JPH1111282A - 車両のブレーキ装置の制御方法及び装置 - Google Patents
車両のブレーキ装置の制御方法及び装置Info
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- JPH1111282A JPH1111282A JP10156138A JP15613898A JPH1111282A JP H1111282 A JPH1111282 A JP H1111282A JP 10156138 A JP10156138 A JP 10156138A JP 15613898 A JP15613898 A JP 15613898A JP H1111282 A JPH1111282 A JP H1111282A
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/1701—Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles
- B60T8/1708—Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles for lorries or tractor-trailer combinations
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Abstract
解放制御量(圧力媒体によるブレーキ装置における作動
圧力及び/又は解放圧力)を決定するための措置を提供
する。 【解決手段】 車両は少なくとも2つの部分車両を備え
る。この場合、少なくとも1つの部分車両に対して電気
制御式ブレーキ装置が設けられ、この電気制御式ブレー
キ装置においてドライバのブレーキ希望のほかに、車輪
ブレーキの作動及び/又は解放を示す制御量が考慮され
る。第2の部分車両に対する対応する作動制御量ないし
解放制御量が少なくとも1つのブレーキ過程の間に車両
の減速度及びドライバのブレーキ希望を示す変数量から
求められる。
Description
部分車両からなる車両のブレーキ装置の制御方法及び装
置に関するものである。
は、例えばドイツ特許公開第4112845号から既知
である。ここに記載の圧縮空気ブレーキ装置において、
ブレーキを操作したときのブレーキ圧力の時間線図を評
価することにより個々の車輪ブレーキの作動(係合)圧
力が決定される。求められた作動圧力は、ドライバの希
望により導かれた個々の車輪ブレーキに対する目標圧力
を、全ての車両車輪ないし1つの車軸の車両車輪におい
て同じ大きさのブレーキ力が形成されるように補正する
ために使用される。対応する措置は、ブレーキ解放時に
おいて解放圧力を求めるためにも使用される。ここで、
圧力上昇及び圧力低下における車輪ブレーキのヒステリ
シスが異なることにより、個々の車輪ブレーキにおける
ないし連結車両の部分車両のブレーキにおける作動圧力
及び解放圧力が相互に大きく異なることがわかってい
る。これにより個々の車輪ブレーキにおいてないし個々
の部分車両内においてブレーキ力が異なり、この結果車
輪ブレーキの摩耗が不均一になり且つ部分車両間に長手
方向力を発生することになる。車輪ブレーキの実際状態
に関する情報が存在しないトレーラ又はセミトレーラに
おける作動圧力及び/又は解放圧力を求めることは特に
むずかしい。
動時における圧力値が測定される。代替形態として、ブ
レーキの作動ないし解放のために設定すべき制御量(例
えば対応する制御信号)を示す値を測定してもよい。後
者の方法は特に液状(ガス状)ブレーキ媒体を用いない
ブレーキ装置に対して適用される。従って、以下におい
ては一般化して作動制御量ないし解放制御量が使用され
るが、この場合、好ましい実施形態は油圧式又は空圧式
制御装置を意味している。
作動制御量及び/又は解放制御量(圧力媒体によるブレ
ーキ装置における作動圧力及び/又は解放圧力)を決定
するための方法及び装置を提供することが本発明の課題
である。
2つの部分車両からなる車両のブレーキ装置であって、
少なくとも1つの部分車両のブレーキが少なくともドラ
イバの希望に基づいて電気的に制御され、ブレーキ制御
においてブレーキの作動及び/又はブレーキの解放のた
