JPH11106293A - エピタキシャルウエハ製造方法及び装置 - Google Patents

エピタキシャルウエハ製造方法及び装置

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JPH11106293A
JPH11106293A JP28618797A JP28618797A JPH11106293A JP H11106293 A JPH11106293 A JP H11106293A JP 28618797 A JP28618797 A JP 28618797A JP 28618797 A JP28618797 A JP 28618797A JP H11106293 A JPH11106293 A JP H11106293A
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substrate
support
semiconductor wafer
wafer substrate
epitaxial
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JP28618797A
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Shinji Nakahara
信司 中原
Masato Imai
正人 今井
Masanori Mayuzumi
雅典 黛
Kazutoshi Inoue
和俊 井上
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Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Original Assignee
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶格子のスリップ、欠陥等の少ない高品質
なエピタキシャルウエハを製造する方法及び装置を提供
する。 【解決手段】 半導体単結晶から結晶面(100)で切
り出された半導体ウエハ基板の裏面に、結晶方位<11
0>に該当する部位を支持位置として特定し、支持位置
と基板支持台の支持部とを合致させて、半導体ウエハ基
板を基板支持台に載置し、所定位置において、支持位置
を基板支持台の支持部で支持した状態で、半導体ウエハ
基板の表面にエピタキシャル層を成長させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハにエ
ピタキシャル層を成長させることによってエピタキシャ
ルウエハを製造するための方法と装置に関するものであ
り、特に成長プロセスにおける半導体ウエハの支持に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの製造工程では、半導体単
結晶から切り出された半導体ウエハに欠陥のない単結晶
薄膜を成長させるため、エピタキシャル成長法が用いら
れている。このエピタキシャル成長は、化学的気相成長
法による場合、次のように行うのが一般的である。
【0003】即ち、例えばシリコンエピタキシャルウエ
ハの場合、先ず、単結晶引上げ法等により製造されたシ
リコン単結晶インゴットから半導体ウエハを切り出し、
この半導体ウエハの表面を研磨する。研磨により仕上げ
られた半導体ウエハ基板は、所定の余熱温度(約700
〜800℃)に加熱されたエピタキシャル成長炉内に挿
入して炉内の所定位置に設けられたSiC製のサセプタ
上に設置し、ローディングを完了する。
【0004】次に、半導体ウエハ基板をサセプタ上に保
持した状態で成長炉を密閉し、炉内にSiH4 、SiH
Cl3 等のSiを含んだ反応ガスを注入して所定の反応
温度(約1100℃)まで加熱する。これにより、反応
ガスによる還元又は熱分解によって半導体ウエハ基板の
表面上にシリコンが析出・成長し、所定時間後に表面に
所定厚さの単結晶薄膜(エピタキシャル層)が成長した
半導体ウエハ、すなわちエピタキシャルウエハが得られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】サセプタ表面は、面粗
度に限界があるため完全な平面ではなく、一般にはラン
ダムな突起を含む粗面となっている。このため、半導体
ウエハ基板は、複数の突起で点接触により支持された状
態となっている。このため、半導体ウエハ基板が複数の
点接触によりサセプタで支持される場合には、かかる接
触点で局所的にサセプタからの支持力を受けている。
【0006】一方、半導体ウエハには、ウエハのスライ
ス方向と表面の結晶方位との関係によって、その物性
上、機械的強度が強い部分と弱い部分が存在する。これ
は、半導体ウエハの結晶構造に基づくものであり、例え
ば、結晶面(100)で切り出されたシリコンウエハの
場合、表面の結晶方位[110]に該当する位置は最も
機械的強度を有し、結晶方位[001]または[01
0]に該当する位置は機械的強度が最も弱いことが一般
