JPH11106433A - プロピレン系ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム及び積層体 - Google Patents

プロピレン系ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム及び積層体

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JPH11106433A
JPH11106433A JP11037798A JP11037798A JPH11106433A JP H11106433 A JPH11106433 A JP H11106433A JP 11037798 A JP11037798 A JP 11037798A JP 11037798 A JP11037798 A JP 11037798A JP H11106433 A JPH11106433 A JP H11106433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温ヒートシール性、アンチブロッキング性
および剛性に優れたフィルムを得ることができるプロピ
レン系ランダム共重合体を提供する。 【解決手段】 プロピレンとエチレンと1−ブテンのラ
ンダム共重合体であって、共重合体中のエチレン単位
の含有量(α (mol %))と1−ブテン単位の含有量(β
(mol %))が式(1)の関係を満たし、 4 ≦α+β≦15・・・(1) 共重合体のMI(g/10min)が1 〜12 g/10minであり、
沸騰ジエチルエーテル抽出量(E) とα+βが式(2)
又は(3) の関係を満たし、 E≦ 0.2(α+β) +0.6 (但しα+β≦12)・・・(2) E≦ 3.0 (但しα+β>12)・・・(3) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とα+β
が式(4) の関係を満たし、 Tm ≦ 164− 3.6(α+β) ・・・(4) 立体規則性指標P(mol%) が98 mol% 以上である関係
を満たし、Mw/Mnが6以下のプロピレン系ランダ
ム共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレン系共重
合体及びそれからなるフィルムと積層体に関するもので
ある。さらに詳しくは、プロピレン、エチレン及び1−
ブテンの三元ランダム共重合体及びそれを製膜したフィ
ルムと該共重合体からなる層を少なくともその表面に有
する多層樹脂積層体に関するものである。製膜して得た
フィルムは優れたヒートシール特性を発揮しかつアンチ
ブロッキング性も良好である。また剛性、スリップ性、
透明性、耐衝撃性にも優れている。また繊維、発泡体、
成形体用途にも好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】結晶性プロピレン系重合体のフィルム
は、その優れた剛性、透明性及び防湿性等を生かして広
く包装用フィルムとして使用されている。通常、フィル
ムはヒートシールにより製袋され、内容物を充填した後
に袋口は再びヒートシールにより閉じられる。近年、こ
れら一連の製袋包装工程は生産性向上のため高速化が図
られており、低温でのヒートシール性に優れる素材の開
発が強く要望されている。
【0003】しかし、プロピレン単独重合体のフィルム
は低温ヒートシール性に難点があるため、その改良を目
的としてエチレンや他のα−オレフィンとの共重合が広
く行われている。しかし充分な低温ヒートシール性改良
効果を得るためには多量のエチレンや他のα−オレフィ
ンを共重合させる必要があり、従来技術においては結果
としてべとつき成分を多量に副生したり、結晶性が大き
く低下したりしてしまい、例えば剛性やアンチブロッキ
ング性が大きく低下したり、ブリード白化による外観不
良が起きたりする欠点が生じて実用に耐えるものとはな
らなかった。
【0004】またこの問題の解決方法として、従来技術
においてはべとつき成分を不活性溶媒中に溶解させて除
去するという方法も試みられているが、この際に低温ヒ
ートシール性に寄与する低温融解性結晶成分も除去され
てしまうことは避けがたく、結局、低温ヒートシール性
