JPH11110564A - 移動体計測装置 - Google Patents

移動体計測装置

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JPH11110564A
JPH11110564A JP9266003A JP26600397A JPH11110564A JP H11110564 A JPH11110564 A JP H11110564A JP 9266003 A JP9266003 A JP 9266003A JP 26600397 A JP26600397 A JP 26600397A JP H11110564 A JPH11110564 A JP H11110564A
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JP
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moving
moving object
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moving body
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JP9266003A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Tamagawa
光明 玉川
Mayumi Saito
真由美 斎藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体に係る情報を精確に得る。 【解決手段】撮像された各画像から所定領域を読み込む
連続画像入力手段(1)と、手段(1)からの画像にお
ける背景画像との振動ぶれを検出し補正する画像ぶれ検
出・補正手段(2)と、手段(2)からの画像と背景画
像との差分をとり、移動体部分を抽出する背景差分手段
(3)と、手段(3)からの差分画像を平滑化する平滑
化手段(4)と、手段(4)からの平滑化差分画像から
2値化しきい値を計算し平滑化差分画像を2値化する2
値化手段(5)と、手段(5)からの2値画像のノイズ
除去及び整形を行なうノイズ除去・整形手段(6)と、
手段(6)からの2値画像を移動体の移動方向に射影す
る射影変換手段(7)と、手段(7)からの射影ベクト
ルを時間方向に展開する射影展開手段と(8)、手段
(8)の情報を基に移動体に係る情報を求める情報計算
手段(9)とを具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の移動検知
や速度測定、特に車両台数、車両速度、車両占有率等の
交通量を測定する装置に適用可能な移動体計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置により撮像した連続画像
から車両等の移動体による変化領域を自動抽出する場合
には、一般的に以下の如き方法が用いられていた。 (1) 入力画像と背景画像との差分から変化領域を抽出す
る。 (2) 連続画像の各時間画像の差分をとり、輝度変化の大
きな箇所を変化領域とみなす。 (3) 入力画像から、輝度値が急激に変化するエッジ部分
を抽出する。 また、移動体の速度を自動計測する場合には、移動領域
すなわち移動体を抽出した後、その移動領域をトラッキ
ングする方法が一般的に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6は、撮像装置であ
るカメラの振動ぶれがないと仮定した場合の処理と問題
点を説明するための図である。図6に示すように、背景
画像61と時間tの画像ぶれ画像62との差分をとる
と、画像63に示すように本来余分である背景も変化領
域として抽出される。このように上記した従来の方法
(1),(2) の場合、カメラの振動ぶれがないと仮定してい
るため、実際に振動が起こる場所にカメラを設置した場
合、差分処理により真の移動体以外にも振動ぶれにより
移動したとみなされる領域が抽出される危険性がある。
【0004】また、従来の方法(2) の場合、移動体の変
化量を抽出することはできるが、移動体全体を抽出する
ことができない場合があるとともに、停止している物体
を抽出できないという不具合がある。また、従来の方法
(3) の場合、高速で移動する移動体を撮像したとき、背
景と移動体との境界がぼけて、移動体のエッジが抽出で
きない場合がある。
【0005】また、前述した移動体の速度を自動計測す
る場合に、移動領域すなわち移動体を抽出した後、その
移動領域をトラッキングする方法は、トラッキングに2
