実施の形態7.図7は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置70はアップダウンカウンタ6
5を備えている。アップダウンカウンタ65は、偏差増
幅器56が出力した矩形波電圧を計数し、また、クロッ
ク発生器(図示せず)を有し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。
【0072】コンバータ装置70は、また、アップダウ
ンカウンタ65の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値設
定器30と、判定値設定器30が設定した判定値とアッ
プダウンカウンタ65の計数値とを比較し、計数値が判
定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲ
インを低減させる信号、カウンタ58をリセットさせる
信号及び警報を出力させる為の信号をそれぞれ出力する
比較器67(第7比較器)とを備えている。
【0073】このコンバータ装置70は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力させる為の
信号を受けたインターロック回路25から信号を受けて
警報を出力する警報器17と、アップダウンカウンタ6
5をリセットさせる信号を受けたとき及び偏差増幅器5
6が出力した矩形波電圧が所定時間入力されないとき
に、アップダウンカウンタ65にクロックのカウントダ
ウンを開始させるリセット回路64とを備えている。そ
の他の構成は、実施の形態5において説明したコンバー
タ装置55の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0074】以下に、このような構成のコンバータ装置
70の動作を説明する。コンバータ装置70は、偏差増
幅器56が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、
その両電圧値の偏差を増幅し、矩形波として出力する。
アップダウンカウンタ65は、偏差増幅器56が出力し
た矩形波を計数する。
【0075】一方、リセット回路64は、偏差増幅器5
6が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、ア
ップダウンカウンタ65にクロックのカウントダウンを
開始させる。アップダウンカウンタ65は、0迄カウン
トダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウン
トダウンしているときに、偏差増幅器56から矩形波が
入力されたときは、カウントダウンを中止して、そのと
きの計数値から計数を開始する。
【0076】比較器67は、アップダウンカウンタ65
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路
24に、アップダウンカウンタ65をリセットさせる信
号をリセット回路64に、警報を出力させる為の信号を
インターロック回路25にそれぞれ出力する。
【0077】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
インターロック回路25は、警報を出力させる為の信号
を受けて、警報器17に警報を出力させる。リセット回
路64は、アップダウンカウンタ65をリセットさせる
信号を受けて、アップダウンカウンタ65にクロックの
カウントダウンを開始させる。その他の動作は、実施の
形態5において説明したコンバータ装置55の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0078】以上の結果、コンバータ装置70は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、偏差増幅器56が出力電圧を矩形波に成形し、アッ
プダウンカウンタ65により計数するので、ハンチング
の周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間
は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係なく略
同一となる。
【0079】また、一定時間ハンチングが継続しないと
きは、アップダウンカウンタ65にクロックのカウント
ダウンを開始させるので、インバータ3〜5の負荷の挙
動によりハンチングが一時的に発生しても、コンデンサ
18の容量変動によるハンチングと区別することができ
ると共に、カウントダウンが終了する前に、矩形波が入
力されたときは、カウントダウンを中止して、そのとき
の計数値から計数を開始するので、インバータ3〜5の
負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生し
ても、コンデンサ18の容量変動によるハンチングと区
別することができる。
【0080】実施の形態8.図8は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置81は、直流電圧検出回路8が
検出した電圧値がハンチングしたときに、そのハンチン
グを判定する為の電圧を設定するハンチング判定電圧設
定器19と、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハ
ンチング判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較
し、検出した電圧値が設定した電圧値を超えているとき
にオン信号を出力する比較器71(第8比較器)と、比
較器71が出力したオン信号によりオンするリレー73
(リレー接点74)と、リレー73がオンしているとき
に、所定の電圧信号を発生させる信号発生器72とを備
えている。比較器71、リレー73及び信号発生器72
は絶縁比較器75を構成している。
【0081】コンバータ装置81は、また、信号発生器
72が出力した電圧信号を積分する積分器76と、積分
器76が出力した電圧の、電圧コントローラ12aの比
例ゲインを低減させるべきレベルを設定するレベル設定
器22と、レベル設定器22が設定したレベルと積分器
76が出力した電圧とを比較し、その電圧が前記レベル
に達したときに、電圧コントローラ12aの比例ゲイン
を低減させる信号、積分器76をリセットさせる信号及
び警報を出力させる為の信号をそれぞれ出力する比較器
