JPH11105648A - 車両の安全装置 - Google Patents
車両の安全装置Info
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- JPH11105648A JPH11105648A JP9274597A JP27459797A JPH11105648A JP H11105648 A JPH11105648 A JP H11105648A JP 9274597 A JP9274597 A JP 9274597A JP 27459797 A JP27459797 A JP 27459797A JP H11105648 A JPH11105648 A JP H11105648A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両衝突時、車載電装品への電力供給を確実
に遮断する。 【解決手段】 バッテリー10から車載電装品への電力
供給経路13の途中に遮断器13を設け、車両衝突時に
当該経路13を遮断させる。さらに、車両衝突時、オル
タネータ11の電圧供給端子(IG端子)への電圧供給
を強制停止させ、あるいはオルタネータ11から電装品
への電力供給経路を強制遮断することにより、オルタネ
ータ11から電装品への電力供給を停止させる。
に遮断する。 【解決手段】 バッテリー10から車載電装品への電力
供給経路13の途中に遮断器13を設け、車両衝突時に
当該経路13を遮断させる。さらに、車両衝突時、オル
タネータ11の電圧供給端子(IG端子)への電圧供給
を強制停止させ、あるいはオルタネータ11から電装品
への電力供給経路を強制遮断することにより、オルタネ
ータ11から電装品への電力供給を停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
おいて、その衝突時に車載電装品への電力供給を強制的
に遮断する安全装置に関するものである。
おいて、その衝突時に車載電装品への電力供給を強制的
に遮断する安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、自動車等に搭載される従来の電
源回路の一例を示したものである。この回路は、バッテ
リー10及びオルタネータ(発電機)11を備えてい
る。バッテリー10の一方の端子はアースに接続され、
他方の端子は、スタータモータ12と、エンジンルーム
内ジャンクションボックス14に組み込まれたオルタネ
ータ用ヒューズ16、各電装品用ヒューズ18、及びメ
インヒューズ20に接続されている。メインヒューズ2
0の下流側には、スタータリレー22のリレー接点と、
前記スタータモータ12に内蔵された大容量リレーの励
磁コイルとが直列に接続されている。
源回路の一例を示したものである。この回路は、バッテ
リー10及びオルタネータ(発電機)11を備えてい
る。バッテリー10の一方の端子はアースに接続され、
他方の端子は、スタータモータ12と、エンジンルーム
内ジャンクションボックス14に組み込まれたオルタネ
ータ用ヒューズ16、各電装品用ヒューズ18、及びメ
インヒューズ20に接続されている。メインヒューズ2
0の下流側には、スタータリレー22のリレー接点と、
前記スタータモータ12に内蔵された大容量リレーの励
磁コイルとが直列に接続されている。
【0003】オルタネータ11は、B(バッテリー)端
子、S(センシング)端子、及びIG(電圧供給)端子
を有し、従来から知られているオルタネータ(例えば特
開平5−344797号公報に示されるオルタネータ)
と同様、IG端子に所定以上の電圧が供給された場合に
のみ、作動するようになっている。このオルタネータ1
1のB端子は配線24を介して上記オルタネータ用ヒュ
ーズ16に接続され、S端子は配線26を介してオルタ
ネータ用ヒューズ16に接続されている。
子、S(センシング)端子、及びIG(電圧供給)端子
を有し、従来から知られているオルタネータ(例えば特
開平5−344797号公報に示されるオルタネータ)
と同様、IG端子に所定以上の電圧が供給された場合に
のみ、作動するようになっている。このオルタネータ1
1のB端子は配線24を介して上記オルタネータ用ヒュ
ーズ16に接続され、S端子は配線26を介してオルタ
ネータ用ヒューズ16に接続されている。
【0004】また、この回路は、互いに連動する2組の
スイッチが複合されたイグニッションスイッチ30を備
えている。このイグニッションスイッチ30は、電力供
給上流側に2つの端子AM1,AM2を有し、下流側に
端子ACC,IG1,ST1,IG2,ST2を有して
おり、端子AM1が室内ジャンクションボックス31内
のヒューズ及び配線28を介してオルタネータ11のI
G端子に接続されるとともに、端子AM2が配線29及
びエンジンルーム内ジャンクション22内のヒューズを
介して前記バッテリー10に接続されている。端子AC
