JPH11106340A - Stat6活性化阻害剤 - Google Patents

Stat6活性化阻害剤

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JPH11106340A
JPH11106340A JP9288026A JP28802697A JPH11106340A JP H11106340 A JPH11106340 A JP H11106340A JP 9288026 A JP9288026 A JP 9288026A JP 28802697 A JP28802697 A JP 28802697A JP H11106340 A JPH11106340 A JP H11106340A
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JP
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aralkyl
alkyl
aryl
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Application number
JP9288026A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Inoue
忠弘 井上
Kiyotaka Iwai
清高 岩井
Shinji Murata
眞志 村田
Shigeyuki Nishinaka
重行 西中
Mikio Aoki
幹雄 青木
Hajime Kawakami
肇 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写因子スタット6の活性化阻害剤の提供。 【解決手段】式1 【化1】 で表されるイミダゾ[2,1−b]チアゾール誘導体を有
効成分とする転写因子スタット6の活性化阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写因子スタット6(S
TAT6)の活性化阻害剤に関する。本発明の転写因子
スタット6(STAT6)の活性化阻害剤は具体的に
は、例えば、アレルギー性疾患、寄生虫感染症、全身性
エリテマトーデス等の自己免疫疾患、ウイルスあるいは
バクテリア感染症、悪性腫瘍、HVG(Host-versus-Graft)
病あるいは後天性免疫不全症候群(AIDS)等の治療
剤または予防剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】免疫応答において中心的な役割を担って
いるヘルパーT細胞(以下、Thと略す。)と呼ばれる
リンパ球が、異なる二つのサブセットに分類されること
を初めてMosmannらが提唱した。彼らはマウスのヘルパ
ーT細胞(Th)を、産生するサイトカインのパターン
によりTh1とTh2の2群に分類した(J. Immunol.
(1986) 136 : 2348-2357 )。このTh1とTh2の分
類は、単にヘルパーT細胞のサブセットの分類にとどま
らず、生体における種々の免疫応答をTh1側の免疫応
答あるいはTh2側の免疫応答と分類することを可能と
した。さらに細胞性免疫はTh1タイプサイトカイン
が、液性免疫はTh2タイプサイトカインが関与するこ
とが知られるようになった。
【0003】Th2側の免疫応答としては、Th2から
産生されるインターロイキン4(IL−4)、インター
ロイキン5(IL−5)、インターロイキン10(IL
−10)、インターロイキン13(IL−13)等のT
h2タイプサイトカインによる、B細胞からの抗体産生
(IgEクラスを含む。)などがある。Th2はアレル
ギー反応に関与する多くのサイトカインを産生すること
から、アレルギー反応の制御細胞として近年、重要視さ
れている。インターロイキン4はIgE抗体の産生を誘
導するとともに肥満細胞の活性化、増殖も誘導する。ま
た、好酸球が血管内皮細胞に接着、組織浸潤する際に機
能する重要な分子であるVCAM−1の遺伝子発現も誘
導する。さらに、インターロイキン4は、ヘルパーT細
胞の前駆細胞であるナイーブT細胞に作用し、Th2へ
の機能的分化を誘導し、分化成熟後のT細胞に対しては
増殖因子としても働く。またインターロイキン13もイ
ンターロイキン4と同様の作用を示す。
【0004】Th2は、IgE抗体や肥満細胞が関与す
る即時型アレルギー反応のみならず、好酸球が関与する
遅発型アレルギー反応をも惹起する中心的な細胞である
と言える。また、インターロイキン4は、そのTh2の
分化増殖因子として大きな役割を担っているとともに、
一方ではTh2から産生され、即時型および遅発型の両
アレルギー反応に深く関与する重要なサイトカインであ
る。しかし、インターロイキン4が生物活性を示すため
には、標的細胞上の特異的レセプターに結合したのち、
細胞内に情報が伝達されなくてはならない。近年の分子
生物学の発展により、インターロイキン4レセプターか
らの細胞内情報伝達機構が解明され、主要な細胞内分子
群が同定されてきた。中でもとりわけ重要な分子として
スタット6が見出された(Science 265:1701-1706(199
4))。
【0005】スタット6はインターロイキン4の情報を
細胞内に伝達するとともに、それ自身が転写因子として
機能し、遺伝子発現を誘導するユニークな分子である。
しかもスタット6はインターロイキン4あるいはインタ
ーロイキン13の刺激によってのみ活性化して機能す
る。インターロイキン4がインターロイキン4レセプタ
ーに結合すると、レセプターの細胞内領域のチロシン残
基がリン酸化される。するとここに、常時細胞質内に存
在するスタット6が特異的に結合できるようになる。レ
セプターに結合したスタット6は、JAKキナーゼによ
り、そのチロシン残基がリン酸化される。チロシン残基
がリン酸化されたスタット6は、二量体を形成してレセ
プターから離れ、細胞核の中へ移動し、転写因子として
機能する。
【0006】最近では遺伝子工学的手法を用いて、スタ
ット6の欠損マウスが作製され、その生理的役割が調べ
られている(Nature 380:627-630, 630-633(1996), Imm
unity 4 : 313-319(1996))。これらのマウスでは、イ
ンターロイキン4の情報が細胞に伝達できず、その結果
アレルギー反応は起こらないことが確認されている。例
えば、即時型アレルギー反応のみならず、遅発型アレル
ギー反応をも惹起する中心的な細胞であるTh2の分化
が誘導できない。さらにこれらのマウスのT細胞はイン