的に知られている。
【0007】このため、サセプタとの接触点が例えば結
晶方位[001]に該当する位置のような物性上弱い部
分にあると、半導体ウエハ基板のサセプタへの載置時の
衝撃や、エピタキシャル成長時の加熱によって、半導体
ウエハ基板の結晶格子にスリップが発生しやすい。従っ
て、欠陥のないエピタキシャルウエハを安定に製造する
ためには、成長時の加熱条件を狭い範囲に制限しなけれ
ばならず、加熱温度の制限によって成長プロセスのスル
ープットが向上できないという問題がある。
【0008】また、全面で均質な組織のエピタキシャル
ウエハを製造する目的で、サセプタによってウエハを設
置面内で回転させながら、半導体ウエハ基板にエピタキ
シャル層を成長させる場合には、サセプタの回転中にサ
セプタと半導体ウエハ基板に相対的な位置ずれが生じ、
これによって半導体ウエハ基板にキズ等が生じる恐れが
あるという問題もある。
【0009】ところで、近年、直径400mm以上のい
わゆる大径半導体ウエハを製造することが試みられてい
る。しかしながら、このような大径半導体ウエハは、小
径の半導体ウエハよりも外周長が大きい分、より多くの
接触点でサセプタに支持させなければならない。このよ
うに多くの接触点を伴う場合、そのうちのどこかの接触
点が半導体ウエハ基板の物性上弱い部分にあたる確率も
高くなる。
【0010】また、大径半導体ウエハは、小径の半導体
ウエハよりも重量が大きいため、ウエハの自重によりか
かる接触点で局所的に受ける支持力も大きくなる。従っ
て、大径半導体ウエハ基板の場合には、小径の半導体ウ
エハの場合に比べて、結晶格子にスリップ欠陥が生じる
割合も多くなり、無欠陥エピタキシャルウエハの安定で
効率的な製造が困難となるという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、半導体ウエハ基板を、その物性上比較
的高い強度を有する部分で支持した状態でエピタキシャ
ル成長プロセスに付すことにより、殆ど欠陥のない高品
質なエピタキシャルウエハを製造する方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0012】また、本発明の別の目的は、半導体ウエハ
基板を、物性上強度を有する部分で支持した状態で回転
させながらエピタキシャル成長プロセスに付すことによ
り、全面均質でかつ殆ど欠陥のないエピタキシャルウエ
ハを製造する方法及び装置を提供することである。
【0013】また、本発明の更に別の目的は、スリップ
等の欠陥の発生を低減することにより、エピタキシャル
成長プロセスの加熱条件の制限を緩和し、必要に応じて
処理温度を高くすることにより高いスループットを実現
し、また400mm以上の大径ウエハにも適用できるエ
ピタキシャルウエハ製造方法及び装置を提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、半導体単結晶から結晶面
(100)で切り出された半導体ウエハ基板をエピタキ
シャル成長炉内の所定位置に設けられた基板支持台によ
り支持してエピタキシャル成長プロセスに付すことによ
りエピタキシャルウエハを製造する方法において、前記
半導体ウエハ基板の裏面に、結晶方位<110>に該当
する部位を支持位置として特定する位置決め工程と、前
記支持位置と前記基板支持台の支持部とを合致させて、
半導体ウエハ基板を該基板支持台に載置する載置工程
と、前記所定位置において、前記支持位置を前記基板支
持台の支持部で支持した状態で、前記半導体ウエハ基板
の表面にエピタキシャル層を成長させる成長工程と、を
備えたことを特徴とする。
【0015】本発明は、結晶面(100)の半導体ウエ
ハ基板を、機械的強度を有する結晶方位<110>に該
当する部位で支持することにより、ウエハに発生する結
晶格子のスリップを低減し、高品質なエピタキシャルウ
エハを製造することができるものである。
【0016】「結晶方位<110>」とは、シリコン単
結晶等の立方結晶系において、結晶方位[110]及び
該結晶方位[110]と結晶構造上の性質が共通する等
価な方位をいい、具体的には表1に示すAからLの方位
がこれに該当する。
【0017】
【表1】
【0018】また、「結晶方位<110>に該当するウ
エハ外周上の部位」とは、半導体ウエハの(100)面
に対して、結晶方位<110>上に存在するウエハ外周
上の部位をいう。
【0019】図6には、シリコンウエハのミラー指数
(100)の結晶面内で結晶をi方向(iは図6の晶帯
軸[001]と[010]との間の任意の方向)に引き
伸ばしたときのi方向の歪みεi と、それに垂直なj方
向の歪みεj との比vij、すなわちポアソン比を示して
いる。図6によると、(100)結晶面の場合、晶帯軸
[110]方位に該当する位置で最もポアソン比の値が
小さく、従って高い強度を有することがわかる。従っ
て、結晶方位<110>に該当する部位が、(100)
半導体ウエハ基板において物性上最も高い機械的強度を
有することになる。