78(第9比較器)と、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コントローラ1
2aの比例ゲインを所定値分低減させるゲイン補正回路
24と、警報を出力させる為の信号を受けたインターロ
ック回路25から信号を受けて警報を出力する警報器1
7とを備えている。その他の構成は、実施の形態1にお
いて説明したコンバータ装置27の構成と同様であるの
で、説明を省略する。
【0082】以下に、このような構成のコンバータ装置
81の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。
【0083】信号発生器72が出力した電圧信号は、積
分器76により積分され出力される。積分器76が出力
した電圧は、比較器78により、レベル設定器22が設
定したレベルと比較され、そのレベルに達したときは、
比較器78が、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させる信号をゲイン補正回路24に、積分器76を
リセットさせる信号を積分器76に、警報を出力させる
為の信号をインターロック回路25にそれぞれ出力す
る。
【0084】ゲイン補正回路24は、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させる。
インターロック回路25は、警報を出力させる為の信号
を受けて、警報器17に警報を出力させる。積分器76
は、積分器76をリセットさせる信号を受けてリセット
する。その他の動作は、実施の形態1において説明した
コンバータ装置27の動作と同様であるので、説明を省
略する。
【0085】以上の結果、コンバータ装置81は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ構成機器を保護することができる。ま
た、比較器71、リレー73及び信号発生器72によ
り、積分器76以降の保護回路と直流電圧検出回路8と
が絶縁でき、リレー73により信号発生器72の出力電
圧を矩形波に成形し、積分器76により積分するので、
ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動作の
検出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関
係なく略同一となる。
【0086】実施の形態9.図9は、本発明に係るコン
バータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置87は、信号発生器72が出力
した電圧信号を計数するカウンタ82と、カウンタ82
の計数値の、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低
減させるべき判定値を設定する判定値設定器30と、判
定値設定器30が設定した判定値とカウンタ82が計数
した計数値とを比較し、その計数値が前記判定値に達し
たときに、電圧コントローラ12aの比例ゲインを低減
させる信号、カウンタ82をリセットさせる信号及び警
報を出力させる為の信号をそれぞれ出力する比較器84
(第10比較器)とを備えている。
【0087】このコンバータ装置87は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力させる為の
信号を受けたインターロック回路25から信号を受けて
警報を出力する警報器17とを備えている。その他の構
成は、実施の形態8において説明したコンバータ装置8
1の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0088】以下に、このような構成のコンバータ装置
87の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。カウン
タ82は、信号発生器72が出力した矩形波である電圧
信号を計数する。
【0089】比較器84は、カウンタ82の計数値と判
定値設定器30が設定した判定値とを比較し、計数値が
判定値に達したときに、電圧コントローラ12aの比例
ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路24に、カウ
ンタ82をリセットさせる信号をカウンタ82に、警報
を出力させる為の信号をインターロック回路25にそれ
ぞれ出力する。ゲイン補正回路24は、電圧コントロー
ラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受けて、電圧
コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低減させ
る。カウンタ82は、カウンタ82をリセットさせる信
号を受けてリセットする。インターロック回路25は、
警報を出力させる為の信号を受けて、警報器17に警報
を出力させる。その他の動作は、実施の形態8において
説明したコンバータ装置80の動作と同様であるので、
説明を省略する。
【0090】以上の結果、コンバータ装置87は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、比較器71、リレー73及び信号発生器72によ
り、カウンタ82以降の保護回路と直流電圧検出回路8
とが絶縁でき、リレー73により信号発生器72の出力
電圧を矩形波に成形し、カウンタ82により計数するの
で、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値
に関係なく略同一となる。
【0091】実施の形態10.図10は、本発明に係る
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。このコンバータ装置94はアップダウンカウンタ
88を備えている。アップダウンカウンタ88は、信号
発生器72が出力した電圧信号を計数し、また、クロッ
ク発生器(図示せず)を有し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。
【0092】コンバータ装置94は、また、アップダウ
ンカウンタ88の計数値の、電圧コントローラ12aの
比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する判定値設
定器30と、判定値設定器30が設定した判定値とアッ
プダウンカウンタ88が計数した計数値とを比較し、そ
の計数値が前記判定値に達したときに、電圧コントロー
ラ12aの比例ゲインを低減させる信号、アップダウン
