JPH11112982A - Mpegデータ受信装置 - Google Patents

Mpegデータ受信装置

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JPH11112982A
JPH11112982A JP27579497A JP27579497A JPH11112982A JP H11112982 A JPH11112982 A JP H11112982A JP 27579497 A JP27579497 A JP 27579497A JP 27579497 A JP27579497 A JP 27579497A JP H11112982 A JPH11112982 A JP H11112982A
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JP27579497A
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Hideaki Shirai
秀明 白井
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ストリームに含まれるPCRによ
って、デコーダ側のバッファメモリがオーバーフローあ
るいはアンダーフロー状態となることを防止し、放送波
を良好に信号処理してテレビ受像機へ出力することがで
きるMPEGデータ受信装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 PLLは、TSから抽出されたPCRと
カウンタ部6から出力されるSTCとの引き算処理を行
う引き算部1と、PCRとSTCとの差分とバッファメ
モリのデータ量に基づいて、制御値を生成するクロック
調整部2と、制御値を電圧信号に変換して、制御電圧と
してVCO5へ印加するD/A変換部3及びLPF4
と、制御電圧に基づいて発振するクロック信号の位相及
び周波数を制御するVCO5と、クロック信号に基づい
てSTCを生成するカウンタ部6と、を有して構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEGデータの
受信装置に関し、特に、放送衛星や地上波を利用するデ
ジタル放送や、ケーブルを利用するケーブルテレビ(以
下、CATVと記す)放送等で用いられる受信装置に関
するものである。近年、一般家庭へのデジタル衛星放送
やCATVの普及が著しい。通常、これらの放送形態に
おいては、受信した信号を所定の映像信号、音声信号等
に変換してテレビ受像機に出力するSTB(CATV用
セットトップボックス)あるいはIRD(デジタル衛星
放送用受信機)と呼ばれる専用の受信装置を必要とす
る。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されている受信装置のうち、
デジタル衛星放送に用いられている受信機について、図
9を参照して説明する。図9に示すように、受信機は大
別して、チューナ・モジュールa、デスクランブラb、
MPEGトランスポートデコーダc、MPEG2ビデオ
デコーダd、MPEG1オーディオデコーダe、NTS
Cエンコーダf、D/Aコンバータg、制御用CPUh
から構成される。ここで、MPEGトランネポートデコ
ーダcは、システムデコーダあるいはトランスポートデ
マルチプレクサ(DMUX)などとも呼ばれる。
【0003】受信機における信号処理を説明すると、ま
ず、衛星放送受信アンテナで受信した衛星波が、チュー
ナ・モジュールaに入力される。チューナ・モジュール
aは、受信トランスポンダの切換え、復調、誤り訂正の
復号などを行い、個別のデータ列(ストリーム)が多重
化されたMPEG2トランスポート・ストリームを抽出
する。このトランスポート・ストリーム(Transport St
ream:以下、TSと記す)は、デスクランブラbに入力
されて、図示を省略したICカード等から供給されるデ
スクランブル用の鍵データを用いてデスクランブル(暗
号解除)され、MPEGトランスポートデコーダcに転
送される。MPEGトランスポートデコーダcは、視聴
者の選局操作に基づくプログラム仕様情報(Program Sp
ecific Information:以下、PSIと記す)を受信し、
TSから必要な映像データと音声データを抽出し、MP
EG2ビデオデコーダd及びMPEG1オーディオデコ
ーダeに送出する。MPEG2ビデオデコーダdは、映
像データの圧縮を解除し、NTSCエンコーダfにより
NTSC信号に変換してテレビ受像機へ出力する。MP
