JPH11109249A - 赤外顕微鏡 - Google Patents

赤外顕微鏡

Info

Publication number
JPH11109249A
JPH11109249A JP9282853A JP28285397A JPH11109249A JP H11109249 A JPH11109249 A JP H11109249A JP 9282853 A JP9282853 A JP 9282853A JP 28285397 A JP28285397 A JP 28285397A JP H11109249 A JPH11109249 A JP H11109249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aperture
image
sample
angle
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9282853A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Wachi
忠志 和知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9282853A priority Critical patent/JPH11109249A/ja
Priority to US09/220,094 priority patent/US6215588B1/en
Publication of JPH11109249A publication Critical patent/JPH11109249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作でアパーチャを試料表面の目的の
測定領域又は物体に対応した位置、形状、大きさ及び角
度に設定することのできる赤外顕微鏡を提供する。 【解決手段】 使用者が画面上で3つの点P1〜P3を
順次指定すると、表示装置の画面上には、その3点の位
置データに基づいて仮想的に生成されたアパーチャ像が
矩形24aとして試料像23に重畳して表示される。こ
の矩形24aの形状、大きさ、試料像23に対する位置
及び角度に基づいて、実際のアパーチャの形状、大き
さ、試料に対する位置及び角度等が自動的に調節され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外顕微鏡に関し、
特に、試料表面における測定領域を制限するためのアパ
ーチャ等を含む視野制限機構に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外顕微鏡は、試料に赤外光を照射した
ときに該試料の表面で反射される赤外光(反射赤外光)
又は該試料を透過して来る赤外光(透過赤外光)のスペ
クトル(波長強度分布)を調べることにより該試料の分
析を行なうための装置である。赤外顕微鏡を用いた分析
において、視野に一度に捉え得る領域の大きさは一般に
100μm〜1mm程度の微小領域であるが、場合によ
っては、その微小領域中の更に小さな領域や、該微小領
域にて発見された小さな異物等に特に注目して分析を行
なうこともある。このように、試料表面の微小領域や微
小物の分析を行なうために、一般に赤外顕微鏡にはアパ
ーチャ板等から成る視野制限機構が備えられている。こ
の視野制限機構により適宜視野を制限し、目的の領域又
は物体から来る反射又は透過赤外光のみを赤外検出部へ
取り込むようにすれば、測定対象外の領域から来る赤外
光に起因するノイズ等を抑え、より精度の高いスペクト
ル分析を行なうことができる。
【0003】視野制限機構は一般に、複数の板状部材
(以下、この部材をアパーチャ板と呼ぶ)を組み合わせ
て成るアパーチャにより試料から来る赤外光の一部のみ
を通過させるアパーチャ部、前記アパーチャの形状、大
きさ等を適宜変更するために前記アパーチャ板の位置や
角度等を調節するためのアパーチャ駆動部、等を備えて
いる。アパーチャ駆動部は、動力源から供給される駆動
力をネジやギヤ等でアパーチャ板や他の構成部品へ伝達
するもので、前記動力源の形式としては、手動式(すな
わち使用者がツマミを回すことにより駆動力を発生させ
る)、電動式(パルスモータ、リニアモータ等により駆
動力を発生させる)等がある。
【0004】図4は、従来より知られている赤外顕微鏡
の、アパーチャ部32、対物光学系34、及び試料ステ
ージ36を含む部分を示す概略構成図であり、このうち
(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線における断
面図である。また、図4(a)のうち、特にアパーチャ
部32は、その内部構造を示すために垂直断面図により
描いている。この図4を参照しながら各部の構成及び作
用について説明する。
【0005】まず、試料ステージ36は、図示せぬステ
ージ駆動部を適宜操作することにより、2次元平面(図
4のX−Y平面)内で位置を変更することができるだけ
でなく、高さ(図4のZ軸方向の位置)も適宜変更する
ことができる。試料ステージ36の直上には図示せぬレ
ンズ等から成る対物光学系34が配置されており、更に
その直上にはアパーチャ部32が、その中心軸が対物光
学系34の中心軸33と一致するように配置されてい
る。アパーチャ部32にはアパーチャホルダ38及び4
枚のアパーチャ板40、41、42及び43が含まれて
いる。アパーチャホルダ38は、図示せぬ赤外顕微鏡の
本体部に、前記中心軸33を中心として回動可能な状態
で保持されている。また、アパーチャホルダ38内の4
