JPH11109509A - マイクロフィルム検索装置 - Google Patents

マイクロフィルム検索装置

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JPH11109509A
JPH11109509A JP28431597A JP28431597A JPH11109509A JP H11109509 A JPH11109509 A JP H11109509A JP 28431597 A JP28431597 A JP 28431597A JP 28431597 A JP28431597 A JP 28431597A JP H11109509 A JPH11109509 A JP H11109509A
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JP
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film
blocks
width direction
optical fiber
frame
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Application number
JP28431597A
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English (en)
Inventor
Shiyouichi Tatsuzuki
祥一 田續
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロフィルムを挟んで対向する光ファイ
バ端面間の透過光量の変化からコマの有無を判別するマ
イクロフィルム検索装置において、光ファイバの端面の
光軸に狂いが発生せず、またフィルム撮影方式が異なる
フィルムに対しても光ファイバの位置を容易に変更し得
るようにする。 【解決手段】 マイクロフィルムを幅方向に横断してマ
イクロフィルムの両面に対向する一対の光ファイバ保持
ブロックと、一対の光ファイバ保持ブロックを一体に結
合してフィルムの撮影方式に対応するフィルム幅方向の
所定位置に移動する移動手段と、両ブロックにそれぞれ
貫通し保持された一端の端面がマイクロフィルムを挟ん
で互いに対向する複数の光ファイバと、一方のブロック
に保持された光ファイバに光を導く光源と、他方のブロ
ックに保持された光ファイバに入射する光量を検出する
光センサと、光センサの出力を2値化する2値化部と、
この2値化信号に基づいてコマの有無を判定してコマの
検索を行う検索部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロフィル
ムの走行方向の濃度変化からコマの有無を判定するマイ
クロフィルム検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムの検索を行うために、
各コマごとにコマの走行軌跡幅と重ならない位置に検索
用マーク(ブリップ)を付しておき、このブリップを検
出して検索する装置が公知である。
【0003】一方このブリップに代えてコマの有無を検
出することにより検索を行うことが考えられている。す
なわちコマの走行軌跡幅内に濃度センサを配設してお
き、この濃度センサが検出するフィルム濃度の変化から
コマの有無を判定するものである。
【0004】
【従来技術の問題点】このようにコマの有無を検出する
場合は、フィルムを挟んで一対の光ファイバの端面を対
向させ、一方の光ファイバに入射した光をフィルムに導
き、フィルムを透過した光を他方の光ファイバで受光
し、この受光量を光センサで検出することが考えられ
る。このように対向する光ファイバの端面間でフィルム
を走行させるものでは、両光ファイバの端面の光軸を高
精度に位置合わせする必要がある。
【0005】しかし光ファイバは極めて細かい。例えば
16mm幅のマイクロフィルムのコマを検出するため
に、フィルムの0.1mmの送り量ごとにフィルム濃度
を検出することが本願の発明者により検討されている
が、この場合には光ファイバの直径は約0.5mm程度
にする必要が生じる。このため光ファイバの光軸の位置
合わせを高精度に行うことができ、また長期間使用して
も光軸に狂いが発生しないものが求められる。
【0006】一方マイクロフィルムではシンプレックス
方式、デュープレックス方式、デュオ方式など種々の撮
影方式がある。このようにフィルムの撮影方式が異なる
と、コマのフィルム幅方向の撮影位置が変化する。この
ためコマを検出する光ファイバのフィルム幅方向の位置
も撮影方式に対応して変更する必要が生じる。