の改良効果は不十分なものとなっているというのが現状
である。また、フィルムの巻き返し工程を支障なく行う
ためにスリップ性及びアンチブロッキング性の発現する
こと及び外観や透明性も重要である。さらに近年のフィ
ルム加工は、生産性を上げるため大型成形機による高速
製膜化が行われているので、この場合においてもフィル
ム品質が低下しないことも要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリプロピ
レンのフィルムが本来有する好ましい特性を損なうこと
なく、特に低温ヒートシール性、アンチブロッキング
性、剛性を有するフィルムを得ることができまたシーラ
ント用途に好適なプロピレン系ランダム共重合体の提供
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは上記課題
につき鋭意検討した結果、プロピレン単位のトライアッ
ド(以下PPPと記す)連鎖部の立体規則性を高くし、
そこにコモノマーをランダム共重合させることにより、
高い結晶性を有し、かつ低い融点を有するプロピレン系
ランダム共重合体を得ることができ、また組成分布を狭
くできたことによりフィルムのブロッキング原因物質で
あるべとつき成分を少なくできたということを見出し
て、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、以下のプロピレン系
ランダム共重合体及びそれからなるフィルムと該共重合
体からなる層を少なくともその表面に有する多層樹脂積
層体を提供するものである。 (I)プロピレン、エチレン及び1−ブテンの共重合体
であって、下記の〜を満足するプロピレン系ランダ
ム共重合体。 共重合体中のエチレン単位の含有量(α mol%)
と1−ブテン単位の含有量(β mol%)が(1)式
を満たす 4≦α+β≦15・・・(1) 共重合体のメルトインデックス(MI(g/10min))が1
〜12g/10min である 沸騰ジエチルエーテル抽出量(E)とα+βの関係が
α+β≦12の場合には式 (2)をα+β> 12の場合には式(3)の関係を満たす E≦ 0.2(α+β)+0.6 ・・・(2) E≦ 3.0 ・・・(3) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とα+β
が式(4) の関係を満たす Tm ≦ 164−3.6 (α+β)・・・(4)13 C−NMRで測定した立体規則性指標P(mol%) が
98 mol% 以上である ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)
により測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比Mw/Mnが6以下である (II)上記の(I)に記載のプロピレン系ランダム共
重合体からなるフィルム。 (III)上記の(I)に記載のプロピレン系ランダム
共重合体からなる層を少なくとも表面に有する多層樹脂
積層体。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について、以下に詳細に説
明する。本発明のプロピレン系ランダム共重合体は、プ
ロピレンとエチレンと1ーブテンをランダム共重合した
ものであって、下記の〜を満足するものである。 共重合体中のエチレン単位の含有量(α mol%)
と1−ブテン単位の含有量(β mol%)が(1)式
を満たすことが必要である。
【0009】4≦α+β≦15・・・(1) α+βが4未満では低温ヒートシール性が不充分となり
またα+βが15を越えると剛性、アンチブロッキング
性が低下する。ここで、さらにαとβの関係が次式を満
たすことが好ましい。 −5≦(α−β)≦5・・・(6) α−βが−5より小さいと気相重合を行った場合リアク
タ−内で1−ブテンが液化し塊が発生しやすくなる。ま
たコストも上昇するので好ましくない。α−βが5より
大きいと1−ブテン単位によるべとつき成分のブリード
抑制効果か小さくなり、特に経時アンチブロッキング性
が低下し易くなる。より好ましくは2α≧βかつα≦2
βを満たす範囲であり、さらに好ましくはα≧6かつ2
