JPH1110567A - 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム - Google Patents

二足歩行型ロボットの遠隔制御システム

Info

Publication number
JPH1110567A
JPH1110567A JP9164542A JP16454297A JPH1110567A JP H1110567 A JPH1110567 A JP H1110567A JP 9164542 A JP9164542 A JP 9164542A JP 16454297 A JP16454297 A JP 16454297A JP H1110567 A JPH1110567 A JP H1110567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
operator
robot
leg
sphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9164542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3649861B2 (ja
Inventor
Toru Takenaka
透 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP16454297A priority Critical patent/JP3649861B2/ja
Priority to US09/063,572 priority patent/US6353773B1/en
Publication of JPH1110567A publication Critical patent/JPH1110567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3649861B2 publication Critical patent/JP3649861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オペレータが自身の操作動作によりロボットの
脚体の動作を感覚的に認識しつつ、確実にロボットの脚
体の所望の動作を行わしめることができると共に、ロボ
ットを広範囲にわたって移動させることができる二足歩
行型ロボットの遠隔制御システムを提供する。 【解決手段】シート14に着座したオペレータOPがそ
の各足平に、足底に接地センサ26を有するシューズ2
5を履いて回転自在な球体15上に載せ、一方の足平を
球体15に対して上げ下げしながら他方の足平によって
球体15を回転させる。その際の球体15の回転量及び
回転方向に基づいて、二足歩行型ロボットの遊脚側の脚
体の足平部の支持脚側の脚体の足平部に対する着床位置
/姿勢を決定してロボットに指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二足歩行型ロボッ
トの遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットの遠隔制御システムにあって
は、ロボットの動作をジョイスティック等の操作子の操
作によりロボットに指令するものが従来より知られてい
る。
【0003】この種のシステムでは、例えば二足歩行型
ロボットを前進側に歩行させる際には、オペレータがジ
ョイスティック等の操作子をロボットの前進側に対応す
る向きに操作し、このとき、例えば該操作子の操作量に
よって、ロボットの歩幅や歩行速度等を指令する。
【0004】しかしながら、このようなシステムでは、
二足歩行型ロボットの歩行時の各脚体の動作(両脚の着
床、離床を交互に繰り返す動作)と、その動作に対応し
た操作子の操作とは全く異なる形態をとるため、オペレ
ータにとっては、ロボットの脚体の実際の動きが感覚的
に判りづらい。例えば、操作子の操作量によって、二足
歩行型ロボットの歩幅を指令する場合、ロボットの歩幅
が、オペレータが想定した歩幅よりも大きかったり、小
さかったりしても、それを操作子の操作量から感覚的に
オペレータが知ることは難しい。
【0005】このため、上記のようなシステムでは、オ
ペレータが意図したロボットの脚体の動作形態と、操作
子の操作形態との間にずれを生じやすく、オペレータが
意図したロボットの動作を確実にロボットに行わしめる
ためには、操作子の操作に熟練を要するものとなってい
た。
【0006】また、ロボットの遠隔制御システムでは、
オペレータがその全身にマスター装置を装着して、例え
ば、ロボットを歩行させようとする場合に、オペレータ
自身が実際に歩行し、その歩行動作をマスター装置から
ロボットに指令するようにしたものが知られている。
【0007】しかしながら、このようなシステムでは、
ロボットの移動環境と同じような広さの設備をマスター
装置側に設けておかなければならず、その結果、設備上
の制約等を受けて、ロボットを広範囲にわたって移動さ
せることが困難なものとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、二足歩行型ロボットの歩行等の脚体の動作を行わ
しめるに際して、オペレータが自身の操作動作によりロ
ボットの脚体の動作を感覚的に認識しつつ、確実にロボ
ットの脚体の所望の動作を行わしめることができると共
に、ロボットを広範囲にわたって移動させることができ
る二足歩行型ロボットの遠隔制御システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の二足歩行型ロボ
ットの遠隔制御システムの第1の態様は、かかる目的を
達成するために、二足歩行型ロボットの脚体をオペレー
タの操作に応じて動作させる遠隔制御システムにおい
て、オペレータの上体を支持する上体支持機構と、該上
体支持機構に上体を支持したオペレータの両足平を載せ
る回転自在な球体と、オペレータの各足平が前記球体に
接地しているか該球体から離反しているかを検出する足
平接地/離反検出手段と、オペレータの一方の足平が前
記球体から離反されてから該球体上に再び接地される際
に該球体がオペレータの他方の足平によって回転された
ときの前記球体の回転量及び/又は回転方向を検出する
球体回転検出手段と、前記足平接地/離反検出手段によ
り前記球体から離反されたことが検出されたオペレータ
の足平に対応する前記二足歩行型ロボットの脚体を離床
・着床を行わしめるべき脚体として、前記球体回転検出
手段により検出された前記球体の回転量及び/又は回転
方向に応じた該脚体の着床位置及び/又は姿勢を前記二
足歩行型ロボットに指令する脚体動作指令手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記二足歩行型ロ
ボットを移動させる場合には、前記上体支持機構に上体
を支持したオペレータ自身が、該ロボットに行わせよう
とする該ロボットの脚体の動作で移動するかのようにし
て、該オペレータの一方の足平を一旦持ち上げて前記球
体から離反させた後、その持ち上げた足平を降ろして前
記球体上に再び接地させる。さらに、その持ち上げた足
平を球体上に降ろした際のオペレータの両足平の位置及
び/又は姿勢関係を、該ロボットに行わせようとする該
ロボットの脚体の動作形態での該ロボットの持ち上げ側
の脚体(遊脚側の脚体)の着床時の両脚体の足平部の位
置及び/又は姿勢関係に対応させるようにして、前記球
体に接地させている足平を移動させて該球体を回転させ
る。例えば前記ロボットに所望の歩幅で前進歩行を行わ
せる場合には、オペレータがその両足平を前記球体に対
して交互に上げ下げし、この際、球体上に接地させてい
る足平を持ち上げ側の足平(球体から離反させている側
の足平)に対して後方に移動させるように球体を回転さ
せると共に、この時の球体の回転量をロボットに行わせ
ようとする歩行形態での歩幅に合わせる(歩幅が大きい
程、球体の回転量を多くする)。また、例えば、ロボッ
トの前進側への歩行に際してロボットの遊脚側の脚体の
足平部を着床側の脚体の足平部に対して斜めに着床させ
てロボットの移動方向を変更させるような場合には、オ
ペレータは、その持ち上げ側の足平を球体上に接地させ
る際に、その足平に対して、球体上に接地させている他
方の足平が斜めに向くようにして該球体を斜め方向に回
転させる。
【0011】このような操作をオペレータが行っている
とき、前記脚体動作指令手段は、前記足平接地/離反検
出手段により前記球体から離反されたことが検出された
オペレータの足平に対応する前記二足歩行型ロボットの
脚体の離床・着床を行わしめるべき脚体として、前記球
体回転検出手段により検出された前記球体の回転量及び
/又は回転方向に応じた該脚体の着床位置及び/又は姿
勢を前記二足歩行型ロボットに指令する。このとき、前
記球体の回転量や回転方向は、前述の如くオペレータが
意図したロボットの脚体の動作形態での該ロボットの遊
脚側の脚体の着床時の両脚体の足平部の位置及び/又は
姿勢関係に対応するものであるので、該球体の回転量及
び/又は回転方向に応じた脚体の着床位置及び/又は姿
勢をロボットに指令することで、ロボットの脚体は、オ
ペレータの球体上での足運びの形態と同じような形態で
動作することとなる。
【0012】従って、本発明の第1の態様によれば、オ
ペレータの足平の動作形態に合わせて、ロボットの脚体
が動作することとなり、オペレータは、自身の足平の動
きをロボットの脚体の動作として認識することができ
る。また、オペレータは、その上体を前記上体支持機構
に支持した場所で、足平を動かすことで、ロボットを移
動させることができるため、広範な操縦設備を必要とす
ることなく、ロボットを広い範囲で移動させることがで
きる。
【0013】よって、本発明の第1の態様によれば、二
足歩行型ロボットの歩行等の脚体の動作を行わしめるに
際して、オペレータが自身の操作動作によりロボットの
脚体の動作を感覚的に認識しつつ、確実にロボットの脚
体の所望の動作を行わしめることができると共に、ロボ
ットを広範囲にわたって移動させることができる。
【0014】尚、かかる本発明の第1の態様では、前記
足平接地/離反検出手段は、例えば前記オペレータの各