【0007】
【発明の目的】この発明はこのような事情に鑑みなされ
たものであり、フィルムを挟んで対向する光ファイバの
端面の光軸に狂いが発生せず、またフィルム撮影方式が
異なるフィルムに対しても光ファイバの位置を容易に変
更し得るようにしたマイクロフィルム検索装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【発明の構成】この発明によればこの目的は、マイクロ
フィルムの走行方向の濃度変化からコマの有無を判別す
るマイクロフィルム検索装置において、前記マイクロフ
ィルムを幅方向に横断してマイクロフィルムの両面に対
向する一対の光ファイバ保持ブロックと、前記一対の光
ファイバ保持ブロックを一体に結合してフィルムの撮影
方式に対応するフィルム幅方向の所定位置に移動する移
動手段と、両ブロックにそれぞれ貫通し保持された一端
の端面がマイクロフィルムを挟んで互いに対向する複数
の光ファイバと、一方のブロックに保持された光ファイ
バに光を導く光源と、他方のブロックに保持された光フ
ァイバに入射する光量を検出する光センサと、光センサ
の出力を2値化する2値化部と、この2値化信号に基づ
いてコマの有無を判定してコマの検索を行う検索部とを
備えることを特徴とするマイクロフィルム検索装置、に
より達成される。
【0009】ここに光ファイバ保持ブロックの移動手段
は、手動式であってもよいし、モータなどを用いた自動
式であってもよい。手動式とする場合は送りねじ機構に
よってブロックを取り付けた移動台を送ることができ
る。自動式とする場合には、モータで移動台を移動させ
る一方、移動台の位置を位置センサにより監視して移動
台をフィルム撮影方式に対応する位置に制御するものと
することができる。
【0010】
【実施態様】図1は本発明の一実施態様の使用状態を示
す図、図2はここに用いるスキャナの内部を透視した斜
視図、図3はその要部の配置を示す側面図、図4はライ
ンセンサ駆動部を示す斜視図、図5は要部を示す図、図
6は撮影方式が異なるフィルムと光センサの配置を説明
する図である。
【0011】図1において符号10はコンピュータ本体
であり、CPUなどを内蔵する。12はCRTや液晶板
などの表示手段、14はキーボードであり、これらは机
16に載せられている。18はこの机16の下に収納さ
れたスキャナであり、本発明のマイクロフィルム検索装
置を内蔵する。20は机16の横に置かれたプリンタで
ある。
【0012】スキャナ18はその前面上部にカートリッ
ジ挿入口22を持ち、ここに挿入されたカートリッジ2
4(図2、3参照)に入っている16mm幅のマイクロ
ロールフィルム26の画像を低密度で読取る。読取った
画像はコンピュータ本体10内のCPUなどにより所定
の画像処理を施された後、表示手段12に表示される。
【0013】この画像読取りは後記ラインセンサ96を
静止させ、フィルム26だけを走行させながら行われ、
その間にCRTの表示手段12は読取った画像をフィル
ム26の走行に同期させて連続的に変化させながら表示
する。従って表示手段12の表示はフィルム26の走行
に同期して移動することになり、スクリーンに画像を投
影するものとほぼ同様な画像を表示手段12に表示させ
ることができる。
【0014】手動検索の時には、オペレータは表示手段
12の画像を見て、プリント出力が必要な画像に対し出
力を指示する。この出力指示に基づいてスキャナ18そ
のコマの位置を正しい位置にしてその画像全体を高密度
画質により読取る。この高密度画像はプリンタ20にプ
リント出力されたり、光磁気ディスクなどにメモリされ
たり、外部処理装置へ転送される。
【0015】また自動検索の時には、目標コマのアドレ
スをキーボード14から入力する。この自動検索ではコ
マを検出し、コマの数をカウントすることにより目標コ
マを検索する。このコマの検索は、コマの有無を示す後
記する判定部112の判定結果を用いて、後記検索部1
16で行う。
【0016】次にスキャナ18の構成を説明する。スキ
ャナ18は縦長の筐体28を持ち、この筐体28内の前
部上方に供給側リール駆動部30が、前部下方に巻取り
側リール駆動部32が配設されている。供給側リール駆
動部30は、カートリッジ挿入口22にカートリッジ2
4が挿入されると、カートリッジ24を自動的に移動さ
せて回転軸にリール24Aを係合させる。またフィルム
26の先頭を引き出して下方へ送り、巻取り側リール駆
動部32の巻取りリール32Aに導く。
【0017】ここにフィルム26は、図2、3に示すよ
うに、各リール駆動部30、32の間隙の後側すなわち
筐体28の前からみて奥側を通る。図3で34、34、
36、36はフィルム26のガイドローラである。従っ