枚のアパーチャ板40〜43のうち、一対の対向するア
パーチャ板40及び42は一の直線上を摺動可能であ
り、別の一対のアパーチャ板41及び43は前記直線に
直交する他の直線上を摺動可能である。なお、アパーチ
ャ駆動部は、通常、対になったアパーチャ板(40と4
2、41と43)を相互に同期して同じ距離だけそれぞ
れ逆方向に移動させるように構成される。
【0006】上記赤外顕微鏡により試料の分析を行なう
場合、まず、試料ステージ36上で対物光学系34の下
に試料44を載置し、可視光源46を点灯する。そし
て、試料ステージ36のZ方向の位置を適宜調節する
と、アパーチャ部32の結像面(上のアパーチャ板と下
のアパーチャ板の接触面)上に試料44の拡大像45が
結ばれる。この拡大像45を図示せぬ目視光学系を通し
て目視確認しながら、使用者は、図示せぬアパーチャ駆
動部を適宜操作することにより、試料44の拡大像45
の所望部分のみがアパーチャ48内に含まれるように、
各アパーチャ板の位置、アパーチャホルダ38の回転
角、試料ステージ36のX−Y平面上の位置等を調節す
る。以上のようにアパーチャ48の調節が完了したら、
可視光源46を消し、赤外光源47を点灯して、試料4
4で反射される赤外光のスペクトル分析を行なう。
【0007】一般に、赤外顕微鏡のアパーチャ部には、
図4(b)に示したように、4枚のアパーチャ板を用い
て矩形状のアパーチャを形成するように構成されたもの
が多い。このような赤外顕微鏡を用いる場合、使用者
は、アパーチャの調節作業として、(1)ステージ駆動
部を操作して試料ステージのX−Y平面内における位置
を適宜変更することにより、試料に対するアパーチャの
相対位置(X,Y)を決定する、(2)アパーチャ駆動
部を操作して赤外顕微鏡の本体部に対するアパーチャホ
ルダの回転角を適宜変更することにより、試料に対する
アパーチャの相対角度を決定する、(3)アパーチャ駆
動部を操作して第1の対のアパーチャ板間の距離d1及
び第2の対のアパーチャ板間の距離d2を適宜調節する
ことにより、アパーチャの各辺の長さを決定する、とい
う各作業を行なう必要がある(ただし、各作業を行なう
順序は上記に限らず、適宜変更することもできる)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外顕微鏡にお
いて、上記のようなアパーチャの調節作業を行なう際に
は、例えば、(a)ステージ操作部が有するX座標設定
スイッチ及びY座標設定スイッチを操作して試料ステー
ジの位置を決定し、(b)アパーチャ駆動部が有する角
度設定ツマミを操作してアパーチャホルダの角度を決定
し、(c)アパーチャ駆動部が有する第1距離設定ツマ
ミ及び第2距離設定ツマミを操作して各対のアパーチャ
板間の距離d1及びd2を決定する、というように、各
作業毎に設けられた操作手段を一つずつ操作する必要が
あった。ところが、図4に示したような赤外顕微鏡で
は、アパーチャの大きさを試料よりも小さくすると、試
料の全体像を目視確認することができなくなるため、試
料表面上の目的の測定領域にアパーチャを正しく対応さ
せるには相当の注意が必要となり、使用者に負担を強い
ていた。また、非熟練者が上記作業を行なうとアパーチ
ャの調整に時間がかかってしまい、これにより分析効率
が低下していた。
【0009】上記問題に鑑み、本願出願人は、撮像手段
により撮影された試料像を画像表示手段の画面上に表示
し、更に、アパーチャの実際の開度に対応する信号に基
づいてアパーチャ像を仮想的に生成し、前記試料像に重
畳して表示することにより、アパーチャが試料表面のど
の領域に対応しているかを画面上で容易に確認できる赤
外顕微鏡を先に提案した(特願平8−140952
号)。これにより、アパーチャの調節作業をそれまでよ
りも容易に行なうことができるようになった。
【0010】本発明は、上記赤外顕微鏡に更に改良を加
えることにより、更に簡単な操作でアパーチャを試料表
面の目的の測定領域又は物体に対応した位置、形状、大
きさ及び角度に設定することのできる赤外顕微鏡を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような技術的背景
の下に成された本発明に係る赤外顕微鏡は、 a)大きさ及び形状の変更可能な矩形状のアパーチャを有
するアパーチャ部、 b)前記アパーチャの大きさ及び形状を変更するためのア
パーチャ駆動手段、 c)試料に対する前記アパーチャの位置及び角度を変更す
るための位置及び角度変更手段、 d)画像信号を受けて画像を表示する画像表示手段、 e)試料を撮影して試料像を前記画像表示手段に表示する
撮像手段、 f)前記画像表示手段の画面上に矩形状のアパーチャ像を
前記試料像に重畳して表示するとともに、操作者による
入力手段の操作に応じて該アパーチャ像の形状、大き
さ、位置及び角度を変更するアパーチャ像生成手段、 g)前記アパーチャの前記試料に対する形状、大きさ、位
置及び角度が、前記画像表示手段の画面上における前記
アパーチャ像の前記試料像に対する形状、大きさ、位置
及び角度と同一となるように、前記アパーチャ駆動手段
及び位置及び角度変更手段を制御する制御手段、を備え
ることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る赤外顕微鏡におい
て、アパーチャは、例えば、先に図4に示したように複
数のアパーチャ板を組み合わせて構成することができ
る。アパーチャ駆動手段は、パルスモータやリニアモー
タのように、電気的に制御可能な動力源を利用して構成
する。位置及び角度変更手段は、例えば、2次元平面内
