JPH11109905A - モニター自動調整装置及び調整方法 - Google Patents

モニター自動調整装置及び調整方法

Info

Publication number
JPH11109905A
JPH11109905A JP9265351A JP26535197A JPH11109905A JP H11109905 A JPH11109905 A JP H11109905A JP 9265351 A JP9265351 A JP 9265351A JP 26535197 A JP26535197 A JP 26535197A JP H11109905 A JPH11109905 A JP H11109905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
test pattern
adjusted
screen
dimensional linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9265351A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Ishida
紀昭 石田
Kanenari Yo
金成 楊
Susumu Nakayama
丞 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SORUTEC KK
Original Assignee
NIPPON SORUTEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SORUTEC KK filed Critical NIPPON SORUTEC KK
Priority to JP9265351A priority Critical patent/JPH11109905A/ja
Publication of JPH11109905A publication Critical patent/JPH11109905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】モニターの解像度別に幾何学的歪みを簡単且つ
効率よく調整する。 【解決手段】被調整モニター40の画面上に表示したテ
ストパターンを検出する複数のイメージセンサ1と、こ
れを画面上の所定の位置に配置して固定する取付手段
と、複数のイメージセンサの夫々が検出したアナログ信
号を受信してデジタル的な位置情報に変換する変換手段
10と、これからの位置情報を受信するために変換手段
と接続した処理手段20と、これと被調整モニターに接
続し、処理手段から所定のテストパターン表示のための
信号を受信し、その信号に相応するテストパターン信号
を被調整モニターに送出する信号発生器30とを有し、
処理装置を被調整モニターに接続し、画面上に表示した
テストパターンと目標となる基準パターンのずれを算出
し、補正データを被調整モニターに送信して解像度に応
じたテストパターンの位置と歪みの調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モニター画面の自
動調整装置及び調整方法に関する。特に本発明は、パー
ソナル・コンピュータ用モニター画面調整のうちの幾何
学的歪の自動調整装置及び調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ(PC)用モ
ニターで使用されるCRTの画面調整には、R、G、B
の各輝度等のコンバージェンス調整、画面上に白を表示
させてその度合いを調整するホワイトバランス調整、更
には画面上に表示されるパターンの位置調整と歪み調
整、いわゆるジオメトリ調整(幾何学的歪調整ともい
う)の3つが少なくとも必要である。
【0003】ここで、CRT画面上に赤(R)、緑
(G)、青(B)の単色画像パターンを表示させ、CR
T画面前面に備えた光電検出器、あるいはITVカメラ
(撮像装置)によって蛍光部分の色ずれを検出して、そ
の検出結果に基づき、モニターのコンバージェンスヨー
クの調整を自動的に行う帰還型のコンバージェンス調整
装置が知られている。
【0004】また、CRT画面上に光電変換素子を設
け、電子ビームの光の位置と量とを検出することで、幾
何学的歪みと色ずれ等を計測し、自動的に幾何学的調整
とコンバージェンス調整の両方を行う装置が知られてい
る。
【0005】しかしながら、これまでの装置は、テスト
信号をラスタ走査させるために使用する同期信号を使用
することで、画面上に丁度ビーム照射された時に、光電
変換素子等で検出するようにしているため、同期をとる
ためのハードウェア機構が複雑であったり、ソフトウェ
アの処理が膨大となるといった問題点を有していた。ま
た、パーソナルコンピュータ用に提供されるモニターに
ついては、実際にどのモード(すなわち解像度)で使用
されるか不明であり、使用できる種類の解像度すべてに
ついて、出荷前に予めジオメトリ調整を行う必要がある
ため、使用可能な全ての解像度について、簡易にしかも
迅速に調整を行うことができる装置が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、モ
ニターについて、特にPC用に提供され、様々な解像度
に対応できるモニターについて、その解像度別に効率よ
く調整可能であり且つ幾何学的歪みを簡単に補正できる
新たなモニター調整装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、被調整
モニターの幾何学的歪を調整可能な装置であって、前記
画面上に表示されたテストパターンを検出する複数の一
次元リニアセンサと、前記複数の一次元リニアセンサを
前記画面上の所定の位置に配置して固定する取付手段
と、前記複数の一次元リニアセンサの夫々が検出したア
ナログ信号を受信してデジタル的な位置情報に変換する
変換手段と、前記変換手段からの位置情報を受信するた
めに前記変換手段と接続された処理手段と、前記処理手
段と前記被調整モニターに接続され、前記処理手段から
所定のテストパターン表示のための信号を受信し、その
信号に相応するテストパターン信号を前記被調整モニタ
ーに送出する信号発生器とを有し、前記処理装置は更
に、前記被調整モニターに接続され、前記画面上に表示
されたテストパターンと目標となる基準パターンとのず
れとを算出し、補正データを前記被調整モニターに送信
して解像度に応じたテストパターンの表示位置と歪みの
調整を行うことを特徴とするモニター自動調整装置を提
供する。
【0008】また、前記変換手段は、前記複数回受信し
たアナログ信号を2値にデジタル化した後、各検出位置
別にORすることを特徴とする。
【0009】更に、本発明によると、前記一次元リニア
センサは、テストパターンを投射するレンズの結像位置
よりもわずかにずらすように設けられている。
【0010】そして、前記変換手段は、前記一次元リニ