C,IG1,IG2は、室内ジャンクションボックス3
1内のヒューズを介して各車載電装品に接続され、この
うち端子IG1は配線32を介して前記オルタネータ1
1のIG端子にも接続されている。端子ST2は、室内
ジャンクションボックス31内のヒューズを介して前記
エンジンルーム内ジャンクションボックス14における
スタータリレー22の励磁コイルに接続されている。
スイッチが複合されたイグニッションスイッチ30を備
えている。このイグニッションスイッチ30は、電力供
給上流側に2つの端子AM1,AM2を有し、下流側に
端子ACC,IG1,ST1,IG2,ST2を有して
おり、端子AM1が室内ジャンクションボックス31内
のヒューズ及び配線28を介してオルタネータ11のI
G端子に接続されるとともに、端子AM2が配線29及
びエンジンルーム内ジャンクション22内のヒューズを
介して前記バッテリー10に接続されている。端子AC
C,IG1,IG2は、室内ジャンクションボックス3
1内のヒューズを介して各車載電装品に接続され、この
うち端子IG1は配線32を介して前記オルタネータ1
1のIG端子にも接続されている。端子ST2は、室内
ジャンクションボックス31内のヒューズを介して前記
エンジンルーム内ジャンクションボックス14における
スタータリレー22の励磁コイルに接続されている。
【0005】この回路において、エンジンが始動してい
ない状態では、オルタネータ11のIG端子に電圧供給
されないため、オルタネータ11は作動せず、従ってバ
ッテリー10の充電も行われない。この状態から、車室
内のイグニッションキーがフルに回転操作されると、イ
グニッションスイッチ30内の端子AM1が端子AC
C,IG1を順に経て最終的に端子ST1に接続され、
これと連動して端子AM2も最終的に端子ST2と接続
される。これら端子AM2,ST2の接続により、バッ
テリー10からイグニッションスイッチ30及び室内ジ
ャンクションボックス31を経由してスタータリレー2
2の励磁コイルに電流が流され、これによりスタータリ
レー22が閉じてスタータモータ12内の大容量リレー
の励磁コイルに電流が流され、その結果スタータモータ
12が作動してエンジンが始動する。
ない状態では、オルタネータ11のIG端子に電圧供給
されないため、オルタネータ11は作動せず、従ってバ
ッテリー10の充電も行われない。この状態から、車室
内のイグニッションキーがフルに回転操作されると、イ
グニッションスイッチ30内の端子AM1が端子AC
C,IG1を順に経て最終的に端子ST1に接続され、
これと連動して端子AM2も最終的に端子ST2と接続
される。これら端子AM2,ST2の接続により、バッ
テリー10からイグニッションスイッチ30及び室内ジ
ャンクションボックス31を経由してスタータリレー2
2の励磁コイルに電流が流され、これによりスタータリ
レー22が閉じてスタータモータ12内の大容量リレー
の励磁コイルに電流が流され、その結果スタータモータ
12が作動してエンジンが始動する。
【0006】その後、イグニッションキーが解放される
と、イグニッションスイッチ30の端子AM1,AM2
がそれぞれ端子IG1,IG2に接続される状態に切換
えられ、バッテリー10から端子AM2,IG2及び室
内ジャンクションボックス31を経由して各電装品に電
力が供給されるとともに、バッテリー10から配線2
8、端子AM1,IG1、室内ジャンクションボックス
31、及び配線32を経由してオルタネータ11のIG
端子に電圧が供給され(すなわちエンジン始動検知信号
が入力され)、これを受けてオルタネータ11が始動す
る。オルタネータ11は、配線26を通じてS端子に入
力される検知電圧(バッテリー電圧)と目標電圧とを比
較し、両電圧を近づけるようにB端子から配線24を通
じて適宜バッテリー10の充電動作を行う一方、配線2
8及び端子AM1,IG1を通じて各電装品への電力供
給も行う。
と、イグニッションスイッチ30の端子AM1,AM2
がそれぞれ端子IG1,IG2に接続される状態に切換
えられ、バッテリー10から端子AM2,IG2及び室
内ジャンクションボックス31を経由して各電装品に電
力が供給されるとともに、バッテリー10から配線2
8、端子AM1,IG1、室内ジャンクションボックス
31、及び配線32を経由してオルタネータ11のIG
端子に電圧が供給され(すなわちエンジン始動検知信号
が入力され)、これを受けてオルタネータ11が始動す
る。オルタネータ11は、配線26を通じてS端子に入
力される検知電圧(バッテリー電圧)と目標電圧とを比
較し、両電圧を近づけるようにB端子から配線24を通
じて適宜バッテリー10の充電動作を行う一方、配線2
8及び端子AM1,IG1を通じて各電装品への電力供
給も行う。
【0007】ところで、このような電源回路を備えた車
両に衝突事故が発生すると、その衝撃で電気配線が短
