JPH11108122A - ベルト式無段変速機用ベルトのエレメント - Google Patents

ベルト式無段変速機用ベルトのエレメント

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JPH11108122A
JPH11108122A JP27601097A JP27601097A JPH11108122A JP H11108122 A JPH11108122 A JP H11108122A JP 27601097 A JP27601097 A JP 27601097A JP 27601097 A JP27601097 A JP 27601097A JP H11108122 A JPH11108122 A JP H11108122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトが発する騒音のレベルを低減させると
ともにベルトの寿命を向上させることを目的とする。 【解決手段】 各々ベルト幅方向中央部の片側に凹部2a
を有するとともにその凹部2aと反対の側の対抗する位置
に他のエレメント2の前記凹部2aに嵌合する突部2bを有
する多数の板状のエレメント2をその板厚方向に重ね合
わせて環状に配置し、二本の可撓性リング3でそれら多
数のエレメントを互いに分離しないように纏めてなるベ
ルト式無段変速機用ベルトにおいて、前記各エレメント
2の前記凹部2aと前記突部2bとの形状が、一つの前記エ
レメント2の前記凹部2aに他の一つの前記エレメント2
の前記突部2bが嵌合した状態でそれらのエレメント同士
の相対回転を規制する形状であることを特徴とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルト式無段変速機
用ベルトのエレメントに関し、特には、ベルトが発する
騒音のレベルを低減させ得るとともにベルトの寿命を向
上させ得るエレメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速機用ベルトは、例えば
特開平2-225840号にて開示されたもののように通常、二
つのプーリー間に掛け渡されて動力をそれらのプーリー
間で伝達するとともに、図5に示す如く各プーリー1の
対向する円錐面1aに挟持されてプーリー1との間で動力
の受渡しを行うため、多数の板状のエレメント2をその
板厚方向に重ね合わせて環状に配置し、各々帯状の可撓
性薄板を積層してなる二本の可撓性リング3でそれら多
数のエレメント2を互いに分離しないように纏めてな
り、それらのエレメント2は各々、図6にも示すよう
に、互いの位置決めのために、ベルト幅方向中央部の片
側に凹部2aを有するとともにその凹部2aと反対の側の対
抗する位置に他のエレメント2の前記凹部2aに嵌合する
突部2bを有している。
【0003】ところで、上記従来のエレメント2にあっ
ては、図7に示すように、各エレメント2の凹部2aと突
部2bとが共に円形断面形状を持つとともに、互いに嵌合
し得るように凹部2aの内径dが突部2bの外形Dより多少
大きくされており、またその形状を加工する際に、先ず
板材にエレメント2の凹部2aと突部2bとをエンボス加工
し、その突部2bを基準に板材をファインブランキング工
法で打ち抜き加工してエレメント2の外形形状を形成し
ているため、各エレメント2の凹部2aと突部2bとは、外
周形状の打ち抜き方向とは反対の方向へのエンボス加工
によって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のエレメント2では、凹部2aと突部2bとが共に円形
断面形状を持っていることから、エレメント同士の相対
回転方向の位置決めができず、それゆえベルトの、二つ
のプーリー1のいずれにも噛み込まれていないプーリ間
の位置で、エレメントにおどりが生じ易くなって、エレ
メント同士の相対回転による擦れで、ベルトが発する騒
音のレベルが比較的高くなるという問題があった。
【0005】また、上記従来のエレメント2では、外周
形状打抜き加工と凹部2aおよび突部2bのエンボス加工と