アセンサから検出したテストパターンを、PCが汎用と
して有する入力ポートでデータ伝送可能なビット長の位
置情報に変換することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による実施形態で
あるモニター調整のためのブロック図である。被調整モ
ニター40は、PC等の処理装置(以下、単にPCとい
う)と接続して画像出力可能なように、RGBのアナロ
グのビデオ入力端子を有しているほか、PCから画像用
の制御命令を受けるシリアル・ポート又はパラレル・ポ
ートを有している。
【0012】被調整モニター40のCRT画面前面に
は、リニアイメージセンサ・アタッチメント(以下、L
ISAという)1が取り付けられている。LISA1
は、デジタル・イメージ・プロセッサ(以下、DIPと
いう)10とライン50で電気的に接続されている。D
IP10は、バス52によってPC20と電気的に接続
されている。PC20は、被調整モニター40の図示し
ないシリアル・ポート又はパラレル・ポートとバス54
によって電気的に接続されている。更に、PC20は、
ビデオ・シグナル・ジェレネータ(ビデオ信号発生器)
(以下、VSGという)30を制御可能なように、バス
56と電気的に接続され、VSG30は、被調整モニタ
ー40のCRT画面上に所定のパターンを表示させるた
めに、ビデオ入力端子とビデオ・ライン58によって電
気的に接続されている。尚、被調整モニター40との接
続を図るバス54は、被調整モニター40が外部接続可
能なインタフェースに応じて、そして、バス52やバス
56は、PC20やVSG30が外部接続可能なインタ
フェースに応じて適宜変更して使用する。例えば、バス
54とバス56には、RS232Cインタフェースを使
用し、バス52としてRS422インタフェースを使用
するといった具合である。
【0013】次に、各構成について、以下により詳細に
説明する。
【0014】図2は、被調整モニター40に取り付ける
直前のLISA1を、被調整モニター40側から見た斜
視図を示す。LISA1は、四角形のフレーム8と、そ
のフレーム8から上部に突き出て、被調整モニター40
のフレームの上部に掛かるようにしたサスペンダー9を
有している。また、フレーム8の4隅には、被調整モニ
ター40のCRT画面44の4隅であってフレーム前面
42との境界と同じ位置関係となるようにラバー7が取
り付けられている。このラバー7は、サスペンダー9を
被調整モニター40のフレーム上部に掛けて取り付けた
際に、それぞれCRT画面44の4隅を押し、CRT画
面44よりも前に出たフレーム前面42の左右、上下の
内側で挟まれるため、LISA1の位置を被調整モニタ
ー40に固定する役目を有している。
【0015】フレーム8の内部には、縦、横に整列した
複数のCCDモジュール(CCD1〜CCD10)が固
定されて取り付けられている。CCDモジュールは、前
面の画像を取り込むためのレンズ5(図6参照)と、レ
ンズ5によって集光された光を検知する一次元のCCD
リニアイメージセンサ(以下、単にCCDという)及び
図示しないバッファアンプから構成されている。CCD
のアナログ出力信号は、そのバッファアンプと図1で示
したライン50を介してDIP10に送られる。 図3
は、PC20によってVSG30(図1参照)を制御す
ることにより、被調整モニター40のCRT画面44上
に4角形のテストパターン62を表示させた場合の、各
CCDモジュール(CCD1〜CCD10)の位置とテ
ストパターン62との位置関係を、図2のポイントAか
ら矢印方向に見た場合を示したものである。基準パター
ン60は、破線で示されており、実際に表示されたテス
トパターン62を、その基準パターン60に一致するよ
うに自動調整される。
【0016】ここで、VSG30は、水平、垂直タイミ
ングを送信してテストパターンを被調整モニター40に
表示でき、PC20による制御コマンドによって制御可
能な市販のプログラマブル・ビデオ・ジェネレータで良
い。例えば、本実施例では、リーダ電子株式会社から提
供されているプログラマブル・ビデオ・ジェネレータ
(型番LT1610)を使用した。VSG30には、予
め定めた4角形のテストパターンを、被調整モニター4
0が使用されるであろうと思われる解像度別(いわゆる
モード別)に設定し記憶しておく。PC20は、VSG
30を制御することで、VSG30に記憶されたテスト
パターンを使用して、そのモード毎に4角形のテストパ
ターンを被調整モニター40に表示させることができ
る。従って、一つのモードのテストパターンが調整し終
わると、次のモードによるテストパターンを表示させて
調整することで、被調整モニター40を、多数のモード
毎に調整することができるようになっている。
【0017】図3に戻ると、被調整モニター40に表示
された4角形のテストパターン62は、被調整モニター
40が全く調整されていない場合には、4角形そのもの
が歪んでいたり、その大きさが基準パターン60とは一
致していないのが普通である。例えば、テストパターン
62は、画面上の左右上下にずれた位置にあったり、時
計又は半時計方向に回転したもの、左右の縦パターン6
2L、62Rが外側に膨れたもの(いわゆる樽型)やそ
の逆に、内側に絞られた状態となった形、あるいは同方
向に歪んだもの(いわゆる弓型)、上あるいは右テスト
パターン62U、62Lの長さが下あるいは左テストパ
ターン62B、62Rの長さと異なるもの(いわゆる台
形型)、といったいくつかの形のパターンに分けること
ができる。これらのパターンは、縦パターン62L、6
2Rを検出するために左右に配置されたそれぞれ3つの
CCDモジュール(CCD2〜4とCCD7〜9)及び
横パターン62U、62Bを検出するために上下に配置
されたそれぞれ2つのCCDモジュール(CCD1、1
0とCCD5、6)によって判断することができる。そ
して、各CCDモジュールによる検出結果に基づいて、
PC20は、テストパターンの位置ずれを検出して、そ
のテストパターンが、基準パターン60に合致する方向
へ移動調整するように、図1で示したバス54を介し
て、画像調整の制御コマンドを被調整モニター40に送
信する。被調整モニター40の図示しないデジタル制御
部は、その画像調整の制御コマンドに応じて、被調整モ
ニター40のCRT画面上に投射するテストパターンの
形や位置を変更する。
【0018】このようにしてテストパターン62が基準
パターン60と合致し、それ以上の調整を必要としない
とPC20が判断すると、被調整モニター40のメモリ
に記憶させるコマンドを送る。そして、PC20は、次
の異なった解像度でのテストパターン調整を行うため
に、バス56を介してVSG30にその新たな解像度で
のテストパターンを表示するように命令する。そして、
その命令を受けたVSG30は、ビデオ・ライン58を
介して、次の解像度でのテストパターンを表示するよう
に、RGBアナログ信号を被調整モニター40に送信