【0020】通常、半導体ウエハ基板には、ウエハ面内
の<110>方位を示すオリエンテーションフラットや
オリエンテーションノッチ或いはその他のマーキングが
設けられているから、個々の半導体ウエハ基板における
結晶方位<110>は、これらオリエンテーションフラ
ットまたはオリエンテーションノッチに基づいて特定す
ることが可能である。
【0021】例えば、結晶方位[110]と等価な方位
である表1に示したE,F,G,Hの各結晶方位は、い
ずれも半導体ウエハ基板の半径方向にあり、かつウエハ
の周方向で90度の角度間隔となる。従って、各結晶方
位に該当するウエハ裏面上の部位として、表1のE,
F,G,Hのいずれかの方位に当たる部位を支持位置を
特定した場合には、その支持位置は、半導体ウエハ基板
裏面のウエハの中心角90度間隔で存在する半径方向上
の位置となる。
【0022】支持位置は、結晶方位<110>上の部
位、即ち表1のA〜Lの方位上の部位であれば任意の部
位を特定することができる。但し、半導体ウエハ基板を
基板支持台上に載置した場合、安定に支持するため、少
なくとも方位の異なる3点を特定することが好ましい。
【0023】また、各結晶方位ごとに方位上の複数の部
位を支持位置として特定することができる。更に、各結
晶方位ごとに方位に該当する直線部分を支持するように
特定することもできる。これらの場合には、半導体ウエ
ハ基板を基板支持台上に載置した場合に、機械的強度を
有する部位で、かつより安定に半導体ウエハ基板を支持
することができるため、特に重量の大きい大径の半導体
ウエハ基板に有利である。
【0024】載置工程では、半導体ウエハ基板の最も機
械的強度を有する支持位置に基板支持台の支持部を合致
させて載置するので、載置の際の衝撃により、半導体ウ
エハ裏面にキズ、割れ等が発生することを防止すること
ができる。ここで、基板支持台の支持部は、予め半導体
ウエハ基板の支持位置に対応した位置に設けたものでな
ければならない。
【0025】また、基板支持台をエピタキシャル成長炉
内の所定位置に設け、半導体ウエハ基板をエピタキシャ
ル成長炉外部から搬入し、基板支持台に載置することが
できる他、エピタキシャル成長炉外部で半導体ウエハ基
板に支持位置を特定した後、基板支持台に載置し、その
後、半導体ウエハ基板を載置した基板支持台ごとエピタ
キシャル成長炉内の所定位置に搬入するように構成する
こともできる。
【0026】成長工程では、最も機械的強度を有する支
持位置で半導体ウエハ基板を支持した状態でエピタキシ
ャル成長プロセスを実行しているので、半導体ウエハ基
板の結晶格子のスリップの発生を低減することができ、
歩溜まりを向上させることができる。このため、高品質
なエピタキシャルウエハを製造することが可能となる。
【0027】また、結晶格子のスリップ発生を低減でき
るので、成長時の加熱条件の制限を緩和することがで
き、エピタキシャル成長プロセスのスループットを向上
させることができる。
【0028】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
エピタキシャルウエハ製造方法において、前記位置決め
工程が、結晶方位<110>を中心とする±10度の範
囲内の部位を支持位置として特定することを特徴とす
る。
【0029】本発明において、「結晶方位<110>を
中心とする±10度の範囲内の部位」は、半導体ウエハ
基板の高い強度を維持することができる位置である。す
なわち、図7は、(100)シリコンウエハの最外周を
90度間隔で支持し、その支持位置を結晶方位[11
0]からずらした場合の支持位置と発生応力との関係図
を示したものである。この関係図は、図6のポアソン比
の結晶異方性を考慮した有限要素法による計算機シュミ
レーションにより算出したものである。
【0030】図7において、横軸は、結晶方位[11
0]から該方位と直角な方位[100]までの方位を角
度で表し、縦軸は各結晶方位に当たる位置での発生応力
値を表している。図7によると結晶方位[110]との
角度が10度以下の場合に発生応力値が約0.1255
MPa以下となり、半導体ウエハ基板の機械的強度が低
減しないことがわかる。
【0031】言い換えると、半導体ウエハ基板を結晶方
位<110>を中心とする±10度の範囲内で支持しエ
ピタキシャル成長プロセスを実行するのであれば、半導
体ウエハ基板の高い機械的強度を維持でき、結晶格子の
スリップ欠陥の発生を防止できる。このため、かかる範
囲内で半導体ウエハ基板の支持位置に自由度を持たせる
ことができ、サイズの異なる複数の半導体ウエハ基板の
基板支持台への載置、エピタキシャル成長を一枚ごとに
連続的に行わせることが容易になる。
【0032】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載のエピタキシャルウエハ製造方法において、前記成
長工程が、前記半導体ウエハ基板を前記基板支持台に固
定した状態で、前記基板支持台を回転させながら前記半
