JP3206649B2 - Mpeg2デコード処理方法 - Google Patents

Mpeg2デコード処理方法

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JP3206649B2 JP16072498A JP16072498A JP3206649B2 JP 3206649 B2 JP3206649 B2 JP 3206649B2 JP 16072498 A JP16072498 A JP 16072498A JP 16072498 A JP16072498 A JP 16072498A JP 3206649 B2 JP3206649 B2 JP 3206649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG2で符号
化され、複数のPID(Packet Identification)がマ
ルチプレクスされたストリームから画像PIDを指定し
て復号するMPEG2デコーダの復号化方法に関し、特
に、フレ−ム数/秒の小さな値のストリームから大きな
値にフレ−ムレ−ト変換を行う場合に2種類のPIDの
画像ストリ−ムを復号、表示可能とするMPEG2デコ
ード処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像符号化技術として、個別に符号化さ
れた動画像(ビデオ)、音声(オーディオ)等のデータ
列を同期、多重して1本化するMPEG(Moving Pictu
re Experts Group)システムにおいては、主に、CD−
ROM等の蓄積メディアのアプリケーションに対応した
MPEG1システムと、このMPEG1システムのアプ
リケーションを含む幅広いアプリケーションに対応した
MPEG2システムとがある。
【0003】このようなMPEGシステムにおいては、
ビデオ、オーディオ等を個別に符号化して得られたスト
リームと呼ばれる別個のデータ列が時分割されて1本の
ストリームにされ、蓄積メディアに記録されたり、通信
ネットワークを介して伝送されたりする。
【0004】再生側においては、記録されたストリーム
が蓄積メディアから読み出され、あるいは、通信ネット
ワークを介して受信された多重ストリームから各個別の
ストリームが分離され、それぞれの複号器に送られ、各
複号器で個別にストリームが複号化され、出力装置を介
して出力される。その際、送信側で意図したように、受
信側で各個別ストリームが同期複号、再生出力されるよ
うになっている。
【0005】ここで、MPEGの符号化画像において
は、ピクチャタイプが規定されており、画面の全てをフ
レーム内符号化するIピクチャ(フレーム内符号化画
像)、Pピクチャ(フレーム間順方向予測符号化画
像)、及び過去の再生画像から順方向予測と未来の再生
画像から逆方向予測をも使うBピクチャ(双方向予測符
号化画像)という3つのピクチャタイプがある。
【0006】また、MPEG2においては、マルチプロ
グラム対応の多重・分離の方式としてPS(Program St
ream)とTS(Transport Stream)とがある。MPEG
2デコーダにおいては、これらの方式で多重されて送ら
れてくるストリ−ムから復号するPID(Packet Ident
ification)が設定され、画像及び音声のデ−タストリ
ームが抜き出されて再生される。
【0007】図2は、MPEG2デコーダにおけるデー
タの複号処理及び表示処理の一例を示す図であり、フレ
ームレート変換を行わない場合の例を示している。
【0008】図2に示すように入力されるストリームが
Top1,Bottom1,Top2,Bottom2,Top3,Bottom3,Top4,Bottom
4,Top5,Bottom5,...であるとすると、まずTop1の複号が
行われ、次にBottom1の複号及びTop1の表示が行われ、
次にTop2の複号及びBottom1の表示が行われるというよ
うに、MPEG2デコーダにおいては、送信されてきた
データのTopフィールドとBottomフィールドの復号処理
と表示処理とが順次同期を取られながら行われており、
Topフィールドの表示処理が行われている時にBottomフ
ィールドの複号処理が行われ、Bottomフィールドの表示
処理が行われている時にTopフィールドの複号処理が行
われている。
【0009】ここで、符号化されて送られてくるストリ
−ムにおいては、30HzNTSCだけでなく、24H
zフィルムフォーマット、25HzPALもあるため、
NTSCのディスプレイに表示させるためにはフレ−ム
レ−ト変換を行う必要がある。
【0010】図3は、24Hzフィルムフォーマットか
