JPH11110410A - データ検索装置及び方法、情報処理システム及び方法並びにデータ検索用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ検索装置及び方法、情報処理システム及び方法並びにデータ検索用プログラムを記録した記録媒体

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JPH11110410A
JPH11110410A JP9275656A JP27565697A JPH11110410A JP H11110410 A JPH11110410 A JP H11110410A JP 9275656 A JP9275656 A JP 9275656A JP 27565697 A JP27565697 A JP 27565697A JP H11110410 A JPH11110410 A JP H11110410A
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Japan
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search
keyword
server
provider
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JP9275656A
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Inventor
Daisuke Imamura
大輔 今村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの嗜好を情報提供元側に効果的にフィ
ードバックするデータ検索装置を提供する。 【解決手段】 情報提供サーバ3の提供する文書4に関
する文書情報を、検索サーバ6の文書情報保存部8に蓄
積する。ユーザは、クライアント計算機1から検索キー
ワードを指定して検索サーバ6に検索を要求する。検索
部12は検索キーワードに合致する文書情報を検索し、
ヒットした情報提供サーバ3を回答する。差分抽出部9
は、蓄積されていた文書情報とユーザの用いた検索キー
ワードとの差分を抽出し、差分通知部11が差分の情報
を情報提供サーバ3へ提供する。情報提供元は、このよ
うな差分に関する情報からユーザの嗜好を把握し、提供
する情報をユーザの嗜好に合致させることによって、文
書の閲覧を増やすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースをキ
ーワード検索する技術の改良に関するもので、ユーザの
嗜好を情報提供元側に効果的にフィードバックするよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータを用いたデータ検索
装置が、いろいろな分野で普及している。例えば、イン
ターネットでは、情報提供元となる多数のサーバが存在
し、WWW(World Wide Web)上のホームページ、ニュー
スグループ、メーリングリストなどの情報が多数のサー
バに分散している。このようなインターネットにデータ
検索装置を適用したものは検索サーバ、検索エンジン、
サーチエンジンなどと呼ばれる。
【0003】インターネットの検索サーバでは、どのよ
うなキーワードを含む情報が、どのサーバに存在するか
というデータを予め蓄積しておく。このようなデータを
文書情報と呼ぶ。文書情報の例としては、持っている情
報のキーワードをサーバごとに列挙したものが考えられ
るが、より詳しい文書情報としては、あるサーバの持っ
ている多数のホームページのうち、どのホームページが
どのキーワードを含むか、のようなデータも考えられ
る。
【0004】また、検索サーバが文書情報を蓄積するに
は、情報提供元が自発的に行う登録要請を受け付けるよ
うにしてもよいし、専用のプログラムが情報提供元に巡
回アクセスすることによって情報を収集するようにして
もよい。また、文書情報として蓄積するキーワードは、
情報提供元が決定してもよいし、検索サーバ側で決定し
てもよい。
【0005】文書情報を蓄積した検索サーバに対してユ
ーザが検索を要求するときは、キーワードを指定する。
このように検索の際に指定するキーワードは「検索キー
ワード」と呼び、一般的には、複数のキーワードをAN
D,ORなどの論理演算子で組み合わせた検索式の形で
入力する。このような検索式を与えられた検索サーバ
は、検索式に合致(ヒット)する文書情報を検索し、そ
の文書情報に対応するサーバのネットワークアドレス
や、さらにホームページの名称などを回答する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、検索でヒッ
トしたサーバにユーザがアクセスしても、真にユーザが
欲していた情報が掲載されていることは希で、ユーザの
嗜好と、サーバの提供する情報を合致させることが望ま
れている。しかしながら、上記のような従来技術は、サ
ーバに関する検索結果をユーザが一方的に受け取るだけ
で、ユーザの嗜好を情報提供元に反映させるものではな
い。検索結果を出力する際、ヒットした文書が検索キー
ワードをどのくらい含むかの含有率を得点として表示す
る検索サーバも存在するが、これもユーザにとってはあ
くまでも受動的に情報を受け取るもので、自らの嗜好を
情報提供元側に伝達するものではない。また、情報提供
元にとっても、ユーザの嗜好を把握するためには、アン
ケートなどの手段をあらためて講ずる必要があった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その第1の目的
は、ユーザの嗜好を情報提供元側に効果的にフィードバ
ックすることができる情報検索装置及び情報検索方法を
提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、ユーザの嗜
好を情報提供元側に効果的にフィードバックし、情報提
供元からユーザのニーズに合致した情報を提供できるよ
うにした効率の良い情報処理システム及び情報処理方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、情報提供元から提供され
