JPH11111755A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH11111755A
JPH11111755A JP27139897A JP27139897A JPH11111755A JP H11111755 A JPH11111755 A JP H11111755A JP 27139897 A JP27139897 A JP 27139897A JP 27139897 A JP27139897 A JP 27139897A JP H11111755 A JPH11111755 A JP H11111755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electronic component
protruding
electrodes
thermosetting resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27139897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3482840B2 (ja
Inventor
Mitsunori Ishizaki
光範 石崎
Tsuneo Hamaguchi
恒夫 浜口
Kenji Toshida
賢二 利田
Yoichi Kitamura
洋一 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP27139897A priority Critical patent/JP3482840B2/ja
Publication of JPH11111755A publication Critical patent/JPH11111755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3482840B2 publication Critical patent/JP3482840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/32221Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/32225Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショート不良がなく、生産性の良好な半導体
装置の製造方法を得ること。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置の製造方法は、
部品1上に熱硬化型樹脂2が設けられ、電極1a上に熱
硬化型樹脂2より突出している突起電極3bが設けられ
ている複数の電極1aを有する第1の電子部品1を形成
する結合部品形成工程と、第1の電子部品1の突起電極
1bに対応する位置に複数の電極6aを有する第2の電
子部品6の電極6aと突起電極3bとが対向するように
位置決めをする位置決め工程と、第1の電子部品1の突
起電極3bと第2の電子部品6の電極6aとが対応する
ようにして加熱した状態で押さえつけ、第1の電子部品
1の突起電極3bと第2の電子部品6の電極6aとを接
合させると共に熱硬化型樹脂2を硬化させる接合工程と
を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子あるいは
配線基板に突起電極を形成し、この突起電極を介して半
導体素子と配線基板とを接続するように構成される半導
体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配線基板に多端子で狭ピッチの電極を有
する半導体素子を高密度に実装する手法としてフリップ
チップ法がよく用いられる。フリップチップ法として2
つの方法がある。
【0003】第一の方法はC4(Controlled
collapse chip connectio
n)でUnited States Patent 5
121190に記載されている。図10はC4による接
続を行う半導体装置の製造方法を示すための断面図であ
る。図において、101は半導体素子、101aは半導
体素子101の電極、103dは電極101aに形成さ
れたはんだの突起電極、102は熱硬化型の樹脂、10
6は配線基板、106aは配線基板106の電極であ
る。
【0004】図中(a)は半導体素子101のはんだの
突起電極103dと配線基板106の電極106aとを
位置合わせした状態、(b)は半導体素子101を配線
基板106に押しつけた状態ではんだの突起電極103
dを溶融・凝固させて半導体素子101と配線基板10
6とを接合した状態、(c)は半導体素子101と配線
基板106とを接合した後に、半導体素子101と配線
基板106との隙間に熱硬化型の樹脂102を充填した
状態を示す。
【0005】第二の方法は半導体素子の突起電極と配線
基板電極とを固相接合で接続する方法で、例えば、”超
音波併用熱圧着によるフリップチップボンディング”
(富岡他、3rd Symposium on Mic
rojoining andAssembly Tec
hnology in Electronics、Fe
b.6−7、1997、Yokohama、pp.9−
14、1997)に記載されている。
【0006】図12は第二の方法による半導体装置の製
造方法を示す断面図である。図において、101は半導
体素子、101aは半導体素子101の電極、102は
熱硬化型の樹脂、103eは半導体素子101の電極1
01aに形成された金の突起電極、106は電極106
aを有する配線基板である。
【0007】図中、(a)は半導体素子101の突起電
極103eと配線基板106の電極106aとを位置合
わせした状態、(b)は半導体素子101を加熱した状
態で配線基板106に押しつけ、突起電極103eと電
極106aとを固相接合によって接合した状態、(c)
は突起電極103eと電極106aとを固相接合によっ
て接合した後に、半導体素子101と配線基板106と
の隙間に熱硬化型の樹脂102を充填した状態を示す。
【0008】第一の方法、第二の方法の何れにおいても
半導体素子101と配線基板106との隙間に樹脂を充
填するのは、半導体素子101と配線基板106との熱
膨張係数の違いより生じる熱応力により、突起電極また
は突起電極接合部が破断するのを防止するためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法は上記のようになされているので、図10に示す
ような従来の半導体装置の製造方法(第1の方法)には
以下の問題があった。第一の方法では、接続時におい
て、図11に示すように突起電極が溶融した状態で半導
体素子を配線基板に押しつけるため、突起電極がつぶれ
て径が増大し、電極間隔が250μmより小さい半導体
素子では隣り合う突起電極同士が接触するショート不良
が発生する。また、半導体素子と配線基板との隙間が数
十μmと小さいため、樹脂の充填にかなりの時間を要
し、生産性が低下するとともに樹脂の充填部に気泡を巻
き込む問題があった。
【0010】また、図12に示すような従来の半導体装
置の製造方法(第2の方法)では上記のショート不良の
問題は一応解決されているが、第一の方法と同様に半導
体素子と配線基板との隙間が小さいため、樹脂の充填で
生産性が低下する問題と樹脂の充填部に気泡を巻き込む
問題があった。
【0011】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、ショート不良がなく、生産性の良
好な半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
装置の製造方法は、部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、
電極上に熱硬化型樹脂より突出している突起電極が設け
られている複数の電極を有する第1の電子部品を形成す
る結合部品形成工程と、第1の電子部品の突起電極に対
応する位置に複数の電極を有する第2の電子部品の電極
と突起電極とが対向するように位置決めをする位置決め
工程と、第1の電子部品の突起電極と第2の電子部品の
電極とが対応するようにして加熱した状態で押さえつ
け、第1の電子部品の突起電極と第2の電子部品の電極
とを接合させると共に熱硬化型樹脂を硬化させる接合工
程とを含んでいる。
【0013】また、部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、
電極上に熱硬化型樹脂より突出している突起電極が設け
られている複数の電極を有する第1の電子部品を形成す
る結合部品形成工程と、第1の電子部品の突起電極に対
応する位置に複数の電極を有する第2の電子部品上に熱
硬化型の異方性導電フィルムを形成する導電フィルム形
成工程と、第1の電子部品の突起電極と異方性導電フィ
ルムが形成された第2の電子部品の電極とが対向するよ
うに位置決めをする位置決め工程と、第1の電子部品の
突起電極と第2の電子部品の電極とが対応するように加
熱した状態で押さえつけ、第1の電子部品の突起電極と
第2の電子部品の電極とを接合させると共に熱硬化型樹
脂を硬化させる接合工程とを含んでいる。
【0014】また、第1の電子部品は半導体素子または
配線基板のいずれか一方で、第2の電子部品は他方であ
