JP4412214B2 - パターン認識装置、パターン認識方法およびそのパターン認識装置をもつ電子機器 - Google Patents

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本発明は、バーコード読取装置などのパターン認識装置、パターン認識方法およびそのパターン認識装置を設けた電子機器に関し、特に認識率を改善したバーコード読取装置、バーコード読取方法およびそのバーコード読取装置を設けた電子機器に関する。
近年、携帯電話に小型カメラモジュールを装備し、QRコードなどの2次元バーコードを撮影し、バーコードに格納されているデータ(URL、画像、音声、テキスト)を読み取ったり、OCRに代表されるように文字情報を直接読み取る事ができるものが開発、発売されている。バーコード、文字情報にはその方式、サイズ、ピッチなど様々なものがあるが、その認識率向上、読み取り時間短縮が求められている。認識率向上・認識時間短縮の為にはカメラの基本性能(解像度、コントラストなど)の向上と、読み取りエンジンの能力の向上、読み取り手法・シーケンスの改善が必要となるが、中でも入力ソースとしてのカメラ撮影画像の画質が認識率を大きく左右している。
通常、カメラにはAE(Automatic Exposure)による明るさ調整、エッジ強調、コントラスト調整機能が備わっており、認識率を向上させる為の調整が行われ、カメラの画質に合わせて認識エンジン側でも読み取り性能向上の為のエンジンチューニングが行われたりしている。
しかしながら,カメラでバーコードを読み取るシーンを考えると、照明条件、バーコードの印刷状態、撮影距離、ピントなど撮影画質に影響を与える外部要因が多種多様に渡り、全ての撮影条件で最適な認識率を得る調整を実現するのは難しく、同じコードであっても必ずしも認識がうまくいくとは限らない。バーコード、文字などの認識率向上を意図した装置は、例えば特許文献1(従来例1)によって提案されている。
図7に従来例1の画像読取装置の構成を示すブロック図、図8にその動作フローチャートを示す。この従来例1の画像読取装置は、制御部31と、メモリ20aと、状態検出部32と、動作制御部33と、画像入力部34と、画像処理部35と、画像圧縮部36と、外部I/F(インタフェース)15aと、操作部37と、バス18aとを備えている。
制御部31は装置全体を制御し、メモリ20aは制御の為のプログラムや制御に必要な種々のデータを記憶している。状態検出部32は本装置の動作状態および操作状態の検査を行い、動作制御部33は原稿読取動作等の機器動作の制御を行う。画像入力部34は画像をスキャンニングして電気信号に変換し、画像処理部35は読み取った画像デジタル処理を行う。画像圧縮部36は画像データの圧縮処理を行い、外部I/F15aは読取条件の設定および読取データの転送をするコンピュータとインタフェースを行う。操作部37はオペレータによる操作を入力するとともに情報をオペレータに伝え、バス18aはこれら各部を接続する。
図8の動作フローチャートにおいて、まず、ステップS21で、スキャナ配信機能を選択する。次に、読み取る原稿をADF(自動原稿送り装置)またはコンタクトガラス上にセットし(S22)、装置操作部の画面内でメニューとして設けた自動読み取り条件のモードを選択し、必要設定項目を選択しスタートする(S23)。そして予め設定された条件N個のうちの1番目の読み取り条件を設定してプレスキャンを実行させる(S24)。その読み取りイメージをメモリに一時保存する(S25)。保存した画像イメージを画像処理ライブラリのOCRエンジンを使用してOCR処理し,認識文字数を計数し記載する(S26)。これらプレスキャンとOCR処理をN番目まで繰り返しその結果を記録する(S27)。ここでOCR認識した文字数が一番多い条件を選択する(S28)。この選択した読み取り条件で本スキャンし、画像入力部に読み取りを実行させる(S29)。この本スキャンした画像イメージを指定した配信先に配信する(S30)。
この場合の読み取り条件は、MTF補正強度、スムージング補正強度、解像度、コントラスト、輝度、二値化しきい値などである。
この装置は、スキャナの読み取り条件を選択してプレスキャンし、その画像をOCR処理して認識率の高い読み取り条件を自動的に見つけることにより、簡単な方法により最適な読み取り条件を設定することができる画像読み取り装置となっている。
また、複数の読み取り条件により制御された画像診断支援装置(CAD;Computer Aided Diagnosis)が、特許文献(従来例2)に示されている。