ターロイキン4および5を産生できない。同様にこれら
のマウスのB細胞はIgE抗体を産生できない。つまり
アレルギー反応の誘導にスタット6が必須であることが
直接証明されたのである。さらに重要なのは、感染防御
を担うTh1の分化、活性化などは正常であり、また個
体の異常は何も観察されていないことである。このこと
は、スタット6の活性化を阻害することによる副作用の
可能性の低いことを示唆するものである。
【0007】このような背景から、アレルギー性疾患の
病態に関与するインターロイキン4の機能を特異的に抑
制するためにスタット6の活性化を阻害する全く新しい
タイプの薬剤の開発が期待されている。しかもこのよう
な薬剤は副作用を起こすことなく、アレルギー性疾患に
おける即時型反応ならびに遅発型反応を抑制することが
可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スタ
ット6の活性化阻害剤の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、 (a)式1
【化2】 (式中、X1は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
ラルキル基、置換アラルキル基、アリール基、置換アリ
ール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
アルカノイル基、アロイル基、置換アロイル基、アルコ
キシカルボニル基、カルバモイル基、ニトロ基またはア
ルキルアミド基を表す。 2は水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルア
ルキル基、アラルキル基、置換アラルキル基、アリール
基、置換アリール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフ
ルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フ
ェノキシ基、アルカノイル基、アロイル基、置換アロイ
ル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ニト
ロ基またはアルキルアミド基を表す。X3は水素原子、
アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、シク
ロアルキルアルキル基、アラルキル基、置換アラルキル
基、アリール基、置換アリール基、ハロゲン原子、シア
ノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキ
シ基、置換フェノキシ基、アルカノイル基、アロイル
基、置換アロイル基、アルコキシカルボニル基、カルバ
モイル基、ニトロ基またはアルキルアミド基を表す。
4は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロア
ルキル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル基、
置換アラルキル基、アリール基、置換アリール基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキ
シ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、アルカノイル
基、アロイル基、置換アロイル基、アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、ニトロ基またはアルキルアミド
基を表す。X5は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
ラルキル基、置換アラルキル基、アリール基、置換アリ
ール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
アルカノイル基、アロイル基、置換アロイル基、アルコ
キシカルボニル基、カルバモイル基、ニトロ基またはア
ルキルアミド基を表す。またはX1、X2、X3、X4、お
よびX5において、2つの隣接する任意の基が結合して
フェニル環、または置換フェニル環を形成してもよい。
1は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロ
アルキル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル
基、置換アラルキル基、アリール基または置換アリール
基を表す。 2は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
ラルキル基または置換アラルキル基を表す。または、R
1およびR2は互いに結合してシクロアルケニル環、フェ
ニル環、または置換フェニル環を形成してもよい。R3
は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアル
キル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル基、置
換アラルキル基、アリール基、置換アリール基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ
基、フェノキシ基、置換フェノキシ基またはアルコキシ
カルボニル基を表す。)で表されるイミダゾ[2,1−
b]チアゾール誘導体またはその医薬的に許容される塩
が転写因子スタット6の活性化を阻害することを見いだ
し本発明を完成させるに至った。
【0010】(b)具体的には、X1、X2、X3、X4
およびX5において、2つの隣接する任意の基が結合し
てフェニル環、または置換フェニル環を形成したイミダ
ゾ[2,1−b]チアゾール誘導体またはその医薬的に許
容される塩を有効成分とする(a)記載のSTAT6活
性化阻害剤に関する。 (c)更に具体的には、アレルギー性疾患、寄生虫感染
症、自己免疫疾患、ウイルスあるいはバクテリア感染
症、悪性腫瘍、HVG(Host-versus-Graft)病または後天性
免疫不全症候群(AIDS)を治療または予防する
(a)または(b)記載の転写因子スタット6の活性化
阻害剤に関する。 (d)IL−4を拮抗する(a)または(b)記載のS
TAT6活性化阻害剤に関する。 (e)更に具体的には即時型または/および遅延型アレ
ルギーを抑制する(a)または(b)記載のSTAT6
活性化阻害剤に関する。
【0011】
【発明の実施形態】式(1)において、X1、X2