る。さらに、結合部品形成工程は、複数の電極を有する
第1の電子部品上に熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成工
程と、樹脂形成工程後に超音波を印加させながら第1の
電子部品の電極上に突起電極を形成する突起電極形成工
程とを含んでいる。さらに、結合部品形成工程は、複数
の電極を有する第1の電子部品の電極上に突起電極を形
成する突起電極形成工程と、突起電極形成工程後に第1
の電子部品上に熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成工程と
を含んでいる。
【0015】また、突起電極形成工程は、金属ワイヤの
先端を溶融させて金属ボールを作成する工程と、金属ボ
ールを第1の電子部品の電極に超音波を印加しながら熱
圧着する工程と、熱圧着後に金属ワイヤから前記金属ボ
ールを切断し突起電極を形成する工程とを含んでいる。
さらに、接合工程において、第1の電子部品の突起電極
と第2の電子部品の電極とを固相接合させる。また、金
属ワイヤは、はんだ材である。さらに、金属ワイヤは、
金、銀、または銅である。
【0016】また、突起電極を形成した後に、突起電極
の先端部に平板を押しつけて突起電極の先端部を平坦に
し高さをそろえる。さらに、接合工程において、第1の
電子部品の突起電極と第2の電子部品の電極とを加熱し
た状態で押さえつける際に、第1の電子部品に超音波振
動を印加する。さらにまた、第2の電子部品の電極上に
はんだ材が形成されている。また、熱硬化型樹脂はBス
テージ状フィルムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの実施の形態1による半導体装
置の製造方法を示す図である。図において1は半導体素
子、1aは半導体素子1上に設けられた電極、2は熱硬
化型の樹脂で、例えばエポキシ系の樹脂等を用いること
ができる。2aは熱硬化型の樹脂2が硬化した熱硬化型
の樹脂、3ははんだ材からなる金属ワイヤで、金属ワイ
ヤ3は鉛と錫の合金あるいは銀と錫の合金よりなるはん
だ材で構成される。3aは金属ワイヤ先端に形成された
金属ボール、3bは突起電極、4はキャピラリ、5は超
音波振動、6は配線基板、6aは配線基板6上に設けら
れた電極である。
【0018】以下、図1(a)から図1(e)の順に半
導体装置を製造する方法を説明する。まず、電極1aを
有している半導体素子1上に熱硬化型の樹脂2を形成す
る。一方、金属ワイヤ3の先端に電極(図示していな
い)を近づけて電極、金属ワイヤ3間で放電をさせ、金
属ワイヤ3の先端を溶融・凝固させることにより、金属
ワイヤ3の先端に金属ボール3aを形成する。この金属
ボール3aの直径は金属ワイヤ3の線径、放電電流の大
きさ、放電時間により可変できるがこの実施の形態では
金属ボール3aの直径が熱硬化型の樹脂2の厚さよりも
大きくなる条件で形成した。図1(a)は上記のように
して、半導体素子1上に熱硬化型の樹脂2が配置され、
金属ワイヤ3の先端に金属ボール3aが形成された状態
を示した図である。
【0019】次に、図1(a)に示した半導体素子1を
加熱した状態で金属ボール3aを半導体素子1上の電極
1aに押しつけ、キャピラリ4に超音波5を印加するこ
とによって金属ボール3aと電極1aとを接合させる。
【0020】このとき、金属ボール3aが塑性変形し
て、金属ボール3a、電極1a間に存在する熱硬化型の
樹脂2と金属ボール3a及び電極1a表面の酸化皮膜
(図示していない)が除去されることによって電極1a
と金属ボール3aとが接合される。なお、半導体素子1
を加熱し、キャピラリ4へ超音波5を印加することによ
り、金属ボール3aが変形しやすくなり、接合が容易に
なる。また、半導体素子1が加熱されることにより、熱
硬化型の樹脂2の粘度が熱により低下し、接合部からの
樹脂2の排除が容易となる。
【0021】本実施の形態の場合、金属ボール3aを電
極1aに押しつける力を20〜200g、超音波の強さ
を0.15〜0.8wとし、また、エポキシ系の樹脂を
用いたため、半導体素子1を加熱する温度を120℃と
して実施した。この半導体素子1の加熱温度は熱硬化型
の樹脂によって変えてもよい。図1(b)は上記のよう
にして、半導体素子1上の電極1aに金属ボール3aを
接合させた状態を示した図である。
【0022】図1(b)に示したように、半導体素子1
上の電極1aと金属ボール3aとを接合した後、キャピ
ラリ4を上方に引き上げて金属ワイヤ3を切断し、突起
電極3bを形成する。このとき、金属ボール3a及び突
起電極3bが少なくとも半導体素子1上に形成された熱
硬化型の樹脂2よりも突出するように、金属ボール3a
と金属ワイヤ3との境界付近で金属ワイヤ3を切断す
る。
【0023】金属ボール3aの直径及び突起電極3bの
高さをいずれも少なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより
大きくすることで、突起電極形成時にキャピラリ4の先
端が熱硬化型の樹脂2に接触してキャピラリ4の先端に
樹脂2が付着することを妨げることができ、その結果、
金属ボール3aの形成が妨げられることなく安定的に連
続で突起電極3bを形成することが可能となる。
【0024】本実施の形態の場合、120μmピッチの
電極間隔の半導体素子1に熱硬化型の樹脂2を厚さ30
μmで設置し、線径30μmの鉛と錫の合金からなるワ
イヤ3を用いて直径80μmの金属金属ボール(はんだ
ボール)3aを形成し、高さ55μmの突起電極3bを
形成した。図1(c)は上記のようにして、半導体素子
1上の電極1a上に突起電極3bを形成した状態を示し
た図である。
【0025】図1(c)に示したように、半導体素子1
上の電極1aに突起電極3bを形成した後、この半導体
素子1上に電極1aに対応する電極6aを有している配
線基板6とが、この半導体素子1上の電極1a(突起電
極3b)と配線基板6上の電極6aとが対応するように
位置合わせをする。
【0026】図1(d)は半導体素子1上の突起電極3
bと配線基板6の電極6aとを位置合わせした状態を示
した図である。本実施の形態は配線基板6にはアルミナ
基板を用いたが、他にガラスセラミックス等のセラミッ
クスやプリント基板等の樹脂基板を用いることも可能で
ある。
【0027】次に、半導体素子1と配線基板6とを加熱
した状態で押しつけ、はんだ材からなる突起電極3bを
溶融させてこの突起電極3bを配線基板6の電極6aに
接合するとともに熱硬化型の樹脂2を硬化させて、半導
体素子1上の電極1aと配線基板6上の電極6aとの接
合及び半導体素子1と配線基板6との結合を行う。
【0028】このとき、突起電極3bが熱硬化型の樹脂
2より突出するように形成されており、突起電極3bを
構成しているはんだ材の先端部が熱硬化型の樹脂2で覆
われていないため、この突起電極3bと電極6aとの接
続が容易に実施される。また、突起電極3bの周囲は熱
硬化型の樹脂2で満たされているため、突起電極3bが
溶融した状態で半導体素子1を配線基板6に押しつけて
も、突起電極3bの径の増大によって生じる隣り合う突
起電極同士の接触が妨げられ、ショート不良が生じな
い。
【0029】接合時には、半導体素子1を配線基板6に
押しあてて、熱硬化型の樹脂2が半導体装置1と配線基
板6との隙間になじむまでは半導体素子1の温度を、熱
硬化型の樹脂2の粘度が最小となる温度に保持し、その
後半導体素子1の温度を接合温度に上昇させた。本実施
の形態では配線基板6の温度をエポキシ系の熱硬化型の
樹脂の粘度が最小となる120℃で行った。図1(e)
は上記のようにして、半導体素子1と配線基板6とを結
合させた状態を示した図である。
【0030】本実施の形態では120μmピッチの電極
間隔の半導体素子をショート不良なしに配線基板に接合
して半導体装置を製造することができた。なお、熱硬化
型の樹脂2は突起電極3bと電極6aとを接合した状態
のまま半導体装置1の温度を上昇させて硬化させたが、
他に半導体装置1が接合された配線基板6をオーブン中
で加熱することによって熱硬化型の樹脂2を硬化させる
こともできる。
【0031】半導体素子1と配線基板6とを接合する
時、接続界面に酸化膜が存在すると突起電極3bと電極
6aとの間の金属的な接触が阻害されて接続強度が低下
することもあるので、半導体素子1を配線基板6に押し
つけた際に、半導体素子1に超音波振動を印加して突起
電極3bおよび電極6aの表面の酸化膜を除去する方法
を用いてもよい。
【0032】本実施の形態では、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極との接合と同時に半導
体素子と配線基板との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子と配線基
板との接合後、樹脂を注入する必要がなく、生産性を著
しく向上することが可能となる。さらに、接合後に樹脂
を充填するのではなく、突起電極形成前に樹脂を形成さ
せているので、樹脂の充填部に気泡を巻き込むことがな
い。また、半導体素子上の電極(突起電極)と配線基板
上の電極との接合時には、突起電極間には樹脂が充填さ
れているので、接合時に隣り合う突起電極同士の接触を
防止することができる。
【0033】また、本実施の形態では、硬化型の樹脂を
形成した後に、この樹脂より突出する突起電極を形成す
るので、突起電極の高さを制御しやすく、また、樹脂よ