てこの間隙と筐体28の正面パネル28Aとの間に空間
38が形成され、ここに後記する光源部52が収容され
る。
【0018】巻取り側リール駆動部32は、図3に示す
ようにリール32Aに接触して走行するドライブベルト
40を持つ。このドライブベルト40はガイドローラ4
2、44、駆動ローラ46、エンコーダ48、テンショ
ンローラ50に巻掛けられ、駆動ローラ46によりフィ
ルム巻取り方向(矢印方向)に走行駆動される。エンコ
ーダ48はフィルム26の一定送り量(例えば0.1m
m)ごとにサンプリング信号を出力する。
【0019】52は、前記両リール駆動部30、32の
間の空間38に収容される光源部であり、ランプ54、
反射鏡56、コンデンサーレンズ58や適宜のフィルタ
ー等を有する。図2で60は電源回路部、62はモータ
などの電力制御回路部である。
【0020】次にラインセンサ駆動部64を説明する。
ラインセンサ駆動部64は投影レンズ66と一体化され
ている。すなわち図3,4に示すように、ラインセンサ
駆動部64のフレーム(回転フレーム)68には、投影
レンズ66を保持する筒部70が一体形成されている。
この筒部70に保持される投影レンズ66は固定焦点で
約2倍の倍率を持つ。筒部70は、筐体28に固定され
たフレーム(固定フレーム)72に回動自在に保持さ
れ、読取る画像の傾きを修正できるようにしている。こ
こに筒部70はフィルム26に垂直な光軸74を中心と
して回転する。
【0021】回転フレーム68の筒部70と、固定フレ
ーム72に取付けられたサーボモータ76のプーリ76
Aとには、ベルト78が巻掛けられている。そしてモー
タ76の回転により回転フレーム68は光軸74を中心
にして回動可能である。
【0022】回転フレーム68には、図4に示すように
筒部70と反対の面に可動台80が取付られている。す
なわちこの可動台80は一対のガイドロッド82、82
に摺動自在に保持され、筒部70の開口付近を光軸74
に直交する方向へ往復動可能である。
【0023】回転フレーム68には可動台80の往復方
向と平行に、プーリ84、84に巻き掛けたベルト86
が設けられ、このベルト86に可動台80の一側が固定
されている。また一方のプーリ84にはサーボモータ8
8の回転がベルト90を介して伝えられる。この結果サ
ーボモータ88を正逆転させることによって、可動台8
0を光軸74に直交する平面上で往復動させることがで
きる。
【0024】可動台80には、ガイドロッド82、82
に直交する方向、すなわち可動台80の往復方向に直交
する方向に、長窓92が形成されている。この長窓92
はその長さ方向の中心が光軸74上に位置する。この可
動台80の後面すなわち筒部70と反対側の面には、プ
リント配線基板94が光軸74に直交するように固定さ
れている。
【0025】この基板94には長窓92に臨むCCDラ
インセンサ96が固定されている(図3)。なおこの基
板94には、このラインセンサ96の出力を増幅するプ
リアンプなども搭載されている。CCDラインセンサ9
6の受光面は、投影レンズ66の投影画像の結像面に一
致させるのは勿論である。
【0026】次にコマを検出する装置を図5を用いて説
明する。マイクロフィルム26の画像読取り位置すなわ
ち光軸74の位置よりも上流側(供給リール24A側)
には、フィルム26を幅方向に横断しかつフィルム26
の両面に僅かな間隙を持って対向する一対の光ファイバ
保持ブロック100,102が配設されている。これら
のブロック100,102にはフィルム幅方向に並べた
適宜数例えば3本づつの光ファイバ104,106が貫
挿されている。これらのブロック100,102の構造
については後記する。
【0027】これら光ファイバ104,106はフィル
ム26に対して垂直に保持され、これらの端面はフィル
ム26を挟んで対向している。すなわち3本の光ファイ
バ104の端面は、それぞれ3本の光ファイバ106の
端面に対向する。この結果端面がフィルム26を挟んで
互いに対向する組合せが3組できることになる。
【0028】ブロック100に保持された3本の光ファ
イバ104は束ねられて光源部52のランプ54の近傍
へ導かれている。このためランプ54から3本の光ファ
イバ104に光が入射し、この光がフィルム26の一方
の面(ブロック100側の面)に導かれる。
【0029】ブロック102に保持された3本の光ファ
イバ106には、それぞれに対向する3本の光ファイバ
104が射出する光がフィルム26を経て入射する。3
本の光ファイバ106はブロック102からそれぞれ光
センサ108に導かれる。3つの光センサ108の出力
である濃度信号は2値化部110に別々に入力され、こ
こで前記エンコーダ48が出力するサンプリング信号に