次元相関画像処理を行なう。このため、移動体の移動方
向が一定でない場合には有効であるが、移動体の移動方
向がほぼ一定である場合には、処理量が多く高速処理に
適しない。本発明の目的は、移動体に係る情報を精確に
得ることができる移動体計測装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の移動体計測装置は以下の如く
構成されている。 (1)本発明の移動体計測装置は、撮像された連続画像
を入力し、各画像から所定領域を読み込む連続画像入力
手段と、この連続画像入力手段から出力された画像にお
ける所定の背景画像との振動ぶれを検出し補正する画像
ぶれ検出・補正手段と、この画像ぶれ検出・補正手段か
ら出力された画像と前記背景画像との差分をとり、移動
体部分を抽出する背景差分手段と、この背景差分手段か
ら出力された差分画像を平滑化する平滑化手段と、この
平滑化手段から出力された平滑化差分画像から2値化し
きい値を計算し、前記平滑化差分画像を2値化する2値
化手段と、この2値化手段から出力された2値画像のノ
イズ除去及び整形を行なうノイズ除去・整形手段と、こ
のノイズ除去・整形手段から出力された2値画像を前記
移動体の移動方向に射影する射影変換手段と、この射影
変換手段から出力された射影ベクトルを時間方向に展開
する射影展開手段と、この射影展開手段の情報を基に前
記移動体に係る情報を求める情報計算手段と、から構成
されている。 (2)本発明の移動体計測装置は上記(1)に記載の装
置であり、かつ前記背景画像を更新する背景画像更新手
段を備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る移動体計測装置の撮像系概略を示す図である。図1に
示すように、当該移動体計測装置100はCCDカメラ
102とともに、道路の分離帯に立設された照明ポール
103の上部に設置されている。なお、CCDカメラ1
02は前記道路を走行する車両(移動体)の前部(ある
いは後部)をほぼ斜め上方から撮像できるよう、その向
きが前記道路とほぼ平行をなしている。
【0008】図2は、当該移動体計測装置の構成を示す
ブロック図である。連続画像入力装置1は、上記カメラ
(撮像装置)102にて撮像された連続画像を入力し、
各画像から所定領域を読み込む。画像ぶれ検出・補正装
置2は、連続画像入力装置1から出力された画像と背景
更新装置10から出力された背景画像(参照画像)を入
力し、連続画像入力装置1から入力した画像を、前記背
景画像との振動ぶれを考慮し補正する。背景差分装置3
は、画像ぶれ検出・補正装置2から出力された画像と背
景更新装置10から出力された背景画像を入力し、画像
ぶれ検出・補正装置2から入力した画像と前記背景画像
との差分をとり、移動体部分を抽出する。
【0009】平滑化フィルタ装置4は、背景差分装置3
から出力された差分画像を平滑化し、2値化装置5は平
滑化フィルタ装置4から出力された平滑化差分画像から
2値化しきい値を計算し、前記平滑化差分画像を2値化
する。ノイズ除去・整形フィルタ装置6は、2値化装置
5から出力された2値画像のノイズ除去及び整形を行な
う。
【0010】1次元射影変換装置7は、ノイズ除去・整
形フィルタ装置6から出力された2値画像を移動体の移
動方向に射影し、1次元射影展開装置8は1次元射影変
換装置7から出力された射影ベクトルを時間方向に展開
し、記憶する。情報計算装置9は、1次元射影展開装置
8の情報をもとに、移動体数、移動速度、移動体占有率
等を計算する。
【0011】背景画像更新装置10は、既に入力されて
いる背景画像を画像ぶれ検出・補正装置2と背景差分装
置3へ出力するとともに、連続画像入力装置1が入力し
た画像中の背景画像を連続画像入力装置1から入力し、
背景画像を更新する。制御装置11は、上記各装置1〜
10の動作制御を行なう。
【0012】次に、以上のような構成をなす移動体計測
装置の動作を、移動体である車両がカメラ102の視野
に侵入したときに該車両による変化領域と速度を自動抽
出する場合を例に説明する。
【0013】まず、連続画像入力装置1により、入力画
像{I(x,y,t0 ),I(x,y,t1 ),…}を
取り込む。次に、先に出願されている特願平9−132
278号公報や特願平9−96047号公報に開示され
ている如き処理を行なう画像ぶれ検出・補正装置2によ
り、カメラ102の視野内で移動体が無い領域を監視
し、振動等によるぶれを補正する。
【0014】例えば、画像ぶれ検出・補正装置2は、連
続画像の一定期間(t0 ,t1 ,…,tn )の各画像に
対して、連続して撮られた2枚の画像に対する最適重ね