めに必要な制御量が考慮される、車両のブレーキ装置の
制御方法において、第2の部分車両のブレーキの作動及
び/又は解放のために必要な制御量が少なくとも1つの
ブレーキ過程の間に車両の減速度及びドライバの希望を
示す量に基づいて決定されることを特徴とする本発明の
車両のブレーキ装置の制御方法により解決される。
両からなる車両のブレーキ装置であって、少なくとも1
つの部分車両のブレーキを少なくともドライバの希望に
基づいて制御する電子式制御ユニットを備え、制御にお
いて車輪ブレーキの作動及び/又は解放に必要な制御量
が考慮される、車両のブレーキ装置の制御装置におい
て、前記電子式制御ユニットが、第2の部分車両のブレ
ーキに対する作動制御量及び/又は解放制御量を少なく
とも1つのブレーキ過程の間に車両の減速度及びドライ
バの希望を示す量から導く手段を有することを特徴とす
る本発明の車両のブレーキ装置の制御装置により解決さ
れる。
別」、Springer−Verlag Berlin
Heidelberg New York発行、19
74年、52ないし86ページから、未知のプロセス量
を評価するための最小二乗法の使用が既知である。
トレーラのブレーキの作動制御量ないし解放制御量を正
確に求めることを保証する。
ーラないしトレーラのブレーキの実際状態に関する情報
の存在が必要でないことは有利である。これにより、ト
レーラ又はセミトレーラの作動制御量ないし解放制御量
もまた求められ、これらの制御量は通常の油圧式又は空
圧式ブレーキ装置で自由に利用することができる。従っ
て、電気制御式ブレーキ装置を備えたトラクタと、通常
のブレーキ装置を備えたトレーラ又はセミトレーラとか
らなる連結車のブレーキ過程は著しく改善される。
イッチが必要ではなく、電子制御式ブレーキ装置を備え
たトラクタ内に存在するセンサのみで十分であることは
特に有利である。
セミトレーラのブレーキ装置の目的とする制御を必要と
せず、従ってブレーキ過程及び乗り心地を損なうことな
く正常なブレーキ過程中にトレーラのブレーキの作動及
び解放が特定されることは特に有利である。
る過程のみが評価されることは特に有利である。これら
の過程は正常運転においてそれぞれのドライバとはほと
んど無関係にきわめて頻繁に発生するので、トレーラの
ブレーキの作動制御量ないし解放制御量を求めること、
及びそれに基づいてトレーラの制御を補正することを迅
速且つ正確に行うことができる。
いし解放制御量を決定するために、走行路面勾配が既知
である必要がないことは有利である。
使用、例えば既知の最小二乗法の使用は特に有利であ
る。これにより、測定エラーは明らかに低減され且つ作
動制御量ないし解放制御量の決定の精度は明らかに改善
される。
放制御量を決定するために例えばトレーラの制御圧力の
変化等のような識別のための別の措置が必要でないこと
は有利である。更に、トラクタのブレーキ特性値を正確
に知る必要もない。その理由は、このブレーキ特性値は
この方法の第1の近似ステップにおける迅速補正に使用
されるにすぎないからである。それに続くステップにお
ける正確な調整はブレーキ特性値を正確に知っているか
否かには関係がないからである。
態により詳細に説明する。
えたトラクタは、しばしば通常の空圧式ブレーキ装置を
有するトレーラないしセミトレーラと連結される。追加
のリレー弁、及びトレーラないしセミトレーラのブレー
キ装置の大きな配管長さにより、トレーラのブレーキヒ
ステリシスはトラクタのブレーキヒステリシスに比較し
て著しく増大される。図1に典型的な連結車両に対する
両方の部分車両のブレーキヒステリシスの例が示されて
いる。図1にブレーキトルクMBのドライバのブレーキ
希望PBBVに関する線図が示されている。好ましい実
施形態においては、ドライバのブレーキ希望PBBV
は、トレーラ制御弁に圧力を供給する常用ブレーキ弁内
の目標圧力を示す。この目標圧力は特性曲線又は表によ
りブレーキペダル操作から計算される。トレーラないし
セミトレーラに通じるカップリングヘッドにおける圧力
は、場合により更に電気的に調節されるこの目標圧力に
より制御される。トラクタZ(実線)に対して車輪ブレ
ーキが圧力PAZにおいて作動し、作動圧力PAZより
小さい圧力PLZにおいてブレーキは解放する。更に一