導体ウエハ基板の表面にエピタキシャル層を成長させる
ことを特徴とする。
【0033】本発明は、半導体ウエハ基板を基板支持台
と固定した状態で回転させながらエピタキシャル成長す
るため、半導体ウエハ基板の回転中に支持位置と基板支
持台の支持部との間に相対的なずれを生じることはな
い。従って、半導体ウエハ基板裏面にずれによるキズ等
が生じることを防止でき、欠陥のない高品質なエピタキ
シャルウエハを製造することができる。
【0034】半導体ウエハ基板と基板支持台との固定
は、半導体ウエハ基板が回転中に支持位置が移動しない
ようにするものであれば、その構成は特に限定されるも
のではない。例えば、基板支持台に設けた保持部により
半導体ウエハ基板の側面を保持することに固定するよう
に構成することができる。
【0035】また、半導体ウエハ基板裏面の支持位置で
基板支持台と固定するように構成しても良い。この場合
の好ましい態様としては、請求項4に記載したとおりで
ある。 即ち、請求項4に係る発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載のエピタキシャルウエハ製造方法に
おいて、前記位置決め工程が、前記支持位置に前記支持
台の支持部に嵌合する凹部を設ける工程を含むことを特
徴とする。
【0036】本発明では、位置決め工程で特定された支
持位置に、基板支持台の支持部に嵌合する凹部を設けて
いるので、半導体ウエハ基板を基板支持台に載置した
際、支持部と該凹部との嵌合により、半導体ウエハ基板
が基板支持台に固定される。従って、半導体ウエハ基板
は、基板支持台に固定された状態で回転し、回転中に基
板支持台と支持位置との間に相対的なずれは生じず、半
導体ウエハ基板へのキズ等の発生を防止することができ
る。
【0037】本発明において、半導体ウエハ基板の支持
位置に設ける凹部は、基板支持台の支持部と嵌合するも
のであれば、その構成は限定されるものではない。例え
ば、支持部と嵌合する半球状の凹部またはV字溝等とす
ることができる。
【0038】請求項5に係る発明は、半導体単結晶から
結晶面(100)で切り出された半導体ウエハ基板をエ
ピタキシャル成長炉内の所定位置に設けられた基板支持
台により支持してエピタキシャル成長プロセスに付すこ
とにより、エピタキシャルウエハを製造する装置におい
て、前記基板支持台が、半導体ウエハ基板を支持する支
持部を有し、該支持部は前記半導体ウエハ基板の裏面の
結晶方位<110>に該当する部位に対応した位置に設
けられていることを特徴とする。
【0039】本発明は、請求項1に記載のエピタキシャ
ルウエハ製造方法を実施する装置である。「結晶方位<
110>に該当する部位に対応した位置」とは、半導体
ウエハ基板を基板支持台に載置した状態で、結晶方位<
110>上に存在する部位と接触する位置をいう。そし
て、基板支持台の支持部は、半導体ウエハ基板を載置し
たときに、該位置に合致する箇所に設ける。
【0040】本発明では、基板支持台の支持部が結晶方
位<110>に該当する部位に対応した位置に設けられ
ているため、該支持部により、半導体ウエハ基板の裏面
を最も機械的強度を有する位置で支持することできる。
このため、基板支持台上に半導体ウエハ基板を載置する
際に、ウエハ基板に載置の衝撃によるキズ等の発生を防
止できる。また、エピタキシャル成長の際、ウエハに発
生する結晶格子のスリップを低減することができ、高品
質なエピタキシャルウエハを製造することができる。
【0041】支持部は、結晶方位<110>に該当する
位置に合致するように設けられていれば、その構成は特
に限定されるものではなく、任意の部位とすることがで
きる。但し、半導体ウエハ基板を基板支持台上に載置し
た場合、安定に支持するため、支持支持台は、少なくと
も方位の異なる3つの支持部を設けることが好ましい。
また、半導体ウエハ基板を安定して支持するため、支持
部は、半導体ウエハ基板の外周部に近い部位を支持する
ように設けることが好ましい。
【0042】また、支持部は、各方位ごとに該方位上に
複数の部位を支持するように構成することができる。更
に、支持部は、各方位ごとに該方位に該当する直線部分
の部位を支持するように構成してもよい。これらの場合
には、半導体ウエハ基板を基板支持台上に載置した場合
に、機械的強度を有する部位で、かつより安定に半導体
ウエハ基板を支持することができるため、特に重量の大
きい大径の半導体ウエハ基板に有利である。
【0043】支持部の形状及び大きさも特に限定される
ものではない。例えば、支持部を該当する方位に点接触
する凸部として構成することができる。また、支持部を
該当する方位に直線で接触する凸状として構成すること
もできる。
【0044】例えば、結晶方位[110]と等価な方位
である表1のE,F,G,Hの4つ方位は、上述のとお
り、いずれも半導体ウエハ裏面上の半径方向で、かつ各
々ウエハの中心角で90度間隔の方向となる。従って、
これらの4つの結晶方位にあたる部位で半導体ウエハ基
板を支持する場合には、基板支持台の支持部を、それぞ
