JPH1110843A - 皮革加色処理方法、加色処理装置および該加色処理方法によって製造された加色皮革 - Google Patents
皮革加色処理方法、加色処理装置および該加色処理方法によって製造された加色皮革Info
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- JPH1110843A JPH1110843A JP9164197A JP16419797A JPH1110843A JP H1110843 A JPH1110843 A JP H1110843A JP 9164197 A JP9164197 A JP 9164197A JP 16419797 A JP16419797 A JP 16419797A JP H1110843 A JPH1110843 A JP H1110843A
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- Textile Engineering (AREA)
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮革に対しインクジェット方式により画像形
成を行う場合に、その処理を迅速かつ効率よく実施す
る。 【解決手段】 所定の周回路を移動する搬送ベルト31
に接着剤121を噴射して塗布し、その搬送ベルト31
の接着剤が塗布された部分に皮革2を圧接して貼付す
る。そして、ベルト31の移動により、その貼付された
皮革2を、インクジェットユニット15に対して間欠的
に搬送する間に、インクジェットユニット15を走査し
てそのヘッド151からインクを吐出して加色を行な
う。加色が行われた皮革2は、ベルト31の移動に伴い
剥離部材162によって、ベルト31から剥離し、その
後、同様にベルト31の移動に伴い、ブラシ171およ
び溶剤噴射ノズル172からの溶剤噴射によって、ベル
ト31上の上記接着剤および付着インクの洗浄を行な
い、以上の工程を繰り返えす。
成を行う場合に、その処理を迅速かつ効率よく実施す
る。 【解決手段】 所定の周回路を移動する搬送ベルト31
に接着剤121を噴射して塗布し、その搬送ベルト31
の接着剤が塗布された部分に皮革2を圧接して貼付す
る。そして、ベルト31の移動により、その貼付された
皮革2を、インクジェットユニット15に対して間欠的
に搬送する間に、インクジェットユニット15を走査し
てそのヘッド151からインクを吐出して加色を行な
う。加色が行われた皮革2は、ベルト31の移動に伴い
剥離部材162によって、ベルト31から剥離し、その
後、同様にベルト31の移動に伴い、ブラシ171およ
び溶剤噴射ノズル172からの溶剤噴射によって、ベル
ト31上の上記接着剤および付着インクの洗浄を行な
い、以上の工程を繰り返えす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮革に対する画像
形成を皮革への加色として行う方法及び装置に関し、詳
しくはこの加色をインクの噴射によって行う皮革加色処
理方法及び皮革加色処理装置、並びにこの加色処理によ
って得られる皮革またはそれから加工される皮革製品に
関するものである。
形成を皮革への加色として行う方法及び装置に関し、詳
しくはこの加色をインクの噴射によって行う皮革加色処
理方法及び皮革加色処理装置、並びにこの加色処理によ
って得られる皮革またはそれから加工される皮革製品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、皮革あるいは天然皮革は、動物
よりはいだ生皮を脱毛し、鞣して得られる革、更には毛
をつけたままで鞣した毛皮の総称として定義されている
が、この原皮から鞣すまでの工程である、準備工程から
鞣製工程までは、工業的には次のように行われる。まず
動物より剥いで得られる原皮に対し、水漬け、裏打ち、
脱毛・石灰漬け、分割、垢出し、再石灰漬け、脱灰・酵
解を行う各工程(準備工程)を経た後に、クロム化合物
や植物タンニン等の各種鞣剤を用いて、皮に柔軟性や耐
熱性を付加した革とする鞣し(鞣製工程)を施す。ま
た、上記工程において脱毛をせずに鞣しまで行えば毛皮
を得ることができる。鞣製工程は、浸酸、鞣し、水絞
り、シェービング、再鞣の手順で行われる。
よりはいだ生皮を脱毛し、鞣して得られる革、更には毛
をつけたままで鞣した毛皮の総称として定義されている
が、この原皮から鞣すまでの工程である、準備工程から
鞣製工程までは、工業的には次のように行われる。まず
動物より剥いで得られる原皮に対し、水漬け、裏打ち、
脱毛・石灰漬け、分割、垢出し、再石灰漬け、脱灰・酵
解を行う各工程(準備工程)を経た後に、クロム化合物
や植物タンニン等の各種鞣剤を用いて、皮に柔軟性や耐
熱性を付加した革とする鞣し(鞣製工程)を施す。ま
た、上記工程において脱毛をせずに鞣しまで行えば毛皮
を得ることができる。鞣製工程は、浸酸、鞣し、水絞
り、シェービング、再鞣の手順で行われる。
【0003】通常、これらの工程に続いて、中和・染
色、加脂、水絞り・伸ばし、乾燥、味入れ、ステーキン
グ、張り乾燥、縁断ち、銀むき、塗装仕上げ、計量によ
る仕上げ工程が行われる。この工程により、鞣製工程で
得られた風合いに加え、耐久性や堅牢性などをより増す
ことができ、最終製品たる皮革製品に加工可能なものと
することが可能となる。
色、加脂、水絞り・伸ばし、乾燥、味入れ、ステーキン
グ、張り乾燥、縁断ち、銀むき、塗装仕上げ、計量によ
る仕上げ工程が行われる。この工程により、鞣製工程で
得られた風合いに加え、耐久性や堅牢性などをより増す
ことができ、最終製品たる皮革製品に加工可能なものと
することが可能となる。
【0004】皮革製品は、その皮革自身が持つ風合いを
生かし、多種多様の分野で利用されている。例えば靴な
どの履物類、衣料、手袋、ベルトなどの服飾類、鞄、ト
ランク、財布などの旅行用具類、ベルト、ガスケットな
どの工業用部品、椅子、自動車用座席シートなどの家具
類、その他、馬具、楽器、剣道用具など広範囲にわたっ
ており、これに応じて、種々の動物の原皮および鞣し方
法が用いられている。
生かし、多種多様の分野で利用されている。例えば靴な
どの履物類、衣料、手袋、ベルトなどの服飾類、鞄、ト
ランク、財布などの旅行用具類、ベルト、ガスケットな
どの工業用部品、椅子、自動車用座席シートなどの家具
類、その他、馬具、楽器、剣道用具など広範囲にわたっ
ており、これに応じて、種々の動物の原皮および鞣し方
法が用いられている。
【0005】また、上述の染色方法では単色が主体であ
るため、仕上げ工程において、型押しやスエード、ベロ
ア、ヌバック、エナメル等によって表面処理に変化をも
たせ、各種の皮革製品への応用がはかられている。
るため、仕上げ工程において、型押しやスエード、ベロ
