JPH11111481A - 無電極放電灯点灯装置、照明装置及び光化学処理装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置、照明装置及び光化学処理装置

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JPH11111481A
JPH11111481A JP26685097A JP26685097A JPH11111481A JP H11111481 A JPH11111481 A JP H11111481A JP 26685097 A JP26685097 A JP 26685097A JP 26685097 A JP26685097 A JP 26685097A JP H11111481 A JPH11111481 A JP H11111481A
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JP
Japan
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voltage
circuit
frequency
discharge lamp
electrodeless discharge
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JP26685097A
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English (en)
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Ichiro Yokozeki
一郎 横関
Keiichi Shimizu
恵一 清水
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波電源と灯体との間に高周波を伝達する伝
送線を、共振回路定数の切換を行うための制御線と共用
する。 【解決手段】高周波電源20は、高周波電圧を直流電圧
に重畳した状態で伝送線11,12の一端に導く。灯体
30側の回路となる直流カットRF整合回路31と、R
Fカット直流取出回路32と、制御回路33は、高周波
電源20に前記伝送線11,12を介して接続され、前
記伝送線11,12を介して供給される直流電圧を用い
て共振回路定数を切換えた状態で前記伝送線11,12
を介して供給される高周波電圧の整合を行い前記励起コ
イル34に供給する。この場合、制御回路33は、共振
回路定数を、無電極放電灯35のランプの始動中と始動
後で切り換えて、高周波電源の保護を図るようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無電極放電灯を点灯
させる無電極放電灯点灯装置、照明装置及び光化学処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、トンネル照明や架橋照明、汚水殺
菌処理用の光化学処理装置等の超寿命を必要とする用途
に用いられる放電灯として、無電極放電灯が開発されて
いる。
【0003】無電極放電灯点灯装置は、高周波電源を用
いて励起コイルに例えば13.56MHz程度で交番す
る磁界を発生させ、この磁界による電界を利用して、ガ
ラスバルブ内に放電性の希ガスと水銀などの金属蒸気が
封入された球状或いは楕円形などの無電極放電灯を点灯
させている。
【0004】このような従来の無電極放電灯点灯装置で
は、特開平4−292898号公報に記載の無電極高光
度放電ランプ用2段共振始動回路や、特開平8−273
854号公報に記載の無電極放電灯点灯装置が提案され
ている。
【0005】このような無電極放電灯点灯装置をトンネ
ル照明や架橋照明に用いる場合は、器具の埋込深度を壁
面に確保したり、高所への施工性といった理由によっ
て、無電極放電灯を収納する器具(灯体)が特別に小型
軽量であることが求められる。そこで、高周波電源と灯
体とを別置することによって、灯体の小型軽量化を図る
ことが考えられている。
【0006】また、無電極放電灯点灯装置を汚水殺菌処
理用の光化学処理装置に用いる場合は、灯体を水中に挿
入するが、高周波電源は漏電した場合に多量のエネルギ
ーを放出する可能性があり、この場合も高周波電源と灯
体とを別置し、高周波電源を水上に配置することが考え
られている。
【0007】ここで、無電極放電灯点灯装置では、ラン
プの始動中と始動後(点灯中)において高周波電源出力
側に接続される共振特性が大きく異なる。そのため、高
周波電源出力側に接続する共振回路定数をランプの始動
中と始動後で切り換えて、高周波電源の保護を図るとと
もに、共振回路の素子感度を低下させてランプ始動に必