り突出する部位が汚れたりすることがなく、配線基板と
電極との接合を容易に行うことができる。
【0034】実施の形態2.図2はこの実施の形態2に
よる半導体装置の製造方法を示す図である。符号は実施
の形態1で説明したものと同様であるので説明は省略す
る。以下、図2(a)から図2(f)の順に半導体装置
を製造する方法を説明する。
【0035】まず、金属ワイヤ3の先端に電極(図示し
ていない)を近づけて電極、金属ワイヤ3間で放電をさ
せ、金属ワイヤ3の先端を溶融・凝固させることによ
り、金属ワイヤ3の先端に金属ボール3aを形成する。
この金属ボール3aの直径は金属ワイヤ3の線径、放電
電流の大きさ、放電時間により可変できるがこの実施の
形態では金属ボール3aの直径が熱硬化型の樹脂2の厚
さよりも大きくなる条件で形成した。図2(a)は上記
のようにして、金属ワイヤ3の先端に金属ボール3aが
形成された状態を示した図である。
【0036】次に、図2(a)に示した半導体素子1を
加熱した状態で金属ボール3aを半導体素子1上の電極
1aに押しつけ、キャピラリ4に超音波5を印加するこ
とによって金属ボール3aと電極1aとを接合させる。
【0037】このとき、金属ボール3aが塑性変形し
て、電極1aと金属ボール3aとが接合される。なお、
半導体素子1を加熱し、キャピラリ4へ超音波5を印加
することにより、金属ボール3aが容易に変形し、接合
が容易になる。
【0038】本実施の形態の場合、金属ボール3aを電
極1aに押しつける力を20〜200g、超音波の強さ
を0.15〜0.8wとし、半導体素子1を加熱する温
度を120℃として実施した。図2(b)は上記のよう
にして、半導体素子1上の電極1aに金属ボール3aを
接合させた状態を示した図である。
【0039】図1(b)に示したように、半導体素子1
上の電極1aと金属ボール3aとを接合した後、キャピ
ラリ4を上方に引き上げて金属ワイヤ3を切断し、突起
電極3bを形成する。このとき、金属ボール3a及び突
起電極3bが少なくとも所定の高さより高くなるよう
(後の工程で形成する半導体素子1上の熱硬化型の樹脂
2よりも突出するよう)に、金属ボール3aと金属ワイ
ヤ3との境界付近で金属ワイヤ3を切断する。
【0040】本実施の形態の場合、120μmピッチの
電極間隔の半導体素子1に、線径30μmの鉛と錫の合
金からなるワイヤ3を用いて直径80μmの金属ボール
(はんだボール)3aを形成し、高さ55μmの突起電
極3bを形成した。図2(c)は上記のようにして、半
導体素子1上の電極1a上に突起電極3bを形成した状
態を示した図である。
【0041】図2(c)に示したように、半導体素子1
上の電極1aに突起電極3bを形成した後、半導体素子
1上に熱硬化型の樹脂2を形成する。このとき、半導体
素子1上の電極1aに設けた突起電極3bが形成する熱
硬化型の樹脂2よりも突出するように熱硬化型の樹脂2
を形成する。本実施の形態の場合、熱硬化型の樹脂2を
厚さ30μmで設置した。図2(d)はこのようにし
て、半導体素子1上に熱硬化型の樹脂2を形成した状態
を示した図である。
【0042】以下、実施の形態1の図1(d)、図1
(e)で説明したのと同様にして、図2(e)、図2
(f)に示すようにして、半導体素子1上の電極1a
(突起電極3a)と配電基板6上の電極6aとを接合さ
せる。なお、この実施の形態では、熱硬化型の樹脂2を
形成した後に、突起電極3bを形成するのではなく、突
起電極3bを形成した後に、熱硬化型の樹脂2を形成す
るようにしている。そのため、熱硬化型の樹脂2の形成
時に突起電極3bの表面が汚れる可能性があるので、半
導体素子1上の電極1a(突起電極3b)と配電基板6
上の電極6aとを接合させるときに、超音波5を印加す
ることによってこの突起電極3bの汚れを取り除き、突
起電極3bと配電基板6aとを接合させるようにする。
【0043】なお、半導体素子1と配線基板6とを接合
する時、接続界面に酸化膜が存在すると突起電極3bと
電極6aとの間の金属的な接触が阻害されて接続強度が
低下するが、半導体素子1を配線基板6に押しつけた際
に、半導体素子1に超音波振動を印加して突起電極3b
および電極6aの表面の酸化膜を除去することによっ
て、高い接続強度で接合できた。
【0044】本実施の形態では、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極との接合と同時に半導
体素子と配線基板との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子と配線基
板との接合後、樹脂を注入する必要がなく、生産性を著
しく向上することが可能となる。さらに、接合後に樹脂
を充填するのではなく、接合前に樹脂を形成させている
ので、樹脂の充填部に気泡を巻き込むことがない。ま
た、半導体素子上の電極(突起電極)と配線基板上の電
極との接合時には、突起電極間には樹脂が充填されてい
るので、接合時に隣り合う突起電極同士の接触が防止す
ることができる。
【0045】実施の形態3.図3はこの実施の形態3に
よる半導体装置の製造方法を示す図である。図におい
て、7ははんだ材で、このはんだ材7は実施の形態1の
図1で説明した突起電極3bを構成するはんだ材と同じ
組成をもつ鉛と錫からなる合金で構成されている。他の
符号は実施の形態1で説明したものと同様であるので説
明は省略する。
【0046】図3(a)は半導体素子1上に熱硬化型の
樹脂2を配置した状態を示す図で、金属ワイヤ3の先端
には熱硬化型の樹脂2の厚さよりも直径の大きい金属ボ
ール3aが形成されている。
【0047】図3(b)は半導体素子1を加熱した状態
で金属ボール3aを半導体素子1上の電極1aに押しつ
け、キャピラリ4に超音波5を印加することによって金
属ボール3aと電極1aとを接合した状態を示す図で、
半導体素子1を加熱することにより、熱硬化型の樹脂2
の粘度を低下させるとともに金属ボール3aの変形を促
進し、金属ボール3aと電極1aとの接合を容易にして
いる。
【0048】図3(c)は金属ボール3aと電極1aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール3aと金属ワイヤ3との境界付近で金属ワイヤ3を
切断し、突起電極3bを形成した状態を示す図で、金属
ボール3aの直径および突起電極3bの高さをいずれも
少なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくすること
で突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に接触
し、キャピラリ4の先端に熱硬化型の樹脂2が付着する
ことで金属ボール3aの形成が妨げられることなく安定
的に連続で突起電極3bを形成することが可能となって
いる。以上、図3(a)から図3(c)に示した工程
は、実施の形態の図1(a)から図1(c)の状態を形
成するのと同様にして形成される。
【0049】図3(c)に示したように、半導体素子1
上の電極1aに突起電極3bを形成した後、この半導体
素子1上に電極1aに対応する電極6aを有している配
線基板6とが、この半導体素子1上の電極1a(突起電
極3b)と配線基板6上の電極6aとが対応するように
位置合わせをする。なお、この配線基板6の電極6a上
には、はんだ材7が設けられているものとする。
【0050】図3(d)は上記のようにして、半導体素
子1上の突起電極3bと電極6a上にはんだ材7が供給
された配線基板6の電極6aとを位置合わせした状態を
示した図である。
【0051】次に、半導体素子1と配線基板6とを加熱
した状態で押しあて、突起電極3b及びはんだ材7を溶
融させて半導体素子1と配線基板6とを結合させるとと
もに熱硬化型の樹脂2を硬化させる。このとき、配電基
板6の電極6a上にはんだ材7が設けられているので、
電極6a上に設けられたはんだ材7の厚みが突起電極3
bの高さばらつき及び基板のうねりや凹凸による高さば
らつきを吸収し、突起電極3bが電極6aに接触できな
いために生じるオープン不良を防止することができる。
【0052】本実施の形態では、はんだ材を鉛と錫から
なる合金で構成させているが、これは特に限定するもの
ではなく、錫、インジウムあるいは鉛−インジウム、鉛
−錫−インジウム、銀−錫、金−錫の合金を用いること
ができる。
【0053】また、突起電極3bを構成するはんだ材と
はんだ材7とが異なる場合、必ずしも突起電極3bを構
成するはんだ材とはんだ材7の両方を溶融させる必要は
なく、融点の低いはんだ材だけを溶融させても接合は可
能である。
【0054】なお、接合時には半導体素子1を配線基板
6に押しあてて、熱硬化型の樹脂2が半導体装置1と配
線基板6との隙間になじむまでは半導体素子1の温度
は、熱硬化型の樹脂2の粘度が最小となる温度に保持
し、その後半導体素子1の温度を接合温度まで上昇させ
た。本実施の形態では配線基板6の温度をエポキシ系の
熱硬化型の樹脂2の粘度が最小となる120℃で行っ
た。図1(e)は上記のようにして、半導体素子1と配
線基板6とを結合させた状態を示した図である。
【0055】熱硬化型の樹脂2は突起電極3bと電極6
aとを接合した状態のまま半導体素子1の温度を上昇さ
せて硬化させたが、他に半導体素子1が接合された配線
基板6をオーブン中で加熱することによって熱硬化型の
樹脂2を硬化させることもできる。