カウンタ88をリセットさせる信号及び警報を出力させ
る為の信号をそれぞれ出力する比較器91(第11比較
器)とを備えている。
【0093】このコンバータ装置94は、また、電圧コ
ントローラ12aの比例ゲインを低減させる信号を受け
て、電圧コントローラ12aの比例ゲインを所定値分低
減させるゲイン補正回路24と、警報を出力させる為の
信号を受けたインターロック回路25から信号を受けて
警報を出力する警報器17と、信号発生器72が出力し
た電圧信号が所定時間入力されないとき及びアップダウ
ンカウンタ88をリセットさせる信号を受けたときに、
アップダウンカウンタ88にクロックのカウントダウン
を開始させるリセット回路88とを備えている。その他
の構成は、実施の形態8において説明したコンバータ装
置81の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0094】以下に、このような構成のコンバータ装置
94の動作を説明する。直流電圧検出回路8が検出した
電圧値が、ハンチングを継続している場合、比較器71
が、直流電圧検出回路8が検出した電圧値とハンチング
判定電圧設定器19が設定した電圧値とを比較し、検出
した電圧値が設定した電圧値を超えたときは、オン信号
を出力する。リレー73は、比較器71が出力したオン
信号によりオンし、信号発生器72は、リレー73がオ
ンしているときに、所定の電圧信号を出力する。アップ
ダウンカウンタ88は、信号発生器72が出力した矩形
波である電圧信号を計数する。
【0095】一方、リセット回路89は、信号発生器7
2が出力した矩形波が所定時間入力されないときは、ア
ップダウンカウンタ88にクロックのカウントダウンを
開始させる。アップダウンカウンタ88は、0迄カウン
トダウンしたときは、カウントダウンを終了し、カウン
トダウンしているときに、信号発生器72から矩形波が
入力されたときは、カウントダウンを中止して、そのと
きの計数値から計数を開始する。
【0096】比較器91は、アップダウンカウンタ88
の計数値と判定値設定器30が設定した判定値とを比較
し、計数値が判定値に達したときに、電圧コントローラ
12aの比例ゲインを低減させる信号をゲイン補正回路
24に、アップダウンカウンタ88をリセットさせる信
号をリセット回路89に、警報を出力させる為の信号を
インターロック回路25にそれぞれ出力する。ゲイン補
正回路24は、電圧コントローラ12aの比例ゲインを
低減させる信号を受けて、電圧コントローラ12aの比
例ゲインを所定値分低減させる。リセット回路89は、
アップダウンカウンタ88をリセットさせる信号を受け
て、アップダウンカウンタ88にクロックのカウントダ
ウンを開始させる。インターロック回路25は、警報を
出力させる為の信号を受けて、警報器17に警報を出力
させる。その他の動作は、実施の形態8において説明し
たコンバータ装置81の動作と同様であるので、説明を
省略する。
【0097】以上の結果、コンバータ装置94は、直流
電圧検出回路8が検出した電圧値が、ハンチングを継続
したとき、そのハンチングを検出して抑制し外部へ知ら
せることができ、構成機器を保護することができる。ま
た、コンバータ装置94は、比較器71、リレー72及
び信号発生器72により、アップダウンカウンタ88以
降の保護回路と直流電圧検出回路8とが絶縁でき、リレ
ー73により信号発生器72の出力電圧を矩形波に成形
し、アップダウンカウンタ88により計数するので、ハ
ンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動作の検
出時間は、直流電圧検出回路8が検出した電圧値に関係
なく略同一となる。
【0098】また、コンバータ装置94は、一定時間ハ
ンチングが継続しないときは、アップダウンカウンタ8
8にクロックのカウントダウンを開始させるので、イン
バータ3〜5の負荷の挙動によりハンチングが一時的に
発生しても、コンデンサ18の容量変動によるハンチン
グと区別することができると共に、カウントダウンが終
了する前に、矩形波が入力されたときは、カウントダウ
ンを中止して、そのときの計数値から計数を開始するの
で、インバータ3〜5の負荷の挙動によりハンチングが
短時間に繰り返し発生しても、コンデンサ18の容量変
動によるハンチングと区別することができる。
【0099】
【発明の効果】第1発明に係るコンバータ装置によれ
ば、コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を
供給し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する
直流電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値
を出力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した
基準値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏
差を増幅して出力する。電流検出器がコンバータ部への
入力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器が
検出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差を
増幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。振
動判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電圧
が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設定
し、第1比較器は、直流電圧検出回路が検出した電圧と
振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出し
た電圧が設定した電圧を超えた分に応じた電圧を出力す
る。
【0100】ゲイン判定部は、第1比較器が出力した電
圧に基づき、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ
るべきか否かを判定し、低減させるべきと判定したとき
に、電圧コントローラの比例ゲインを所定値分低減させ
る第1の信号及び警報を出力させる第2の信号を出力す
る。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチング
を継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し構成
機器を保護することができ、外部に対してそのハンチン
グが生じたことを知らせることができる。
【0101】第2発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、積分器が、第1比較器が出力した電圧
を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した電圧の、
電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべきレベル
を設定する。第2比較器は、レベル設定器が設定したレ
ベルと積分器が出力した電圧とを比較し、その電圧が前
記レベルに達したときに、第1の信号及び第2の信号を
出力し、しかも、積分器をリセットする。これにより、
出力した電圧が低レベルでハンチングを継続したとき、
そのハンチングを検出して抑制し構成機器を保護するこ
とができ、外部に対してそのハンチングが生じたことを
知らせることができる。
【0102】第3発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、波形成形回路が、第1比較器の出力を
矩形波に成形し、カウンタが、波形成形回路が出力した
矩形波を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数値
の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
定値を設定する。第3比較器は、判定値設定器が設定し
た判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数値が
前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の信号
を出力し、しかも、カウンタをリセットする。これによ
り、出力した電圧が低レベルでハンチングを継続したと
き、そのハンチングを検出して抑制し構成機器を保護す
ることができ、外部に対してそのハンチングが生じたこ
とを知らせることができる。また、ハンチングの周波数
が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電
圧値に関係なく略同一となる。
【0103】第4発明に係るコンバータ装置によれば、
リセット回路は、波形成形回路が出力した矩形波が所定
時間入力されないときに、カウンタをリセットするの
で、インバータの負荷の挙動によりハンチングが一時的
に発生しても、負荷が有するコンデンサの容量変動によ
るハンチングと区別することができる。
【0104】第5発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、波形成形回路が、第1比較器の出力を
矩形波に成形し、アップダウンカウンタが、波形成形回
路が出力した矩形波を計数し、クロック発生器が発生し
たクロックをカウントダウンする。判定値設定器が、ア
ップダウンカウンタの計数値の、電圧コントローラの比
例ゲインを低減させるべき判定値を設定し、第4比較器
は、その設定した判定値とアップダウンカウンタの計数
値とを比較し、その計数値が前記判定値に達したとき
に、第1の信号及び第2の信号を出力する。リセット回
路は、第4比較器が第1の信号を出力したとき及び波形
成形回路が出力した矩形波が所定時間入力されないとき
に、アップダウンカウンタに前記クロックのカウントダ
ウンを開始させる。
【0105】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができ、外部に対してその
ハンチングが生じたことを知らせることができる。ま
た、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、その電圧値に関係なく略同一となる。
また、インバータの負荷の挙動によりハンチングが一時
的に発生しても、負荷が有するコンデンサの容量変動に
よるハンチングと区別することができると共に、インバ
ータの負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し
発生しても、コンデンサの容量変動によるハンチングと
区別することができる。
【0106】第6発明に係るコンバータ装置によれば、
コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を供給
し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する直流
電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値を出
力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した基準
値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を
増幅して出力する。電流検出器が、コンバータ部への入
力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器が検
出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差を増
幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。振動
判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電圧が
振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設定
し、偏差増幅器は、直流電圧検出回路が検出した電圧と
振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出し
た電圧が設定した電圧を超えたときに、両電圧の偏差を
増幅し矩形波電圧として出力する。
【0107】ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した矩
形波電圧に基づき電圧コントローラの比例ゲインを低減
させるべきか否かを判定し、低減させるべきと判定した
ときに、電圧コントローラの比例ゲインを所定値分低減
させる第1の信号及び警報を出力させる第2の信号を出