要なコイル電圧を確実に得る手段が必要となる。
【0008】しかしながら、高周波電源と灯体とを別置
する無電極放電灯点灯装置では、灯体側回路で共振回路
定数をランプの始動中と始動後で切り換えるため、高周
波電源と灯体との間に高周波を伝達するRFケーブル
と、定数切換を行う制御線とを併設することになり、こ
れらの伝送線を配置するスペースを大きく取らなければ
ならず、前記施工性を損なったり、構造上不利になって
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の無電極
放電灯点灯装置では、灯体側回路で共振回路定数をラン
プの始動中と始動後で切り換えるため、高周波電源と灯
体との間に高周波を伝達するRFケーブルと、定数切換
を行う制御線とを併設することになり、これらの伝送線
を配置するスペースを大きく取らなければならず、前記
施工性を損なったり、構造上不利になっていた。
【0010】そこで本発明は、高周波電源と灯体との間
に高周波を伝達する伝送線を、共振回路定数の切換を行
うための制御線と共用することができる無電極放電灯点
灯装置、照明装置及び光化学処理装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の無電極放電灯点
灯装置は、一対の伝送線と、無電極放電灯に巻付けられ
る励起コイルと、高周波電圧を直流電圧に重畳した状態
で前記伝送線の一端に導く高周波電源と、この高周波電
源に前記伝送線を介して接続され、前記伝送線を介して
供給される直流電圧を用いて共振回路定数を切換えた状
態で前記伝送線を介して供給される高周波電圧の整合を
行い前記励起コイルに供給する灯体側回路と、を具備し
たことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する図1は本発明に係る無電極放電灯点
灯装置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【0013】図1において、無電極放電灯点灯装置1
は、高周波電源20と灯体30を一対の伝送線11,1
2による同軸ケーブル2を介して接続したものである。
【0014】高周波電源20は、直流電源21と直流重
畳高周波形成回路(以下、直流重畳RF形成回路と呼
ぶ)22と直流通過高周波整合回路(以下、直流通過R
F整合回路と呼ぶ)23とから構成される。
【0015】灯体30は、直流カット高周波整合回路
(以下、直流カットRF整合回路と呼ぶ)31と、高周
波カット直流取出回路(以下、RFカット直流取出回路
と呼ぶ)32と、制御回路33と、励起コイル34とか
ら構成されている。
【0016】まず、高周波電源20について説明する。
【0017】直流電源21の正極側及び負極側の出力端
子は、直流重畳RF形成回路22に接続されている。
【0018】直流重畳RF形成回路22は、入力電源と
なる直流電源21からの直流電圧から高周波電圧を形成
するとともに、この高周波電圧に直流電圧を重畳して直
流通過RF整合回路23に出力する。
【0019】直流通過RF整合回路23は、直流重畳R
F形成回路23からの高周波電圧に対して伝送線11,
12の特性インピーダンスとの整合を行い、整合した高
周波電圧を前記直流重畳RF形成回路22からの直流電
圧に重畳した状態で伝送線11,12の一端に導く。
【0020】次に、灯体30について説明する。
【0021】直流カットRF整合回路31は、直流通過
RF整合回路23に伝送線11,12を介して接続さ
れ、直流通過RF整合回路23から伝送線11,12を
介して供給される電圧から直流電圧をカットし、残りの
高周波電圧に対する整合を行い前記励起コイル34に供
給する。
【0022】RFカット直流取出回路32は、直流通過
RF整合回路23に伝送線11,12を介して接続さ
れ、直流通過RF整合回路23から伝送線11,12を
介して供給される電圧から高周波電圧をカットし直流電
圧のみ取出して出力する。
【0023】制御回路33と、RFカット直流取出回路
32からの直流電圧を電源とし前記直流カットRF整合
回路31の共振回路定数の切換制御を行う。
【0024】このような構成により、高周波電源20
は、高周波電圧を直流電圧に重畳した状態で伝送線1
1,12の一端に導く。灯体30側回路となる直流カッ
トRF整合回路31とRFカット直流取出回路32と制
御回路33とは、高周波電源20に前記伝送線11,1
2を介して接続され、前記伝送線11,12を介して供
給される直流電圧を用いて共振回路定数を切換えた状態
で前記伝送線11,12を介して供給される高周波電圧
の整合を行い前記励起コイル34に供給する。この場
合、制御回路33は、共振回路定数を、無電極放電灯3
5のランプの始動中と始動後で切り換えて、高周波電源
