JPH11111955A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

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JPH11111955A
JPH11111955A JP9291588A JP29158897A JPH11111955A JP H11111955 A JPH11111955 A JP H11111955A JP 9291588 A JP9291588 A JP 9291588A JP 29158897 A JP29158897 A JP 29158897A JP H11111955 A JPH11111955 A JP H11111955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値情報を記憶する半導体記憶装置の製造工
程を短縮でき,特に,情報の書き込みから製品完成まで
に必要とされるTATを短くすることが可能で,多値情
報の読み出しも容易な不揮発性半導体記憶装置及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 ワード線Wの下方に設けたゲート電極6
の両側方に一対のフィールド絶縁膜2をワード線W方向
と交差させて配置することにより,メモリセルトランジ
スタ1Cのアクティブ領域を4つの領域に分離し,それ
ら4つに分離された領域の内,任意の1つの領域1C1
に不純物を拡散させてソース拡散層7aを形成すると共
に,このソース拡散層7aに対して,ワード線Wを挟ん
で対向する領域1C2とフィールド絶縁膜2を挟んで対
向する領域1C4のいずれか一方もしくは両方に不純物
を拡散させてドレイン拡散層8a,8bを形成する。そ
して,ドレイン拡散層8aを形成した場合とドレイン拡
散層8bを形成した場合とで,ドレイン拡散層8a,8
bからソース拡散層7aに至る電流経路の長さが互いに
異なっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,多値情報を記憶で
きる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置は,読み出し専
用に用いられるもので,ROM(Read Only
Memory)と呼ばれている。そのうち,記憶装置製
造のマスク工程の段階で情報を回路として書き込まれる
マスクROMは,高集積化が可能であり,低コストが実
現しやすいことから広く使用されている。そして,この
マスクROMに記憶する情報を多値とする技術が従来公
知になっている。
【0003】その第1例として,NAND型又はNOR
型のメモリセル構造のマスクROMにおいて,メモリセ
ルトランジスタのゲート電極を形成する工程の前後に,
MISFET(Metal Insulator Se
miconductor Field Effect
Transistor)のしきい値電圧Vt(以下,単
に「Vt」と記す)を変えるためのイオン注入工程やそ
のホトリソグラフィー工程を複数回行い,不純物濃度の
違いによりメモリセルトランジスタごとにVtを変える
ことで,多値情報の記憶を可能にする方法が知られてい
る。例えば,チャネル領域のp型不純物濃度を4通りと
し,Vtの異なる4つのnchメモリセルトランジスタ
を形成する。これにより,4値の情報を記憶できるよう
になる。
【0004】第2例として,雑誌エレクトロニクス(E
lectronics,March24,1983,p
121〜p123)には,メモリセルトランジスタすな
わちMISFETのゲート長(チャネル長)及びゲート
幅(チャネル幅)をメモリセルトランジスタごとに変え
ることで,多値記憶を可能とする手段が開示されてい
る。すなわち,フィールド絶縁膜形成時に情報を記憶す
る方法や,ポリシリコン・ワード線形成時に情報を記憶
する方法についての提案もなされている。
【0005】第3例として,特開昭62−287661
号には,メモリセルトランジスタのソース・ドレイン領
域を形成した後,ゲート電極側端に基板と同じ導電型の
高濃度不純物拡散領域を形成するか,または,そのよう
な領域を形成しないことで,多値情報を記憶可能として
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,これら従来の
多値情報記憶技術には,次のような問題点がある。先ず
1点目として,TAT(ターンアラウンドタイム:プロ
グラムデータを指定してから完成されるまでの時間)の
問題があげられる。マスクROMでは,ウエハープロセ
ス全般に費やす時間や,最終的なデータの書き込みから
製品出荷までの時間であるTATを製品の性格上短くし
たい。ところが,第1例で示したチャネル領域の不純物
濃度を制御する方法や第3例で示したゲート電極側端に