足平に装着するシューズに備えることで、オペレータの
足平の球体に対する接地や離反を接点スイッチ等を用い
て簡単に検出することができる。また、前記球体の回転
量や回転方向は、例えばパソコンの画面上のカーソルを
動かすためのトラックボールと同様の手法によって検出
することが可能である。
【0015】次に、本発明の二足歩行型ロボットの遠隔
制御システムの第2の態様は、前記の目的を達成するた
めに、二足歩行型ロボットの脚体をオペレータの操作に
応じて動作させる遠隔制御システムにおいて、オペレー
タの上体を支持する上体支持機構と、該上体支持機構に
上体を支持したオペレータの両足平を載せ、その載架状
態で該足平を移動可能に支承する足平載架体と、オペレ
ータの各足平が前記足平載架体に接地しているか該足平
載架体から離反しているかを検出する足平接地/離反検
出手段と、オペレータの一方の足平が前記足平載架体か
ら離反されてから該足平載架体上に再び接地された際に
該足平載架体上のオペレータの両足平の相対的な位置及
び/又は姿勢を検出する足平位置/姿勢検出手段と、前
記足平接地/離反検出手段により前記足平載架体から離
反されたオペレータの足平に対応する前記二足歩行型ロ
ボットの脚体を離床・着床を行わしめるべき脚体とし
て、前記足平位置/姿勢検出手段により検出された前記
足平載架体上のオペレータの両足平の相対的な位置及び
/又は姿勢に応じた該脚体の着床位置及び/又は姿勢を
前記二足歩行型ロボットに指令する脚体動作指令手段と
を備えたことを特徴とする。
【0016】かかる本発明の第2の態様によれば、前記
二足歩行型ロボットを移動させる場合には、前記第1の
態様と同様に、前記上体支持機構に上体を支持したオペ
レータ自身が、該ロボットに行わせようとする該ロボッ
トの脚体の動作で移動するかのようにして、該オペレー
タの一方の足平を一旦持ち上げて前記足平載架体から離
反させた後、その持ち上げた足平を降ろして前記足平載
架体上に再び接地させる。さらに、その持ち上げた足平
を足平載架体上に降ろした際のオペレータの両足平の位
置及び/又は姿勢関係を、該ロボットに行わせようとす
る該ロボットの脚体の動作形態での該ロボットの持ち上
げ側の脚体(遊脚側の脚体)の着床時の両脚体の足平部
の位置及び/又は姿勢関係に対応させるようにして、前
記足平載架体に接地させている足平や、持ち上げた足平
を移動させる。
【0017】このような操作をオペレータが行っている
とき、前記脚体動作指令手段は、前記足平接地/離反検
出手段により前記足平載架体から離反されたことが検出
されたオペレータの足平に対応する前記二足歩行型ロボ
ットの脚体を離床・着床を行わしめるべき脚体として、
前記足平位置/姿勢検出手段により検出された前記足平
載架体上のオペレータの両足平の相対的な位置及び/又
は姿勢に応じた該脚体の着床位置及び/又は姿勢を前記
二足歩行型ロボットに指令する。このとき、オペレータ
の両足平の相対的な位置や姿勢は前述の如くオペレータ
が意図したロボットの脚体の動作形態での該ロボットの
遊脚側の脚体の着床時の両脚体の足平部の位置や姿勢関
係に対応するものであるので、オペレータの両足平の相
対的な位置及び/又は姿勢に応じた該脚体の着床位置及
び/又は姿勢をロボットに指令することで、ロボットの
脚体は、オペレータの足平載架体上での足運びの形態と
同じような形態で動作することとなる。
【0018】従って、本発明の第2の態様によっても、
オペレータの足平の動作形態に合わせて、ロボットの脚
体が動作することとなり、オペレータは、自身の足平の
動きをロボットの脚体の動作として認識することがで
き、また、オペレータは、その上体を前記上体支持機構
に支持した場所で、足平を動かすことで、ロボットを移
動させることができるため、広範な操縦設備を必要とす
ることなく、ロボットを広い範囲で移動させることがで
きる。
【0019】よって、本発明の第2の態様によれば、二
足歩行型ロボットの歩行等の脚体の動作を行わしめるに
際して、オペレータが自身の操作動作によりロボットの
脚体の動作を感覚的に認識しつつ、確実にロボットの脚
体の所望の動作を行わしめることができると共に、ロボ
ットを広範囲にわたって移動させることができる。
【0020】かかる本発明の第2の態様では、前記足平
載架体の上面部に設けられた分布型接触センサを備え、
前記足平接地/離反検出手段は、該分布型接触センサの
出力に基づき、オペレータの各足平が前記足平載架体に
接地しているか該足平載架体から離反しているかを検出
し、前記足平位置/姿勢検出手段は、該分布型接触セン
サの出力に基づき、オペレータの両足平の相対的な位置
及び/又は姿勢を検出する。
【0021】すなわち、前記分布型接触センサは、接触
の有無あるいは接触圧を検出するセンサ素子を例えばマ
トリクス状に配置したものであり、このような分布型接
触センサを足平載架体の状面部に設けておくことで、該
分布型接触センサの出力に基づき、オペレータの足平が
足平載架体上のどの位置にどのような向きで接触してい
るかが判る。これにより、該分布型接触センサの出力に
基づき、オペレータの各足平が前記足平載架体に接地し
ているか該足平載架体から離反しているかの検出と、オ
ペレータの両足平の相対的な位置及び/又は姿勢の検出
との両者の検出を容易に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様の一実施形態
を図1乃至図7を参照して説明する。
【0023】まず、図1及び図2はそれぞれ本実施形態
のシステムにおける二足歩行型ロボットと、このロボッ
トの操縦装置とを示している。
【0024】図1を参照して、本実施形態の二足歩行型
ロボットRは、頭部1を上端部に支持する胴体2下部か
ら一対の脚体3(図では便宜上、一本の脚体3のみを示
す)が下方に延設され、また、胴体2上部の左右両側部
から一対の腕体4(図では便宜上、一本の腕体4のみを
示す)が延設されている。
【0025】各脚体3は、その胴体2との連結箇所(股
関節部分)と膝関節部分と足首関節部分とにそれぞれ股
関節アクチュエータ5a、膝関節アクチュエータ5b及
び足首関節アクチュエータ5cを備え、さらに、足首関
節アクチュエータ5cの下側には、6軸力センサ6を介
して脚体3の接地部分である足平部7が取着されてい
る。この場合、本実施形態では、股関節アクチュエータ
5aはロボットRの前後、左右及び上下方向の3軸回り
の回転動作、膝関節アクチュエータ5bは、左右方向の
1軸回りの回転動作、足首関節アクチュエータ5cは前
後及び左右方向の2軸回りの回転動作を行うものであ
り、これらの各アクチュエータ5a〜5cを駆動するこ
とで、人間の脚とほぼ同様の脚体3の動作を行うことが
できるようになっている。尚、前記6軸力センサ6は、
足平部7への作用力(ロボットRの前後、左右及び上下
の3軸方向の力成分及びモーメント成分)を検出するも
のである。
【0026】同様に、各腕体4は、胴体2との連結箇所
(型関節部分)と肘関節部分と手首関節部分とにそれぞ
れ肩関節アクチュエータ8a、肘関節アクチュエータ8
b及び手首関節アクチュエータ8cを備え、該手首関節
アクチュエータ8cに6軸力センサ9を介してハンド1
0が取着されている。この場合、肩関節アクチュエータ
8aは、ロボットRの前後、左右及び上下方向の3軸回
りの回転動作、肘関節アクチュエータ8bは、ロボット
Rの左右方向の1軸回りの回転動作、手首関節アクチュ
エータ8cは前後、左右及び上下方向の3軸回りの回転
動作を行うものである。
【0027】また、胴体2には、前述の各アクチュエー
タ5a〜5c及び8a〜8cを駆動・制御する制御ユニ
ット11や、ロボットRの上体姿勢を示す胴体2の傾斜
状態を図示しない加速度センサやレートジャイロを用い
て検出する傾斜検出器12が備えられている。さらに、
各脚体3の各アクチュエータ5a〜5cの箇所にはそれ
らの変位(各軸回りの回転角)を検出するアクチュエー
タ変位検出器13a〜13cが備えられ、同様に、各腕
体4の各アクチュエータ8a〜8cの箇所にもアクチュ
エータ変位検出器(図示を省略する)が備えられてい
る。以下、各脚体3の各アクチュエータ5a〜5cを脚
用アクチュエータ5と総称し、また、これらに対応する
各アクチュエータ変位検出器13a〜13cをアクチュ
エータ変位検出器13と総称する。
【0028】図2を参照して、ロボット操縦装置Sは、
同図に仮想線で示すオペレータOPの上体を支持する上
体支持機構として、オペレータOPが着座するシート1
4を備え、また、シート14に着座したオペレータOP
がロボットRの脚体2を操縦するために該オペレータO
Pの両足平を載せる球体15を備えている。尚、ロボッ
ト操縦装置Sは、さらにロボットRの各腕体4を操縦す
るための装置も備えているのであるが、これについて
は、ここでは図示及び説明を省略する。
【0029】シート14の座部14aの前側下方には、
球体15を支持するために座部14aにブラケット16
を介して固設された球体支持用固定基台17が配置さ
れ、この固定基台17上に、球体15を保持する球体保
持用回転基台18が図2のZ軸(上下方向の軸)回りに
回転自在に設けられている。この回転基台18は、図3
に示すようにその下面部の中心部から固定基台17の内
部に向かって下方に突設された軸18aがベアリング1
7aを介して固定基台17に回転自在に支承され、これ
により、固定基台17上で、Z軸回りに回転自在とされ
ている。そして、球体15は、その下半部が回転基台1
8内に収容されて、該回転基台18と一体的にZ軸回り
に左右方向に回転自在で、且つ図2及び図3のX軸(前
後方向の軸)及びY軸(左右方向の軸)回りに回転自在
なように回転基台17に保持されている。
【0030】図3に示すように回転基台18の内部に
は、球体15の側面部(Y軸方向の面部)に外周面を圧
接させて回転自在に設けられた回転ローラ19と、この
回転ローラ19の回転量により球体15のX軸回りの回
転量(回転角)を検出するロータリエンコーダ20と、
球体15の後面部(X軸方向の面部)に外周面を圧接さ
せて回転自在に設けられた回転ローラ21と、この回転
ローラ21の回転量により球体15のY軸回りの回転量
(回転角)を検出するロータリエンコーダ22とが備え
られている。さらに、前記固定基台17の内部には、球