EG1オーディオデコーダeは、音声データの圧縮を解
除し、D/Aコンバータgによりアナログ信号に変換し
てテレビ受像機へ出力する。制御用CPUhは、これら
一連の処理を制御する。
【0004】なお、CATVにおいても、ケーブルを介
して受信したデジタル信号が上記と同様の処理をされて
テレビ受像機へ出力される。このように、MPEGトラ
ンスポートデコーダcは、受信した衛星波に含まれるM
PEG2のTSを映像データ、オーディオデータ、その
他の制御データに分解する機能を有している。また、一
方で、MPEGトランスポートデコーダc、MPEG2
ビデオデコーダd、MPEG1オーディオデコーダe、
NTSCエンコーダfで使用するクロック信号の再生処
理を行う機能も有している。
【0005】このクロック信号の再生処理とは、放送事
業者側で衛星波等の放送波を符号化して圧縮するMPE
Gエンコーダ(符号化装置)と、視聴者側で映像データ
や音声データの圧縮を解除するMPEGデコーダ(復号
化装置)との間で共通の時間管理、すなわち同期をとる
処理である。次に、クロック信号の再生処理について、
図10を参照して説明する。
【0006】図10は、クロック信号の再生処理に用い
られる位相ロックループ(Phase Locked Loop:以下、
PLLと記す)の概略構成を示すブロック図である。図
10に示すように、PLLは、引き算部(位相比較部)
1、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と
記す)3、ローパスフィルタ(以下、LPFと記す)
4、電圧制御発振部(Voltage Control Oscillator:以
下、VCOと記す)5、カウンタ部6からなる帰還閉回
路により構成される。
【0007】PLLにおけるクロック信号の再生処理に
は、TSから抽出、分離されたビデオストリーム、オー
ディオストリーム毎に指定されたプログラム時刻基準参
照値(Program Clock Reference:以下、PCRと記
す)情報が用いられる。このPCRは、ビデオデコーダ
d及びオーディオデコーダeを含む受信機のデコーダに
おいて、時刻標準となる同期信号(System Time Cloc
k:以下、STCと記す)の値を放送業者側のMPEG
エンコーダ側で意図した値、すなわち、MPEG2の場
合では27MHzのクロック周波数に設定、補正するた
めの情報であり、特定のストリームの中に42ビットの
長さで含まれている。
【0008】クロック信号CLKの再生処理について説
明すると、まず、特定のストリームから抽出したPCR
の値を、そのままカウンタ部6に書き込み(設定し)、
カウンタ部6から出力されるSTCとPCRとを同期状
態として初期化する。次のPCRが入力されると、引き
算部1においてPCRを受信した時のカウンタ部6から
のSTCとの引き算処理を行う。PCR及びSTC両者
のクロック信号の位相が完全に一致している場合には、
引き算部の出力は0となり、両者の位相が相違する場合
には、その差分をD/A変換部3及びLPF4を介して
電圧信号に変換してVCO5に印加する。この電圧信号
によりVCO5から出力されるクロック信号CLKの位
相を補正して出力するとともに、カウンタ部6に書き込
みを行う。カウンタ部6は、VCO5から出力されるク
ロック信号CLKによりカウントアップするように構成
されており、VCO5の出力変化に応じてカウント値、
すなわち、STCの位相が制御される。
【0009】このように、PCRに基づいてクロック信
号を再生処理することにより、MPEGデコーダ側のク
ロック信号CLKの位相を、MPEGエンコーダ側と正
確に一致させることができる。そのため、ビデオデコー
ダd及びオーディオデコーダeに付属して設けられるバ
ッファメモリのデータ量がオーバフロー、アンダーフロ
ー状態となることを防止することができるとともに、再
生出力の時刻管理情報(Presentation Time Stamp:以
下、PTSと記す)を用いた映像データと音声データの
同期をとることができる。
【0010】このようなPLLによるクロック信号の再
生処理は、ストリーム中のPCRが正確に生成されてい
ることを前提としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多数の個別
のストリームを時分割多重化したパケット(トランスポ
ート・ストリームパケット:以下、TSパケットと記
す)の構造は、図11に示すように、ビデオエレメンタ
リーストリーム、オーディオエレメンタリーストリーム