る情報に関する検索用情報を蓄積する手段と、前記検索
用情報に基づいて、与えられた検索キーワードと合致す
る情報の提供元を検索する手段とを有するデータ検索装
置において、前記検索用情報と検索キーワードとの差分
を抽出する手段と、抽出された差分を、前記情報提供元
に提供する手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
に記載の発明を方法の観点から捉えたものであって、情
報提供元から提供される情報に関する検索用情報を蓄積
し、前記検索用情報に基づいて、与えられた検索キーワ
ードと合致する情報の提供元を検索するデータ検索方法
において、前記検索用情報と検索キーワードとの差分を
抽出し、抽出された差分を前記情報提供元に提供するこ
とを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項12の発明は、請求項8に
記載の発明を、コンピュータプログラムを記録した記録
媒体の観点から捉えたものであって、情報提供元から提
供される情報に関する検索用情報を蓄積させるステップ
と、前記検索用情報に基づいて、与えられた検索キーワ
ードと合致する情報の提供元を検索させるステップを有
するデータ検索用プログラムを記録した記録媒体におい
て、前記プログラムが、前記検索用情報と検索キーワー
ドとの差分を抽出させるステップと、抽出された差分
を、前記情報提供元に提供させるステップを含むことを
特徴とするものである。
【0012】上記のような構成を有する請求項1,8,
12に記載された発明では、情報提供元が、検索用情報
と検索キーワードとの差分に基づいて、提供している情
報とユーザの嗜好とのずれを判断することができるの
で、ユーザの嗜好が情報提供元へ効果的にフィードバッ
クされる。
【0013】請求項2に記載の発明は、情報提供元から
提供される情報について少なくとも当該情報に含まれる
キーワードを検索用情報として蓄積する手段と、前記検
索用情報に基づいて、与えられた検索キーワードと合致
する情報の提供元を検索する手段とを有するデータ検索
装置において、前記各情報提供元ごとに、検索の履歴を
記録する手段と、前記検索の履歴に基づいて、キーワー
ドごとの重要度を計算する手段と、前記検索用情報と検
索キーワードとの差分を抽出する手段と、抽出された差
分と前記キーワードごとの重要度を、前記情報提供元に
提供する手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項2
に記載の発明を方法の観点から捉えたものであって、情
報提供元から提供される情報について少なくとも当該情
報に含まれるキーワードを検索用情報として蓄積するス
テップと、前記検索用情報に基づいて、与えられた検索
キーワードと合致する情報の提供元を検索するステップ
とを有するデータ検索方法において、前記各情報提供元
ごとに、検索の履歴を記録するステップと、前記検索の
履歴に基づいて、キーワードごとの重要度を計算するス
テップと、前記検索用情報と検索キーワードとの差分を
抽出するステップと、抽出された差分とキーワードごと
の重要度を、前記情報提供元に提供するステップとを含
むことを特徴とするものである。
【0015】さらに、請求項13の発明は、請求項9に
記載の発明を、コンピュータプログラムを記録した記録
媒体の観点から捉えたものであって、情報提供元から提
供される情報に関する検索用情報を蓄積させるステップ
と、前記検索用情報に基づいて、与えられた検索キーワ
ードと合致する情報の提供元を検索させるステップを有
するデータ検索用プログラムを記録した記録媒体におい
て、前記各情報提供元ごとに、検索の履歴を記録させる
ステップと、前記検索の履歴に基づいて、キーワードご
との重要度を計算させるステップと、前記検索用情報と
検索キーワードとの差分を抽出させるステップと、抽出
された差分とキーワードごとの重要度を、前記情報提供
元に提供させるステップとを含むことを特徴とするもの
である。
【0016】上記のような構成を有する請求項2,9、
13に記載の発明では、情報提供元は、検索の履歴から
計算したキーワードごとの重要度に基づいて、ユーザの
嗜好をより詳細に理解することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
データ検索装置において、前記検索用情報に含まれない
が重要度が高いキーワードについて情報提供元へ所定の
通知を行う手段を有することを特徴とするものである。
このような構成を有する請求項3記載の発明では、検索
用情報に含まれないが重要度が高いキーワード、例え
ば、検索キーワードとして繰り返し指定されるようなキ
ーワードについては、情報提供元へ所定の通知が行われ
るので、情報提供元はユーザの嗜好に合った新たな情報
を提供することが容易になる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載のデ
ータ検索装置において、前記通知が行われたキーワード
について、所定の公告を行う手段を有することを特徴と
するものである。このような構成を有する請求項4記載
の発明では、通知が行われたキーワードについては、情
報提供元からそのキーワードを含む新たな情報が提供さ
れる可能性が高く、また、そのキーワードが予め公告さ
れるので、ユーザは新たな情報が提供される可能性を早
期に知ることができ、提供される新たな情報の利用率が
改善される。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載のデ
ータ検索装置において、前記公告に係るキーワードが、
情報提供元から提供される新たな情報に含まれる場合
に、公告の内容を更新する手段を有することを特徴とす
るものである。このような構成を有する請求項5記載の
発明では、公告されていたキーワードを含む文書が実際
に追加された場合に、その旨を反映して公告内容が更新
されるので、ユーザは新たな文書の追加を知ることがで
き、追加された文書がユーザによって利用される可能性