ア、ヌバック、エナメル等によって表面処理に変化をも
たせ、各種の皮革製品への応用がはかられている。
【0006】このように各種の応用がはかられている皮
革製品ではあるが、近年の需要等の多様化に伴い、多色
で高精細な画像のプリントが各種の製品分野で広がりつ
つあり、皮革の分野においても例外ではなくなってきて
いる。従来の皮革に対する色処理でも、スクリーン印刷
や手描き等による多色処理も一部で行われていたが、こ
れらの手法では画像の精鋭度や色のぼかしなどの点にお
いて、市場からの要求に対して十分に満足できるもので
はなかった。
革製品ではあるが、近年の需要等の多様化に伴い、多色
で高精細な画像のプリントが各種の製品分野で広がりつ
つあり、皮革の分野においても例外ではなくなってきて
いる。従来の皮革に対する色処理でも、スクリーン印刷
や手描き等による多色処理も一部で行われていたが、こ
れらの手法では画像の精鋭度や色のぼかしなどの点にお
いて、市場からの要求に対して十分に満足できるもので
はなかった。
【0007】一方、皮革に対する多色高精細画像を得る
ものとして、本出願人により、インク滴の噴射、所謂イ
ンクジェット方式によるものが提案されている。このイ
ンクジェット方式による画像形成は、複数の微細なイン
ク滴を皮革上に噴射、着弾させ、これらのインク滴によ
り形成されるドットの集合体によってなされる。そし
て、このドットの1つ1つがより細かくなるほど高密
度、高精細な画像を形成させることができる。また、こ
の方式は異なる色のインク滴を噴射させることも可能で
あるため、それらの色の組み合わせによって、各種の色
の表現が可能となり、多色画像の形成も容易である。し
かも、従来のようにプリント用の版を用いることなく、
容易に多色の種々の画像を表現することが可能なもので
ある。
ものとして、本出願人により、インク滴の噴射、所謂イ
ンクジェット方式によるものが提案されている。このイ
ンクジェット方式による画像形成は、複数の微細なイン
ク滴を皮革上に噴射、着弾させ、これらのインク滴によ
り形成されるドットの集合体によってなされる。そし
て、このドットの1つ1つがより細かくなるほど高密
度、高精細な画像を形成させることができる。また、こ
の方式は異なる色のインク滴を噴射させることも可能で
あるため、それらの色の組み合わせによって、各種の色
の表現が可能となり、多色画像の形成も容易である。し
かも、従来のようにプリント用の版を用いることなく、
容易に多色の種々の画像を表現することが可能なもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット方式に代表されるインク滴噴射によって皮革へ
の加色を行う場合において、従来のスクリーン印刷等で
必須であった版は不要となるが、その反面従来の染色方
法にはなかった別の課題が生ずる。
ジェット方式に代表されるインク滴噴射によって皮革へ
の加色を行う場合において、従来のスクリーン印刷等で
必須であった版は不要となるが、その反面従来の染色方
法にはなかった別の課題が生ずる。
【0009】すなわち、皮革は紙等の記録媒体とは異な
って不定形で流通されるものであり、かつ柔軟性をもつ
ものであるという点に起因する課題である。特に、この
不定形という点は1枚ではなく、ある程度のまとまった
数量を連続で生産する場合には、生産効率において大き
な課題となるものである。
って不定形で流通されるものであり、かつ柔軟性をもつ
ものであるという点に起因する課題である。特に、この
不定形という点は1枚ではなく、ある程度のまとまった
数量を連続で生産する場合には、生産効率において大き
な課題となるものである。
【0010】インクジェット方式による加色を実施する
際には、インクを液滴として噴射するインク吐出口を複
数有するインクジェットヘッドを、皮革上を走査させな
がら画像信号に応じた吐出を行うと共に皮革を所定量ず
つ搬送させていくことによって、皮革全体に画像を形成
させていく。従って、皮革の搬送状態は画像品質を決め
る大きな要素の一つとなる。
際には、インクを液滴として噴射するインク吐出口を複
数有するインクジェットヘッドを、皮革上を走査させな
がら画像信号に応じた吐出を行うと共に皮革を所定量ず
つ搬送させていくことによって、皮革全体に画像を形成
させていく。従って、皮革の搬送状態は画像品質を決め
る大きな要素の一つとなる。
【0011】これに対し、皮革は動物からはいだ皮を原
料としていることから、その動物の種類や個体差によっ
て面積が異なるとともに、形状も一定とはならない。例
えば通常、成牛のように比較的大きな動物の場合は1頭
分を半裁したもので1枚の単位とし、綿羊のように比較
的小さな動物の場合には1頭分を1枚の単位とし、この
点からも形状や面積が異なることになる。更に動物の種
類や鞣し方法によって皮革自身のかたさも異なってく
る。
料としていることから、その動物の種類や個体差によっ
て面積が異なるとともに、形状も一定とはならない。例
えば通常、成牛のように比較的大きな動物の場合は1頭
分を半裁したもので1枚の単位とし、綿羊のように比較
的小さな動物の場合には1頭分を1枚の単位とし、この
点からも形状や面積が異なることになる。更に動物の種
類や鞣し方法によって皮革自身のかたさも異なってく
る。
【0012】以上のように、インクジェット加色を実施
するにあたり、あらゆる皮革に対応させようとした場合
には、被加色体である皮革の搬送方法が大きな課題とな
る。プリント媒体として、以上のような特質をもつ皮革
を用いインクジェット加色を行う場合、皮革を搬送する
手段としては、例えば金属板のようなたわみにくい固定
板に皮革を取り付けて固定した後に、この固定板ごとイ
ンクジェット加色装置内で搬送し、加色終了後に皮革を
この固定板から取り外すものが考えられる。しかし、こ
の形態では1枚ごとに皮革を固定板へ取り付け、インク
ジェット加色装置にセットし、更に固定板から取り外す
等の操作が必要となり、それらによってかなりの時間を
要し、非効率的である場合がある。また、皮革の固定板
への取り付け方法によっては、皮革を取り外す際などに
皮革に損傷を与える場合もある。
するにあたり、あらゆる皮革に対応させようとした場合
には、被加色体である皮革の搬送方法が大きな課題とな
る。プリント媒体として、以上のような特質をもつ皮革
を用いインクジェット加色を行う場合、皮革を搬送する
手段としては、例えば金属板のようなたわみにくい固定
板に皮革を取り付けて固定した後に、この固定板ごとイ
ンクジェット加色装置内で搬送し、加色終了後に皮革を
この固定板から取り外すものが考えられる。しかし、こ
の形態では1枚ごとに皮革を固定板へ取り付け、インク
ジェット加色装置にセットし、更に固定板から取り外す
等の操作が必要となり、それらによってかなりの時間を