合わせ状態からのズレ量Δx(ti ),Δy(ti )を
公知の手法である正規化相互相関を用いて求める。具体
的には、静止領域である背景画像において次式(1)の
正規相互相関相関sを計算する。
【0015】
【数1】 そして、求められた正規相互相関相関sから、次式
(2)を用いてズレ量Δx(ti ),Δy(ti )を求
める。
【0016】
【数2】
【0017】そして、求められたズレ量Δx(t),Δ
y(t)から、縦(y)方向及び横(x)方向の振動振
幅(Ax ,Ay ),周期T及び初期位相aの振動ぶれ情
報を推定する。例えば、縦方向(y方向)、横方向(x
方向)の振動を、 x(t)=Ax sin(ωt+a) … (3), y(t)=Ay sin(ωt+a) … (4), ω=2π/T, と表すと、ズレ量Δx(t),Δy(t)はそれぞれ
【0018】
【数3】 となる。上式より、振動ぶれ情報Ax ,Ay ,T,a
を、公知の手法である逐次2次計画法やフーリエ変換等
の公知手法の段階的組み合わせ法により求めることがで
きる。
【0019】そして、求められた振動ぶれ情報Ax ,A
y ,T,aと上記(5),(6)式から、任意の時間t
i に撮影された画像I(x,y,ti )のずれ量Δx
(ti),Δy(ti )を求める。ここでは、正規相互
相関計算に用いた時刻以外の画像についてもズレ量を求
めることができる。
【0020】さらに、求められたΔx(ti ),Δy
(ti)を用いて、画像I(x,y,ti )から、ぶれ
のない画像J(x,y,ti )を生成する。振動ぶれ補
正済みの画像J(x,y,ti )は、時刻ti における
現画像をI(x,y,ti )とすると、
【0021】
【数4】 となる。
【0022】なお、このぶれ補正により、真の移動体以
外に振動ぶれにより移動したとみなされる領域が抽出さ
れないようになる。次に背景差分装置3により、下式
(8)に示すように、画像ぶれ検出・補正装置2から入
力した入力画像I(x,y,t)と背景更新画像10か
ら入力した背景画像B(x,y,t−1)との絶対差分
S(x,y,t)をとり、移動体全体を抽出する。
【0023】 S(x,y,t)=|I(x,y,t)−B(x,y,t−1)| …(8) 図3は、画像ぶれ検出・補正をした場合の背景差分を示
す図である。時間tにおける入力画像41から背景画像
42を引くことにより、ぶれ補正がなされ、差分画像4
3のように移動体が正しく抽出される。この背景差分装
置3における差分演算はノイズに弱いので、差分画像に
対して平滑化フィルタ装置4を適用して、差分画像を整
形する。
【0024】次に2値化装置5により、平滑化フィルタ
装置4にて平滑化された差分画像にである平滑化差分画
像の2値化しきい値を計算し、計算された2値化しきい
値で前記平滑化差分画像を2値化する。前記2値化しき
い値は、2値化装置5にて判別分析法等により自動計算
されるか、あるいは2値化装置5にて固定されているし
きい値である。そしてノイズ除去・整形フィルタ装置6
により、2値画像レベルでノイズ除去及び整形を行な
う。
【0025】このように、画像に表れる一様なノイズ
を、平滑化フィルタ装置4及びノイズ除去・整形フィル
タ装置6により除去し、さらにノイズ除去・整形フィル
タ装置6により画像における移動体領域内のホールを穴
埋めする。
【0026】次に、ノイズ除去・整形フィルタ装置6に
より整形された2値画像を、一次元射影変換装置7で移
動体の移動方向に射影することにより、2次元情報を1
次元情報に変換する。射影する際、カメラと路面の位置
関係より、画像中の画素が絶対距離と比例するように、
具体的には、手前側(近方)を短く、奥側(遠方)を長
く射影する。
【0027】図4は、1次元射影変換装置7による1次
元射影変換を示す図である。図4に示すように、ほぼ一
定な移動体の移動方向と直交する方向の長さがカメラの
近方側で長く遠方側で短い移動体の2値画像を、移動方
向に沿って射影することで、移動体の前記近方側の長さ
と遠方側の長さがほぼ等しくなる。すなわち、本来近方
側と遠方側とで同じ長さを有する移動体であっても、そ
の2値画像では、カメラの近方側で長く、カメラの遠方
側で短く写り、近方側と遠方側で長さが異なるものにな
る。このようなカメラからの遠近度に起因する画像中で
の大きさを補正するために、射影された画像の単位長さ
が同じになるよう、射影情報を1次元情報に変換する。
すなわち、移動体である車両が、上方から見た形状に合
った画像に射影されることと同じである。
【0028】このように2次元情報を1次元情報に変換
することにより、画像のデータ量が減るとともに処理負
担が軽くなり、リアルタイム処理が可能になる。また、