3、X4、およびX5において、2つの隣接する任意の
基が結合してフェニル環、または置換フェニル環を形成
する場合の具体例としては、下記のような式(2)、式
(3)等が挙げられる。
【化3】 式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を表す。X6
は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアル
キル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル基、置
換アラルキル基、アリール基、置換アリール基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ
基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、アルカノイル
基、アロイル基、置換アロイル基、アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、ニトロ基またはアルキルアミド
基を表す。 7は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
ラルキル基、置換アラルキル基、アリール基、置換アリ
ール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
アルカノイル基、アロイル基、置換アロイル基、アルコ
キシカルボニル基、カルバモイル基、ニトロ基またはア
ルキルアミド基を表す。 8は水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルア
ルキル基、アラルキル基、置換アラルキル基、アリール
基、置換アリール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフ
ルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フ
ェノキシ基、アルカノイル基、アロイル基、置換アロイ
ル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ニト
ロ基またはアルキルアミド基を表す。X9は水素原子、
アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、シク
ロアルキルアルキル基、アラルキル基、置換アラルキル
基、アリール基、置換アリール基、ハロゲン原子、シア
ノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキ
シ基、置換フェノキシ基、アルカノイル基、アロイル
基、置換アロイル基、アルコキシカルボニル基、カルバ
モイル基、ニトロ基またはアルキルアミド基を表す。Z
1は水素原子または置換基を表す。Z1における置換基と
しては、例えばアルキル基、置換アルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、アルキルアミノ基、
ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルアミノ
カルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、カルボ
キシル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルフォ
ニル基、アルカノイル基、アルキルアミド基等が挙げら
れる。置換基は一個または同一もしくは異なって複数個
あってもよい。
【0012】式(1)において、R1およびR2は互いに
結合してシクロアルケニル環、フェニル環、または置換
フェニル環を形成した場合の具体例としては例えば式
(4)、式(5)、式(6)、式(7)、式(8)等が
挙げられる。
【化4】 式中、X1、X2、X3、X4、X5およびR3は前記と同じ
意味を表す。Z2は置換基を表す。Z2における置換基と
しては、例えばアルキル基、置換アルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、アルキルアミノ基、
ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルアミノ
カルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、カルボ
キシル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルフォ
ニル基、アルカノイル基、アルキルアミド基等が挙げら
れる。置換基は一個または同一もしくは異なって複数個
あってもよい。
【0013】本発明におけるX1、X2、X3、X4
5、X6、X7、X8、X9、R1、R2、R3、Z1及びZ2
における基および明細書中の置換基を具体的に説明す
る。アルキル基としては、例えば、直鎖または分枝した
炭素数1〜6個の低級アルキル基が挙げられ、具体的に
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、2−プロピ
ル、ブチル、2−ブチル、3−メチルプロピル、1,1
−ジメチルエチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられ
る。
【0014】置換アルキル基の置換基としては、例え
ば、水酸基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキル
アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基等が挙げられ
る。
【0015】ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
【0016】アルコキシ基としては、例えば、直鎖また
は分枝した炭素数1〜6個の低級アルコキシ基が挙げら
れ、具体的には、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、2−プロポキシ、ブトキシ、1,1−ジメチルエ
トキシ、ペントキシ、ヘキソキシ等が挙げられる。
【0017】アルカノイル基としては、例えば、直鎖ま
たは分枝した炭素数1〜6個の低級アルカノイル基が挙
げられ、具体的には、例えば、フォルミル、アセチル、
プロパノイル、2−プロパノイル、ピバロイル等が挙げ
られる。
【0018】アルコキシカルボニル基としては、例え