要し、非効率的である場合がある。また、皮革の固定板
への取り付け方法によっては、皮革を取り外す際などに
皮革に損傷を与える場合もある。
【0013】一方、皮革をある程度の定形寸法に裁断
し、それ自身をゴムローラー等によって挾持して、イン
クジェット加色装置内で皮革単独で搬送することも、効
率を上げる手法として考えられる。しかしながら、この
手法では皮革の1枚あたりの加色可能面積を小さくする
ため、単位面積あたりの加色コストを上昇させ、また皮
革製品に加工する際にも、必要な枚数が多くなる可能性
があり、効率的な手法とはいい難い。
し、それ自身をゴムローラー等によって挾持して、イン
クジェット加色装置内で皮革単独で搬送することも、効
率を上げる手法として考えられる。しかしながら、この
手法では皮革の1枚あたりの加色可能面積を小さくする
ため、単位面積あたりの加色コストを上昇させ、また皮
革製品に加工する際にも、必要な枚数が多くなる可能性
があり、効率的な手法とはいい難い。
【0014】本発明は、上記技術課題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、インク滴の噴
射により皮革に画像形成を行うにあたり、その加色処理
作業を迅速にしかも効率よく実施することが可能な皮革
加色処理方法および皮革加色処理装置を提供することに
ある。
ものであって、その目的とするところは、インク滴の噴
射により皮革に画像形成を行うにあたり、その加色処理
作業を迅速にしかも効率よく実施することが可能な皮革
加色処理方法および皮革加色処理装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明では、
皮革を支持体に貼付し、該貼付された皮革に対しインク
を噴射して加色を行う皮革加色処理方法であって、所定
の周回路を移動する支持体を用意し、前記支持体に接着
剤を付着させ、前記支持体の前記接着剤が付着された領
域に皮革を貼付し、該貼付された皮革に対してインクを
噴射して加色を行ない、該加色された皮革を当該支持体
より剥離し、該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する、
各工程を有し、前記接着剤を付着する工程、前記皮革を
貼付する工程、前記加色を行う工程、前記皮革を剥離す
る工程および前記洗浄する工程を前記支持体の連続的な
移動に伴なって行うことを特徴とする。
皮革を支持体に貼付し、該貼付された皮革に対しインク
を噴射して加色を行う皮革加色処理方法であって、所定
の周回路を移動する支持体を用意し、前記支持体に接着
剤を付着させ、前記支持体の前記接着剤が付着された領
域に皮革を貼付し、該貼付された皮革に対してインクを
噴射して加色を行ない、該加色された皮革を当該支持体
より剥離し、該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する、
各工程を有し、前記接着剤を付着する工程、前記皮革を
貼付する工程、前記加色を行う工程、前記皮革を剥離す
る工程および前記洗浄する工程を前記支持体の連続的な
移動に伴なって行うことを特徴とする。
【0016】また、皮革を支持体に貼付し、該貼付され
た皮革に対しインクを噴射して加色を行う皮革加色処理
装置であって、支持体を所定の周回路について移動させ
る搬送手段と、前記支持体に接着剤を付着させる接着剤
付着手段と、前記支持体の前記接着剤が付着された領域
に皮革を貼付する皮革貼付手段と、該貼付された皮革に
対してインクを噴射して加色を行う加色手段と、該加色
された皮革を当該支持体より剥離する皮革剥離手段と、
該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する洗浄手段と、前
記接着剤付着手段、前記皮革貼付手段、前記加色手段、
前記皮革剥離手段および前記洗浄手段による各動作を、
前記搬送手段によって移動する支持体に対して順次に行
わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
た皮革に対しインクを噴射して加色を行う皮革加色処理
装置であって、支持体を所定の周回路について移動させ
る搬送手段と、前記支持体に接着剤を付着させる接着剤
付着手段と、前記支持体の前記接着剤が付着された領域
に皮革を貼付する皮革貼付手段と、該貼付された皮革に
対してインクを噴射して加色を行う加色手段と、該加色
された皮革を当該支持体より剥離する皮革剥離手段と、
該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する洗浄手段と、前
記接着剤付着手段、前記皮革貼付手段、前記加色手段、
前記皮革剥離手段および前記洗浄手段による各動作を、
前記搬送手段によって移動する支持体に対して順次に行
わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】以上の構成によれば、皮革を貼付して支持
する支持体の移動に伴い、接着剤の付着、皮革の貼付、
インク噴射による加色、皮革の支持体からの剥離、およ
び支持体の洗浄が連続的に行われるので、加色の際の皮
革の面を常に適切なものとできるとともに、特に複数の
皮革に対する加色を効率よく行うことができる。
する支持体の移動に伴い、接着剤の付着、皮革の貼付、
インク噴射による加色、皮革の支持体からの剥離、およ
び支持体の洗浄が連続的に行われるので、加色の際の皮
革の面を常に適切なものとできるとともに、特に複数の
皮革に対する加色を効率よく行うことができる。
【0018】さらに詳細に説明すれば、本発明でいう皮
革は、主に天然皮革をさすこととするが、更に本発明に
適した皮革に関しては、特に限定を加えるものではな
く、原皮の種類や鞣し方法の種類において、いずれのも
のも含む。例えばウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、シ
カなどの哺乳類、ダチョウなどの鳥類、ウミガメ、オオ
トカゲ、ニシキヘビ、ワニなどの爬虫類などが原皮とし
て挙げられる。また鞣し方法に関しても、皮革製品とす
る際の形態や用途に応じてそれぞれ適用されている鞣し
方法によるものが応用でき、代表的なクロム鞣しやタン
ニン鞣し、あるいはアルミニウム鞣し、ジルコニウム鞣
し、チタン鞣し、第2鉄塩鞣しなどの鉱物鞣剤を利用す
るもの、またアルデヒド鞣しなどの有機系鞣剤を利用す
るもの、さらにはナフタレン系合成鞣剤、フェノール系
合成鞣剤、樹脂鞣剤等の合成鞣剤を利用した鞣し、セー
ム革に代表される油脂鞣しなど、いずれでもよい。また
これらの鞣し方法を2種類以上組み合わせて行うコンビ
ネーション鞣しによってできた革も本発明には適用可能
である。
革は、主に天然皮革をさすこととするが、更に本発明に