図9はこの従来例2の画像診断支援装置の構成を示すブロック図、図10はこの装置の動作を説明するフロー図である。この画像診断支援装置は、入力部41、画像入力部34a、処理部42、記憶部20b、表示部21b、一時記憶部20cから構成される。また、処理部42は、画像データ特性検出部51、しきい値補正部52、診断部53を備え、記憶部20bは、基本プログラム55、画像データ特性検出プログラム56、しきい値57、しきい値補正テーブル58を記憶する。
入力部41は、キーボードなどによりデータ入力をする部分で、入力されたデータは処理部42に供給される。画像入力部34aは、X線フィルムなどの医用画像データを入力をする部分で、この画像データもデータは処理部42に供給される。
処理部42は、CPUなどで構成され、各種処理を実行する。具体的には、処理部42は、入力部41からに指示により、基本プログラム55や各種アプリケーションプログラムを実行し、その結果を一時記憶部20cに記憶したり、表示部21bに表示したりする。
画像データ特性検出部51は、画像データ特性検出プログラム56に従って、画像データの画像特性を検出する。しきい値補正部52は、しきい値補正テーブル58に基づいて、検出された画像特性に対応するしきい値の補正値を決め、補正をする。診断部53は、補正されたしきい値を用いて、画像データの異常箇所を検出し病状診断をする。
また、画像データ特性検出プログラム56は、画像データの画像特性を検出するサブプログラムであり、検出した空間周波数特性からその特性レベルを決めている。この画像特性として、階調特性、解像度、輝度、濃度でもいいとしている。しきい値57は、診断部53が画像データのパターン認識を行う際に用いられる。しきい値補正テーブル58は、画像データ特性検出部51によって検出された画像データの特性レベルとしきい値の補正値とを対応ずけられて記憶している。
図10のフロー図において、まず、画像入力部34aから画像データを入力し処理部42に出力する(ステップS41)。そして画像データ特性検出部51は、画像データ特性検出プログラム56に従って処理を実行し、画像特性を検出する(ステップS42)。画像データ特性検出部51は、入力画像データに対してフーリエ変換を施し空間周波数変換を行い、空間周波数成分の大きさを解析する。この空間周波数成分の大きさに基づいて特性レベルを決定する。
次に、しきい値補正部52は、しきい値補正テーブル58に基づいて、画像データ特性検出処理で決めた特性レベルに対応する補正値を決める(ステップS43)。しきい値補正部52は、しきい値57に記憶したしきい値と補正値とを用いて新しいしきい値を算出する(ステップS44)。そして診断部53がステップS44のしきい値に従って画像データのパターン認識を行い、画像データの異常箇所を検出し診断をする(ステップS45)。
処理部42は、入力部41から異常診断の指示データが入力されたか否かを判定する(ステップS46)。指示データが入力された場合(yes)、処理部42は表示部21bにそのしきい値の入力画面を表示する。そして指示データが入力された場合(ステップS47)、処理部42は入力されたしきい値をしきい値57に記憶し、ステップS44に戻る。一方、指示データが入力されない場合(no)、処理部42は処理を終了する。
この診断装置は、画像データの特性に基づいてしきい値を補正し、補正したしきい値を用いて画像データの異常箇所を検出することにより、複数の画像データの画像データ特性にばらつきがあっても、均一な条件で異常箇所を検出することが出来る。
特開2004−234261号 特開2004−113281号
しかし、上述の従来例1の構成においては、解像度、コントラストなどの複数の読み取り条件から1つを選択して認識率の高い読み取り条件を見つけており、複数の読み取り条件から自動的に認識率を改善している訳ではないので、何回かの処理に時間がかかるという問題がある。また、認識率の高い読み取り条件を見つけるためのプレスキャンを行う為に時間、手間が係り、かつデータ格納用のメモリを確保しなければならないという問題がある。特に使い勝手、操作性が重要視される携帯電話に搭載する場合は、プレスキャンをする時間、手間が商品性が大きく落とす事になる。更にプレスキャンを行う為には予めいくつかの読み取り条件を設定する必要があるが、この設定値の決め方によってはプレスキャンによる認識率向上作業によって必ずしも最適解が見つかるとはいえない。