体15のZ軸回りの回転量(回転角)を検出すべく、該
球体15と一体的にZ軸回りに回転する回転基台18の
軸18aの下端部に取り付けられたロータリエンコーダ
23が備えられている。これらのロータリエンコーダ2
0,22,23は、本発明の第1の態様の構成に対応さ
せると、球体回転検出手段24を構成するものである。
【0031】また、本実施形態のシステムにおけるロボ
ット操縦装置Sでは、シート14に着座したオペレータ
OPがその各足平に装着する一対のシューズ25(図で
は説明の便宜上、一つのシューズのみを示す)を備えて
おり、オペレータOPはロボットRの操縦に際して該シ
ューズ25を履いた上で、自身の足平を球体15の上面
部(回転基台18から露出した部分)に載せるようにな
っている。この場合、各シューズ25の足底には、接点
スイッチ等により構成された接地センサ26(足平接地
/離反検出手段)が備えられており、該接地センサ26
は、オペレータOPの足平の装着したシューズ25が球
体15上に接地されているか球体15から離反されてい
るかに応じてON/OFF信号を出力する。
【0032】尚、シート14は、その座部14aが、前
後方向の軸心27回りにアクチュエータ28により左右
に傾動し(座部14aの左右の両側部が上下する)、さ
らに、左右方向の軸心29回りにアクチュエータ30に
より座部14aの前端部が上下する方向に傾動するよう
に基台31上に支持されている。そして、シート14の
背もたれ部14bは、左右方向の軸心32回りにアクチ
ュエータ33により前後に傾動するように座部14aの
後端部から起立され、この背もたれ部14bにオペレー
タOPの上体が図示しないバンド等により固定されるよ
うになっている。このようなシート14の構造は、ロボ
ットRの上体(胴体2)の傾斜姿勢を、オペレータOP
が自身の上体の傾斜姿勢によりロボットRに指示した
り、ロボットRの上体の姿勢の不安定さに応じて座部1
4aを傾動させたりするためのものであり、これについ
ては、本願出願人が先に特願平8−343922号にて
詳細に説明しているので、ここでは詳細な説明を省略す
る。
【0033】一方、本実施形態のシステムでは、前述の
ロボットRの動作制御を行うために、図4のブロック図
に示す制御システムを備えている。
【0034】この制御システムは、その構成を大別する
と、ロボット操縦装置S側に設けた制御ユニット34
と、ロボットRに設けた前記制御ユニット11と、これ
らの制御ユニット34,11間での通信を行うための通
信装置35とから構成されている。以下、制御ユニット
34をマスター側制御ユニット34と称し、制御ユニッ
ト11をロボット側制御ユニット11と称する。尚、通
信装置35の通信方式は有線及び無線のいずれの方式を
使用してもよい。
【0035】マスター側制御ユニット34は、ロボット
Rの脚体3の動作指令をロボット側制御ユニット11に
与えるためにマスター演算処理装置36を備え、このマ
スター演算処理装置36に前記各シューズ25の接地セ
ンサ26の検知信号(シューズ25の球体15への接地
や球体15からの離反を示すON/OFF信号)と、前
記ロータリエンコーダ20,22,23による球体15
の回転角の検出値とが与えられる。
【0036】そして、このマスター演算処理装置36
は、脚体動作指令手段を構成するものであり、各シュー
ズ25の接地センサ26の検知信号に基づき、ロボット
Rの各脚体3の離床・着床を行わせるタイミングを規定
する指令データ(以下、離床/着床指令という)を生成
すると共に、ロータリエンコーダ20,22,23によ
る球体15の回転角の検出値に基づき、ロボットRの遊
脚側(離床側)の脚体3の足平部7の着床に際しての位
置/姿勢を規定する指令データ(以下、着床足平位置/
姿勢指令という)を生成し(詳細は後述する)、それら
の指令データをロボットRの脚体動作指令として通信装
置35を介してロボット側制御ユニット11に与える。
【0037】尚、マスター側制御ユニット34には、前
記マスター演算処理装置36の他、シート14の動作に
関する制御装置等(図示しない)も備えており、シート
14の背もたれ部14bの傾斜姿勢に応じてロボットR
の上体を傾斜させるための上体姿勢指令(ロボットRの
上体の傾斜角を規定する指令データ)をロボット側制御
ユニット11に与えたりするのであるが、これについて
は前記特願平8−343922号にて本願出願人が詳細
に説明しているので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0038】前記ロボット側制御ユニット11は、ロボ
ットRの脚用アクチュエータ5の動作制御を行うため
に、ロボット脚主制御部37と脚用アクチュエータ変位
制御部38とを備えている。
【0039】ロボット脚主制御部37は、詳細は後述す
るが、マスター側制御ユニット34から与えられる前記
脚体動作指令(離床/着床指令及び着床足平位置/姿勢
指令)や、シート14の背もたれ部14bの傾斜に応じ
た上体姿勢指令、前記傾斜検出器12によるロボットR
の上体(胴体2)の姿勢(傾斜)の検出値、前記6軸力
センサ6により検出されるロボットRの足平部7への床
からの作用力の検出値に基づいて、ロボットRの各脚用
アクチュエータ5の目標変位を決定し、それを脚用アク
チュエータ変位制御部38に指令する。
【0040】脚用アクチュエータ変位制御部38は、ロ
ボット脚主制御部37から指令された各脚用アクチュエ
ータ5の目標変位と前記アクチュエータ変位検出器13
により検出される各脚用アクチュエータ5の変位の検出
値とに基づき、各脚用アクチュエータ5の変位を目標変
位にフィードバック制御する。
【0041】次に、本実施形態のシステムの作動を説明
する。
【0042】本実施形態のシステムでは、ロボットRを
操縦するためにシート14に着座したオペレータOPが
その各足平をこれに装着したシューズ25を介して球体
15上に接地させる際には、例えば図5(a)に示すよ
うに球体15の上面部の中央付近(球体15の頂上付
近)の所定の定位置に各シューズ25を前後方向に向け
て載せる。この場合、右足平側のシューズ25を載せる
定位置(以下、右足平接地基準位置という)は、球体1
5の上面部中央の右側の箇所で、左足平側のシューズ2
5を載せる定位置(以下、左足平接地基準位置という)
は、球体15の上面部中央の左側の箇所である。
【0043】そして、オペレータOPは、ロボットRを
その脚体3の動作によって移動させようとする場合に
は、該オペレータOP自身が通常的に移動する場合と同
様にして、一方の脚側(遊脚側)の足平を持ち上げてそ
の足平のシューズ25を球体15から一旦離反させ、さ
らに、その足平を球体15上に向かって降ろして該足平
のシューズ25を球体15上の接地基準位置に前後方向
に向けて接地させる(遊脚側の足平の離床・着床動作を
行う)。また、オペレータOPの他方の脚側(支持脚
側)の足平については、遊脚側の足平のシューズ25を
球体15の接地基準位置に接地させる際における遊脚側
の足平と支持脚側の足平との相対的な位置関係や姿勢関
係(向き関係)が、ロボットRに行わせようとする移動
形態でオペレータOP自身が実際に移動する場合におけ
る遊脚側の足平の着床時の両足平の相対的な位置関係や
姿勢関係と同じような関係になるように、球体15にシ
ューズ25を介して接地させている足平を、その接地状
態を維持したまま動かして、その動きにより該球体15
を回転させる。
【0044】具体的には、例えばロボットRを前進側に
歩行させるに際してロボットRの左側の脚体3を前進側
に一歩、踏み出させようとする場合には、オペレータO
Pは、その左足平を球体15上から持ち上げて、該左足
平を球体15上の左足平接地基準位置に前後方向に向け
て降ろし、この際、該左足平を球体15から離反させて
いる間に、右足平のシューズ25を球体15に接地させ
たまま、該右足平を例えば図5(b)に示すような位置
に手前側(シート14の近づく側)に動かして、球体1
5を回転させる。すなわち、オペレータOP自身が実際
に前進歩行する場合に、その支持脚側の足平が遊脚側の
足平に対して後方に移動するのと同じようにして、球体
15上にシューズ25を介して接地させている足平を動
かして球体15を回転させる。この場合、球体15上に
接地させている足平の前記接地基準位置からの移動量
は、ロボットRに行わせようとする移動形態(歩行形
態)での歩幅に対応させ、その歩幅が大きい程、球体1
5上に接地させている足平の移動量を大きくする(球体
15の回転量を大きくする)。
【0045】また、例えばロボットRを前進側に歩行さ
せるに際して、ロボットRの遊脚側の脚体3の足平部7
を支持脚側の脚体3の足平部7に対して斜め向きに着床
させ、ロボットRの移動方向を変更させるような場合に
は、オペレータOPは、ロボットRの遊脚側の脚体3の
足平部7の着床時の両足平部7の相対的な姿勢関係(向
き関係)と合わせるようにして、球体15上にシューズ
25を介して接地させているオペレータOPの足平を動
かして球体15を回転させる。例えばロボットRの左側
の脚体3を遊脚側として該脚体3の足平部7を右側の脚
体3(支持脚側の脚体3)の足平部7の向きに対して左
斜め向きに着床させようとする場合には、その着床時に
おける右側の脚体3の足平部7の向きは、左側の脚体3
の足平部7の向きに対して右斜め向きとなるので、オペ
レータOPは、図5(b)に示すように該オペレータO
Pの左足平のシューズ25を球体15上の左足平接地基
準位置に前後方向に向けて接地させる際に、右足平のシ
ューズ25が右斜めに向くように球体15を該足平の動
きにより回転させる(この回転は球体15のZ軸回りの
回転によりなされる)。
【0046】尚、前述のようなオペレータOPの足平の
動かし方は、ロボットRを後進側に移動させるような場
合についても同様である。また、ロボットRに足踏みを
させるような場合には、オペレータOPはその両足平を
前記球体15の接地基準位置に対して交互に上下させれ
ばよい。
【0047】このようにして、オペレータOPがロボッ
トRに行わせようとする形態で該オペレータOPの各足
平を動かしつつ球体15を回転させている際に、オペレ
ータOPの各足平の球体15上への接地及び該球体15