で位置を変更可能な電動X−Yステージと、前記アパー
チャ板を内部に保持し、電気的に制御可能な動力源によ
り回動可能なアパーチャホルダを組み合わせることによ
り構成できる。画像表示手段には、通常に使用される画
像表示装置(CRT、液晶ディスプレイ等)が利用でき
る。撮像手段には、通常に使用される撮像装置(CCD
カメラ等)が利用できる。アパーチャ像生成手段、入力
手段及び制御手段は、例えば、マウスやキーボード等の
入力装置が接続されたパーソナルコンピュータに所定の
プログラムをインストールし、更に、上記アパーチャ駆
動手段、画像表示手段及び撮像手段を該パーソナルコン
ピュータに接続することにより構成する。
【0013】本発明に係る赤外顕微鏡の作用は次の通り
である。まず、アパーチャの設定作業において、使用者
は、従来と同様の方法で試料を撮像手段により撮影し、
その像を画像表示手段に表示させる。これとは別に、画
像表示手段には、アパーチャ像生成手段により生成され
たアパーチャの仮想的な像が、上記試料像に重畳して表
示される。ここで、使用者が入力手段を操作すると、そ
の操作に応じてアパーチャ像生成手段が画面上における
アパーチャ像の形状、大きさ、位置及び角度を適宜変更
する。従って、使用者は、画面上に重畳して表示された
試料像とアパーチャ像を目視確認しながら入力手段を適
宜操作することにより、試料像の所望部分がアパーチャ
像内に含まれるようにすることができる。こうして、試
料像の所望部分を含むようにアパーチャ像が確定された
後、制御手段は、実際のアパーチャの試料に対する形
状、大きさ、位置及び角度が、前記画像表示手段の画面
上における前記アパーチャ像の前記試料像に対する形
状、大きさ、位置及び角度と同一となるように、前記ア
パーチャ駆動手段及び位置及び角度変更手段を適宜制御
する。
【0014】矩形状のアパーチャ像の画面上における形
状、大きさ、位置及び角度を決定する方法としては、例
えば、入力手段により画面上の3点を指定し、その3点
の画面上における位置を示すデータに基づいて、アパー
チャの形状、大きさ、位置及び角度を算出するという方
法が挙げられる。この方法を用いる場合の作用は次のよ
うになる。
【0015】まず、試料像とアパーチャ像とが重畳して
表示された画像表示手段の画面上において3つの点が指
定されると、アパーチャ像生成手段は、前記3つの点の
位置データに基づいて、新たなアパーチャ像の画像信号
を電気的に生成し、該画像信号を上記撮像手段が出力す
る画像信号に重畳する。すると、画像表示手段の画面上
では、新たな矩形上のアパーチャ像が試料像に重畳して
表示される。このように3点を適宜指定することによ
り、使用者は、試料像の所望部分がアパーチャ像内に含
まれるようにする。こうしてアパーチャ像を確定した
後、使用者は、入力手段を操作して制御手段に赤外スペ
クトル分析の開始を指示する。この指示を受けると、制
御手段は、上記3点の位置データに基づいて、実際のア
パーチャの形状、大きさ、試料に対する位置及び角度を
算出し、その算出結果に基づいて前記アパーチャ駆動手
段及び位置及び角度変更手段を適宜制御する。
【0016】なお、3点を簡単に指定できるようにする
ため、上記入力手段は、例えば、マウスカーソルをディ
スプレイの画面上の所望の位置にセットしてマウスのボ
タンをクリックすることによりその点の画面上における
位置データが取得される、というような従来より一般に
知られている構成とすることが好ましい。
【0017】アパーチャの形状、大きさ、試料に対する
位置及び角度を決定するための変数及びその算出方法に
ついて説明する。一般に、2次元平面上において矩形の
形状、大きさ、平面上における位置及び角度を決定する
には5つの変数、すなわち、矩形の基準点の位置を決定
するための第1変数及び第2変数、矩形の基準線の角度
(方向)を決定するための第3変数、及び、前記アパー
チャの形状及び大きさを決定するための第4変数及び第
5変数、が必要となる。ここで、矩形の基準点として利
用できる点としては、例えば、矩形が有する4つの頂点
のうちの1つや、矩形が有する2本の対角線の交点が挙
げられる。このうち、1頂点を矩形の基準点とする場
合、矩形の角度は、例えば、前記頂点を一端とする1辺
の、試料に対する角度と定義する。また、対角線の交点
を矩形の基準点とする場合、矩形の角度は、例えば、対
角線のうちの1本の、試料に対する角度と定義する。
【0018】本発明において、上記5つの変数を、例え
ば、第1の点の位置データに基づいて前記第1変数及び
第2変数の値を設定する第1ステップ、第1の点及び第
2の点の位置データに基づいて前記第3変数及び第4変
数の値を設定する第2ステップ、及び、全3点の位置デ
ータに基づいて前記第5変数の値を設定する第3ステッ
プ、という3つのステップを含む行程により決定するよ
うにすると、少ない手順で簡単にアパーチャに関する各
種変数の設定を行なうことができる。なお、この行程の
より具体的な例については後述する実施例で説明するこ
ととする。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る赤外顕微鏡によれば、例え
ば、マウスを用いてディスプレイの画面上の3点を順次
指定する、というような簡単な操作を行なうだけで、自
動的にアパーチャの形状、大きさ、試料に対する位置及
び角度を示す変数が決定され、それに応じて実際のアパ
ーチャの調節も自動的に行なわれる。従って、赤外顕微
鏡による分析を従来よりも高い効率で行なうことができ
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例である赤外顕微鏡シ