ら30HzNTSCへのフレームレート変換を示す概念
図である。また、図4は、図3に示したフレームレート
変換を行う場合のMPEG2デコーダにおけるデータの
複号処理及び表示処理の一例を示す図である。
【0011】図3及び図4に示すように、24Hzフィ
ルムフォーマットからフレームレ−ト変換する場合、R
FF(Repeat First Field)のついたフィールドにおい
ては繰り返し表示することになる。このRFFがTop2と
Bottom4についているとすると、入力されるストリ−ム
は、Top1,Bottom1,Top2,Bottom2,Bottom3,Top3,Bottom
4,Top4,Top5,Bottom5,...となり、表示の組み合わせ
は、Top1/Bottom1,Top2/Bottom2,Top2/Bottom3,Top3/Bo
ttom4,Top4/Bottom4,Top5/Bottom5,...となる。
【0012】図4に示すように、まずTop1の複号が行わ
れ、次にBottom1の複号及びTop1の表示が行われ、次にT
op2の複号及びBottom1の表示が行われ、次にBottom2の
複号及びTop2の表示が行われる。ここで、Top2にREF
がついているため、次の複号処理は待機状態(Wai
t)となり、表示処理においてはBottom2が表示され
る。次にREFがついているTop2が再度表示されるとと
もに、複号処理は待機状態から抜けてBottom3の複号が
行われる。
【0013】その後、同様に図4に示したような複号及
び表示処理が同期して順次行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
MPEGデコーダにおいては、フレ−ムレ−ト変換を行
う場合、フレームレート変換を行わない場合と同様に復
号処理と表示処理とが同期が取られて行われているた
め、表示のリピ−ト処理に対応して復号処理が待機状態
となる期間が存在する。
【0015】そのため、特に、フレ−ム数/秒の小さな
値のストリームから大きな値へのフレームレート変換を
行う場合においても、フレームレート変換を行わない場
合と同様に1つの画像PIDのストリ−ムの再生及び表
示しか行うことができないという問題点がある。
【0016】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、フレ−ム数
/秒の小さな値のストリームから大きな値へのフレ−ム
レ−ト変換を行う場合に2種類のPIDの画像ストリ−
ムの復号及び表示を行うことができるMPEG2デコー
ド処理方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、MPEG2で符号化され、複数のPID
(Packet Identification)が多重化されたストリーム
を復号し、表示するMPEG2デコード処理方法におい
て、2種類のPIDを設定し、フレ−ムレ−ト変換を行
う場合に、設定された2種類のPIDを用いて2種類の
画像ストリ−ムを、一方の画像ストリームの復号処理
待機状態となる時に他方の画像ストリームを復号するこ
とにより復号し、同時に表示することを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、フレームレ−ト変換が必要とされるストリー
ムを再生する場合、2種類のPIDが設定され、設定さ
れた2種類のPIDを用いて2種類の画像ストリ−ムが
復号され、表示されるので、2種類の画像を同時に表示
することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明のMPEGデコード処理方
法の実施の一形態を示す図である。
【0023】通常再生する24Hzフィルムフォ−マッ
トのストリ−ム1の画像PID1と、RFFの期間を利
用して再生するストリーム2の画像PID2をMPEG
2デコーダーに設定する。
【0024】ストリ−ム1を、Top1,Bottom1,Top2,Bott
om2,Bottom3,Top3,Bottom4,Top4,Top5,Bottom5,...と
し、Top2とBottom4にRFFがついているとする。ま
た、ストリ−ム2を、TopA,BottomA,...とする。
【0025】すると、図1に示すように、まずTop1の複
号が行われ、次にBottom1の複号及びTop1の表示が行わ
れ、次にTop2の複号及びBottom1の表示が行われ、次にB
ottom2の複号及びTop2の表示が行われる。ここで、Top2
にREFがついているため、次の複号処理においては画
像PID2のTopAが複号され、表示処理はBottom2が表