からの離反が、各足平のシューズ25の前記接地センサ
26によって各足平毎に検知され、それが前記マスター
側制御ユニット34のマスター演算処理装置36に与え
られる。
【0048】このとき、マスター演算処理装置36は、
球体15からの離反が接地センサ26により検知された
オペレータOPの足平に対応する側のロボットRの脚体
3を離床させるべき脚体3として決定して、該オペレー
タOPの足平の球体15からの離反の検知及びその後の
球体15上への接地の検知に応じて該足平に対応するロ
ボットRの脚体3の前記離床/着床指令を生成し、それ
を前記通信装置35を介してロボット側制御ユニット1
1に送信する。
【0049】また、このとき、マスター演算処理装置3
6は、図6のフローチャートに示す演算処理を所定の制
御サイクルで行う。
【0050】すなわち、マスター演算処理装置36は、
まず、オペレータOPの足平の動作モードを判別する
(STEP6−1)。ここで、動作モードは接地モード
と空中モードと降下モードとがあり、接地モードは、オ
ペレータOPがその両足平をシューズ25を介して球体
15上に継続的に接地させている状態を示すモード、空
中モードは、オペレータOPがその一方の足平を持ち上
げて該足平のシューズ25を球体15から離反させた状
態を示すモード、降下モードは、オペレータOPが、持
ち上げた足平のシューズ25を球体15上に接地させた
際の状態を示すモードである。この場合、ロボットRの
操縦の開始時には、オペレータOPはその両足平のシュ
ーズ25を前記図5(a)に示したように球体15上に
接地させておくので、該動作モードの初期モードは接地
モードである。
【0051】そして、上記の判別で動作モードが接地モ
ードである場合には、マスター演算処理装置36は、前
記着床足平位置/姿勢指令を現状のままに保持し(ST
EP6−2)、前記各ロータリエンコーダ20,22,
23により検出される前記X,Y,Zの各軸回りの球体
15の回転角(回転量)を積算する(STEP6−
3)。
【0052】ここで、オペレータOPの両足平が球体1
5上に接地されている接地モードで球体15の回転角を
積算するのは次のような理由による。すなわち、本実施
形態では、オペレータOPがその各足平を球体15上に
接地させる際には、図5(a)に示した接地基準位置で
前後方向に向けて各足平を球体15上に接地させること
を基本とし、その接地基準位置からの接地側の足平(ロ
ボットRの支持脚側の脚体3に対応する足平)の移動量
及び移動方向に応じて、ロボットRの遊脚側の脚体3の
足平部7の支持脚側の足平部7に対する着床位置や姿勢
(向き)をロボットRに指令する(前記着床足平位置/
姿勢指令)。このため、オペレータOPがその両足平の
シューズ25を球体15上に接地させている際に、オペ
レータOPが不用意にその両足平を動かして球体15を
回転させてしまうと、その後に一方の足平を持ち上げ
て、他方の接地側の足平により球体15を前述の如く回
転させた場合に、該一方の足平を持ち上げてから該足平
を球体15上の接地基準位置に接地させるまでの球体1
5の接地側の足平による回転角を把握しただけでは、そ
の回転角から、前記のような接地基準位置からの接地側
の足平の移動量及び移動方向を正しく把握することがで
きない。このために、本実施形態では、前記STEP6
−3において、接地モードにおける球体15のX,Y,
Zの各軸回りの回転角を積算しておく。
【0053】尚、オペレータOP自身が一方の足平を球
体15から離反させる際の他方の足平の位置や向きを認
識しておき、それによって、該オペレータOP自身が球
体15上に接地させている足平の移動量や移動方向を調
整するような場合には、前記STEP6−3の処理を省
略するようにしてもよい。
【0054】次いで、マスター演算処理装置36は、前
記STEP6−2で保持した着床足平位置/姿勢指令を
通信装置35を介してロボット側制御ユニット11に送
信した後(STEP6−4)、前記シューズ25の接地
センサ26の検知信号によって、オペレータOPのいず
れか一方の足平のシューズ25が球体15から離反され
たかを判断する(STEP6−5)。そして、この判断
で、オペレータOPの両足平のシューズ25が球体15
上に接地している場合(STEP6−5でNO)には、
接地モードに対応する今回の制御サイクルの処理を終了
する。また、STEP6−5の判断結果がYESである
場合には、球体15から離反されたオペレータOPの足
平が左右いずれの足平であるかを示す左右判定結果(こ
れは左右いずれの側のシューズ25の接地センサ26に
よって足平の球体15からの離反が検知されたかによっ
て認識される)を図示しないメモリに記憶し(STEP
6−6)、さらに動作モードを空中モードに変更した後
(STEP6−7)、今回の制御サイクルの処理を終了
する。
【0055】次に、前記STEP6−1の判別結果が空
中モードである場合(これは前記接地モードでSTEP
6−7の処理が行われた後の次の制御サイクルで生じ
る)には、マスター演算処理装置36は、前記着床足平
位置/姿勢指令を現状のままに保持し(STEP6−
8)、前記各ロータリエンコーダ20,22,23によ
り検出される前記X,Y,Zの各軸回りの球体15の回
転角(回転量)を積算する(STEP6−9)。この積
算は、前記接地モードから継続的に行われる。
【0056】そして、マスター演算処理装置36は、S
TEP6−8で保持した着床足平位置/姿勢指令を通信
装置35を介してロボット側制御ユニット11に送信し
た後(STEP6−10)、オペレータOPの各足平の
シューズ25の接地センサ26の検知信号によって、オ
ペレータOPの両足平のシューズ25が球体15上に接
地されたか否かを判断する(STEP6−11)。この
判断結果がNOである場合、すなわち、オペレータOP
の持ち上げた一方の足平がまだ球体15上に降ろされて
いない場合には、今回の制御サイクルの処理を終了し、
また、上記判断結果がYESである場合、すなわち、オ
ペレータOPが持ち上げた一方の足平のシューズ25を
球体15上に接地させた場合には、動作モードを降下モ
ードに変更した後(STEP6−12)、今回の制御サ
イクルの処理を終了する。
【0057】次に、前記STEP6−1の判別結果が降
下モードである場合(これは前記空中モードでSTEP
6−12の処理が行われた後の次の制御サイクルで生じ
る)には、マスター演算処理装置36は、前記接地モー
ドから空中モードにかけて前記STEP6−3及び6−
9で求められた球体15の各軸回りの回転角の積算値
と、前記STEP6−6で記憶された左右判定結果とを
基に、ロボットRの遊脚側の脚体3の足平部7の支持脚
側の脚体3の足平部7に対する着床足平位置/姿勢指令
を決定する(STEP6−13)。
【0058】さらに詳細には、例えば図5(b)に示し
たように球体15が回転された場合(オペレータOPが
左足平を持ち上げて右足平により球体15を手前側に回
転させた場合)において、前記STEP6−6で記憶さ
れる左右判定結果は左であり(接地モードでオペレータ
OPの左足平が球体15から離反される)、このときマ
スター演算処理装置36は、前記X軸及びY軸回りの球
体15の回転角の積算値から所定の演算式によって、オ
ペレータOPの右足平の前記右足平接地基準位置からの
X軸方向(前後方向)の移動量Δx(図5(b)ではΔ
x<0)及びY軸方向(左右方向)の移動量Δy(図5
(b)ではΔy<0)を算出する。また、マスター演算
処理装置36は、Z軸回りの球体15の回転角の積算値
をオペレータOPの右足平の前記右足平接地基準位置か
らのZ軸回り(鉛直軸回り)の回転角Δθ(図5(b)
ではΔθ<0)として得る。そして、マスター演算処理
装置36は、上記移動量Δx,Δy及び回転角Δθか
ら、ロボットRの遊脚側の脚体3(図5(b)の場合、
左側の脚体3)の足平部7の支持脚側の脚体3(図5
(b)の場合、右側の脚体3)の足平部7に対する着床
足平位置/姿勢指令を次のように決定する。すなわち、
ロボットRの遊脚側の脚体3の足平部7の前後方向(X
軸方向)における着床位置を、前記X軸方向の移動量Δ
xに所定の負のゲイン定数(−k1 )を乗算した値−k
1 ・Δxだけ、遊脚側の足平部7の前後方向で支持脚側
の脚体3の足平部7に対して前方に移動させた位置とし
て決定する。また、ロボットRの遊脚側の脚体3の足平
部7の左右方向(Y軸方向)における着床位置を、前記
Y軸方向の移動量Δyに所定の負のゲイン定数(−k2
)を乗算した値−k2 ・Δyに所定のオフセット値a
を加算してなる値(−k2 ・Δy+a)だけ、遊脚側の
足平部7の左右方向で支持脚側の脚体3の足平部7に対
して左方に移動させた位置として決定する。ここで、上
記オフセット値aは、Δy=0のとき(例えばロボット
Rの直進歩行時)におけるロボットRの両足平部7,7
の左右方向の間隔を規定するものである。また、ロボッ
トRの遊脚側の脚体3の足平部7の着床姿勢を、前記Z
軸回りの回転角Δθに所定の負のゲイン定数(−k3 )
を乗算した値−k3 ・Δθだけ、支持脚側の脚体3の足
平部7の向きに対して鉛直軸回りに左方向に回転させた
向きとして決定する。
【0059】尚、上記のような着床足平位置/姿勢指令
の決定は、オペレータOPが右足平を持ち上げて、左足
平により球体15を回転させた場合にも同様に行われ
る。この場合には、ロボットRの左側の脚体3の足平部
7に対する右側の脚体3の足平部7の着床足平位置/姿
勢指令が決定される。
【0060】このようにしてロボットRの着床足平位置
/姿勢指令を決定することで、該着床足平位置/姿勢指
令は、オペレータOPが持ち上げた一方の足平を球体1
5の接地基準位置に接地させた際の両足平の相対的な位
置/姿勢関係に対応したものに決定される。
【0061】尚、本実施形態では、ロボットRの遊脚側
の脚体3の足平部7の着床/位置姿勢指令を遊脚側の足
平部7を基準とした座標系で決定してしているが、該着
床/位置姿勢指令をロボットRの支持脚側の足平部7を
基準とした座標系に変換した上で、ロボットRに与える
ようにしてもよい。
【0062】図6に戻って、マスター演算処理装置36
は、次に、球体15の各軸回りの回転角の積算値をクリ
ア(積算値を「0」にリセットする)した後(STEP