し、そのCRT画面に得られた新たなテストパターン6
2について、上記と同様の画像位置調整を行う。
【0019】図4は、図2で示したCCDモジュール
と、図1で示したDIP10との接続関係を示したブロ
ック図である。先に説明したように、LISA1は、こ
こでは、10個のCCDモジュール(CCD1〜10)
を有している。一方、DIP10は、各CCDモジュー
ルのCCDからのアナログ信号を増幅するためのアンプ
3、更には、そのアンプ3出力をデジタル的に”Lo
w”か”High”に判断するコンパレータ4及び、そ
のデジタル出力をフェッチして処理する中央処理装置
(CPU)、更には、CCDの画像読取のための基本的
なクロックを生成するためのクロック・ジェレネータ6
を有している。
【0020】本実施の形態では、CPUとしてZ80C
PUを使用し、各CCDモジュール(CCD1〜10)
の出力は、アンプ3及びコンパレータ4を経て、夫々並
列にZ80CPUの各入力ポート(INPORT1〜1
0)(以下略称してIN1〜10と記す)と接続され
る。ここで、CCDは、約28ミリ長、2048画素の
ラインイメージセンサである。このCCDを制御するた
めに、クロック・ジェレネータ6は、CCDシフトクロ
ック(CC)を発生する。また、CCDが読み取った信
号をDIP10がフェッチするために、クロック・ジェ
レネータ6は、更にスタートパルス(SP)と、リード
クロック(RC)を発生する。CCDシフトクロック
(CC)とスタートパルス(SP)は、各CCDに夫々
並列に入力される。また、スタートパルス(SP)とリ
ードクロック(RC)は、図1のライン50を介してD
IP10に送信される。そして、スタートパルス(S
P)は、Z80CPUのインターラプト1(INTER
RUPT−1)(INT1と省略する)に入力され、リ
ードクロック(RC)は、Z80CPUのインターラプ
ト2(INTERRUPT−2)(INT2と省略す
る)に入力される。ここで、スタートパルス(SP)
は、CCDの読取を開始する信号となり、DIP10の
Z80CPUに対して割り込みを発生して、Z80CP
Uは、コンパレータ4から出力されるデジタル信号を取
り込む処理を開始する。また、リードクロック(RC)
は、Z80に対して更に割り込みを発生して、実際にコ
ンパレータ4からのデジタル信号をフェッチする。Z8
0によって処理されたデータは、バス52を介して、P
C20に送信される。尚、図4では、バス52のインタ
フェース用のハードウェア・ドライバは省略して示して
いる。
【0021】図5は、CCDシフトクロック(CC)に
同期して得られたCDDからのアナログ信号をアンプ3
によって増幅し、コンパレータ4によってデジタル出力
するタイミングチャートを示す。アナログアンプ3によ
って増幅されたCCDアナログ信号は、コンパレータ4
によって、あるしきい値と比較される。そして、そのし
きい値よりもアナログアンプ3の出力が高い場合は、”
High”に相当する電圧を出力する。そして、しきい
値よりもアナログアンプ3の出力が低い場合は、”Lo
w”に相当する電圧を出力する。ここでの”High”
および”Low”は、DIP10のZ80CPUの駆動
電圧に応じて決められ、もし、駆動電圧が5ボルトの場
合は、”High”に相当するコンパレータ4の出力は
約5ボルトであり、”Low”に相当するコンパレータ
4の出力は約0ボルトである。スタートパルス(SP)
の発生後、リードクロック(RC)は、少なくとも、2
048個のパルスを発生する。そして、そのリードクロ
ック(RC)のパルスの立ち上がりに同期して、DIP
10のZ80は、コンパレータ4の出力をフェッチす
る。ここで、リードクロック(RC)は、CCDシフト
クロック(CC)のパルス発生後の所定時間に同期して
発生しており、その間の遅延時間は、CCDがアナログ
出力を安定した出力信号にするまでの時間を少なくとも
有する。また、スタートパルス(SP)の発生後、CC
Dは、CCDシフトクロック(CC)の発生に同期し
て、その画素番号1、2、3〜2048までの検出信号
を順次アナログアンプ3に出力するため、Z80CPU
は、CCDの画素2048個分のデジタル出力信号を取
り込むことができる。クロック・ジェレネータ6は、C
CDシフトクロック(CC)とリードクロック(RC)
に2048個の画素分のパルスを発生した後、再度、ス
タートパルス(SP)を発生し、引き続いて、CCDシ
フトクロック(CC)とリードクロック(RC)に20
48個の画素分のパルスを繰り返し発生する。これによ
ってZ80CPUは、CCDの画素番号1から順次20
48までの信号を再度デジタル信号としてフェッチする
ことができる。
【0022】以上のように、被調整モニター前面に一次
元CCDリニアセンサを複数取り付け、ビデオ信号発生
器によって発生したテストパターンをその被調整モニタ
ー40に描画する。一次元CCDリニアセンサは、一列
に並んだ複数の画素から構成され、そのうちの一部の画
素がテストパターンを検出する。ここで、一次元CCD
リニアセンサは、モニター画面上に所定の位置となるよ
うに取付手段によって配置されているため、画面上のテ
ストパターンの位置と一次元CCDリニアセンサの検出
する画素は対応し、リードクロック(RC)によって時
系列に得られたデジタル信号の論理から、画面上のテス
トパターンの位置が定まり、Z80CPUは、検出した
テストパターンの位置情報をバス52に送信する。
【0023】ここで、本実施形態での特徴的な点は、ス
タートパルス(SP)のパルス発生や、CCDシフトク
ロック(CC)、あるいはリードクロック(RC)のパ
ルス発生と、被調整モニター40のCRTのビーム走査
とは、同期していないことである。一般に、CRTは、
画面上にテストパターンを走査する場合、ラスタースキ
ャンを行いながら、所定の箇所に電子ビームを照射する
ことで、全体としての画像を形成する。従って、所定の
箇所に当てられたビームを検出するためには、その照射
に同期して、対応するCCDが光を取り込むようにする
必要がある。しかし、本実施の形態では、そのような同
期をせず、通常CRTの画面上にビーム照射された光の
残像を検出する。ここで問題となるのは、ビーム照射さ
れた画面上の光量は、RGBの各発光体によって発光す
るため、ラスタースキャンして次のビーム照射に至るま
で残像光量が次第に減少していくことである。従って、
各発光体の残像光量がかなり減少した時に、CCDの検
出タイミングとなる場合があり、その結果として、アナ
ログアンプ3の出力がしきい値に達せず、コンパレータ
4の出力は”Low”となり、Z80はテストパターン
を認識することができない。この問題を解決するため
に、本実施の形態では、DIP10のZ80CPUは、
同一のテストパターンに対して、同一の画素の信号を複
数回、例えば10回に亘ってデジタル信号として取り込
む。そして、10回のうちの1回でも、”High”の