高濃度不純物層を形成する方法では,情報書き込みのた
めの特別なイオン注入工程とそのホトリソグラフィー工
程が必要となる。このため,ウエハープロセス全般に費
やす時間が長くなり,情報を書き込むために,コストの
負担も必要となる。また,第2例で示したゲート長及び
ゲート幅をメモリセルトランジスタごとに変える方法で
は,メモリセルトランジスタの形成終了前のゲート電極
形成時に多値情報を書き込まなければならない。このよ
うにメモリセルトランジスタ形成途中から最終的な情報
の書き込みを行うのでは,書き込みから製品出荷までの
時間(TAT)を短くすることができない。
【0007】2点目として,多値情報の読み出しにおけ
る問題点があげられる。多値情報を電気的信号として区
別するには,メモリセルトランジスタごとに,ソース・
ドレイン電流値(lds値)の差が明確となる必要があ
る。ここで第1例では,メモリセルトランジスタのld
s値は,そのトランジスタのチャネル領域へイオン注入
された不純物濃度に依存する。ところが,イオン注入工
程が複数回続くと,近設効果によるレジストマスクの変
形や,マスクの合わせずれにより,イオン注入有効面積
が減少し,注入量不足が顕著となる。そのため,メモリ
セルトランジスタごとのlds値差が不安定となり,多
値情報の読み出しが困難となる。この読み出しの困難さ
が,多値情報記憶デバイスの製品化を妨げていた。
【0008】本発明の目的は,多値情報を記憶する半導
体記憶装置の製造工程を短縮でき,特に,情報の書き込
みから製品完成までに必要とされるTATを短くするこ
とが可能で,多値情報の読み出しも容易な不揮発性半導
体記憶装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに,請求項1の不揮発性半導休記憶装置は,ワード線
の下方に設けたゲート電極の両側方に一対のフィールド
絶縁膜をワード線方向と交差させて配置することによ
り,メモリセルトランジスタのアクティブ領域を4つの
領域に分離し,それら4つに分離された領域の内,任意
の1つの領域に不純物を拡散させてソース拡散層を形成
すると共に,このソース拡散層に対して,ワード線を挟
んで対向する領域とフィールド絶縁膜を挟んで対向する
領域のいずれか一方に不純物を拡散させてドレイン拡散
層を形成し,かつ,ワード線を挟んで対向する領域にド
レイン拡散層を形成した場合と,フィールド絶縁膜を挟
んで対向する領域にドレイン拡散層を形成した場合と
で,ドレイン拡散層からソース拡散層に至る電流経路の
長さが互いに異なっていることを特徴とする。この請求
項1の不揮発性半導体記憶装置は,電流経路の長さの相
違により,ワード線を挟んで対向する領域に形成された
ドレイン拡散層からソース拡散層に流れ込むソース・ド
レイン電流値(lds値)と,フィールド絶縁膜を挟ん
で対向する領域に形成されたドレイン拡散層からソース
拡散層に流れ込むソース・ドレイン電流値(lds値)
とが異なることとなるので,このlds値の相違によっ
て多値情報を電気的信号として区別することができるよ
うになる。
【0010】請求項2の不揮発性半導休記憶装置は,ワ
ード線の下方に設けたゲート電極の両側方に一対のフィ
ールド絶縁膜をワード線方向と交差させて配置すること
により,メモリセルトランジスタのアクティブ領域を4
つの領域に分離し,それら4つに分離された領域の内,
任意の1つの領域に不純物を拡散させてソース拡散層を
形成すると共に,このソース拡散層に対して,ワード線
を挟んで対向する領域とフィールド絶縁膜を挟んで対向
する領域の両方に不純物を拡散させてドレイン拡散層を
形成し,ゲート電極下のチャネル領域を共有する構造と
したことを特徴とする。この請求項2の不揮発性半導体
記憶装置は,ワード線を挟んで対向する領域に形成され
たドレイン拡散層とフィールド絶縁膜を挟んで対向する
領域に形成されたドレイン拡散層の両方からソース拡散
層にソース・ドレイン電流が流れ込むので,請求項1の
不揮発性半導休記憶装置に比べて,ソース・ドレイン電
流値(lds値)が大きくなる。なお,この請求項2の
不揮発性半導体記憶装置において,請求項3に記載した
ように,ゲート電極下のチャネル領域に形成される2つ
以上のドレイン拡散層からソース拡散層に至る電流経路
の長さが,各ドレイン拡散層によってそれぞれ異なる長
さになるように設定しても良い。
【0011】また,請求項4の製造方法は,ワード線の
下方に設けたゲート電極の両側方に一対のフィールド絶
縁膜をワード線方向と交差させて配置することにより,
メモリセルトランジスタのアクティブ領域を4つの領域
に分離する工程と,これら4つに分離された領域の内の
少なくとも任意の1つの領域を露出させないようにレジ
ストマスクを形成する工程と,該レジストマスクの上か
ら不純物を拡散させる工程とを含むことを特徴とする。
【0012】この請求項4の製造方法により,請求項1
〜3の不揮発性半導体記憶装置を短いTATで製造する