の保護を図るようになっている。
【0025】このような発明の実施の形態によれば、高
周波電源20と灯体30との間に高周波を伝達するRF
ケーブルとなる伝送線11,12を、共振回路定数の切
換を行うための制御線と共用することができるので、配
線を配置するスペースを縮小でき、施工性を向上し、構
造上有利にすることができる。
【0026】以下、図1の発明の実施の形態について、
さらに具体的に説明する。
【0027】図2は図1の発明の実施の形態の具体的な
構成を示す回路図である。
【0028】図2において、直流重畳RF形成回路22
は、第1及び第2のスイッチング手段となるMOSFE
T24,25によって構成されている。直流通過RF整
合回路23は、コイルL1とコンデンサC1によって構
成されている。直流カットRF整合回路31は、コンデ
ンサC2,C3,C4,C5,C6と、抵抗R1と、リ
レー36,37とから構成されている。RFカット直流
取出回路32は、チョークコイルL2と、コンデンサC
7とから構成されている。制御回路33は、抵抗R2,
R3,R4と、コンデンサC8と、NPNトランジスタ
Tr1と、ダイオードD1とから接続されている。
【0029】直流電源21の正極側の出力端子は、直流
重畳RF形成回路22のMOSFET24,25のドレ
イン・ソース路の直列接続を介して直流電源21の負極
側の出力端子及び基準電位点に接続される。MOSFE
T24,25は、端子26,27からのスイッチング電
圧a1,b1によって、高い周波数(例えば13.56
MHz)で交互にオン・オフされる。これにより、MO
SFET24,25の接続点と基準電位点との間には、
高周波電圧に直流電圧を重畳した電圧が得られる。
【0030】MOSFET24,25の接続点は、直流
通過RF整合回路23のコイルL1とコンデンサC1と
の直列接続を介して基準電位点に接続される。コイルL
1とコンデンサC1との接続点は、伝送線11の一端に
接続され、コンデンサC1と基準電位点との接続点は、
伝送線12の一端に接続される。これにより、直流通過
RF整合回路23は、直流重畳RF形成回路22からの
高周波電圧に対して伝送線11,12の特性インピーダ
ンスとの整合を行い、整合した高周波電圧を前記直流重
畳RF形成回路22からの直流電圧に重畳した状態で伝
送線11,12の一端に導く。
【0031】伝送線11の他端は、直流カットRF整合
回路31のコンデンサC2,C3、励起コイル34の直
列接続を介して伝送線12の他端及び基準電位点に接続
される。コンデンサC3には、リレー36のスイッチS
W1が並列に接続される。コンデンサC3と励起コイル
34との接続点は、コンデンサC4を介して伝送線12
の他端に接続されるとともに、コンデンサC5,C6の
直列接続を介して伝送線12の他端に接続される。コン
デンサC6には、抵抗R1が並列に接続されるととも
に、リレー37のスイッチSW2が並列に接続される。
【0032】また、伝送線11の他端は、RFカット直
流取出回路32のチョークコイルL2と、コンデンサC
7との直列接続を介して伝送線12の他端及び基準電位
点に接続される。チョークコイルL2及びコンデンサC
7の接続点と、基準電位点ととの間には、伝送線11,
12を介して供給される電圧から高周波電圧をカットし
直流電圧のみ取出した電圧が出力される。
【0033】チョークコイルL2とコンデンサC7との
接続点は、制御回路33の抵抗R2とコンデンサC8と
の直列接続を介して基準電位点に接続される。抵抗R2
とコンデンサC8との接続点は、抵抗R3,R4を介し
て基準電位点に接続される。抵抗R3,R4の接続点
は、NPNトランジスタTr1のベースに接続される。
NPNトランジスタTr1のコレクタは、ダイオーD2
のアノード・カソード路を介してチョークコイルL2と
コンデンサC7との接続点に接続されるとともに、リレ
ー36,37のコイルL11,L12の並列接続を介し
てチョークコイルL2とコンデンサC7との接続点に接
続される。NPNトランジスタTr1のエミッタは、基
準電位点に接続される。
【0034】図3及び図4は図2の励起コイル34と無
電極放電灯35の始動中と始動後の等価回路を示す回路
図である。
【0035】図3において、始動中では、励起コイル3
4はインダクタンスL21と寄生抵抗R21の並列接続
で表すことができる。無電極放電灯35は、比較的高い
抵抗R22が並列に接続したものと表すことができる。
【0036】図4において、始動後では、励起コイル3
4は図3と同様にインダクタンスL21と寄生抵抗R2
1の並列接続で表すことができる。無電極放電灯35
は、インダクタンスL21に対して相互誘導結合するイ
ンダクタンスL22と、比較的低い値の抵抗R23のル
ープとして表すことができる。
【0037】図3と図4に示すように、始動中では、励