デジタル信号をフェッチすると、その画素に対応する画
面上には、テストパターンによる輝点があると判断す
る。これを論理的に行うには、図5で示した最初のスタ
ートパルス(SP)から次のスタートパルスに至る一連
のCCDシフトクロック(CC)、リードクロック(R
C)を複数回、この例では10回、定期的に繰り返し、
各リードクロック(RC)の番号別に、フェッチして得
られたコンパレータ4の出力を前のコンパレータ4の出
力毎と”OR”するようにZ80CPUが処理すること
によって可能となる。Z80は、そのようにして得られ
たリードクロック(RC)の番号1〜2048までのデ
ジタル信号から、テストパターンの範囲を判断すること
ができる。今、一次元CCDリニアセンサは、28.6
85ミリメートル長、2048画素であるため、集光レ
ンズ5の倍率を1倍と仮定すると、一画素あたり0.0
14ミリメートルの検知能力を有する。一方、CRTの
画面の1ドットを約0.2ミリメートルとすると、その
1ドットからなるテストパターンの検出には、約14個
の画素を使用する。従って、テストパターンを検出した
Z80CPUは、その14画素分の広がりを有したデジ
タル信号を受け、その中心をテストパターンの画面上の
位置と判断すればよいこととなる。CRTと非同期のタ
イミングでCCDによる光検出を行うとすると、残像光
量が少ないときに検出する場合もあるが、複数回に亘っ
て検出したうちの1回でも十分残像の光量が得られるよ
うな周期でスタートパルス(SP)及びそれに続くCC
Dシフトクロック(CC)とリードクロック(RC)と
を発生すればよく、CRTのラスタースキャンに同期さ
せるための複雑な処理を行う必要が無い。
【0024】尚、この例では、10回周期による読取
と、簡単な”OR”の処理によって1回の”High”
のデジタル信号を受けたときに揮点として識別してテス
トパターンの有無を判断するようにしたが、スタートパ
ルス(SP)の周期や、使用する被調整モニター40の
CRTの残像時間、更には、画面上のちらつきを考慮し
て、10回に限らず複数回の読取と、そのうちの複数
回、例えば3回の揮点検知とから、テストパターンの有
無を判断するようにしてもよい。
【0025】図6は、被調整モニター40のCRT画面
44上のテストパターンをCCDモジュールのレンズ5
がCCD上に集光した場合を示している。そして、CC
Dは、縦方向に画素が延びたラインセンサであって、そ
の位置に対応するように、アナログアンプ3の出力と、
コンパレータ4の出力を示している。ここで、CRT画
面は、ビーム照射によってR,G,Bの各ドットから合
成された揮点として出力するため、CCDは、CRT画
面の例えば約0.2ミリメートルのドットピッチを有し
た各ドットを敏感に検出する。また、テストパターンは
一定の幅を持つように、幅方向に複数の揮点を有するよ
うにしている。従って、DIP10のコンパレータ4に
入力されるアナログ信号は、複数のR、G、B用のドッ
ト毎で分離された高帯域な信号となっている。一方、D
IP10のデジタル処理を行うCPUにとっては、R,
G,Bの各ドット、あるいはテストパターンの幅の中に
含まれる各ドットの発光が一つにまとまった揮点として
パルス信号を得られれば十分である。従って、その各ド
ットの発光を一つの連続したアナログ信号とするため
に、本実施の形態では、図6(B)のように、意図的に
結像する位置からずれた位置にCCDを置くようにして
いる。その結果、CRT画面44の画面上に現れた各ド
ットは、一定の広がりを有し、R,G,Bの各ドットの
光は互いに重なるため、コンパレータ4への入力信号
は、一本の線(すなわち一つの揮点)からなるアナログ
信号となる。従って、Z80CPUには、一本の線によ
るパルスデータをフェッチすることができるため、電子
的なローパスを必要とせず、CPUにおけるソフトウェ
ア処理を簡単にすることもできる。また、テストパター
ンの方向や、R,G,Bの各ドットの配列等との関係か
ら、CCDにピントが鋭く合っている場合に、各ドット
間の黒の部分のみを検出し、結果としてテストパターン
を認識できないといった事態も予想されるため、ピント
をずらすようにレンズ5とCCDとを配置する構成は、
確実にテストパターンを検出する効果も与えている。
【0026】また、他の不必要な光ノイズに対しても、
かかる構成は有効である。すなわち、何らかの理由で不
必要な高周波の光ノイズがCCDに入り込んだ場合に、
図6(A)のような被調整モニター40のCRT画面4
4上のテストパターン62がレンズ5によって結像した
位置に丁度CCDがある場合は、CCDは、その光ノイ
ズを敏感に検知することとなり、アナログアンプ3の出
力は、実際のテストパターン62の信号に加え鋭いノイ
ズをも出力することとなる。従って、コンパレータ4の
出力は、しきい値を越えた不必要なノイズを”Hig
h”として出力するため、そのようなノイズを除去する
ための複雑な手段をDIP10に必要とする。一方、図
6(B)のように、幾分ピントをぼかすようにCCDを
配置した場合は、光ノイズは、CCDの複数の画素上に
分散し、アンプ3からは、しきい値のレベルよりも弱い
ノイズ信号となるため、コンパレータ4によって”Hi
gh”と判断されにくくなる。ここで、レンズ5にぼか
しによる高周波成分のカットに加え、アンプ3の帯域を
狭めるようにすれば、高周波ノイズをより取り除くこと
ができ、その後のデジタル処理を容易にすることができ
る。尚、図6(B)では、図6(A)のレンズ5からの
結像距離f1よりもCCDを近接して配置したが、もち
ろん、遠接、あるいは、レンズ5とCRT画面44との
距離を異ならせるようにしてもよい。
【0027】真のテストパターン62を認識したDIP
10は、2048個の画素に対応して、夫々”1”又
は”0”のデータを有する。そして、そしてそのピッチ
は、0.014ミリメートルであり、CRT画面44の
ピッチである約0.2ミリメートルに比較して十分小さ
い。従って、CRT画面44のドットピッチに相当する
約14画素の広がりを有するデジタルデータは、そのド
ットの位置を表すには、一つのビットデータとして表せ
ば十分である。従って、DIP10のZ80CPUは、
2048個のデジタルデータを、256個、すなわち8
ビットのデータに圧縮する。この8ビットデータは、
0.014x8=0.112ミリのピッチに相当するた
め、CRT画面44のドットピッチ0.2ミリを表現す
ることができる。このようにして、8ビットデータで表
現されたテストパターンの位置は、バス52を介してP
C20に送信される。従って、バス52として、PC2
0が汎用として通常有しているRS232C、RS42
2あるいはセントロニクス等を使用することができる。
これによって、PC20は、何ら特別のバスやデバイス
を新たに必要しないため、PCそのものを調整用として
使用することができる。また、8ビットデータに圧縮し
たため、テストパターンと基準パターンの位置の比較