適した皮革に関しては、特に限定を加えるものではな
く、原皮の種類や鞣し方法の種類において、いずれのも
のも含む。例えばウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、シ
カなどの哺乳類、ダチョウなどの鳥類、ウミガメ、オオ
トカゲ、ニシキヘビ、ワニなどの爬虫類などが原皮とし
て挙げられる。また鞣し方法に関しても、皮革製品とす
る際の形態や用途に応じてそれぞれ適用されている鞣し
方法によるものが応用でき、代表的なクロム鞣しやタン
ニン鞣し、あるいはアルミニウム鞣し、ジルコニウム鞣
し、チタン鞣し、第2鉄塩鞣しなどの鉱物鞣剤を利用す
るもの、またアルデヒド鞣しなどの有機系鞣剤を利用す
るもの、さらにはナフタレン系合成鞣剤、フェノール系
合成鞣剤、樹脂鞣剤等の合成鞣剤を利用した鞣し、セー
ム革に代表される油脂鞣しなど、いずれでもよい。また
これらの鞣し方法を2種類以上組み合わせて行うコンビ
ネーション鞣しによってできた革も本発明には適用可能
である。
【0019】また加色とは、従来から一般的な技術用語
として使用されている、単色あるいは複色の、染色、着
色、塗装等を含んだ総称である。従って、加色の操作の
後、色の素となる色材は、皮革の内部に浸透した形態
や、皮革の表層部付近にのみ付着あるいは一部浸透した
形態など、いずれの形態も含むものである。更に加色を
行う皮革の面も銀面あるいは肉面のいずれか一方に限定
するものではない。
として使用されている、単色あるいは複色の、染色、着
色、塗装等を含んだ総称である。従って、加色の操作の
後、色の素となる色材は、皮革の内部に浸透した形態
や、皮革の表層部付近にのみ付着あるいは一部浸透した
形態など、いずれの形態も含むものである。更に加色を
行う皮革の面も銀面あるいは肉面のいずれか一方に限定
するものではない。
【0020】本発明者らは、前述した問題点について改
良を加えるべく研究を重ね、本発明の構成を見出すに至
った。通常皮革は鞣製工程及び加脂工程を経たことによ
り、その機械的強度及び柔軟性が向上する。従って皮革
をインクジェット加色装置で搬送させやすい支持体に適
度な接着力をもつ接着剤を付着して皮革を貼り付け、こ
の形態で支持体とともにインクジェット加色装置の加色
部へと導きだすことが有用であることが判明した。この
際に、少なくとも皮革が貼付される面に接着剤がほぼ均
一な厚さに付着されていれば、皮革の平滑性をも同時に
維持することができる。この接着剤を均一に付着させる
には、液状の接着剤を用い、スプレーガン等による噴霧
又はバーコーターやドクターブレード等による塗布にて
実施が可能である。また支持体の大きさを皮革の大きさ
よりも更に広い面積にし、加色時は支持体全面にインク
滴を噴射することで、形状の一定でない皮革であっても
その全面に加色を施すことが可能となる。この後に皮革
を剥がして加色された皮革を作り出すことが可能とな
る。
良を加えるべく研究を重ね、本発明の構成を見出すに至
った。通常皮革は鞣製工程及び加脂工程を経たことによ
り、その機械的強度及び柔軟性が向上する。従って皮革
をインクジェット加色装置で搬送させやすい支持体に適
度な接着力をもつ接着剤を付着して皮革を貼り付け、こ
の形態で支持体とともにインクジェット加色装置の加色
部へと導きだすことが有用であることが判明した。この
際に、少なくとも皮革が貼付される面に接着剤がほぼ均
一な厚さに付着されていれば、皮革の平滑性をも同時に
維持することができる。この接着剤を均一に付着させる
には、液状の接着剤を用い、スプレーガン等による噴霧
又はバーコーターやドクターブレード等による塗布にて
実施が可能である。また支持体の大きさを皮革の大きさ
よりも更に広い面積にし、加色時は支持体全面にインク
滴を噴射することで、形状の一定でない皮革であっても
その全面に加色を施すことが可能となる。この後に皮革
を剥がして加色された皮革を作り出すことが可能とな
る。
【0021】一方、支持体側には接着剤及び皮革からは
み出てインク滴が付着した部分が残存しているわけであ
るので、これを溶剤等で洗い流し、次の皮革の加色処理
に用いることができる。以上のような工程で用いられる
支持体をエンドレス状のベルトで構成し、更にインクジ
ェットヘッドによるインク滴噴射のタイミングに同期を
とり、所定の速度にて移動を行わせることで一連の工程
を連続で実施可能となる。同時に複数枚の皮革の加色処
理をも可能とする。
み出てインク滴が付着した部分が残存しているわけであ
るので、これを溶剤等で洗い流し、次の皮革の加色処理
に用いることができる。以上のような工程で用いられる
支持体をエンドレス状のベルトで構成し、更にインクジ
ェットヘッドによるインク滴噴射のタイミングに同期を
とり、所定の速度にて移動を行わせることで一連の工程
を連続で実施可能となる。同時に複数枚の皮革の加色処
理をも可能とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)図1は本発明の一実施形態
に係る皮革への加色処理を行う皮革加色処理装置を示す
模式図、図2は図1の装置における加色装置を示す流れ
図である。以下、これらの図に基づき、本発明の一実施
形態を具体的に説明する。
に係る皮革への加色処理を行う皮革加色処理装置を示す
模式図、図2は図1の装置における加色装置を示す流れ
図である。以下、これらの図に基づき、本発明の一実施
形態を具体的に説明する。
【0024】図1に示す皮革加色処理装置1において、
11は4つのローラー111,112,113,114
によって所定の周回路を形成するように張られる無端ベ
ルトであり、後述する皮革の幅に応じた一定の幅(図の
紙面に垂直な方向の幅)を有しステンレスによりなるも
のである。このベルト11は、サーボモーター等の駆動
機構(不図示)により、共に図中矢印A方向に回転駆動
されるローラー111及びローラー112によって、図
中矢印Bに示す方向に所定の周期で一定距離を移動する
ように構成されている。このとき、ローラー113及び
ローラー114は回動自在に設けられており、これによ
りベルト11の移動に追従して回転することができる。
11は4つのローラー111,112,113,114
によって所定の周回路を形成するように張られる無端ベ
ルトであり、後述する皮革の幅に応じた一定の幅(図の
紙面に垂直な方向の幅)を有しステンレスによりなるも
のである。このベルト11は、サーボモーター等の駆動
機構(不図示)により、共に図中矢印A方向に回転駆動
されるローラー111及びローラー112によって、図
中矢印Bに示す方向に所定の周期で一定距離を移動する
ように構成されている。このとき、ローラー113及び
ローラー114は回動自在に設けられており、これによ
りベルト11の移動に追従して回転することができる。
【0025】ローラー111および113の間のベルト