が向上する。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか一に記載のデータ検索装置において、前記検索
用情報に含まれないが重要度が高いキーワードを前記検
索用情報に追加する手段を有することを特徴とするもの
である。このような構成を有する請求項6記載の発明で
は、検索用情報に含まれないが、重要度が高いキーワー
ドが検索用情報に追加されるので、検索におけるヒット
率が改善される。
【0021】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れか一に記載のデータ検索装置において、重要度が低い
キーワードを検索用情報から削除する手段を有すること
を特徴とするものである。このような構成を有する請求
項7記載の発明では、重要度が低いキーワード、例え
ば、検索キーワードとして用いられないようなキーワー
ドが検索用情報から削除されるので、無駄なキーワード
が減少し、検索処理が効率化される。
【0022】請求項10に記載の発明は、情報を提供す
る第1のサーバと、前記第1のサーバが提供する情報に
関する検索用情報を蓄積し、与えられた検索キーワード
に基づいて前記検索用情報を検索する第2のサーバとが
コンピュータネットワークで接続された情報処理システ
ムにおいて、前記第2のサーバは、前記検索用情報に含
まれていないが重要性が高いと判断されるキーワードを
抽出する手段と、抽出されたキーワードを前記第1のサ
ーバへ通知する手段を有し、前記第1のサーバは、新た
に提供する情報に関する新たな検索用情報を、前記第2
のサーバへ送信する手段を有することを特徴とするもの
である。
【0023】また、請求項11に記載の発明は、上記請
求項10に記載の発明を方法の観点から捉えたものであ
って、情報を提供する第1のサーバと、前記第1のサー
バが提供する情報に関する検索用情報を蓄積し、与えら
れた検索キーワードに基づいて前記検索用情報を検索す
る第2のサーバとがコンピュータネットワークで接続さ
れた情報処理方法において、前記第2のサーバは、前記
検索用情報に含まれていないが重要性が高いと判断され
るキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記第
1のサーバへ通知し、前記第1のサーバは、新たに提供
する情報に関する新たな検索用情報を、前記第2のサー
バへ送信することを特徴とするものである。情報処理方
法。
【0024】上記のような構成を有する請求項10,1
1記載の発明では、検索用情報に含まれていないが検索
の履歴から見て重要性が高いと判断されるキーワード
が、情報を提供する第1のサーバへ通知される。これに
より、第1のサーバは、通知されたキーワードを含む新
たな情報を提供することができる。また、この新たな情
報はユーザの嗜好に合致した情報であるので、この新た
な情報に関する検索用情報を、第2のサーバへ送信して
おけば、ユーザによる利用が促進される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報処理システム
の実施の形態(以下、「本実施形態」という)につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本実施形
態は、コンピュータのCPU及び周辺機器をプログラム
が制御することによって実現され、ハードウェアやソフ
トウェアの具体的な構成は種々考えられる。このため、
以下では、本実施形態の各機能に対応する「〜部」など
の仮想的回路ブロックを用いて説明する。なお、CPU
は、プログラムで指定されたとおりに、コンピュータの
各種ハードウェア資源を利用しながら、前記各仮想的回
路ブロックの作用を実現する。
【0026】CPUには、ハードウェア資源の典型例と
して、バス及び入出力制御回路を介して、RAMなどの
記憶素子からなるメモリ、ハードディスクドライブなど
の補助記憶装置、入力装置としてマウスやキーボード、
出力装置として表示装置やプリンタを接続することが考
えられる。但し、これらハードウェア資源は例示に過ぎ
ず、情報の記憶・入力・出力などの目的を達成できる他
の各種装置を用いることもできる。
【0027】〔1.構成〕図1は、本実施形態の構成を
示す機能ブロック図である。本実施形態は、この図に示
すように、クライアント計算機1、情報提供サーバ3及
び検索サーバ6をネットワーク5を介して接続したもの
で、どの情報提供サーバ3がどのような情報を提供する
かを表す文書情報を検索サーバ6に蓄積し、ユーザはク
ライアント計算機1から検索サーバ6にアクセスするこ
とによって、自分の欲しい情報をどの情報提供サーバ3
が持っているか検索するものである。
【0028】このうちクライアント計算機1は、ネット
ワーク5に接続された情報端末であり、ユーザが、検索
キーワードを検索式の形で入力することによって検索サ
ーバ6に検索を要求したり、検索で判明した情報提供サ
ーバ3にアクセスすることによって目的の情報を表示す
るのに用いる。このクライアント計算機1には、文字列
を入力するためのキーボード2など、必要な周辺装置が
接続されている。
【0029】次に、情報提供サーバ3は、情報として文
書4を提供する情報提供元となる計算機システムであ
り、クライアント計算機1など外部から情報の提供を求
められたときに、文書4の内容を返送することによって
公開する。また、この情報提供サーバ3は、また、検索
サーバ6に対しては、文書4に含まれているキーワード
などの文書情報を提供する。なお、説明を単純にするた
めに、ここでは、情報提供サーバ3ごとに一種類の文書
情報が存在するものとする。
【0030】なお、情報提供サーバ3は、図1では1つ
だけを示すが、ネットワーク5には同様の情報提供サー
バ3が多数接続され、それぞれの情報提供サーバ3が様
々な文書4を提供するものとする。ネットワーク5は、
TCP/IPなどの通信プロトコルに則ったデータ転送
を実現する設備で、有線回線又は無線回線のいずれを用
いて実現してもよい。
【0031】検索サーバ6は、クライアント計算機1か
ら検索要求を受けたときに、蓄積してある文書情報のな
かから検索式にマッチするものを検索することによっ