ば、直鎖または分枝した炭素数2〜6個の低級アルコキ
シカルボニル基が挙げられ、具体的には、例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、2−プロポキシカルボニル等が挙げられる。
【0019】アルキルアミド基としては、例えば、直鎖
または分枝した炭素数2〜6個の低級アルキルアミド基
が挙げられ、具体的には、例えば、アセトアミド、プロ
ピオンアミド、ブチルアミド、2−ブチルアミド等が挙
げられる。
【0020】シクロアルキル基としては、例えば、炭素
数3〜7個の低級シクロアルキル基が挙げられ、具体的
には、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等が挙げら
れる。
【0021】シクロアルキルアルキル基としては、例え
ば、炭素数4〜13個の低級シクロアルキルアルキル基
が挙げられ、具体的には、例えば、シクロプロピルメチ
ル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチル、シ
クロヘキシルプロピル等が挙げられる。
【0022】アラルキル基としては、例えば、炭素数7
〜15個の基が挙げられ、具体的には、例えば、ベンジ
ル、フェニルエチル、ナフチルメチル、ナフチルプロピ
ル等が挙げられる。
【0023】アロイル基としては、例えば、炭素数7〜
11個の基が挙げられ、具体的には、例えば、ベンゾイ
ル、1−ナフトイル、2−ナフトイル等が挙げられる。
【0024】アリール基としては、例えば、炭素数6〜
10個の基が挙げられ、具体的には、例えば、フェニ
ル、ナフチル等が挙げられる。
【0025】R1およびR2が互いに結合して形成するシ
クロアルケニル環としては、例えば5〜7員環のシクロ
アルケニル等が挙げられ、具体的にはシクロペンテニ
ル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル等が挙げられ
る。
【0026】アラルキル基、フェノキシ基、アロイル
基、アリール基およびフェニル環の置換基としては、例
えば、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シア
ノ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、水酸基、アミ
ノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバ
モイル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルア
ミノカルボニル基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基、アルキルスルフォニル基、アルカノイル基、ア
ルキルアミド基等が挙げられる。置換基は一個または同
一もしくは異なって複数個あってもよい。
【0027】アルキルアミノ基としては、例えば、炭素
数1〜6個の低級アルキル基で置換されたアミノ基等が
挙げられ、具体的には、例えばメチルアミノ基、エチル
アミノ基等が挙げられる。
【0028】ジアルキルアミノ基としては、例えば、同
一または異なる炭素数1〜6個の低級アルキル基で置換
されたアミノ基等が挙げられ、具体的には、例えば、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基等が挙げられる。
【0029】アルキルアミノカルボニル基としては、例
えば、炭素数1〜6個の低級アルキル基で置換されたア
ミノカルボニル基等が挙げられ、具体的には、例えば、
メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基
等が挙げられる。
【0030】ジアルキルアミノカルボニル基としては、
例えば、同一または異なる炭素数1〜6個の低級アルキ
ル基で置換されたアミノカルボニル基等が挙げられ、具
体的には、例えば、ジメチルアミノカルボニル基、ジエ
チルアミノカルボニル基等が挙げられる。
【0031】アルキルスルフォニル基としては、例え
ば、炭素数6個以下の低級アルキル基で置換されたスル
フォニル基等が挙げられ、具体的には、例えば、メチル
スルフォニル基、エチルスルフォニル基等が挙げられ
る。
【0032】本発明の有効成分である化合物は、医薬的
に許容される酸と塩を形成することができる。塩を形成
する医薬的に許容される酸としては、例えば、塩酸、硫
酸、臭化水素酸等の無機酸、酢酸、しゅう酸、くえん
酸、りんご酸、酒石酸、フマール酸、マレイン酸等の有
機酸が挙げられる。また、本発明の有効成分は式(1)
で表される化合物またはその医薬的に許容される塩の水
和物等の溶媒和物も含む。
【0033】本発明の化合物は以下の方法で合成するこ
とができる。
【化5】 式中、X1、X2、X3、X4、X5、R1、R2およびR3
前記と同じ意味を表す。Yはヨウ素原子、臭素原子また
は塩素原子等の脱離基を表す。化合物(11)と化合物
(12)を不活性溶媒中、反応させ、化合物(13)を
得る。不活性溶媒としては例えば、テトラヒドロフラン
(以下、THFと略す。)、1,4−ジオキサン、ジグ
ライム等のエーテル系溶媒、ジメチルフォルムアミド
(以下、DMFと略す。)、アセトニトリル等の非プロ
トン性溶媒、メタノール、エタノール、2−プロパノー
ル、t−ブチルアルコール等のアルコール系溶媒、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶媒等が挙げられる。反応温度は例えば、約室温か
ら溶媒の沸点の範囲から選択される。化合物(11)の
量としては化合物(12)に対し、約等倍モルが好まし
い。
【0034】化合物(13)を不活性溶媒中、反応さ
せ、化合物(1)を得る。不活性溶媒としては例えば、
1,4−ジオキサン、ジグライム等のエーテル系溶媒、
ジメチルフォルムアミド(以下、DMFと略す。)、ア
セトニトリル等の非プロトン性溶媒、エタノール、2−
プロパノール、2−メトキシエタノ−ル、n−ブタノー
ル、t−ブチルアルコール等のアルコール系溶媒、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶媒等が挙げられる。反応温度は例えば、約室温か
ら溶媒の沸点の範囲から選択される。
【0035】
【化6】 式中、R1およびR2は前記と同じ意味を表す。化合物
(11)は、化合物(14)と化合物(15)を、Cl
2、Br2、I2等のハロゲン化試剤の存在下、ベンゼン