ステム10の概略的構成を示す図である。この赤外顕微
鏡システム10は、赤外分析部12及びデータ処理部1
4から主として構成されている。
【0021】赤外分析部12は、赤外光及び可視光を試
料に照射するための光源部、試料ステージ、該試料ステ
ージの位置を変更するためのステージ駆動部、試料から
の光を収束させて後記アパーチャ部内に試料像を結像さ
せるための対物光学系、複数のアパーチャ板を組み合わ
せて成る矩形上のアパーチャ及び該アパーチャを保持す
る回動可能なアパーチャホルダ等から成るアパーチャ
部、該アパーチャ部の各部品を機械的に駆動するための
電動式アパーチャ駆動部、アパーチャ部を通過した光を
受けて電気信号を出力する撮像部、等を備えるものであ
る。ただし、図1では、試料ステージ12a及びアパー
チャ部12b以外は図示していない。
【0022】データ処理部14は中央制御部16にキー
ボード18、マウス20及び表示装置21を接続して成
るシステムである。なお、中央制御部16は赤外分析部
12とも接続されている。
【0023】以上のような赤外顕微鏡システム10にお
いて、赤外分析部12の撮像部が出力する電気信号は中
央制御部16において画像信号に変換され、該画像信号
は表示装置21へ送られる。こうして、表示装置21の
画面22に試料像23が表示される。これとは別に、画
面22には、赤外分析部12のアパーチャ部12bが有
するアパーチャ(図示せず)の像24(破線で示した矩
形)が、試料ステージ12a上の試料(図示せず)の像
23と重畳して表示される。ただし、このアパーチャ像
24は、その時点におけるアパーチャの実際の大きさ、
形状等を示すものではなく、画面22上に仮想的に生成
したものである。なお、画面22上に表示された矢印2
5はマウスカーソルである。また、画面22の縦方向及
び横方向は、試料ステージ12aの上面におけるX方向
及びY方向に対応する(図4参照)。
【0024】上記のように画面22上に重畳して表示さ
れた試料像23とアパーチャ像24を目視確認しなが
ら、使用者は、マウス20を操作して、アパーチャ像2
4の形状、大きさ、試料像24に対する位置及び角度を
設定する。この設定方法の具体例を図2、図3を参照し
ながら説明する。
【0025】図2(a)〜(c)は第1の設定方法の手
順を示す図である。いま、画面22上に表示された試料
像23の斜線部分26を含むような矩形24aを画面2
2上で形成する場合を考える。この場合、まず第1ステ
ップとして、図2(a)に示したように、矩形24aの
頂点の1つとなるべき点P1(p1,q1)を指定し、
これを矩形24aを描くための基点(第1の点)とす
る。次に、第2ステップとして、図2(b)に示したよ
うに、矩形24aの頂点のうち上記点P1に隣接する頂
点となるべき点P2を第2の点として指定する。これに
より、矩形24aの1辺P1P2の長さL及び角度(例
えば図に示した角度φ)が決定される。最後に、第3ス
テップとして、図2(c)に示したように、辺P1P2
に対向する辺の上に来るべき第3の点P3を指定する。
これにより、辺P1P2に隣接する辺の長さlも決定さ
れる。かくして、矩形24aの形状、大きさ、画面22
上での位置及び角度が完全に決定されたことになる。
【0026】図3(a)〜(c)は矩形の形状、大きさ
等を決定する第2の設定方法の手順を示す図である。こ
の方法では、まず第1ステップとして、描こうとする矩
形28の対角線の交点を第1の点P1として指定する。
次に、第2ステップとして、図2(b)に示したよう
に、矩形28の頂点の1つとなるべき点P2を第2の点
として指定する。最後に第3ステップとして、図2
(c)に示したように、点P1を中心とし、2点P1と
P2の間の距離に等しい半径を有する円の円周上におい
て、上記点P2に隣接する頂点となるべき点P3を第3
の点として指定する。かくして、対角線の交点P1、2
つの隣接する頂点P2及びP3が指定されれば、矩形2
8の形状、大きさ、平面上での位置及び角度が完全が決
定されたことになる。
【0027】以上のような方法で表示装置21の画面2
2上に所望のアパーチャ像24を描き終わったら、使用
者はマウス20又はキーボード18を操作して中央制御
部16に、アパーチャの設定完了を指示する信号を送
る。この操作は、例えば、画面上に表示された「設定完
了」ボタン上にマウスカーソル25を位置させてマウス
20のボタンをクリックする、という操作に相当する。
設定完了を指示する信号を受け取ると、中央制御部16
は、赤外分析部12のステージ駆動部やアパーチャ駆動
部を駆動する信号を適宜出力することにより、実際の試
料を基準としたアパーチャの相対的な位置や大きさ等
が、試料像23を基準としたアパーチャ像24の相対的
な位置や大きさ等と一致するようにする。
【0028】なお、本発明に係る赤外顕微鏡の実施例は
上記に限られることはなく、本発明の精神及び範囲内で
様々に変形可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である赤外顕微鏡システム
の概略的構成図。
【図2】 (a)〜(c)アパーチャの形状、大きさ等
を設定する第1の方法を示す図。
【図3】 (a)〜(c)アパーチャの形状、大きさ等
を設定する第2の方法を示す図。
【図4】 従来より知られている赤外顕微鏡の一部を示
す概略構成図であり、このうち(a)は正面図、(b)
は(a)のB−B線における断面図。
【符号の説明】
10…赤外顕微鏡システム 12…赤外分析部 14…データ処理部 16…中央制御部 20…マウス 21…表示装置 22…画面 23…試料像 24…アパーチャ像