絡、過熱するおそれがある。これを防ぐべく、車両衝突
時には速やかに各電装品への電力供給を遮断することが
好ましい。
両に衝突事故が発生すると、その衝撃で電気配線が短
絡、過熱するおそれがある。これを防ぐべく、車両衝突
時には速やかに各電装品への電力供給を遮断することが
好ましい。
【0008】そこで従来は、例えば特開平6−3162
42号公報に示されるように、上記バッテリーから各電
装品への電力供給経路途中(図4の回路ではバッテリー
10とオルタネータ用ヒューズ16との間の経路中)に
リレースイッチ等からなる遮断装置を設け、車両衝突検
知時に上記電力供給経路を遮断してバッテリーから電装
品への電力供給を強制的に停止させるものが提案されて
いる。
42号公報に示されるように、上記バッテリーから各電
装品への電力供給経路途中(図4の回路ではバッテリー
10とオルタネータ用ヒューズ16との間の経路中)に
リレースイッチ等からなる遮断装置を設け、車両衝突検
知時に上記電力供給経路を遮断してバッテリーから電装
品への電力供給を強制的に停止させるものが提案されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4の回路において、
仮にバッテリー10からオルタネータ用ヒューズ16へ
の電力供給経路を遮断しても、オルタネータ11のIG
端子への電圧供給が途絶えない限り、オルタネータ11
が停止することはない。そして、このオルタネータ11
が作動している間は、そのB端子から配線28及びイグ
ニッションスイッチ30を経由して各電装品に電力が供
給されるとともに、上記IG端子に電圧が供給され続け
ることになる。
仮にバッテリー10からオルタネータ用ヒューズ16へ
の電力供給経路を遮断しても、オルタネータ11のIG
端子への電圧供給が途絶えない限り、オルタネータ11
が停止することはない。そして、このオルタネータ11
が作動している間は、そのB端子から配線28及びイグ
ニッションスイッチ30を経由して各電装品に電力が供
給されるとともに、上記IG端子に電圧が供給され続け
ることになる。
【0010】すなわち、図示のようにバッテリー10と
オルタネータ11とが併設された回路では、従来のよう
にバッテリー10から電装品への電力供給経路を遮断し
ても、オルタネータ11から各電装品への電力供給は停
止されず、安全性の向上は望めない。
オルタネータ11とが併設された回路では、従来のよう
にバッテリー10から電装品への電力供給経路を遮断し
ても、オルタネータ11から各電装品への電力供給は停
止されず、安全性の向上は望めない。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、バッテ
リーとオルタネータ等の発電機とが併設された車両にお
いて、その衝突事故発生時に高い安全性を確保できる装
置を提供することを目的とする。
リーとオルタネータ等の発電機とが併設された車両にお
いて、その衝突事故発生時に高い安全性を確保できる装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、バッテリーから車載電装品へ
電力を供給するための第1供給経路と、発電機から車載
電装品へ電力を供給するための第2供給経路とを備えた
車両において、車両衝突時に上記第1供給経路を遮断す
る第1安全手段と、車両衝突時に発電機から上記第2供
給経路を通じての車載電装品への電力供給を停止させる
第2安全手段とを備えたものである。
の手段として、本発明は、バッテリーから車載電装品へ
電力を供給するための第1供給経路と、発電機から車載
電装品へ電力を供給するための第2供給経路とを備えた
車両において、車両衝突時に上記第1供給経路を遮断す
る第1安全手段と、車両衝突時に発電機から上記第2供
給経路を通じての車載電装品への電力供給を停止させる
第2安全手段とを備えたものである。
【0013】この構成によれば、車両衝突時、バッテリ
ーから車載電装品への電力供給が停止されるのに加え、
発電機から車載電装品への電力供給も停止されることに
より、高い安全性が確保される。
ーから車載電装品への電力供給が停止されるのに加え、
発電機から車載電装品への電力供給も停止されることに
より、高い安全性が確保される。
【0014】上記第2安全手段として、車両衝突時に上
記電圧供給端子への電圧供給を強制的に停止させる発電
機停止手段を備えれば、電圧供給端子を有効利用して発
電機の作動を強制停止させることができ、特別な経路遮
断手段を設けることなく発電機からの電力供給を阻止す
ることができる。
記電圧供給端子への電圧供給を強制的に停止させる発電
機停止手段を備えれば、電圧供給端子を有効利用して発
電機の作動を強制停止させることができ、特別な経路遮
断手段を設けることなく発電機からの電力供給を阻止す
ることができる。
【0015】また、上記第1安全手段として、上記第1