や、後に説明する調整のための演算処理を容易にするこ
とができる。
【0028】バス52を介してテストパターン62の位
置情報を受けたPC20は、基準パターン60の位置情
報と比較され、テストパターン62が適正な位置となる
ように、画面調整の制御命令を被調整モニター40に送
信する。ここで、今日のモニターは、PCによるデジタ
ルの制御命令で調整可能なように、CRTを駆動する駆
動制御部の他に画面調整用のデジタル制御回路とメモリ
を有し、コマンド形式で補正データを入力することで、
幾何学的歪みの補正が可能なようになっているため、こ
れを利用する。具体的なテストパターンの検証と調整の
ためのアルゴリズムは例えば以下のとおりである。
【0029】まず、(1)テストパターン62が、LI
SA1の4隅のCCDモジュールCCD1、5、6、1
0によって検出されているかどうかを判断する。検出さ
れていない場合は、テストパターン62が大きすぎる
か、あるいは小さすぎて、各CCDモジュールCCD
1、5、6、10の検知範囲にないと考えられるため、
テストパターン62の全体、上部又は下部のテストパタ
ーン62U,62Bの縮小、あるいは拡大、右又は左の
テストパターン62L,62Rの伸張又は縮小の画像調
整の制御命令を被調整モニター40に送信する。この調
整をその4隅のCCDモジュールCCD1、5、6、1
0のいずれもがテストパターン62を検出するまで行
う。
【0030】ここで、テストパターン62がいずれのC
CDモジュールCCD1、5、6、10でも検出されな
い場合、そのテストパターン62が大きすぎて検出され
ないのか、小さくて検出されないのかの2つの場合が考
えられる。そこで、テストパターン62の拡大又は縮小
のいずれかを適正に行うために、図7で示したように、
テストパターン62の他に、それより小さい4角形の指
標パターン64と、テストパターン62より大きな4角
形の指標パターン66をVSG30によって表示させ
る。そして、各指標パターン64、66の夫々は、数が
異なった複数本のパターン(図では夫々2本と3本)か
ら構成されるようにする。これによって、2本の指標パ
ターンのみを検出した場合は、テストパターン62を縮
小するように調整すればよい。また、もし3本の指標パ
ターン66のみを検出した場合は、テストパターン62
を拡大するように調整すればよい。これによって、縮
小、拡大の判断をより簡易に且つ迅速に行うことができ
る。
【0031】次に(2)右及び左のテストパターン62
L,62Rが、左右のCCDモジュールCCD2、4、
7、9によって検知されているかどうかを判断する。検
知されていない場合は、検知するまで、右又は左のテス
トパターン62Lと62R間の幅の伸張又は縮小の制御
命令を被調整モニター40に送信する。更に、(3)上
部及び下部のテストパターン62U、62Bが水平であ
るかどうかをCCDモジュールCCD1と10及びCC
D5と6の検知結果から判断する。もし、右上がりであ
る場合は、右回転(時計方向)の制御命令を被調整モニ
ター40に送信し、左上がりである場合は、左回転(反
時計方向)の制御命令を被調整モニター40に送信し
て、水平な状態とする。次に、(4)台形であるかどう
かを、CCDモジュールのCCD2とCCD9とが検知
した座標差とCCD4とCCD7とが検知した座標差か
ら判断する。もし、相互の座標差が異なっている場合
は、台形調整のための制御命令を被調整モニター40に
送信して、相互の座標差を一致させる。上記ステップが
終了しても、左右の横テストパターン62L、62Rが
例えば平行四辺形のように夫々画面上で傾いている場合
がある。従って(5)CCDモジュールのCCD2とC
CD4との検知した座標差又はCCD9とCCD7との
検知した座標差を0とするように、垂直のための制御命
令を被調整モニター40に送信して調整する。更に残っ
ている問題として、左右の横テストパターン62L、6
2Rが、外側あるいは内側が湾曲している場合がある。
そのために、(6)CCDモジュールのCCD2とCC
D3との検知した座標差及びCCD9とCCD8との検
知した座標差を0、あるいは人間の目では識別できない
程度の所定の公差内とするように、樽型補正や弓型補正
のための制御命令を夫々被調整モニター40に送信して
調整する。次に、(7)テストパターン62の四角形の
隅が、CRT画面44上の適正な位置に有るかどうかを
判断するために、CCDモジュールCCD1とCCD2
の検出結果を利用する。そして、テストパターンを移動
するための制御命令を被調整モニター40に送信して、
適正な位置にテストパターン62を移動調整する。ま
た、(8)テストパターン62の大きさが基準パターン
60と一致するかどうかをCCDモジュールのCCD5
とCCD9によって判断する。そして、一致するまで、
テストパターン62の下方方向への拡大又は縮小と、左
方向への拡大又は縮小のための制御命令を被調整モニタ
ー40に送信する。最後に、その調整値を被調整モニタ
ー40内のメモリに記憶させて初期設定値とするため
に、PC20は、Save命令を被調整モニター40に
送信して最終的な調整を終了する。尚、上記の他に、よ
り微妙な幾何学的歪の調整をするには、10個以上のC
CDモジュールをLISA1に設け、テストパターンの
形状をより詳細に把握できるようにすればよい。
【0032】ここで、上記ステップ(1)〜(8)にか
けて使用した各制御命令は、モニターが通常内蔵するロ
ジック制御手段によって解読可能な制御命令である。そ
して、PC20は、そのような既に用意された画面調整
の制御命令を使用し、その制御命令と調整値を表すパラ
メータとを被調整モニター40に送信することで、ステ
ップ(1)〜(8)で示したような分類された調整モー
ドによる調整を図っている。従って、最終的に調整され
た時の調整値(パラメータ)は、夫々の被調整モニター
40毎に異なることとなり、その異なったパラメータ
が、各被調整モニター40の初期設定値となる。そし
て、その被調整モニター40の製造番号やシリアル番号
等の認識番号と、それに対応する各解像度毎の初期設定
値をPC20上で記録管理するとともに、その被調整モ
ニター40用にフロッピーディスク等の携帯可能な記録
媒体(以下、FD等という)に記録する。一つの被調整
モニター40には、その記録を行ったFD等を添付する
とともに、各解像度毎に初期設定値を自動的にその被調
整モニター40に書き込むことが可能なソフトウェア・
プログラム(いわゆる自動調整プログラム)を記録す
る。このソフトウェア・プログラムは、市販のPCのO
S(オペレーティング・システム)に応じて作成されて
おり、例えば、WINDOWS95(マイクロソフ
RM)やOS8(アップルRM)等で実行可能なように用
意する。一方、そのモニターを購入したユーザにおい
て、何らかの理由で、初期設定状態が破壊され、モニタ
ーの表示位置のずれや歪みが発生したとき、そのモニタ
ー用に用意されたFD等から自動調整プログラムを起動