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)大きさ及び形状の変更可能な矩形状の
    アパーチャを有するアパーチャ部、 b)前記アパーチャの大きさ及び形状を変更するためのア
    パーチャ駆動手段、 c)試料に対する前記アパーチャの位置及び角度を変更す
    るための位置及び角度変更手段、 d)画像信号を受けて画像を表示する画像表示手段、 e)試料を撮影して試料像を前記画像表示手段に表示する
    撮像手段、 f)前記画像表示手段の画面上に矩形状のアパーチャ像を
    前記試料像に重畳して表示するとともに、操作者による
    入力手段の操作に応じて該アパーチャ像の形状、大き
    さ、位置及び角度を変更するアパーチャ像生成手段、 g)前記アパーチャの前記試料に対する形状、大きさ、位
    置及び角度が、前記画像表示手段の画面上における前記
    アパーチャ像の前記試料像に対する形状、大きさ、位置
    及び角度と同一となるように、前記アパーチャ駆動手段
    及び位置及び角度変更手段を制御する制御手段、を備え
    ることを特徴とする赤外顕微鏡。
JP9282853A 1997-09-29 1997-09-29 赤外顕微鏡 Pending JPH11109249A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282853A JPH11109249A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 赤外顕微鏡
US09/220,094 US6215588B1 (en) 1997-09-29 1998-12-23 Infrared microscope