ことが可能となる。なお,4つの領域の内の1つの領域
だけを露出させないようにレジストマスクを形成した場
合は,1つのソース拡散層と2つのドレイン拡散層を形
成できる。また,4つの領域の内の2つの領域を露出さ
せないようにレジストマスクを形成した場合は,1つの
ソース拡散層と1つのドレイン拡散層を形成できる。一
方,4つの領域の全部を露出させないようにレジストマ
スクを形成した場合は,それらの領域には不純物拡散層
が形成されない。本発明によれば,メモリーセルトラン
ジスタにソース・ドレイン拡散層を形成させるための不
純物注入が,同時にメモリーセル・トランジスタに対し
てはROMデータの書き込み記憶工程にもなるので,工
程全般に費やすTATを短くできる。即ち,従来のマス
クROMでは,通常,形成終了したメモリーセルトラン
ジスタのゲート電極直上から,ROMデータ書き込みの
ためだけに,チャネル領域への不純物注入が行われる。
その際,データを書き込みたくないメモリーセルトラン
ジスタに対しては,レジストマスクを必要とし,そのた
めだけのホトリソグラフィー工程も必要になる。一方,
本発明では,ROMデータの書き込み工程であるソース
・ドレイン不純物注入が,書き込みのためだけに余計に
設けられた工程でないために,特別な工程を加えて行う
必要が無く,工程全般に費やすTATを短くでき,余分
なコストを負担しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態にかかる不揮発性半導体記憶装置を,その製造工程に
基づいて説明する。図1は,本発明の実施の形態にかか
る不揮発性半導体記憶装置としてのマスクROMを製造
するシリコン基板(P型単結晶シリコンウェハ)1の部
分的な平面図である。
【0014】先ず,シリコン窒化膜をマスクとする選択
酸化によって,シリコン基板1の表面に,図1のごとき
形状のフィールド絶縁膜2を不連続に多数設け,素子分
離を行う。なお,これから形成される4つのメモリセル
1C,2C,3C及び4Cを具体例として,これらに基
づいて説明を進める。ただし,実際には,シリコン基板
1の表面には,これらメモリセル1C〜4C以外にも他
のメモリセルが同じ工程によって同時に形成される。例
えば,これらメモリセル1C〜4Cの中央にも,別のメ
モリセル5Cが形成される(更に,メモリセル1C〜4
Cの周りにも,別のメモリセルが同様に隣接して形成さ
れるが,それらのメモリセルは図示していない)。こう
して形成されたフィールド絶縁膜2の無いシリコン基板
1の表面の部分が各メモリセル1C,・・・のアクティ
ブ領域3となる。図示の例では,フィールド絶縁膜2
は,いずれも八角形状をなす絶縁膜部2bの両側方に絶
縁膜部2bよりも面積の小さい四角形状の絶縁膜部2a
をそれぞれ配置した形状を有する。そして,各フィール
ド絶縁膜2は,図1中においてx方向(図1中の横方
向)には,互いの絶縁膜部2a同士が隣り合うように所
定の間隔をあげて配置され,y方向(図1中の上下方
向)には,絶縁膜部2b,互いに隣り合うフィールド絶
縁膜2の絶縁膜部2a,2a,絶縁膜部2b・・・の順
に交互に位置するように配置されている。更に,シリコ
ン基板1の表面に形成された各メモリセル1C,・・・
は,それぞれ上下左右の4つのフィールド絶縁膜2と隣
接するように配置されている。そして,上方に位置する
フィールド絶縁膜2の絶縁膜部2b下部,左方に位置す
るフィールド絶縁膜2の右側の絶縁膜部2a,下方に位
置するフィールド絶縁膜2の絶縁膜部2b上部及び右方
に位置するフィールド絶縁膜2の左側の絶縁膜部2a
が,各メモリセル1C,・・・を四方からそれぞれ囲む
いちに形成されている。
【0015】次に,マスクとして用いたシリコン窒化膜
を除去した後,シリコン基板1の全表面を熱酸化し,ア
クティブ領域3にゲート酸化膜4を形成する。その後,
シリコン基板1の表面に例えばCVD法にてポリシリコ
ン膜を形成し,n型不純物のリンをボリシリコン膜に熱
拡散する。そして,ホトリソグラフィー及びエッチング
技術にてポリシリコン膜をパターニングし,図2に示す
ワード線W(W0,W1,W2,W3,W4)を形成する。
【0016】この場合,各ワード線W(W0〜W4)は,
シリコン基板1の表面に形成された各メモリセルを上下
方向く図2中のy方向)に接続するように延設する。具
体的に説明すると,例えばワード線W1は,メモリセル
1Cとメモリセル3Cを接続するように延設し,ワード
線W3は,メモリセル2Cとメモリセル4Cを接続する
ように延設する。また,各ワード線W(W0〜W4)の幅
は,各メモリセル内において互い隣り合って配置された
フィールド絶縁膜2の絶縁膜部2a,2aに跨がるよう
に設定する。ここでメモリセル1Cについて断面で説明
すると,図3,4はいずれも図2のA−A’断面矢視図
であり,図3はポリシリコン膜をパターニングする前の
状態を示し,図4はポリシリコン膜をパターニングして
ワード線W1を形成した後の状態を示している。この図
4に示したように,ワード線W1の幅をメモリセル1C
内において隣り合つているフィールド絶縁膜2の絶縁膜
部2a,2a同士の間隔よりも広く設定し,ワード線W
1の両縁部が隣り合うフィールド絶縁膜2の絶縁膜部2
a,2aの両方に跨がるように配置する。
【0017】図4に符号を付したように,こうして絶縁
膜部2a,2aの間において露出するシリコン基板1の
表面にゲート酸化膜4を介して成膜されたワード線W1
の一部(即ち,ワード線W1の内,絶縁膜部2a,2a
の間において露出するシリコン基板1の表面に接触して
いる部分)が,メモリセル1Cのゲート電極6となる。
また,このゲート電極6の下方に位置するシリコン基板
1の表面の部分がメモリセル1Cのチャネル領域5であ
る。そして,このようにワード線W1を図2中のy方向
に延設すると共に,ワード線W1の一部に形成したゲー
ト電極6の両側方に互いに隣り合うフィールド絶縁膜2
の絶縁膜部2a,2aをワード線W1と交差させて(図
示の例では,図2中のx方向)に配置したことにより,
メモリセル1Cのアクティブ領域3は,これらワード線
W1とフィールド絶縁膜2の絶縁膜部2a,2aによ
り,ゲート電極6(チャネル領域5)を中心にして,4
つの領域1C1,1C2,1C3及び1C4に分離された状
態となる。
【0018】なお同様に,ワード線W1を成膜すること
によってメモリセル3Cにおいてもゲート電極6とチャ
ネル領域5が形成され,メモリセル3Cのアクティブ領
域3もゲート電極6(チャネル領域5)を中心にして,
4つの領域3C1,3C2,3C3及び3C4に分離された
状態となる。また,例えばワード線W3を成膜すること
によってメモリセル2C,4Cにおいてもゲート電極6
とチャネル領域5がそれぞれ形成され,これらメモリセ
ル2C,4Cのアクティブ領域3もゲート電極6(チャ
ネル領域5)を中心にして,4つの領域2C1,2C2,
2C3及び2C4と領域4C1,4C2,4C3及び4C4に
それぞれ分離された状態となる。
【0019】次に,シリコン基板1の表面の各メモリセ
ル1C,・・・に,例えばn型不純物のヒ素をイオン注
入し,ソース拡散層7a,7b及びドレイン拡散層8
a,8bを適宜形成する。ここで先に説明したように,
ワード線W(W0〜W4)の両側方に一対のフィールド絶
縁膜2を交差させて配置することにより各メモリセル1
C,・・・をゲート電極6を中心に4つの領域(例えば
領域1C1,1C2,1C3及び1C4)にそれぞれ分離し
ているので,1つのメモリセルにつき,2組のソース拡
散層7a,7b及びドレイン拡散層8a,8bをそれぞ
れ形成することが可能となる。この場合例えばメモリセ
ル1Cについていえば,領域1C1をソース拡散層7
a,領域1C2をドレイン拡散層8a,領域1C3をソー
ス拡散層7b,領域1C4をドレイン拡散層8bとし,
ソース拡散層7aに対しては,ゲート電極6(ワード線
W1)を挟んだ反対側の位置にドレイン拡散層8aを配
置し,絶縁膜部2aを挟んだ反対側の位置にドレイン拡
散層8bを配置する。また,ソース拡散層7bに対して
は,ゲート電極6(ワード線W1)を挟んだ反対側の位
置にドレイン拡散層8bを配置し,絶縁膜部2aを挟ん
だ反対側の位置にドレイン拡散層8aを配置する。これ
により,各メモリセル1C,・・・において,1つのソ
ース拡散層7aもしくは7bと2つのドレイン拡散層8
a,8bによって,ゲート電極6下のチャネル領域5を
共有する構造をそれぞれ形成することができる。
【0020】このようにメモリセルCにソース拡散層7
a,7bとドレイン拡散層8a,8bを形成する工程
は,M1SFETを形成する工程であると同時に,シリ
コン基板1にROMデータを書き込み,多値情報を記憶
する工程となる。ここで図5に示すように,シリコン基
板1の表面に形成された4つのメモリセル1C,2C,
3C及び4Cについて多値情報を記憶する場合を例とし
て説明すると,次のようになる。
【0021】先ず,シリコン基板1の表面にレジスト膜
を塗布した後,ホトリソグラフィー技術により各メモリ
セル1C,2C,3Cに対応するレジスト開口部9,1
0,11を有するレジストマスクを形成する。この場
合,レジストマスクを形成することにより,前述のワー
ド線W1とフィールド絶縁膜2の絶縁膜部2a,2aに
よって4つに分離された領域1C1,1C2,1C3及び
1C4の内の少なくとも任意の1つの領域を露出させな
いようにレジストマスクを形成する。なお,この例で
は,メモリセル1Cにおいてはレジスト開ロ部9から3
つの領域1C1,1C2及び1C4が露出するように構成
し,メモリセル2Cにおいてはレジスト開口部10から
2つの領域2C1及び2C2が露出するように構成し,メ
モリセル3Cにおいてはレジスト開口部10から2つの
領域3C1及び3C4が露出するように構成している。ま
た,メモリセル4Cに対応するレジスト開口部は形成し
ていない。
【0022】次に,S/D(ソース・ドレイン)イオン
注入を行い,各開口部9,10,11内においてゲート
電極6(ワード線W)とフィールド絶縁膜2の絶縁膜部
2a,2bをマスクとするセルフアラインによってn+
拡散層を形成する。これにより,メモリセル1Cにおい
てはソース7aとドレイン8a,8bを有するメモリセ
ルトランジスタ12が形成され,メモリセル2Cにおい
てはソース7aとドレイン8aを有するメモリセルトラ
ンジスタ13が形成され,メモリセル3Cにおいてはソ
ース7aとドレイン8bを有するメモリセルトランジス
タ14が形成される。なお,メモリセル4Cはレジスト
開ロ部が無くレジストマスクが塗布されたままなので,
メモリセル4Cに形成されるメモリセルトランジスタ1
5はn+拡散層を有さない。
【0023】こうして,多値情報書き込みのS/Dイオ
ン注入後,レジストマスクを除去する。次に,シリコン
基板1の表面に,例えばCVD法にてBPSG膜等の層
間絶縁膜16を生成する。ここで,図6は,図5のB−
B’断面の一部を示す拡大図面である。この図6に示す
ように,更に,ホトリソグラフィー及びエッチング技術
にて,各メモリセル1C,・・・の4つの領域(例えば
メモリセル1Cについていえば領域1C1,1C2,1C
3及び1C4)に連通する接続孔17を層間絶縁膜16に
形成する。この場合,例えば互いに隣接するメモリセル
1Cの領域1C1とメモリセル5Cの領域5C3に1つの
接続孔17を接続させて共有させるようなことができる
(なお,説明は省略するが,他の隣接するメモリセルの
領域同士においても同様に1つの接続孔を隣り合うメモ
リセルで共有させることが可能である)。
【0024】次に,シリコン基板1の表面に,スパッタ
法にてアルミニウム膜を生成する。そして,ホトリソグ
ラフィー及びエッチング技術にて,アルミニウム膜を選
択的に除去し,図7に示すように,各メモリセル1C,
・・・に形成されたメモリセルトランジスタ12〜15
を電気的に接続するための金属配線M(M0,M1,M2m
3及びM4)を形成する。ただし,各金属配線M(M0〜
M4)は,いずれも各メモリセル1C,・・・のゲート
電極6と斜めに交差させながら,ワード線W(W0〜W
4)と垂直な方向へジグザクに延設させて設ける。これ
により,金属配線M0は,メモリセル1Cの領域1C3及
びメモリセル2Cの領域2C3を電気的に接続し,金属
配線M1は,メモリセル1Cの領域1C2,1C4及びメ
モリセル2Cの領域2C2,2C4を電気的に接続し,金
属配線M2は,メモリセル3Cの領域3C3,メモリセル
1Cの領域1C1,メモリセル4Cの領域4C3及びメモ
リセル2Cの領域2C1を電気的に接続し,金属配線M3
は,メモリセル3Cの領域3C2,3C4及びメモリセル
4Cの領域4C2,4C4を電気的に接続し,金属配線M
4は,メモリセル3Cの領域3C1及びメモリセル4Cの
領域4C1を電気的に接続する。
【0025】図8は,以上のように構成された各メモリ
セルトランジスタ12〜15から多値情報を読み出す様
子を説明するための等価回路図である。図中の四角形A
は,シリコン基板1表面のメモリセル領域を示す。この
メモリセル領域Aには先に説明した各メモリセルトラン
ジスタ12〜15が形成されている。また,図8ではメ
モリセル5Cに形成されたメモリセルトランジスタ29
も併せて示している。
【0026】図8に示すように,メモリセル領域A外に
延長した金属配線M(M0,M1,M2,・・・)のそれ
ぞれには,スイッチング・トランジスタSW/B(SW
/B0,SW/B1,SW/B2,・・・),スイッチン
グ・トランジスタSW/F(SW/F1,SW/F2,
・・・)が接続されている。先に図7で説明したよう
に,各金属配線M(M0〜M4)は,各メモリセル1C,
・・・の各領域に適宜電気的に接続されている。
【0027】そして,偶数番目の金属配線M2m(m=
0,1,2・・・)に接続されているスイッチング・ト
ランジスタSW/Bの各ゲートは,それぞれ偶数番目の
ワード線W2n(n=0,1,2・・・)に接続されて
いる。一方,奇数番目の金属配線M2m+1(m=0,
1,2・・・)は,スイッチング・トランジスタSW/
Bの他接続端からさらに延長され,番数が一つ少ない偶
数番目の金属配線M2m(m=0,1,2・・・)に接続
されて金属配線MM(MM0,MM1,MM2,・・・)
となっている(即ち,mが一致する金属配線M2m+1と
金属配線M2mが接続されて金属配線MMmとなってい
る)。
【0028】金属配線M2m,M2m+1(m=0,1,2
・・・)に接続されたスイッチング・トランジスタSW
/F(SW/F1,SW/F2,・・・)の各ゲート
は,金属配線MG22又は金属配線MG23を経由して,そ