また、上述の従来例2の構成では、画像診断支援装置として、画像データの特性を検出し、しきい値を補正し、補正後の画像診断の認識率の向上を試みるものであり、複数のパラメータを補正する記載がある。しかし、これら補正パラメータは、自動的に判定されるものではなく、パラメータ毎に補正値を算出するものでもないので、処理時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は,上記問題点を解決し、カメラによって撮影された対象画像の認識エンジンでの解析結果に基づき、認識率を向上させるために必要と判断された画質調整パラメータをカメラ側にフィードバックして、バーコードなどの読み取りに最適な画質調整を自動的に行う事で、メモリ容量の増大を招くことなく、様々な撮影環境下にあっても最適な認識率を得る事が出来るパターン認識装置、パターン認識方法およびそのパターン認識装置をもつ電子機器を提供することにある。
本発明のパターン認識装置の構成は、撮影による画像信号を発生する画像信号発生手段と、この画像信号発生手段からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて前記画像信号発生手段からの前記画像信号を補正する補正手段と、この補正手段により補正された補正画像をパターン認識する認識手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに他のパターン認識装置の構成は、撮影による画像信号を発生する画像信号発生手段と、この画像信号発生手段からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて所定画像処理プログラムにより画質を高めるよう前記画像信号を画質補正する画像処理手段と、この画像処理手段で補正した補正画像をパターン認識する認識手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明において、画質調整パラメータが、画像の解像度であることができ、また、画像の解像度は、入力画像信号に関して2次微分演算を行い輪郭信号を抽出し、この輪郭信号のレベルが映像信号レベルに対して大きくなるように制御することができ、また、パターン認識装置がバーコード読取装置であることが出来る。
本発明の電子機器の構成は、上記のパターン認識装置を備えたことを特徴とし、また、電子機器を、バーコード読取が可能なカメラ付き携帯端末とすることもできる。
本発明のパターン認識方法の構成は、画像信号発生手段からの画像信号を、画像解析手段により解析し、その解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力し、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて前記画像信号発生手段からの前記画像信号を補正手段により補正し、この補正された補正画像を認識手段によりパターン認識することを特徴とする。
本発明の他のパターン認識方法の構成は、画像信号発生手段からの画像信号を、画像解析手段により解析し、その解析結果に基づいて画質調整パラメータを決定して出力し、画像処理手段により、前記画像解析手段からの画質調整パラメータを用いて所定画像処理プログラムにより画質を高めるよう前記画像信号を画質補正し、前記画像処理手段で補正した補正画像を認識手段によりパターン認識することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、画像解析結果に基づき、カメラの画質調整パラメータの読み取りに最適な画質調整を自動的に行っているので、バーコード、文字読取装置などを含むパターン認識装置の認識率向上を図る事が容易に出来るという効果がある。
次に図面により本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態のブロック図である。本実施形態は、パターン認識装置の1つとして、カメラ付き携帯電話に搭載されたバーコード読み取り装置を示している。図1において、カメラ(カメラモジュール10)によって対象画像(バーコード)が撮影される。この対象画像は、その画像認識率を向上させるに必要と判断された画質調整パラメータを、認識エンジンで解析される。この解析結果に基づき、必要と判断された画質調整パラメータをカメラ側にフィードバックして、読み取りに最適な画質調整を自動的に行う。従って、この構成によれば、認識率の向上を図ることが出来る。
図1において、カメラ部となるカメラモジュール10は、光学レンズ11、撮像素子12、AD変換器13、画像処理DSP(Digital Signal Processor)14 、I/F回路(インターフェイス)15、電源ドライバ回路16、マイコン17から構成される。光学レンズ11、撮像素子12が撮像手段となる。AD変換器13、画像処理DSP14が、撮像手段から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換しこのデジタル信号に対して所定の画像処理を行いデジタル映像信号を生成する画像処理手段となる。AD変換器13は、撮像素子12から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。また、画像処理DSP15は、AD変換器13から出力されるデジタル信号に対して所定の画像処理を行い、デジタル映像信号を生成・出力すると共に、水平垂直同期信号やクロック(CLK)信号を出力する。また、電源ドライバ回路16は、撮像素子12を駆動する回路である。制御手段となるマイコン17は、DSP14や電源ドライバ回路16を制御する。