れサセプタの90度間隔の半径上に設けた4つの凸部と
して構成することができる。また、支持部を、該半径方
向の直線状の凸部として構成することもできる。
【0045】尚、エピタキシャル成長時に、半導体ウエ
ハ基板を基板支持台で支持した状態で、半導体ウエハ基
板を基板支持台の下方から加熱する場合、基板支持台の
支持部を凸部の高さは出来るだけ低いことが好ましい。
これは、半導体ウエハ基板への熱伝導性を良好にし、均
一なエピタキシャルウエハを製造するためである。
【0046】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
エピタキシャルウエハ製造装置において、前記基板支持
台の前記支持部が、結晶方位<110>を中心とする±
10度の範囲内のウエハ裏面上の部位に対応した位置に
設けられていることを特徴とする。
【0047】本発明は、請求項2に記載の発明を実施す
るための装置であり、請求項2に係る発明と同様の作用
効果を奏する。
【0048】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
エピタキシャルウエハ製造装置において、半導体ウエハ
基板の裏面の結晶方位<110>を中心とする±10度
の範囲内の位置に凹部が設けられ、前記基板支持台の前
記支持部が、半導体ウエハ基板の裏面の該凹部に嵌合す
る凸部を備えていることを特徴とする。
【0049】本発明は、請求項4に係る発明を実施する
ための装置である。本発明では、基板支持台が半導体ウ
エハ基板裏面の前記支持位置に設けられた凹部に嵌合す
る凸状の支持部を備えているので、半導体ウエハ基板を
基板支持台に載置した際、基板支持台の凸状支持部と半
導体ウエハ基板の凹部とが嵌合し固定される。従って、
半導体ウエハ基板は、基板支持台に固定された状態で支
持され回転し、回転中に基板支持台と支持位置がずれる
ことなく、半導体ウエハ基板にキズ等が生じることを防
止することができる。
【0050】本発明の凸状支持部は、半導体ウエハ基板
の凹部と嵌合するものであれば、その構成は限定される
ものではない。例えば、半導体ウエハ基板の凹部が半球
状であれば、凸状支持部をそれに対応させて半球状に構
成することができる。また、基板支持台に半球状の凹部
を設け、該凹部に球状の支持部を嵌合させ、該球状の上
半球部分を半導体ウエハ基板の凹部と嵌合させるように
構成してもよい。また、半導体ウエハ基板の凹部が半径
方向に設けられたV字溝であれば、支持部を半径方向の
逆V字形状とすることができる。
【0051】また、支持部の材質は、特に限定されるも
のではないが、エピタキシャル成長時の熱処理によりウ
エハを汚染しない材料、例えば、SiC、石英等で構成
することが好ましい。
【0052】請求項8に係る発明は、請求項5〜7のい
ずれか1項に記載のエピタキシャルウエハ製造装置にお
いて、前記基板支持台と前記支持部との間に弾性部材を
備えたことを特徴とする。
【0053】本発明は、基板支持台の本体と支持部との
間に弾性部材が設けられているので、半導体ウエハ基板
を基板支持台に載置する際及び基板支持台を回転させて
エピタキシャル成長させる際の衝撃を緩和して、半導体
ウエハ基板へのキズ等の発生を防止することができる。
【0054】弾性部材の構成は特に限定されるものでは
なく、例えば、薄い石英、ガラス繊維等を使用すること
ができる。
【0055】例えば、基板支持台に半球状の凹部を設
け、該凹部に球状の支持部を嵌合させ、該球状の上半球
部分を半導体ウエハ基板の凹部と嵌合させるように構成
する場合には、基板支持台の凹部に弾性部材としての薄
い石英、ガラス繊維等を設けることができる。
【0056】本願の更に別の発明は、半導体単結晶から
結晶面(100)で切り出された半導体ウエハ基板にお
いて、前記半導体ウエハ基板の裏面に、結晶方位<11
0>に該当する部位を支持位置として特定されているこ
とを特徴とする。
【0057】本発明では、結晶方位<110>に該当す
る部位が予め支持位置として特定されているので、半導
体ウエハ基板の該支持位置を基板支持台の支持部に合致
させて載置することにより、半導体ウエハ基板の裏面を
最も機械的強度を有する位置で支持することできる。こ
のため、基板支持台上に半導体ウエハ基板を載置する際
に、ウエハ基板に載置の衝撃によるキズ等の発生を防止
できる。また、エピタキシャル成長の際、ウエハに発生
する結晶格子のスリップを低減することができ、高品質
なエピタキシャルウエハを製造することができる。
【0058】ここで、本発明の支持位置は、ウエハ面内
の<110>方位を示すオリエンテーションフラットや
オリエンテーションノッチ等に基づいて特定することが
可能である。
【0059】また、支持位置には、結晶方位<110>
に該当する部位に施されたマーク、ノッチ等の切欠き部
等が含まれる。また、基板支持台が凸状支持部を有する
場合には、支持位置を該凸状支持部に嵌合する凹部とす
ることもできる。この場合には、請求項7と同様の作用