α≧βかつα≦2βを満たす範囲である。 共重合体のメルトインデックス(MI(g/10min))が1
〜12g/10min である。MIがこの範囲を外れると成形
不良現象が起きやすく好ましくない。 沸騰ジエチルエーテル抽出量(E)とα+βの関係が
α+β≦12の場合には式(2)をα+β> 12の場合には
式(3)の関係を満たす E≦ 0.2(α+β)+0.6 ・・・(2) E≦ 3.0 ・・・(3) Eがこの範囲を越えるとアンチブロッキング性が低下す
る。またブリード白化により透明性の低下が起こりやす
くなる。好ましくは、α+β≦11の時に(7)式をまた
α+β>11の時に(8)式を満たすときである。
【0010】E≦ 0.2(α+β)+0.4 ・・・(7) E≦ 2.6 ・・・(8) さらに好ましいのはα+β≦10のとき(9)式を、α
+β>10のとき(10)式を満たすときである。 E≦ 0.2(α+β)+0.3 ・・・(9) E≦ 2.3 ・・・(10) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とα+β
が式(4)の関係を満たす Tm ≦ 164−3.6 (α+β)・・・(4) Tm がこの範囲を越えると低温ヒートシール性が不充分
となる。好ましい範囲は(9) 式を満たすときである。
【0011】Tm ≦ 160−3.6 (α+β)・・・(11)13 C−NMRで測定した立体規則性指標P(mol%) が
98 mol% 以上である。98mol% 以下では、剛性、アンチ
ブロッキング性の低下が大きい。好ましくは、98.5 mol
% 以上である。ここで、立体規則性指標Pは共重合体分
子鎖のPPP連鎖、PPB連鎖及びBPB連鎖における
トライアッド単位のアイソタクチック分率である。 ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)
により測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比Mw/Mnが6以下である。さらには、M
w/Mnが2.5〜5の場合が好ましい。Mw/Mnが
6以上ではフィルムの透明性が低下し易くなる。また
2.5以下ではフィルムの成形性が低下し易くなり好ま
しくない。
【0012】上記のプロピレン系ランダム共重合体は、
ポリプロピレンのフィルムが本来有る好ましい特性を損
なうことなく優れた低温ヒートシール性、アンチブロッ
キング性、剛性を有するフィルムを提供できる。また、
シーラント用途に好適なプロピレン系ランダム共重合体
を提供できる。上記のプロピレン系ランダム共重合体
は、実施例に示すような製造方法で初めて得られたもの
であるが、これに限定されるものではなく、上記のプロ
ピレン系ランダム共重合体が得られる製造方法であれば
よい。
【0013】製造に使用する触媒としては、マグネシウ
ム、チタン、及びハロゲンを必須成分とする固体触媒成
分、有機アルミニウム化合物等の有機金属化合物触媒成
分、及び有機ケイ素化合物等の電子供与体化合物触媒成
分から形成することができるが、代表的なものとして、
以下のような触媒成分が使用できる。
【0014】固体触媒成分の好ましい担体となるもの
は、金属マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/又
はハロゲン含有化合物から得られる。この場合、金属マ
グネシウムは、顆粒状、リボン状、粉末状等のマグネシ
ウムを用いることができる。また、この金属マグネシウ
ムは、表面に酸化マグネシウム等の被覆が生成されてい
ないものが好ましい。
【0015】アルコールとしては、炭素数1〜6の低級
アルコールを用いるのが好ましく、特に、エタノールを
用いると、触媒性能の発現を著しく向上させる上記担体
が得られる。
【0016】ハロゲンとしては、塩素、臭素、又はヨウ
素が好ましく、特にヨウ素を好適に使用できる。また、
ハロゲン含有化合物としては、MgCl2 、MgI2
好適に使用できる。アルコールの量は、金属マグネシウ
ム1モルに対して好ましくは2〜100モル、特に好ま
しくは5〜50モルである。
【0017】ハロゲン又はハロゲン含有化合物の使用量
は、金属マグネシウム1グラム原子に対して、ハロゲン
原子又はハロゲン含有化合物中のハロゲン原子が、0.
