JPH1110840A - 記録方法及びその装置 - Google Patents

記録方法及びその装置

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JPH1110840A
JPH1110840A JP9163026A JP16302697A JPH1110840A JP H1110840 A JPH1110840 A JP H1110840A JP 9163026 A JP9163026 A JP 9163026A JP 16302697 A JP16302697 A JP 16302697A JP H1110840 A JPH1110840 A JP H1110840A
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 許容供給電力の少ない電源を用いて効率良く
記録を行うことができる記録方法及びその装置を提供す
る。 【解決手段】 1走査で記録する分のイメージデータを
プリントバッファに記憶し、その記憶された1走査分の
イメージデータにおける記録ドット数を各カウント領域
単位で計数し、その計数された、隣接するカウント領域
の記録ドット数に基づいて隣接する少なくとも2つのカ
ウント領域を含み、かつ1つのカウント領域を共有して
いるデューティ検出領域を設定し、そのデューティ検出
領域における記録ドットの比率を求める。この比率に応
じて1走査で記録する分のイメージデータを1走査或は
それ以上の走査回数で記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録方法及びその装
置に関し、特に許容電力供給量が低い電源を実装した記
録装置及びその装置における記録方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近のプリンタ装置、例えばインクジェ
ット・プリンタ装置の高速化に伴う記録ヘッドの長尺化
に対応して、ますます増大する傾向にある装置の電源容
量を抑えるプリント方法が各種提案されている。具体的
には、記録データを記憶しているプリント・バッファの
データのデューティ(黒ドット率)を印刷以前に調整し
ておき、そのデューティに応じて、そのプリント・バッ
ファのデータを記録ヘッドの単一のパスで印刷するか、
または複数のパスに分けて印刷するかを決定するものが
ある。
【0003】更に、このようなプリンタ装置で使用され
る電源について、例えば特公昭62−41114号公報
や特公平6−47290号公報等のように、記録装置の
平均消費電力を低減して小容量の電源を使いこなす方法
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のプ
リンタ装置では、プリントバッファ全体の黒ドットの比
率を調べて、そのデータを印刷をするパスの回数を設定
しているため、例えば黒ドットが適当に分散されてい
て、電源に対する負荷がそれ程大きくないと考えられる
場合であっても、複数回のパスで1バンド幅のデータが
印刷されていた。その結果、1バンド幅のデータを印刷
するのに、記録ヘッドの複数回のパスで印刷する割合が
多くなり、印刷効率の低下を招いていた。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、許容供給電力の少ない電源を用いて効率良く記録を
行うことができる記録方法及びその装置を提供すること
を目的とする。
【0006】また本発明の目的は、印刷に使用するイメ
ージデータの記録ドット数に応じて適正に記録動作を変
更することにより、許容電力量の少ない電源を使用した
記録装置において、記録効率の低下を最大限に防止する
記録方法及びその装置を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、消費電力が電源
電力の最大値以上になることを防止して装置の動作を保
証した記録方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させて前記記録
媒体に記録を行う記録装置であって、少なくとも前記相
対移動による1走査で記録する分のイメージデータを記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された1走査分
のイメージデータにおける記録ドット数を第1領域単位
で計数する計数手段と、前記計数手段により計数され
た、隣接する前記第1領域の記録ドット数に基づいて当
該隣接する少なくとも2つの第1領域を含む第2領域に
おける記録ドットの比率を求める演算手段と、前記演算
手段により求められた比率に応じて前記1走査で記録す
る分のイメージデータを1走査或はそれ以上の走査回数
で記録する記録手段とを有し、隣接する前記第2領域は
少なくとも1つの第1領域を共有している。
【0009】また上記目的を達成するために本発明の記
録方法は以下のような工程を備える。即ち、記録ヘッド
と記録媒体とを相対移動させて前記記録媒体に記録を行
う記録方法であって、少なくとも前記相対移動による1
走査で記録する分のイメージデータを記憶するメモリに
記憶された1走査分のイメージデータにおける記録ドッ
ト数を第1領域単位で計数する工程と、その計数され
た、隣接する前記第1領域の記録ドット数に基づいて当
該隣接する少なくとも2つの第1領域を含む第2領域に
おける記録ドットの比率を求める工程と、前記比率に応
じて前記1走査で記録する分のイメージデータを1走査
或はそれ以上の走査回数で記録する記録工程とを有し、