このカメラモジュール10は、装置内部バス18を介してCPU19,メモリ20を含むデータ処理部に接続される。また、装置内部バス18には画像表示手段としてLCD(液晶)表示部21が接続されている。CPU19を含むデータ処理部は、デジタル映像信号の認識のための解析結果に基づき、画質調整パラメータを発生し、カメラモジュール10にフィードバックする。カメラモジュール10は、画質調整パラメータに基づいて自動的に画質補正し、補正した画像をデータ処理部に転送する。また、画質調整(補正)後、バーコード読み取りエンジン処理が、デジタル映像信号に基づき画像パターン認識処理として、CPU19で実行される。
また、本発明の実施形態は、次のようにも構成される。すなわち、カメラモジュール10には、撮影による画像信号を発生する画像信号発生手段と、画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて画像信号発生手段からの前記画像信号を補正する補正手段とが含まれる。また、CPU19を含むデータ処理部には、画像信号発生手段からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、補正手段により補正された補正画像をパターン認識する認識手段とが含まれる。
図2は図1の処理を説明するフロー図である。図2において、ステップS1で、装置電源ONとした後、ユーザーがメニュー等からバーコード読み取りを開始すると(ステップS2)、直ちにカメラが起動され(ステップS3)、カメラモジュール10内のDSP14にて所定の画質設定がなされる(ステップS4)。この画質設定完了後、ステップS4でカメラでの撮影が可能となり、読み取り対象の映像信号が装置内部バス18を介してメモリ20に取り込まれる(ステップS6)。
次のステップS7において、メモリ20からCPU19の読み取りエンジンに画像データが読み込まれ、画像データの解析がなされる。この解析内容としては、ヒストグラム解析などによる解像度、コントラスト等の評価であり、この評価値がエンジンがコードを読み取る為に必要なレベル(経験から来る目標値など)に達しているかどうかが判断される。
ステップS7における画像解析が行われた結果、ステップS8で、補正の必要があるかどうか判定される。ここで、画質補正の必要がある(YES)と判断された項目がある場合、CPU19からカメラモジュール10のDSP14に対して設定変更の指示が送信される(ステップS9)。CPU19からの指示に基づきカメラモジュール10のDSP14ではマイコン17による制御のもとに再度画質設定が実行され、上記一連の撮影動作が実行される。新しい画質設定に基づいた撮影によってメモリ20に取り込まれた画像データは、再びステップS7にて解析され、ステップS8によって画質補正の可否が判断される。
そしてステップ7において画質補正の必要がないと判断されるまで,画質補正、再撮影動作が繰り返され、最終的に画質補正の必要がないと判断された後、次ステップS10のバーコード読み取り動作に移行する。
次のステップS11では、認識エンジンにより入力された画像データの輝度情報を基にCPU19はデータの二値化処理等を施し、バーコードに格納された情報の読み取りを行う。この読み取り動作が問題なく行われたかどうかが,ステップS11で判断され、読み取りがOKの場合は,CPU19によりステップS12の結果の表示を経て一連の動作を終了する(ステップS15)。ステップS11にて読み取り動作がNGであった場合は、ステップS13にてリトライの必要かどうか(YES/NO)の判断がされ、リトライ回数が所定のリトライ回数以下の場合、ステップS5に戻り、一連の撮影、画像データの取り込み、読み取り動作を所定の回数繰り返す(リトライ)。所定のリトライ回数を経ても読み取りがNGの場合はステップ13にて読み取り動作を諦め、ステップS14で読み取り不成功結果を表示し、動作を終了する(ステップS15)。
以上説明した動作により、カメラによって撮影された対象画像(コード)の認識エンジンでの解析結果に基づき、認識率を向上させるために必要と判断された画質調整パラメータをカメラ側にフィードバックして、読み取りに最適な画質調整を自動的に行う事が出来るようにしたので、バーコードの認識率向上を図ることが可能となる。また、画質調整を自動的に行う事が出来るので、処理の途中で必要となるメモリの確保を不要とすることが出来る。