1次元情報に変換しても、計測すべき台数や速度の情報
が失われることはない。カメラと路面の位置関係を使用
して射影変換することにより、車両速度や占有率等の車
両情報を精度よく計測できる。
【0029】次に、1次元射影変換装置7で得られた移
動方向射影変換画像を1次元射影展開装置8で時間方向
に展開することにより、移動方向射影時間展開画像を得
る。この移動方向射影時間展開画像を基に、移動体情報
計算装置9により、車両台数、移動速度、占有率等の交
通量を求める。
【0030】図5は、1次元の移動方向射影展開画像の
例を示す図である。図5に示す画像中で、帯の数が車両
台数に、帯の傾きが移動速度に、ある時刻での面積充填
率(帯の太さ)が時間占有率に相当する。この移動方向
射影展開画像において、各帯の傾きが90度付近に落ち
着き面積充填率が高くなれば、複数の車両がほぼ移動速
度0で長時間停滞していることになるため、渋滞を示す
ことになる。
【0031】また、背景更新装置10は、例えば以下の
ように背景を更新する。 B(x,y,t)=α×I(x,y,t)+(1−α) ×B(x,y,t−1) …(9) α:パラメータ、0≦α≦1 α<εのとき α=0 ε:パラメータ 上式(9)のように適応型平滑化モデルを用いて背景更
新を行なえば、画像における急激な輝度変化は移動体を
示すという認識を行ない、急激な輝度変化に対しては背
景の追従をしないか、あるいは背景の追従速度が十分遅
くなる。また、画像における緩やかな輝度変化は日照に
よる輝度変化であるという認識を行ない、緩やかな輝度
変化に対しては背景の速度追従をすることができる。
【0032】入力画像の輝度変化が小さいときは上記α
が大きくなり背景画像の追従性が高まる。逆に、輝度変
化が大きいときにはαが小さくなり、変化に対しての追
従性が低下する。すなわち、入力画像において背景画像
と比較して急激な輝度変化があった場合、それは移動体
を示すという認識を行ない、αを小さくして、入力画像
に対して背景の追従をしないか、あるいは背景の追従速
度を十分遅くすることができる。入力画像において背景
画像と比較して緩やかな輝度変化があった場合、緩やか
な輝度変化は日照による輝度変化であるとみなして、α
を大きくして、入力画像に対して背景画像の追従を速く
することができる。
【0033】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示された移動体計測装置は、撮像さ
れた連続画像を入力し、各画像から所定領域を読み込む
連続画像入力手段(1)と、この連続画像入力手段
(1)から出力された画像における所定の背景画像との
振動ぶれを検出し補正する画像ぶれ検出・補正手段
(2)と、この画像ぶれ検出・補正手段(2)から出力
された画像と前記背景画像との差分をとり、移動体部分
を抽出する背景差分手段(3)と、この背景差分手段
(3)から出力された差分画像を平滑化する平滑化手段
(4)と、この平滑化手段(4)から出力された平滑化
差分画像から2値化しきい値を計算し、前記平滑化差分
画像を2値化する2値化手段(5)と、この2値化手段
(5)から出力された2値画像のノイズ除去及び整形を
行なうノイズ除去・整形手段(6)と、このノイズ除去
・整形手段(6)から出力された2値画像を前記移動体
の移動方向に射影する射影変換手段(7)と、この射影
変換手段(7)から出力された射影ベクトルを時間方向
に展開する射影展開手段と(8)、この射影展開手段
(8)の情報を基に前記移動体に係る情報を求める情報
計算手段(9)と、から構成されている。
【0034】したがって上記移動体計測装置によれば、
実際に振動が起こる場所にカメラを設置した場合でも、
振動ぶれにより移動体以外の背景の領域が移動したとみ
なして抽出することがなくなり、前記移動体の変化量と
ともに前記移動体全体を抽出することができ、渋滞等に
より前記移動体が停止している場合にも抽出することで
きる。また、高速で移動する移動体を撮像したとき、背
景と移動体との境界にぼけが生じることはなく、前記移
動体のエッジを抽出することができる。さらに、前記移
動体の移動方向がほぼ一定である場合にも、速やかに前
記移動体に係る情報を求めることができる。 [2]実施の形態に示された移動体計測装置は上記
[1]に記載の装置であって、かつ前記背景画像を更新
する背景画像更新手段(10)を備えている。したがっ
て上記移動体計測装置によれば、画像にて輝度変化が生
じた場合に、前記移動体の移動と前記背景の変化とを区
別して処理することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の移動体計測装置によれば、実際