を含んだパケットエレメンタリー・ストリーム(Packet
ized Elementary Stream:以下、PESと記す)パケッ
トや、PESパケットとは異なる階層でPSI、PCR
等から含まれる多重階層構造を有している。
【0012】そのため、MPEGエンコーダ側におい
て、入力されたデータから直接TSパケットを生成する
場合、PCRを作成して挿入することは容易に行うこと
ができるが、エレメンタリーストリーム又はPESパケ
ットのデータのみを合成して、TSパケットを生成しよ
うとすると、PCRがTSパケットのレベルで含まれて
いるため、エレメンタリストリームが作成された時のク
ロックの位相が反映されず、正確なPCRを作成して挿
入することができないという問題がある。
【0013】この場合、パケットの伝送速度から27M
Hzのクロック周波数を換算して、TSパケットにPC
Rを挿入することにより、MPEGデコーダ側で一見正
常に圧縮解除を行うことができるが、クロック信号CL
Kのわずかな位相のずれにより数十分から数時間という
比較的長い時間の経過に伴って、バッファメモリのデー
タ量がオーバーフローあるいはアンダーフローを生じる
という問題を有している。
【0014】このような問題を解決するためには、正確
なPCRが挿入されていないストリームを使わない等の
対策が考えられるが、従来においては特に考慮されては
いなかった。また、このような現象は、比較的長い時間
経過しないと発生しないものであるが、有料放送の場合
等では、視聴者から「途中で画面が消える」、「異常な
音がする」といった苦情の対象となる問題があった。
【0015】そこで、本発明は、ストリームに含まれる
PCRの精度によってクロック信号の位相にずれが生
じ、デコーダ側のバッファメモリがオーバーフローある
いはアンダーフロー状態となることを防止し、放送波を
良好に信号処理してテレビ受像機へ出力することができ
るMPEGデータ受信装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、MPEG規格で圧縮された
デジタルデータから、映像データ及び音声データを分
離、抽出するとともに、動作クロックの再生処理を行う
トランスポートデコーダと、再生された前記動作クロッ
クに基づいて、前記映像データをビデオバッファメモリ
に保持した後、復号化するビデオデコーダと、再生され
た前記動作クロックに基づいて、前記音声データをオー
ディオバッファメモリに保持した後、復号化するオーデ
ィオデコーダと、を備えたMPEGデータ受信装置にお
いて、前記ビデオバッファメモリ及び前記オーディオバ
ッファメモリのデータ量に基づいて、前記動作クロック
の速度を調整することにより、前記映像データ及び前記
音声データの処理速度を制御することを特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のMPEGデータ受信装置において、前記トランスポ
ートデコーダは、前記ビデオバッファメモリ及び前記オ
ーディオバッファメモリの各々のデータ量を抽出し、該
データ量が予め設定した許容範囲内にあるか否かを監視
し、前記データ量が該許容範囲外となったとき、前記動
作クロックの速度を調整することにより、前記映像デー
タ及び前記音声データの処理速度を変更することを特徴
とする。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のMPEGデータ受信装置において、前記トランスポ
ートデコーダは、所定時間毎に前記ビデオバッファメモ
リ及び前記オーディオバッファメモリの各々のデータ量
の平均値を算出し、該平均値が予め設定した許容範囲内
にあるか否かを監視し、前記平均値が該許容範囲外とな
ったとき、前記動作クロックの速度を調整することによ
り、前記映像データ及び前記音声データの処理速度を変
更することを特徴とする。
【0019】さらに、請求項4記載の発明は、請求項
1、2又は3記載のMPEGデータ受信装置において、
前記トランスポートデコーダは、前記デジタルデータに
含まれるプログラム時刻基準参照値と前記動作クロック
に基づく同期信号との同期状態を監視し、該同期状態
と、前記ビデオバッファメモリ及び前記オーディオバッ
ファメモリのデータ量に基づいて、前記動作クロックの
調整を行うことを特徴とする。
【0020】本発明のMPEGデータ受信装置によれ
ば、バッファメモリに対して予め上限及び下限のデータ
量となるしきい値を設け、この上限及び下限しきい値に
より設定される許容範囲内に、データ量あるいはデータ
量の平均値があるか否かを監視することにより、バッフ