本実施例の構成は、図1と同様であり、その動作も図2のフローと同様である。図1において、カメラモジュール10の撮像素子12は、レンズ11からの光学被写体像を電気信号に変換する。また、画像処理DSP14は、AD変換器13から出力されるデジタル信号に対して色補間、色補正、画質調整など所定の画像処理を行い、デジタル映像信号を生成・出力すると共に、水平垂直同期信号やCLK信号を出力する。I/F回路15は、画像処理DSP14の出力信号と後述するCPU19からの制御信号を装置内部バス18を介してやり取りする。
ここでステップS7における画像解析方法に関して説明する。まず、解像度に関して、図3の画像とその出力信号の模式図を用いて説明する。解像度に関しては、得られた画像G内の被写体画像Bに関して2次微分演算を行い輪郭信号の抽出を行う。図3には一例としてnライン目の映像信号とその2次微分信号(輪郭信号)、mライン目の映像信号とその2次微分信号(輪郭信号)を示している。nライン目の映像信号レベルを 、その2次微分信号のレベルをa、mライン目の映像信号レベルをb、その2次微分信号のレベルをβとする。ここでそれぞれのラインの映像信号レベルと2次微分信号レベルの比をそれぞれ α/a=kn 、β/b=kmとし、その比の基準値をkとする。この時、解像度の判定は、kn≧k、km≧kであるか否かとし、kn<k、km<kの場合は所定の解像度が出ていないと判定する。この判定結果によって解像度不足と判定された場合、ステップS9においてCPU19からカメラモジュール10に対してkm≧k、kn≧kとなる様に、輪郭強調レベルの増加が指示される。この解像度判定による輪郭強調レベルの増加の指示により、撮影画像の解像度を増加させることができ、結果としてコードの認識率を上げることができる。
次にコントラストの判定・調整方法に関して図4、図5により説明する。図4(a)(b)は画面の模式図および図5のコントラストレベル図である。図4(a)はコントラストが低い画像のコントラスト補正前の撮影画像例、図4(b)はコントラスト補正後の画像例である。図4(a)、図4(b)中の「AA’列信号波形」はAA’列の信号波形をアナログ的に表した模式波形、「2値化後予想波形」は「AA’列信号波形」を「2値化閾値」に基づいて2値化した場合の予想模式波形である。また、図5はコントラスト補正前の画像のヒストグラムとコントラスト補正後の画像のヒストグラムを模式的に示したものである。図の縦軸は数量、度数を示し、横軸は信号強度(8ビットの場合)を示し、右端が白、左端が黒となる。
図4(a)に示したコントラストが低い画像のヒストグラム分布は、図5のレベルaの様に全体的になだらかであり、分布のピークがはっきりとせず中間レベルの信号が多く含まれる。これに対し図4(b)に示したコントラスト補正を施してコントラストが高くなった画像では、白黒パターンのメリハリが大きくなる為、ヒストグラム(図5のレベルb)において分布のピークがはっきりと 極化し、中間レベルの信号分布は少なくなる。このようにCPU19は画像データのヒストグラム分布を解析することにより、理想とするヒストグラム分布に近づくようにカメラ側の調整パラメータを制御することが出来る(ステップS9)。この調整パラメータとしては、γ補正カーブの変更、輝度信号のゲインアップが考えられる。
図4(a)に示したように、コントラストが低い画像を2値化した場合は、映像信号のピークレベルが低い為に 値化閾値に達せず、本来のコードパターンを正確に再現出来ない場合がある(2値化予想波形参照)。その結果としてコード内容を正確に読み取れなくなる。これに対し図4(b)の様にコントラスト補正後は、映像信号のピークレベルが高くなり、本来のコードパターンを正確に再現でき(2値化予想波形)、コード内容を読み取れるようになる。
以上説明した動作により、カメラによって撮影された対象画像(コード)の認識エンジンでの解析結果に基づき、認識率を向上させるために必要と判断された画質調整パラメータをカメラ側にフィードバックして、読み取りに最適な画質調整を自動的に行う事が出来るようにしたので、バーコードの認識率向上を図る事が可能となる。
なお、本実施例は、画質調整パラメータとして解像度およびコントラストについて説明したが、更に輝度などの画質調整パラメータを追加して解析し、調整できるようにしてもよい。
図6は本発明の第2の実施例を説明するフロー図である。図6を用いて説明する。第1の実施例と本実施例との相違点は、エンジン解析結果のフィードバック先を、カメラモジュール10のDSP14ではなく、端末装置側に実装されたCPU19とした点である。