に振動が起こる場所にカメラを設置した場合でも、振動
ぶれにより移動体以外の背景の領域が移動したとみなし
て抽出することがなくなり、前記移動体の変化量ととも
に前記移動体全体を抽出することができ、渋滞等により
前記移動体が停止している場合にも抽出することでき
る。また、高速で移動する移動体を撮像したとき、背景
と移動体との境界にぼけが生じることはなく、前記移動
体のエッジを抽出することができる。さらに、前記移動
体の移動方向がほぼ一定である場合にも、速やかに前記
移動体に係る情報を求めることができる。
【0036】本発明の移動体計測装置によれば、画像に
て輝度変化が生じた場合に、前記移動体の移動と前記背
景の変化とを区別して処理することができる。すなわち
本発明によれば、移動体に係る情報を精確に得ることが
できる移動体計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動体計測装置の撮
像系概略を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る移動体計測装置の構
成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像ぶれ検出・補正
をした場合の背景差分を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る1次元射影変換装置
による1次元射影変換を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る1次元の移動方向射
影展開画像の例を示す図。
【図6】従来例に係る撮像装置であるカメラの振動ぶれ
がないと仮定した場合の処理と問題点を説明するための
図。
【符号の説明】
1…連続画像入力装置 2…画像ぶれ検出・補正装置 3…背景差分装置 4…平滑化フィルタ装置 5…2値化装置 6…ノイズ除去・整形フィルタ装置 7…1次元射影変換装置 8…1次元射影展開装置 9…移動体情報計算装置 10…背景更新装置 11…制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像された連続画像を入力し、各画像から
    所定領域を読み込む連続画像入力手段と、 この連続画像入力手段から出力された画像における所定
    の背景画像との振動ぶれを検出し補正する画像ぶれ検出
    ・補正手段と、 この画像ぶれ検出・補正手段から出力された画像と前記
    背景画像との差分をとり、移動体部分を抽出する背景差
    分手段と、 この背景差分手段から出力された差分画像を平滑化する
    平滑化手段と、 この平滑化手段から出力された平滑化差分画像から2値
    化しきい値を計算し、前記平滑化差分画像を2値化する
    2値化手段と、 この2値化手段から出力された2値画像のノイズ除去及
    び整形を行なうノイズ除去・整形手段と、 このノイズ除去・整形手段から出力された2値画像を前
    記移動体の移動方向に射影する射影変換手段と、 この射影変換手段から出力された射影ベクトルを時間方
    向に展開する射影展開手段と、 この射影展開手段の情報を基に前記移動体に係る情報を
    求める情報計算手段と、 を具備したことを特徴とする移動体計測装置。
  2. 【請求項2】前記背景画像を更新する背景画像更新手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動体計測
    装置。
JP9266003A 1997-09-30 1997-09-30 移動体計測装置 Withdrawn JPH11110564A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6752573B2 (en) 2000-03-15 2004-06-22 Hubert Haller Machining center
JP2007212350A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Mitsubishi Electric Corp 流速計測装置
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JP2013239165A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Palo Alto Research Center Inc 近視野のカメラの障害物の検出

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