起コイル34の入力インピーダンスが大きく、始動後で
は励起コイル34の入力インピーダンスが小さくなる。
【0038】こような無電極放電灯点灯装置の動作につ
いて説明する。
【0039】始動が行われる以前には、RFカット直流
取出回路32のコンデンサC7に電荷が蓄積されておら
ず、制御回路33のNPNトランジスタTr1がオフさ
れ、リレー36,37のコイルL11,L12に電流が
流れず、リレー36,37のスイッチSW1,SW2は
オン状態となっている。
【0040】始動が行われると、直流通過RF整合回路
23からは、高周波電圧に直流電圧に重畳した電圧が伝
送線11,12を介して直流カットRF整合回路31及
びRFカット直流取出回路32に供給されるが、この状
態では、コンデンサC7に電荷がNPNトランジスタT
r1がオンするほど蓄積されておらず、リレー36,3
7のスイッチSW1,SW2はオン状態となり、コンデ
ンサC3,C6,抵抗R1はショート状態となり、直流
カットRF整合回路31の出力インピーダンスは、コン
デンサC2,C4,C5の接続によって決定し、図3の
状態に対応する高い状態となる。
【0041】始動から所定時間経過して始動後(点灯
中)となると、コンデンサC7に電荷がNPNトランジ
スタTr1がオンするほど蓄積され、リレー36,37
のスイッチSW1,SW2はオフ状態となり、コンデン
サC3,C6,抵抗R1のショート状態が解除され、直
流カットRF整合回路31の出力インピーダンスは、コ
ンデンサC2,C3,C4,C5,C6,抵抗R1の接
続によって決定し、図4の状態に対応する低い状態とな
る。
【0042】これにより、直流カットRF整合回路31
の出力インピーダンス(共振回路定数)を、始動中と始
動後で切換えることができる。
【0043】このような構成により、図1の発明の実施
の形態を実現できる。
【0044】図5は図1に示した直流電源21の一例を
示す回路図である。
【0045】図5において、直流電源21は交流電源1
3の全波整流回路14から構成されている。交流電源1
3の出力端子対は、全波整流回路14の入力端子対に接
続される。全波整流回路14は、正極側及び負極側の出
力端子は、直流電源21の正極側及び負極側の出力端子
15,16にそれぞれ接続される。
【0046】このような構成により、直流電源21を実
現できる。
【0047】図6は本発明に係る無電極放電灯点灯装置
の第2の実施の形態を示す回路図である。
【0048】図6において、無電極放電灯点灯6は、高
周波電源70と灯体80を一対の伝送線61,62によ
る同軸ケーブル7を介して接続したものである。
【0049】高周波電源70は、直流電源71と高周波
形成回路(以下、RF形成回路と呼ぶ)72と高周波整
合回路(以下、RF整合回路と呼ぶ)73と、可変直流
電源74と、高周波カット直流注入回路(以下、RFカ
ット直流注入回路RF形成回路と呼ぶ)75とから構成
される。
【0050】灯体80は、直流制御高周波定数可変回路
(以下、直流制御RF定数可変回路)81と、直流カッ
ト高周波整合回路(以下、直流カットRF整合回路と呼
ぶ)82と、励起コイル83とから構成されている。
【0051】まず、高周波電源70について説明する。
【0052】直流電源71の正極側及び負極側の出力端
子は、RF形成回路72に接続されている。
【0053】RF形成回路72は、入力電源となる直流
電源71からの直流電圧から高周波電圧を形成し、RF
整合回路73に出力する。
【0054】RF整合回路73は、RF形成回路72か
らの高周波電圧に対して伝送線61,62の特性インピ
ーダンスとの整合を行い、整合した高周波電圧を同軸ケ
ーブル7を構成する伝送線61,62の一端に導く。
【0055】可変直流電源74の正極側及び負極側の出
力端子は、RFカット直流注入回路75に接続されてい
る。
【0056】RFカット直流注入回路75は、出力端子
が伝送線61,62の一端に接続されており、可変直流
電源74からの直流電圧を伝送線61,62に導くとと
もに、RF整合回路73からの高周波電圧が可変直流電
源74に加わるのを防止している。これにより、可変直
流電源74とRFカット直流注入回路75とは、伝送線
61,62に導かれる高周波電圧に電圧値調整可能な直
流電圧を重畳する直流注入回路となっている。
【0057】次に、灯体80について説明する。
【0058】直流制御RF定数可変回路81は、RF整
合回路73及びRFカット直流注入回路75に伝送線6
1,62を介して接続され、前記伝送線61,62を介
して供給される直流電圧に基づいて共振回路定数を可変
制御した状態で前記伝送線61,62を介して供給され
る高周波電圧の整合を行い直流電圧に重畳した状態で出
力する。
【0059】直流カットRF整合回路82は、この直流