て、ユーザが欲しい情報がどの情報提供サーバ3に存在
するかを回答するサーバである。
【0032】この検索サーバ6は、まず、文書情報登録
部7及び文書情報保存部8を有している。このうち文書
情報登録部7は、それぞれの情報提供サーバ3に関する
文書情報を文書情報保存部8に登録する手段である。ま
た、文書情報保存部8は、各情報提供サーバごとに、そ
のサーバによって提供される文書4に含まれる少なくと
もキーワード等の文書情報と、その文書情報には含まれ
ていないが、ユーザからの検索要求が多いキーワードで
あって、新たなキーワードとして追加されたキーワード
(以下、「追加キーワード」という)を保存する部分で
ある。文書情報保存部8に保存される情報のうち、登録
された文書情報の例を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】この例では、情報提供サーバごとの情報と
して、そのサーバが提供する文書に含まれるキーワード
が列挙されている。また、情報提供サーバ名はネットワ
ーク上での識別名称であり、表1では仮にサーバ1,
2,3としてある。
【0035】また、文書情報保存部8に保存される情報
のうち、追加キーワードの例を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】この例では、情報提供サーバごとにいくつ
かの追加キーワードが保存されている。
【0038】また、検索サーバ6は、検索部12と、差
分抽出部9と、検索履歴情報データベース10と、差分
通知部11とを有する。このうち検索部12は、クライ
アント計算機1から送られてきた検索式にマッチする文
書情報を文書情報保存部8から検索し、マッチした文書
情報の情報提供サーバ3をクライアント計算機1に回答
する部分である。
【0039】また、差分抽出部9は、受け付けた検索式
と文書情報保存部8に保存されている内容を比較するこ
とによって、両者の差分を抽出する部分である。また、
差分抽出部9は、後述する検索履歴情報データベース1
0の内容を、検索式と、抽出した差分によって更新する
機能と、新たなキーワードを文書情報保存部8に追加キ
ーワードとして登録する機能を持つ。
【0040】検索履歴情報データベース10は、情報提
供サーバごとに、当該情報提供サーバにヒットした過去
の検索履歴を格納するデータベースである。ここで、検
索履歴情報データベース10に保存された情報の例を表
3に示す。
【表3】
【0041】この例では、検索ごとに用いられた検索キ
ーワードの組み合わせが「KeyA,KeyB,Key
D」のように保存されている。また、「不足キーワー
ド」及び「過多キーワード」の欄は、差分抽出部9によ
って抽出された前記差分の具体的な内容である。さら
に、「訪問実績」とは、0又は1のいずれかの値をとる
フラグで、検索でその情報提供サーバ3を知ったユーザ
が、実際にアクセスして文書4を閲覧した場合に1とな
る。
【0042】また、「不足キーワード」とは、検索式に
は含まれていたが、ヒットした情報提供サーバ3の文書
情報には含まれていなかったキーワードであり、言い換
えれば、ユーザが必要としているキーワードである。一
方、「過多キーワード」とは、逆に、ヒットした情報提
供サーバ3の文書情報には含まれていたが、検索式には
含まれていなかったキーワードであり、言い換えれば、
ユーザが必要としていないキーワードである。なお、表
3最下部の「差分情報」は、差分であるこれら「不足キ
ーワード」及び「過多キーワード」及び「訪問実績」に
基づいて、所定の基準で計算される情報である。この計
算方法については、後述する。
【0043】差分通知部11は、所定の場合に差分抽出
部9からのトリガ(起動命令)によって起動され、検索
履歴情報データベース10の内容を参照することによっ
て、情報提供サーバ3に対して、キーワードを用いた検
索の傾向について、所定の情報を提供する部分である。
【0044】また、情報提供サーバ3は、新たな文書4
の提供を開始する際に、新たな文書情報を検索サーバ6
に送信する手段13を有する。
【0045】〔2.作用及び効果〕上記のような構成を
有する本実施の形態は次のような作用を有する。まず、
図2は、検索サーバ6が、クライアント計算機1から検
索キーワードを受け付けた場合の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0046】〔2−1.検索キーワードを受け付けた場
合の検索処理〕すなわち、ユーザは、自分の欲しい情報
の検索キーワードから検索式を作成してクライアント計
算機1に入力すると、ネットワーク5を通じて、入力し
た検索式が検索要求として検索サーバ6に送信される。
検索サーバ6の検索部12は、この検索式を受け付ける
と(ステップ201)、文書情報保存部8に保存されて
いる文書情報(表1)から検索式に合致(ヒット)する
ものを検索し、その文書情報に対応する情報提供サーバ
名を、検索結果としてクライアント計算機1に提示する
(ステップ202)。
【0047】例えば、表1に示す文書情報が文書情報保
存部8に保存されているとして、クライアント計算機1
から3つの検索キーワードKeyA,KeyB,Key
Dが送られてきたとすると、表1の3つのサーバ1,
2,3のうち、検索キーワードと一致の度合いが最も高
い「サーバ1」がヒットした情報提供サーバとしてクラ
イアント計算機1に提示される。この検索結果を見たユ
ーザは、そのままクライアント計算機1を用いて「サー
バ1」にアクセスすることによって所望の情報を閲覧す
ることができる。
【0048】なお、検索部12は、検索結果を提示する
際に、情報提供サーバ3毎に、文書情報と検索式の間で
一致したキーワードの個数を得点として提示するように
構成することもできる。検索式と、その検索でヒットし
た情報提供サーバ名は、検索部12から差分抽出部9へ
渡される。
【0049】〔2−2.差分の抽出と検索履歴の更新〕
続いて、差分抽出部9は、ヒットした情報提供サーバの
文書情報と検索式とを比較するなどして両者の差分を抽
出し、検索式と、抽出した差分とを用いて検索履歴情報
データベース10に保存されている検索履歴を更新する
(ステップ203)。差分は、不足キーワード及び過多