させる。このとき、自動調整プログラムは、既にPCで
設定されたモニターの解像度を識別し、その解像度に応
じた初期設定をFD等から読み出し、モニターに制御命
令を発生することによって、初期設定状態に復帰するこ
とが可能となる。
【0033】次に、LISA1の校正について説明す
る。LISA1が検出したテストパターンのPC20に
送信される位置情報とPC20が保管する基準パターン
の位置情報は、テストパターンが基準パターンに一致し
た際に、同時に一致する必要がある。そのためには、C
CDモジュールのレンズやCCDの位置を厳密に管理し
てLISA1のフレーム8に取り付け、基準パターンに
一致したテストパターンが、CCDの決まった画素で検
出されるようにする必要がある。そして、そのために
は、精密なブラケット等の取付器具や長時間の調整を必
要とするのが一般的である。そこで、次の方法によっ
て、LISA1を簡易に組み立てたまま、校正できるよ
うにする。
【0034】まず、基準のテストパターンを表示する基
準モニターを用意する。そして、その基準モニターにC
CDモジュールを組み込んだ未調整のLISA1を取り
付ける。DIP10を図1に示すようにLISA1とP
C20に接続する。PC20は、DIP10から得られ
た位置情報を基準パターンの位置情報として保管する。
このようにデータ上で校正することで、既にCCDモジ
ュールが組み入れられたLISA1の校正がされたこと
となり、CCDモジュールそのものを厳密に取り付ける
必要がなくなる。そして、LISA1毎にその対応する
校正データをPC20で使用することによって、テスト
パターンの位置を適正に調整することができる。複数の
LISA1を生産して、様々なエリアに配分する場合
は、その校正データが記録されたFD等をLISA1毎
に添付して使用できるようにすればよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、被調整モニタ
ー上に取り付けた複数の一次元CCDリニアセンサから
のアナログ信号をコンパレータによってデジタル信号に
変換し、テストパターンの残像光量の強い時を検出でき
るように、その各一次元CCDリニアセンサによるテス
トパターンの検出を複数回繰り返して行うことによっ
て、被調整モニターがビーム照射するタイミングに同期
することなく、容易にテストパターンの検出が可能とな
った。
【0036】また、CCDの位置をレンズがテストパタ
ーンを結像する位置からわずかにずらすことで、R,
G,Bの各ドットによる各揮点がぼかされ、一つのまと
まりのある揮点としてCCDが検出するため、高周波成
分を取り除く電子的なローパスフィルターを排除し、一
本のテストパターンの識別を行うための処理を簡素化す
ることができた。
【0037】更に、多数の微細なピッチの画素を有する
一次元CCDリニアセンサによって、それよりも大きい
ピッチの被調整モニターの蛍光体の揮点を検出するた
め、一定の幅(すなわち複数のビット検出)を有する揮
点のみをテストパターンとして識別すれば良く、更に、
デジタル・イメージ・プロセッサによって、その識別さ
れた幅のあるテストパターンの位置情報を一点として変
換して表すことで、複数のビットデータを圧縮すること
としため、データ伝送時間の短縮を図ることができた。
【0038】また、解像度が異なる各モードのテストパ
ターンを表示させるように、予めプログラム可能なビデ
オ信号発生器に複数のモードのテストパターンを設定
し、ビデオ信号発生器とPCとを接続して、PCからの
制御を可能とし、また、被調整モニターは、ビデオ信号
発生器からの解像度及びテストパターン情報を得て画像
表示するためにビデオ信号発生器と接続され、PCから
位置補正の為の制御信号を受けてテストパターンの位置
を基準とする位置に補正するためにPCと接続される。
これによって、ユーザ毎に異なった解像度で使用される
モニターについても、その全ての解像度で簡単にしかも
迅速に補正できるようになった。
【0039】更には、その補正のための処理装置として
市販される汎用のPCで行うため、調整済みのモニター
の補正データを、PCが利用できる記録媒体に記録して
保管でき、調整用のソフトウェア・プログラムととも
に、モニターに添付して提供すれば、一度、モニターの
初期設定が破壊されたとしても、その記録媒体によって
簡単に初期設定状態に復帰させることも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりモニター調整を行うためのブロッ
ク図である。
【図2】取付手段であるリニアイメージセンサ・アタッ
チメントの斜視図である。
【図3】被調整モニターの画面とCCDモジュールとの
位置関係の一例である。
【図4】リニアイメージセンサ・アタッチメントのCC
Dおよびデジタル・イメージ・プロセッサのブロック図
である。
【図5】各CCDモジュールの一次元CCDリニアセン
サで得られたアナログ信号を、デジタル・イメージ・プ
ロセッサが読取信号によってフェッチするためのタイミ
ングチャートである。
【図6】CCDモジュールのレンズとCCDとの位置関
係を示す概略図である。
【図7】テストパターンと、テストパターンの位置を即
座に判断させるための指標パターンとがCRT画面上に
表示された一例である。
【符号の説明】
1...リニアイメージセンサ・アタッチメント(LI
SA)、 10..デジタル・イメージ・プロセッサ(DIP) 20..パーソナルコンピュータ(PC) 30..ビデオ信号発生器(VSG) 40..被調整モニター 60..基準パターン 62..テストパターン
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、被調整
モニターの幾何学的歪を調整可能な装置であって、前記
画面上に表示されたテストパターンを検出する複数のイ
メージセンサと、前記複数のイメージセンサを前記画面
上の所定の位置に配置して固定する取付手段と、前記複
数のイメージセンサの夫々が検出したアナログ信号を受
信してデジタル的な位置情報に変換する変換手段と、前
記変換手段からの位置情報を受信するために前記変換手
段と接続された処理手段と、前記処理手段と前記被調整
モニターに接続され、前記処理手段から所定のテストパ
ターン表示のための信号を受信し、その信号に相応する
テストパターン信号を前記被調整モニターに送出する信
号発生器とを有し、前記処理装置は更に、前記被調整モ
ニターに接続され、前記画面上に表示されたテストパタ
ーンと目標となる基準パターンとのずれとを算出し、補
正データを前記被調整モニターに送信して解像度に応じ
たテストパターンの表示位置と歪みの調整を行うことを
特徴とするモニター自動調整装置を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、前記変換手段は、前記複数回受信し
たアナログ信号を2値にデジタル化した後、各検出位置
別にORすることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】更に、本発明によると、前記イメージセン
サは、テストパターンを投射するレンズの結像位置より
もわずかにずらすように設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そして、前記変換手段は、前記イメージセ
ンサから検出したテストパターンを、PCが汎用として
有する入力ポートでデータ伝送可能なビット長の位置情
報に変換することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】真のテストパターン62を認識したDIP
10は、2048個の画素に対応して、夫々”1”又
は”0”のデータを有する。そして、そしてそのピッチ
は、0.014ミリメートルであり、CRT画面44の
ピッチである約0.2ミリメートルに比較して十分小さ
い。従って、CRT画面44のドットピッチに相当する
約14画素の広がりを有するデジタルデータは、そのド
ットの位置を表すには、一つの位置データとして表せば
十分である。従って、DIP10のZ80CPUは、2
048個のデジタルデータを、256個、すなわち8ビ
ットのデータに圧縮する。この8ビットデータは、0.
014x8=0.112ミリのピッチに相当するため、
CRT画面44のドットピッチ0.2ミリを表現するこ
とができる。このようにして、8ビットデータで表現さ
れたテストパターンの位置は、バス52を介してPC2
0に送信される。そして、バス52として、PC20が
汎用として通常有しているRS232C、RS422あ
るいはセントロニクス等を使用することができる。これ
によって、PC20は、何ら特別のバスやデバイスを新
たに必要しないため、PCそのものを調整用として使用
することができる。また、8ビットデータに圧縮したた
め、テストパターンと基準パターンの位置の比較や、後
に説明する調整のための演算処理を容易にすることがで
きる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解像度別にテストパターン信号を被調整モ
    ニターに送出する信号発生器と、 前記テストパターン信号に応じて前記被調整モニターの
    画面上に表示されたテストパターンを検出する複数の一
    次元リニアセンサと、 前記複数の一次元リニアセンサを前記画面上の所定の位
    置に配置して固定する取付手段と、 前記複数の一次元リニアセンサの夫々が検出したアナロ
    グ信号を受信してデジタルの位置情報に変換する変換手
    段と、 前記変換手段からの位置情報を受信するために前記変換
    手段と接続された処理手段とを有し、 前記処理手段は、前記被調整モニターと前記信号発生器
    に接続され、前記画面上に表示されたテストパターンと
    目標となる基準パターンの位置ずれを算出し、位置補正
    のための補正データを前記被調整モニターに送信してテ
    ストパターンの位置調整を行い、テストパターン表示の
    ための信号を解像度毎に前記信号発生器に送信すること
    で、解像度別に被調整モニターの幾何学的歪の調整を行
    うことを特徴とするモニター自動調整装置。
  2. 【請求項2】前記変換手段は、前記テストパターンを認
    識するために、前記複数の一次元リニアセンサが検出し
    たアナログ信号を夫々複数回に亘って受信することを特
    徴とする請求項1記載のモニター自動調整装置。
  3. 【請求項3】前記変換手段は、前記複数回受信したアナ
    ログ信号を2値にデジタル化した後、各検出位置別にO
    Rすることを特徴とする請求項第2項に記載のモニター
    自動調整装置。
  4. 【請求項4】前記一次元リニアセンサは、テストパター
    ンを投射するレンズの結像位置からずらすように設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のモニター自動
    調整装置。
  5. 【請求項5】前記処理手段はパーソナル・コンピュータ
    (PC)であって、 前記変換手段は、前記一次元リニアセンサから検出した
    テストパターンを、前記PCが汎用として有する入力ポ
    ートでデータ伝送可能なビット長の位置情報に変換する
    ことを特徴とする請求項第1項に記載のモニター自動調
    整装置。
  6. 【請求項6】前記入力ポートは、RS232C、RS4
    22又はセントロニクスのいずれかであることを特徴と
    する請求項第5項記載のモニター自動調整装置。
  7. 【請求項7】前記テストパターンは縦ラインと横ライン
    とからなり、 前記複数の一次元リニアセンサは、縦ラインの画面横方
    向の位置を検出するために縦ラインに沿って横に配置さ
    れた一次元リニアセンサと、横ラインの画面縦方向の位
    置を検出するために横ラインに沿って縦に配置された一
    次元リニアセンサとからなることを特徴とする請求項第
    1項に記載のモニター自動調整装置。
  8. 【請求項8】前記テストパターンは、前記縦ラインが被
    調整モニター画面左右に表示され、前記横ラインが被調
    整モニター画面上下に表示される四角形のパターンで構
    成され、 前記横に配置された一次元リニアセンサは、左右の前記
    縦ラインに沿って上部、下部に配置された少なくとも4
    個の一次元リニアセンサから構成され、 前記縦に配置された一次元リニアセンサは、上下の前記
    横ラインに沿って左部及び右部に配置された少なくとも
    4個の一次元リニアセンサから構成されていることを特
    徴とする請求項第7項に記載のモニター自動調整装置。
  9. 【請求項9】前記処理手段は、前記縦ラインに沿って配
    置された一次元リニアセンサから得られた位置情報から
    縦ラインの傾きと左右の縦ライン間の距離を算出し、横
    ラインに沿って配置された一次元リニアセンサから得ら
    れた位置情報から横ラインの傾きと上下の横ライン間の
    距離を算出することを特徴とする請求項第8項に記載の
    モニター自動調整装置。
  10. 【請求項10】前記縦ラインに沿って配置された一次元
    リニアセンサは更に、前記上部と前記下部との中間に配
    置された一次元リニアセンサを有し、 前記処理手段は、前記縦ラインに沿って配置された一次
    元リニアセンサから得られた得られた位置情報から、縦
    ラインの湾曲を算出することを特徴とする請求項第8項
    に記載のモニター自動調整装置。
  11. 【請求項11】前記テストパターンは、異なった複数本
    の近接した縦ライン及び横ラインからなる一群の指標パ
    ターンを更に有し、 前記処理手段は、前記指標パターンを検出することによ
    り、当該指標パターンから偏在したテストパターンの画