0001グラム原子以上、好ましくは0.0005グラ
ム原子以上、さらに好ましくは、0.001グラム原子
以上である。ハロゲン及びハロゲン含有化合物はそれぞ
れ1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用しても
よい。
【0018】金属マグネシウムとアルコールとハロゲン
及び/又はハロゲン含有化合物との反応方法は、例え
ば、金属マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/ま
たはハロゲン含有化合物とを、還流下(約79℃)で水
素ガスの発生が認められなくなるまで(通常20〜30
時間)反応させて、担体を得る方法である。これは、不
活性ガス(例えば窒素ガス、アルゴンガス)雰囲気下で
行うことが好ましい。
【0019】得られた担体を次の固体触媒成分の合成に
用いる場合、乾燥させたものを用いてもよく、また濾別
後ヘプタン等の不活性溶媒で洗浄したものを用いてもよ
い。
【0020】また、この担体は粒状に近く、しかも粒径
分布がシャープである。さらには、粒子一つ一つをとっ
てみても、粒形度のばらつきは非常に小さい。固体触媒
成分の製造のため、上記の担体に少なくともチタン化合
物を接触させる。
【0021】このチタン化合物としては、一般式(12) TiX1 n (OR1 4-n ・・・(12) (式中、X1 はハロゲン原子、特に塩素原子が好まし
く、R1 は炭素数1〜10の炭化水素基、特に直鎖また
は分岐鎖のアルキル基であり、R1 が複数存在する場合
にはそれらは互いに同じでも異なってもよい。nは0〜
4の整数である。)で表されるチタン化合物を用いるこ
とができる。具体的には、Ti(O−i−C
3 7 4 、Ti(O−C4 9 4 、TiCl(O−
2 5 3 、TiCl(O−i−C3 7 3 、Ti
Cl(O−C4 9 3 、TiCl2 (O−C49
2 、TiCl2 (O−i−C3 7 2 、TiCl4
を挙げることができるが、特にTiCl4 が好ましい。
【0022】固体触媒成分は、上記の担体にさらに電子
供与性化合物を接触させて得られる。この電子供与性化
合物としては、芳香族ジカルボン酸ジエステルが好まし
く、特にフタル酸ジ−n−ブチルが好ましい。また、上
記の担体にチタン化合物と電子供与性化合物を接触させ
る際に、四塩化ケイ素等のハロゲン含有ケイ素化合物を
接触させるとよい。
【0023】上記の固体触媒成分は、公知の方法で調製
することができる。例えば、ペンタン、ヘキサン、ペプ
タン又はオクテン等の不活性炭化水素を溶媒に、上記の
担体、電子供与性化合物及びハロゲン含有ケイ素化合物
を投入し、攪拌しながらチタン化合物を投入する方法で
ある。通常は、マグネシウム原子換算で担体1モルに対
して電子供与性化合物は、0.01〜10モル、好まし
くは0.05〜5モルを加え、また、マグネシウム原子
換算で担体1モルに対してチタン化合物は、1〜50モ
ル、好ましくは2〜20モルを加え、0〜200℃に
て、5分〜10時間の条件、好ましくは30〜150℃
にて30分〜5時間の条件で接触反応を行えばよい。
【0024】なお、反応終了後は不活性炭化水素(例え
ば、n−ヘキサン、n−ヘプタン)で、生成した固体触
媒成分を洗浄するのが好ましい。また、触媒成分の内、
有機金属化合物触媒成分としては、有機アルミニウム化
合物を好適に用いることができる。
【0025】この有機アルミニウム化合物としては、一
般式(13) AlR2 n 2 3-n ・・・(13) (式中、R2 は炭素数1〜10のアルキル基、シクロア
ルキル基またはアリール基であり、X2 はハロゲン原子
であり、塩素原子または臭素原子が好ましい。nは1〜
3の整数である。)で表される化合物が広く用いられ
る。具体的には、トリアルキルアルミニウム化合物、例
えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリ
ド、ジエチルアルミニウムモノエトキシド、エチルアル
ミニウムセスキクロリド等が挙げることができる。これ
らは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