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282853A JPH11109249A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 赤外顕微鏡
US09/220,094 US6215588B1 (en) 1997-09-29 1998-12-23 Infrared microscope

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11109249A true JPH11109249A (ja) 1999-04-23

Family

ID=26554802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9282853A Pending JPH11109249A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 赤外顕微鏡

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6215588B1 (ja)
JP (1) JPH11109249A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988471B1 (ko) * 2007-07-06 2010-10-18 전자부품연구원 실시간 세포 분석 장치 및 이를 이용한 세포의 대사 측정방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040066885A1 (en) * 2002-07-08 2004-04-08 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray diagnosis apparatus
US20090061752A1 (en) * 2007-08-28 2009-03-05 Current Energy Controls, Lp Autonomous Ventilation System
JP2010137009A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Nintendo Co Ltd キャリブレーションプログラム及び座標検出装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3246332B2 (ja) * 1996-05-10 2002-01-15 株式会社島津製作所 赤外顕微鏡

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988471B1 (ko) * 2007-07-06 2010-10-18 전자부품연구원 실시간 세포 분석 장치 및 이를 이용한 세포의 대사 측정방법

Also Published As

Publication number Publication date
US6215588B1 (en) 2001-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6006140A (en) Infrared microscope stage control
US5661816A (en) Image analysis system
JP4035207B2 (ja) 赤外線顕微鏡−データを取得するための装置
US6685321B2 (en) Perimeter
JP3246332B2 (ja) 赤外顕微鏡
JPH11109249A (ja) 赤外顕微鏡
EP0819963B1 (en) Control of IR microscope
JP3322227B2 (ja) 赤外顕微鏡
JP3744166B2 (ja) 赤外顕微鏡
JP2009002795A (ja) 蛍光x線分析装置
JP3931130B2 (ja) 測定システム、演算方法および演算プログラム
JP2008256414A (ja) 複数のカメラの位置調整装置及び位置調整方法
JPH02124142A (ja) 人体計測装置
JP2003004666A (ja) X線透視撮影装置
JP2937918B2 (ja) 画像測定装置
JP2007085978A (ja) 顕微分光分析装置
JP2001027729A (ja) 顕微鏡
JP3867652B2 (ja) Mtf測定用チャート装置
JP3931131B2 (ja) Mtf測定装置およびレンズ品質検査システム
JPH01298634A (ja) 試料面の2次元的分析装置
US20240152038A1 (en) Digital projector, machine tool, and projected image display method
JP3516028B2 (ja) 蛍光x線分析方法および装置
JPH04164205A (ja) 三次元像解析装置
JP3197342B2 (ja) 分光顕微鏡
JP2022158516A (ja) 三次元形状測定装置