11の面に対向する部位には、インクジェットユニット
15が設けられる。インクジェットユニットは、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)それぞれについてインクジェットヘッド151を
有し、これらをベルト11の移動方向と垂直な方向に配
列している。これらのインクジェットヘッド151を配
設したユニット15は、不図示の駆動機構によりベルト
11の移動方向と垂直な方向に移動し、これによりヘッ
ド151の走査が行われる。そして、この走査の間に各
ヘッドからインク滴の噴射を行うことにより、後述のよ
うに皮革に対する加色が行われる。
11の面に対向する部位には、インクジェットユニット
15が設けられる。インクジェットユニットは、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)それぞれについてインクジェットヘッド151を
有し、これらをベルト11の移動方向と垂直な方向に配
列している。これらのインクジェットヘッド151を配
設したユニット15は、不図示の駆動機構によりベルト
11の移動方向と垂直な方向に移動し、これによりヘッ
ド151の走査が行われる。そして、この走査の間に各
ヘッドからインク滴の噴射を行うことにより、後述のよ
うに皮革に対する加色が行われる。
【0026】以上の構成において、ベルト11の移動に
伴い、まずベルト11の周回路の近傍に設けられた接着
剤付着装置12のノズルから移動をしているベルト11
に接着剤121が一定時間噴射され、これにより、ベル
ト11の所定領域、即ち加色が施される皮革の大きさよ
りも広い面積に対して、接着剤を付着させることができ
る(図2のステップS21)。この接着剤の付着は、付
着装置12のノズルに設けられた電磁弁(不図示)をあ
らかじめ設定された時間だけ開き、それによって圧縮空
気をノズル内へ送り、その空気の圧力で液状の接着剤1
21を噴射することにより行われる。
伴い、まずベルト11の周回路の近傍に設けられた接着
剤付着装置12のノズルから移動をしているベルト11
に接着剤121が一定時間噴射され、これにより、ベル
ト11の所定領域、即ち加色が施される皮革の大きさよ
りも広い面積に対して、接着剤を付着させることができ
る(図2のステップS21)。この接着剤の付着は、付
着装置12のノズルに設けられた電磁弁(不図示)をあ
らかじめ設定された時間だけ開き、それによって圧縮空
気をノズル内へ送り、その空気の圧力で液状の接着剤1
21を噴射することにより行われる。
【0027】なお、この圧力及びノズルの開口径を任意
に設定可能とすることで、接着剤の噴射量を自在に設定
することができる。すなわち、これらの条件を、使用す
る皮革の種類や接着剤の種類等により適宜設定すること
により、用いる皮革に最適な接着量を得ることができ
る。また、ここでベルト11に付着させた接着剤はその
後のインクジェット加色工程で皮革がずれないよう固定
する目的であるため、接着剤の接着力及び量は皮革が自
重や外力ではがれ落ちない程度でよい。
に設定可能とすることで、接着剤の噴射量を自在に設定
することができる。すなわち、これらの条件を、使用す
る皮革の種類や接着剤の種類等により適宜設定すること
により、用いる皮革に最適な接着量を得ることができ
る。また、ここでベルト11に付着させた接着剤はその
後のインクジェット加色工程で皮革がずれないよう固定
する目的であるため、接着剤の接着力及び量は皮革が自
重や外力ではがれ落ちない程度でよい。
【0028】以上の接着工程を経た後、この工程により
ベルト11の接着剤が付着された領域はベルトの移動と
ともに移動し、続く皮革貼付工程に供される。ここで
は、ベルトコンベアと同様の方法で皮革を運搬する皮革
運搬装置13により皮革2がベルト11に向って図中矢
印C方向に繰り出される。そして、皮革2の一端部はロ
ーラー14と接触し、それにより皮革全体が平坦化され
つつベルト11の接着剤が付着された領域に順次貼付さ
れていく(ステップS22)。ここで、ローラー14と
ベルト11との間の間隙を調整することで、一定の押圧
力が皮革2に作用し、平坦化を行うこととしわをつけず
にベルトとの接着を行うことが可能となる。
ベルト11の接着剤が付着された領域はベルトの移動と
ともに移動し、続く皮革貼付工程に供される。ここで
は、ベルトコンベアと同様の方法で皮革を運搬する皮革
運搬装置13により皮革2がベルト11に向って図中矢
印C方向に繰り出される。そして、皮革2の一端部はロ
ーラー14と接触し、それにより皮革全体が平坦化され
つつベルト11の接着剤が付着された領域に順次貼付さ
れていく(ステップS22)。ここで、ローラー14と
ベルト11との間の間隙を調整することで、一定の押圧
力が皮革2に作用し、平坦化を行うこととしわをつけず
にベルトとの接着を行うことが可能となる。
【0029】このようにしてベルト11に貼付された皮
革2は、更にベルト11の移動に伴って加色工程に供さ
れる。すなわち、皮革2がインクジェットユニット15
の下方部に到達すると、インクジェットユニット15
は、走査を行ないながらその各色のインクに対応したイ
ンクジェットヘッド151から、画像信号発生装置(不
図示)から送出される画像信号に応じてインクを吐出
し、これにより、皮革2に加色がなされる(ステップS
23)。この加色のためのインクジェットユニット15
の走査の間皮革2の搬送は停止し、1ライン分の走査が
行われる毎に間欠的に皮革2の搬送が行われる。
革2は、更にベルト11の移動に伴って加色工程に供さ
れる。すなわち、皮革2がインクジェットユニット15
の下方部に到達すると、インクジェットユニット15
は、走査を行ないながらその各色のインクに対応したイ
ンクジェットヘッド151から、画像信号発生装置(不
図示)から送出される画像信号に応じてインクを吐出
し、これにより、皮革2に加色がなされる(ステップS
23)。この加色のためのインクジェットユニット15
の走査の間皮革2の搬送は停止し、1ライン分の走査が
行われる毎に間欠的に皮革2の搬送が行われる。
【0030】ここで、皮革2は通常は不定形であるた
め、インクジェットヘッドからのインクの吐出は、ベル
ト11の幅全域にわたって行う。このようにインク吐出
の範囲を定めることによって、特に不定形の皮革に対し
加色されない領域が発生することを防止することが可能
となる。なお、このようなインク吐出によりベルト11
上において皮革2が存在しない領域にまで、インク滴が
付着することになるが、後述のようにベルト11に対し
洗浄を施すので問題は生じない。
め、インクジェットヘッドからのインクの吐出は、ベル
ト11の幅全域にわたって行う。このようにインク吐出
の範囲を定めることによって、特に不定形の皮革に対し
加色されない領域が発生することを防止することが可能
となる。なお、このようなインク吐出によりベルト11
上において皮革2が存在しない領域にまで、インク滴が
付着することになるが、後述のようにベルト11に対し
洗浄を施すので問題は生じない。
【0031】また、このインクジェットユニット15に
接続されている画像信号発生装置は、コンピュータ制御
がなされているので、モニター画面上で任意に画像を変
更することが可能であるため、上記の皮革上に着弾され
ないインクを不必要に多くさせないようにすることも可
能である。例えば画像の端部を皮革の輪郭の相似形と
し、皮革からややはみ出してインクの噴射がなされるよ
うに制御することもできる。
接続されている画像信号発生装置は、コンピュータ制御
がなされているので、モニター画面上で任意に画像を変
更することが可能であるため、上記の皮革上に着弾され
ないインクを不必要に多くさせないようにすることも可
能である。例えば画像の端部を皮革の輪郭の相似形と
し、皮革からややはみ出してインクの噴射がなされるよ
うに制御することもできる。
【0032】加色工程を終えた皮革2はさらにベルト1
1の移動に伴って移動し、皮革剥離装置16による剥離
工程に供される。皮革剥離装置16は、端部がベルトの
幅とほぼ同じ幅をもつテーパー状に加工された部材16
2を備え、その先端部161をベルト11に接触させて
ある。ベルト11の移動に伴って、加色済みの皮革2
は、このテーパー状先端部161の作用によってベルト
11から剥離され、その後テーパー状部材の斜面部16
2に沿って下方、即ち、図中矢印D方向に滑り落ちてい
く(ステップS24)。なお、皮革は元来染料で染まる
性質を有しているので、この時点でインクは既に浸透、
定着しており、テーパー斜面部162に沿って滑り落ち
る際に多少のしわが生じても、それによって余分な個所
にインクが再付着するようなことは生じない。
1の移動に伴って移動し、皮革剥離装置16による剥離
工程に供される。皮革剥離装置16は、端部がベルトの
幅とほぼ同じ幅をもつテーパー状に加工された部材16
2を備え、その先端部161をベルト11に接触させて
ある。ベルト11の移動に伴って、加色済みの皮革2
は、このテーパー状先端部161の作用によってベルト
11から剥離され、その後テーパー状部材の斜面部16
2に沿って下方、即ち、図中矢印D方向に滑り落ちてい
く(ステップS24)。なお、皮革は元来染料で染まる
性質を有しているので、この時点でインクは既に浸透、
定着しており、テーパー斜面部162に沿って滑り落ち
る際に多少のしわが生じても、それによって余分な個所
にインクが再付着するようなことは生じない。
【0033】この工程によりベルト11から皮革2は剥
離するが、その皮革2の貼付されていた部分には接着剤
が残留している。そのためこの部分には空気中のごみ等
が付着したり、また更にその上から続いて次の接着剤付
着工程に移行すると、その付着状態が不均質となる場合
があり、次の皮革の貼付に対して障害をきたす。従っ
て、この部分を次の洗浄工程によって洗浄する。すなわ
ち皮革が剥離したベルト11はさらに移動し、その接着
剤の残留している部分が洗浄装置17による洗浄に供さ
れる。ここではベルト11の幅と同じ長さで構成された
円筒状のブラシ171がベルト11と接触しながら回転
しており、それと共にブラシ171の近傍のノズル17
2から、ベルト11に向かう方向へ一定の流量で水を供
給している。これにより、ベルト11に付着している残
留接着剤やインクの残留物が、かき落とされながら洗浄
が行われる(ステップS25)。なお、接着剤の種類に
よっては、水ではなくエタノールやシンナー等の溶剤で
洗浄を行なうことも可能である。
離するが、その皮革2の貼付されていた部分には接着剤
が残留している。そのためこの部分には空気中のごみ等
が付着したり、また更にその上から続いて次の接着剤付
着工程に移行すると、その付着状態が不均質となる場合
があり、次の皮革の貼付に対して障害をきたす。従っ
て、この部分を次の洗浄工程によって洗浄する。すなわ
ち皮革が剥離したベルト11はさらに移動し、その接着
剤の残留している部分が洗浄装置17による洗浄に供さ
れる。ここではベルト11の幅と同じ長さで構成された
円筒状のブラシ171がベルト11と接触しながら回転
しており、それと共にブラシ171の近傍のノズル17
2から、ベルト11に向かう方向へ一定の流量で水を供
給している。これにより、ベルト11に付着している残
留接着剤やインクの残留物が、かき落とされながら洗浄
が行われる(ステップS25)。なお、接着剤の種類に
よっては、水ではなくエタノールやシンナー等の溶剤で
洗浄を行なうことも可能である。
【0034】この洗浄されて流れ出た汚染水は槽174
内に廃液173として貯留され、廃液処理設備へと接続
される。ここまでの工程を終了した後も更にベルト11
は等速で移動し、清浄された領域が接着剤付着装置12
の部分に移動した後は、前述した連続動作をくり返して
行なうことが可能となる。
内に廃液173として貯留され、廃液処理設備へと接続
される。ここまでの工程を終了した後も更にベルト11
は等速で移動し、清浄された領域が接着剤付着装置12
の部分に移動した後は、前述した連続動作をくり返して
行なうことが可能となる。
【0035】以上の工程において、図3に示すように、
ベルト11に複数枚の皮革2を連続的に配置して貼付す
ることにより、処理時間の短縮を図ることが可能とな
る。なお、図示の例では1頭分で1枚とするシーブ革を
貼付した場合の形態を示している。
ベルト11に複数枚の皮革2を連続的に配置して貼付す
ることにより、処理時間の短縮を図ることが可能とな
る。なお、図示の例では1頭分で1枚とするシーブ革を
貼付した場合の形態を示している。
【0036】(実施形態2)図4は、本発明の他の実施
形態に係る皮革加色処理装置を示す図であり、ドラム状
の円筒物310の周囲に搬送用のベルト31を取り付
け、この円筒物を回転することによって加色処理に係る
各工程を実施するように構成した例である。この例に示
すインクジェット加色装置3の動作は、基本的な工程に
関しては上述した実施形態1のものとほぼ同じである
が、ドラム状に回転させることによって装置の設置面積
が少なくて済み、またベルト移動のための駆動源数が少
なくて済む点において、より有効である。また各工程間
の間隔を可能な限り狭くすることにより、洗浄工程にお
いてインクの洗浄と接着剤の洗浄とを別々に設け、それ
ぞれの機能分離に伴う時間短縮を図っている。これによ
り、より短時間で確実な洗浄を実現することができる。
図4に基づき加色処理動作を説明すると、以下の通りで
ある。
形態に係る皮革加色処理装置を示す図であり、ドラム状
の円筒物310の周囲に搬送用のベルト31を取り付
け、この円筒物を回転することによって加色処理に係る
各工程を実施するように構成した例である。この例に示
すインクジェット加色装置3の動作は、基本的な工程に
関しては上述した実施形態1のものとほぼ同じである
が、ドラム状に回転させることによって装置の設置面積
が少なくて済み、またベルト移動のための駆動源数が少
なくて済む点において、より有効である。また各工程間
の間隔を可能な限り狭くすることにより、洗浄工程にお
いてインクの洗浄と接着剤の洗浄とを別々に設け、それ
ぞれの機能分離に伴う時間短縮を図っている。これによ
り、より短時間で確実な洗浄を実現することができる。
図4に基づき加色処理動作を説明すると、以下の通りで
ある。
【0037】まずベルト31の移動は、ドラム310の
中心にある軸311にギヤ等を介して接続されているモ
ーター(不図示)の等速回転が伝達されドラム310が
回転することにより、図中矢印E方向になされる。この
動作が開始されると、まず接着剤噴射ノズル32より水
溶性の接着剤321がベルト31に対して一定時間噴射
され、所定の領域への接着剤付着が行われる。その後ベ
ルトコンベア形態の皮革運搬装置33から皮革4が繰り
出され、図5に示すように、ローラー34及びローラー
35によって皮革4のベルト31への圧接および貼付が
行われる。更にドラム310の回転に伴って皮革4は移
動し、インクジェットユニット36の下方にさしかかる
と、インクジェット加色が開始される。このインクジェ
ット加色ユニット36は、実施形態1のものとは異な
り、複数のインク吐出口をドラムの幅の長さ分で一列に
配列した長尺のインクジェットヘッド361を4個ベル
ト31の移動方向に配設しており、各インクジェットヘ
ッドユニット361から、それぞれイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のインク
を吐出する。従って、インクジェットヘッド自身は固定
したままでよく、一定速度で移動するベルト31の上
で、ホストコンピュータから送出されてくる所定の画像
信号に従ったインク滴の吐出を、ベルト31の移動に同
期をとって行ない、順次画像等を形成を行っていく。こ
の各ベルトからのインク吐出の間、ベルト31は一定の
速度で移動する。
中心にある軸311にギヤ等を介して接続されているモ
ーター(不図示)の等速回転が伝達されドラム310が
回転することにより、図中矢印E方向になされる。この
動作が開始されると、まず接着剤噴射ノズル32より水
溶性の接着剤321がベルト31に対して一定時間噴射
され、所定の領域への接着剤付着が行われる。その後ベ
ルトコンベア形態の皮革運搬装置33から皮革4が繰り
出され、図5に示すように、ローラー34及びローラー
35によって皮革4のベルト31への圧接および貼付が
行われる。更にドラム310の回転に伴って皮革4は移
動し、インクジェットユニット36の下方にさしかかる
と、インクジェット加色が開始される。このインクジェ
ット加色ユニット36は、実施形態1のものとは異な
り、複数のインク吐出口をドラムの幅の長さ分で一列に
配列した長尺のインクジェットヘッド361を4個ベル
ト31の移動方向に配設しており、各インクジェットヘ
ッドユニット361から、それぞれイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のインク
を吐出する。従って、インクジェットヘッド自身は固定
したままでよく、一定速度で移動するベルト31の上
で、ホストコンピュータから送出されてくる所定の画像
信号に従ったインク滴の吐出を、ベルト31の移動に同
期をとって行ない、順次画像等を形成を行っていく。こ
の各ベルトからのインク吐出の間、ベルト31は一定の
速度で移動する。
【0038】以上のようにしてインクジェット加色によ
り画像形成がなされた皮革4は、更にベルト31の移動
に従って皮革剥離装置37にさしかかり、ベルト31か
ら剥離する。この加色済み皮革4の剥離動作について
は、実施形態1における加色済み皮革の剥離動作と同様
であるので、ここでは説明を省略する。
り画像形成がなされた皮革4は、更にベルト31の移動
に従って皮革剥離装置37にさしかかり、ベルト31か
ら剥離する。この加色済み皮革4の剥離動作について
は、実施形態1における加色済み皮革の剥離動作と同様
であるので、ここでは説明を省略する。
【0039】そして、ベルト31の皮革を剥離した後の
領域には、皮革貼付領域からはみ出して付着したインク
や、接着剤の残渣があるため、これらを除去することに
なるが、本実施形態においてはこの2つの除去をそれぞ
れ独立して行なう。まずベルト31の移動に伴って、皮
革4が剥離された後の領域にノズル38より水381を
噴射して、付着しているインクを洗い流す。一般にイン
クジェット用インクの溶媒としては水が多く用いられ、
含有されている色材としても水溶性染料が多い。従って
この工程で水をベルトに噴射することで残留しているイ
ンクは再溶解し、槽382内に排液383として排出す
ることができる。なお残留インクの溶解をより促進させ
るため、尿素等の添加剤少量を水381に加えておいて
もよい。ここまででインクを除去することはできるが、
さらにノズル39よりエタノール391を噴射させると
共にブラシ394を動作させることにより、接着剤をか
きとる。かきとった後の接着剤を含有する廃液は、槽3
92内に排液393として貯留する。
領域には、皮革貼付領域からはみ出して付着したインク
や、接着剤の残渣があるため、これらを除去することに
なるが、本実施形態においてはこの2つの除去をそれぞ
れ独立して行なう。まずベルト31の移動に伴って、皮
革4が剥離された後の領域にノズル38より水381を
噴射して、付着しているインクを洗い流す。一般にイン
クジェット用インクの溶媒としては水が多く用いられ、
含有されている色材としても水溶性染料が多い。従って
この工程で水をベルトに噴射することで残留しているイ
ンクは再溶解し、槽382内に排液383として排出す
ることができる。なお残留インクの溶解をより促進させ
るため、尿素等の添加剤少量を水381に加えておいて
もよい。ここまででインクを除去することはできるが、
さらにノズル39よりエタノール391を噴射させると
共にブラシ394を動作させることにより、接着剤をか
きとる。かきとった後の接着剤を含有する廃液は、槽3
92内に排液393として貯留する。
【0040】このようにベルト31に付着しているイン
ク及び接着剤の除去を2段階で行うため、これらの残渣
をより効率よく排除可能となる。また廃液383及び廃
液393は、それぞれ別に設けられている廃液処理装置
によって処理される。これらの一連の動作によって加色
に利用されたベルト31の領域は清浄な状態に戻るた
め、更に新たな皮革の加色処理工程を実施することがで