6−14)、前記STEP6−13で決定した着床足平
位置/姿勢指令を通信装置35を介してロボット側制御
ユニット11に送信し(STEP6−15)、さらに、
動作モードを接地モードに変更した後(STEP6−1
6)、今回の制御サイクルの処理を終了する。
【0063】一方、前述のようなロボット操縦装置S側
での動作や制御処理が行われたとき、ロボット側制御ユ
ニット11のロボット脚主制御部37は、所定の制御サ
イクルで図7のフローチャートに示す処理を行う。
【0064】すなわち、ロボット脚主制御部37は、ロ
ボットRに備えられた前記傾斜検出器12や6軸力セン
サ6等のセンサの出力を読み込み(STEP7−1)、
さらにマスター側制御ユニット34から通信装置35を
介して与えられる前述の脚体動作指令(離床/着床指令
及び着床足平位置/姿勢指令)や、シート14の背もた
れ部14bの傾動に基づく上体姿勢指令を受信する(S
TEP7−2)。
【0065】次いで、ロボット脚主制御部37は、前記
離床/着床指令によって、いずれか一方の脚体3につい
ての着床要求が有るか否かを判断し(STEP7−
3)、着床要求が有る場合には、ロボットRの脚体3の
足運びの形態やロボットRの上体の姿勢を規定する基本
の目標歩容を前記着床足平位置/姿勢指令や上体姿勢指
令に従って生成する(STEP7−4)。ここで、目標
歩容は、ロボットRの上体(胴体2)の目標姿勢(上体
の目標傾斜角)や、遊脚側の脚体3の着床の際の目標足
平位置/姿勢、ロボットRの歩行に際して支持脚側の脚
体3の足平部7が床から受ける床反力の中心の目標軌道
等の特徴を記述するパラメータにより構成され、これら
のパラメータを前記着床要求を受けた脚体3についての
一歩分について生成する。この場合、足平部7が受ける
床反力中心の目標軌道は、足平部7の接地面、あるいは
両足平部7の接地面を含む最小面積の多角形(これは一
般に支持多角形と言われる)内に存するように生成す
る。また、該目標歩容における遊脚側の脚体3の着床の
際の目標足平位置/姿勢は、前記着床足平位置/姿勢指
令に従って生成する。
【0066】尚、このような目標歩容の生成は、本願出
願人が例えば特開平5−318340号公報に詳細に開
示しているので、ここでは、さらなる説明を省略する。
【0067】次いで、ロボット脚主制御部37は、前述
の如く生成された基本の目標歩容から、現在の制御サイ
クルにおける目標歩容の瞬時値を算出した後(STEP
7−5)、さらに、ロボットRの姿勢が転倒しやすい不
安定な姿勢となるのを排除するために、該ロボットRの
姿勢を安定化する制御を行って、STEP7−5で算出
された目標歩容の瞬時値を修正する(STEP7−
6)。
【0068】この姿勢安定化制御では、ロボット脚主制
御部37は、所謂コンプライアンス制御によって、予期
せぬ床の凹凸や傾斜により足平部7が受ける床反力の影
響を該足平部7により吸収するように前記6軸力センサ
6の検出値に応じて基本の目標歩容における目標足平位
置/姿勢を修正し、また、ロボットRの上体姿勢の復元
方向に足平部7に床反力が作用するように基本の目標歩
容におけるロボットRの上体の目標姿勢と前記傾斜検出
器12の検出値との偏差に応じて該目標足平位置/姿勢
を修正する。さらに、ロボットRの上体姿勢の復元方向
にロボットRの上体の慣性力が生じるように、基本の目
標歩容におけるロボットRの上体の目標姿勢と前記傾斜
検出器12の検出値との偏差に応じてロボットRの上体
の姿勢や位置を修正する。
【0069】尚、このような姿勢安定化制御は本願出願
人が例えば特開平5−337849号公報に詳細に開示
しているので、ここでは、さらなる説明を省略する。
【0070】次いで、ロボット脚主制御部37は、上記
のように修正した目標歩容の瞬時値からそれに対応した
今回の制御サイクルにおける各脚体3の各脚用アクチュ
エータ5の目標変位を算出し(STEP7−7)、それ
を脚用アクチュエータ変位制御部38に指令する(ST
EP7−8)。このとき、脚用アクチュエータ変位制御
部38は指令された目標変位に従って各脚用アクチュエ
ータ5の変位を該目標変位にフィードバック制御する。
【0071】そして、この後、ロボット脚主制御部37
は、ロボット操縦装置Sのシート14の座部14aの傾
動のため等に必要なロボットRの動作情報を通信装置3
5を介してマスター側制御ユニット34に送信して(S
TEP7−9)、今回の制御サイクルの処理を終了す
る。
【0072】以上のようなロボットR側での作動によっ
て、ロボットRは自己の姿勢の安定化を自律的に図りつ
つ、基本的には、オペレータOPの足平の動作と同じよ
うな形態で脚体3を動かす。尚、この時のロボットRの
脚体3の動作はオペレータOPの足平の動きに対して一
歩分遅れて行われる。
【0073】このようなロボットRの遠隔制御システム
によれば、オペレータOPがその足平を球体15に対し
て上下させる際における該オペレータOPの遊脚側の足
平に対する支持脚側の足平(球体15に接地させている
足平)の移動量や移動方向によって、ロボットRの移動
時の歩幅や移動方向が規定されるため、オペレータOP
は自身の足平の動きを、ロボットRの脚体3の動きとし
て感覚的に認識することができ、確実にロボットRの脚
体3の所望の動作を行わしめることができる。また、オ
ペレータOPは、シート14に着座したまま足平を動か
すことで、ロボットRを移動させることができるので、
ロボット操縦装置S側に広範な設備を設けずとも、ロボ
ットRを広い範囲で移動させることができる。
【0074】尚、本実施形態では、ロボットRの着床足
平位置/姿勢指令を決定するための球体15の回転角を
ロータリエンコーダ20,22,23を用いて検出する
ようにしたが、例えば非接触の速度センサを用いて球体
15の各軸回りの回転速度を検出し、それを積分するこ
とで球体15の回転角を求めるようにしてもよい。
【0075】また、本実施形態では、オペレータOPの
球体15上への接地や球体15からの離反をシューズ2
5に設けた接地センサ26により検出するようにした
が、荷重センサや光学的なセンサあるいは電磁的なセン
サを用いてオペレータOPの足平の接地や離反を検出す
るようにしてもよい。
【0076】また、本実施形態において、ロボット側制
御ユニット11からマスター側制御ユニット34にロボ
ットRの脚体3の動作情報を送信するようにし、それに
応じて、ロボットRの脚体3の過剰な動き等を防止する
ために、球体15の回転や着床足平位置/姿勢指令の決
定値を制限するようにしてもよい。尚、球体15の回転
量を制限するためには、例えばロータリエンコーダ2
0,22,23と同軸にアクチュエータ(モータ)やブ
レーキ装置を備えればよい。
【0077】次に、本発明の第2の態様の一実施形態を
図8乃至図11を参照して説明する。尚、本実施形態の
システムでは、ロボットの構成(ロボット側制御ユニッ
トを含む)は前記第1の態様の実施形態のものと同一
で、ロボット操縦装置やマスター側制御ユニットの一部
のみが第1の態様の実施形態と相違しているので、同一
構成部分については、第1の態様の実施形態と同じ図面
及び参照符号を用いて説明する。
【0078】図8は、前記図1に示したロボットRを操
縦するための本実施形態のロボット操縦装置S’を示す
ものであり、この操縦装置S’では、前記第1の態様の
実施形態のものと同一構造のシート14の前側下方に、
シート14に着座したオペレータOPがその両足平をそ
のそれぞれに装着したシューズ40を介して載せる平板
状の足平載架体41を備え、該足平載架体41がブラケ
ット41xを介してシート14の座部14aに固設され
ている。この場合、各シューズ40の足底には、例えば
図9に示すような形状の突起52が設けられており、こ
の突起42は、足底の踵部分に存する円形部42aと、
足底の長手方向に延在する長尺部42bとにより構成さ
れている。尚、シューズ40の突起42は足平載架体4
1上を滑らせることができるような部材(足平載架体4
1の上面部との間の摩擦係数が小さな部材)により形成
されている。また、円形部42aの形状は円形に限ら
ず、例えば四角形や三角形であってもよい。
【0079】前記足平載架体41の上面部は、例えば接
触の有無を検出する小さな接触センサ(図示しない)を
マトリクス状に配列してなる分布型接触センサ41aに
より構成され、該分布型接触センサ41aは、これに何
らかの物が接触したとき、その接触面の位置や形状を示
すデータを出力する。
【0080】また、図10を参照して、本実施形態でロ
ボットRの動作制御を行うための制御システムは、前記
第1の態様の実施形態と同様にロボット側制御ユニット
11、マスター側制御ユニット34及び通信装置35に
より構成され、マスター側制御ユニット34には、前記
分布型接触センサ41aの検出データを与えるマスター
演算処理装置43が備えられている。
【0081】このマスター演算処理装置43は、前記分
布型接触センサ41aと併せて足平接地/離反検出手段
44としての機能を有し、オペレータOPの各足平に装
着したシューズ40の突起42に対応する接触面が分布
型接触センサ41aにより検出されるか否かでオペレー
タOPの各足平の足平載架体41上への接地及び該足平
載架体41からの離反を認識する。例えば、足平載架体
41上の二カ所に突起42との接触面が分布型接触セン
サ41aにより検出される場合には、両足平の足平載架
体41上への接地状態が認識され、この状態から例えば
右側の突起42との接触面が検出されなくなった場合に
は、オペレータOPの右足平の足平載架体41からの離
反が認識される。尚、オペレータOPの各足平の足平載
架体41に対する接地・離反の検出に際しての左右の区
別は、例えば突起42の形状あるいは大きさを左右で異
なるものとして、それらの突起42と足平載架体41と
の接触面の相違に基づいて行うようにしてもよい。
【0082】また、マスター演算処理装置43は、前記
分布型接触センサ41aと併せて、オペレータOPの両
足平の足平載架体41上への接地時における両足平の相
対的な位置/姿勢を検出する足平位置/姿勢検出手段4
5としての機能を有し、分布型接触センサ41aの出力
データから足平載架体41上での各足平の突起42の円
形部42aの位置(足平載架体41に固定された平面座
標系での位置)を認識し、その認識した各突起42の円
形部42aの位置から、足平載架体41上における一方
の足平側の前記突起42の円形部42aに対する他方の
足平側の前記突起42の円形部42aの位置を両足平の
相対的な位置として認識する。さらに、マスタ演算処理
装置43の足平位置/姿勢検出手段45としての機能
は、分布型接触センサ41aの出力データから足平載架
体41上での各足平の突起42の長尺部42bの向きを
認識し、その認識した各突起42の長尺部42bの向き
から、足平載架体41上における一方の足平側の前記突
起42の長尺部42bの向きに対する他方の足平側の前
記突起42の長尺部42bの向きを両足平の相対的な姿
勢として認識する。
【0083】より具体的には、例えば図11に示すよう
に両足平のシューズ40の突起42が足平載架体41上
に接地された場合において、マスター演算処理装置43
の足平位置/姿勢検出手段45としての機能は、例えば
右足平側の突起42の円形部42aに対する左足平側の
突起42の円形部42bの、右足平側の突起42の長尺
部42bの長手方向(図11のX軸方向)及びこれと直
交する方向(図11のY軸方向)における変位両Δx,
Δyを両足平の相対的位置を示すものとして認識し、ま
た、右足平側の突起42の長尺部42bの方向(X軸方
向)に対する左足平側の突起42の長尺部42bの方位
角Δθを両足平の相対的姿勢を示すものとして認識す
る。
【0084】また、マスター演算処理装置43は、脚体
動作指令手段46としての機能も有し、この機能では、
前述のように足平接地/離反検出手段44により把握さ
れるオペレータOPの各足平の足平載架体41に対する
接地・離反や、足平位置/姿勢検出手段45により把握
されるオペレータOPの両足平の相対的な位置/姿勢に
基づき、前記第1の態様の実施形態で説明した前記離床
/着床指令及び着床足平位置/姿勢指令を決定し(詳細
は後述する)、これらの指令を脚体動作指令として通信
装置35を介してロボット側制御ユニット11に送信す
る。
【0085】以上説明した以外の他の構成は、前記第1
の実施形態と同一である。
【0086】次に、本実施形態のシステムの作動を説明
する。
【0087】本実施形態のシステムでは、オペレータO
Pは、ロボットRをその脚体3の動作によって移動させ
ようとする場合には、該オペレータOP自身が通常的に
移動する場合と同様にして、両足平を足平載架体41上
に載せた状態から、遊脚側の足平を持ち上げてその足平
のシューズ40を足平載架体41から一旦離反させ、さ
らに、該遊脚側の足平をロボットRの遊脚側の脚体3の
足平部7を動かそうとする方向に向かって移動させつ
つ、支持脚側の足平を、これに装着したシューズ40を
介して足平載架体41上に接触させたまま該足平載架体
41上を滑らせるようにして、遊脚側の足平と逆向きに
移動させる。そして、最終的に、持ち上げた足平を足平
載架体41上に降ろし、この際、オペレータOPの両足
平の相対的な位置/姿勢関係が、ロボットRに行わせよ
うとする脚体3の動作形態での遊脚側の脚体3の着床時
の両足平部7の相対的な位置/姿勢関係と同じような関
係になるように、オペレータOPの両足平を動かす。
【0088】例えばロボットRを前進側に歩行させるに
際してロボットRの左側の脚体3を前進側に一歩、踏み
出させようとする場合には、オペレータOPは、その左
足平を足平載架体41上から持ち上げて前方側に移動さ
せると同時に、右足平のシューズ40を足平載架体41
上に接地させたまま後方(シート14に近づく方向)に
足平載架体41上を摺動させる。そして、図11に示す
ように、左足平を足平載架体41上に降ろすに際して、
該左足平の接地時の両足平の前後方向の間隔が、ロボッ
トRに行わせようとする歩行形態での該ロボットRの歩
幅に対応する間隔となるような両足平の位置関係で左足
平を足平載架体41上に降ろす。
【0089】また、例えばロボットRを前進側に歩行さ
せるに際して、ロボットRの遊脚側の脚体3の足平部7
を支持脚側の脚体3の足平部7に対して斜め向きに着床
させ、ロボットRの移動方向を変更させるような場合に
は、オペレータOPは、ロボットRの遊脚側の脚体3の
足平部7の着床時の両足平部7の相対的な姿勢関係(向
き関係)と合わせるようにして、両足平を動かす。例え
ばロボットRの左側の脚体3を遊脚側として該脚体3の
足平部7を右側の脚体3(支持脚側の脚体3)の足平部
7の向きに対して左斜め向きに着床させようとする場合
には、オペレータOPは、図11に示すように、該オペ
レータOPの左足平のシューズ40を足平載架体41上
に接地させる際に、右足平のシューズ40の向き(突起
42の長尺部42bの向き)に対して左足平のシューズ
40の向きが左斜めに向くように両足平を動かす。
【0090】尚、前述のようなオペレータOPの足平の
動かし方は、ロボットRを後進側に移動させるような場
合についても同様である。また、ロボットRに足踏みさ
せるような場合には、オペレータOPはその両足平を足
平載架体41上の同じ場所で上下させればよい。
【0091】このようにして、オペレータOPがロボッ
トRに行わせようとする形態で該オペレータOPの各足
平を動かしている際に、オペレータOPの各足平の足平
載架体41に対する接地・離反が、前記マスター演算処
理装置43の足平接地/離反検出手段44としての機能
によって、前述の如く分布型接触センサ41aの出力デ
ータに基づいて把握される。
【0092】このとき、マスター演算処理装置43は、
足平載架体41からの離反が把握されたオペレータOP
の足平に対応する側のロボットRの脚体3を離床させる
べき脚体3として決定して、該オペレータOPの足平の
足平載架体41からの離反及びその後の足平載架体41
上への接地に応じて該足平に対応するロボットRの脚体
3の前記離床/着床指令を生成し、それを前記通信装置
35を介してロボット側制御ユニット11に送信する。
【0093】また、このとき、マスター演算処理装置4
3は、図12のフローチャートに示す演算処理を所定の
制御サイクルで行う。
【0094】すなわち、マスター演算処理装置43は、
まず、前記第1の態様の実施形態と同様、オペレータO
Pの足平の動作モード(接地モード、空中モード及び降
下モードの3種類)を判別する(STEP12−1)。
この場合、ロボットRの操縦開始時の初期モードは接地
モードである。
【0095】そして、上記の判別で動作モードが接地モ
ードである場合(オペレータOPの両足平のシューズ4
0が足平載架体41上に接地されている場合)には、マ
スター演算処理装置43は、前記着床足平位置/姿勢指
令を現状のままに保持し(STEP12−2)、その保
持した着床足平位置/姿勢指令を通信装置35を介して
ロボット側制御ユニット11に送信する(STEP12
−3)。
【0096】次いで、マスター演算処理装置43は、そ
の足平接地/離反検出手段44としての機能によるオペ
レータOPの各足平の足平載架体41に対する接地・離
反の把握に基づいて、オペレータOPのいずれか一方の
足平のシューズ40が足平載架体41から離反されたか
を判断する(STEP12−4)。そして、この判断
で、オペレータOPの両足平のシューズ40が足平載架
体41上に接地している場合(STEP12−4でN
O)には、今回の制御サイクルの処理を終了する。ま
た、上記の判断結果がYESである場合には、足平載架
体41から離反されたオペレータOPの足平が左右のい
すれの足平であるかを示す左右判定結果(これは足平接
地/離反検出手段44により把握される)を図示しない
メモリに記憶し(STEP12−5)、さらに、動作モ
ードを空中モードに変更した後(STEP12−6)、
今回の制御サイクルの処理を終了する。
【0097】次に、前記STEP12−1の判別結果が
空中モードである場合(これは前記STEP12−6の
処理が行われた後の次の制御サイクルで生じる)には、
マスター演算処理装置43は、前記着床足平位置/姿勢
指令を現状のままに保持し(STEP12−7)、その
保持した着床足平位置/姿勢指令を通信装置35を介し
てロボット側制御ユニット11に送信する(STEP1
2−8)。さらに、マスター演算処理装置43は、足平
接地/離反検出手段44としての機能によるオペレータ
OPの各足平の足平載架体41に対する接地・離反の把
握に基づいて、オペレータOPの両足平のシューズ40
が足平載架体41上に接地されたか否かを判断する(S
TEP12−9)。この判断結果がNOである場合、す
なわち、オペレータOPの持ち上げた一方の足平がその
持ち上げ状態のままである場合には、今回の制御サイク
ルの処理を終了する。また、上記判断結果がYESであ
る場合、すなわちオペレータOPが持ち上げた一方の足
平のシューズ40を足平載架体41上に接地させた場合
には、動作モードを降下モードに変更した後(STEP
12−10)、今回の制御サイクルの処理を終了する。
【0098】次に、前記STEP12−1の判別結果が
降下モードである場合(これは前記STEP12−10
の処理が行われた後の制御サイクルで生じる)には、マ
スター演算処理装置43は、前記分布型接触センサ41
aの検出データと前記STEP12−5で記憶された左
右判定結果とを基に、ロボットRの遊脚側の脚体3の足
平部7の支持脚側の脚体3の足平部7に対する着床足平
位置/姿勢指令を決定する(STEP12−11)。
【0099】さらに詳細には、例えばオペレータOPが
その左足平を持ち上げて、該左足平を前方側に動かすと
共に足平載架体41上に接地させている右足平を後方側
に動かし、最終的に前記図11に示したような両足平の
シューズ40の位置/姿勢関係で左足平のシューズ40
を足平載架体41上に接地させた場合において、前記S
TEP12−5で記憶される左右判定結果は左である
(接地モードでオペレータOPの左足平のシューズ40
が足平載架体41から離反される)。このとき、マスタ
ー演算処理装置43は、その足平位置/姿勢検出手段4
5としての機能によって、現在の右足平のシューズ40
の突起42を基準として、その右足平側の突起42の円
形部42aに対する左足平側の突起42の円形部42a
の、右足平側の突起42の長尺部42bの長手方向(図
11のX軸方向)及びこれと直交する方向(図11のY
軸方向)における変位量Δx,Δyと、右足平側の突起
42の長尺部42bの方向(X軸方向)に対する左足平
側の突起42の長尺部42bの方位角Δθとを分布型接
触センサ41aの出力データから算出する。
【0100】そして、マスター演算処理装置43は、そ
の脚体動作指令手段46によって、上記変位量Δx,Δ
y及び方位角Δθから、ロボットRの遊脚側の脚体3
(図11の場合、左側の脚体3)の足平部7の支持脚側
の脚体3(図11の場合、右側の脚体3)の足平部7に
対する着床足平位置/姿勢指令を次のように決定する。
すなわち、ロボットRの遊脚側の脚体3の足平部7の前
後方向(X軸方向)における着床位置を、前記変位量Δ
xに所定の正のゲイン定数kaを乗算してなる値ka・
Δxだけ、支持脚側の脚体3の足平部7に対して前方向
に移動させた位置として決定する。また、ロボットRの
遊脚側の脚体3の足平部7の左右方向(Y軸方向)にお
ける着床位置を、前記変位量Δyに所定の正のゲイン定
数kbを乗算してなる値kb・Δyに所定のオフセット
値aを加算してなる値(kb・Δy+a)だけ、支持脚
側の脚体3の足平部7に対して左方向に移動させた位置
として決定する。ここで、上記オフセット値aは、Δy
=0のとき(例えばロボットRの直進歩行時)における
ロボットRの脚体3の足平部7,7の左右方向の間隔を
規定するものである。また、ロボットRの遊脚側の脚体
3の足平部7の着床姿勢を、前記方位角Δθに所定の正
のゲイン係数kcを乗算してなる値kc・Δθだけ、支
持脚側の脚体3の足平部7の向きに対して鉛直軸回りに
左方向に回転させた向きとして決定する。
【0101】尚、上記のような着床足平位置/姿勢指令
の決定は、オペレータOPが右足平を持ち上げて、両足
平を移動させた場合にも同様に行われる。この場合に
は、ロボットRの左側の脚体3の足平部7に対する右側
の脚体3の足平部7の着床足平位置/姿勢指令が決定さ
れる。
【0102】このようにしてロボットRの着床足平位置
/姿勢指令を決定することで、該着床足平位置/姿勢指
令は、オペレータOPが持ち上げた一方の足平を足平載
架体41上に接地された際の両足平の相対的な位置/姿
勢関係に対応したものに決定される。
【0103】図12に戻って、マスター演算処理装置4
3は、次に、前記STEP12−11で決定した着床足
平位置/姿勢指令を通信装置35を介してロボット側制
御ユニット11に送信し(STEP12−12)、さら
に、動作モードを接地モードに変更した後(STEP1
2−13)、今回の制御サイクルの処理を終了する。
【0104】尚、マスター演算処理装置43から前述の
如く離床/着床指令や着床足平位置/姿勢指令が与えら
れるロボット側制御ユニット11の処理は、前記第1の
態様の実施形態と全く同一で(図7参照)、この処理に
よって、ロボットRは自己の姿勢の安定化を自律的に図
りつつ、基本的には、オペレータOPの足平の動作と同
じような形態で脚体3を動かす。この時のロボットRの
脚体3の動作はオペレータOPの足平の動きに対して一
歩分遅れて行われる。
【0105】このようなロボットRの遠隔制御システム
によれば、オペレータOPがシート14に着座したまま
歩行するかのようにして、その足平を足平載架体41に
対して上下させながら動かすことで、持ち上げ側の足平
の足平載架体41上への接地時における両足平の相対的
な位置/姿勢によってロボットRの移動時の歩幅や移動
方向が規定されるため、前記第1の態様の実施形態と同
様に、オペレータOPは自身の足平の動きを、ロボット
Rの脚体3の動きとして感覚的に認識することができ、
確実にロボットRの脚体3の所望の動作を行わしめるこ
とができる。また、オペレータOPは、シート14に着
座したまま足平を動かすことで、ロボットRを移動させ
ることができるので、ロボット操縦装置S’側に広範な
設備を設けずとも、ロボットRを広い範囲で移動させる
ことができる。
【0106】尚、本実施形態では、足平載架体41上の
両足平の相対的な位置/姿勢を検出するために、各足平
に装着するシューズ40に設けた前述の形状の突起42
を用いたが、例えば図13に示すように、二つの突起5
0,51を各シューズ40の足底に該シューズ40の長
手方向に間隔を存して設けておき、これらの突起50,
51のうち、例えば突起50の相対的な位置によって、
両足平の相対的な位置を把握すると共に、各シューズ4
0毎に突起50に対する突起51の位置によって各シュ
ーズ40を装着した各足平の向きを把握して、それによ
って、両足平の相対的な姿勢(向き)を認識するように
してもよい。さらには、各足平と足平載架体との接触面
の形状からパターン認識的な手法によって、両足平の相
対的な位置や姿勢関係を把握するようにしてもよい。
【0107】また、本実施形態では、オペレータOPの
足平の足平載架体41に対する接地・離反や、両足平の
接地時の相対的な位置/姿勢を分布型接触センサ41a
の出力データに基づいて検出するようにしたが、それら
の検出を例えば分布型荷重センサを用いて行うようにし
てもよく、あるいは、接地・離反の検出は、前記第1の
態様の実施形態で用いたような接地センサを用いて行う
ようにしてもよい。
【0108】また、本実施形態では、例えばロボットR
の支持脚側の足平部7に対する上体(胴体2)の向き
を、該支持脚側の足平部7に対応するオペレータOPの
足平に対する足平載架体41の向きに応じて決定するよ
うにすることも可能である。
【0109】また、前記第1及び第2の態様の各実施形
態では、上体支持機構としてシート14を用いたが、こ
れに限らず、オペレータOPの上体を支持できるもので
あれば、他の構造のものを使用してもよい。
【0110】また、前記各実施形態では、ロボットR
は、ある程度、その姿勢を自律的に安定化するための構
成を備えたものを示したが、そのような構成を具備して
いないものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の態様の実施形態で遠隔
制御を行う二足歩行型ロボットを示す側面図。
【図2】本発明の第1の態様の実施形態におけるロボッ
ト操縦装置を示す側面図。
【図3】図2のロボット操縦装置の要部の構成を示す斜
視図。
【図4】本発明の第1の態様の実施形態における制御シ
ステムを示すブロック図。
【図5】図2のロボット操縦装置の操作方法及び図4の
制御システムの作動を説明するための図。
【図6】図4の制御システムの作動を説明するためのフ
ローチャート。
【図7】図4の制御システムの作動を説明するためのフ
ローチャート。
【図8】本発明の第2の態様の実施形態におけるロボッ
ト操縦装置を示す側面図。
【図9】図8のロボット操縦装置で使用するシューズの
足底を示す平面図。
【図10】本発明の第2の態様の実施形態における制御
システムを示すブロック図。
【図11】図8のロボット操縦装置の操作方法及び図1
0の制御システムの作動を説明するための図。
【図12】図10の制御システムの作動を説明するため
のフローチャート。
【図13】図8のロボット操縦装置で使用するシューズ
の他の形態の足底を示す平面図。
【符号の説明】
R…二足歩行型ロボット、OP…オペレータ、3…脚
体、15…球体、20,22,23…ロータリエンコー
ダ(球体回転検出手段)、25…シューズ、26…接地
センサ(足平接地/離反検出手段)、36…マスター演
算処理装置(脚体動作指令手段)、41…足平載架体、
41a…分布型接触センサ、44…足平接地/離反検出
手段、45…足平位置/姿勢検出手段、46…脚体動作
指令手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二足歩行型ロボットの脚体をオペレータの
    操作に応じて動作させる遠隔制御システムにおいて、オ
    ペレータの上体を支持する上体支持機構と、該上体支持
    機構に上体を支持したオペレータの両足平を載せる回転
    自在な球体と、オペレータの各足平が前記球体に接地し
    ているか該球体から離反しているかを検出する足平接地
    /離反検出手段と、オペレータの一方の足平が前記球体
    から離反されてから該球体上に再び接地される際に該球
    体がオペレータの他方の足平によって回転されたときの
    前記球体の回転量及び/又は回転方向を検出する球体回
    転検出手段と、前記足平接地/離反検出手段により前記
    球体から離反されたことが検出されたオペレータの足平
    に対応する前記二足歩行型ロボットの脚体を離床・着床
    を行わしめるべき脚体として、前記球体回転検出手段に
    より検出された前記球体の回転量及び/又は回転方向に
    応じた該脚体の着床位置及び/又は姿勢を前記二足歩行
    型ロボットに指令する脚体動作指令手段とを備えたこと
    を特徴とする二足歩行型ロボットの遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】前記足平接地/離反検出手段は、前記オペ
    レータの各足平に装着するシューズに備えられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の二足歩行型ロボットの遠
    隔制御システム。
  3. 【請求項3】二足歩行型ロボットの脚体をオペレータの
    操作に応じて動作させる遠隔制御システムにおいて、オ
    ペレータの上体を支持する上体支持機構と、該上体支持
    機構に上体を支持したオペレータの両足平を載せ、その
    載架状態で該足平を移動可能に支承する足平載架体と、
    オペレータの各足平が前記足平載架体に接地しているか
    該足平載架体から離反しているかを検出する足平接地/
    離反検出手段と、オペレータの一方の足平が前記足平載
    架体から離反されてから該足平載架体上に再び接地され
    た際に該足平載架体上のオペレータの両足平の相対的な
    位置及び/又は姿勢を検出する足平位置/姿勢検出手段
    と、前記足平接地/離反検出手段により前記足平載架体
    から離反されたオペレータの足平に対応する前記二足歩
    行型ロボットの脚体を離床・着床を行わしめるべき脚体