キーワードである。抽出したこれらのキーワードは、個
々の情報提供サーバ3ごとに、検索履歴と共に検索履歴
情報データベース10に記録する。なお、検索式中のキ
ーワードが、andやorといった論理演算子で結合さ
れていたような場合は、個々のキーワードに分解したう
えで、差分の抽出と検索履歴の更新を行う。
【0050】表3に示した検索履歴の例では、第1回目
の検索による履歴1において、検索式に検索キーワード
KeyA,KeyB,KeyDが含まれていたことが記
録されている。また、履歴1の差分のうち、訪問実績が
「1」になっており、これは、検索から一定時間内に、
ユーザがこの情報提供サーバに実際にアクセスして情報
の提供を受けたことを示している。この訪問実績を得る
には、検索の後一定時間の間、クライアント計算機1と
ヒットした情報提供サーバ3のアクセス動作を監視し、
その間に情報提供サーバ3とクライアント計算機1の間
でデータのやりとりがあれば訪問実績のフラグを1にセ
ットすればよい。
【0051】また、表3の履歴1では、不足キーワード
としてKeyDが記録されている。これは、ユーザが作
成した検索式にはキーワードKeyDが含まれていた
が、ヒットした「サーバ1」の文書情報にはこのキーワ
ードKeyDが含まれていなかったことを意味する。ま
た、履歴1の過多キーワードとしてはKeyCが記録さ
れており、これは、ヒットした「サーバ1」の文書情報
にこのキーワードKeyCが含まれていたが、このキー
ワードKeyCは検索式に用いられていなかったことを
意味する。
【0052】〔2−3.重要度の計算〕続いて、差分抽
出部9は、検索履歴情報データベース10内の検索履歴
に含まれる不足キーワード及び過多キーワードについ
て、重要度を計算するかどうかを判断する(ステップ2
04)。不足キーワード及び過多キーワードについて
は、文書情報保存部8に追加したり削除するかどうかの
判断基準とするために得点を計算するが、この計算を検
索毎にではなく、履歴の更新がある程度まとまった時点
でまとめてバッチ処理的に計算を行うことによって、検
索サーバ6の負荷を低減するものである。重要度を計算
するタイミングは、例えば、前回計算した後で一定回数
の検索がされたときや、一定個数の過不足キーワードが
蓄積されたとき、などとすればよい。ステップ204に
おいて、重要度を計算しないと判断された場合は処理を
終了するが、重要度を計算する場合は次のような処理を
行う(ステップ205)。
【0053】すなわち、ステップ205で計算される重
要度は、不足キーワードのそれぞれ及び過多キーワード
のそれぞれについて、検索履歴に登場した回数に応じて
計算される符号付きの数値である。この重要度は、次の
ようにして計算する。まず、不足キーワードには正(こ
こでは+1とする)の係数を付け、過多キーワードには
負(ここでは−1とする)の係数を付ける。また、ユー
ザがアクセスしたために訪問実績のフラグが1になって
いる履歴では係数を前記+1又は−1のままとし、ユー
ザがアクセスしなかったために訪問実績のフラグが0に
なっている履歴では、係数に重みを付ける。そして、こ
のような係数と重みを前提として重要度を計算する。
【0054】例えば、訪問実績がない場合の重みを2と
した場合、訪問実績がない履歴の不足キーワードや過多
キーワードは、訪問実績がある履歴と比べて、2倍に評
価される。このように、訪問実績がない履歴の過不足キ
ーワードの重要度を大きく評価することによって、不人
気な情報提供サーバ3に関するキーワードの修正が促進
される。
【0055】今、文書情報保存部8に登録されている
「サーバ1」に対応する文書情報のキーワードが、表1
に示すようにKeyA,KeyB,KeyCであり、こ
の「サーバ1」の検索履歴として、表3に示すようにに
履歴1から履歴4までが保存されているものとする。こ
の検索履歴から「サーバ1」に関する重要度を計算する
例を示す。
【0056】まず、履歴1については、不足キーワード
KeyDは+1点、過多キーワードKeyCは−1点と
いう重要度を得るが、これは+KeyD−KeyCと表
すことができる。同様に、履歴2から履歴4についても
それぞれ重要度を求め、これらを集計すると、+Key
D−KeyC+2KeyE−2KeyB+KeyD−K
eyA−KeyC+KeyD−KeyCとなり、この式
をさらに集約すれば、−KeyA−2KeyB−3Ke
yC+3KeyD+2KeyEという計算結果が得られ
る(表3最下欄)。このように最終的に集約された計算
結果を差分情報と呼ぶ。
【0057】このように計算された各キーワードの係数
は、正の絶対値が大きいほどユーザによって要求される
頻度が大きく、負の絶対値が大きいほどユーザによって
要求される頻度が低いことを意味する。そして、各キー
ワードについたこれらの係数がそのキーワードの履歴に
おける重要度となる。例えば、表2最下欄の計算結果で
は、KeyAの重要度は−1であり、KeyBの重要度
は−2であるから、このサーバにとって、KeyBはK
eyAよりも重要度が低いと判断できる。
【0058】〔2−4.不足キーワードと過多キーワー
ドの取り扱い〕続いて、差分抽出部9は、上記のように
計算された重要度に応じて、不足キーワードは文書情報
保存部8に追加し、過多キーワードは文書情報保存部8
から削除する。すなわち、差分抽出部9は、計算された
差分情報に含まれる全ての不足キーワード及び過多キー
ワードについて処理が済むまで(ステップ213)、次
のような手順を繰り返す。
【0059】まず、差分情報中のキーワードを1つ選択
し(ステップ206)、選択したキーワードの重要度が
正の閾値を超えているときは(ステップ207)、その
キーワードが文書情報保存部8に登録されていないこと
を確認したうえ(ステップ208)、そのキーワードを
文書情報保存部8への追加候補として所定のワークエリ
アに記録しておく(ステップ209)。
【0060】選択したキーワードの重要度がステップ2
07において正の閾値を超えていないときは、そのキー
ワードの重要度が負の閾値を超えていないかどうかを判
断する(ステップ210)。このとき、キーワードの重
要度が負の閾値を超えているときは(ステップ21