【0026】さらに、触媒成分の内、重合系に供する電
子供与性化合物成分としては、有機ケイ素化合物が好ま
しく、特にジシクロペンチルジメトキシシランが好まし
い。上記の固体触媒成分は、前処理してから、重合に用
いるとよい。例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン又
はオクテン等の不活性炭化水素を溶媒に、上記の固体触
媒成分、有機金属化合物触媒成分及び電子供与性化合物
成分を投入し、攪拌しながら、プロピレンを供給し、反
応させる。また、通常、有機金属化合物触媒成分は、固
体触媒成分中のチタン原子1モルに対して0.01〜1
0モル、好ましくは0.05〜5モルを加え、電子供与
性化合物成分は、固体触媒成分中のチタン原子1モルに
対して0.01〜20モル、好ましくは0.1〜5モル
を加えるとよい。プロピレンは、大気圧よりも高いプロ
ピレンの分圧下で供給し、0〜100℃にて、0.1〜
24時間前処理するとよい。なお、反応終了後は不活性
炭化水素(例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン)で、
前処理したものを洗浄するのが好ましい。
【0027】重合条件は、特に制限されず、公知の方法
と同様の条件を用いることができる。例えば、大気圧よ
りも高いプロピレンの分圧下で、−80〜150℃の温
度下で、製造することができる。好ましくは、20〜1
50℃の温度下で、プロピレンの分圧は大気圧〜40 k
g/cm2 G の範囲である。また、通常、有機金属化合物媒
成分は、固体触媒成分中のチタン原子1モルに対して
0.1〜400モル、好ましくは1〜200モルを加
え、電子供与性化合物成分は、固体触媒成分中のチタン
原子1モルに対して0.1〜100モル、好ましくは1
〜50モルを加えるとよい。
【0028】また、エチレン分圧は所望のエチレン含量
になるようにエチレン供給量で調節し、1−ブテン分圧
は所望の1−ブテン含量になるように1−ブテン供給量
で調節し、共重合体の分子量は所望の分子量になるよう
に水素供給量で調節する。本発明のプロピレン系ランダ
ム共重合体には、常用される酸化防止剤、中和剤、スリ
ップ剤、アンチブロッキング剤または耐電防止剤などを
必要に応じて配合することができる。
【0029】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は、溶融押出成形法によりフィルムに製膜できる。
例えば、Tダイキャスト製膜法において、引取速度が50
m/minまたはこれ以上の高速製膜条件においても、厚み
が 10 〜500 μm のフィルムの製膜に好適に使用でき
る。また、前述した好ましい特性を有することから、共
押出製膜法による積層フィルムの製造に際して、その少
なくとも一層成分としても好適に使用できる。
【0030】製膜法は大型製膜機により高速製膜が実施
されるTダイキャスト製膜法が好ましいが、特にこれに
限らず、溶融押出成形法によりフィルムを製造する方法
であれば、どのような製膜法においても本発明のプロピ
レン系ランダム共重合体は好適に使用できる。
【0031】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。まず、樹脂特性の評価方法、フィルム
の製膜方法及びフィルムの品質の評価方法について、説
明する。 (ア)樹脂特性の評価方法 1) 共重合体中のエチレン単位の含有量(α(mol%))13 C−NMRで測定したスペクトルからKang−Bo
ng Lee et.al,Polymer J.
,696−702頁(1996年)に記載の方法で算
出した。13C−NMRスペクトルは日本電子社製のJNM-
EX400 型NMR 装置を用い以下の条件で測定した。 試料濃度:220mg/NMR溶媒 3ml NMR 溶媒 1、2 、4-トリクロロベンゼン/ベンゼン
-d6 (90/10 vol%) 測定音頭 130°C パルス幅 45 ° パルス繰り返し時間 4 秒 積算回数 400回 2) 共重合体中の1−ブテン単位の含有量(β(mol%))13 C−NMRで測定したスペクトルからKang−Bo
ng Lee et.al,Polymer J.