効果を奏する。
【0060】本願の更に別の発明は、半導体単結晶から
結晶面(100)で切り出された半導体ウエハ基板にお
いて、前記半導体ウエハ基板の裏面に、結晶方位<11
0>を中心とする±10度の範囲内の部位を支持位置と
して特定されていることを特徴とする。
【0061】本発明では、半導体ウエハ基板の支持位置
として結晶方位<110>を中心とする±10度の範囲
内の部位が予め特定されており、請求項2と同様の作用
効果を奏する。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図示例とともに説明する。図2には、本発
明の一実施形態に係るエピタキシャルウエハ製造装置の
概略構成図を示している。この実施形態における半導体
ウエハ製造装置は、横型炉を応用したものであり、エピ
タキシャル成長炉1、エピタキシャル成長炉内の基板支
持台としてのSiC製のサセプタ3、サセプタ3上のシ
リコンウエハ基板Wを加熱する複数の赤外線ランプ5か
ら概略構成されている。
【0063】本実施形態のサセプタ3は、エピタキシャ
ル成長炉1内の所定位置で、シリコン単結晶を結晶面
(100)で切り出されたシリコンウエハ基板を支持す
るものであり、サセプタ3の表面には、シリコンウエハ
基板Wを支持する4つの凸状支持部7が設けられてい
る。
【0064】図1は、シリコンウエハ基板Wが載置され
た状態のサセプタ3の斜視図を示し、図3は、サセプタ
3の平面図を示している。各凸状支持部7は、シリコン
ウエハ基板Wの結晶面(100)に対し、最も機械的強
度を有する結晶方位[110]と等価な方位である表1
のE,F,G,Hに該当する部位を支持するように設け
られている。これらの4つの方位は、シリコンウエハ基
板Wの裏面上で、かつ90度の角度間隔で半径方向に該
当する。このため、凸状支持部7は、各方位に対応して
中心から外周に向かい半径方向に延びる直線状となって
おり、各々90度の角度間隔で設けられている。また、
サセプタ3とシリコンウエハ基板Wとの間隙を小さくし
て、エピタキシャル成長の際の加熱時にシリコンウエハ
基板Wへの熱伝導性を良好にするため、凸状支持部7の
高さは、約0.2mmとなっている。
【0065】尚、凸状支持部7の形状は、直線状に限定
されるものではなく、結晶方位<110>上にあれば、
シリコンウエハ基板W裏面と点接触するように半球形状
としてもよい。この場合のサセプタ3の平面図を図4に
示す。更に、シリコンウエハ基板Wを安定させて支持す
るため、各方位ごとに半球形状の凸状支持部7をそれぞ
れ複数設けてもよい。
【0066】支持部7の位置は、機械的強度が著しく減
少しない位置、すなわち各結晶方位に該当する位置から
シリコンウエハ基板Wの中心角で±10度の角度範囲内
に設けてもよい。また、凸状支持部7の上面を該角度範
囲に亘り平坦面とすることもできる。
【0067】次に、本実施形態のエピタキシャルウエハ
製造装置を利用したエピタキシャルウエハ製造方法につ
いて説明する。本実施形態のエピタキシャルウエハ製造
方法は、支持位置の位置決め工程と、シリコンウエハの
載置工程と、シリコンウエハのエピタキシャル成長工程
から構成される。
【0068】位置決め工程では、シリコンウエハ基板W
に結晶方位[110]と等価な方位である表1のE,
F,G,Hに該当する部位をマーキングし、支持位置と
して特定する。該結晶方位の方向は、予めオリエンテー
ションフラット加工工程によりシリコンウエハ基板Wの
外径部分に加工された特定の方位を示すフラット部に基
づいて定められる。
【0069】例えば、図8に示すように、シリコンウエ
ハ基板Wのオリエンテーションフラットが、結晶方位<
110>の方向を示している場合には、該フラット部分
と垂直な直線方向及び該直線方向と垂直な直線方向が、
結晶方位[110]と等価な方向となる。従って、オリ
エンテーションフラットと垂直な方向で、かつシリコン
ウエハの中心点を通る直線上の任意の部位及び該直線と
垂直で、かつシリコンウエハの中心点を通る直線上の任
意の部位を支持位置として特定し、マークを施す。尚、
結晶方位<110>を中心した±10度の範囲内の部位
を支持位置としてマークを施してもよい。
【0070】尚、本実施形態では、表1のE,F,G,
Hの方位に該当する部位を特定しているが、これに限ら
れるものではなく、表1のA〜Lの方位のいずれの方位
に該当する部位を支持位置として特定できる。
【0071】本実施形態では、オリエンテーションフラ
ットに基づいて、支持位置を特定しているが、オリエン
テーションノッチがある場合には、これに基づいて支持
位置を特定することができる。例えば、図9に示すよう
に、ノッチが、結晶方位<110>上に該当する部分に
存在するときには、ノッチとシリコンウエハの中心点を
通る直線上の任意の部位及び該直線と垂直で、かつシリ
コンウエハの中心点を通る直線上の任意の部位を支持位
置として特定し、マークを施す。
【0072】次に、載置工程では、位置決め工程におい
て、支持位置が特定されたシリコンウエハ基板Wが、ロ