0)、そのキーワードが文書情報保存部8からまだ削除
されていないことを確認したうえ(ステップ211)、
そのキーワードを、文書情報保存部8からの削除候補と
して所定のワークエリアに記録しておく(ステップ21
2)。
【0061】なお、正の閾値を超えたキーワードが文書
情報保存部8に既に存在した場合(ステップ208)、
負の閾値を超えたキーワードが文書情報保存部8から既
に削除されていた場合(ステップ211)及び、追加や
削除の候補を記録した(ステップ209,212)後
は、ステップ206に戻って次のキーワードを選択す
る。
【0062】ステップ206から213の処理を全ての
不足キーワード及び過多キーワードに対して繰り返す
と、差分抽出部9はトリガを送ることによって差分通知
部11を起動し、差分通知部11は次のような処理を行
う。まず、ワークエリアに記録してある追加候補のキー
ワードについては、文書情報保存部8へ追加キーワード
として追加してよいかどうかを情報提供サーバ3に問い
合わせ、ワークエリアに記録してある削除候補について
は、文書情報保存部8からキーワードを削除したうえ
で、情報提供サーバ3にその旨を通知する(ステップ2
15)。
【0063】ここで、追加要請や削除を情報提供サーバ
3に通知する方法としては、情報提供サーバ3の管理者
の電子メールアドレスを予め登録しておき、そのアドレ
スに電子メールを送信してもよいし、情報提供サーバ3
側に通知を受け付けるための専用のプロセスを常駐させ
てもよい。また、差分通知部11においてホームページ
などの形式で通知したい内容を公開しておき、情報提供
サーバ3側がこのホームページに適宜アクセスするよう
にしてもよい。なお、表3に示す不足キーワード、過多
キーワード及び差分情報は、情報提供サーバ3から、必
要に応じて読み出せるものとする。
【0064】ステップ215の問合せに対する返答(ス
テップ216)は、例えば、追加を認めることができな
い一部の追加候補を除いて、追加を認める、などの内容
である。返答を受けた検索サーバ6は、追加が承諾され
た追加候補のキーワードを文書情報保存部8に追加キー
ワードとして追加する。ところで、情報提供サーバ3に
追加の是非が問合わされたキーワードは、情報提供サー
バ3がそのキーワードを含む文書を提供すれば、ユーザ
の訪問(アクセス)をより多く得られることを意味する
ので、情報提供サーバ3はそのキーワードを含む文書4
を近く提供する可能性が高い。このため、検索サーバ6
においては、新しい追加キーワードについては、予告情
報の形でユーザに公開する(ステップ214)。
【0065】この予告情報は、そのキーワードを含む文
書が情報提供サーバ3から近日中に公開される予定があ
るという意味の情報である。なお、予告情報の表示例を
図3に示す。この表示例において、文字列501はキー
ワードを示し、文字列502は、キーワードを含む文書
を公開する予定の情報提供サーバ3のインターネットア
ドレスを示している。
【0066】〔2−5.追加キーワードの取り扱い〕次
に、ステップ217で文書情報保存部8に追加された追
加キーワードがその後どのように取り扱われるかについ
て説明する。すなわち、追加キーワードについては、上
述したように、情報提供サーバによってその追加キーワ
ードを含む情報が新たに提供される可能性が高い。従っ
て、再度この追加キーワードを含む検索式が与えられた
場合、ユーザが欲する情報が得られる可能性が高くな
り、検索におけるヒット率が改善される。
【0067】また、追加キーワードを含む新たな文書情
報が正式に登録された場合に、追加キーワードが文書情
報保存部8から削除される手順(図4)を説明する。
【0068】この手順では、まず、文書情報登録部7
が、新たな文書情報を獲得する(ステップ401)。こ
のように新たな文書情報を獲得するには、次の2つの態
様が考えられる。一つは、情報提供元から自発的に新た
な文書情報の登録申請を行い、これを検索サーバ6の側
で受け付けることである。もう一つは、検索サーバ6の
側から予告情報に述べられている情報提供サーバ3へ、
検索ロボットやプローブなどと呼ばれる専用の情報収集
用プログラムを派遣することである。検索ロボットは、
派遣された先の情報提供サーバ3で新たに公開されてい
た文書の内容を収集して検索サーバ6に持ち帰る。
【0069】これらのうちいずれかの態様で新たな文書
情報が獲得されると、文書情報登録部7は、追加キーワ
ードが新たな文書情報に含まれるかどうかを判断する
(ステップ402)。追加キーワードが新たな文書情報
に含まれる場合、文書情報登録部7は、その含まれる追
加キーワードを、文書情報保存部8の追加キーワードか
ら削除するとともに(ステップ403)、予告情報から
新着情報に移動する(ステップ404)。
【0070】ここで、新着情報の表示例を図5に示す。
新着情報は、予告情報と同様にユーザへの公告の一種で
あるが、文書情報に正式に追加されたキーワードに関す
るものである。なお、ステップ402において、追加キ
ーワードが新たな文書情報に含まれていない場合は、未
だ、ユーザの要望は達成されていないので、追加キーワ
ードの削除(ステップ403)、予告情報から新着情報
への移動(ステップ404)の処理は行わない。
【0071】続いて、文書情報登録部7は、文書情報保
存部8に蓄積されている文書情報を新たな文書情報によ
って更新する(ステップ405)。また、文書情報登録
部7は、続いて、追加キーワードとして追加された後、
所定の日数を経過した追加キーワードがあるかどうかを
判断し(ステップ406)、そのような追加キーワード
があった場合は、追加の予告が達成されなかったものと
して、そのキーワードを文書情報保存部8から削除し
(ステップ407)、予告情報からも削除する(ステッ
プ408)。
【0072】〔3.効果〕以上説明したように、本実施
形態では、情報提供元が、検索用情報と検索キーワード
との差分に基づいて、提供している情報とユーザの嗜好
とのずれを判断することができるので、ユーザの嗜好が
情報提供元へ効果的にフィードバックされる。また、本
実施形態では、情報提供元は、検索の履歴から計算した
キーワードごとの重要度に基づいて、ユーザの嗜好をよ
り詳細に理解することができる。
【0073】また、本実施形態では、検索用情報に含ま
れないが重要度が高いキーワード、例えば、検索キーワ
ードとして繰り返し指定されるようなキーワードについ
ては、情報提供元へ所定の通知が行われるので、情報提
供元はユーザの嗜好に合った新たな情報を公開すること
が容易になる。また、このような通知が行われたキーワ
ードについては、情報提供元からそのキーワードを含む
新たな情報が提供される可能性が高いが、本実施形態で
は、そのキーワードが予め公告されるので、ユーザは新
たな情報が提供される可能性を早期に知ることができ、
提供される新たな情報の利用率が改善される。そして、
この新たな情報については、情報提供サーバ3から検索
サーバ6へ新たな文書情報を送信しておけば、検索結果
としてその情報提供サーバ3が提示されることになるの
で、新たな情報のユーザによる利用が促進される。
【0074】また、本実施形態では、公告されていたキ
ーワードを含む文書が実際に追加された場合に、その旨
を反映して公告内容が更新されるので、ユーザは新たな
文書の追加を知ることができ、追加された文書がユーザ
によって利用される可能性が向上する。
【0075】また、本実施形態では、文書情報には含ま
れないが、重要度が高いキーワードは追加情報として文
書情報保存部8に追加されるので、検索におけるヒット
率が改善される。また、本実施形態では、重要度が低い
キーワード、すなわち、検索キーワードとして用いられ
ないようなキーワードが検索用情報から削除されるの
で、無駄なキーワードが減少し、検索処理が効率化され
る。
【0076】以上のような本実施形態によれば、まず、
広告などの文書を公開している情報提供元は、差分や重
要度などの情報からユーザの嗜好を把握し、提供する情
報をユーザの嗜好に合致させることによって、文書の閲
覧を増やすことができる。また、不足キーワードや過多
キーワードの形でユーザのニーズを把握することができ
るので、提供する情報やその他の活動について、市場へ
の適応が容易になる。
【0077】また、ユーザにとっても、自らの嗜好に合
った情報が増加するだけでなく、検索のヒット率が向上
することによって所望の文書を発見・利用することが容
易になる。さらに、データ検索装置の運営者も、検索の
ヒット率を向上させることによってシステムの利用効率
や利用者数を増大させることができる。特に、情報提供
者とユーザの双方にとって検索の有用性が向上するた
め、ユーザが検索を利用する頻度が増加し、情報提供者
が提供する広告などの情報がユーザに閲覧される頻度も
向上する。
【0078】〔4.他の実施の形態〕本発明は、上記の
実施の形態に限定されるものではなく、次に例示するよ
うな他の実施の形態をも包含するものである。例えば、
検索サーバ6が文書情報を蓄積する態様は自由で、例え
ば、情報提供元からの申請を受理する形でもよいし、自
ら情報提供元へアクセスして情報を収集してもよいし、
第三者から情報提供を受けてもよい。また、文書情報の
具体的な内容は自由に定めることができ、キーワードの
他に、例えばジャンルや最後のホームページが更新され
た日など、所望の情報を加えることができる。また、ク
ライアント計算機1は複数設けてもよい。
【0079】また、上記実施形態では不足キーワードと
過多キーワードの双方を抽出し、情報提供元に通知した
が、このうち一方のみを抽出して提供者に通知するよう
にしてもよい。また、抽出された差分や重要度などの情
報を情報提供元へ通知する態様も自由で、差分通知部1
1の側から情報提供サーバ3に対して差分情報を通知し
てもよいし、情報提供サーバ3から差分通知部11にア
クセスすることによって差分情報を読み出してもよい。
また、本発明はデータ検索用プログラムを用いて実現さ
れることが一般的と考えられるが、そのようなプログラ
ムを記録した記録媒体も本発明の一態様である。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユーザ
の嗜好を情報提供元側に効果的にフィードバックするこ
とができる情報検索装置及び情報検索方法を提供するこ
とができる。また、ユーザの嗜好を情報提供元側に効果
的にフィードバックし、情報提供元からユーザのニーズ
に合致した情報を提供できるようにした効率の良い情報
処理システム及び情報処理方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す機能ブロック
図。
【図2】本発明の実施の形態において、情報提供サーバ
への差分の通知までの処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態における予告情報の表示例
を示す図。
【図4】本発明の実施の形態において、新たな文書情報
の登録によって追加キーワードが文書情報保存部から削
除される手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態における新着情報の表示例
を示す図。
【符号の説明】
1…クライアント計算機 2…キーボード 3…情報提供サーバ 4…文書 5…ネットワーク 6…検索サーバ 7…文書情報登録部 8…文書情報保存部 9…差分抽出部 10…検索履歴情報データベース 11…差分通知部 12…検索部 13…送信する手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供元から提供される情報に関する
    検索用情報を蓄積する手段と、前記検索用情報に基づい
    て、与えられた検索キーワードと合致する情報の提供元
    を検索する手段とを有するデータ検索装置において、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出する手
    段と、 抽出された差分を、前記情報提供元に提供する手段と、 を有することを特徴とするデータ検索装置。
  2. 【請求項2】 情報提供元から提供される情報について
    少なくとも当該情報に含まれるキーワードを検索用情報
    として蓄積する手段と、前記検索用情報に基づいて、与
    えられた検索キーワードと合致する情報の提供元を検索