を別工程で行っていて、共通の加工基準で加工していな
いため、加工用金型のコストが嵩むとともに、凹部2aお
よび突部2bに対する外周形状の位置精度にバラツキが生
じて突部2bとプーリー1の円錐面1aとの相対位置が多数
のエレメント2間で不揃いとなり、プーリー1の円錐面
1aに偏摩耗が生ずるとともに、円錐面1aへのエレメント
2の当たりが一定しないためトルク伝導効率が悪化する
という問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
有利に解決したエレメントを提供することを目的とする
ものであり、この発明のベルト式無段変速機用ベルトの
エレメントは、各々ベルト幅方向中央部の片側に凹部を
有するとともにその凹部と反対の側の対抗する位置に他
のエレメントの前記凹部に嵌合する突部を有する多数の
板状のエレメントをその板厚方向に重ね合わせて環状に
配置し、二本の可撓性リングでそれら多数のエレメント
を互いに分離しないように纏めてなるベルト式無段変速
機用ベルトにおいて、前記各エレメントの前記凹部と前
記突部との形状が、一つの前記エレメントの前記凹部に
他の一つの前記エレメントの前記突部が嵌合した状態で
それらのエレメント同士の相対回転を規制する例えば楕
円形や長円形等の形状であることを特徴とするものであ
る。
【0007】なお、この発明のエレメントにおいては、
前記凹部が、前記各エレメントの外周形状の打ち抜き方
向と同一方向に凹んでおり、また前記突部が、前記各エ
レメントの外周形状の打ち抜き方向と同一方向に突出し
ていても良い。
【0008】また、この発明のエレメントにおいては、
前記各エレメントの前記凹部と前記突部との形状が、一
つの前記エレメントの前記凹部に他の一つの前記エレメ
ントの前記突部が嵌合した状態で当該ベルトの半径方向
へのそれらのエレメント同士の相対移動を許容する形状
であっても良い。
【0009】
【作用】かかるこの発明のエレメントによれば、前記各
エレメントの前記凹部および前記突部が、それらの形状
に基づいて、一つの前記エレメントの前記凹部に他の一
つの前記エレメントの前記突部が嵌合した状態でそれら
のエレメント同士の相対回転を規制するので、エレメン
ト同士の相対回転方向の位置決めを行い得て、ベルト
の、二つのプーリーのいずれにも噛み込まれていないプ
ーリ間の位置での、エレメントのおどりの発生を防止で
き、このことにて、エレメント同士の相対回転による擦
れを少なくし得て、ベルトが発する騒音のレベルを低減
させることができるとともに、リングの捩じりや振動も
低減させ得て、リングの寿命ひいてはベルトの寿命を向
上させることができる。
【0010】なお、この発明のエレメントにおいて、前
記凹部が、前記各エレメントの外周形状の打ち抜き方向
と同一方向に凹んでおり、また前記突部が、前記各エレ
メントの外周形状の打ち抜き方向と同一方向に突出して
いれば、エレメントの外周形状の打ち抜き加工と前記凹
部および突部のエンボス加工とを一工程で共通の加工基
準によって同時に加工することができるので、加工用金
型のコストを低減させ得るとともに、前記凹部および突
部に対する外周形状の位置精度を高めて突部とプーリー
の円錐面との相対位置を多数のエレメント間で揃えるこ
とができ、それゆえ、プーリーの円錐面の偏摩耗を防止
するとともに、円錐面へのエレメントの当たりを一定に
してトルク伝導効率を高めることができる。
【0011】また、この発明のエレメントにおいて、前
記各エレメントの前記凹部と前記突部との形状が、一つ
の前記エレメントの前記凹部に他の一つの前記エレメン
トの前記突部が嵌合した状態で当該ベルトの半径方向へ
のそれらのエレメント同士の相対移動を許容する形状で
あれば、ベルトがプーリーに噛み込まれて円弧状になる
際のベルト半径方向外方のエレメント端部同士の離間に
よる前記凹部と他のエレメントの前記突部との相対的な
傾動を容易にすることができるので、ベルト幅方向の前
記凹部と他のエレメントの前記突部との間の遊びをより
小さくし得て、エレメント同士の相対回転方向の位置決
めをより正確に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1(a)は、この発明のベルト式無段
変速機用ベルトのエレメントの一実施例を突部側から見
て示す平面図、また同図(b)は、その実施例のエレメ
ントの、図1(a)のC−C線に沿う縦断面図であり、
図中符号2はエレメントを示し、この実施例のエレメン
ト2も、従来のエレメントと同様、ベルト幅方向中央部
の片側に凹部2aを有するとともにその凹部2aと反対の側
の対抗する位置に他のエレメント2の上記凹部2aに嵌合
する突部2bを有している。そしてこの実施例のエレメン
ト2を具えるベルト式無段変速機用ベルトも、従来のベ
ルトと同様に図6に示す如く、多数の板状の上記エレメ
ント2をその板厚方向に重ね合わせて環状に配置し、各
々帯状の可撓性薄板を積層してなる二本の可撓性リング
3でそれら多数のエレメント2を互いに分離しないよう
に纏めてなる。
【0013】しかしながらこの実施例のエレメント2
は、図1(a)に示すように、各エレメント2の上記凹
部2aと上記突部2bとの形状が、一つのエレメント2の上
記凹部2aに他の一つのエレメント2の上記突部2bが嵌合
した状態でそれらのエレメント2同士の相対回転を規制
する形状、すなわちここでは楕円形の断面形状である点
で、従来のエレメントと異なっており、ここにおける凹
部2aの寸法は、エレメント2同士の相対回転は規制し得
ると同時に、その凹部2aに対する突部2bの後述する傾動
を円滑ならしめる程度に、突部2bの寸法に対し全体的に
多少大きくされている。
【0014】従って、かかる実施例のエレメントによれ
ば、各エレメント2の凹部2aおよび突部2bが、上述した
楕円形の断面形状によって、一つのエレメント2の凹部
2aに他の一つのエレメント2の突部2bが嵌合した状態で
それらのエレメント2同士の相対回転を規制するので、
エレメント2同士の相対回転方向の位置決めを行い得
て、ベルトの、二つのプーリー1のいずれにも噛み込ま
れていないプーリ間の位置での、エレメント2のおどり
の発生を防止でき、このことにて、エレメント2同士の
相対回転による擦れを少なくし得て、ベルトが発する騒
音のレベルを低減させることができるとともに、リング
3の捩じりや振動も低減させ得て、リング3の寿命ひい
てはベルトの寿命を向上させることができる。
【0015】また、この実施例のエレメント2の上記凹
部2aは、図1(b)に示すように、エレメント2の外周
形状の打ち抜き方向と同一方向に凹んでおり、また上記
突部2bも、エレメント2の外周形状の打ち抜き方向と同
一方向に突出している。従って、この実施例のエレメン
ト2によれば、エレメント2の外周形状の例えばファイ
ンブランキング工法での打ち抜き加工と上記凹部2aおよ
び突部2bのエンボス加工とを一工程で共通の加工基準に
よって同時に加工することができるので、加工用金型の
コストを低減させ得るとともに、上記凹部2aおよび突部
2bに対する外周形状の位置精度を高めて突部2bとプーリ
ー1の円錐面1aとの相対位置を多数のエレメント2間で
揃え得て、プーリー1の円錐面1aの偏摩耗を防止すると
ともに、それらの円錐面1aへのエレメント2の当たりを
一定にしてトルク伝導効率を高めることができる。さら
に、この実施例のエレメント2によれば、凹部2aおよび
突部2bに対する外周形状の位置精度を高めることができ
るので、そのエレメント2の、リング3と嵌まり合う両
側切欠部の、上記突部2bを加工基準として仕上げ加工す
る最奥壁部の加工代を少なくし得て、仕上げ加工コスト
を減少させることもできる。
【0016】図2は、この発明のエレメントの他の一実
施例の主要部を突部側から見て示す平面図であり、この
実施例のエレメント2の凹部2aおよび突部2bは、先の実
施例における楕円形と異なって、共に長円形の断面形状
を有しており、それらの長円形の半径は、突部2bが例え
ば従来の突部2bと同様の半径R1、凹部2aがその半径R1
りも若干大きい半径R2とされている。かかるこの実施例
のエレメント2によっても、先の実施例と同様の作用効
果をもたらすことができる。
【0017】ところで図3(a)は、ベルト式無段変速
機の二つのプーリー1に掛け渡されたベルト式無段変速
機用ベルト4を示しており、ベルト4の、二つのプーリ
ー1のいずれにも噛み込まれていないプーリ間の位置A
では、そのベルト4の多数のエレメント2は、同図
(b)に示すように互いに密接しているが、ベルト4
の、何れかのプーリー1に噛み込まれて円弧状になる位
置Bでは、エレメント2は、同図(c)に示すようにベ
ルト半径方向外方の端部同士が離間した状態となり、こ
の離間により、エレメント2の上記凹部2aとそこに嵌合
している他のエレメント2の上記突部2bとは相対的に傾
動する。それゆえ上記凹部2aおよび突部2bは互いの傾動
を許容するものである必要があり、これがため上記二つ
の実施例では、凹部2aを、突部2bよりも全体的に多少大
きくしている。
【0018】図4は、上記の点に関連する、この発明の
エレメントのさらに他の一実施例の主要部を突部側から
見て示す平面図であり、この実施例のエレメント2の凹
部2aおよび突部2bは、一つのエレメント2の凹部2aに他
の一つのエレメント2の突部2bが嵌合した状態でベルト
半径方向へのそれらのエレメント2同士の相対移動を許
容する、その嵌合状態でベルト半径方向(図では上下方
向)に遊びを有する長円形断面の形状とされており、こ
こにおける長円形の半径は、突部2bが例えば従来の突部
2bと同様の半径R3、凹部2aがその半径R3よりも僅かに大
きい半径R4とされている。
【0019】かかる実施例のエレメントによれば、ベル
ト4の、プーリー1に噛み込まれて円弧状になる位置B
での、図3(c)に示す如きベルト半径方向外方のエレ
メント端部同士の離間による、凹部2aと他のエレメント
2の突部2bとの相対的な傾動を容易にすることができる
ので、ベルト幅方向の、凹部2aと他のエレメント2の突
部2bとの間の遊びをより小さくし得て、エレメント2同
士の相対回転方向の位置決めをより正確に行うことがで
きる。
【0020】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、嵌合状
態でエレメント同士の相対回転を規制する形状として、
平坦な側壁部を形成する、例えば長方形や正方形等の方
形あるいは五角形や六角形等の多角形を選択することも
でき、また嵌合状態でベルト半径方向へのエレメント2
同士の相対移動を許容する形状として、ベルト半径方向
へ延在する両側壁部を有するとともにベルト半径方向両
端部に遊びを有する、例えば上記長円形状の突部とそれ
に嵌合する溝状の凹部等の形状を選択することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】かくしてこの発明のエレメントによれ
ば、エレメント同士の相対回転方向の位置決めを行い得
て、ベルトの、二つのプーリーのいずれにも噛み込まれ
ていないプーリ間の位置での、エレメントのおどりの発
生を防止でき、このことにて、エレメント同士の相対回
転による擦れを少なくし得て、ベルトが発する騒音のレ
ベルを低減させることができるとともに、リングの捩じ
りや振動も低減させ得て、リングの寿命ひいてはベルト
の寿命を向上させることができる。
【0022】なお、この発明のエレメントにおいて、前
記凹部が、前記各エレメントの外周形状の打ち抜き方向
と同一方向に凹んでおり、また前記突部が、前記各エレ
メントの外周形状の打ち抜き方向と同一方向に突出して
いれば、エレメントの外周形状の打ち抜き加工と前記凹
部および突部のエンボス加工とを一工程で共通の加工基
準によって同時に加工することができるので、加工用金
型のコストを低減させ得るとともに、前記凹部および突
部に対する外周形状の位置精度を高めて突部とプーリー
の円錐面との相対位置を多数のエレメント間で揃えるこ
とができ、それゆえ、プーリーの円錐面の偏摩耗を防止
するとともに、円錐面へのエレメントの当たりを一定に
してトルク伝導効率を高めることができる。
【0023】また、この発明のエレメントにおいて、前
記各エレメントの前記凹部と前記突部との形状が、一つ
の前記エレメントの前記凹部に他の一つの前記エレメン
トの前記突部が嵌合した状態で当該ベルトの半径方向へ
のそれらのエレメント同士の相対移動を許容する形状で
あれば、ベルトがプーリーに噛み込まれて円弧状になる
際のベルト半径方向外方のエレメント端部同士の離間に
よる前記凹部と他のエレメントの前記突部との相対的な
傾動を容易にすることができるので、ベルト幅方向の前
記凹部と他のエレメントの前記突部との間の遊びをより
小さくし得て、エレメント同士の相対回転方向の位置決
めをより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のベルト式無段変速機用ベルトのエレ
メントの一実施例を突部側から見て示す平面図およびそ
のエレメントのC−C線に沿う縦断面図である。
【図2】この発明のベルト式無段変速機用ベルトのエレ
メントの他の一実施例の主要部を突部側から見て示す平
面図である。
【図3】ベルト式無段変速機の二つのプーリーに掛け渡
されたベルト式無段変速機用ベルトの各部におけるエレ
メントの状態を示す説明図である。
【図4】この発明のベルト式無段変速機用ベルトのエレ
メントのさらに他の一実施例の主要部を突部側から見て
示す平面図である。
【図5】従来のベルト式無段変速機用ベルトの構造の一
例をプーリーと共に示す断面図である。
【図6】上記従来のベルトにおけるエレメントの配置状
態を示す縦断面図である。
【図7】上記従来のベルトにおける各エレメントの凹部
および突部の寸法を示す縦断面である。
【符号の説明】
1 プーリー 2 エレメント 2a 凹部 2b 突部 3 リング 4 ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々ベルト幅方向中央部の片側に凹部
    (2a)を有するとともにその凹部(2a)と反対の側の対
    抗する位置に他のエレメント(2)の前記凹部(2a)に
    嵌合する突部(2b)を有する多数の板状のエレメント
    (2)をその板厚方向に重ね合わせて環状に配置し、二
    本の可撓性リング(3)でそれら多数のエレメントを互
    いに分離しないように纏めてなるベルト式無段変速機用
    ベルトにおいて、 前記各エレメント(2)の前記凹部(2a)と前記突部
    (2b)との形状が、一つの前記エレメント(2)の前記
    凹部(2a)に他の一つの前記エレメント(2)の前記突
    部(2b)が嵌合した状態でそれらのエレメント同士の相
    対回転を規制する形状であることを特徴とする、ベルト
    式無段変速機用ベルトのエレメント。
  2. 【請求項2】 前記凹部(2a)が、前記各エレメント
    (2)の外周形状の打ち抜き方向と同一方向に凹んでお
    り、また前記突部(2b)が、前記各エレメント(2)の
    外周形状の打ち抜き方向と同一方向に突出していること
    を特徴とする、請求項1記載のベルト式無段変速機用ベ
    ルトのエレメント。
  3. 【請求項3】 前記各エレメント(2)の前記凹部(2
    a)と前記突部(2b)との形状が、一つの前記エレメン
    ト(2)の前記凹部(2a)に他の一つの前記エレメント
    (2)の前記突部(2b)が嵌合した状態で当該ベルトの
    半径方向へのそれらのエレメント同士の相対移動を許容
    する形状であることを特徴とする、請求項1もしくは請
    求項2記載のベルト式無段変速機用ベルトのエレメン
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1221563A1 (en) * 2000-12-28 2002-07-10 Van Doorne's Transmissie B.V. Transmission belt comprising transverse elements and an endless carrier
WO2009066512A1 (ja) 2007-11-20 2009-05-28 Aisin Aw Co., Ltd. 無端金属ベルト

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