隣接する前記第2領域は少なくとも1つの第1領域を共
有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施の形態のインクジェット・
プリンタ装置101の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0012】図1において、100はホストコンピュー
タで、本実施の形態のインクジェットプリンタ装置10
1に対して印刷データや各種制御情報を出力している。
これらのデータは入力バッファ111に記憶された後、
制御部110により解釈されて印刷イメージに変換さ
れ、その印刷イメージはプリントバッファ121に格納
される。このプリントバッファ121は、後述するよう
に記録ヘッド115の1走査で印刷される印刷イメージ
データを記憶している。
【0013】112はヘッド駆動回路で、制御部110
より入力した印刷データに従って記録ヘッド115を駆
動して印刷を行っている。113,114のそれぞれは
モータ・ドライバで、制御部110の指示に従って、キ
ャリッジモータ116と紙送り用(LF)モータ117
のそれぞれを駆動している。118は電源ユニットで、
このプリンタ装置101の各部に電力を供給している。
【0014】図2は、本実施の形態のプリンタ装置10
1の電源ユニット118におけるドロッパ方式の電源回
路21(図3)の構成を示すブロック図である。
【0015】図中、10は入力端子で、この端子から商
用電力が入力される。11は電流ヒューズ、12は商用
波トランスである。13は交流電圧を直流電圧に変換す
るための整流用のダイオード、14は直流電解コンデン
サ、15は出力端子である。こうした電源は当業者には
既知であるので、ここでは詳しい動作の説明を省略す
る。
【0016】図3は、本実施の形態によるプリンタ装置
101における各部への電力供給を説明するためのブロ
ック図で、前述の図1と共通する部分は同じ番号で示
し、その説明を省略する。
【0017】図3において、21は、図2で示されるド
ロッパ式DC電源であり、22は図4で示される記録ヘ
ッド115を駆動するための高精度のDC電圧を生成す
るためのDC−DC変換器で、この変換器22の出力電
圧+24Vはヘッド駆動回路112に入力されている。
24はロジック回路25用の電源(本実施の形態ではD
C+5V)を生成するDC−DC変換器で、このロジッ
ク回路25は、例えば制御部110、入力バッファ11
1に設けられている。またモータドライバ113,11
4は、ドロッパ式電源21の非安定化出力電圧をそのま
ま利用して駆動されている。
【0018】図5は、本発明の実施の形態の特徴を最も
よく表した図である。
【0019】記録ヘッド115による1走査で印刷され
る印刷イメージデータを記憶するプリントバッファ12
1は、このプリントバッファ121のデータの内容を調
査するときのカウント領域区分と、本実施の形態で使用
するドロッパ式電源21の負荷特性との対応を示してい
る。尚、ここでプリントバッファ121の幅「A」は、
実際に使用する記録ヘッド115のノズル数(ここでは
図4のように128ノズル)に対応している。尚、他の
ノズル数の記録ヘッド115の場合でもかまわないこと
はもちろんである。また、このプリントバッファ121
の長さ「B」は記録用紙の有効印刷幅に対応しており、
例えば、360dpi(ドット/インチ)の解像度で、
A4サイズの記録紙に印刷する場合、本実施の形態のプ
リンタ装置101では、この長さ「B」は2880ドッ
トに相当している。もちろん、A3サイズなどの他のサ
イズの用紙に印刷する場合は、この「B」の値はそれに
応じて適宣変更されることはもちろんである。
【0020】更に図5を参照すると、プリントバッファ
121の長さ「B」が複数の領域に分割されて示されて
いる。ここで各領域を図中に示されるようにカウント領
域と呼ぶことにする。このカウント領域の意味は、その
領域内の有効印刷ドット数を計数する領域を示し、各カ
ウント領域の長さ「C」は、本実施の形態の場合では1
80ドットに相当している。尚、本実施の形態では、こ
れらカウント領域は、プリントバッファ121の有効ド
ット数をカウントするための基本単位としている。
【0021】更に、図5において、デューティ(duty)検
出領域が示されている。各デューティ検出領域は、互い
に隣接する2つのカウント領域を含み、隣り合うデュー
ティ検出領域は、互いに1つのカウント領域を共有する
ようにして定義されている。この理由は後述する。
【0022】更に、図5において、特定のデューティ検
出領域に対して、ドロッパ方式電源21の負荷特性が示
される。これらデューティ検出領域内で黒く塗りつぶさ
れている部分31では、データが全て“1”、即ち、ぺ
た黒の部分であることを表わしている。
【0023】そこで図2に示されるドロッパ方式の電源
21を使用して、このようなデータを印刷すると、図2
の端子対15間の電圧が徐々に下降する。その様子が図
5の曲線32で示されている。こうした状態が連続して
続くと、ドロッパ式電源21の出力電圧が、図3に示す
各ブロック、例えばDC−DCコンバータ22及び24
の動作保証範囲を外れてしまうことになり、プリンタ装
置101の動作不良を引き起こす原因になる。
【0024】本実施の形態はこうした状態を回避するこ
とを目的とする。
【0025】再度、図5を参照すると、ドロッパ式電源
21の出力電圧が電圧下降曲線32の最下点に達した
後、ベタ黒部分の印刷が終了すると、再度、その出力電