ァメモリのデータ量の増減傾向を判別し、データ量が上
側しきい値以上の場合には、アップ・ダウンカウンタに
加算信号を送出し、データ量が下側しきい値以下の場合
には、減算信号を送出する。この加減算信号に基づいて
アップ・ダウンカウンタに設定されたカウント値をD/
A変換部及びLPFを介して電圧信号に変換してVCO
に印加する。
【0021】このように、バッファメモリのデータ量、
あるいは所定のサンプリング期間内のデータ量の平均値
を監視し、所定の許容範囲を越えた場合に、VCOへの
制御電圧を制御して、発振されるクロック信号(動作ク
ロック)の周波数を調整することにより、データ処理速
度を変化させ、バッファメモリのデータ量を許容範囲内
に収束させることができるため、アンダーフローあるい
はオーバーフロー状態の発生を防止することができる。
【0022】したがって、バッファメモリのアンダーフ
ローあるいはオーバーフローに伴う画像の途切れや異常
音等の発生を防止することができ、視聴者に対する良好
な放送番組の提供を実現することができる。また、デー
タ量の平均値を監視対象とすることにより、圧縮率の異
なるデータ等によりデータ量の急激な変化が生じた場合
においても、クロック信号の急激な変化を防止すること
ができ、データ量の変化傾向に合致したクロック信号の
調整処理を実現することができる。
【0023】さらに、TSパケットに挿入されたPCR
と動作クロックに基づくSTCとの同期状態を引き算部
により監視して、クロック信号の位相の一致を図る通常
のクロック信号再生処理(PCR制御処理)と、上述し
たバッファメモリのデータ量あるいはその平均値と所定
のしきい値との比較によるクロック信号の調整処理とを
併用することにより、クロック信号の同期をとりつつ、
正確でないPCRによるバッファメモリのアンダーフロ
ーあるいはオーバーフローを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るMPEGデータ受信
装置に適用される位相ロックループの概略構成を図1に
示して説明する。図1において、PLLは、引き算部1
と、クロック調整部2と、D/A変換部3と、LPF4
と、VCO5と、カウンタ部6と、を有して構成されて
いる。
【0025】引き算部1は、TSから抽出、分離された
ビデオストリーム、オーディオストリーム毎に指定され
たPCRと、カウンタ部6から出力されるSTCとの引
き算処理を行う。PCR及びSTC両者のクロック信号
の位相が完全に一致している場合には、引き算部1の出
力は0となり、両者の位相が相違する場合には、その差
分がクロック調整部2に出力される。
【0026】クロック調整部2は、引き算部1からのP
CRとSTCとの差分と、バッファメモリのデータ量に
基づいて、D/A変換部3及びLPF4に書き込み設定
する制御値を生成する。D/A変換部3及びLPF4
は、クロック調整部2からの制御値を電圧信号に変換し
て、制御電圧としてVCOへ印加する。
【0027】VCOは、制御電圧に基づいて発振するク
ロック信号の位相及び周波数を制御する。次に、クロッ
ク調整部の第1の実施例について、図2を参照して説明
する。図2において、クロック調整部2は、上側比較部
2a及び下側比較部2bと、アップ・ダウンカウンタ2
cと、スイッチ2dと、を有して構成されている。
【0028】上側比較部2a及び下側比較部2bには、
バッファメモリがオーバーフローあるいはアンダーフロ
ー状態となる前にそのデータ量の変化を検知することが
できる上側及び下側しきい値がそれぞれ設定され、これ
らのしきい値とバッファメモリの実際のデータ量とが比
較される。アップ・ダウンカウンタ2cは、上側比較部
2a及び下側比較部2bによる比較結果に応じてカウン
ト値を増減する。例えば、バッファメモリのデータ量が
上側しきい値を上回っていた場合には、カウント値を加
算し、データ量が下側しきい値を下回っていた場合に
は、カウント値を減算する。なお、アップ・ダウンカウ
ンタ2cは、初期状態において初期値0が設定される。
【0029】スイッチ2dは、アップ・ダウンカウンタ
2cのカウント値と、上述した引き算部1からのPCR
とSTCの差分の何れかを、切換信号により選択的に切
換え、D/A変換部3及びLPF4に出力する。PCR
が受信され、引き算部1から差分が出力された場合に
は、その差分に応じた電圧信号をD/A変換部及びLP
Fを介してVCOに印加し、通常のクロック信号再生処
理を実行する。一方、バッファメモリのデータ量が上側
及び下側しきい値により設定される許容範囲外となった
ときには、アップ・ダウンカウンタ2cのカウント値に
切り換えられ、そのカウント値に応じた電圧信号がVC
Oに印加される。
【0030】なお、上側比較部2a及び下側比較部2b
に設定される上側及び下側しきい値、アップ・ダウンカ
ウンタ2cに設定される初期値、スイッチ2dを制御す
る切換信号は、制御CPUにより出力されるものであっ
てもよいし、クロック制御部2が予め保持しているデー
タであってもよい。次に、第1の実施例のクロック調整
部2の処理動作について、図3を参照して説明する。
【0031】まず、クロック信号の調整処理が開始され
ると、アップ・ダウンカウンタ2cには初期値0が設定
される(A=0:S11)。そして、制御CPUにより
バッファメモリのデータ量が抽出され(S12)、クロ
ック調整部2に入力されると、上側比較部2a及び下側
比較部2bにおいて、予め設定された上側及び下側しき
い値と、データ量とが比較される。具体的には、まず、
上側比較部2aにおいて上側しきい値とデータ量との比
較処理が行われ、大小関係が判定される(S13)。デ
ータ量が上側しきい値よりも小さい場合には、下側比較
部2bにおいて下側しきい値とデータ量との比較処理が
行われ、大小関係が判定される(S15)。
【0032】データ量が、上側しきい値よりも大きい場
合には、アップ・ダウンカウンタ2cに加算信号を送出
して、そのカウント値Aを所定値αだけ増加させる(A
´=A+α:S14)。データ量が、下側しきい値より
も小さい場合には、アップ・ダウンカウンタに減算信号
を送出してカウント値Aを所定値αだけ減少させる(A
´=A−α:S16)。また、データ量が、上側しきい
値よりも小さく、下側しきい値よりも大きい場合、すな
わち、上側及び下側しきい値により設定される許容範囲
にある場合には、アップ・ダウンカウンタへの加減算信
号を送出せず、カウント値Aは初期値0のままに設定さ
れる(A´=A)。
【0033】ここでカウント値Aを増減させる所定値α
は、引き算部1におけるPCRとSTCの差分や、D/
A変換部3及びLPF4の出力電圧特性等に応じて適宜
設定する。次いで、アップ・ダウンカウンタ2cのカウ
ント値A´はスイッチ2dを介してD/A変換部3及び
LPF4に書き込み設定され、所定の電圧信号に変換さ
れ、VCO5に印加される。VCO5は、この電圧信号
を制御電圧として、生成するクロック信号CLKの周波
数を制御する。
【0034】上述した一連のクロック信号の調整処理
は、PCRが受信されたとき、あるいは所定の時間間隔
で繰り返し実行される。また、スイッチ2dに入力され
る切換信号により、バッファメモリのデータ量を監視
し、その監視結果に応じてクロック信号の調整処理を行
う場合と、引き算部1からの差分に応じてクロック信号
の再生処理を行う場合とを切り換える。この切換信号
は、PCRが受信されたときには引き算部1の出力を選
択し、それ以外の場合にはデータ量の監視結果を選択す
るものであってもよいし、通常は引き算部1からの出力
を選択し、バッファメモリのデータ量が許容範囲を越え
て、アップ・ダウンカウンタ2cのカウンタ値Aが変化
ことを検出してスイッチ2dを切り換えるものであって
もよい。
【0035】次に、スイッチ部2dにより選択され、D
/A変換部3及びLPF4に書き込み設定された制御値
(スイッチ部2dの出力)と出力電圧との関係につい
て、図4を参照して説明する。図4に示すように、制御
値と出力電圧の関係は略比例関係を有し、制御値が0の
とき、D/A変換部3及びLPF4の出力電圧は2.5
Vとなるように設定されている。
【0036】そのため、アップ・ダウンカウンタ2cの
カウント値Aが初期値0の場合、D/A変換部3及びL
PF4により出力される電圧は2.5Vとなり、VCO
5の動作特性により制御電圧2.5Vのとき、出力され
るクロック信号CLKの周波数が27MHzとなるよう
に設定されている。また、カウント値Aが初期値以外の
ときには、VCO5に印加される制御電圧を2.5Vか
ら変化させることができるため、生成されるクロック信
号の周波数を調整することができる。
【0037】したがって、上述した一連のクロック信号
の調整処理により、バッファメモリのデータ量が上側し
きい値を上回ってオーバーフロー状態となる傾向が高ま
ってきた場合には、D/A変換部3及びLPF4に入力
される制御値を増加させて、その出力電圧を上昇させ
て、2.5V以上の制御電圧としてVCOに印加するこ
とができるため、クロック信号の周波数を27MHz以
上として、デコーダ等の動作速度を早くして、バッファ
メモリのデータ量を減少させることができる。
【0038】一方、バッファメモリのデータ量が下側し
きい値を下回ってアンダーフロー状態となる傾向が高ま
ってきた場合には、制御値を減少させて、その出力電圧
を下降させて、2.5V以下の制御電圧としてVCOに
印加することができるため、クロック信号の周波数を2
7MHz以下として、デコーダ等の動作速度を遅くし
て、バッファメモリのデータ量を増加させることができ
る。
【0039】次に、クロック調整部2の第2の実施例に
ついて、図5を参照して説明する。なお、第1の実施例
と同等の構成については、同一の符号を付して、その説
明を省略する。本実施例は、上側比較部2a及び下側比
較部2bにおいて、上側及び下側しきい値とを比較する
比較対象を、バッファメモリのデータ量の平均値とした
ことを特徴とする。
【0040】図5において、クロック調整部2は、平均
値算出部2eと、上側比較部2a及び下側比較部2b
と、アップ・ダウンカウンタ2cと、スイッチ2dと、
を有して構成されている。平均値算出部2eは、バッフ
ァメモリのデータ量を所定のサンプリング期間抽出し
て、単位時間における平均値を算出し、上述した上側比
較部2a及び下側比較部2bに出力する。なお、この平
均値算出部2eは、本実施例のようにクロック調整部2
内に設けてもよいし、外部の演算手段により算出した結
果を供給するものであってもよい。
【0041】次に、第2の実施例のクロック調整部2の
処理動作について、図6を参照して説明する。なお、上
述した第1の実施例と同等の処理については、その詳細
説明を省略する。まず、クロック調整処理が開始される
と、アップ・ダウンカウンタには初期値0が設定される
(A=0:S21)。そして、制御CPUによりバッフ
ァメモリのデータ量が所定のサンプリング期間の間抽出
されて(S22)、クロック調整部2に入力され、平均
値算出部2eにおいて、単位時間における平均値が算出
される(S23)。次いで、上側比較部2a及び下側比
較部2bにおいて、予め設定された上側及び下側しきい
値と、この平均値とが比較される(S24、S26)。
【0042】平均値が、上側しきい値よりも大きい場合
には、アップ・ダウンカウンタ2cに加算信号を送出し
てカウント値Aを所定値αだけ増加させる(A´=A+
α:S25)。平均値が、下側しきい値よりも小さい場
合には、アップ・ダウンカウンタ2cに減算信号を送出
してカウント値Aを所定値αだけ減少させる(A´=A
−α:S27)。また、平均値が、上側及び下側しきい
値により設定される許容範囲にある場合には、アップ・
ダウンカウンタ2cへの加減算信号を送出せず、カウン
ト値Aは初期値0のままに設定される(A´=A)。
【0043】次いで、アップ・ダウンカウンタ2cから
出力されるカウント値A´は、スイッチ2dを介してD
/A変換部3及びLPF4に書き込まれ(S28)、図
4に示したような出力電圧特性により所定の電圧信号に
変換され、VCO5に印加される。このようにして、ア
ップ・ダウンカウンタ2cによりカウントされるカウン
ト値A´に応じてVCO5に印加される制御電圧を調整
することができるため、VCO5により生成されるクロ
ック信号CLKの周波数をバッファメモリのデータ量に
応じて調整することができる。
【0044】すなわち、上述した一連のクロック信号の
調整処理により、バッファメモリのデータ量の平均値が
上側しきい値を上回ってオーバーフロー状態となる傾向
が高まってきた場合には、VCO5に印加する制御電圧
を上昇させることができるため、クロック信号の周波数
を上げ、デコーダ等の動作速度を早くして、バッファメ
モリのデータ量を減少させることができる。
【0045】一方、バッファメモリのデータ量の平均値
が下側しきい値を下回ってアンダーフロー状態となる傾
向が高まってきた場合には、VCO5に印加する制御電
圧を下降させることができるため、クロック信号の周波
数を下げ、デコーダ等の動作速度を遅くして、バッファ
メモリのデータ量を増加させることができる。次に、ク
ロック調整部2の第3の実施例について、図7を参照し
て説明する。なお、第1の実施例と同等の構成について
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0046】本実施例は、上述した実施例において、ス
イッチ2dを制御することにより、引き算部1から出力
されるPCRとSTCの差分と、アップ・ダウンカウン
タ2cのカウント値A´の何れか一方を選択的に切換
え、D/A変換部3及びLPF4に書き込み設定してい
た構成に代えて、上記差分及びカウント値の双方を合成
して書き込み設定することを特徴とする。
【0047】図7において、クロック調整部2は、上側
比較部2a及び下側比較部2bと、アップ・ダウンカウ
ンタ2cと、加算器2fと、を有して構成されている。
加算器2fは、引き算部1から出力されるPCRとST
Cの差分と、上側比較部2a及び下側比較部2bにおけ
る比較判別により設定されたアップ・ダウンカウンタ2
cのカウント値A´の双方を加算し、この数値を制御値
としてD/A変換部3及びLPF4に書き込み設定す
る。
【0048】次に、第3の実施例のクロック調整部2の
処理動作について、図8を参照して説明する。なお、上
述した第1の実施例と同等の処理については、その詳細
説明を省略する。まず、クロック調整処理が開始される
と、アップ・ダウンカウンタには初期値0が設定される
(A=0:S31)。そして、制御CPUによりバッフ
ァメモリのデータ量が抽出され(S32)、クロック調
整部2に入力される。次いで、上側比較部2a及び下側
比較部2bにおいて、予め設定された上側及び下側しき
い値と、データ量とが比較される(S33、S35)。
【0049】データ量が、上側しきい値よりも大きい場
合には、アップ・ダウンカウンタ2cに加算信号を送出
してカウント値Aを所定値αだけ増加させる(A´=A
+α:S34)。データ量が、下側しきい値よりも小さ
い場合には、アップ・ダウンカウンタ2cに減算信号を
送出してカウント値Aを所定値αだけ減少させる(A´
=A−α:S36)。また、データ量が、上側及び下側
しきい値により設定される許容範囲にある場合には、ア
ップ・ダウンカウンタへの加減算信号を送出せず、カウ
ント値Aは初期値0のままに設定される(A´=A)。
【0050】一方、PCRを受信することにより、引き
算部1からはPCRとSTCの差分(STC−PCR)
が算出される。次いで、アップ・ダウンカウンタ2cの
カウント値A´及び引き算部1からの差分(STC−P
CR)が加算器2fにおいて加算処理され、その算出値
B=(STC−PCR)+A´が、D/A変換部3及び
LPF4に書き込み設定され、図4に示したような出力
電圧特性により所定の電圧信号に変換され、VCO5に
印加される。
【0051】このようにして、バッファメモリのデータ
量の増減と、PCRとSTCの同期状態に応じた制御電
圧がVCO5に印加されるため、VCO5により生成さ
れるクロック信号CLKの位相を一致させるクロック信
号再生処理に加え、バッファメモリのデータ量を許容範
囲内に収束させるように、クロック信号CLKの周波数
を制御してデータ処理速度を調整することができる。
【0052】なお、本実施例では、第1の実施例と同様
に、上側比較部2a及び下側比較部2bにおいて、バッ
ファメモリのデータ量と、上側及び下側しきい値を直接
比較判別する構成及び処理を示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、第2の実施例に示したよう
に、バッファメモリのデータ量の平均値と、上側及び下
側しきい値を比較判別する構成及び処理であってもよい
ことはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明のMPEGデータ受信装置によれ
ば、バッファメモリのデータ量、あるいは所定のサンプ
リング期間内のデータ量の平均値を監視し、所定の許容
範囲を越えた場合に、VCOへの制御電圧を制御して、
発振されるクロック信号の周波数を調整することによ
り、データ処理速度を変化させ、バッファメモリのデー
タ量を許容範囲内に収束させることができるため、アン
ダーフローあるいはオーバーフロー状態の発生を防止す
ることができる。
【0054】したがって、バッファメモリのアンダーフ
ローあるいはオーバーフローに伴う画像の途切れや異常
音等の発生を防止することができ、視聴者に対する良好
な放送番組の提供を実現することができる。また、デー
タ量の平均値を監視対象とすることにより、圧縮率の異
なるデータ等によりデータ量の急激な変化が生じた場合
においても、クロック信号の急激な変化を防止すること
ができ、データ量の変化傾向に合致したクロック信号の
調整処理を実現することができる。
【0055】さらに、TSパケットに挿入されたPCR
と動作クロックに基づくSTCとの同期状態を引き算部
により監視して、クロック信号の位相の一致を図る通常
のクロック信号再生処理(PCR制御処理)と、上述し
たバッファメモリのデータ量あるいはその平均値と所定
のしきい値との比較によるクロック信号の調整処理とを
併用することにより、クロック信号の同期をとりつつ、