    面上の位置関係を算出することを特徴とする請求項第1
    項に記載のモニター自動調整装置。
  12. 【請求項12】被調整モニターに検出手段を取り付け、
    当該検出手段によって検出した画面上のテストパターン
    の位置情報と所定の基準パターンの位置情報と比較する
    ことでテストパターンの位置を調整する方法であって、 適正な基準パターンを表示する基準モニターに前記検出
    手段を取り付けて当該基準パターンを検出して位置情報
    を算出し、 前記位置情報を当該検出手段の基準パターンの位置情報
    とすることを特徴とするモニター調整方法。
JP9265351A 1997-09-30 1997-09-30 モニター自動調整装置及び調整方法 Pending JPH11109905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265351A JPH11109905A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 モニター自動調整装置及び調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265351A JPH11109905A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 モニター自動調整装置及び調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11109905A true JPH11109905A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17415976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9265351A Pending JPH11109905A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 モニター自動調整装置及び調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11109905A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030015754A (ko) * 2001-08-17 2003-02-25 엘지전자 주식회사 센서를 이용한 영상 표시 기기의 패러메터 조정 장치 및방법
WO2007148479A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 映像整合装置および映像整合方法
WO2014132423A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 Necディスプレイソリューションズ株式会社 映像解析装置、表示装置、表示装置の測定方法、表示装置の映像補正方法
CN111741291A (zh) * 2020-06-03 2020-10-02 上海绿联软件股份有限公司 屏幕测试方法、电子设备及存储介质

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030015754A (ko) * 2001-08-17 2003-02-25 엘지전자 주식회사 센서를 이용한 영상 표시 기기의 패러메터 조정 장치 및방법
WO2007148479A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 映像整合装置および映像整合方法
US8195010B2 (en) 2006-06-21 2012-06-05 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Video matching apparatus and video matching method
WO2014132423A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 Necディスプレイソリューションズ株式会社 映像解析装置、表示装置、表示装置の測定方法、表示装置の映像補正方法
CN111741291A (zh) * 2020-06-03 2020-10-02 上海绿联软件股份有限公司 屏幕测试方法、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5216504A (en) Automatic precision video monitor alignment system
JP4412214B2 (ja) パターン認識装置、パターン認識方法およびそのパターン認識装置をもつ電子機器
US20030128889A1 (en) Image processing method, image processing apparatus,and storage medium for storing control process
JPH0658594B2 (ja) 表示特性確認方法
US6559837B1 (en) Image luminance detection and correction employing histograms
JP2000134610A (ja) 内視鏡装置
JPH09197999A (ja) 画像表示システムおよびその表示方法
JPH11109905A (ja) モニター自動調整装置及び調整方法
JP3087684B2 (ja) 画像読取装置
US5019917A (en) Coordinate input apparatus
CN108803006B (zh) 光纤扫描成像系统、设备及其畸变检测与矫正系统
US6028966A (en) Image reading apparatus and method including pre-scanning
JP3036103B2 (ja) 画像処理装置および方法
KR100474076B1 (ko) 광원 변화에 반응하는 오토 화이트 밸런스 회로 및 그를 이용한 동영상 카메라 장치
JPH07264611A (ja) 投射型ディスプレイのコンバーゼンス補正装置
JPH07131742A (ja) 投射型ディスプレイの画像補正装置
JP4267746B2 (ja) 映像圧縮装置
JP4085956B2 (ja) 撮像装置
JP2002251171A (ja) 映像の階調性改善装置
JPH06269015A (ja) 画像補正装置
KR20060113375A (ko) 카메라 모듈의 편차 보상 방법 및 장치
JPH06333068A (ja) データシンボル読み取り装置
JP3378814B2 (ja) 液晶プロジェクター装置
JPH0686008A (ja) 画像情報読取り装置
JPH06269014A (ja) 画像補正装置