等の不活性溶媒中、約室温から溶媒の沸点の範囲で反応
させることにより得られる。化合物(15)の量は化合
物(14)に対して、約1.5倍モルから約2.5倍モ
ルの範囲から選択される。ハロゲン化試剤の量は化合物
(14)に対して、約等倍モルが好ましい。化合物(1
1)は、化合物(14)と化合物(15)を、N−ブロ
モこはく酸イミド(以下、NBSと略す。)等のハロゲ
ン化試剤と、微量の過酸化ベンゾイル等の触媒の存在
下、ベンゼン等の不活性溶媒中、約室温から溶媒に沸点
の範囲で反応させることでも得られる。化合物(15)
は化合物(14)に対して、約等倍モルが好ましい。ハ
ロゲン化試剤の量は化合物(14)に対して、約等倍モ
ルが好ましい。
【0036】
【化7】 式中、 R1およびR2は前記と同じ意味を表す。Xはハ
ロゲン原子を表す。化合物(11)は化合物(16)と
化合物(15)を不活性溶媒中、反応させ得ることがで
きる。不活性溶媒としては例えば、メタノール、エタノ
ール等のアルコール系溶媒、DMF、ジメチルスルフォ
キシド(以下、DMSOと略す。)等の非プロトン系溶
媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げら
れる。反応温度としては約60℃から溶媒の沸点の範囲
から選択される。化合物(15)の量としては、化合物
(16)に対し約2倍モルが好ましい。化合物(16)
は化合物(14)とCl2、Br2、I2等のハロゲン化
試剤とを、水等の溶媒中、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属等の塩基存在下、反応させ得ることができる。ハ
ロゲン化試剤の量としては化合物(14)に対し約2倍
モル〜約4倍モルの範囲から選択される。塩基の量とし
ては化合物(14)に対し約5倍モル〜約10倍モルの
範囲から選択される。反応温度としては約室温が好まし
い。
【0037】化合物(16)は化合物(14)とC
2、Br2、I2等のハロゲン化試剤とを、酢酸、二硫
化炭素、四塩化炭素、クロロフォルム、塩化メチレン等
のハロゲン化炭化水素溶媒、ジエチルエーテル等のエー
テル系溶媒、メタノール等のアルコール系溶媒等の溶媒
中、酢酸ナトリウム等のアルカリ金属の酢酸塩等と微量
の臭化水素等の触媒の存在下、反応させ得ることもでき
る。ハロゲン化試剤の量としては化合物(14)に対し
約等倍モル〜約1.5倍モルの範囲が好ましい。反応温
度としては約0℃〜約室温の範囲が好ましい。
【0038】化合物(1)においてR2が水素原子であ
る化合物は、化合物(17)より上述の方法で製造する
ことができる。
【化8】 式中、R1およびXは前記と同じ意味を表す。化合物
(17)は、化合物(18)と化合物(15)を不活性
溶媒中、反応させることにより得ることができる。不活
性溶媒としては例えば、THF、1,4−ジオキサン、
ジグライム等のエーテル系溶媒、DMF、DMSO、ア
セトニトリル等の非プロトン性溶媒、メタノール、エタ
ノール、2−プロパノール、t−ブチルアルコール等の
アルコール系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は例えば、室温か
ら溶媒の沸点の範囲から選択される。化合物(15)の
量としては、化合物(18)に対し、約等倍モル〜約2
倍モルの範囲から選択される。
【0039】
【化9】 式中、R1およびXは前記と同じ意味を表す。化合物
(18)は、化合物(19)を、Cl2、Br2、I2
のハロゲン化試剤を、ベンゼン等の不活性溶媒中、約0
℃から約室温の範囲で反応させることにより得られる。
ハロゲン化試剤の量は化合物(19)に対して、約等倍
モルが好ましい。ハロゲン化試剤の量は化合物(19)
に対して、約等倍モルが好ましい。化合物(36)は、
化合物(37)に、Cl2、Br2、I2等のハロゲン化
試剤を不活性溶媒中、タングステンランプ等で光を照射
しながら、反応させることにより得ることができる。不
活性溶媒としては例えば、四塩化炭素、クロロフォル
ム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素溶媒、二硫化
炭素等が挙げられる。反応温度としては約−20℃〜約
室温の範囲から選択される。
【0040】化合物(12)は以下の方法で製造でき
る。
【化10】 式中、X1、X2、X3、X4、X5、R3およびYは前記と
同じ意味を表す。化合物(12)は化合物(20)とC
2、Br2、I2等のハロゲン化試剤を、水等の溶媒
中、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属等の塩基存在
下、反応させ得ることができる。ハロゲン化試剤の量と
しては化合物(20)に対し約2倍モル〜約4倍モルの
範囲から選択される。塩基の量としては化合物(20)
に対し約5倍モル〜約10倍モルの範囲から選択され
る。反応温度としては約室温が好ましい。
【0041】化合物(12)は化合物(20)とC
2、Br2、I2等のハロゲン化試剤を、酢酸、二硫化
炭素、四塩化炭素、クロロフォルム、塩化メチレン等の
ハロゲン化炭化水素溶媒、ジエチルエーテル等のエーテ
ル系溶媒、メタノール等のアルコール系溶媒等の溶媒
中、酢酸ナトリウム等のアルカリ金属の酢酸塩等と微量
の臭化水素等の触媒の存在下、反応させ得ることもでき
る。ハロゲン化試剤の量としては化合物(20)に対し
約等倍モル〜約1.5倍モルの範囲が好ましい。反応温
度としては約0℃〜約室温の範囲が好ましい。
【0042】化合物(1)またはそれを製造するための
中間体は通常の方法で精製することができる。例えばシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー、再結晶等で精製す
ることができる。再結晶溶媒としては例えばメタノー
ル、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶
媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル
等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶
媒、アセトン等のケトン系溶媒、ヘキサン等の炭化水素
系溶媒、アセトニトリル等の非プロトン系溶媒等または
これらの混合溶媒等が挙げられる。
【0043】また上述の反応を実行する際、必要なら
ば、保護、脱保護の技術を用いることができる。保護、
脱保護の技術については、(T. W. Greene and P. G.
M. Wuts, "Protecting Groups in Organic Synthesis",
1990)に詳しく記されている。
【0044】化合物(1)において不斉炭素を有する置
換基を持つ場合、光学異性体が存在し、これら光学異性
体の混合物や単離されたものは化合物(1)に含まれ
る。そのような光学異性体を純粋に得る方法としては、
例えば、光学分割が挙げられる。
【0045】光学分割法としては例えば化合物(1)を
不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プ
ロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等
のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、ト
ルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル
等)、光学活性な酸(例えば、マンデル酸、N−ベンジ
ルオキシアラニン、乳酸などのモノカルボン酸類、酒石
酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジ
カルボン酸類、カンファースルフォン酸、ブロモカンフ
ァースルフォン酸などのスルフォン酸類)または、光学
活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、キニン、
キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキニーネ
等の有機アミン類)と塩を形成させ、分割することがで
きる。
【0046】塩を形成させる温度としては、室温から溶
媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるた
めには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが
望ましい。析出した塩を濾取するまえに必要に応じて冷
却し、収率を向上させることができる。光学活性な酸ま
たはアミンの使用量は、基質に対し約0.5〜約2.0
当量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当であ
る。必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノー
ル、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶
媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル
等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶
媒、アセトニトリル等)で再結晶し、高純度の光学活性
な塩を得ることもできる。必要に応じ、得られた塩を通
常の方法で塩基と処理しフリー体を得ることもできる。
【0047】本発明のSTAT6活性化阻害剤は経口的
または非経口的に投与することができる。経口的に投与
する場合、通常用いられる投与形態、例えば錠剤、カプ
セル剤、シロップ剤、懸濁液等で投与することができ
る。非経口的投与する場合は例えば、溶液、乳剤、懸濁
液等の液剤を注射剤として投与すること、坐剤の型で直
腸投与すること等ができる。このような投与剤型は通常
の担体、賦型剤、結合剤、安定剤などと有効成分を配合
することにより一般的方法に従って製造することができ
る。注射剤型で用いる場合には緩衝剤、溶解補助剤、等
張剤等を添加することもできる。投与量、投与回数は対
象とする疾患、患者の症状、年齢、性別、体重等、及び
投与形態等によって異なるが、経口投与する場合、有効
成分は通常は成人に対し1日あたり約1〜約1000mg
の範囲、好ましくは約10〜約500mgの範囲を1回ま
たは数回に分けて投与することができる。注射剤として
投与する場合、有効成分は約0.1〜約500mgの範
囲、好ましくは約3〜約100mgの範囲を1回または数
回に分けて投与することができる。
【0048】また本発明のSTAT6活性化阻害剤は具
体的に、STAT6の活性化が原因で生じる、例えば、
アレルギー性疾患、寄生虫感染症、全身性エリテマトー
デス等の自己免疫疾患、ウイルスあるいはバクテリア感
染症、悪性腫瘍、HVG(Host-versus-Graft)病あるいは後
天性免疫不全症候群(AIDS)等の治療剤または予防
剤として用いることができる。本発明のSTAT6活性
化阻害剤はIL−4拮抗剤としても用いることができ
る。更に詳しくは、本発明のSTAT6活性化阻害剤
は、STAT6の活性化が原因の即時型または/および
遅延型アレルギー抑制剤または予防剤としても用いるこ
とができる。上記の場合の投与法としては経口的または
非経口的投与法が挙げられる。経口的に投与する場合、
通常用いられる投与形態、例えば、錠剤、カプセル剤、
シロップ剤、懸濁液等で投与することができる。非経口
的投与する場合は例えば、溶液、乳剤、懸濁液等の液剤
を注射剤として投与すること、坐剤の型で直腸投与する
こと等ができる。このような投与剤型は通常の担体、賦
型剤、結合剤、安定剤などと有効成分を配合することに
より一般的方法に従って製造することができる。注射剤
型で用いる場合には緩衝剤、溶解補助剤、等張剤等を添
加することもできる。投与量、投与回数は対象とする疾
患、患者の症状、年齢、性別、体重等、及び投与形態等
によって異なるが、経口投与する場合、有効成分は通常
は成人に対し1日あたり約1〜約1000mgの範囲、好
ましくは約10〜約500mgの範囲を1回または数回に
分けて投与することができる。注射剤として投与する場
合、有効成分は約0.1〜約500mgの範囲、好ましく
は約3〜約100mgの範囲を1回または数回に分けて投
与することができる。
【0049】
【実施例】
実施例1
【化11】 6−(4−フェニルフェニル)イミダゾ[2,1−b]
チアゾール 2−アミノチアゾール1.00gと4−フェニルフェナ
シルブロミド2.75gとをアセトニトリル40mlに
加え、2時間、加熱還流した。反応終了後、反応液を冷
却し、析出した結晶を濾取し、アセトニトリルで洗浄
し、乾燥した。得られた結晶をメトキシエタノールに加
え、1時間加熱還流した。反応終了後、反応液を冷却
し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、アルカリ性
とし、析出した結晶を濾取し、水洗し、乾燥し、標題の
6−(4−フェニルフェニル)イミダゾ[2,1−b]
チアゾール1.55gを得た。(収率65%) 融点:220〜221℃
【0050】実施例2
【化12】 6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[2,1−b]チ
アゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を196mg(8
3%)得た。 融点:160〜161℃
【0051】実施例3
【化13】 6−(4−ブロモフェニル)イミダゾ[2,1−b]チ
アゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を202mg(8
3%)得た。 融点:175〜176℃
【0052】実施例4
【化14】 6−(2−ナフチル)イミダゾ[2,1−b]チアゾー
ル 実施例1の方法に従い、標題の化合物を205mg(9
1%)得た。 融点:144〜145℃
【0053】実施例5
【化15】 2−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[2,1−b]
[1,3]ベンゾチアゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を94mg(39
%)得た。 融点:143〜144℃
【0054】実施例6
【化16】 2−(4−クロロフェニル)イミダゾ[2,1−b]
[1,3]ベンゾチアゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を145mg(5
9%)得た。 融点:155〜156℃
【0055】実施例7
【化17】 2−(4−ブロモフェニル)イミダゾ[2,1−b]
[1,3]ベンゾチアゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を150mg(6
3%)得た。 融点:164〜165℃
【0056】実施例8
【化18】 2−(3−メトキシフェニル)イミダゾ[2,1−b]
[1,3]ベンゾチアゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を138mg(5
0%)得た。 融点:159〜160℃
【0057】実施例9
【化19】 2−(2−ナフチル)イミダゾ[2,1−b][1,
3]ベンゾチアゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を148mg(7
4%)得た。 融点:180〜181℃
【0058】実施例10
【化20】 2−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8−テト
ラヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]ベンゾチア
ゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を135mg(3
5%)得た。 融点:178〜179℃
【0059】実施例11
【化21】 2−(4−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]ベンゾチアゾ
ール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を135mg(4
0%)得た。 融点:154〜155℃
【0060】実施例12
【化22】 2−(4−ブロモフェニル)−5,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]ベンゾチアゾ
ール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を143mg(3
2%)得た。 融点:174〜175℃
【0061】実施例13
【化23】 2−(3−メトキシフェニル)−5,6,7,8−テト
ラヒドロイミダゾ[2,1−b][1,3]ベンゾチア
ゾール 実施例1の方法に従い、標題の化合物を117mg(3
2%)得た。 融点:140〜141℃
【0062】実施例14(スタット6活性化の阻害作
用) 1)細胞 マウス線維芽細胞 L929 は、大日本製薬(大阪)よ
り入手したものを使用した。 2)培地 RPMI 1640培地「ダイゴ」(日本製薬(東京) Code N
o.394-00735)に56度、30分にて非働化した牛胎児
血清( Fetal Bovine Serum, Defined, Code No.A-1111
-L, HyClone Lab., Logan, Utah )を10%、2−メル
カプトエタノール( Sigma, St Louis, MO, Code No.M-
6250 )を50μMとなるように添加して使用した。 3)薬剤 被検薬剤はジメチルスルホキシド(ナカライテスク(京
都)Code No.134-45)にて8mg/mlとなるように
溶解し、培地で希釈して最終濃度10μg/mlとし
た。
【0063】4)STAT6レポーター遺伝子の構築 マウス免疫グロブリンgermlineε遺伝子プロモーター上
のIL−4応答領域(STAT6結合領域を含む)を3
個つないだ配列番号1のオリゴヌクレオチドおよびその
相補鎖を日本バイオサービス(埼玉)より購入した。配
列番号1のオリゴヌクレオチドおよびその相補鎖を混合
し、熱変性、アニール後、5および3端を制限酵素SacI
(宝酒造(大津) Code No.1078A)およびBglII(宝酒
造(大津) Code No.1021A )でそれぞれ切断し、pGL3
Promoter Vector( Promega Corporation,Madison,W
I,Code No.E1761)のSacI/BglII部位にクローニン
グした。 5)遺伝子導入および安定発現細胞株の作製 L929細胞 5×105個をFalcon組織培養用6ウェル
プレート( Becton Dickinson Labware,Bedford,MA,
Code No.3046)にまいて付着させた後、牛胎児血清を
含まない培地で細胞を洗浄した。作製したSTAT6レ
ポーター遺伝子4μg、薬剤耐性遺伝子pSV2neo(GIBCOB
RL, Gaithersburg,MD )0.5μgとリポフェクトア
ミン( GIBCO BRL,Gaithersburg,MD, Code No.1832
4-012)20μlを牛胎児血清を含まない培地0.4ml
中で混合し、室温で30分静置した。その後、牛胎児血
清を含まない培地1.6mlをさらに加えて、洗浄後の
細胞に添加し、5時間培養した。牛胎児血清を含む培地
2mlを添加して、さらに19時間培養した。培地交換
して24時間さらに培養後、G418( GIBCO BRL,Ga
ithersburg,MD, Code No.10131-019)を0.2mg
/mlとなるように添加して培養を継続、薬剤耐性細胞
を選択した。得られた薬剤耐性細胞をG418を含む培
地に浮遊させ、0.2個/ウェルとなるようにFalconマ
イクロプレート( Becton Dickinson Labware,Bedfor
d,MA,Code No.3072)にまいてクローニングを行な
い、IL−4に応答してルシフェラーゼを発現するクロ
ーンを取得した。
【0064】6)STAT6活性化阻害試験 遺伝子導入した L929 細胞を1×104個/0.1
ml/ウェルとなるように、マイクロプレート(costar
3610, Corning Costar Corporation, Cambridge, M
A)にまき、一晩培養した。翌日、被検薬剤およびIL
−4 10U/ml(PharMingen,San Diego,CA, Cod
e No.PM-19231V)を添加して0.2ml/ウェルと
し、6時間培養した。培養後、上清を吸引除去し、付着
細胞に可溶化剤0.025ml/ウェルを加えて溶解し
た。各ウェルにルシフェラーゼ基質溶液を0.1mlず
つ添加し、ルシフェラーゼ活性をルミノメーター(Micr
oLumatLB96P, EG&G BERTHOLD, Bad Wildbad, German
y)で測定した。実験は、triplicateで行い、平均値を
求めた。可溶化剤および基質溶液は市販のLuciferase A
ssay System( Promega Corporation,Madison,WI,Co
de No.E1500)を用いた。被検化合物のSTAT6活性
化阻害作用は、IL−4刺激で誘導されるルシフェラー
ゼ活性に対する阻害率(%)で表示した。阻害率(%)
は、下記の式によ り算出した。阻害率(%)=100−(E−B)/(C
−B)×100 Experimental Activity (E) :被検化合物の存在下にI