【0056】また、半導体素子1と配線基板6とを接合
するとき、接続界面に酸化膜が存在すると、突起電極3
bと電極6aとの間の金属的な接触が阻害されて接続強
度が低下するが、半導体素子1を配線基板6に押しつけ
た際に、半導体素子1に超音波振動5を印加して突起電
極3bおよびはんだ材7の表面の酸化膜を除去する方法
を用いてもよい。
【0057】本実施の形態では、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極との接合と同時に半導
体素子と配線基板との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子と配線基
板との接合後、樹脂を注入する必要がなく、また、樹脂
の充填部に気泡を巻き込むことがなく、生産性を著しく
向上することが可能となる。また、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極との接合時には、突起
電極間には樹脂が充填されているので、接合時に隣り合
う突起電極同士の接触が防止することができる。
【0058】また、本実施の形態では、配線基板の電極
上にはんだ材を設けているので、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極とを接合させるとき
に、はんだ材の厚みが突起電極の高さばらつき及び基板
のうねりや凹凸による高さばらつきを吸収し、そのた
め、突起電極が配線基板の電極に接触できないために生
じるオープン不良を防止することができる。
【0059】実施の形態4.図4はこの実施の形態4に
よる半導体装置の製造方法を示す図である。図中の符号
は実施の形態1で説明したものと同様であるので説明は
省略する。実施の形態1では、半導体素子上の電極に突
起電極を形成し、この突起電極と配線基板上の電極とを
接合させているが、本実施の形態では、配線基板上の電
極に突起電極を形成し、この突起電極と半導体素子上の
電極とを接合させるようにしている。
【0060】図4(a)は配線基板6上に熱硬化型の樹
脂2を配置し、金属ワイヤ3の先端に熱硬化型の樹脂2
の厚さよりも直径の大きい金属ボール3aを形成した状
態を示す図である。本実施の形態では配線基板6にはア
ルミナ基板を用いたが、他にガラスセラミックス等のセ
ラミックスやプリント基板等の樹脂基板を用いることも
できる。
【0061】図4(b)は配線基板6を加熱した状態で
金属ボール3aを配線基板6上の電極6aに押しつけ、
キャピラリ4に超音波5を印加することによって金属ボ
ール3aと電極6aとを接合した状態を示す図である。
配線基板6を加熱することにより熱硬化型の樹脂2の粘
度を低下させるとともに金属ボール3aが変形しやすく
なり、金属ボール3aと電極6aとの接合が容易にな
る。
【0062】図4(c)は金属ボール3aと電極6aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール3aと金属ワイヤ3との境界付近で金属ワイヤ3を
切断し、突起電極3bを形成した状態を示す図である。
金属ボール3aの直径及び突起電極3bの高さをいずれ
も少なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくするこ
とで、突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に
接触し、先端に熱硬化型の樹脂2が付着するのを防止で
きる。その結果、金属ボール3aの形成が妨げられるこ
となく安定的に連続で突起電極3bを形成することが可
能となる。
【0063】図4(d)は半導体素子1上の電極1aと
配線基板6上の突起電極3bとを位置合わせした状態を
示す図である。
【0064】図4(e)は半導体素子1と配線基板6と
を加熱した状態で押しつけ、はんだ材からなる突起電極
3bを溶融させて半導体素子1の電極1aに接合させる
とともに熱硬化型の樹脂2を硬化させて硬化した熱硬化
型の樹脂2aにした状態を示す図である。突起電極3b
の先端部が熱硬化型の樹脂2で覆われていないため、電
極1aとの接続が容易に実施される。また、突起電極3
bの周囲は熱硬化型の樹脂2で満たされているため、接
合中に溶融した突起電極同士の接触が妨げられ、ショー
ト不良が生じない。
【0065】なお、接合時には半導体素子1を配線基板
6に押しあてて、熱硬化型の樹脂2が半導体素子1と配
線基板6との隙間になじむまでは半導体素子1の温度
は、熱硬化型の樹脂2の粘度が最小となる温度に保持
し、その後半導体素子1の温度を接合温度に上昇させ
た。
【0066】本実施の形態では、実施の形態1に対し
て、半導体素子1と配線基板6とを入れ替えた構造にな
っていることを除いては同様であるので、実施の形態1
で説明した工程と同様にして、図4(a)〜図4(e)
に示した工程を行い配線基板6上の電極6a(突起電
極)と半導体素子1上の電極1aとを接合させる。
【0067】本実施の形態ではエポキシ系の熱硬化型の
樹脂を用いたため、粘度が最小となる120℃で行っ
た。また、本実施の形態では熱硬化型の樹脂2は突起電
極3bと電極1aとを接合した状態のまま半導体素子1
の温度を上昇させて硬化させたが、他に半導体素子1が
接合された配線基板6をオーブン中で加熱することによ
って熱硬化型の樹脂2を硬化させることもできる。
【0068】なお、半導体素子1と配線基板6とを接合
するとき、接続界面に酸化膜が存在すると、突起電極3
bと電極6aとの間の金属的な接触が阻害されて接続強
度が低下するが、半導体素子1を配線基板6に押しつけ
た際に、半導体素子1に超音波振動5を印加して電極1
aおよび突起電極3bの表面の酸化膜を除去することに
よって、高い接続強度で接合できた。
【0069】本実施の形態では、半導体素子上の電極と
配線基板上の電極(突起電極)との接合と同時に半導体
素子と配線基板との隙間への熱硬化型の樹脂の充填が完
了するため、従来方法のように半導体素子と配線基板と
の接合後、樹脂を注入する必要がなく、生産性を著しく
向上することが可能となる。さらに、接合後に樹脂を充
填するのではなく、突起電極形成前に樹脂を形成させて
いるので、樹脂の充填部に気泡を巻き込むことがない。
また、半導体素子上の電極と配線基板上の電極(突起電
極)との接合時には、突起電極間には樹脂が充填されて
いるので、接合時に隣り合う突起電極同士の接触が防止
することができる。
【0070】実施の形態5.図5はこの実施の形態5に
よる半導体装置の製造方法を示す図であり、図において
8は金、銀あるいは銅からなる金属ワイヤ、8aは金属
ワイヤ先端に形成された金属ボール、8bは突起電極、
その他の符号は実施の形態1と同様であるので説明は省
略する。
【0071】図5(a)は半導体素子1上に熱硬化型の
樹脂2を配置した状態を示す図で、金属ワイヤ8の先端
には熱硬化型の樹脂2の厚さよりも直径の大きい金属ボ
ール8aが形成されている。
【0072】図5(b)は半導体素子1を加熱した状態
で金属ボール8aを半導体素子1上の電極1aに押しつ
け、キャピラリ4に超音波5を印加することによって金
属ボール8aと電極1aとを接合した状態を示す図で、
半導体素子1を加熱することにより、熱硬化型の樹脂2
の粘度を低下させ、接合部からの樹脂2の排除が容易と
なる。なお、金属ボールを電極1aに押しつける力は2
0〜200gであり、超音波の強さは0.15〜0.8
wである。
【0073】図5(c)は金属ボール8aと電極1aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール8aと金属ワイヤ8との境界付近で金属ワイヤ8を
切断し、突起電極8bを形成した状態を示す図で、金属
ボール8aの直径及び突起電極8bの高さをいずれも少
なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくすることで
突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に接触
し、先端に樹脂2が付着することが妨げられる。その結
果、金属ボール8aの形成を妨げることなく安定的に連
続で突起電極8bを形成することが可能となる。この実
施の形態では100μmピッチの電極間隔の半導体素子
に厚さ30μmの熱硬化型の樹脂を設置し、線径25μ
mの金ワイヤを用いて直径70μmのはんだボールを形
成し、高さ47μmの突起電極を形成した。
【0074】図5(d)は半導体素子1上の電極1aに
形成された突起電極8bと配線基板6の電極6aとを位
置合わせした状態を示す図である。本実施の形態では配
線基板6にはアルミナ基板を用いたが、他にガラスセラ
ミックス等のセラミックスやプリント基板等の樹脂基板
を用いてもよい。以上、図5(a)〜図5(d)に示し
た工程は、実施の形態1の図1(a)〜図1(d)の状
態を形成するのと同様にして形成される。
【0075】次に、半導体素子1と配線基板6とを加熱
した状態で押しつけて、突起電極8bと電極6aとを接
合するとともに熱硬化型の樹脂2を硬化させ、半導体素
子1上の電極1aと配線基板6上の電極6aとの結合及
び半導体素子1と配線基板6との結合を行う。
【0076】このとき、半導体素子1の電極1a上に設
けられた突起電極8b及び配線基板6上の電極6a表面
の酸化皮膜を除去して突起電極8bと電極6aとを固相
接合で接合する。固相接合は熱圧着でも達成できるが、
半導体素子1を配線基板6に押しつけた状態で半導体素
子1に超音波振動5を印加すれば、両電極間の酸化皮膜
の除去が容易になり、接合時間の短縮、接合温度・接合
荷重の低減が可能となる。図5(e)は上記のようにし
て、半導体素子1と配線基板6とを結合させた状態を示
した図である。
【0077】本実施の形態では、突起電極1つあたりの
接合荷重を20〜200g、突起電極1つあたりの超音
波の強さを0.15〜0.8w、超音波未使用時の接合
温度を250〜400℃、超音波使用時の接合温度を1
00〜250℃とした。また、接合時には半導体素子1
を配線基板6に押しあてて、熱硬化型の樹脂2が半導体
装置1と配線基板6との隙間になじむまでは半導体素子
1の温度は、熱硬化型の樹脂2の粘度が最小となる温度
に保持し、その後半導体素子1の温度を接合温度に上昇
させた。
【0078】本実施の形態ではエポキシ系の熱硬化型の
樹脂を用いたため、粘度が最小となる120℃で行っ
た。熱硬化型の樹脂2は突起電極8bと電極6aとを接
合した状態のまま半導体素子1の温度を上昇させて硬化
させたが、他に半導体素子1が接合された配線基板6を
オーブン中で加熱することによって熱硬化型の樹脂2を
硬化させることもできる。なお、本実施の形態では10
0μmピッチの微細電極間隔を有する半導体素子を配線
基板に接合することができた。
【0079】本実施の形態では、半導体素子上の電極
(突起電極)と配線基板上の電極との接合と同時に半導
体素子と配線基板との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子と配線基
板との接合後、樹脂を注入する必要がなく、生産性を著
しく向上することが可能となる。さらに、接合後に樹脂
を充填するのではなく、突起電極形成前に樹脂を形成さ
せているので、樹脂の充填部に気泡を巻き込むことがな
い。
【0080】実施の形態6.図6はこの実施の形態6に
よる半導体装置の製造方法を示す図である。図におい
て、7ははんだ材である。図中のその他の符号は実施の
形態5の図5と同様であるので説明は省略する。図6
(a)は半導体素子1上に熱硬化型の樹脂2を配置した
状態を示す図で、金属ワイヤ8の先端には熱硬化型の樹
脂2の厚さよりも直径の大きい金属ボール8aが形成さ
れている。
【0081】図6(b)は半導体素子1を加熱した状態
で金属ボール8aを半導体素子1上の電極1aに押しつ
け、キャピラリ4に超音波5を印加することによって金
属ボール8aと電極1aとを接合した状態を示す図で、
半導体素子1を加熱することにより、熱硬化型の樹脂2
の粘度を低下させ、接合部からの樹脂2の排除が容易と
なる。
【0082】図6(c)は金属ボール8aと電極1aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール8aと金属ワイヤ8との境界付近で金属ワイヤ8を
切断し、突起電極8bを形成した状態を示す図で、金属
ボール8aの直径及び突起電極8bの高さをいずれも少
なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくすることで
突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に接触し
て先端に樹脂2が付着することを妨げることができる。
その結果、金属ボール8aの形成を妨げることなく安定
的に連続で突起電極8bを形成することが可能となる。
【0083】図6(d)は半導体素子1上の突起電極8
bとはんだ材7が形成された配線基板6の電極6aとを
位置合わせした状態を示す図である。本実施の形態では
はんだ材7は銀と錫からなる合金としたが、他に錫、イ
ンジウムあるいは鉛−インジウム、鉛−錫−インジウ
ム、鉛−錫、金−錫の合金でもよい。
【0084】図6(e)は半導体素子1と配線基板6と
を加熱した状態で押しつけて、突起電極8bと電極6a
とを接合するとともに熱硬化型の樹脂2を硬化させ熱硬
化型の樹脂2aにさせた状態を示す図である。はんだ材
7が設けられているので、はんだ材7の厚みにより、突
起電極8bの高さばらつき及び配線基板6の表面凹凸や
反りによる高さばらつきを吸収して突起電極8bが電極
6aに接触できないために発生するオープン不良を防止
できる効果がある。
【0085】なお、接合時に半導体素子1を配線基板6
に押しつけた状態で半導体素子1に超音波振動5を印加
すれば、両電極間の酸化皮膜の除去が容易になり、接合
時間の短縮、接合温度・接合荷重の低減が可能となる。
接合時には半導体素子1を配線基板6に押しあてて、熱
硬化型の樹脂2が半導体装置1と配線基板6との隙間に
なじむまでは半導体素子1の温度は、熱硬化型の樹脂2
の粘度が最小となる温度に保持し、その後半導体素子1
の温度を接合温度に上昇させた。
【0086】本実施の形態ではエポキシ系の熱硬化型の
樹脂を用いたため、粘度が最小となる120℃で行っ
た。熱硬化型の樹脂2は突起電極3bと電極6aとを接
合した状態のまま半導体装置1の温度を上昇させて硬化
させたが、他に半導体装置1が接合された配線基板6を
オーブン中で加熱することによって熱硬化型の樹脂2を
硬化させることもできる。
【0087】本実施の形態では、接合と同時に半導体素
子1と配線基板6との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子1と配線
基板6との接合後、樹脂を注入する必要がなく生産性を
著しく向上することが可能となる。
【0088】また、半導体装置1と配線基板6との接合
において、はんだ材7を溶融させたところ、突起電極8
bの周囲に溶融したはんだ材7と突起電極を形成する金
との合金よりなるフィレットが形成され、接合強度が増
加した。
【0089】実施の形態7.図7はこの実施の形態7に
よる半導体装置の製造方法を示す図である。図中の符号
は実施の形態5の図5と同様であるので説明は省略す
る。実施の形態5では、半導体素子上の電極に突起電極
を形成し、この突起電極と配線基板上の電極とを接合さ
せているが、本実施の形態では、配線基板上の電極に突
起電極を形成し、この突起電極と半導体素子上の電極と
を接合させるようにしている。
【0090】図7(a)は配線基板6上に熱硬化型の樹
脂2を配置し、金属ワイヤ8の先端に熱硬化型の樹脂2
の厚さよりも直径の大きい金属ボール8aを形成した状
態を示す図である。
【0091】図7(b)は配線基板6を加熱した状態で
金属ボール8aを配線基板6上の電極6aに押しつけ、
キャピラリ4に超音波5を印加することによって金属ボ
ール8aと電極6aとを接合した状態を示す図である。
また、熱硬化型の樹脂2の粘度を低下させ、接合部から
の樹脂2の排除が容易となるために配線基板6を加熱し
た。金属ボールを電極6aに押しつける力は20〜20
0gであり、超音波の強さは0.15〜0.8wであ
る。
【0092】図7(c)は金属ボール8aと電極6aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール8aと金属ワイヤ8との境界付近で金属ワイヤ8を
切断し、突起電極8bを形成した状態を示す図である。
金属ボール8aの直径及び突起電極8bの高さをいずれ
も少なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくするこ
とで、突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に
接触し、先端に樹脂2が付着するのを防止できる。その
結果、金属ボール8aの形成を妨げることなく安定的に
連続で突起電極8bを形成することが可能となる。
【0093】図7(d)は配線基板6上の電極6aに形
成された突起電極8bと半導体素子1上の電極1aとを
位置合わせした状態を示す図である。
【0094】図7(e)は半導体素子1と配線基板6と
を加熱した状態で押しつけ、突起電極8bと電極1aと
を熱圧着で固相接合されるとともに熱硬化型の樹脂2が
硬化して硬化した熱硬化型の樹脂2aになった状態を示
す図である。電極1aと突起電極8bとは熱圧着でも接
合できるが、半導体素子1を配線基板6に押しつけた状
態で半導体素子1に超音波振動を印加すれば、両電極間
の酸化皮膜の除去が容易になり、接合時間の短縮、接合
温度・接合荷重の低減が可能となる。
【0095】本実施の形態では、突起電極1つあたりの
接合荷重を20〜200g、突起電極1つあたりの超音
波の強さを0.15〜0.8w、超音波未使用時での接
合温度を250〜400℃、超音波使用時での接合温度
を100〜250℃とした。なお、接合時には半導体素
子1を配線基板6に押しあてて、熱硬化型の樹脂2が半
導体装置1と配線基板6との隙間になじむまでは半導体
素子1の温度は、熱硬化型の樹脂2の粘度が最小となる
温度に保持し、その後半導体素子1の温度を接合温度に
上昇させて接合を行った。
【0096】本実施の形態ではエポキシ系の熱硬化型の
樹脂を用いたため、粘度が最小となる120℃で行っ
た。熱硬化型の樹脂2は突起電極8bと電極6aとを接
合した状態のまま半導体装置1の温度を上昇させて硬化
させたが、他に半導体装置1が接合された配線基板6を
オーブン中で加熱することによって熱硬化型の樹脂2を
硬化させることもできる。
【0097】本実施の形態では、接合と同時に半導体素
子1と配線基板6との隙間への熱硬化型の樹脂2の充填
が完了するため、従来方法のように半導体素子1と配線
基板6との接合後、樹脂を注入する必要がなく生産性を
著しく向上することが可能となる。
【0098】なお、本実施の形態1から6において、突
起電極を形成する工程が終了した後、突起電極を平板に
押しつけて突起電極の先端部を変形させてあらかじめ各
突起電極を所定の高さでそろえておいてもよい。
【0099】実施の形態8.図8はこの実施の形態8に
よる半導体装置の製造方法を示す図であり、図において
9は金、銀、銅あるいは鉛−錫、銀−錫の合金よりなる
金属ワイヤ、9aは金属ワイヤ9の先端に形成された金
属ボール、9bは金、銀、銅あるいは鉛−錫、銀−錫の
合金からなるワイヤ材を用いて形成した突起電極、10
は平板、11は異方性導電フィルム(ACF)、11a
は硬化したACFであり、その他の符号は実施の形態1
の図1と同様であるので説明は省略する。
【0100】図8(a)は半導体素子1上に熱硬化型の
樹脂2を配置し、金属ワイヤ9の先端に熱硬化型の樹脂
2の厚さよりも直径の大きい金属ボール9aを形成した
状態を示す図である。
【0101】図8(b)は半導体素子1を加熱した状態
で金属ボール9aを半導体素子1上の電極1aに押しつ
け、キャピラリ4に超音波5を印加することによって金
属ボール9aと電極1aとを接合した状態を示す図で、
熱硬化型の樹脂2の粘度を低下させ、接合部からの樹脂
2の排除が容易となるために半導体素子1を加熱した。
【0102】図8(c)は金属ボール9aと電極1aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール9aと金属ワイヤ9との境界付近で金属ワイヤ9を
切断し、突起電極9bを形成した状態を示す図で、金属
ボール9aの直径及び突起電極9bの高さをいずれも少
なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくすることで
突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に接触し
て先端に樹脂2が付着することを防ぐことができる。そ
の結果、金属ボール9aの形成を妨げることなく安定的
に連続で突起電極9bを形成することが可能となる。
【0103】以上、図8(a)〜図8(c)に示したよ
うに、実施の形態1で説明したのと同様にして、半導体
素子1の電極1a上に突起電極9bを形成する。
【0104】図8(c)に示したように、半導体素子1
の電極1a上に突起電極9bを形成した後、この突起電
極9bの先端部を平板10で加圧する。このように突起
電極9bの先端部を平板10で加圧することにより、突
起電極9bの先端部に平坦な面が形成されると同時に複
数の突起電極9bの高さを均一にそろえることができ
る。図8(d)は、上記のようにして突起電極9bの先
端を平板10で加圧することにより突起電極9bの先端
に平坦な面を形成すると同時に高さを均一にそろえた状
態を示す図である。
【0105】次に、配線基板6上に少なくとも電極6a
全てが覆われるようにACFを形成し、半導体素子1の
電極1a上に設けられた突起電極9bと配線基板6上の
電極6aとが対向するように位置合わせをする。図8
(e)は、上記のようにして半導体素子1の電極1a
(突起電極9b)と配線基板6上の電極6aとを位置合
わせした状態を示す図である。
【0106】位置合わせ後、半導体素子1と配線基板6
とを加熱した状態で押しつけ、突起電極9bと電極6a
とを電気的に接続させるとともに、さらに加熱を続けて
熱硬化型の樹脂2及びACF11をそれぞれ硬化させ
る。このとき、半導体素子1の電極1a上に設けられた
突起電極9bの先端部が平坦な面をし、突起電極9bの
高さがそろえられているので、ACFを介して配線基板
6上の電極6aと適切な電気的接続がなされる。図8
(f)は上記のようにして突起電極9bと電極6aとを
電気的に接続した後、熱硬化型の樹脂2及びACF11
をそれぞれ硬化させた状態を示す図である。
【0107】本実施の形態では、突起電極を平板で変形
させる際、熱硬化型の樹脂があるため、突起電極の横方
向の変形が防止されて各突起電極間の距離が小さい場合
にもショート不良が生じない効果がある。
【0108】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9による半導体装置の製造方法を示す図であり、図中
の符号は実施の形態8の図8と同様であるので説明は省
略する。実施の形態8では、半導体素子上の電極に突起
電極を形成し、この突起電極と配線基板上の電極とを接
合させているが、本実施の形態では、配線基板上の電極
に突起電極を形成し、この突起電極と半導体素子上の電
極とを接合させるようにしている。
【0109】図9(a)は配線基板6上に熱硬化型の樹
脂2を配置し、金属ワイヤ9の先端に熱硬化型の樹脂2
の厚さよりも直径の大きい金属ボール9aを形成した状
態を示す図である。
【0110】図9(b)は配線基板6を加熱した状態で
金属ボール9aを配線基板6上の電極6aに押しつけ、
キャピラリ4に超音波5を印加することによって金属ボ
ール9aと電極6aとを接合した状態を示す図で、熱硬
化型の樹脂2の粘度を低下させ、接合部からの樹脂2の
排除が容易となるために配線基板6を加熱した。
【0111】図9(c)は金属ボール9aと電極6aと
を接合した後、キャピラリ4を上方に引き上げて金属ボ
ール9aと金属ワイヤ9との境界付近で金属ワイヤ9を
切断し、突起電極9bを形成した状態を示す図で、金属
ボール9aの直径及び突起電極9bの高さをいずれも少
なくとも熱硬化型の樹脂2の厚さより大きくすることで
突起電極形成時にキャピラリ4の先端が樹脂2に接触し
て先端に樹脂2が付着することを防ぐことができる。そ
の結果、金属ボール9aの形成を妨げることなく安定的
に連続で突起電極9bを形成することが可能となる。
【0112】図9(d)は配線基板6上の電極6aに形
成した突起電極3cの先端を平板10で加圧することに
よって突起電極9bの先端に平坦な面を形成すると同時
に高さを均一にそろえた状態を示す図である。
【0113】図9(e)は半導体素子1に少なくとも電
極1a全てが覆われるようにACFを設置し、配線基板
6上の突起電極9bと電極1aとを位置合わせした状態
を示す図である。
【0114】図9(f)は半導体素子1と配線基板6と
を加熱した状態で押しつけ、突起電極9bと電極1aと
が電気的に接続されるとともに、さらに加熱を続けて熱
硬化型の樹脂2及びACF11をそれぞれ硬化させ熱硬
化型の樹脂2a及びACF11aにさせた状態を示す図
である。突起電極9bを平板10で変形させる際には、
熱硬化型の樹脂2があるため、突起電極9bの横方向の
変形が防止されて各突起電極9b間の距離が小さい場合
にもショート不良が生じない効果がある。
【0115】本実施の形態では、実施の形態8と半導体
素子1と配線基板6とを入れ替えた構造をしていること
を除いては同様であるので、実施の形態8で説明した工
程と同様にして、図8(a)〜図8(f)に示した工程
を行い配線基板6上の電極6a(突起電極)と半導体素
子1上の電極1aとを接合させる。
【0116】本発明の実施の形態5または6において、
突起電極を平板で変形させる前にあらかじめ熱硬化型の
樹脂を硬化させた状態にしておくと、突起電極の横方向
の変形をさらに低減させることが可能となる。例えば、
熱硬化型の樹脂を設けないでφ25μmの金ワイヤを用
いて直径70μm、高さ47μmの突起電極を半導体素
子1上に160個形成し、平板で荷重15kgで突起電
極を変形させた場合、突起電極の先端にφ58μm程度
の平坦部が形成され、直径は83μmと13μm広が
り、高さは35μmとなる。
【0117】それに対して、本実施の形態のように突起
電極形成前に厚さ30μmの熱硬化型の樹脂を設置し、
突起電極形成前に120℃、3分で加熱して30%程度
硬化させた場合は突起電極の直径77μm、高さ38μ
mとなり、さらに突起電極形成前に250℃、7分で加
熱し、100%反応させ完全に硬化した熱硬化型の樹脂
にしておいた場合は直径72μm、高さが39μmとな
り、突起電極の直径の広がりを防ぐことができ、ショー
ト不良を防止することが可能となる。
【0118】本発明の実施の形態1〜7において、熱硬
化型の樹脂は液状のものを用いたが、半硬化状態のBス
テージ状態のフィルムを用いてもよい。熱硬化型の樹脂
が樹脂フィルム状態であれば、半導体素子あるいは配線
基板上への配置時の取り扱いが容易で生産性が向上す
る。また、Bステージ状態のフィルムは所定の温度に加
熱すると一時的に液状となり、さらに高温に加熱すると
急速に硬化が進むという特性を有するため、前記の液状
の樹脂と同様の効果が得られるだけでなく、硬化完了時
間が5秒程度と液状樹脂に比べ短かくすることができ、
生産性がさらに向上する効果がある。
【0119】
【発明の効果】この発明にかかる半導体装置の製造方法
は、部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、電極上に熱硬化
型樹脂より突出している突起電極が設けられている複数
の電極を有する第1の電子部品を形成する結合部品形成
工程と、第1の電子部品の突起電極に対応する位置に複
数の電極を有する第2の電子部品の電極と突起電極とが
対向するように位置決めをする位置決め工程と、第1の
電子部品の突起電極と第2の電子部品の電極とが対応す
るようにして加熱した状態で押さえつけ、第1の電子部
品の突起電極と前記第2の電子部品の電極とを接合させ
ると共に熱硬化型樹脂を硬化させる接合工程とを含んで
いるので、第1の電子部品の突起電極と第2の電子部品
の電極との接合と同時に第1の電子部品と第2の電子部
品間の隙間への熱硬化型樹脂の充填が完了するため、第
1の部品と第2の部品の結合後に、樹脂を注入する必要
がなく、生産性を著しく向上させることができる。さら
に、接合後に樹脂を充填するのではなく、接合前に樹脂
が形成されているので、樹脂の充填部に気泡を巻き込む
ことがない。
【0120】部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、電極上
に熱硬化型樹脂より突出している突起電極が設けられて
いる複数の電極を有する第1の電子部品を形成する結合
部品形成工程と、第1の電子部品の突起電極に対応する
位置に複数の電極を有する第2の電子部品上に熱硬化型
の異方性導電フィルムを形成する導電フィルム形成工程
と、第1の電子部品の突起電極と異方性導電フィルムが
形成された第2の電子部品の電極とが対向するように位
置決めをする位置決め工程と、第1の電子部品の突起電
極と第2の電子部品の電極とが対応するように加熱した
状態で押さえつけ、第1の電子部品の突起電極と第2の
電子部品の電極とを接合させると共に熱硬化型樹脂を硬
化させる接合工程とを含んでいるので、第1の電子部品
の突起電極と第2の電子部品の電極との接合と同時に第
1の電子部品と第2の電子部品間の隙間への熱硬化型樹
脂の充填が完了するため、第1の部品と第2の部品の結
合後に、樹脂を注入する必要がなく、生産性を著しく向
上させることができる。さらに、接合後に樹脂を充填す
るのではなく、接合前に樹脂が形成されているので、樹
脂の充填部に気泡を巻き込むことがない。
【0121】結合部品形成工程は、複数の電極を有する
第1の電子部品上に熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成工
程と、樹脂形成工程後に超音波を印加させながら第1の
電子部品の電極上に突起電極を形成する突起電極形成工
程とを含んでいるので、突起電極の高さを制御しやす
く、また、樹脂より突出する部位が汚れたりすることが
なく、第2の電子部品の電極との接合を容易に行うこと
ができる。
【0122】結合部品形成工程は、複数の電極を有する
第1の電子部品の電極上に突起電極を形成する突起電極
形成工程と、突起電極形成工程後に第1の電子部品上に
熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成工程とを含んでいるの
で、第1の電子部品の電極上に容易に突起電極を形成す
ることができる。
【0123】突起電極形成工程は、金属ワイヤの先端を
溶融させて金属ボールを作成する工程と、金属ボールを
第1の電子部品の電極に超音波を印加しながら熱圧着す
る工程と、熱圧着後に金属ワイヤから金属ボールを切断
し突起電極を形成する工程とを含んでいるので、第1の
電子部品上に突起電極を形成することができる。
【0124】接合工程において、第1の電子部品の突起
電極と第2の電子部品の電極とを固相接合させるので、
接合時に、隣り合う突起電極同士が接触するのを防止す
ることができる。
【0125】金属ワイヤは、はんだ材であるので、溶融
により結合を行うことができる。
【0126】金属ワイヤは、金、銀、または銅であるの
で、固相結合をさせることができる。
【0127】突起電極を形成した後に、突起電極の先端
部に平板を押しつけて突起電極の先端部を平坦にし高さ
をそろえるので、突起電極と第2の電子部品の電極との
接合をより容易にすることができる。
【0128】接合工程において、第1の電子部品の突起
電極と第2の電子部品の電極とを加熱した状態で押さえ
つける際に、第1の電子部品に超音波振動を印加するの
で、突起電極及び第2の電子部品の電極の表面の酸化膜
を除去することができ、高い接続強度で接合させること
ができる。
【0129】第2の電子部品の電極上にはんだ材が形成
されているので、第1の電子部品の電極上の突起電極と
第2の電子部品の電極とを接合させるときに、はんだ材
の厚みが突起電極の高さばらつき及び電子部品のうねり
や凹凸による高さばらつきを吸収し、そのため、突起電
極が第2の電子部品の電極に接触できないために生じる
オープン不良を防止することができる。
【0130】熱硬化型樹脂はBステージ状フィルムであ
るので、第1の電子部品上への配置時の取り扱いが容易
で生産性を向上させることができる。また、Bステージ
状態のフィルムは所定の温度に加熱すると一時的に液状
となり、さらに高温に加熱すると急速に硬化が進むの
で、硬化完了時間を液状樹脂に比べ短かくすることがで
き、生産性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態4の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態5の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態6の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態7の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態8の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態9の半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【図11】 従来の半導体装置の製造方法における問題
点を示す図である。
【図12】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体素子 1a 電極 2 熱硬化型の樹脂 2a 硬化した熱
硬化型の樹脂 3 金属ワイヤ 3a 金属ボール 3b 突起電極 4 キャピラリ 5 超音波振動 6 配線基板 6a 配線基板の電極 7 はんだ材 8 金属ワイヤ 8a 金属ボール 8b 突起電極 9 金属ワイヤ 9a 金属ボール 9b 突起電極 10 平板 11 ACF 11a 硬化したACF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 洋一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、電極
    上に前記熱硬化型樹脂より突出している突起電極が設け
    られている複数の電極を有する第1の電子部品を形成す
    る結合部品形成工程と、前記第1の電子部品の突起電極
    に対応する位置に複数の電極を有する第2の電子部品の
    前記電極と前記突起電極とが対向するように位置決めを
    する位置決め工程と、前記第1の電子部品の突起電極と
    前記第2の電子部品の電極とが対応するようにして加熱
    した状態で押さえつけ、前記第1の電子部品の突起電極
    と前記第2の電子部品の電極とを接合させると共に前記
    熱硬化型樹脂を硬化させる接合工程とを含んでいること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 部品上に熱硬化型樹脂が設けられ、電極
    上に前記熱硬化型樹脂より突出している突起電極が設け
    られている複数の電極を有する第1の電子部品を形成す
    る結合部品形成工程と、前記第1の電子部品の突起電極
    に対応する位置に複数の電極を有する第2の電子部品上
    に熱硬化型の異方性導電フィルムを形成する導電フィル
    ム形成工程と、前記第1の電子部品の突起電極と前記異
    方性導電フィルムが形成された第2の電子部品の電極と
    が対向するように位置決めをする位置決め工程と、前記
    第1の電子部品の突起電極と前記第2の電子部品の電極
    とが対応するように加熱した状態で押さえつけ、前記第
    1の電子部品の突起電極と前記第2の電子部品の電極と
    を接合させると共に前記熱硬化型樹脂を硬化させる接合
    工程とを含んでいることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 第1の電子部品は半導体素子または配線
    基板のいずれか一方で、第2の電子部品は他方であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 結合部品形成工程は、複数の電極を有す
    る第1の電子部品上に熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成
    工程と、前記樹脂形成工程後に超音波を印加させながら
    前記第1の電子部品の前記電極上に突起電極を形成する
    突起電極形成工程とを含んでいることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 結合部品形成工程は、複数の電極を有す
    る第1の電子部品の前記電極上に突起電極を形成する突
    起電極形成工程と、前記突起電極形成工程後に前記第1
    の電子部品上に熱硬化型樹脂を形成する樹脂形成工程と