ボットハンド(図示せず)により、サセプタ3上に載置
される。このとき、エピタキシャル成長炉1内部は、赤
外線ランプ5により約700〜800℃に余熱されてい
る。
【0073】シリコンウエハ基板Wのサセプタ3への載
置は、シリコンウエハ基板Wの支持位置としてマークを
施した箇所が、サセプタ3の凸状支持部7と合致して設
置されるように、ロボットハンドが制御される。
【0074】支持位置は、シリコンウエハ基板Wの最も
機械的強度を有する結晶方位に該当する部位であるた
め、シリコンウエハ基板Wへの載置時の衝撃によるりキ
ズ等の発生を低減することができる。
【0075】尚、本実施形態では、エピタキシャル成長
炉1内でシリコンウエハ基板Wをサセプタ3上に載置し
ているが、サセプタ3上に設置する支持部7を設けたホ
ルダを用意し、エピタキシャル成長炉1外部でシリコン
ウエハを該ホルダに載置するように構成しても良い。こ
の場合には、シリコンウエハ基板Wの支持位置にホルダ
の支持部7を合致させるという精密な作業を、エピタキ
シャル成長炉1外部で目視により確認しながら行えるの
で、載置作業の正確性を確保することができるという利
点がある。
【0076】成長工程では、サセプタ3の支持部7でシ
リコンウエハ基板Wを支持した状態のまま、反応ガス注
入口9から、SiHCl3 等の反応ガスがエピタキシャ
ル成長炉1内部に注入される。さらに、エピタキシャル
成長炉1の内部が、反応温度である約1100〜120
0℃に加熱されると共に、反応ガスの還元、熱分解作用
により、シリコンウエハ基板Wの表面にエピタキシャル
層が成長する。
【0077】このように、シリコンウエハ基板Wは、サ
セプタ3の支持部7により、最も機械的強度を有する部
位で支持された状態で、エピタキシャル成長プロセスに
付されるので、シリコンウエハ基板Wに結晶格子のスリ
ップの発生を低減することができる。また、スリップの
発生を低減できるので、エピタキシャル成長時の加熱条
件の制限を緩和することができ、エピタキシャル成長プ
ロセスのスループットを向上させることができる。
【0078】また、エピタキシャル成長工程において、
均一なエピタキシャルウエハを製造するため、シリコン
ウエハ基板Wをサセプタ3ごと回転させてもよい。この
場合には、サセプタ3の表面に凹部を設け、該凹部にS
iC、石英等の材質で構成された球状支持部7の下部を
嵌合させることができる。そして、シリコンウエハ基板
W裏面の表1のE,F,G,Hの結晶方位に位置に球状
の支持部7の上部が嵌合する凹部を設け、シリコンウエ
ハ基板Wをサセプタ3上に載置したときに、シリコンウ
エハ基板W裏面の凹部に支持部7を嵌合させるように構
成してもよい。
【0079】図5は、このようなサセプタ3上に、シリ
コンウエハ基板Wを載置した状態のシリコンウエハ基板
Wとサセプタ3の断面図を示している。この場合には、
シリコンウエハ基板W裏面の凹部と、サセプタ3の支持
部7の上部が嵌合するため、サセプタ3を回転させて
も、サセプタ3とシリコンウエハ基板Wとにずれが生じ
ない。このため、回転中に、シリコンウエハ基板W裏面
にキズ等が生じることがなく、高品質なエピタキシャル
ウエハを製造することが可能である。尚、球状支持部7
がサセプタ3と嵌合する凹部に、薄い石英、ガラス繊維
等の弾性部材を設けても良い。この場合には、シリコン
ウエハ基板Wのサセプタ3への載置時、及びサセプタ3
の回転中の衝撃を緩和し、シリコンウエハ基板Wにキズ
などの欠陥の発生を低減することが可能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、結晶面
(100)の半導体ウエハ基板の結晶方位<110>に
該当する裏面上の部位を支持した状態でエピタキシャル
成長プロセスを実行するため、半導体ウエハ基板にキ
ズ、結晶格子のスリップの発生を低減することができ、
高品質なエピタキシャルウエハを製造することができる
という効果がある。
【0081】また、本発明は、結晶面(100)の半導
体ウエハ基板の結晶方位<110>に該当する裏面上の
部位を支持し固定した状態で回転させてエピタキシャル
成長プロセスを実行するため、半導体ウエハ基板にキ
ズ、結晶格子のスリップ等の発生を低減することができ
るとともに、均質なエピタキシャルウエハを製造するこ
とができるという効果がある。
【0082】また、本発明は、エピタキシャル成長プロ
セスを実行する際に、半導体ウエハ基板に結晶格子のス
リップの発生を低減することができるため、エピタキシ
ャル成長工程におけるスリップ発生防止のための加熱条
件の制限を緩和することができる。従って、エピタキシ
ャルウエハ製造における処理効率を大幅に向上させるこ
とができるという効果がある。
【0083】更に、本発明は、結晶面(100)の半導
体ウエハ基板の結晶方位<110>から±10度の範囲
内の部位を支持した状態でエピタキシャル成長プロセス
を実行するため、ウエハに発生する結晶格子のスリップ
の低減という効果を維持しつつ、支持位置に自由度を持
たせることができる。このため、サイズの異なる複数の
半導体ウエハ基板の基板支持台への設置、エピタキシャ
ル成長を一枚ごとに連続的に行わせることが容易になる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるサセプタにシリコンウエハ
基板を載置した状態の斜視図である。
【図2】本実施形態におけるエピタキシャルウエハ製造
装置の概略構成図である。
【図3】本実施形態におけるサセプタの平面図である。
【図4】本実施形態におけるサセプタの平面図である。
【図5】本実施形態におけるサセプタにシリコンウエハ
基板を載置した状態の断面図である。
【図6】結晶面(100)のシリコンウエハにおけるポ
アソン図である。
【図7】結晶方位と応力との関係図である。
【図8】オリエンテーションフラット加工を施したシリ
コンウエハの平面図である。
【図9】オリエンテーションノッチ加工を施したシリコ
ンウエハの平面図である。
【符号の説明】
1:エピタキシャル成長炉 3:サセプタ 5:赤外線ランプ 7:支持部 9、11:反応ガス注入口 W:シリコンウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 和俊 群馬県安中市中野谷555番地の1 株式会 社スーパーシリコン研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体単結晶から結晶面(100)で切
    り出された半導体ウエハ基板をエピタキシャル成長炉内
    の所定位置に設けられた基板支持台により支持してエピ
    タキシャル成長プロセスに付すことによりエピタキシャ
    ルウエハを製造する方法において、 前記半導体ウエハ基板の裏面に、結晶方位<110>に
    該当する部位を支持位置として特定する位置決め工程
    と、 前記支持位置と前記基板支持台の支持部とを合致させ
    て、半導体ウエハ基板を該基板支持台に載置する載置工
    程と、 前記所定位置において、前記支持位置を前記基板支持台
    の支持部で支持した状態で、前記半導体ウエハ基板の表
    面にエピタキシャル層を成長させる成長工程と、を備え
    たことを特徴とするエピタキシャルウエハ製造方法。
  2. 【請求項2】 前記位置決め工程が、結晶方位<110
    >を中心とする±10度の範囲内の部位を支持位置とし
    て特定することを特徴とする請求項1に記載のエピタキ
    シャルウエハ製造方法。
  3. 【請求項3】 前記成長工程が、前記半導体ウエハ基板
    を前記基板支持台に固定した状態で、前記基板支持台を
    回転させながら前記半導体ウエハ基板の表面にエピタキ
    シャル層を成長させることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のエピタキシャルウエハ製造方法。
  4. 【請求項4】 前記位置決め工程が、前記支持位置に前
    記支持台の支持部に嵌合する凹部を設ける工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエ
    ピタキシャルウエハ製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体単結晶から結晶面(100)で切
    り出された半導体ウエハ基板をエピタキシャル成長炉内
    の所定位置に設けられた基板支持台により支持してエピ
    タキシャル成長プロセスに付すことにより、エピタキシ
    ャルウエハを製造する装置において、 前記基板支持台が、半導体ウエハ基板を支持する支持部
    を有し、該支持部は前記半導体ウエハ基板の裏面の結晶
    方位<110>に該当する部位に対応した位置に設けら
    れていることを特徴とするエピタキシャルウエハ製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記基板支持台の前記支持部が、結晶方
    位<110>を中心とする±10度の範囲内のウエハ裏
    面上の部位に対応した位置に設けられていることを特徴
    とする請求項5に記載のエピタキシャルウエハ製造装
    置。
  7. 【請求項7】 半導体ウエハ基板の裏面の結晶方位<1
    10>を中心とする±10度の範囲内の位置に凹部が設
    けられ、前記基板支持台の前記支持部が、半導体ウエハ
    基板の裏面の該凹部に嵌合する凸部を備えていることを
    特徴とする請求項6に記載のエピタキシャルウエハ製造
    装置。
  8. 【請求項8】 前記基板支持台と前記支持部との間に弾
    性部材を備えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれ
    か1項に記載のエピタキシャルウエハ製造装置。
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