力する。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチ
ングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し
構成機器を保護することができ、外部に対してそのハン
チングが生じたことを知らせることができる。
【0108】第7発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、積分器が、偏差増幅器が出力した矩形
波電圧を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した電
圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき
レベルを設定する。第5比較器は、レベル設定器が設定
したレベルと積分器が出力した電圧とを比較し、その電
圧が前記レベルに達したときに、第1の信号及び第2の
信号を出力し、しかも、積分器をリセットする。これに
より、出力した電圧が低レベルでハンチングを継続した
とき、そのハンチングを検出して抑制し構成機器を保護
することができ、外部に対してそのハンチングが生じた
ことを知らせることができる。
【0109】第8発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、カウンタが、偏差増幅器が出力した矩
形波電圧を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数値
の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
定値を設定する。第6比較器は、判定値設定器が設定し
た判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数値が
前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の信号
を出力する。リセット回路は、第6比較器が第1の信号
を出力したとき及び偏差増幅器が出力した矩形波電圧が
所定時間入力されないときに、カウンタをリセットす
る。
【0110】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができ、外部に対してその
ハンチングが生じたことを知らせることができる。ま
た、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、その電圧値に関係なく略同一となると
共に、インバータの負荷の挙動によりハンチングが一時
的に発生しても、負荷が有するコンデンサの容量変動に
よるハンチングと区別することができる。
【0111】第9発明に係るコンバータ装置によれば、
ゲイン判定部は、アップダウンカウンタが、偏差増幅器
が出力した矩形波電圧を計数し、また、クロック発生器
が発生したクロックをカウントダウンし、判定値設定器
が、アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントロー
ラの比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する。第
7比較器は、判定値設定器が設定した判定値とアップダ
ウンカウンタの計数値とを比較し、その計数値が前記判
定値に達したときに、第1の信号及び第2の信号を出力
する。リセット回路は、第7比較器が第1の信号を出力
したとき及び偏差増幅器が出力した矩形波電圧が所定時
間入力されないときに、アップダウンカウンタに前記ク
ロックのカウントダウンを開始させる。
【0112】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができ、外部に対してその
ハンチングが生じたことを知らせることができる。ま
た、ハンチングの周波数が同一であれば、ハンチング動
作の検出時間は、その電圧値に関係なく略同一となる。
また、インバータの負荷の挙動によりハンチングが一時
的に発生しても、負荷が有するコンデンサの容量変動に
よるハンチングと区別することができると共に、インバ
ータの負荷の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し
発生しても、コンデンサの容量変動によるハンチングと
区別することができる。
【0113】第10発明に係るコンバータ装置によれ
ば、コンバータ部が、交流電力から変換した直流電力を
供給し、直流電圧検出回路が、コンバータ部が出力する
直流電圧を検出し、基準回路が、その直流電圧の基準値
を出力する。電圧コントローラは、基準回路が出力した
基準値及び直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏
差を増幅して出力する。電流検出器が、コンバータ部へ
の入力電流を検出し、電流コントローラは、電流検出器
が検出した電流値及び電圧コントローラの出力値の偏差
を増幅し、電流制御信号としてコンバータ部に与える。
振動判定電圧設定器が、直流電圧検出回路が検出した電
圧が振動したときに、その振動を判定する為の電圧を設
定し、第8比較器は、直流電圧検出回路が検出した電圧
と振動判定電圧設定器が設定した電圧とを比較し、検出
した電圧が設定した電圧を超えているときにオン信号を
出力する。リレーは、第8比較器が出力したオン信号に
よりオンし、信号発生器半導体、リレーがオンしている
ときに、所定の電圧信号を発生させる。
【0114】ゲイン判定部は、信号発生器が発生させた
電圧信号に基づき電圧コントローラの比例ゲインを低減
させるべきか否かを判定し、低減させるべきと判定した
ときに、電圧コントローラの比例ゲインを所定値分低減
させる第1の信号及び警報を出力させる第2の信号を出
力する。これにより、出力した電圧が低レベルでハンチ
ングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑制し
構成機器を保護することができ、外部に対してそのハン
チングが生じたことを知らせることができる。また、保
護回路と直流電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの
周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時間は、
その電圧値に関係なく略同一となる。
【0115】第11発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、積分器が、信号発生器が出力した