    を含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 突起電極形成工程は、金属ワイヤの先端
    を溶融させて金属ボールを作成する工程と、前記金属ボ
    ールを第1の電子部品の電極に超音波を印加しながら熱
    圧着する工程と、前記熱圧着後に前記金属ワイヤから前
    記金属ボールを切断し突起電極を形成する工程とを含ん
    でいることを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 接合工程において、第1の電子部品の突
    起電極と第2の電子部品の電極とを固相接合させること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属ワイヤは、はんだ材であることを特
    徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属ワイヤは、金、銀、または銅である
    ことを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 突起電極を形成した後に、前記突起電
    極の先端部に平板を押しつけて前記突起電極の先端部を
    平坦にし高さをそろえることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 接合工程において、第1の電子部品の
    突起電極と第2の電子部品の電極とを加熱した状態で押
    さえつける際に、前記第1の電子部品に超音波振動を印
    加することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 第2の電子部品の電極上にはんだ材が
    形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいず
    れか1項記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 熱硬化型樹脂はBステージ状フィルム
    であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項
    記載の半導体装置の製造方法。
JP27139897A 1997-10-03 1997-10-03 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3482840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27139897A JP3482840B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27139897A JP3482840B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11111755A true JPH11111755A (ja) 1999-04-23
JP3482840B2 JP3482840B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=17499513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27139897A Expired - Fee Related JP3482840B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3482840B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838316B2 (en) 2002-03-06 2005-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method using ultrasonic flip chip bonding technique
JP2006286666A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2007012890A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体素子およびその実装方法並びに半導体装置
JP2007115776A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体チップ及びその製造方法
JP2009147231A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Hitachi Chem Co Ltd 実装方法、半導体チップ、及び半導体ウエハ
JP2010016332A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> チップ・レベルのアンダーフィル・プロセスおよびその構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838316B2 (en) 2002-03-06 2005-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method using ultrasonic flip chip bonding technique
JP2006286666A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP4709563B2 (ja) * 2005-03-31 2011-06-22 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
JP2007012890A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体素子およびその実装方法並びに半導体装置
JP2007115776A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体チップ及びその製造方法
JP2009147231A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Hitachi Chem Co Ltd 実装方法、半導体チップ、及び半導体ウエハ
JP2010016332A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> チップ・レベルのアンダーフィル・プロセスおよびその構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3482840B2 (ja) 2004-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659262B2 (ja) 電子部品の実装方法及びペースト材料
US6531022B1 (en) Mounting method of semiconductor element
KR20020036669A (ko) 반도체 장치의 플립 칩 실장 구조 및 실장 방법
KR20090052300A (ko) 전자 부품 실장용 접착제 및 전자 부품 실장 구조체
JP2002026070A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11186334A (ja) 半導体実装装置及びその製造方法及び異方性導電材料
JP2001332583A (ja) 半導体チップの実装方法
KR20020044577A (ko) 개선된 플립-칩 결합 패키지
JP3243956B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3482840B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003273160A (ja) 半導体実装モジュール
JP2001351945A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4129837B2 (ja) 実装構造体の製造方法
JP2647047B2 (ja) 半導体素子のフリップチップ実装方法およびこの実装方法に用いられる接着剤
JP2000286302A (ja) 半導体チップ組立方法及び組立装置
JPH10112476A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3309832B2 (ja) 電子部品の接続構造及び接続方法
JP4024458B2 (ja) 半導体装置の実装方法および半導体装置実装体の製造方法
JP3746719B2 (ja) フリップチップ実装方法
JP3827442B2 (ja) 半導体パッケージの製造方法
JP3273556B2 (ja) 機能素子の実装構造体とその製造方法
JP2002033349A (ja) 半導体素子の実装方法、及び回路基板
JP2008091650A (ja) フリップチップ実装方法、および半導体パッケージ
JP3078781B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JPH1098077A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees