JPH11112944A - 情報処理装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに伝送媒体

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JPH11112944A
JPH11112944A JP27127697A JP27127697A JPH11112944A JP H11112944 A JPH11112944 A JP H11112944A JP 27127697 A JP27127697 A JP 27127697A JP 27127697 A JP27127697 A JP 27127697A JP H11112944 A JPH11112944 A JP H11112944A
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JP
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audio
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video
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JP27127697A
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English (en)
Inventor
Katsumi Tawara
勝己 田原
Kanta Yasuda
幹太 安田
Shinji Negishi
愼治 根岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送において、オーディオギャップ
のない繋ぎ込みを可能にする。 【解決手段】 本局から送られたトランスポートストリ
ームの一部を、CMバンクストリームサーバ51に蓄積
されているデータと入れ替える際、ビデオストリームと
オーディオストリームの処理単位の違いから生じるオー
ディオギャップを、無音オーディオフレーム保存部71
からのデータにより埋める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、並びに伝送媒体に関し、特に、デジタル放送にお
いて、ストリームを結合する際に、ビデオストリームと
オーディオストリームの処理単位の違いによって生じる
オーディオギャップを、無音オーディオフレームを挿入
することにより、なくすようにした情報処理装置および
方法、並びに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の情報送信装置と情報受信
装置の構成例を示している。情報送信装置1において、
放送するプログラムの画像データを符号化するビデオエ
ンコーダ1−1乃至1−Nの出力と、放送するプログラ
ムの音響データを符号化するオーディオエンコーダ2−
1乃至2−Nの出力は、マルチプレクサ3に入力され
る。マルチプレクサ3は、入力されたデータを多重化
し、変調送信装置4に出力する。また情報受信装置10
は、STB(Set Top Box)とテレビジョン受像機25から
構成され、STB20は、情報送信装置7から送信された
データを復調する復調装置15、復調装置15で復調さ
れたデータが入力される選択装置16、および選択装置
16からの出力を復号するビデオデコーダ17とオーデ
ィオデコーダ18から構成されている。
【0003】次に図5を用いながら、図4の各装置の動
作について説明する。ビデオエンコーダ1−1に、例え
ば図5(A)に示したようなビデオ信号が入力される。
このNTSC(National Television System Committee)方
式のビデオ信号は、約33msecを処理単位(1フレー
ム)とされている。ビデオエンコーダ1−1に入力され
たビデオ信号は、例えばMPEG(Moving Picture Experts
Group)方式で圧縮(エンコード)され、図5(B)に
示したようなビデオビットストリームにされ、マルチプ
レクサ3に出力される。このビデオビットストリームは
各フレームに対応するビデオアクセスユニットから構成
されており、各ビデオアクセスユニットは、各フレーム
の圧縮難度により、それぞれ異なる大きさになる。
【0004】同様に、オーディオエンコーダ2−1に
は、図5(A)に示したようなオーディオ信号が入力さ
れる。このオーディオ信号は、約1000サンプル程度
が処理単位(1フレーム)とされる。オーディオエンコ
ーダ2−1に入力されたオーディオ信号は、上述したビ
デオ信号と同様に圧縮され、図5(B)に示したような
オーディオビットストリームにされ、マルチプレクサ3
に出力される。オーディオビットストリームもビデオビ
ットストリームと同様に、各フレームに対応するオーデ
ィオアクセスユニットから構成されており、各オーディ
オアクセスユニットは、各フレームの圧縮難度により、
それぞれ異なる大きさになる。
【0005】ビデオエンコーダ1−2乃至1−N、およ
びオーディオエンコーダ2−2乃至2−Nも同様の処理
を行い、それぞれビデオビットストリームまたはオーデ
ィオビットストリームをマルチプレクサ3に出力する。
【0006】マルチプレクサ3は、ビデオエンコーダ1
−1乃至1−Nから、それぞれ出力されたビデオビット
ストリームをビデオパケットにし、オーディオエンコー
ダ2−1乃至2−Nから、それぞれ出力されたオーディ
オビットストリームをオーディオパケットにし、さらに
それらのパケットを多重化して、図5(C)に示したよ
うなトランスポートストリームにして変調送信装置4に
出力する。トランスポートストリームは、ビデオパケッ
トとオーディオパケット、さらにトランスポートパケッ
トから構成されている。トランスポートパケットは、1
88バイトの固定長パケットである。
【0007】変調送信装置4は、入力されたトランスポ
ートストリームを伝送路(例えば衛星、ケーブルなど)
に応じて変調し、その伝送路を介して情報受信装置10
に対し送信する。
【0008】送信されたトランスポートストリームは、
STB20内の復調装置15に入力され、復調される。復
調されたトランスポートストリームは、選択装置16に
入力され、視聴者により選択されたチャネルのビデオビ
ットストリームとオーディオビットストリーム(図5
(D))が抽出される。そして抽出されたビデオビット
ストリームはビデオデコーダ17に、オーディオビット
ストリームはオーディオデコーダ18に、それぞれ入力
される。ビデオデコーダ17は、入力されたビデオビッ
トストリームを復号(デコード)する。同様にオーディ
オデコーダ18は入力されたオーディオビットストリー
ムを復号する。図5(E)に示したように復号されたビ
デオ信号とオーディオ信号は、それぞれテレビジョン受
像機25に入力され、再生される。
【0009】図6と図7を用いて、ビデオまたはオーデ
ィオビットストリームをトランスポートストリームに変
換するときのさらに詳しい説明をする。まず図6によ
り、ビットストリームがPES(Packetized Elementary S
tream)ストリームに変換されるときの説明をする。図
6(A)に示したように、ビデオビットストリームがビ
デオPESストリームに変換されるとき、この例では、1
ビデオアクセスユニットが、1PESパケットに変換され
ている。各PESパケットの先頭には、そのパケットの属
性を識別する情報が含まれるPESヘッダが配置される。
そして、数PESパケット毎に、所定のPESヘッダに、再生
出力の時刻管理情報を表すPTS(PresentationTime Stam
p)と、復号の時刻管理情報を表すDTS(Decoding Time
Stamp)が含まれる。このPTSとDTSにより、情報受信装
置10において同期再生が可能となる。
【0010】同様に図6(B)に示したように、オーデ
ィオビットストリームがオーディオPESストリームに変
換されるとき、1オーディオアクセスユニットが、1オ
ーディオPESパケットに変換されている。そして、ビデ
オPESパケットと同様に、同期再生を可能にするため
に、数オーディオPESパケット毎に、所定のPESヘッダに
PTSが配置されている。
【0011】次に図7を用いて、ビデオPESストリーム
とオーディオPESストリームを、トランスポートストリ
ームに変換するときの説明をする。ビデオまたはオーデ
ィオのPESストリームは、188バイトのトランスポー
トパケットのペイロードに挿入できるように分割され
る。各トランスポートパケットの前には、トランスポー
トヘッダが配置されている。トランスポートヘッダは、
そこに含まれる情報に対応して、その長さは可変とな
る。さらに数トランスポートヘッダ毎に、符号側と復号
側とのクロックの同期を行うための情報であるPCR(Pro
gram Clock Reference)が含まれている。
【0012】一方、一般にプログラムは、コマーシャル
も含めて本局から各地方の支局に送信され、各支局から
さらに各家庭に配給される。但し、全国向けに放送され
ているプログラムであっても、コマーシャルは各地方に
よって異なる場合がある。この場合、各支局において、
コマーシャルの差し替えを行う必要がある。図8は、コ
マーシャルを差し替える際に用いられる、コマーシャル
インサーションと呼ばれる方法を説明するための図であ
る。本局から放送されている全国向けの放送(本放送)
は、地方の支局においても、そのまま流用される。そし
て、本局において放送されているコマーシャルが開始さ
れると、支局では、その本局からのコマーシャルを、支
局側で用意したその地方向けのコマーシャルに差し替え
る。そして、本局のコマーシャルが終了すると共に、支
局のコマーシャルも終了するようにし、再び本放送を開
始するようにする。
【0013】図9は、このコマーシャルインサーション
を行うための支局側の情報受信装置の構成例を示してい
る。この情報受信装置は、本局から送信されたトランス
ポートストリームを受信する受信装置31、受信装置3
1で受信したトランスポートストリームの中から、支局
側で放送するデータを選択する選択装置32、選択装置
32からのデータをビデオストリームとオーディオスト
リームに分離する分離装置33、地方向けのコマーシャ
ルが保存されているCM(コマーシャル)バンクストリ
ームサーバ34、本局からのビデオストリームまたはC
Mバンクストリームサーバ34からのビデオストリーム
のどちらか一方を選択するスイッチ35、同様にオーデ
ィストリームを選択するスイッチ36、および、ビデオ
ストリームとオーディオストリームを多重化し、送信す
るマルチプレクサ37から構成されている。
【0014】CMバンクストリームサーバ34は、ビデ
オストリーム保存部41とオーディオストリーム保存部
42とから構成されている。ビデオストリーム保存部4
1には、支局において差し替えるコマーシャルの画像デ
ータが、予め符号化されて保存されている。また同様
に、オーディオストリーム保存部42には、支局におい
て差し替えるコマーシャルの音響データが、予め符号化
されて保存されている。
【0015】次にその動作について説明する。本局から
送信されたトランスポートストリームは、受信装置31
で受信され、選択装置32に入力される。選択装置32
は、入力されたトランスポートストリームから、支局が
放送するプログラムを選択し、分離装置33に出力す
る。分離装置33は、入力されたデータをビデオストリ
ームとオーディオストリームに分離する。スイッチ35
は、本放送の時は、本局からのビデオストリームを選択
し、コマーシャルの時はビデオストリーム保存部41か
らのビデオストリームを選択する。同様に、スイッチ3
6は、本放送の時は、本局からのオーディオストリーム
を選択し、コマーシャルの時は、オーディオストリーム
保存部42からのオーディオストリームを選択する。
【0016】スイッチ35,36により選択されたビデ
オストリームとオーディオストリームは、マルチプレク
サ37において、1本のトランスポートストリームに多
重化されて、受信側(各家庭)に送信される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したコマーシャル
インサーションなどでデータを結合するとき、画面表示
の切り替えをスムーズに行うことが優先される。このた
め、ビデオストリームに不連続が発生しないように結合
処理が行われる。しかしながら図10に示したように、
ビデオストリームとオーディオストリームの処理単位
(1フレーム)の大きさが異なるため、ビデオストリー
ムを優先的にスムーズに結合すると、オーディオストリ
ームに空白部分(オーディオギャップ)が生じることが
ある。このようなオーディオギャップは、受信側で再生
の際、ノイズを発生する原因となるため、ミュートをか
けるなどの処理が必要であった。
【0018】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、オーディオギャップを埋めるために再生側
でノイズにならない無音オーディオフレームを挿入する
ことにより、オーディオストリームの連続性を確保でき
るようにするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、データを受信する受信手段と、受信手段によ
り受信したデータを、複数のデータに分離する分離手段
と、分離手段により分離されたそれぞれのデータに他の
データを結合させる結合手段と、結合の際に、分離手段
により分離されたそれぞれのデータの処理単位の違いに
より生じるギャップを補間する補間手段とを備えること
を特徴とする。
【0020】請求項4に記載の情報処理方法は、データ
を受信する受信ステップと、受信ステップにより受信し
たデータを、複数のデータに分離する分離ステップと、
分離ステップにより分離されたそれぞれのデータに他の
データを結合させる結合ステップと、結合の際に、分離
ステップにより分離されたそれぞれのデータの処理単位
の違いにより生じるギャップを補間する補間ステップと
を備えることを特徴とする。
【0021】請求項5に記載の伝送媒体は、データを受
信する受信ステップと、受信ステップにより受信したデ
ータを、複数のデータに分離する分離ステップと、分離
ステップにより分離されたそれぞれのデータに他のデー
タを結合させる結合ステップと、結合の際に、分離ステ
ップにより分離されたそれぞれのデータの処理単位の違
いにより生じるギャップを補間する補間ステップとを備
えるプログラムを伝送することを特徴とする。
【0022】請求項1に記載の情報処理装置、請求項4
に記載の情報処理方法、および請求項5に記載の伝送媒
体においては、データを受信し、受信したデータを、2
つのデータに分離し、分離されたそれぞれのデータに他
のデータを結合させる際に、分離されたそれぞれのデー
タの処理単位の違いにより生じるギャップが補間され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。また、従来の場合と対応す
る部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宣省
略する。
【0024】請求項1に記載の情報処理装置は、データ
を受信する受信手段(例えば、図1の受信装置31)
と、受信手段により受信したデータを、複数のデータに
分離する分離手段(例えば、図1の分離装置33)と、
分離手段により分離されたそれぞれのデータに他のデー
タを結合させる結合手段(例えば、図1のスイッチ3
5,56)と、結合の際に、分離手段により分離された
それぞれのデータの処理単位の違いにより生じるギャッ
プを補間する補間手段(例えば、図1の無音オーディオ
フレーム保存部71)とを備えることを特徴とする。
【0025】請求項3に記載の情報処理装置は、補間手
段は結合するデータを遅延する遅延手段(例えば、図1
の遅延装置54,55)と、遅延手段による遅延が一定
の範囲を越えないように制御する制御手段(例えば、図
1のシステムコントローラ52)とをさらに備えること
を特徴とする。
【0026】図1は、本発明の情報処理装置の構成例を
示している。この情報処理装置では、CM(コマーシャ
ル)バンクストリームサーバ51は、入れ替えるコマー
シャルの画像データが保存されているビデオストリーム
保存部41、入れ替えるコマーシャルの音響データが保
存されているオーディオストリーム保存部42、および
無音オーディオフレームが保存されている無音オーディ
オフレーム保存部71から構成されている。また遅延装
置54,55はそれぞれ遅延量を記憶し、入力されたデ
ータを、システムコントローラ52の指令に対応して遅
延させる。スイッチ56は、遅延装置54、遅延装置5
5、および無音オーディオフレーム保存部71からのデ
ータのうち、1つを選択し、マルチプレクサ37に出力
するようになされている。その他の構成は、図9におけ
る場合と同様である。
【0027】次にその動作について説明する。本局から
支局に対し送信されたトランスポートストリームは、受
信装置31で受信され、選択装置30に入力される。選
択装置30は、システムコントローラ52からの指令に
対応して、入力されたトランスポートストリームから、
支局が放送するプログラムを選択し、分離装置33に供
給する。分離装置33は、供給されたストリームをビデ
オストリームとオーディオストリームに分離する。図2
(A)は、分離されたビデオストリームとオーディオス
トリームを表している。この例では、繋ぎ込み点の前
(図中左側)が、本放送のデータであり、後(図中右
側)がコマーシャルのデータである。ビデオとオーディ
オの処理単位が異なっているため、ビデオストリームの
繋ぎ込み点とオーディオストリームの繋ぎ込み点の間に
は、AV位相差が生じている。
【0028】図2(B)は、CMバンクストリームサー
バ51に蓄えられている支局において差し替えるコマー
シャルのビデオストリームとオーディオストリームを表
している。ビデオストリームとオーディオストリーム
は、それぞれビデオストリーム保存部41とオーディオ
ストリーム保存部42に図2(B)に示したように、先
頭を合わせて同期して蓄えられている(同期して同時に
読み出すことができるように蓄積されている)。
【0029】図2(A)の本放送の部分が支局に入力さ
れている時、システムコントローラ52は、スイッチ3
5に、本局からのビデオストリームを選択させ、スイッ
チ56に、本局(遅延装置54)からのオーディオスト
リームを選択させる。そして、ビデオストリームの繋ぎ
込み点(コマーシャルの先頭)になると、システムコン
トローラ52は、スイッチ35を、ビデオストリーム保
存部41からのビデオストリームを選択するように、オ
ーディオストリームの繋ぎ込み点になると、スイッチ5
6をオーディオストリーム保存部42からのデータを選
択するように、それぞれ切り替える。換言すると、スイ
ッチ35,56は、コマーシャルの放送になると、CM
バンクストリームサーバ51に保存されているコマーシ
ャルを、マルチプレクサ37に出力するように接続され
る。
【0030】すなわち、ビデオストリームがコマーシャ
ルに切り替わったと同時に、CMバンクストリームサー
バ51に蓄えられているコマーシャルに切り替えると、
AV位相差のためにオーディオギャップ(いまの場合、
データの欠落)を生じてしまうので、図2(C)に示し
たように、AV位相差の分だけ、オーディオストリーム
保存部42からのオーディオストリームを、ビデオスト
リームより遅延させる。なお、この時遅延装置54の遅
延量は0とされる。換言すると、まずビデオストリーム
が繋ぎ込み点になると、スイッチ35は切り替わり、ビ
デオストリーム保存部41からのビデオストリームをマ
ルチプレクサ37に出力する。ビデオストリーム保存部
41からビデオストリームが出力されると同時に、オー
ディオストリーム保存部42からオーディオストリーム
が遅延装置55に出力される。遅延装置55は、スイッ
チ56と接続されるまで、入力されたオーディオストリ
ームを蓄積(遅延)する。そして、オーディオストリー
ムが繋ぎ込み点に達したとき、スイッチ56は、遅延装
置55からの出力を選択し、そのオーディオストリーム
がマルチプレクサ37に出力される。
【0031】システムコントローラ52は、選択装置3
2から、ビデオストリームのPTSとオーディオストリー
ムのPTSの供給を受け、その差から上記したAV位相差
を検出し、それに基いて、スイッチ35,56の切り替
えと、遅延装置54,55の遅延量を制御する。なお、
遅延装置54は、本局からのオーディオストリームを遅
延させることが可能である場合に、所定の遅延量に設定
される。
【0032】なお、遅延装置54,55は、過去の遅延
量に拘らず、任意のタイミングで、任意の遅延量が設定
できるようになされている。
【0033】以上により、AV位相差が1オーディオア
クセスユニットの範囲内であるときの補正処理が可能で
あるが、次に図3を用いて、AV位相差が大きい(1オ
ーディオアクセスユニット以上)の場合を説明する。図
3(A)に示したように、ビデオストリームの繋ぎ込み
点とオーディオストリームの繋ぎ込み点の差が、(3+
α)オーディオアクセスユニット分あったとする。
【0034】まず、オーディオストリームが繋ぎ込み点
に達すると、スイッチ56は、無音オーディオフレーム
保存部71からの出力を選択し、マルチプレクサ37に
出力する。無音オーディオフレーム保存部71には、各
家庭で再生されたときにノイズにならない無音オーディ
オフレームが保存されており、1無音オーディオフレー
ムは1オーディオアクセスユニットと同じ大きさであ
る。
【0035】この無音オーディオフレームは、AV位相
差が、1オーディオフレーム以下になるまで挿入され
る。この例では無音オーディオフレームが3フレーム分
挿入されると、AV位相差はα(1フレーム以下)にな
る。ここで、図3(B)に示したように、α分だけ、前
倒しにして差し替え用のオーディオストリームと結合し
ても良い。しかし一般に人間は、映像と音声の同期がず
れていた場合、映像が音声より進んでいる方が、音声が
映像より進んでいる場合に比べて気にならないという特
徴を持っている。よって、α分だけ前倒しに結合する
と、視聴者は不自然な感じを持つことになる。そこで、
差し替え用のオーディオビットストリームを、図3
(C)に示すように、もう1つ余分に、合計4つの無音
オーディオフレームを挿入する。
【0036】このように、4つの無音オーディオフレー
ムを挿入する場合、差し替えのオーディオストリームの
繋ぎ込み点を、ビデオストリームに対して(1−α)オ
ーディオアクセスユニット分だけ遅延させる必要があ
る。
【0037】そこで、この場合、スイッチ35が、ビデ
オストリーム保存部41側に切り替えられたとき、スイ
ッチ56は、無音オーディオフレーム保存部71側に切
り替えられる。そして、4フレーム分の無音オーディオ
フレームが出力されたとき、スイッチ56は、遅延装置
55側に切り替えられる。
【0038】一方、オーディオストリーム保存部42
は、本局のオーディオストリームの繋ぎ込み点から3オ
ーディオフレーム分経過したタイミングで、保存してい
る差し替え用のオーディオストリームを出力する。この
オーディオストリームは、遅延装置55により、(1−
α)オーディオアクセスユニット分だけ遅延され、オー
ディオアクセスユニット分だけ遅延され、オーディオス
トリームの繋ぎ込み点から、4オーディオアクセスユニ
ット分(4フレーム分)経過したタイミングで、スイッ
チ56を介してマルチプレクサ37に供給される。
【0039】以上のようにオーディオギャップを生じな
いように、無音オーディオフレームを挿入することによ
り、オーディオストリームの連続性を確保し、さらに同
期ずれも1オーディオアクセスユニット以内におさえる
ようにしたので、ノイズのないスムーズな再生を行うこ
とが可能となる。
【0040】上記各処理を行うコンピュータプログラム
は、フロッピディスク、CD−ROMなどの記録媒体に
記録し、これをユーザに配布することで伝送したり、ネ
ットワークなどの伝送媒体を介して伝送し、ハードディ
スク、メモリなどに記憶させることで伝送することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
4に記載の情報処理方法、および請求項5に記載の伝送
媒体においては、データを受信し、受信したデータを、
複数のデータに分離し、分離されたそれぞれのデータに
他のデータを結合させる際に、分離されたそれぞれのデ
ータの処理単位の違いにより生じるギャップを補間する
ようにしたので、データの連続性を確保することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の情報処理装置が行う情報の繋ぎ込みを説
明するための図である。
【図3】図1の情報処理装置が行う情報の他の繋ぎ込み
を説明するための図である。
【図4】従来の情報送信装置と情報受信装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4の情報送信装置と情報受信装置が行う動作
を説明するための図である。
【図6】図5の詳細を説明する図である。
【図7】図5の詳細を説明する図である。
【図8】コマーシャルインサーションを説明する図であ
る。
【図9】支局側の装置の一例の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】図9の情報処理装置が行うストリームの結合
の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
31 受信装置(受信手段), 32 選択装置, 3
3 分離装置(分離手段), 35,56 スイッチ
(結合手段), 37 マルチプレクサ, 41ビデオ
ストリーム保存部, 42 オーディオストリーム保存
部, 52 システムコントローラ(制御手段), 5
3 PTS発生装置, 54,55 遅延装置(記憶手
段), 71 無音オーディオフレーム保存部(補間手
段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信したデータを、複数のデータに
    分離する分離手段と、 前記分離手段により分離されたそれぞれのデータに他の
    データを結合させる結合手段と、 前記結合の際に、前記分離手段により分離されたそれぞ
    れのデータの処理単位の違いにより生じるギャップを補
    間する補間手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記補間手段は、無音オーディオフレー
    ムで補間することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記補間手段は、結合するデータを遅延
    する遅延手段と、 前記遅延手段による遅延が一定の範囲を越えないように
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信したデータを、複数のデー
    タに分離する分離ステップと、 前記分離ステップにより分離されたそれぞれのデータに
    他のデータを結合させる結合ステップと、 前記結合の際に、前記分離ステップにより分離されたそ
    れぞれのデータの処理単位の違いにより生じるギャップ
    を補間する補間ステップとを備えることを特徴とする情
    報処理方法。
  5. 【請求項5】 データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信したデータを、複数のデー
    タに分離する分離ステップと、 前記分離ステップにより分離されたそれぞれのデータに
    他のデータを結合させる結合ステップと、 前記結合の際に、前記分離ステップにより分離されたそ
    れぞれのデータの処理単位の違いにより生じるギャップ
    を補間する補間ステップとを備えるコンピュータプログ
    ラムを伝送することを特徴とする伝送媒体。
JP27127697A 1997-10-03 1997-10-03 情報処理装置および方法、並びに伝送媒体 Pending JPH11112944A (ja)

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