    する手段とを有するデータ検索装置において、 前記各情報提供元ごとに、検索の履歴を記録する手段
    と、 前記検索の履歴に基づいて、キーワードごとの重要度を
    計算する手段と、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出する手
    段と、 抽出された差分と前記キーワードごとの重要度を、前記
    情報提供元に提供する手段と、 を有することを特徴とするデータ検索装置。
  3. 【請求項3】 前記検索用情報に含まれないが重要度が
    高いキーワードについて、情報提供元へ所定の通知を行
    う手段を有することを特徴とする請求項2記載のデータ
    検索装置。
  4. 【請求項4】 前記通知が行われたキーワードについ
    て、所定の公告を行う手段を有することを特徴とする請
    求項3記載のデータ検索装置。
  5. 【請求項5】 前記公告に係るキーワードが、情報提供
    元から提供される新たな情報に含まれる場合に、公告の
    内容を更新する手段を有することを特徴とする請求項4
    記載のデータ検索装置。
  6. 【請求項6】 前記検索用情報に含まれないが重要度が
    高いキーワードを、前記検索用情報に追加する手段を有
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記
    載のデータ検索装置。
  7. 【請求項7】 前記検索用情報に含まれているが重要度
    が低いキーワードを、前記検索用情報から削除する手段
    を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一
    に記載のデータ検索装置。
  8. 【請求項8】 情報提供元から提供される情報に関する
    検索用情報を蓄積し、 前記検索用情報に基づいて、与えられた検索キーワード
    と合致する情報の提供元を検索するデータ検索方法にお
    いて、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出して、 抽出された差分を、前記情報提供元に提供することを特
    徴とするデータ検索方法。
  9. 【請求項9】 情報提供元から提供される情報について
    少なくとも当該情報に含まれるキーワードを検索用情報
    として蓄積するステップと、前記検索用情報に基づい
    て、与えられた検索キーワードと合致する情報の提供元
    を検索するステップとを有するデータ検索方法におい
    て、 前記各情報提供元ごとに、検索の履歴を記録するステッ
    プと、 前記検索の履歴に基づいて、キーワードごとの重要度を
    計算するステップと、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出するス
    テップと、 抽出された差分とキーワードごとの重要度を、前記情報
    提供元に提供するステップと、 を含むことを特徴とするデータ検索方法。
  10. 【請求項10】 情報を提供する第1のサーバと、 前記第1のサーバが提供する情報に関する検索用情報を
    蓄積し、与えられた検索キーワードに基づいて前記検索
    用情報を検索する第2のサーバとがコンピュータネット
    ワークで接続された情報処理システムにおいて、 前記第2のサーバは、前記検索用情報に含まれていない
    が重要性が高いと判断されるキーワードを抽出する手段
    と、 抽出されたキーワードを前記第1のサーバへ通知する手
    段を有し、 前記第1のサーバは、新たに提供する情報に関する新た
    な検索用情報を、前記第2のサーバへ送信する手段を有
    することを特徴とする情報処理システム。
  11. 【請求項11】 情報を提供する第1のサーバと、 前記第1のサーバが提供する情報に関する検索用情報を
    蓄積し、与えられた検索キーワードに基づいて前記検索
    用情報を検索する第2のサーバとがコンピュータネット
    ワークで接続された情報処理方法において、 前記第2のサーバは、前記検索用情報に含まれていない
    が重要性が高いと判断されるキーワードを抽出し、抽出
    されたキーワードを前記第1のサーバへ通知し、 前記第1のサーバは、新たに提供する情報に関する新た
    な検索用情報を、前記第2のサーバへ送信することを特
    徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 情報提供元から提供される情報に関す
    る検索用情報を蓄積させるステップと、前記検索用情報
    に基づいて、与えられた検索キーワードと合致する情報
    の提供元を検索させるステップを有するデータ検索用プ
    ログラムを記録した記録媒体において、 前記プログラムが、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出させる
    ステップと、 抽出された差分を、前記情報提供元に提供させるステッ
    プを含むことを特徴とするデータ検索用プログラムを記
    録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 情報提供元から提供される情報に関す
    る検索用情報を蓄積させるステップと、前記検索用情報
    に基づいて、与えられた検索キーワードと合致する情報
    の提供元を検索させるステップを有するデータ検索用プ
    ログラムを記録した記録媒体において、 前記各情報提供元ごとに、検索の履歴を記録させるステ
    ップと、 前記検索の履歴に基づいて、キーワードごとの重要度を
    計算させるステップと、 前記検索用情報と検索キーワードとの差分を抽出させる
    ステップと、 抽出された差分とキーワードごとの重要度を、前記情報
    提供元に提供させるステップと、 を含むことを特徴とするデータ検索用プログラムを記録
    した記録媒体。
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