同期して2値化される。
【0030】3つの2値化信号はそれぞれ判定部112
に入力され、ここで各光センサ108の出力に基づいて
コマの有無の判定結果が求められる。ここにフィルム2
6はシンプレックスやデュープレックスやデュオなどの
撮影方式が異なることがあり、本発明ではこの撮影方式
に対応してブロック100、102をフィルム幅方向へ
移動させて、コマを検出する。その機構については後記
する。
【0031】3本の光ファイバ104,106の端面
は、図6の(A)に示すようにフィルム26の走行方向
に対して直交する直線L上にあり、かつフィルム26の
幅方向の異なる位置に比較的近接している。この実施態
様では、光センサ108が光ファイバ106の入射光量
を検出するので、実質的には光ファイバ106の端面が
フィルム26に対向する位置に光センサ108が位置す
るのと同じである。従ってこの図6では、光ファイバ1
06のフィルム26側の端面位置に光センサ108が位
置するものとして表現している。
【0032】これら3つの光センサ108の検出位置は
ブロック100、102に位置によって設定されるか
ら、これらのブロック100、102は結合され一体と
して、フィルム撮影方式が異なる場合にフィルム幅方向
へ移動され、3つの光センサ108が各撮影方式のコマ
を通過するように、フィルム幅方向の位置決めがなされ
る。図6で(A)はシンプレックス方式の場合であり、
この時は光センサ108はフィルム幅方向中央に位置決
めされる。
【0033】図6の(B)はデュオ方式の場合であり、
原稿の表と裏を上下のチャネルに同時撮影しているか
ら、光センサ108はいずれか一方のチャネルのコマを
検出するように位置決めされる。図6の(C)はデュー
プレックス方式の場合であり、この場合は読出し中の上
または下のチャネルのコマを検出する位置に光センサ1
08を移動する。判定部112では、3つの2値化部1
10の出力である2値化信号を用いてコマの有無を判定
する。例えば判定結果の過半数あるいは一定割合以上が
黒ならコマ有りと判定する。検索部116では判定部1
12が出力する判定信号を積算することにより、目標の
コマを検索する。
【0034】次に光ファイバ104、106の端を保持
する光ファイバ保持ブロック100、102を図7〜9
を用いて説明する。図7の(A)と(B)はこれらブロ
ック100、102の組合せ状態を示す側面図と平面
図、図8は両ブロックの分解斜視図、図9は両ブロック
の分解状態の断面図である。
【0035】ブロック100、102は全く同一構造の
ものを互いに反転させて組合せて用いる。すなわち、両
ブロック100、102は、これらの対向する面がステ
ンレスなどの金属板100A、102Aで作られ、これ
らの金属板100A、102Aの後にポリブチレンテレ
フタレート(PBT)などの合成樹脂100B、102
Bが一体にモールドされたものである。金属板100
A、102Aおよび樹脂100B、102Bは両端がの
びて、後記する移動台302への取付部100C、10
2Cとなっている。ここに取付部100C、102Cは
ブロック100、102の幅方向に偏位している。この
ため両ブロック100、102を組合せて移動台302
に取付ける時に(図7の(B)参照)、ドライバなどの
工具が他方の取付部100Cまたは102Cに干渉する
のを防ぐことができる。
【0036】両ブロック100、102の長さ方向の中
央には、前記3本の光ファイバ104、106が直線L
上(図6(A)、図7(B)参照)に所定間隔をもって
保持されている。ここに光ファイバ104、106は樹
脂で被覆したものであり、これら光ファイバ104、1
06の一端の樹脂を所定長さだけ剥いでブロック10
0、102に形成した小径の保持孔に通し、接着剤によ
ってブロック100、102に固着する。そして保持孔
から突出した光ファイバ104、106の端面をブロッ
ク100、102の表面と共に研磨して平面としたもの
である。
【0037】これらのブロック100、102の一方1
02には、その長手方向のできるだけ離れた位置に位置
決め用基準ピン208と結合ピン210とが固定されて
いる。これらのピン208、210はパイプ状で両端に
雌ねじが切られ、中央にフランジ212を有する。基準
ピン208は、ブロック102の金属板102Aおよび
樹脂102Bに形成された円形の孔(基準孔)214に
金属板102A側から挿入され、樹脂102B側からビ
ス216を螺入することによってブロック102に固定
される。
【0038】同様に結合ピン210は、金属板102A
および樹脂102Bに形成されたブロック102の長手
方向に長い長孔218にビス220で仮止めされる。一
方他方のブロック100には、基準ピン208が遊動不
能に嵌入する円形の基準孔222と、結合ピン210が
遊動可能に係入するブロック100の長手方向に長い長
孔224とが形成されている。
【0039】従ってこれらのブロック100と102と
を組み立てる際には、まずブロック100の基準孔22
2をブロック102の基準ピン208に嵌合させつつ、
また同時に長孔224を結合ピン210に係入させつ
つ、両ブロック100と102とを組合せる。そしてビ
ス226、228をブロック100側からピン208、
210に螺入して締付け、同時に結合ピン210のビス
220をブロック102側から締付ければよい。この時
ピン208、210にフランジ212は、両ブロック1
00、102の間隙寸法を一定に保つ。
【0040】このように基準ピン208で両ブロック1
00、102の長手方向の位置決めを行いつつ、結合ピ
ン210で幅方向の位置決めを行うから、両ブロック1
00、102の光ファイバ104、106の光軸を高精
度に一致させ保持することができる。またピン208、
210のビス216、220または226、228を螺
脱することにより容易に両ブロック100、102は分
解でき、光ファイバ104、106の端面などをクリー
ニングして汚れを除去することができる。
【0041】なお両ブロック100、102の基準孔2
14、222および結合用の長孔218、224の加工
は次のように行うことができる。一つの方法は、両ブロ
ック100、102を別途用意した治具にセットし、光
ファイバ104、106の光軸を合せた状態で固定した
後、両ブロック100、102を貫通するようにドリル
加工によって基準孔214、222あるいは結合用長孔
218、224を同時に加工すればよい。他の方法は、
ブロック100と102との樹脂100B、102B側
を一体として共通1個の金型によって形成し、基準孔2
14、222および結合用長孔218、224をそれぞ
れドリル加工で同時に加工した後、樹脂部分をカッター
で分割するものである。
【0042】次に光ファイバ保持ブロック100、10
2をフィルム幅方向に移動させる移動手段300を図1
0を用いて説明する。この図10に示す移動手段300
は手動式である。前記ブロック100と102とはピン
208、210によって結合され、この結合体は移動台
302に固定される。すなわち一方のブロック102が
ビス304、304によってこの移動台302に固定さ
れる。
【0043】移動台302は、装置フレーム306にフ
ィルム幅方向に固定された2本のガイドレール308、
308上をスライド可能である。移動台302は送りね
じ310によってガイドレール308上を移動する。こ
こに送りねじ310は手動つまみ312により回動可能
である。この送りねじ310の回転量は表示メータ31
4にベルト316によって伝えられ、このメータ314
によって光センサ108のフィルム幅方向の位置を検知
することができる。
【0044】図11は他の実施態様である移動手段30
0Aを示す図である。この実施態様では移動台302A
を移動させる送りねじ310Aをモータ320によって
回転させる一方、移動台302Aの位置は、位置センサ
322によって検出される。この位置センサ322は、
移動台302Aに固定したスリット付きの板324の移
動を、フォトセンサ326で検出し、通過したスリット
数を積算することにより移動台302Aの位置を検出す
るものである。
【0045】この位置センサ322の出力は制御部32
8に入力される。この制御部328は、検索するフィル
ムの撮影方式に対応した光センサ108の位置を求め、
モータ320を駆動して移動台302Aを移動させ、光
センサ108を所定位置に移動させる。なおこの図11
では図10と対応する部分には同一番号を付して示した
から、その説明は繰り返さない。
【0046】この実施態様ではブロック100、102
をステンレスの金属板100A、102Aと、PBT樹
脂100B、102Bとを一体にモールドしたので、温
度変化による変形が発生しにくい。またフィルム26に
対向する面に金属板100A、102Aが表れているの
で、この金属板100A、102Aを装置フレームに接
地することによりフィルム26の帯電を防止できる。
【0047】以上説明した実施態様では画像撮影用の光
源部52を用いて各光ファイバ104に光を導いている
ので、光源を簡素化できる利点がある。しかしこの発明
は他の1つの光源を用いたり、複数の光源を用いて各光
ファイバ104に光を導いてもよい。
【0048】この実施態様ではこのように光ファイバ1
04,106を用いているから、幅の狭いフィルム26
の幅方向にこれらの光ファイバ104,106の端面を