制御RF定数可変回路81の出力から直流電圧をカット
し、残りの高周波電圧を励起コイル83に供給する。
【0060】このような発明の実施の形態によれば、高
周波電源70は、高周波電圧を直流電圧に重畳した状態
で伝送線61,62の一端に導く。灯体80側の回路と
なる直流制御RF定数可変回路81と直流カットRF整
合回路82とは、高周波電源70に前記伝送線61,6
2を介して接続され、前記伝送線61,62を介して供
給される直流電圧を用いて共振回路定数を切換えた状態
で前記伝送線61,62を介して供給される高周波電圧
の整合を行い前記励起コイル83に供給する。この場
合、直流制御RF定数可変回路81は、可変直流電源7
4の出力電圧値の切換により、共振回路定数を無電極放
電灯85のランプの始動中と始動後で切り換えて、高周
波電源70の保護を図るようになっている。
【0061】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0062】以下、図6の発明の実施の形態について、
さらに具体的に説明する。
【0063】図7は図6の発明の実施の形態の具体的な
構成を示す回路図である。
【0064】図7において、RF形成回路72は、コイ
ルL71とスイッチング手段となるMOSFET76に
よって構成されている。RF整合回路73は、コイルL
72とコンデンサC71,C72,C73によって構成
されている。RFカット直流注入回路75は、チョーク
コイルL73とコンデンサC74によって構成される。
直流制御RF定数可変回路81は、コイルL81と抵抗
R81とから構成される。直流カットRF整合回路82
は、コンデンサC81,C82とから構成される。
【0065】直流電源71の正極側の出力端子は、RF
形成回路72のコイルL71とスイッチング手段となる
MOSFET76のドレイン・ソース路の直列接続を介
して直流電源71の負極側の出力端子に接続される。M
OSFET76は、端子77からのスイッチング電圧a
2によって、高い周波数(例えば13.56MHz)で
オン・オフされる。これにより、MOSFET76ドレ
インと、MOSFET76のソースとの間には、高周波
電圧に直流電圧を重畳した電圧が得られる。
【0066】MOSFET76のドレインは、RF整合
回路73のコンデンサC71を介してMOSFET76
のソースに接続されるとともに、コイルL72とコンデ
ンサC72,C73の直列接続を介してMOSFET7
6のソースに接続される。コンデンサC72,C73の
接続点は、伝送線61の一端に接続され、コンデンサC
73とMOSFET76のソースとの接続点は、伝送線
62の一端に接続される。これにより、RF整合回路7
3は、RF形成回路72からの直流電圧のカットを行う
とともに、RF形成回路72からの高周波電圧に対して
伝送線61,62の特性インピーダンスとの整合を行
い、整合した高周波電圧を伝送線61,62の一端に導
く。
【0067】可変直流電源74の正極側の出力端子は、
RFカット直流注入回路75のコンデンサC74を介し
て可変直流電源74の負極側の出力端子に接続されると
ともに、チョークコイルL73を介して伝送線61の一
端に接続される。チョークコイルL73は、RF整合回
路73からの高周波電圧のカットを行う。可変直流電源
74の負極側の出力端子は、伝送線62の一端に接続さ
れる。これにより、RFカット直流注入回路75は、可
変直流電源74からの直流電圧をRF整合回路73から
の高周波電圧に重畳して伝送線61,62の一端に導
く。
【0068】伝送線61の他端は、直流制御RF定数可
変回路81のコイルL81と抵抗R81とによる直列接
続を介して伝送線62の他端に接続される。コイルL8
1と抵抗R81の接続点は直流カットRF整合回路82
のコンデンサC81,C82の直列接続を介して伝送線
62の他端に接続される。コンデンサC81,C82の
接続点は、励起コイル83を介して伝送線62の他端に
接続される。直流制御RF定数可変回路81は、コイル
L81と抵抗R81に流れる直流電流により共振回路定
数が制御される。これにより、コイルL81と抵抗R8
1に流れる直流電流により、直流制御RF定数可変回路
81と直流カットRF整合回路82を合わせた回路の高
周波電圧に対する出力インピーダンスを制御できる。
【0069】こような無電極放電灯点灯装置の動作につ
いて説明する。
【0070】始動中では、可変直流電源74をハイレベ
ルにする。これにより、コイルL81と抵抗R81に流
れる直流電流がハイレベルとなり、直流制御RF定数可
変回路81と直流カットRF整合回路82を合わせた回
路の高周波電圧に対する出力インピーダンスは、無電極
放電灯84の始動中に対応する高い状態となる。
【0071】始動から所定時間経過して始動後(点灯
中)となった場合、可変直流電源74をローレベルにす
る。これにより、コイルL81と抵抗R81に流れる直
流電流がローレベルとなり、直流制御RF定数可変回路
81と直流カットRF整合回路82を合わせた回路の高
周波電圧に対する出力インピーダンスは、無電極放電灯
84の始動後に対応する低い状態となる。
【0072】このような構成により、図6の発明の実施
の形態を実現できる。
【0073】図8は図1乃至図7に示した無電極放電灯
点灯装置を光化学処理装置に適用した場合を示す断面図
である。
【0074】図8において、光化学処理装置91は、光
化学処理用の液体92が注入される処理槽93と、図1
または図6に示した無電極放電灯点灯装置と、この無電
極放電灯点灯装置の励起コイル94(図1の励起コイル
34または図6の励起コイル83)の磁界による電界を
利用して点灯する無電極放電灯95(図1の無電極放電
灯35または図6の無電極放電灯84)と、防水性を有
し、少なくとも一部が紫外線を透過する部材で形成さ
れ、前記無電極放電灯95、前記無電極放電灯点灯装置
の伝送線の他端側及びこの他端側に接続された回路を収
納した状態で処理槽に挿入される放電灯容器96と、か
ら構成される。
【0075】また、図8の場合、放電灯容器96、灯体
(図1の灯体31または図6の灯体81)の回路が挿入
され、放電灯容器96に一端が接続するパイプ97に伝
送線(図1の伝送線11,12または図6の伝送線6
1,62)が挿入され、パイプ97の他端に接続する筐
体98に高周波電源(図1の高周波電源20または図6
の高周波電源70)が挿入されている。
【0076】このような構成により、図1乃至図7に示
した無電極放電灯点灯装置を光化学処理装置に適用でき
る。
【0077】また、図1乃至図7に示した無電極放電灯
点灯装置を照明装置に適用する場合には、照明装置を、
図1または図6に示した無電極放電灯点灯装置と、この
無電極放電灯点灯装置の励起コイル(図1の励起コイル
34または図6の励起コイル83)の磁界による電界を
利用して点灯する無電極放電灯(図1の無電極放電灯3
5または図6の無電極放電灯84)と、少なくとも一部
が光を透過する部材で形成され、前記無電放電灯、前記
無電極放電灯点灯装置の伝送線の他端側及びこの他端側
に接続された回路を収納する放電灯容器と、から構成す
ればよい。
【0078】尚、図1乃至図7に示した直流電源は、前
記高周波電圧よりも周波数が十分低い低周波直流電圧と
してもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、高周波電源と灯体との
間に高周波を伝達する伝送線を、共振回路定数の切換を
行うための制御線と共用することができるので、配線を
配置するスペースを縮小でき、施工性を向上し、構造上
有利にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の第1の実
施の形態を示す回路図。
【図2】図1の発明の実施の形態の具体的な構成を示す
回路図。
【図3】図2の励起コイルと無電極放電灯の始動中の等
価回路を示す回路図。
【図4】図2の励起コイルと無電極放電灯の始動後の等
価回路を示す回路図。
【図5】図1に示した直流電源の一例を示す回路図。
【図6】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の第2の実
施の形態を示す回路図。
【図7】図6の発明の実施の形態の具体的な構成を示す
回路図。
【図8】図1乃至図7に示した無電極放電灯点灯装置を
光化学処理装置に適用した場合を示す断面図。
【符号の説明】
1 無電極放電灯点灯装置 2 同軸ケーブル 11,12 伝送線 20 高周波電源 21 直流電源 22 直流重畳RF形成回路 23 直流通過RF整合回路 30 灯体 31 直流カットRF整合回路 32 RFカット直流取出回路 33 制御回路 34 励起コイル 35 無電極放電灯
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の伝送線と、 無電極放電灯に巻付けられる励起コイルと、 高周波電圧を直流電圧に重畳した状態で前記伝送線の一
    端に導く高周波電源と、 この高周波電源に前記伝送線を介して接続され、前記伝
    送線を介して供給される直流電圧を用いて共振回路定数
    を切換えた状態で前記伝送線を介して供給される高周波
    電圧の整合を行い前記励起コイルに供給する灯体側回路
    と、 を具備したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 一対の伝送線と、 無電極放電灯に巻付けられる励起コイルと、 入力電源から高周波電圧を形成するとともに、この高周
    波電圧に直流電圧を重畳して出力する直流重畳高周波形
    成回路と、 この直流重畳高周波形成回路からの高周波電圧に対して
    前記伝送線の特性インピーダンスとの整合を行い、整合
    した高周波電圧を前記直流重畳高周波形成回路からの直
    流電圧に重畳した状態で前記伝送線の一端に導く直流通
    過高周波整合回路と、 この直流通過高周波整合回路に前記伝送線を介して接続
    され、前記直流通過高周波整合回路から前記伝送線を介
    して供給される電圧から直流電圧をカットし、残りの高
    周波電圧に対する整合を行い前記励起コイルに供給する
    直流カット高周波整合回路と、 前記直流通過高周波整合回路に前記伝送線を介して接続
    され、前記直流通過高周波整合回路から前記伝送線を介
    して供給される電圧から高周波電圧をカットし直流電圧
    のみ取出して出力する高周波カット直流取出回路と、 この高周波カット直流取出回路からの直流電圧を電源と
    し前記直流カット高周波整合回路の共振回路定数の切換
    制御を行う制御回路と、 を具備したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 一対の伝送線と、 無電極放電灯に巻付けられる励起コイルと、 入力電源から高周波電圧を形成する直流重畳高周波形成
    回路と、 この直流重畳高周波形成回路からの高周波電圧に対して
    前記伝送線の特性インピーダンスとの整合を行い伝送線
    の一端に導く高周波整合回路と、 前記伝送線に導かれる高周波電圧に電圧値調整可能な直
    流電圧を重畳する直流注入回路と、 この直流注入回路及び前記高周波整合回路に前記伝送線
    を介して接続され、前記伝送線を介して供給される直流
    電圧に基づいて共振回路定数を可変制御した状態で前記
    伝送線を介して供給される高周波電圧の整合を行い直流
    電圧に重畳した状態で出力する直流制御高周波定数可変
    回路と、 この直流制御高周波定数可変回路の出力から直流電圧を
    カットし、残りの高周波電圧を励起コイルに供給する直
    流カット高周波整合回路と、 を具備したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記直流電圧を前記高周波電圧よりも周
    波数が十分低い低周波直流電圧としたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の無電極放電灯点
    灯装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の
    無電極放電灯点灯装置と、 この無電極放電灯点灯装置の励起コイルの磁界による電
    界を利用して点灯する無電極放電灯と、 少なくとも一部が光を透過する部材で形成され、前記無
    電放電灯、前記無電極放電灯点灯装置の伝送線の他端側
    及びこの他端側に接続された回路を収納する放電灯容器
    と、 を具備したことを特徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】 光化学処理用の液体が注入される処理槽
    と、 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の無電極放電灯点
    灯装置と、 この無電極放電灯点灯装置の励起コイルの磁界による電
    界を利用して点灯する無電極放電灯と、 防水性を有し、少なくとも一部が紫外線を透過する部材
    で形成され、前記無電極放電灯、前記無電極放電灯点灯
    装置の伝送線の他端側及びこの他端側に接続された回路
    を収納した状態で処理槽に挿入される放電灯容器と、 を具備したことを光化学処理装置。
JP26685097A 1997-09-30 1997-09-30 無電極放電灯点灯装置、照明装置及び光化学処理装置 Pending JPH11111481A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003037504A1 (ja) * 2001-11-02 2005-02-17 日本テクノ株式会社 滅菌用振動攪拌装置並びに振動攪拌装置を用いる滅菌装置及び滅菌方法

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JPWO2003037504A1 (ja) * 2001-11-02 2005-02-17 日本テクノ株式会社 滅菌用振動攪拌装置並びに振動攪拌装置を用いる滅菌装置及び滅菌方法

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