示される。次にREFがついているTop2が再度表示され
るとともに、複号処理はストリーム1の複号処理に戻り
Bottom3の複号が行われる。次にTop3の複号及びBottom3
の表示が行われ、次にBottom4の複号及びTop3の表示が
行われ、次にTop4の複号及びBottom4の表示が行われ
る。ここで、Bottom4にREFがついているため、次の
複号処理においては画像PID2のBottomAが複号さ
れ、表示処理はTop4が表示される。次にREFがついて
いるBottom4が再度表示されるとともに、複号処理はス
トリーム1の複号処理に戻りTop5の複号が行われる。次
にBottom5の複号、並びに、Top2及びTopAの表示が行わ
れ、次にTop6の複号、並びに、Bottom5及びBottomAの表
示が行われる。
【0026】上述したように本形態においては、1つの
画像PIDのストリ−ムの復号処理が待機状態となる場
合に他の画像PIDのストリームの複号処理が行われる
ため、2つの画像PIDのストリームの表示(Top5/Bot
tom5とTopA/BottomA)が可能となり、その組み合わせ
は、Top1/Bottom1,Top2/Bottom2,Top2/Bottom3,Top3/Bo
ttom4,Top4/Bottom4,Top5&TopA/Bottom5&BottomA,...と
なる。
【0027】ここで、ストリ−ム2で復号処理を行うの
はIピクチャとする。これは、常にストリーム2を選択
して復号処理を行うわけでないのでストリ−ムの読み飛
ばしを行うためである。
【0028】もし、予測を用いるPピクチャ及びBピク
チャにおいても復号処理及び表示処理を行うとすると、
参照ピクチャが読み飛ばされていて、不適切なピクチャ
からPピクチャ及びBピクチャが予測復号されてしま
い、乱れた画面を表示する虞れがある。
【0029】また、ストリーム2におけるストリ−ムの
ピクチャタイプにおいては、フイールドピクチャに限ら
ずフレームピクチャでも復号及び表示を行うことが可能
である。フレ−ムピクチャの場合は、図1に示した複号
処理のTopA、BottomAのそれぞれの位置で半フレ−ム分
ずつ復号処理を行えば表示のTop5/Bottom5の位置からス
トリ−ム2も表示することができる。
【0030】(他の実施の形態)上述した実施の形態に
おいては、24Hzフィルムフォーマットの符号を30
HzNTSCにフレ−ムレ−ト変換する場合にてRFF
のついたフィールドを繰り返し表示する処理について説
明したが、本発明はこれに限らす、25HzPALの符
号を30HzNTSCにフレ−ムレート変換する場合、
24Hzィルムフォ−マット以外でRFFを用いて表示
繰り返しする処理等にも応用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
フレームレ−ト変換が必要とされるストリームを再生す
る場合、2種類のPIDが設定され、設定された2種類
のPIDを用いて2種類の画像ストリ−ムが復号され、
表示されるため、デジタル衛星放送のように同時に複数
の番組(チャンネル)が供給されている場合に2画面表
示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMPEGデコード処理方法の実施の一
形態を示す図である。
【図2】MPEG2デコーダにおけるデータの複号処理
及び表示処理の一例を示す図である。
【図3】24Hzフィルムフォーマットから30HzN
TSCへのフレームレート変換を示す概念図である。
【図4】図3に示したフレームレート変換を行う場合の
MPEG2デコーダにおけるデータの複号処理及び表示
処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 複号処理 20 表示処理

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG2で符号化され、複数のPID
    (Packet Identification)が多重化されたストリーム
    を復号し、表示するMPEG2デコード処理方法におい
    て、 2種類のPIDを設定し、フレ−ムレ−ト変換を行う場
    合に、設定された2種類のPIDを用いて2種類の画像
    ストリ−ムを、一方の画像ストリームの復号処理が待機
    状態となる時に他方の画像ストリームを復号することに
    より復号し、同時に表示することを特徴とするMPEG
    2デコード処理方法。
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