きる。
ク及び接着剤の除去を2段階で行うため、これらの残渣
をより効率よく排除可能となる。また廃液383及び廃
液393は、それぞれ別に設けられている廃液処理装置
によって処理される。これらの一連の動作によって加色
に利用されたベルト31の領域は清浄な状態に戻るた
め、更に新たな皮革の加色処理工程を実施することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
皮革を貼付して支持する支持体の移動に伴い、接着剤の
付着、皮革の貼付、インク噴射による加色、皮革の支持
体からの剥離、および支持体の洗浄が連続的に行われる
ので、加色の際の皮革の面を常に適切なものとできると
ともに、特に複数の皮革に対する加色を効率よく行うこ
とができる。
皮革を貼付して支持する支持体の移動に伴い、接着剤の
付着、皮革の貼付、インク噴射による加色、皮革の支持
体からの剥離、および支持体の洗浄が連続的に行われる
ので、加色の際の皮革の面を常に適切なものとできると
ともに、特に複数の皮革に対する加色を効率よく行うこ
とができる。
【0042】この結果、不定形で面積も個々に異なる皮
革の取り扱いを非常に高速かつ効率的に実施することが
可能となる。また、このようにして多色高精細の画像形
成を行った皮革は、従来以上に皮革の用途を拡大するこ
とに貢献できるものでもある。
革の取り扱いを非常に高速かつ効率的に実施することが
可能となる。また、このようにして多色高精細の画像形
成を行った皮革は、従来以上に皮革の用途を拡大するこ
とに貢献できるものでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る皮革加色処理装置を
模式的に示す図である。
模式的に示す図である。
【図2】図1の皮革加色処理装置によって行われる各処
理工程を説明する流れ図である。
理工程を説明する流れ図である。
【図3】図1の皮革加色処理装置において皮革を連続し
て貼付した際の状態を示す図である。
て貼付した際の状態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る皮革加色処理装置
を模式的に示す図である。
を模式的に示す図である。
【図5】図4に示す皮革加色処理装置において皮革を貼
付した際の状態を示す図である。
付した際の状態を示す図である。
1,3 インクジェット加色処理装置 2,4 加色用皮革 11,31 皮革搬送ベルト 12,32 接着剤付着装置(噴射ノズル) 13,33 皮革搬送装置 14,34,35 皮革固定用ローラー 15,36 インクジェットユニット 16,37 皮革剥離装置 17,38,39 ベルト残留物洗浄装置
Claims (12)
- 【請求項1】 皮革を支持体に貼付し、該貼付された皮
革に対しインクを噴射して加色を行う皮革加色処理方法
であって、 所定の周回路を移動する支持体を用意し、 前記支持体に接着剤を付着させ、 前記支持体の前記接着剤が付着された領域に皮革を貼付
し、 該貼付された皮革に対してインクを噴射して加色を行な
い、 該加色された皮革を当該支持体より剥離し、 該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する、 各工程を有し、前記接着剤を付着する工程、前記皮革を
貼付する工程、前記加色を行う工程、前記皮革を剥離す
る工程および前記洗浄する工程を前記支持体の連続的な
移動に伴なって行うことを特徴とする皮革加色処理方
法。 - 【請求項2】 前記インクを噴射して加色を行う工程
は、前記支持体に貼付される皮革の領域より広い領域に
インクを吐出することを特徴とする請求項1に記載の皮
革加色処理方法。 - 【請求項3】 前記支持体の移動が等速度で連続して行
われることを特徴とする請求項1または2に記載の皮革
加色処理方法。 - 【請求項4】 前記支持体の移動がインク滴を連続して
噴射する際の周期と同期をとって一定距離の移動の繰り
返しで行われることを特徴とする請求項1または2に記
載の皮革加色処理方法。 - 【請求項5】 前記接着剤を付着する工程における接着
剤が液状であることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の皮革加色処理方法。 - 【請求項6】 前記接着剤を付着する工程が接着剤を噴
霧又は塗布する工程であることを特徴とする請求項5に
記載の皮革加色処理方法。 - 【請求項7】 前記洗浄する工程が、前記接着剤を付着
する工程において付着された接着剤及び/又は前記加色
する工程において付着された余分なインクの除去を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の皮
革加色処理方法。 - 【請求項8】 前記洗浄する工程が、前記接着剤を付着
する工程において付着された接着剤を除去する工程と、
前記加色工程において付着された余分なインクを除去す
る工程とからなることを特徴とする請求項7に記載の皮
革加色処理方法。 - 【請求項9】 前記インクの噴射による加色がインクジ
ェット方式であることを特徴とする請求項1乃至8のい
ずれかに記載の皮革加色処理方法。 - 【請求項10】 皮革を支持体に貼付し、該貼付された
皮革に対しインクを噴射して加色を行う皮革加色処理装
置であって、 支持体を所定の周回路について移動させる搬送手段と、 前記支持体に接着剤を付着させる接着剤付着手段と、 前記支持体の前記接着剤が付着された領域に皮革を貼付
する皮革貼付手段と、 該貼付された皮革に対してインクを噴射して加色を行う
加色手段と、 該加色された皮革を当該支持体より剥離する皮革剥離手
段と、 該皮革を剥離した後の支持体を洗浄する洗浄手段と、 前記接着剤付着手段、前記皮革貼付手段、前記加色手
段、前記皮革剥離手段および前記洗浄手段による各動作
を、前記搬送手段によって移動する支持体に対して順次
に行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする皮革
加色処理装置。 - 【請求項11】 請求項1乃至9いずれかに記載の皮革
加色処理方法によって画像形成がなされた皮革。 - 【請求項12】 請求項1乃至9いずれかに記載の皮革
加色処理方法によって画像形成がなされた皮革を加工し
て形成された皮革製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9164197A JPH1110843A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 皮革加色処理方法、加色処理装置および該加色処理方法によって製造された加色皮革 |
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