般的に、トラクタのブレーキのヒステリシスは、圧力上
昇及び圧力低下に対するブレーキ特性曲線の勾配が異な
ることを特徴としている。同様のことはトレーラないし
セミトレーラA(破線)に対しても適用される。トラク
タのヒステリシスよりも一般に大きいこのヒステリシス
は、図示の例においてトラクタの作動圧力PAZより大
きい作動圧力PAA、及び図示の例においてトラクタの
解放圧力PLZより小さい解放圧力PLAを有してい
る。
力分配はトラクタとトレーラないしセミトレーラとの間
で異なってくる。このことから、両方の部分車両のブレ
ーキライニングの摩耗及び加熱も異なりまた乗り心地も
悪くなる。更に、ヒステリシスが異なることが部分車両
間に力を発生する原因となり、この力がブレーキ過程を
著しく妨害することがある。
既知であるとき、本発明により、正常な走行運転中のブ
レーキ作動における圧力線図及び減速度線図に基づいて
トレーラのブレーキの作動圧力及び/又は解放圧力の第
1の近似値が決定される。トラクタのブレーキの作動圧
力と解放圧力との間の差は、場合によりトレーラに通じ
るカップリングヘッドにおける追加圧力偏差として制御
に組み込まれる。他の方法においては、それに続いてト
レーラのブレーキの作動圧力及び/又は解放圧力に対す
る評価値が改善される。
説明する。トラクタがカップリングヘッド圧力の電子制
御式調節装置を備えていることを前提とする。対応する
方法は、トレーラのブレーキ解放圧力を求めるときにも
使用され、以下に説明するように、トレーラに通じるカ
ップリングヘッド圧力の電子制御式調節装置を備えてい
ないトラクタにおいて使用してもよい。
イバのブレーキ希望PBBV(ブレーキペダル操作(位
置)から計算される常用ブレーキ弁からの目標圧力)の
時間線図の一例が示されている。作動圧力ないし解放圧
力を評価するために、いわゆる定常過程、即ちほぼ一定
のブレーキ力(例えばブレーキ希望、ブレーキ圧力等)
を有する時間区間が使用される。作動圧力を評価するた
めに、ブレーキ力が上昇する(例えばブレーキ希望が上
昇する)区間の後に続く定常過程が使用され、この場
合、ブレーキ希望レベルは確実にトレーラの予想作動圧
力以上に存在していなければならない。更に、定常過程
の期間は所定の最小値(典型的には1秒)以上でなけれ
ばならない。解放圧力を評価するために、ブレーキ希望
(ないしブレーキ力)が低下する区間の後に続く定常過
程が使用される。トレーラのブレーキを作動させる予想
ブレーキ希望をP0と仮定する。時点T1においてブレ
ーキペダルの操作によりブレーキ希望が上昇する。第1
の定常過程1は予想作動圧力の下側に存在し、従って、
ここでは作動圧力の評価を行うことができない。第2の
定常過程2は予想作動圧力の上側に存在し、従ってここ
では作動圧力の評価を実行するためのあらゆる条件が満
たされている。時点T3においてブレーキ希望が低下さ
れ、従ってそれに続く定常過程3は解放圧力の評価のた
めに利用することができる。この場合、ブレーキ希望の
低下は、トレーラのブレーキのヒステリシスが確実に克
服され且つ定常過程がトレーラのブレーキ装置のヒステ
リシスの低下カーブ上に存在するような大きさとしなけ
ればならない。典型的には、ヒステリシスの幅は1バー
ルである。作動圧力ないし解放圧力の評価のために、ブ
レーキ希望の上昇又は対応する大きさのブレーキ希望の
低下の後に続く各定常過程を使用することができる。
程の間に発生するあらゆる定常過程が求められ、作動を
検出するために、予想作動値を超えて存在する定常過程
のみが使用される。
ーキより明らかに小さい圧力において作動する。このと
き、車両全体のブレーキ作動は次の2つの数式により記
載することができる。
降力) cz トラクタに対するブレーキ特性値 PBBV ブレーキ希望(常用ブレーキ弁の目標圧
力) PAZ トラクタのブレーキの作動圧力 cges 連結車全体のブレーキ特性値 PAGES 連結車の仮想作動圧力
動した場合に対して適応する。数式(2)は、連結車全
体のブレーキが係合したときのより高い圧力におけるブ
レーキ作動を示す。この場合、減速度及び圧力に対して
それぞれ定常過程の時間にわたる平均値を使用すべきで
ある。
ーキに関して;数式(1)及び(2)の右辺に対応す