互いに接近させて配設することが可能になる。しかし本
発明はブロック100、102に1本ずつの光ファイバ
を保持したものも包含する。この場合に2値化部110
の出力が直接コマの有無を示す判定信号となるから、判
定部112は不用になる。
【0049】またこの発明では濃度センサ(光センサ)
をフィルム走行方向に直交する直線L上に並べているか
ら時間的に同一のタイミングでコマの有無を検出するこ
とができる。このため複数の濃度センサ(光センサ)を
フィルムの走行方向にずらして配置する場合のように、
各濃度センサ(光センサ)の出力タイミングのずれを補
正する必要が無くなり、回路構成が単純になる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、一対の
光ファイバ保持ブロックを一体に結合してフィルム幅方
向に移動可能な移動台に取付け、光ファイバが撮影方式
が異なるフィルムに対してコマを検出できる位置に来る
ようにこの移動台を移動するようにしたものであるか
ら、フィルム撮影方式が異なっても一対の光ファイバの
光軸が狂うことなくコマを精度良く検出することができ
る。このためコマの検索精度が向上する。
【0051】ここにブロックの移動手段は手動式であっ
てもよく(請求項2)、この場合は構成が簡単になり、
フィルムごとに最適な位置を手動設定することができ
る。ブロックの移動手段はモータを用いて自動で行うよ
うにしてもよい(請求項3)。この場合にはフィルム撮
影方式に対して最適な位置を予めメモリしておき、検索
するフィルムに対応して自動でブロックを最適な位置に
移動させることができるので、操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の使用状態を示す図
【図2】ここに用いるスキャナの内部を透視した斜視図
【図3】その要部の配置を示す側面図
【図4】ラインセンサ駆動部を示す斜視図
【図5】要部を示す図
【図6】フィルムの撮影方式が異なるフィルムと光セン
サの配置を説明する図
【図7】両ブロックの組合せ状態を示す側面図と平面図
【図8】両ブロックの分解斜視図
【図9】両ブロックの分解断面図
【図10】移動台の移動手段の一実施態様を示す図
【図11】移動台の移動手段の他の実施態様を示す図
【符号の説明】
26 マイクロフィルム 52 光源部 54 ランプ 100,102 光ファイバ保持ブロック 104,106 光ファイバ 108 光センサ 110 2値化部 112 判定部 114 センサ選択部 116 検索部 300,300A 移動手段 302 移動台 306 装置フレーム 308 ガイドレール 310 送りねじ 312 つまみ 314 表示メータ 320 モータ 322 位置センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの走行方向の濃度変化
    からコマの有無を判別するマイクロフィルム検索装置に
    おいて、 前記マイクロフィルムを幅方向に横断してマイクロフィ
    ルムの両面に対向する一対の光ファイバ保持ブロック
    と、前記一対の光ファイバ保持ブロックを一体に結合し
    てフィルムの撮影方式に対応するフィルム幅方向の所定
    位置に移動する移動手段と、両ブロックにそれぞれ貫通
    し保持された一端の端面がマイクロフィルムを挟んで互
    いに対向する複数の光ファイバと、一方のブロックに保
    持された光ファイバに光を導く光源と、他方のブロック
    に保持された光ファイバに入射する光量を検出する光セ
    ンサと、光センサの出力を2値化する2値化部と、この
    2値化信号に基づいてコマの有無を判定してコマの検索
    を行う検索部とを備えることを特徴とするマイクロフィ
    ルム検索装置。
  2. 【請求項2】 移動手段は、手動式である請求項1のマ
    イクロフィルム検索装置。
  3. 【請求項3】 移動手段は、光ファイバ保持ブロックを
    フィルム幅方向へ移動するモータと、この光ファイバ保
    持ブロックのフィルム幅方向の位置を検出する位置セン
    サと、前記位置センサの出力に基づいて前記光ファイバ
    保持ブロックをフィルム撮影方式に対応するフィルム幅
    方向の所定位置に移動させるように前記モータを駆動す
    る制御部とを備える請求項1のマイクロフィルム検索装
    置。
JP28431597A 1997-10-02 1997-10-02 マイクロフィルム検索装置 Pending JPH11109509A (ja)

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