,696−702頁(1996年)に記載の方法で算
出した。測定装置、測定条件は1)エチレンの場合と同じ
に行った。 3) メルトインデックス(MI(g/10min) ) JIS K7210に従い、温度230 ℃、荷重2160gで
測定した。 4) 沸騰ジエチルエーテル抽出量(E(wt%)) 1 mmφメッシュパスの大きさに粉砕したペレットを円筒
濾紙に3 g 、抽出溶剤のジエチルエーテルを平底フラス
コに160 ml入れ、リフラックス頻度を1 回/5min 程度
にしてソックスレー抽出器で 10 時間抽出する。抽出
後、ジエチルエーテルをエバポレーターで回収し、さら
に真空乾燥器で、恒量になるまで乾燥し、その重量から
沸騰ジエチルエーテル抽出量を求めた。 5) 示差走査型熱量計で測定した共重合体の融点(Tm
( ℃)) 示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製 DSC7)
を用いて、あらかじめ試料 10 mgを窒素雰囲気下230 ℃
で3 min 溶融した後、 10 ℃/minで 40 ℃まで降温す
る。この温度で3 min 保持した後、 10 ℃/minで昇温さ
せて得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピークトッ
プを融点とした。 6) 13C−NMRで測定した立体規則性指標P (mol
%) プロピレン系共重合体の立体規則性指標Pは共重合体分
子鎖のPPP連鎖、PPB連鎖及びBPB連鎖における
トライアッド単位のアイソタクチック分率であり、13
−NMRスペクトルから求めた。具体的には、特許公開
公報平成8 年208909号を参考に次式より求めた。
【0032】
【数1】
【0033】但し、Iは19.8〜22.2ppmnのシグナル強
度、Imは21.4〜22.2ppmのシグナル強度、
Tδδは33.3ppmのシグナル強度、Sαγは3
8.0ppmのシグナル強度である。13C−NMRスペ
クトルは、日本電子社製のJNM−EX400型NMR
装置を用いて測定した。測定条件は、上記1) と同じで
ある。 7)分子量分布の測定方法 下記の測定条件で行った。 カラム:TOSO GMHHR−H(S)HT 溶媒:1,2,4トリクロロベンゼン 温度:145°C 流速:1.0ミリリットル/分 検量線:Universal Calibration 検出器:RI(Waters 150C) 解析プログラム:HT−GPC(Ver.1.0) (イ)フィルムの製膜方法 以下の実施例及び比較例で得たプロピレン系ランダム共
重合体及びプロピレン重合体のペレットから、三菱重工
製 75 mmφ成形機を用い、膜厚 30 μm のフィルムを以
下の成形条件で製膜した。
【0034】加工温度 :243 ℃ チルロール温度: 25 ℃ 引取速度 :125 m/min (ウ)フィルムの品質の評価方法 フィルムの品質は全て試料を温度23±2 ℃、湿度50±10
%で、 16 時間以上状態調節した後、同じ温度、湿度条
件下にて、測定を行った。 8) ヒートシール特性 JIS K−1707に準拠して測定した。融着条件を
以下に記す。なお、ヒートシールバーの温度は表面温度
計により較正されている。シール後、室温で一昼夜放置
し、その後室温で剥離速度を 200 mm/min にしてT型剥
離法で剥離強度を測定した。ヒートシール温度は剥離強
度が300 g/15mmになる温度をシール強度−剥離強度曲線
から計算して求めた。
【0035】シール時間:1 sec シール面積:15×10 mm シール圧力:2.0 kg/cm2 シール温度:ヒートシール温度を内挿できるように数
点。 9)アンチブロッキング性 長方形(30cm x 10cm) のフィルムを接着面積が10cm x 1
0cm の治具にそれぞれ固定し以下の条件で密着させた後
の引剥強度により評価した。
【0036】密着条件1 温度:60℃、時間:3時間、荷
重:36 g/cm2 、面積:10cm x 10cm 密着条件2 温度:50℃、時間:1週間、荷重:15 g/cm
2 、面積:10cm x 10cm 引剥試験の条件は次のとおりで
ある。
【0037】テストスピード : 20 mm/min ロードセル : 2 kg 10) スリップ性 フィルムを張ったスレットを、フィルムを張ったガラス
板の上に静置した後、ガラス板を傾けていきスレットが
滑り出したときの傾き角θのtanで評価する。東洋精
機製作所製の摩擦角測定機を用い、以下の条件にて測定
した。
【0038】 測定面 :金属ロール面/金属ロール面 傾斜速度 :2.7 °/sec スレッド重量 :1 kg スレッド断面積:65 cm2 面間圧力 :15 g/cm2 11) 透明性(ヘイズ) JIS K7105に従い測定した。 12) 耐衝撃性(フィルムインパクト) 東洋精機製作所製フィルムインパクトテスターにおいて
1/2 インチ衝撃ヘッドを用いた衝撃破壊強度により評価
した。 13) 引張弾性率 JIS K7127に準拠した引張試験により以下の条
件にて測定した。
【0039】クロスヘッド速度:500mm/分 ロードセル :10Kg 測定方向 :マシン方向(MD) 〔実施例1〕 (1)マグネシウム化合物の調整 攪拌機付き反応槽(内容積500 リットル) 窒素ガスで充分に
置換し、エタノール 97.2 kg、ヨウ素640 g 、及び金属
マグネシウム6.4 kgを投入し、攪拌しながら還流条件下
で系内から水素ガスの発生が無くなるまで反応させ、固
体状反応生成物を得た。この固体状反応生成物を含む反
応液を減圧乾燥させることにより目的のマグネシウム化
合物(固体触媒の担体)を得た。 (2)固体触媒成分の調整 窒素ガスで充分に置換した攪拌機付き反応槽(内容積50
0 リットル)に、前記マグネシウム化合物(粉砕していない
もの) 30 kg、精製ヘプタン(n−ヘプタン)150 リット
ル、四塩化ケイ素 4.5 リットル 、及びフタル酸ジ−n−ブ
チル 5.4 リットル を加えた。系内を 90 ℃に保ち、攪拌し
ながら四塩化チタン144 リットルを投入して110 ℃で2 時間
反応させた後、固体成分を分離して 80 ℃の精製ヘプタ
ンで洗浄した。さらに、四塩化チタン228 リットルを加え、
110 ℃で2 時間反応させた後、精製ヘプタンで充分に洗
浄し、固体触媒成分を得た。 (3)前処理 内容積500 リットルの攪拌機付き反応槽に精製ヘプタン230
リットルを投入し、前記の固体触媒成分を 25 kg、トリエチ
ルアルミニウムを固体触媒成分中のチタン原子に対して
1.0 mol/mol 、ジシクロペンチルジメトキシシランを1.
8 mol/mol の割で供給した。その後、プロピレンをプロ
ピレン分圧で 0.3 kg/cm2Gになるまで入し、 25 ℃で4
時間反応させた。反応終了後、固体触媒成分を精製ヘプ
タンで数回洗浄し、更に二酸化炭素を供給し 24 時間攪
拌した。 (4)重合 内容積200 リットルの攪拌機付き重合装置に前記処理済の固
体触媒成分を成分中のチタン原子換算で3 m mol/hrで、
トリエチルアルミニウムを4 m mol/ kg-PPで、ジシクロ
ペンチルジメトキシシランを1 m mol/ kg-PPでそれぞれ
供給し、重合温度 80 ℃、重合圧力(全圧)28kg/cm 2
G でプロピレンとエチレンを反応させた。この時、所望
のエチレン、1-ブテンの含有量及び分子量となるように
エチレン、1-ブテンの供給量、及び水素供給量をそれぞ
れ調節した。重合装置内ガス部の組成分析値(ガス・ク
ロマト分析)のエチレン濃度が、2.2 mol %、1-ブテン
の濃度が、3.5 mol %、水素濃度が、2.9 mol %であっ
た。 (5)添加剤処方 こうして得たプロピレン系共重合体パウダーに以下の添
加剤を処方し、混練機にて押出造粒した。
【0040】1) 酸化防止剤 チバガイギー社製のイルガノックス1010:1000 ppm 及びチバガイギー社製のイルガフォス168:1000 ppm 2) 中和剤 ステアリン酸カルシウム:1000 ppm 3) アンチブロッキング剤 シリカ系:2300 ppm 4) スッリプ剤 エルカ酸アミド: 500 ppm こうして得たプロピレン系ランダム共重合体ペレットの
樹脂特性を上記の(ア)の方法で評価した。また、上記
の(イ)の方法で製膜し、そのフィルム品質は(ウ)の
方法で評価した。その結果は第1表に示す。 〔実施例 2-6〕所望のエチレン、1-ブテンの含有量及び
分子量となるようにエチレン、1-ブテンの供給量、及び
水素供給量をそれぞれ第1表記載のように調節した以外