る)を連結車の典型的なブレーキ作動設計に対しブレー
キ希望(常用ブレーキ弁における圧力)の関数として示
している。この場合、数式(2)における圧力値PAG
ESは部分車両の2つの作動圧力間に存在し、従ってト
レーラの作動圧力PAAに対する多少精度の高い近似を
示している。転がり抵抗、空気抵抗及び斜面下降力から
構成される未知の走行抵抗F0は、ブレーキ作動を開始
する前の減速度の測定により求められることが目的に適
っている。このとき、その他の評価に対しては、F0が
比較的短いブレーキ作動時間の間実質的に変化しないと
仮定する。
式が得られる。
る。
形式系が得られ、この線形式系の解から圧力PAGES
を計算することができる。これはトレーラの求めるべき
作動圧力PAAに対する一次近似を示す。
つより多い定常過程を援用するように設計されている。
この場合、数式(3)から過剰に決定される数式系が得
られ、この数式系に対し最小二乗法を用いて近似解を決
定することができる。
おいてカップリングヘッドに圧力オフセットΔpk=
(PAGES−PAZ)が加算された場合、図8に示す
状況が発生する。この場合もまた、常用ブレーキに関す
る連結車のブレーキ作動がブレーキ希望の関数として示
されている。トレーラの作動圧力PAAが、図7におけ
る状況に対してトラクタの作動点PAZの方向に移動さ
れている。しかしながら、値PAGESは正しい作動圧
力PAAに対する近似を示すのみなので、補償はまだ完
全ではない。従って、記載の方法が複数回順番に反復さ
れ、この場合、その都度新しい近似値PAGESが計算
され且つ対応して形成される圧力オフセットΔpkが加
算される。これにより、幾つかのステップの後2つの部
分車両の作動点が一致することになる。
力の検出のために使用される。この場合、ブレーキ希望
が低下する過程に続く定常過程が使用される。
センサ並びにブレーキシリンダ内の圧力センサを利用で
きること、トラクタの車軸に対して電子式に制御される
空圧ブレーキが存在すること、及び測定過程の間ブレー
キ作動がリターダにより妨害されないか又はリターダに
より更に与えられる減速度ないしリターダにより与えら
れるブレーキ力が既知であることである。オプションと
して、トレーラに通じるカップリングヘッド内に圧力セ
ンサが存在し、カップリングヘッド内の圧力が対応する
制御装置(トレーラ制御モジュール)により調節可能な
ように設計されていてもよい。
し解放圧力は既知である。これは、第1のステップにお
いて、例えばブレーキ試験台上又は走行運転中に求めら
れる。同様な方法が冒頭記載の従来技術から既知であ
る。これらの圧力値はトラクタの使用寿命中非常に徐々
に変化するにすぎず且つ特に積載荷重又は存在するトレ
ーラには無関係であるので、一度求められた圧力をバッ
テリでサポートされたRAM又は電気式にプログラミン
グが可能なROM内に記憶することが目的に適ってい
る。これにより、例えばトレーラを交換したとき、時間
の浪費なくトレーラの作動圧力ないし解放圧力に対する
検出方法を開始することができる。作動圧力ないし解放
圧力がトラクタの使用寿命中十分に安定している場合、
車両の始動時にブレーキ試験台においてこの値を求め且
つ対応する試験装置を介してプログラミング可能なRO
M内に記憶するだけで十分である。トラクタの作動圧力
ないし解放圧力が既知である場合、ブレーキ希望の線図
及び減速度の線図により正常な走行運転のブレーキ作動
においてトレーラのブレーキの作動圧力ないし解放圧力
が上記の方法で決定される。
ップリングヘッド内の圧力を測定し及び/又は目標に対
して調節するための装置がない場合、圧力オフセットΔ
pkの代わりに対応する負のオフセットΔpz=−Δp
kがトラクタのブレーキに対する圧力目標値に加算され
る。評価方法は上記と同様に行われる。
りカップリングヘッド内の圧力を制御する電子式制御ユ
ニットが示されている。制御ユニット10は、入力回路
12、少なくとも1つのマイクロコンピュータ14、少
なくとも1つのメモリ16及び出力回路18を含む。こ
れらの要素は通信系統20を介して相互に結合されてい
る。入力回路12に、入力ライン22、24及び26な
いし29並びに場合により30が供給される。入力ライ
ン22は、制御ユニット10を少なくとも1つのブレー
キペダル操作を求めるための測定装置32と結合し、入
力ライン24は制御ユニット10をカップリングヘッド
内の圧力を求めるための測定装置34と結合し、一方入
力ライン26ないし29は制御ユニット10をトラクタ
の車輪回転速度及びトラクタの車輪ブレーキ内のブレー
キ圧力を測定する測定装置36ないし39と結合してい
る。更に、ある実施形態においては、制御ユニット10
にライン30を介してリターダ制御装置により求められ
た、リターダにより発生されたブレーキトルクが伝送さ
れる。出力ライン40ないし43及び44を介して制御
ユニット10は、トラクタの車輪ブレーキ内のブレーキ
圧力を制御するための弁46ないし49並びにトレーラ
ないしセミトレーラに通じている制御配管内の圧力がそ
れを介して調節されるトレーラ制御弁50を操作する。
クロコンピュータ14が、トレーラのブレーキの作動圧
力ないし解放圧力を評価するための上記の方法を実行す
る。このようなプログラムに対する実施形態が図4ない
し6に流れ図として示されている。この場合、図4はブ
レーキ作動開始前に車両減速度を決定するためのプログ
ラムを示し、一方図5及び6はブレーキ過程中にトレー
ラないしセミトレーラのブレーキの作動圧力ないし解放
圧力を決定し、そしてこれらの情報を考慮してトレーラ
/セミトレーラのブレーキ圧力を制御するためのプログ
ラムを示す。
いて第1のステップ100から開始され、ステップ10
0において車両の車輪回転速度が読み込まれる。それに
続くステップ103において、これらの車輪回転速度か
ら既知の方法(例えば非駆動車輪の車輪回転速度の平均
値と1つ前のプログラムランからの平均値との比較)に
より連結車の減速度Zが決定される。それに続く問い合
わせステップ105において、ブレーキ過程の開始が存
在するか否か、即ちドライバがいまブレーキペダルを操
作したか否かが検査される。これが肯定の場合、ステッ
プ106により、ステップ103において計算された減
速度Zが減速度Z0と見なされ、プログラム部分はステ
ップ105における否定の回答の場合と同様に終了され
る。次に、ブレーキ過程の範囲外において及びブレーキ
過程中に、所定の時点において車両減速度を計算するた
めにプログラムが反復され、この場合、ステップ106
はブレーキペダルを最初に操作したときにおいてのみ実
行され、ブレーキペダルが操作されているときは実行さ
れない。
は制御ユニットのマイクロコンピュータのプログラムと
して実行されることが好ましい。このようなプログラム
が流れ図として図5に示されている。プログラムはブレ
ーキ過程が存在するとき、即ちブレーキペダルを操作し
たとき所定の時点において開始される。第1のステップ
101において、ブレーキ希望PBBV及び減速度Zが
読み込まれ、並びに場合によりリターダブレーキ力FR
ETが読み込まれ又は決定される。それに続くステップ
102において、定常ブレーキ過程がトレーラの予想作
動圧力P0の上方に存在するか否かが検査される。好ま
しい方法では、この検査はブレーキ希望信号により行わ
れ、この場合、ブレーキ希望が所定の公差範囲を超えて
変動しないときに定常ブレーキ状態が検出される。定常
ブレーキ過程を求める他の方法は実際圧力信号に基づい
て行われる。ブレーキ過程が定常でない場合、プログラ
ム部分は終了され且つ次の時点に再び開始される。評価
のために適切な定常ブレーキ過程が存在することをステ
ップ102が与えた場合、それに続くステップ104に
おいて、このブレーキ過程がブレーキ力上昇(ないしブ
レーキ希望の上昇)の後に存在するか否かが検査され
る。それに続くステップ108において、減速度Zの実
際値、目標ブレーキ圧力PBBVの実際値、並びにこの
ブレーキ過程においてリターダブレーキトルクの基礎と
なる値FRETが記憶される。その後ステップ110に
おいて、トレーラに対する作動圧力評価値PAGESが
上記の数式系から又は評価法を用いて求められる。この
場合、走行抵抗値F0として表現m*z0*gが計算さ
れ、これにより評価式(3)の左辺は次の形をとる。
(少なくとも2つ)が1つ又は複数のブレーキ過程から
存在したときにはじめて行われる。この代替形態とし
て、以下に記載のような加速された評価が使用されても
よい。次のステップ111において、ブレーキ過程が終
了しているか否かが検査される。これが肯定の場合、プ
ログラムは終了され、否定の場合、次の時点にステップ
101から再び実行される。この場合、トレーラに対す
る作動圧力値の計算は、ブレーキ過程からの測定値に基
づき又は異なるブレーキ過程に基づいて行われる。従っ
て、ステップ108において、減速度及びブレーキ希望
の各測定値対に対し、対応する定常過程に対して適用さ
れるリターダブレーキトルクが同時に記憶され且つ作動
圧力評価値の計算のための上記の数式に使用される。
後に存在していないことをステップ104が与えた場
合、問い合わせステップ112において、この定常過程
がブレーキ希望の低下(ないしブレーキ力の低下)後に
存在しているか否かが検査される。これが否定の場合、
この定常過程に対して既に作動圧力の評価が行われたの
で新たな作動圧力の評価が行われなかったか、又は圧力
低下がヒステリシスを確実に超えるほど十分に大きくな
かったかのいずれかである。従って、プログラムは終了
される。ステップ112により定常過程がブレーキ希望
の低下が行われた直後に存在する場合、ステップ116
において、減速度、目標圧力及び場合によりリターダブ
レーキトルクの実際値が記憶される。次にステップ11
8において、記憶されているパラメータの組に基づき、
上記の数式によりトレーラに対する解放圧力値PLGE
Sが評価され且つプログラムがステップ111の範囲内
で終了されるか又は新たに実行される。
圧力ないし求められた解放圧力の関数としてトレーラの
圧力値を調節することを示す流れ図が示されている。こ
の流れ図は、好ましい実施形態を制御ユニットのマイク
ロコンピュータのプログラムとして示している。
始される。第1のステップ200において、ブレーキ希
望(目標圧力)PBBV、並びに例えば車軸荷重、車輪
回転速度等のような、トレーラのブレーキ装置を制御す
るために必要なその他の運転変数量が読み込まれる。そ
れに続いてステップ202において、トレーラのブレー
キ装置に対する目標圧力値PSOLLAが特性曲線群、
特性曲線、表によりブレーキ希望及び場合によりその他
の運転変数量から決定される。それに続いてステップ2
04において、目標圧力線図により、圧力上昇が行われ
ているか否かが検査される。これが肯定の場合、ステッ
プ206において、トレーラのブレーキ装置に対する目
標値が、ドライバのブレーキ希望から求められた目標値
PSOLLAと、トレーラの評価された作動圧力値PA
GES及びトラクタの作動圧力値PAZの間の差との和
から形成される。ステップ208において、目標値がト
レーラのブレーキ装置ないしトレーラの制御弁に出力さ
れる。ステップ208の後プログラムは終了され且つ所
定の時間に反復される。圧力上昇が行われていないこと
をステップ204が与えた場合、ステップ210におい
て、圧力低下が行われているか否かが検査される。これ
が肯定の場合、ステップ212により、トレーラに対す
る目標値が、ステップ202において求められた目標圧
力PSOLLAと、並びに求められた解放圧力PLGE
S及び求められたトラクタの解放圧力PLZの間の差と
の和から形成される。それに続くステップ214におい
て、トレーラのブレーキ装置を制御するための目標値が
出力される。圧力上昇が行われていないことをステップ
210が与えた場合、定常状態から出発してステップ2
16においてその時点の目標値が出力され、即ち、定常
過程が圧力上昇の後に存在したときは圧力上昇に対する
目標値が、定常過程が圧力低下の後に存在したときは圧
力低下に対する目標値が出力される。圧力上昇と圧力低
下とを区別するときトラクタのヒステリシス幅が考慮さ
れ、このとき例えば系が圧力低下内に存在するかぎり、
圧力差がヒステリシス幅を超えたときにはじめて圧力低
下の後の圧力上昇が検出される。ステップ216の後プ
ログラムは終了され且つ所定の時間に反復される。
の制御のみが示されている。このほかに、トラクタの車
輪又は車軸に対する目標ブレーキ圧力がドライバのブレ
ーキ希望に基づいて決定される。トレーラに通じるカッ
プリングヘッドにおける圧力が目標どおりに調節できな
い場合、トレーラの目標圧力に加算されるステップ20
6ないし212における圧力オフセットの代わりに、ト
レーラのブレーキに対する圧力目標値に負のオフセット
値が加算される。
の方法の収斂を早めるために、有利な実施形態において
は、トラクタの全体ブレーキ特性値czを近似的に知る
ことから出発される。この場合、第1のステップにおい
て近似値PAGESないしPLGESが決定される。こ
のために、第1のステップにおいて、数学的方法により
図7における2つの直線1及び2の間の交点が計算され
る。
圧力PAAに対する一層高い近似ないし同様にトレーラ
の解放圧力PLAに対する一層高い近似である。次にこ
れはオフセット値を形成するときにトレーラの作動圧力
に対する近似として使用される。
るほかに、他の実施形態においては、ドライバのブレー
キ希望を示す他の変数量(例えばトレーラに対する目標
圧力)が作動制御量ないし解放制御量の評価の基礎とさ
れる。
の概略線図である。
用される定常過程が示されている、典型的なブレーキ過
程に対してドライバによりブレーキペダルの操作を介し
て与えられるブレーキ希望の時間線図である。
りトレーラへの制御信号の調節を行う電子式制御ユニッ
トのブロック回路図である。
の決定を制御ユニットのマイクロコンピュータのプログ
ラムとして示した流れ図である。
しセミトレーラのブレーキの作動圧力ないし解放圧力の
決定を制御ユニットのマイクロコンピュータのプログラ
ムとして示した流れ図である。
われるトレーラ/セミトレーラにおけるブレーキ圧力の
制御を制御ユニットのマイクロコンピュータのプログラ
ムとして示した流れ図である。
ある。
ある。
ブレーキ内のブレーキ圧力) 46、49 トラクタのブレーキ圧力制御弁 50 トレーラのブレーキ圧力制御弁
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも2つの部分車両からなる車両
のブレーキ装置であって、少なくとも1つの部分車両の
ブレーキが少なくともドライバの希望に基づいて電気的
に制御され、ブレーキ制御においてブレーキの作動及び
/又はブレーキの解放のために必要な制御量が考慮され
る、車両のブレーキ装置の制御方法において、 第2の部分車両のブレーキの作動及び/又は解放のため
に必要な制御量が少なくとも1つのブレーキ過程の間に
車両の減速度及びドライバの希望を示す量に基づいて決
定されることを特徴とする車両のブレーキ装置の制御方
法。 - 【請求項2】 前記制御量を求めるために必要な減速度
及びドライバのブレーキ希望の測定値が、ブレーキ過程
の間の少なくとも1つの定常過程において求められるこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 作動制御量を決定するためのパラメータ
値が決定される定常過程がブレーキ力の上昇過程の後に
続き、一方、解放制御量を決定するためのパラメータ値
が求められる定常過程がブレーキ力の低下の後に続くこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 前記第2の部分車両に対する作動制御量
及び/又は解放制御量が、評価される作動圧力値の近似
的決定と、評価された作動圧力値に対応する前記第2の
部分車両に対する制御量の補正とによりステップごとに
求められることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項5】 評価される作動圧力値が、ブレーキ過程
の間の力の釣合いから、車両の減速度及びドライバの希
望に基づいて少なくとも2つの測定値の組から形成され
ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に
記載の方法。 - 【請求項6】 評価される作動制御量及び/又は解放制
御量が評価方法に基づいて決定されることを特徴とする
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 前記第2の部分車両に対する制御量の補
正値が、前記第2の部分車両の評価された作動制御量及
び/又は解放制御量と第1の部分車両の既知の対応する
量とに基づいて形成されることを特徴とする請求項1な
いし6のいずれかの一項に記載方法。 - 【請求項8】 トラクタのブレーキ特性値が近似的に既
知の場合、第1のステップにおいて決定された前記第2
の部分車両の作動変数及び/又は解放変数に対する近似
値に基づいて、第1の部分車両のブレーキ過程及び車両
全体のブレーキ過程の間の力の釣合いから前記第2の部
分車両の作動制御量ないし解放制御量に対する近似値が
求められることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項9】 ドライバのブレーキ希望がドライバによ
り設定される目標圧力値であり、この目標圧力値がブレ
ーキペダル位置から計算されることを特徴とする請求項
1ないし8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】 少なくとも2つの部分車両からなる車
両のブレーキ装置であって、少なくとも1つの部分車両
のブレーキを少なくともドライバの希望に基づいて制御
する電子式制御ユニットを備え、制御において車輪ブレ
ーキの作動及び/又は解放に必要な制御量が考慮され
る、車両のブレーキ装置の制御装置において、 前記電子式制御ユニットが、第2の部分車両のブレーキ
に対する作動制御量及び/又は解放制御量を少なくとも
1つのブレーキ過程の間に車両の減速度及びドライバの
希望を示す量から導く手段を有することを特徴とする車
両のブレーキ装置の制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE1997123764 DE19723764A1 (de) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung der Bremsanlage eines Fahrzeugs |
DE19723764.9 | 1997-06-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111282A true JPH1111282A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=7831596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10156138A Pending JPH1111282A (ja) | 1997-06-06 | 1998-06-04 | 車両のブレーキ装置の制御方法及び装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1111282A (ja) |
DE (1) | DE19723764A1 (ja) |
SE (1) | SE518300C2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10124303A1 (de) * | 2001-05-17 | 2002-11-21 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Bremssystem für einem Anhänger eines PKW |
DE102005022889B4 (de) * | 2005-03-01 | 2008-01-10 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zum Verhindern des Wegrollens eines Kraftfahrzeugs |
-
1997
- 1997-06-06 DE DE1997123764 patent/DE19723764A1/de not_active Withdrawn
-
1998
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- 1998-06-05 SE SE9802005A patent/SE518300C2/sv not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
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SE9802005D0 (sv) | 1998-06-05 |
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