この場合、CPU19で実行される画像処理SW(ソフトウエア)にエンジン解析結果がフィードバックされる。すなわち、画像処理SWとしては、ある種の携帯電話に、画質を高めるためのソフトウエアが装備されており、本実施例は、このようなソフトウエアを用いて画質を高めるものである。
本実施例において、データ処理部は、カメラ部(10)からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて所定画像処理プログラムにより画質を高めるよう前記画像信号を画質補正する画像処理手段と、この画像処理手段で補正した補正画像をパターン認識する認識手段とを含んでいる。
この場合、画像解析手段が、第1の実施例と同様に、画像信号を解析しその解析結果に基づき認識率の向上のために必要な画質調整パラメータを判断して出力する。そして本実施例では、画像処理手段が、画像解析手段からの画質調整パラメータにより所定画像処理プログラムに従って画質を高めるよう前記画像信号を画質補正し、認識手段が、画像処理手段で補正した補正画像をパターン認識する。
図6のフローにおいて、装置電源ON(ステップS1)後、ステップS2でユーザーがメニュー等からバーコード読み取りを開始する。この場合、ステップS3で直ちにカメラが起動され、ステップS4でカメラモジュール10内のDSP14にて所定の画質設定がなされる。この画質設定完了後、ステップS5でカメラでの撮影が可能となり、ステップS6で読み取り対象の映像信号が装置内部バス18を介してメモリ20に取り込まれる。
メモリ20に取り込まれた画像データは、次に画像処理SWにより、ステップS7aで、所定の映像信号処理が施される。ここで実行される映像信号処理は、カメラモジュール10から出力される画像に対して画質を高めるために、補完的に実行される処理であり、マイコン17において実行される。
次のステップS7bにおいて、画像データをメモリ20からCPU19の読み取りエンジンに画像データが読み込まれ、画像データの解析がなされる。この解析内容としては、ヒストグラム解析による解像度、コントラスト等の評価であり、この評価値は、エンジンがコードを読み取る為に必要なレベル(経験から来る目標値など)に達しているかどうかで判断される。ステップS7bにおける画像解析が行われた結果、ステップS8で画質補正の必要があるか否かが判定される。ここで、画質補正の必要があると判断された項目がある場合(YES)、ステップS9aでCPU19から画像処理SWに対して設定変更の指示が送信される。そしてステップS7aで、CPU19からの指示に基づき画像処理SWでは再度画質設定が実行され、上記一連の撮影動作が実行される。新しい画質設定に基づいた撮影によってメモリ20に取り込まれた画像データは、再びステップS7bにて解析され、ステップS8によって画質補正の可否が判断される。
ここまでの工程はステップS8において画質補正の必要がないと判断されるまで画質補正、再撮影動作が繰り返され、最終的に画質補正の必要がないと判断された後、次ステップS10の読み取り動作に移行する。
ステップS10では、認識エンジンにより入力された画像データの輝度情報を基にCPU19はデータの2値化処理等を施し、バーコードに格納された情報の読み取りが行われる。次のステップS11で読み取り動作が問題なく行われたかどうかが判断され、読み取りがOKの場合は結果の表示(ステップS12)を経て一連の動作を終了する(ステップS15)。ステップS11にて読み取り動作がNGであった場合は、CPU19によりステップ S13にてリトライの必要の有無の判断がされる。リトライ回数が所定のリトライ回数以下の場合、ステップS5の撮影の動作に戻り、一連の撮影、画像データの取り込み、読み取り動作を所定の回数繰り返す(リトライ)。所定のリトライ回数を経ても読み取りがNGの場合は、ステップS13にて読み取り動作を諦め、読み取り不成功結果を表示し(ステップS14)、動作を終了する(ステップS15)。
以上説明した本実施例の効果は、前述した第1の実施例と同様のものとなるが、カメラモジュール10との通信が不要となるので、処理の簡素化、時間削減が実現できる。
なお、以上述べた本実施例によるバーコード読取装置は、携帯電話に限らず、図1に示したカメラモジュール10を用いた構成をとる電子機器全てに適用出来ることは明らかである。
また、読み取り対象として2次元バーコードを例として挙げたが、他の読み取り対象、例えばJANコードなどの1次元バーコード、文字情報などの読み取り装置にも適用可能な事は明白である。
また、本実施例は、カメラモジュール10とデータ処理部とが内部バス18を介して接続された場合を説明したが、電波または赤外線になどの無線により接続されることも出来る。