は実施例1と同様に行った。 〔比較例1〕重合時にジシクロペンチルジメトキシシラ
ンを用いなかったことおよび所望のエチレン、1-ブテン
の含有量及び分子量となるようにエチレン、1-ブテンの
供給量、及び水素供給量をそれぞれ第1表記載のように
調節した以外は実施例1と同様に行った。得られた共重
合体は実施例1と同様に添加剤処方を行い評価した。そ
の結果は第1表に示す。 〔比較例2〕固体触媒成分を調製時にフタル酸ジ−n−
ブチルをフタル酸ジエチルに代えて調製したことおよび
重合時にジシクロペンチルジメトキシシランをシクロヘ
キシルメチルジメトキシシランに代えて重合したことお
よび所望のエチレン、1-ブテンの含有量及び分子量とな
るようにエチレン、1-ブテンの供給量、及び水素供給量
をそれぞれ第1表記載のように調節した以外は実施例1
と同様に行った。得られた共重合体は実施例1と同様に
添加剤処方を行い評価した。その結果は第1表に示す。 〔比較例3〕所望のエチレンの含有量および分子量とな
るようにエチレンの供給量および水素供給量を第1表記
載のようにそれぞれ調節した以外はすべて比較例2と同
様に行った。得られた共重合体は実施例1と同様に添加
剤処方を行い評価した。その結果は第1表に示す。 〔比較例4〕重合時にエチレンを用いなかったことおよ
び所望の1-ブテンの含有量および分子量となるように1-
ブテンの供給量および水素供給量を第1表記載のように
それぞれ調節した以外はすべて実施例1と同様に行っ
た。得られた共重合体は実施例1と同様に添加剤処方を
行い評価した。その結果は第1表に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】本発明により、ポリプロピレンのフィル
ムが本来有する好ましい特性を損なうことなく、特に低
温ヒートシール性、アンチブロッキング性および剛性に
優れたィルムを得ることができるプロピレン系ランダム
共重合体を提供することができる。また、これを用いて
なるフィルムは、上記の好ましい特性を有することか
ら、ラミネートや共押出した積層フィルムのシーラント
層として好適に使用可能である。さらに、繊維、発砲体
や各種の成形体用途にも好ましく使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 210:08) C08L 23:10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン、エチレン及び1−ブテンの
    共重合体であって、下記の〜を満足するプロピレン
    系ランダム共重合体。 共重合体中のエチレン単位の含有量(α mol%)
    と1−ブテン単位の含有量(β mol%)が(1)式
    を満たす 4≦α+β≦15・・・(1) 共重合体のメルトインデックス(MI(g/10min))が1
    〜12g/10min である 沸騰ジエチルエーテル抽出量(E)とα+βの関係が
    α+β≦12の場合には式(2)をα+β> 12の場合には
    式(3)の関係を満たす E≦ 0.2(α+β)+0.6 ・・・(2) E≦ 3.0 ・・・(3) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とα+β
    が式(4) の関係を満たす Tm ≦ 164−3.6 (α+β)・・・(4)13 C−NMRで測定した立体規則性指標P(mol%) が
    98 mol% 以上である ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)
    により測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
    (Mn)の比Mw/Mnが6以下である
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロピレン系ランダム
    共重合体からなるフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプロピレン系ランダム
    共重合体からなる層を少なくともその表面に有する多層
    樹脂積層体。
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