れぞれ金属配線M2m又はM2m+1(m=0,1,2・・
・)に接続されている。ただし接続箇所は,金属配線M
(M0,M1,M2,・・・)がメモリセル領域A外に延
長され,スイッチング・トランジスタSW/B(SW/
B0,SW/B1,SW/B2,・・・)に接続されるま
での間に設定されている。
【0029】また,スイッチング・トランジスタSW/
F(SW/F1,SW/F2,・・・)の他接続端から
さらに延長された金属配線(M0,M1,M2,・・・)
は,それぞれにおいて互いに接続されて,金属配線MM
M24,金属配線MMM25となっている。これら金属配線
MMM24,MMM25はさらに延長され,それぞれスイッ
チング・トランジスタSW/G1,SCW/G2に接続さ
れている。このスイッチング・トランジスタSW/G
1,SW/G2のゲートはそれぞれ,ワード線W2n,W2n
+1(n=0,1,2・・・)に接続されている。又,
スイッチング・トランジスタトランジスタSW/G1,
SW/G2の他接続端はそれぞれグラウンドに接地され
ている。
【0030】図8において,スイッチング・トランジス
タSW/B,スイッチング・トランジスタSW/G1,
SW/G2は例えばPoly SiゲートnchMIS
FETを形成し,また,スイッチング・トランジスタS
W/Fは例えばAIゲートnchMISFETを形成し
て実現することができる。
【0031】次に,図8に示した等価回路図をもとにし
て,書き込んだデータを読み出す動作を説明する。例え
ば,メモリセルトランジスタ12に書き込まれたデータ
を読み出すためには,図8において,先ずワード線W1
を選択し,ゲート電圧Vgsを印加する。このVgs
は,スイッチング・トランジスタSW/B2n+1(n=
0,1,2・・・)に伝わりこれを開く。これにより,
金属配線M(M0,M1,M2・・・)のうち,M2m+1
(m=0,1,2・・・)のみがビット線B2m+1(m
=0,1,2・・・)として機能するようになる。従っ
て金属配線MM0を選択すれば,ビット線B1を通じて,
ドレイン電圧Vdsがメモリセルトランジスタ12に印
加される。
【0032】さらに,このVdsは金属配線MG22を伝
わって,スイッチング・トランジスタSW/Fのうち,
金属配線M2と接続したものだけを開く。さらに,ワー
ド線W1がVgsを印加することで,スイッチング・ゲ
ートSW/G2が開く。これにより金属配線M2は,スイ
ッチング・トランジスタSW/B2を閉じた状態でグラ
ウンドに接地され,接地線G1となる。
【0033】続けて例えば,メモリセルトランジスタ2
9に書き込まれたデータを読み出すためには,図8にお
いてまずワード線W2を選択し,ゲート電圧Vgsを印
加する。このVgsは,スイッチング・トランジスタS
W/B2n(n=0,1,2・・・)に伝わりこれを開
く。これにより,金属配線M(M0,M1,M2・・・)
のうち,M2m(m=0,1,2・・・)のみがビット線
B2m(m=0,1,2・・・)として機能するようにな
る。
【0034】従って金属配線MM1を選択すれば,ビッ
ト線B2を通じて,ドレイン電圧Vdsがメモリセルト
ランジスタ29に印加される。さらに,このVdsは金
属配線MG23を伝わって,スイッチング・トランジスタ
SW/Fのうち,金属配線M3と接続したものだけを開
く。さらに,ワード線W2がVgsを印加することで,
スイッチング・ゲートSW/G1が開く。これにより金
属配線M3は,スイッチング・トランジスタSW/B3を
閉じた状態でグラウンドに接他され,接地線G2とな
る。
【0035】以上に説明した動作を参考にして,図8の
等価回路において各メモリセルトランジスタからデータ
を読み出す動作を一般的に説明すると,次のようにな
る。即ち,ワード線W2n+1を選択すると,金属配線
M2m+1が,ビット線B2m+1(m=0,1,2・・
・)として機能し,金属配線M2m+2(m=0,1,2
・・・)が,接地線G2m+1(m=0,1,2・・・)
として機能する。又,ワード線W2nを選択すると,金
属配線M2mがビット線B2m(m=0,1,2・・・)と
して機能し,金属配線M2m+1が接池線G2m(m=0,
1,2・・・)として機能する。従って,ワード線Wは
ロー(行)・データラインに,金属配線MMはコラム
(列)・データラインにそれぞれ相当する。加えて図7
からもわかるように,選択するワード線W(W0,W1,
W2・・・)の行番号が,偶数2nであるか,奇数2n
+1であるか(n=0,1,2・・・)によって,同一
の金属配線Mがビット線としても接地線としても機能す
る。
【0036】ここで,各メモリセルトランジスタから読
み出されるデータが多値情報となることを説明する。先
に図5で説明したように,メモリセルトランジスタ12
にはソース7aとドレイン8a,8bにn+拡散層が形
成されている。ワード線W1を選択するとゲート電圧V
gsがゲート電極6に,ビット線B1を選択するとドレ
イン電圧Vdsがドレイン8aと8bに同時に印加され
る。すると,ゲート電極6と直角に交差してドレイン8
aからソース・ドレイン電流ldsAが,また,ゲート
電極6直下を途中通過しこれと交差してドレイン8bか
らソース・ドレイン電流ldsBが,ソース7aにソー
ス・ドレイン電流ldsHHとして流れ込む。このld
sHHは,接続孔17を通じて接地線G1へ向かう。こ
の時,ドレイン電圧Vdsはソース7b・ドレイン間に
も印加されるが,ここにはn+拡散層が形成されていな
いため,ソース・ドレイン電流が流れ込むことはない。
また,ソース7bは接続孔17を通じて金属配線M0に
つながるが,このときM0は高抵抗(フローティング)
状態であるため,これが接地線として働くことも無い。
【0037】また先に図5で説明したように,メモリセ
ルトランジスタ13にはソース7aとドレイン8aのみ
にn+拡散層が形成されている。ワード線W3を選択す
るとゲート電圧Vgsがゲート電極6に,ビット線B,
を選択するとじレイン電圧Vdsがドレイン8aに印加
される。すると,ドレイン8aからソース・ドレイン電
流ldsがソース7aにソース・ドレイン電流ldsH
として流れ込む。このldsHは,接続孔17を通じて
接地線G1へ向かう。
【0038】また先に図5で説明したように,メモリセ
ルトランジスタ14にはソース7aとドレイン8bのみ
にn+拡散層が形成されている。ワードW1を選択する
とゲート電圧Vgsがゲート電極6に,ビット線B3を
選択するとドレイン電圧Vdsがドレイン8bに引加さ
れる。すると,ドレイン8bからソース・ドレイン電流
ldsがソース7aにソース・ドレイン電流をldsL
として流れ込む。このldsLは,接続孔17を通じて
接地線G3へ向かう。ただし,このソース・ドレイン電
流ldsLは,チャネル長に相当する距離がソース・ド
レイン電流ldsHに比べ長いため,電流値がより小さ
くなる。
【0039】また先に図5で説明したように,メモリセ
ルトランジスタ15上にはレジスト開ロ部が無く,n+
拡散層が形成されていない。図8において,たとえワー
ド線W3,ビット線B3を選択しても,ソース・ドレイン
電流ldsLLは極微小な値をとる。従って,メモリセ
ルトランジスタ12,13,14,15から読み出すソ
ース・ドレイン電流のldsの値は,ldsHH,ld
sH,ldsL,ldsLLの順に小さくなり,それぞ
れデータHH,H,L,LLに相当する多値情報を与え
ることができる。これらを整理して表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】ところで,多値情報を容易に読み出すため
には,各ソース・ドレイン電流ldsHH,ldsH,
ldsL,ldsLLの電流値差が明確にならねばなら
ない。そのために寸法を規定する必要のある形状を,図
9に示したメモリセルトランジスタ12において説明す
る。図9において,a,bは,ドレイン8aからソース
7aに流れ込むソース・ドレイン電流ldsAの電流経
路におけるゲート長LA(チャネル長)とゲート幅WA
(チャネル幅)に相当する。又,ドレイン8bからソー
ス7aに流れ込むソース・ドレイン電流ldsBの電流
経路を例えば図中の実線矢印のように取れば,その電流
経路におけるゲート長LB(チャネル長)とゲート幅W
B(チャネル幅)はそれぞれa+2b,xとなる。xは
アクティブ領域の形成時に決まる寸法であり,必ずaよ
りも短い。この時,ldsHHはldsHとldsLの
和であることから,ldsH = 2×ldsLであれ
ば,IdsHH,IdsH,ldsL,IdsLLの電
流値それぞれの間に,IdsLに相当する電流値差が発
生する。
【0042】すなわち, (WA/LA) = 2×(WB/LB) となる必要がある。従って, (b/a) = 2×{x/(a+2b)} という関係が成立する。これより,xはa,bを用い
て, x = (b/2a)×(a+2b) と表すことが出来る。例えば,b=a/2とすれば,x
=a/2となり,b=a/3とすれば,x=5a/18
を得る。すなわち,aとbの簡単な寸法比率からxを想
定し,電流値差を明確にすることが出来る。
【0043】以上,本発明の好ましい実施の形態を説明
したが,本発明は以上の形態に限定されないことは勿論
であり,当業者の想到し得る範囲において適宜変更する
ことが可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば,ROMデータの書き込
みをソース・ドレインの不純物注入工程にて行うので,
特別なホトリソグラフィー工程や特別なエッチング又は
イオン注入工程を,新たに設ける必要がない。従って,
ウエハープロセス全般に費やすTATを短く,かつコス
トを安くできる。また,メモリセル領域及びその周辺へ
ソース・ドレインの不純物注入を同時に行えば,トラン
ジスタの形成は終了する。加えて,その後の配線工程が
1層配線なので,ROMデータ書き込み後のTATも短
くできる。
【0045】また,4値の多値情報を記憶するのであれ
ば,ROMデータの書き込みはわずか1回のソース・ド
レインの不純物注入で良い。従って,書き込むROMデ
ータを多値情報とするために,複数回のホトリソグラフ
ィー工程やエッチング又はイオン注入工程などを必要と
せず,TATを短くかつコストを安くできる。簡単な寸
法比較によって,メモリセルトランジスタから読み出さ
れるソース・ドレイン電流ldsの電流値差を明確にす
ることができるため,多値情報の読み出しが容易であ
る。また,このldsの相対的な電流値差は,メモリセ
ルトランジスタのチャネル領域やS/D拡散層の不純物
濃度に依存しないため,ROMデータ書き込み後のウエ
ハープロセス処理条件,特に熱処理条件の変更等による
影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記
憶装置としてのマスクROMを製造するシリコン基板の
部分的な平面図である。
【図2】ワード線を形成したシリコン基板の部分的な平
面図である。
【図3】図2のA−A’断面矢視図であり,ポリシリコ
ン膜をパターニングする前の状態を示している。
【図4】図2のA‐A’断面矢視図であり,ボリシリコ
ン膜をパターニングしてワード線を形成した後の状態を
示している。
【図5】各メモリセルトランジスタを形成するためのレ
ジスト開ロ部の説明図である。
【図6】図5のB−B’断面の一部を拡大して示した図
面である。
【図7】各金属配線を形成したシリコン基板の部分的な
平面図である。
【図8】メモリセルトランジスタから多値情報を読み出
す様子を説明するための等価回路図である。
【図9】多値情報を記憶するためのメモリセルトランジ
スタの拡大図である。
【符号の説明】
2 フィールド絶縁膜 3 アクティブ領域 6 ゲート電極 W ワード線 1C,2C,3C,4C メモリセル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線の下方に設けたゲート電極の両
    側方に一対のフィールド絶縁膜をワード線方向と交差さ
    せて配置することにより,メモリセルトランジスタのア
    クティブ領域を4つの領域に分離し,それら4つに分離
    された領域の内,任意の1つの領域に不純物を拡散させ
    てソース拡散層を形成すると共に,このソース拡散層に
    対して,ワード線を挟んで対向する領域とフィールド絶
    縁膜を挟んで対向する領域のいずれか一方に不純物を拡
    散させてドレイン拡散層を形成し,かつ,ワード線を挟
    んで対向する領域にドレイン拡散層を形成した場合と,
    フィールド絶縁膜を挟んで対向する領域にドレイン拡散
    層を形成した場合とで,ドレイン拡散層からソース拡散
    層に至る電流経路の長さが互いに異なっていることを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 ワード線の下方に設けたゲート電極の両
    側方に一対のフィールド絶縁膜をワード線方向と交差さ
    せて配置することにより,メモリセルトランジスタのア
    クティブ領域を4つの領域に分離し,それら4つに分離
    された領域の内,任意の1つの領域に不純物を拡散させ
    てソース拡散層を形成すると共に,このソース拡散層に
    対して,ワード線を挟んで対向する領域とフィールド絶
    縁膜を挟んで対向する領域の両方に不純物を拡散させて
    ドレイン拡散層を形成し,ゲート電極下のチャネル領域
    を共有する構造としたことを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極下のチャネル領域に形成
    される前記2つのドレイン拡散層からソース拡散層に至
    る電流経路の長さが互いに異なっていることを特徴とす
    る請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 ワード線の下方に設けたゲート電極の両
    側方に一対のフィールド絶縁膜をワード線方向と交差さ
    せて配置することにより,メモリセルトランジスタのア
    クティブ領域を4つの領域に分離する工程と,これら4
    つに分離された領域の内の少なくとも任意の1つの領域
    を露出させないようにレジストマスクを形成する工程
    と,該レジストマスクの上から不純物を拡散させる工程
    とを含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製
    造方法。
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