    として、前記足平位置/姿勢検出手段により検出された
    前記足平載架体上のオペレータの両足平の相対的な位置
    及び/又は姿勢に応じた該脚体の着床位置及び/又は姿
    勢を前記二足歩行型ロボットに指令する脚体動作指令手
    段とを備えたことを特徴とする二足歩行型ロボットの遠
    隔制御システム。
  4. 【請求項4】前記足平載架体の上面部に設けられた分布
    型接触センサを備え、前記足平接地/離反検出手段は、
    該分布型接触センサの出力に基づき、オペレータの各足
    平が前記足平載架体に接地しているか該足平載架体から
    離反しているかを検出し、前記足平位置/姿勢検出手段
    は、該分布型接触センサの出力に基づき、オペレータの
    両足平の相対的な位置及び/又は姿勢を検出することを
    特徴とする請求項3記載の二足歩行型ロボットの遠隔制
    御システム。
JP16454297A 1997-04-21 1997-06-20 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム Expired - Fee Related JP3649861B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16454297A JP3649861B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム
US09/063,572 US6353773B1 (en) 1997-04-21 1998-04-21 Remote control system for biped locomotion robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16454297A JP3649861B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1110567A true JPH1110567A (ja) 1999-01-19
JP3649861B2 JP3649861B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=15795146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16454297A Expired - Fee Related JP3649861B2 (ja) 1997-04-21 1997-06-20 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3649861B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203754A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Univ Waseda 移動支援機器
JP2014097539A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Toyota Motor Corp 移動体の遠隔操作方法および遠隔操作装置
JP2015134397A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 トヨタ自動車株式会社 2足歩行ロボット制御方法及び2足歩行ロボット制御システム
US9611147B2 (en) 2012-04-16 2017-04-04 Bunge Amorphic Solutions Llc Aluminum phosphates, compositions comprising aluminum phosphate, and methods for making the same
WO2017057635A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Necエンベデッドプロダクツ株式会社 多方向駆動装置及び自動カメラ
US9801385B2 (en) 2012-04-16 2017-10-31 Bunge Amorphic Solutions Llc Antimicrobial chemical compositions
US9840625B2 (en) 2010-10-15 2017-12-12 Bunge Amorphic Solutions Llc Coating compositions with anticorrosion properties
JPWO2020217794A1 (ja) * 2019-04-26 2020-10-29

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203754A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Univ Waseda 移動支援機器
JP4685983B2 (ja) * 2006-01-30 2011-05-18 学校法人早稲田大学 移動支援機器
US9840625B2 (en) 2010-10-15 2017-12-12 Bunge Amorphic Solutions Llc Coating compositions with anticorrosion properties
US9611147B2 (en) 2012-04-16 2017-04-04 Bunge Amorphic Solutions Llc Aluminum phosphates, compositions comprising aluminum phosphate, and methods for making the same
US9801385B2 (en) 2012-04-16 2017-10-31 Bunge Amorphic Solutions Llc Antimicrobial chemical compositions
JP2014097539A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Toyota Motor Corp 移動体の遠隔操作方法および遠隔操作装置
JP2015134397A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 トヨタ自動車株式会社 2足歩行ロボット制御方法及び2足歩行ロボット制御システム
WO2017057635A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Necエンベデッドプロダクツ株式会社 多方向駆動装置及び自動カメラ
JP2017067165A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Necエンベデッドプロダクツ株式会社 多方向駆動装置及び自動カメラ
US10401711B2 (en) 2015-09-30 2019-09-03 Nec Embedded Products, Ltd. Multidirectional drive device, and automatic camera
JPWO2020217794A1 (ja) * 2019-04-26 2020-10-29

Also Published As

Publication number Publication date
JP3649861B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3667914B2 (ja) 脚式移動ロボットの遠隔制御システム
JP3662996B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
KR101985790B1 (ko) 보행 로봇 및 그 제어 방법
KR101549817B1 (ko) 로봇의 보행 제어장치 및 그 방법
US6353773B1 (en) Remote control system for biped locomotion robot
JP2005177884A (ja) ロボット装置、並びにロボット装置の運動制御方法
JP2001322076A (ja) 脚式移動ロボットの床形状推定装置
KR20120134036A (ko) 로봇 및 그 제어방법
JP2001328083A (ja) 脚式移動ロボットの床形状推定装置
JP3628826B2 (ja) 脚式移動ロボットの遠隔制御システム
JP2004223712A (ja) 歩行式ロボット及びその位置移動方法
US20050228540A1 (en) Robot device and method of controlling the same
JP5104355B2 (ja) ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
JP2010069546A (ja) ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
KR20110082712A (ko) 로봇 및 그 제어방법
WO2004033160A1 (ja) ロボット装置の動作制御装置及び動作制御方法
JP3649861B2 (ja) 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム
JP5949477B2 (ja) 移動体の遠隔操作方法および遠隔操作装置
JPH1110562A (ja) 脚式移動ロボットの足平接地状態把握装置
JP4295947B2 (ja) 脚式移動ロボット及びその移動制御方法
JP4910552B2 (ja) 動作データ作成装置及びその方法
JP2004017180A (ja) 歩行式移動装置及びその歩行制御装置及び歩行制御方法
JP3649852B2 (ja) 二足歩行型ロボットの遠隔制御システム
JP2008093757A (ja) ロボット制御装置
JP3569768B2 (ja) 二脚歩行式移動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees