JPH11107023A - 生え際密着かつら - Google Patents

生え際密着かつら

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JPH11107023A
JPH11107023A JP27318197A JP27318197A JPH11107023A JP H11107023 A JPH11107023 A JP H11107023A JP 27318197 A JP27318197 A JP 27318197A JP 27318197 A JP27318197 A JP 27318197A JP H11107023 A JPH11107023 A JP H11107023A
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JP
Japan
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hair
artificial
wig
implanted
border
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27318197A
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English (en)
Inventor
Makoto Sugiura
誠 杉浦
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ART NATURE KK
Original Assignee
ART NATURE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】損耗した分け目生え際部分を安価に且つ短期に
交換可能な生え際密着かつらを提供する。 【解決手段】生え際密着かつら10は不図示の人工毛を
植設され網目状の基布からなり縁部14を備えた人工毛
密生部11と、同じく不図示の人工毛を植設され柔軟な
樹脂等の人工皮膚からなる分髪部12と、この分髪部1
2の生え際に対応する外側端部をV字型に切り欠いて、
その裏面から容易に脱装可能に接着され、不図示の人工
毛を植設された極薄の密着片13とから構成される。こ
れを装着すると、密着片13の生え際の分け目の毛流れ
に沿って植設された人工毛と分髪部12の頭部全体の分
け目を形成して植設された人工毛の毛流れが良く一致し
て自然な感じの頭髪を形成する。また、密着片13が裏
面から接着されていることにより特にV字型の切り込み
部15の開口部の両端でも頭皮から浮くことなく良く密
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かつら地が生え際
部分に密着して地膚とかつらの分別が一見して困難な生
え際密着かつらに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示すような、かつら地
が生え際部分に密着して、一見しては地膚とかつらの見
分けがつかないように構成したかつらがある。同図は、
かつらを裏面から見た図を示している。このかつらは、
網目状の基布1と、この基布1の周囲を縁取る縁部2
と、人の皮膚に良く似た感じの樹脂からなる分け目部分
を形成する分髪部3と、これらの基布1及び分髪部3に
植設された人工毛(人造または自然の毛髪を加工したも
の)4から成り、全体として一体に形成されている。
尚、同図には網目の向こう側を白く透かして示している
が実際には植設された人工毛で編地と同様に黒く見え、
網地表面の照りによって僅かに編地を人工毛から弁別す
ることができる程度である。
【0003】このかつらの上記分け目部分を形成する分
髪部3の、生え際に対応する外側端部の縁部3−1は、
分髪部3本体の樹脂層に比較して極めて薄く且つ鋸刃状
の縁として形成されている。このかつらを装着すると、
その鋸刃状の薄い縁部3−1が、鋸刃状に形成されてい
るところから凹凸の有る頭部の地膚に良く密着し、その
色合いが地膚の色合いと酷似していることに加えて極め
て薄く形成されているところから地膚との境界が一見し
ただけでは判別できないようになっている。
【0004】ところで、このように、ほぼ頭部全体を覆
うように構成されたかつらは、理髪店にいったとき或は
入浴する際などに着脱が繰り返されるから、上記のよう
に極薄に形成されている縁部3−1は、その損耗が激し
くなる。このため分髪部3全体を基布1から切り離し出
来るように構成し、生え際の縁部分3−1が損耗すると
分髪部3全体を交換するようにしたものが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分髪部
3は、分け目を形成している関係で、そこに植設される
人工毛は、分け目の毛流れに沿った形状となるように、
樹脂層内に毛の傾きが固定されて植え込まれる方法によ
って植設されなければならないから、植毛技師によって
極めて多くの手数が掛けられることになる。したがっ
て、比較的長期の時間を要すると共に経費も大となり、
このことが、ユーザにとって不満の生じる要因となって
いた。
【0006】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
損耗した分け目生え際部分を安価に且つ短期に交換可能
な生え際密着かつらを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の生え際
密着かつらの構成を述べる。本発明の生え際密着かつら
は、網目状の基布からなり、人工毛を植設され、かつら
本体の大部分を形成する人工毛密生部と、該人工毛密生
部と一体に連結され、軟質合成樹脂性の人工皮膚からな
り、人工毛を植設され、かつら本体の分け目部分を形成
する分髪部と、該分髪部の生え際に対応する外側端部を
切り欠いて該切り欠き部を覆うべく上記分髪部の裏面か
ら脱装可能に接着され、頭部装着時に頭皮が透けて見え
る程度に上記分髪部よりも薄く形成され、装着すべき頭
部生え際の分け目の毛流れに沿って人工毛を植設された
密着片とを有して構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おける生え際密着かつらを表面から見た図であり、同図
(b) は、裏面から見た図である。尚、同図(a),(b) は、
図3の場合と同様に人工毛が植設されているものである
が、かつらの基礎部分の構成を分かり易く示すため、人
工毛の図示を省略して示している。
【0009】同図(a),(b) に示すように、生え際密着か
つら10は、不図示の人工毛を植設された網目状の基布
からなる人工毛密生部11と、同じく不図示の人工毛を
植設された人工皮膚からなる分髪部12と、この分髪部
12の生え際に対応する外側端部に裏面から接着され
(図1(b) 参照)、不図示の人工毛を植設された密着片
13とを有して構成される。
【0010】上記の人工毛密生部11は、かつら本体の
大部分を形成しており、その周辺部には縁部14が設け
られている。この縁部14は、人工毛密生部11の周辺
部のの形状を整えると共に、頭部の無毛部周辺の自毛
(本人の頭部に成育している自然の頭髪)と器具又は結
節等により、かつら全体を頭部に連結・固定すべく設け
られている。
【0011】また、分髪部12は、ウレタン樹脂等の軟
質合成樹脂性の人工皮膚からなる。ウレタン樹脂製の人
工皮膚は色合いや感じが自然の皮膚と良く適合するか
ら、分け目部分やつむじ部分を形成するに際し多用され
る素材である。分髪部12は、その人工皮膚に不図示の
人工毛を植設されて、最も一般的な左七三の人工分け目
を形成し、上記人工毛密生部11と一体に連結されて形
成される。
【0012】この分髪部12の生え際に対応する外側端
部は、表面から見て(図1(a) 参照)右肩上がりにやや
歪んだV字型に切り欠かれる。このV字型の切り欠き部
15を覆うべく、上記分髪部12の裏面から(図1(b)
参照)、上記の密着片13が取り付けられている。
【0013】この密着片13は、このかつら10を頭部
に装着したとき頭皮が透けて見える程度に、上記分髪部
12よりも極めて薄く形成されている。そして、装着す
べき頭部生え際の分け目の毛流れに沿って不図示の人工
毛が植設されて、生え際部分の人工分け目を形成してい
る。この密着片13は、かつら本体から(つまり分髪部
12から)、容易に脱装できるような方法で(部分的に
接着して又は容易に溶解可能な接着剤を用いて接着して
又は糸で縫い付けて)取り付けられる。
【0014】このようにして完成したかつら10は、密
着片13の生え際の分け目の毛流れに沿って植設された
人工毛と、分髪部12の頭部全体の分け目を形成して植
設された人工毛と双方の毛流れが良く一致して、自然な
感じの頭髪を形成する。
【0015】そして、密着片13が、分髪部12の表面
側からではなく、裏面から接着されていることから、密
着片13が全体として頭皮に良く密着する。特にV字型
の切り込み部15の開口部の両端でも、頭皮から浮くこ
となく良く密着する。
【0016】図2(a) は、他の実施の形態における生え
際密着かつらを表面から見た図であり、同図(b) は、裏
面から見た図である。尚、この場合も、かつらの基礎部
分の構成を分かり易く示すため、人工毛の図示を省略し
て示している。同図(a),(b)に示す生え際密着かつら2
0は、図1の場合と同様に、縁部14が設けられ、不図
示の人工毛を植設された網目状の基布からなる人工毛密
生部11と、同じく不図示の人工毛を植設された人工皮
膚からなる分髪部12′と、この分髪部12′の生え際
に対応する外側端部に裏面から接着され(図2(b) 参
照)、不図示の人工毛を植設された密着片13′とを有
して構成される。
【0017】この生え際密着かつら20は、分髪部1
2′の形状が中央五分五分の人工分け目に対応して形成
されている点と、この分髪部12′の形状及び位置に対
応して、V字型の切り欠き部15′の形状がほぼ正常な
形のV字型に切り欠かれている点と、これに応じて密着
片13′がほぼ正常な形のV字型に形成されている点と
が、図1(a),(b) に示した生え際密着かつら10と異な
るだけであり、他の素材上の構成、細部の形状、及び機
能上の構成は、図1の場合と同様である。
【0018】そして、この場合も、この生え際密着かつ
ら20を頭部に装着したときは、密着片13′の生え際
の分け目の毛流れに沿って植設された人工毛と、分髪部
12′の頭部全体の分け目を形成して植設された人工毛
と双方の毛流れが良く一致して、自然な感じの頭髪を形
成する。
【0019】そして、密着片13′が、分髪部12′の
表面側からではなく、裏面から接着されていることか
ら、密着片13′が全体として頭皮に良く密着する。特
にV字型の切り込み部15′の開口部の両端でも、頭皮
から浮くことなく良く密着する。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、分け目の毛流れに沿って人工毛の植設された密着
片を分髪部の生え際に対応する外側端部を切り欠いた裏
面から接着するので、頭部に装着の際は分け目の生え際
を形成する密着片が常に安定した状態で頭皮に良く密着
でき、したがって、実際の皮膚とかつらとが見分けのつ
かない自然な分け目を形成する生え際密着かつらを提供
することが可能となる。また、生え際の分け目を形成す
る密着片を容易に脱装可能に分髪部生え際の切り欠き部
に接着するので、薄くて損耗し易い密着片のみを交換で
き、したがって、他の大部分を構成する高価な人工毛密
生部分や分け目部分を長期にわたって使用できて経済的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態における生え際密着かつら
を表面から見た図、(b) は裏面から見た図である。
【図2】(a) は他の実施の形態における生え際密着かつ
らを表面から見た図、(b) は裏面から見た図である。
【図3】従来の生え際部分が密着するように構成したか
つらを示す図である。
【符号の説明】
1 基布 2 縁部 3 分髪部 3−1 縁部 4 人工毛 10、20 生え際密着かつら 11 人工毛密生部 12、12′ 分髪部 13、13′ 密着片 14 縁部 15、15′ 切り欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網目状の基布からなり、人工毛を植設さ
    れ、かつら本体の大部分を形成する人工毛密生部と、 該人工毛密生部と一体に連結され、軟質合成樹脂性の人
    工皮膚からなり、人工毛を植設され、かつら本体の分け
    目部分を形成する分髪部と、 該分髪部の生え際に対応する外側端部を切り欠いて該切
    り欠き部を覆うべく前記分髪部の裏面から脱装可能に接
    着され、頭部装着時に頭皮が透けて見える程度に前記分
    髪部よりも薄く形成され、装着すべき頭部生え際の分け
    目の毛流れに沿って人工毛を植設された密着片と、 を有することを特徴とする生え際密着かつら。
JP27318197A 1997-10-07 1997-10-07 生え際密着かつら Withdrawn JPH11107023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27318197A JPH11107023A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 生え際密着かつら

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JP27318197A JPH11107023A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 生え際密着かつら

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JPH11107023A true JPH11107023A (ja) 1999-04-20

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ID=17524235

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JP27318197A Withdrawn JPH11107023A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 生え際密着かつら

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JP (1) JPH11107023A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266877A (ja) * 2008-06-27 2008-11-06 Hollywood Magic:Kk カツラ
JP2010196182A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Aderans Co Ltd 部分ベース上乗せかつら
CN103763958A (zh) * 2011-08-08 2014-04-30 爱德兰丝株式会社 假发
JP2017186698A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 隆男 鈴木 アップハング用かつら

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CN103763958A (zh) * 2011-08-08 2014-04-30 爱德兰丝株式会社 假发
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Effective date: 20041207