L−4刺激で誘導されるルシフェラーゼ活性 Control Activity (C) :被検化合物の非存在下にIL
−4刺激で誘導されるルシフェラーゼ活性 Background Activity (B) :被検化合物の非存在下、無
刺激時に誘導されるルシフェラーゼ活性 結果は表1に示す。
【表1】 表中、阻害率(%)を表す。
【配列表】
【0065】配列番号:1 配列の長さ:97 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖 配列の種類:合成DNA 配列 CGGAGCTCTG CCTTAGTCAA CTTCCCAAGA ACAGATGCCT TAGTCAACTT CCCAAGAACA 60 GATGCCTTAG TCAACTTCCC AAGAACAGAA GATCTCG 97
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/425 ADY A61K 31/425 ADY AEC AEC C07D 513/04 331 C07D 513/04 331 (72)発明者 西中 重行 兵庫県宝塚市高司4−2−1 住友製薬株 式会社内 (72)発明者 青木 幹雄 兵庫県宝塚市高司4−2−1 住友製薬株 式会社内 (72)発明者 川上 肇 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友製薬株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式1 【化1】 (式中、X1は水素原子、アルキル基、置換アルキル
    基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
    ラルキル基、置換アラルキル基、アリール基、置換アリ
    ール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
    基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
    アルカノイル基、アロイル基、置換アロイル基、アルコ
    キシカルボニル基、カルバモイル基、ニトロ基またはア
    ルキルアミド基を表す。 2は水素原子、アルキル基、
    置換アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルア
    ルキル基、アラルキル基、置換アラルキル基、アリール
    基、置換アリール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフ
    ルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フ
    ェノキシ基、アルカノイル基、アロイル基、置換アロイ
    ル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ニト
    ロ基またはアルキルアミド基を表す。X3は水素原子、
    アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、シク
    ロアルキルアルキル基、アラルキル基、置換アラルキル
    基、アリール基、置換アリール基、ハロゲン原子、シア
    ノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ基、フェノキ
    シ基、置換フェノキシ基、アルカノイル基、アロイル
    基、置換アロイル基、アルコキシカルボニル基、カルバ
    モイル基、ニトロ基またはアルキルアミド基を表す。
    4は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロア
    ルキル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル基、
    置換アラルキル基、アリール基、置換アリール基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキ
    シ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、アルカノイル
    基、アロイル基、置換アロイル基、アルコキシカルボニ
    ル基、カルバモイル基、ニトロ基またはアルキルアミド
    基を表す。X5は水素原子、アルキル基、置換アルキル
    基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
    ラルキル基、置換アラルキル基、アリール基、置換アリ
    ール基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
    基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
    アルカノイル基、アロイル基、置換アロイル基、アルコ
    キシカルボニル基、カルバモイル基、ニトロ基またはア
    ルキルアミド基を表す。またはX1、X2、X3、X4、お
    よびX5において、2つの隣接する任意の基が結合して
    フェニル環、または置換フェニル環を形成してもよい。
    1は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル
    基、置換アラルキル基、アリール基または置換アリール
    基を表す。 2は水素原子、アルキル基、置換アルキル
    基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ア
    ラルキル基または置換アラルキル基を表す。または、R
    1およびR2は互いに結合してシクロアルケニル環、フェ
    ニル環、または置換フェニル環を形成してもよい。R3
    は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアル
    キル基、シクロアルキルアルキル基、アラルキル基、置
    換アラルキル基、アリール基、置換アリール基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ
    基、フェノキシ基、置換フェノキシ基またはアルコキシ
    カルボニル基を表す。)で表されるイミダゾ[2,1−
    b]チアゾール誘導体またはその医薬的に許容される塩
    を有効成分とするSTAT6活性化阻害剤。
  2. 【請求項2】X1、X2、X3、X4、およびX5におい
    て、2つの隣接する任意の基が結合してフェニル環、ま
    たは置換フェニル環を形成したイミダゾ[2,1−b]チ
    アゾール誘導体またはその医薬的に許容される塩を有効
    成分とする請求項1記載のSTAT6活性化阻害剤。
  3. 【請求項3】アレルギー性疾患、寄生虫感染症、自己免
    疫疾患、ウイルスあるいはバクテリア感染症、悪性腫
    瘍、HVG(Host-versus-Graft)病または後天性免疫不全症
    候群(AIDS)を治療または予防する請求項1または
    2記載のSTAT6活性化阻害剤。
  4. 【請求項4】IL−4を拮抗する請求項1または2記載
    のSTAT6活性化阻害剤。
  5. 【請求項5】即時型または/および遅延型アレルギーを
    抑制する請求項1または2記載のSTAT6活性化阻害
    剤。
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