電圧信号を積分し、レベル設定器が、積分器が出力した
電圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべ
きレベルを設定する。第9比較器は、レベル設定器が設
定したレベルと積分器が出力した電圧とを比較し、その
電圧が前記レベルに達したときに、第1の信号及び第2
の信号を出力し、しかも、積分器をリセットする。これ
により、出力した電圧が低レベルでハンチングを継続し
たとき、そのハンチングを検出して抑制し構成機器を保
護することができ、外部に対してそのハンチングが生じ
たことを知らせることができる。また、保護回路と直流
電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの周波数が同一
であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電圧値に
関係なく略同一となる。
【0116】第12発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、カウンタが、信号発生器が出力し
た電圧信号を計数し、判定値設定器が、カウンタの計数
値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき
判定値を設定する。第10比較器は、判定値設定器が設
定した判定値とカウンタの計数値とを比較し、その計数
値が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の
信号を出力し、しかも、カウンタをリセットする。これ
により、出力した電圧が低レベルでハンチングが継続し
たとき、そのハンチングを検出して抑制し構成機器を保
護することができ、外部に対してそのハンチングが生じ
たことを知らせることができる。また、保護回路と直流
電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチングの周波数が同一
であれば、ハンチング動作の検出時間は、その電圧値に
関係なく略同一となる。
【0117】第13発明に係るコンバータ装置によれ
ば、ゲイン判定部は、アップダウンカウンタが、信号発
生器が出力した電圧信号を計数し、また、クロック発生
器が発生したクロックをカウントダウンし、判定値設定
器が、アップダウンカウンタの計数値の、電圧コントロ
ーラの比例ゲインを低減させるべき判定値を設定する。
第11比較器は、判定値設定器が設定した判定値とアッ
プダウンカウンタの計数値とを比較し、その計数値が前
記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の信号を
出力する。リセット回路は、第11比較器が第1の信号
を出力したとき及び信号発生器が出力した電圧信号が所
定時間入力されないときに、アップダウンカウンタに前
記クロックのカウントダウンを開始させる。
【0118】これにより、出力した電圧が低レベルでハ
ンチングを継続したとき、そのハンチングを検出して抑
制し構成機器を保護することができ、外部に対してその
ハンチングが生じたことを知らせることができる。ま
た、保護回路と直流電圧検出回路とを絶縁でき、ハンチ
ングの周波数が同一であれば、ハンチング動作の検出時
間は、その電圧値に関係なく略同一となる。また、イン
バータの負荷の挙動によりハンチングが一時的に発生し
ても、負荷が有するコンデンサの容量変動によるハンチ
ングと区別することができると共に、インバータの負荷
の挙動によりハンチングが短時間に繰り返し発生して
も、コンデンサの容量変動によるハンチングと区別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明に係るコンバータ装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来のコンバータ装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源、3〜5 インバータ、6 CT、7
電流検出器、8 直流電圧検出回路、10 コンバー
タ主回路(コンバータ部)、11 基準回路、12a
電圧コントローラ、14 電流コントローラ、17 警
報器、18 (平滑)コンデンサ、19 ハンチング判
定電圧設定器(振動判定電圧設定器)、20,23,3
1,39,45,52,60,67,71,78,8
4,91 比較器、21,50,76 積分器、22
レベル設定器、24 ゲイン補正回路、25 インター
ロック回路、27,34,42,48,55,63,7
0,81,87,94 コンバータ装置、28,35
波形成形回路、29,37,58,82 カウンタ、3
0 判定値設定器、36,57,64,89リセット回
路、43,65,88 アップダウンカウンタ、49,
56 偏差増幅器、72 信号発生器、73 リレー、
74 リレー接点、75 絶縁比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/155

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力から変換した直流電力を供給す
    るコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧
    を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を
    出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び
    前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増
    幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部
    への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が
    検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏
    差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与
    える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出