本発明は、バーコード読取が可能なカメラ付き携帯端末・携帯電話のみならず、各種バーコード読取装置に適当でき、さらに一般のパタ−ン認識装置に適当でき、またこのようなパターン認識装置を備えた電子機器にも適用することが出来る。
本発明の第1の実施形態を説明するカメラモジュールのブロック図である。 図1の処理を説明するフロー図である。 図1の画像レベルを説明する信号レベル図である。 (a)(b)は図1の他の画像レベルを説明する信号レベル図である。 図1の他の画像レベルを説明する信号レベル図である。 本発明の第2の実施例を説明するフロー図である。 従来例の画像読取装置を説明するブロック図である。 図7の処理を説明するフロー図である。 他の従来例の診断支援装置を説明するブロック図である。 図9の処理を説明するフロー図である。
符号の説明
10 カメラモジュール
11 レンズ
12 撮像素子
13 AD変換器
14 画像処理DSP
15 I/F(インタフェース)回路
15a 外部I/F
16 電源ドライバ回路
17 マイコン
18 内部バス
18a バス
19 CPU
20,20a メモリ
20b 記憶部
20c 一時記憶部
21,21a,21b LCD(表示部)
31 制御部
32 状態検出部
33 動作制御部
34,34a 画像入力部
35 画像処理部
36 画像圧縮部
37 操作部
41 入力部
42 処理部
51 画像データ特性検出部
52 しきい値補正部
53 診断部
55 基本プログラム
56 画像データ特性検出プログラム
57 しきい値
58 しきい値補正テーブル

Claims (12)

  1. 撮影による画像信号を発生する画像信号発生手段と、この画像信号発生手段からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて前記画像信号発生手段からの前記画像信号を補正する補正手段と、この補正手段により補正された補正画像をパターン認識する認識手段と、を備えることを特徴とするパターン認識装置。
  2. 撮影による画像信号を発生する画像信号発生手段と、この画像信号発生手段からの画像信号を解析しその解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力する画像解析手段と、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて所定画像処理プログラムにより画質を高めるよう前記画像信号を画質補正する画像処理手段と、この画像処理手段で補正した補正画像をパターン認識する認識手段と、を備えたことを特徴とするパターン認識装置。
  3. 画質調整パラメータが、画像の解像度である請求項1または2記載のパターン認識装置。
  4. 画像の解像度の補正は、入力画像信号に関して2次微分演算を行い輪郭信号を抽出し、この輪郭信号のレベルが映像信号レベルに対して大きくなるように制御する請求項3記載のパターン認識装置。
  5. パターン認識装置がバーコード読取装置である請求項1乃至4のうちの1項に記載のパターン認識装置。
  6. 請求項1乃至4のうちの1項に記載のパターン認識装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 電子機器が、バーコード読取が可能なカメラ付き携帯端末である請求項6記載の電子機器。
  8. 画像信号発生手段からの画像信号を、画像解析手段により解析し、その解析結果に基づき画質調整パラメータを決定して出力し、この画像解析手段からの画質調整パラメータに基づいて前記画像信号発生手段からの前記画像信号を補正手段により補正し、この補正された補正画像を認識手段によりパターン認識することを特徴とするパターン認識方法。
  9. 画像信号発生手段からの画像信号を、画像解析手段により解析し、その解析結果に基づいて画質調整パラメータを決定して出力し、画像処理手段により、前記画像解析手段からの画質調整パラメータを用いて所定画像処理プログラムにより画質を高めるよう前記画像信号を画質補正し、前記画像処理手段で補正した補正画像を認識手段によりパターン認識することを特徴とするパターン認識方法。
  10. 画質調整パラメータが、画像の解像度である請求項8または9記載のパターン認識方法。
  11. 画像の解像度の補正は、入力画像信号に関して2次微分演算を行い輪郭信号の抽出し、この輪郭信号のレベルが映像信号レベルに対して大きくなるように制御する請求項10記載のパターン認識方法。
  12. パターン認識方法がバーコード読取方法である請求項8乃至11のうちの1項に記載のパターン認識方法。
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