圧が曲線33に沿って上昇する。そして、ディーティ検
出領域2の終りで、ほぼ元の電圧に回復することがわか
る。
【0026】そこで本実施の形態によれば、デューティ
検出領域の長さ「D」と、プリンタ装置101の動作を
保証する最低保証電圧まで電圧が下降する時間T1と、
この最低保証電圧から電圧が回復するまでの時間T2
は、次のような関係を維持するように定義される。
【0027】T1+T2≦D …(式1) 上記式(1)について次に説明する。
【0028】ここで、デューティ検出領域の長さ「D」
が上述の時間の和(T1+T2)よりも大きければ、図
5に示すようなベタ黒部分31が、デューティ検出領域
の始めから発生して期間T1の間続いたとしても、その
ベタ黒部分が終了した後、このデューティ検出領域の終
りに達するまで、即ち、時間T2が経過すると、ドロッ
パ式電源21の出力電圧は元の電圧まで完全に回復する
ことになる。即ち、このデューティ検出領域でのプリン
タ装置101の動作は保証されることになる。このよう
な状況が図5に示すプリントバッファ121全体のデー
タに亙って成立すれば、このプリントバッファ121の
データは、記録ヘッド118の1回の走査で、全て問題
なく印刷できることになる。
【0029】これは、プリントバッファ121の全ての
ディーティ検出領域内で、ベタ黒領域の印刷に要する時
間がT1以下であれば、プリントバッファ121に記憶
されているデータを複数パスに分けて印刷する必要がな
いことになる。従って、逆に、時間T1以下となるベタ
黒領域の存在を検出すればよいことになる。このような
ベタ黒領域は、原理的には、デューティ検出領域内の黒
のドット数を計数し、ディーティ検出領域内に含まれる
全ドット数に対するこの黒のドット数の比率γ(=T1
/D)を求めることにより求まる。例えば、図5におい
て時間T1とT2とが等しく、デューティ検出領域の長
さD=T1+T2であれば、その比率γは“0.5”と
なる。
【0030】次に、前述の図5のように、隣接するデュ
ーティ検出領域間でカウント領域を共有させている理由
について説明する。これは、比率γの特定の値に対し、
デューティ検出領域が取り得る状態が一意的に決まらな
いためである。
【0031】これは図7を参照すると理解することがで
きるであろう。図5は、デューティ比γの値が“0.
5”となる印刷イメージデータの複数例51〜53を示
す図で、各例に対応するドロッパ式電源21のDC出力
電圧(図2の端子15間の電圧)の関係を表す。
【0032】図中、51は、図5のベタ黒31と同様の
ケースであり、ディーティ検出領域内の半分の領域がベ
タ黒印刷に相当するのに対し、他の半分は空白、即ち、
印刷されない領域部分に相当する。一方、52は領域全
体が一様にデューティ50%のハーフトーンを示す。ど
ちらの場合もデューティ検出領域内に含まれる黒ドット
の数は同一であり、従って、デューティ比率γの値はい
ずれも“0.5”となる。また、53の場合は、ベタ黒
領域が2つの部分に別れており、これらの両方の面積の
和が51の場合に等しいと仮定すると、この場合にもγ
の値は“0.5”となる。
【0033】図7の51〜53のそれぞれに対応するド
ロッパ式電源21のDC出力電圧が51’、52’、5
3’で示されている。ここで実験的に、51で示される
ケースが、最も低い電圧まで降下することが観測されて
いる。従って、電源ユニット118にとって最も条件的
に厳しい51のケースを想定して、電源を設計するべき
であり、上記式(1)の正当性が保証される。
【0034】更に、図8を参照すると容易に理解できる
ように、本実施の形態の如く、隣接するデューティ検出
領域において、カウント領域をオーバラップさせること
なく61のように定義する場合を考える。ここで、62
で示すように、上記最大許容デューティ比率γ(50
%)に等しいデューティ検出領域が連続して発生する可
能性がある。この場合、図5で使用したのと同一のDC
電源ユニット118を使用すると電源の許容能力を超え
てしまい、その出力DC電圧が曲線63で示すように、
プリンタ装置101を正常に動作させるために必要な最
低保証電圧(図5と同一値)を下回ってしまうことにな
る。
【0035】従って、図8の62で示すような事態を避
けるためには、各デューティ検出領域における最大許容
デューティ比率を図5の場合の1/2(25%)に設定
しなければならないことになる。この結果、1パスで印
刷可能なプリントバッファ121の連続ベタ黒印刷幅T
1'は、図5で定義されたデューティ検出領域の場合に
比べて1/2となる(即ち、T1’=T1/2)。その
結果、プリントバッファ121のデータを複数パスによ
り印刷する確率が増大し、プリンタ装置101による印
刷処理のスループットが低下することになる。
【0036】この様子が図9に示されている。
【0037】以上の理由から、本実施の形態のプリンタ
装置101では、図5に示すようにデューティ検出領域
をオーバラップさせながら定義する。
【0038】図6は本実施の形態のインクジェットプリ
ンタ装置101における印刷処理を示すフローチャート
で、このフローチャートで示される処理は制御部110
により実行され、この処理を実行する制御プログラムは
制御部110の主メモリ或はROM等に記憶されてい
る。
【0039】まずステップS1で、ホストコンピュータ
100より印刷データを受信すると、その印刷データを
入力バッファ111に順次記憶する。次にステップS2
に進み、その入力バッファ111に記憶された印刷デー
タを解析して印刷イメージデータに展開してプリントバ
ッファ121に記憶する。次にステップS3で、記録ヘ
ッド115による少なくとも1走査で印刷できる印刷イ
メージデータがプリントバッファ121に形成されたか
どうかを調べ、そうであればステップS4に進むが、そ
うでないときはステップS1に戻り、前述の受信処理を
実行する。
【0040】こうして少なくとも1走査分の印刷イメー
ジデータがプリントバッファ121に記憶されるとステ
ップS4に進み、図5に示すように、例えば180ドッ
ト単位のカウント領域を設定し、その領域内に何ドット
の黒データ(印刷するドットデータ)があるかをカウン
トする。そして図5のように、隣接するカウント領域間
でデューティ検出領域を設定し、そのデューティ検出領
域間での有効画素のデューティを求める。
【0041】ステップS6では、デューティ閾値が所定
値(例えば50%)よりも大きいかどうかを調べ、大き
くないときはステップS7に進み、1走査分のチェック
が終了したかどうかを調べ、終了していればステップS
4に戻り、更に次にカウント領域の内容を調べるための
処理を行う。
【0042】そしてステップS6でデューティ閾値が所
定値よりも大きいときはステップS11に進み、その印
刷イメージデータを2パスで印刷するように設定し、ス
テップS12において2パス、即ち、記録ヘッド115
を2回走査させて1バンド分の印刷を行う。
【0043】また、ステップS7で1走査分の印刷イメ
ージデータのチェックが終了するとステップS8に進
み、1パスでのプリントを行うように指定し、ステップ
S9で1パス、即ち、記録ヘッド115の1回の走査
で、その1バンド分の印刷を実行する。こうしてステッ
プS9或はステップS12で、1走査で印刷される分の
データ(1バンド幅)の印刷が終了するとステップS1
0に進み、そのページ全体の印刷が終了したかどうかを
調べ、終了していないときはステップS13に進み、L
Fモータ117を所定量回転駆動して、1バンド幅分
(図5の例では128ドット分)記録用紙を搬送してス
テップS3に戻る。またステップS10で1頁の印刷を
終了したときはステップS14に進み、その印刷済みの
用紙を排紙して、1ページの印刷処理を終了する。
【0044】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0045】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0046】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0047】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0048】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0049】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0050】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、例えば長尺の記録ヘッドを使用するようなプリンタ
装置の印刷性能を実用レベルにおいて低下させることな
く、記録ヘッドの最大許容電力より低い容量の電源を使
用して効率良く印刷することができる。
【0051】また本実施の形態によれば、低価格の電源
を使用できるため、装置のコストを低く抑えることがで
きる。
【0052】また本実施の形態によれば、装置の製造コ
ストを抑えながら、記録効率を良くして記録できる記録
装置を提供できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、許
容供給電力の少ない電源を用いて効率良く記録を行うこ
とができる。
【0054】また本発明によれば、印刷に使用するイメ
ージデータの記録ドット数に応じて適正に記録動作を変
更することにより、許容電力量の少ない電源を使用した
記録装置において、記録効率の低下を最大限に防止でき
るという効果がある。
【0055】また本発明によれば、消費電力が電源電力
の最大値以上になることを防止して装置の動作を保証で
きる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のインクジェットプリンタ装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態におけるドロッパ式電源回路の構
成を示す回路図である。
【図3】本実施の形態のプリンタ装置の電源ユニットか
らの電力供給を説明する図である。
【図4】本実施の形態のプリンタ装置の記録ヘッドの構
成を示す図である。
【図5】本実施の形態のプリンタ装置におけるカウント
領域とデューティ領域の関係を示す図である。
【図6】本実施の形態のプリンタ装置における印刷処理
を示すフローチャートである。
【図7】デューティ比が50%の場合の各種例を示す図
である。
【図8】隣接するデューティ検出領域が共にデューティ
比が50%の場合の不具合例を説明する図である。
【図9】図8に示す事態を避けるためにデューティ検出
領域におけるデューティ比を25%にした場合を示す図
である。
【符号の説明】
21 ドロッパ式電源 22,24 DC−DCコンバータ 100 ホストコンピュータ 101 プリンタ装置 110 制御部 115 記録ヘッド 116 キャリッジモータ 117 紙送り用(LF)モータ 118 電源ユニット 121 プリントバッファ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させ
    て前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、 少なくとも前記相対移動による1走査で記録する分のイ
    メージデータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された1走査分のイメージデータに
    おける記録ドット数を第1領域単位で計数する計数手段
    と、 前記計数手段により計数された、隣接する前記第1領域
    の記録ドット数に基づいて当該隣接する少なくとも2つ
    の第1領域を含む第2領域における記録ドットの比率を
    求める演算手段と、 前記演算手段により求められた比率に応じて前記1走査
    で記録する分のイメージデータを1走査或はそれ以上の
    走査回数で記録する記録手段とを有し、 隣接する前記第2領域は少なくとも1つの第1領域を共
    有していることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録装置であって、 前記記録手段は、前記比率が所定値以下のときは前記イ
    メージデータを1走査で記録し、前記所定値以上の時は
    前記イメージデータを複数回の走査で記録する。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の記録装置であって、 前記所定値は、記録ヘッドの全記録要素を連続駆動して
    記録するときに電源から供給される電圧が動作を保証す
    る最低電圧まで降下する時間(T1)と、前記記憶ヘッ
    ドの駆動を停止した後、前記電源からの供給電圧が復帰
    するまでの時間(T2)とに基づいて決定される。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の記録装置であって、前
    記第2領域の長さDは前記第1領域の長さの略2倍であ
    る。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の記録装置であって、前
    記第2領域を記録する時間は、前記時間の和(T1+T
    2)に等しいか、或はそれ以上である。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の記録装置であって、前
    記電源はドロッパ式電源回路を含む。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の記録装置であって、前
    記比率は、前記時間(T1)を、前記第2領域の長さD
    を記憶する時間で割った値に相当する。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させ
    て前記記録媒体に記録を行う記録方法であって、 少なくとも前記相対移動による1走査で記録する分のイ
    メージデータを記憶するメモリに記憶された1走査分の
    イメージデータにおける記録ドット数を第1領域単位で
    計数する工程と、 その計数された、隣接する前記第1領域の記録ドット数
    に基づいて当該隣接する少なくとも2つの第1領域を含
    む第2領域における記録ドットの比率を求める工程と、 前記比率に応じて前記1走査で記録する分のイメージデ
    ータを1走査或はそれ以上の走査回数で記録する記録工
    程とを有し、 隣接する前記第2領域は少なくとも1つの第1領域を共
    有していることを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の記録方法であって、前
    記記録工程では、前記比率が所定値以下のときは前記イ
    メージデータを1走査で記録し、前記所定値以上の時は
    前記イメージデータを複数回の走査で記録する。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記録方法であって、
    前記所定値は、記録ヘッドの全記録要素を連続駆動して
    記録するときに電源から供給される電圧が動作を保証す
    る最低電圧まで降下する時間(T1)と、前記記憶ヘッ
    ドの駆動を停止した後、前記電源からの供給電圧が復帰
    するまでの時間(T2)とに基づいて決定される。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の記録方法であっ
    て、前記第2領域の長さDは前記第1領域の長さの略2
    倍である。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の記録方法であっ
    て、前記第2領域を記録する時間は、前記時間の和(T
    1+T2)に等しいか、或はそれ以上である。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の記録方法であっ
    て、前記電源はドロッパ式電源回路を含む。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の記録方法であっ
    て、前記比率は、前記時間(T1)を、前記第2領域の
    長さDを記憶する時間で割った値に相当する。
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