    した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電
    圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出
    回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定し
    た電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電
    圧を超えた分に応じた電圧を出力する第1比較器と、第
    1比較器が出力した電圧に基づき前記電圧コントローラ
    の比例ゲインを低減させるべきか否かを判定し、低減さ
    せるべきと判定したときに、前記比例ゲインを所定値分
    低減させる第1の信号及び警報を出力させる第2の信号
    を出力するゲイン判定部とを備えることを特徴とするコ
    ンバータ装置。
  2. 【請求項2】 ゲイン判定部は、第1比較器が出力した
    電圧を積分する積分器と、該積分器が出力した電圧の、
    電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべきレベル
    を設定するレベル設定器と、該レベル設定器が設定した
    レベルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、該電圧
    が前記レベルに達したときに、第1の信号及び第2の信
    号を出力し、しかも、前記積分器をリセットする第2比
    較器とを備える請求項1記載のコンバータ装置。
  3. 【請求項3】 ゲイン判定部は、第1比較器の出力を矩
    形波に成形する波形成形回路と、該波形成形回路が出力
    した矩形波を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
    定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定
    した判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数
    値が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の
    信号を出力し、しかも、前記カウンタをリセットする第
    3比較器とを備える請求項1記載のコンバータ装置。
  4. 【請求項4】 波形成形回路が出力した矩形波が所定時
    間入力されないときに、カウンタをリセットするリセッ
    ト回路を備える請求項3記載のコンバータ装置。
  5. 【請求項5】 ゲイン判定部は、第1比較器の出力を矩
    形波に成形する波形成形回路と、クロック発生器を有
    し、該波形成形回路が出力した矩形波を計数し、クロッ
    ク発生器が発生したクロックをカウントダウンするアッ
    プダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
    定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定
    した判定値と前記アップダウンカウンタの計数値とを比
    較し、該計数値が前記判定値に達したときに、第1の信
    号及び第2の信号を出力する第4比較器と、第4比較器
    が第1の信号を出力したとき及び前記波形成形回路が出
    力した矩形波が所定時間入力されないときに、前記アッ
    プダウンカウンタに前記クロックのカウントダウンを開
    始させるリセット回路とを備える請求項1記載のコンバ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 交流電力から変換した直流電力を供給す
    るコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電圧
    を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値を
    出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及び
    前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を増
    幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ部
    への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器が
    検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の偏
    差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に与
    える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検出
    した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の電
    圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検出
    回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定し
    た電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した電
    圧を超えたときに、両電圧の偏差を増幅し矩形波電圧と
    して出力する偏差増幅器と、該偏差増幅器が出力した矩
    形波電圧に基づき前記電圧コントローラの比例ゲインを
    低減させるべきか否かを判定し、低減させるべきと判定
    したときに、前記比例ゲインを所定値分低減させる第1
    の信号及び警報を出力させる第2の信号を出力するゲイ
    ン判定部とを備えることを特徴とするコンバータ装置。
  7. 【請求項7】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を積分する積分器と、該積分器が出力した電
    圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき
    レベルを設定するレベル設定器と、該レベル設定器が設
    定したレベルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、
    該電圧が前記レベルに達したときに、第1の信号及び第
    2の信号を出力し、しかも、前記積分器をリセットする
    第5比較器とを備える請求項6記載のコンバータ装置。
  8. 【請求項8】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
    定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定
    した判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数
    値が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の
    信号を出力する第6比較器と、第6比較器が第1の信号
    を出力したとき及び前記偏差増幅器が出力した矩形波電
    圧が所定時間入力されないときに、前記カウンタをリセ
    ットするリセット回路とを備える請求項6記載のコンバ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】 ゲイン判定部は、偏差増幅器が出力した
    矩形波電圧を計数し、また、クロック発生器を有し、該
    クロック発生器が発生したクロックをカウントダウンす
    るアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの
    計数値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させる
    べき判定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器
    が設定した判定値と前記アップダウンカウンタの計数値
    とを比較し、該計数値が前記判定値に達したときに、第
    1の信号及び第2の信号を出力する第7比較器と、第7
    比較器が第1の信号を出力したとき及び前記偏差増幅器
    が出力した矩形波電圧が所定時間入力されないときに、
    前記アップダウンカウンタに前記クロックのカウントダ
    ウンを開始させるリセット回路とを備える請求項6記載
    のコンバータ装置。
  10. 【請求項10】 交流電力から変換した直流電力を供給
    するコンバータ部と、該コンバータ部が出力する直流電
    圧を検出する直流電圧検出回路と、該直流電圧の基準値
    を出力する基準回路と、該基準回路が出力した基準値及
    び前記直流電圧検出回路が検出した直流電圧値の偏差を
    増幅して出力する電圧コントローラと、前記コンバータ
    部への入力電流を検出する電流検出器と、該電流検出器
    が検出した電流値及び前記電圧コントローラの出力値の
    偏差を増幅し、電流制御信号として前記コンバータ部に
    与える電流コントローラと、前記直流電圧検出回路が検
    出した電圧が振動したときに、その振動を判定する為の
    電圧を設定する振動判定電圧設定器と、前記直流電圧検
    出回路が検出した電圧と前記振動判定電圧設定器が設定
    した電圧とを比較し、前記検出した電圧が前記設定した
    電圧を超えているときにオン信号を出力する第8比較器
    と、第8比較器が出力したオン信号によりオンするリレ
    ーと、該リレーがオンしているときに、所定の電圧信号
    を発生させる信号発生器と、該信号発生器が発生させた
    電圧信号に基づき前記電圧コントローラの比例ゲインを
    低減させるべきか否かを判定し、低減させるべきと判定
    したときに、前記比例ゲインを所定値分低減させる第1
    の信号及び警報を出力させる第2の信号を出力するゲイ
    ン判定部とを備えることを特徴とするコンバータ装置。
  11. 【請求項11】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を積分する積分器と、該積分器が出力した電
    圧の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき
    レベルを設定するレベル設定器と、該レベル設定器が設
    定したレベルと前記積分器が出力した電圧とを比較し、
    該電圧が前記レベルに達したときに、第1の信号及び第
    2の信号を出力し、しかも、前記積分器をリセットする
    第9比較器とを備える請求項10記載のコンバータ装
    置。
  12. 【請求項12】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を計数するカウンタと、該カウンタの計数値
    の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させるべき判
    定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定器が設定
    した判定値と前記カウンタの計数値とを比較し、該計数
    値が前記判定値に達したときに、第1の信号及び第2の
    信号を出力し、しかも、前記カウンタをリセットする第
    10比較器とを備える請求項10記載のコンバータ装
    置。
  13. 【請求項13】 ゲイン判定部は、信号発生器が出力し
    た電圧信号を計数し、しかも、クロック発生器を有し、
    該クロック発生器が発生したクロックをカウントダウン
    するアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタ
    の計数値の、電圧コントローラの比例ゲインを低減させ
    るべき判定値を設定する判定値設定器と、該判定値設定
    器が設定した判定値と前記アップダウンカウンタの計数
    値とを比較し、該計数値が前記判定値に達したときに、
    第1の信号及び第2の信号を出力する第11比較器と、
    第11比較器が第1の信号を出力したとき及び前記信号
    発生器が出力した電圧信号が所定時間入力されないとき
    に、前記アップダウンカウンタに前記クロックのカウン
    トダウンを開始させるリセット回路とを備える請求項1
    0記載のコンバータ装置。
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