正確でないPCRによるバッファメモリのアンダーフロ
ーあるいはオーバーフローを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るMPEGデータ受信装置に適用さ
れるPLLの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例のクロック調整部の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】第1の実施例のクロック調整処理を示すフロー
チャートである。
【図4】D/A変換部及びLPFの出力電圧特性を示す
図である。
【図5】第2の実施例のクロック調整部の概略構成を示
すブロック図である。
【図6】第2の実施例のクロック調整処理を示すフロー
チャートである。
【図7】第3の実施例のクロック調整部の概略構成を示
すブロック図である。
【図8】第3の実施例のクロック調整処理を示すフロー
チャートである。
【図9】デジタル衛星放送用受信機の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図10】従来のPLLの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図11】TSパケットの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
a チューナ・モジュール b デスクランブラ c MPEGトランスポートデコーダ d MPEG2ビデオデコーダ e MPEG1オーディオデコーダ f NTSCエンコーダ g D/Aコンバータ 1 引き算部 2 クロック調整部 2a 上側比較部 2b 下側比較部 2c アップ・ダウンカウンタ 2d スイッチ 2e 平均値算出部 2f 加算器 3 D/A変換部 4 LPF 5 VCO 6 カウンタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MPEG規格で圧縮されたデジタルデータ
    から、映像データ及び音声データを分離、抽出するとと
    もに、動作クロックの再生処理を行うトランスポートデ
    コーダと、再生された前記動作クロックに基づいて、前
    記映像データをビデオバッファメモリに保持した後、復
    号化するビデオデコーダと、再生された前記動作クロッ
    クに基づいて、前記音声データをオーディオバッファメ
    モリに保持した後、復号化するオーディオデコーダと、
    を備えたMPEGデータ受信装置において、 前記ビデオバッファメモリ及び前記オーディオバッファ
    メモリのデータ量に基づいて、前記動作クロックの速度
    を調整することにより、前記映像データ及び前記音声デ
    ータの処理速度を制御することを特徴とするMPEGデ
    ータ受信装置。
  2. 【請求項2】前記トランスポートデコーダは、前記ビデ
    オバッファメモリ及び前記オーディオバッファメモリの
    各々のデータ量を抽出し、該データ量が予め設定した許
    容範囲内にあるか否かを監視し、前記データ量が該許容
    範囲外となったとき、前記動作クロックの速度を調整す
    ることにより、前記映像データ及び前記音声データの処
    理速度を変更することを特徴とする請求項1記載のMP
    EGデータ受信装置。
  3. 【請求項3】前記トランスポートデコーダは、所定時間
    毎に前記ビデオバッファメモリ及び前記オーディオバッ
    ファメモリの各々のデータ量の平均値を算出し、該平均
    値が予め設定した許容範囲内にあるか否かを監視し、前
    記平均値が該許容範囲外となったとき、前記動作クロッ
    クの速度を調整することにより、前記映像データ及び前
    記音声データの処理速度を変更することを特徴とする請
    求項1記載のMPEGデータ受信装置。
  4. 【請求項4】前記トランスポートデコーダは、前記デジ
    タルデータに含まれるプログラム時刻基準参照値と前記
    動作クロックに基づく同期信号との同期状態を監視し、
    該同期状態と、前記ビデオバッファメモリ及び前記オー
    ディオバッファメモリのデータ量に基づいて、前記動作
    クロックの調整を行うことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のMPEGデータ受信装置。
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