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断
部と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を
変化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御
手段とを備える場合、この第1遮断制御手段と上記発電
機停止手段とを単一の制御ユニットとして構成すれば、
回路の小型化及び配線の簡略化が図れる。この場合、
「単一の制御ユニット」としては、単一の制御基板に両
遮断制御手段の構成回路素子を併せて実装したものが好
ましいが、各遮断制御手段を別々の基板等に実装してこ
れらを共通のボックス(例えばジャンクションボック
ス)に収納したものであってもよい。
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断
部と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を
変化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御
手段とを備える場合、この第1遮断制御手段と上記発電
機停止手段とを単一の制御ユニットとして構成すれば、
回路の小型化及び配線の簡略化が図れる。この場合、
「単一の制御ユニット」としては、単一の制御基板に両
遮断制御手段の構成回路素子を併せて実装したものが好
ましいが、各遮断制御手段を別々の基板等に実装してこ
れらを共通のボックス(例えばジャンクションボック
ス)に収納したものであってもよい。
【0016】また、上記第2安全手段として、上記第2
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第2供給経路を遮断する動作を行う第2経路遮断
部と、車両衝突時に上記第2経路遮断部への制御信号を
変化させて第2供給経路の遮断を行わせる第2遮断制御
手段とを備える場合も、この第2遮断制御手段と前記第
1遮断制御手段とを単一の制御ユニットとして構成する
ことにより、前記と同様に回路の小型化及び配線の簡略
化が図れる。
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第2供給経路を遮断する動作を行う第2経路遮断
部と、車両衝突時に上記第2経路遮断部への制御信号を
変化させて第2供給経路の遮断を行わせる第2遮断制御
手段とを備える場合も、この第2遮断制御手段と前記第
1遮断制御手段とを単一の制御ユニットとして構成する
ことにより、前記と同様に回路の小型化及び配線の簡略
化が図れる。
【0017】さらに、この制御ユニットを上記第1経路
遮断部を介さずにバッテリーに接続するとともに、車両
衝突時に車載電装品のうちの特定の電装品にのみ電力を
供給して安全動作(例えば表示ランプの点灯やドアロッ
クの解除等)を行わせるように当該制御ユニットを構成
すれば、車両衝突後により高い安全性を確保することが
できる。しかも、このような安全動作を実行するのに要
する電流は僅かであり、この程度の電流を流しても配線
の過熱のおそれはほとんどない。
遮断部を介さずにバッテリーに接続するとともに、車両
衝突時に車載電装品のうちの特定の電装品にのみ電力を
供給して安全動作(例えば表示ランプの点灯やドアロッ
クの解除等)を行わせるように当該制御ユニットを構成
すれば、車両衝突後により高い安全性を確保することが
できる。しかも、このような安全動作を実行するのに要
する電流は僅かであり、この程度の電流を流しても配線
の過熱のおそれはほとんどない。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。なお、図1に示す電源回
路において、前記図4に示した回路と共通の構成要素に
ついては同図における参照符と同一の参照符を付し、そ
の説明を省略する。
及び図2に基づいて説明する。なお、図1に示す電源回
路において、前記図4に示した回路と共通の構成要素に
ついては同図における参照符と同一の参照符を付し、そ
の説明を省略する。
【0019】図1の回路では、室内ジャンクションボッ
クス31内に、各種ヒューズ、リレー類に加え、ECU
(制御ユニット)40が組み込まれている。このECU
40は、単一の制御基板に必要な制御回路素子が実装さ
れたものであり、室内ジャンクションボックス31内の
ヒューズを介してイグニッションスイッチ30の端子I
G1に接続されている。また、このECU40には、図
略の衝突検知手段から出力されるエアバッグ作動指令信
号が入力されるとともに、ハザードスイッチ、ドアロッ
クスイッチ、及びルームランプスイッチが接続されてい
る。
クス31内に、各種ヒューズ、リレー類に加え、ECU
(制御ユニット)40が組み込まれている。このECU
40は、単一の制御基板に必要な制御回路素子が実装さ
れたものであり、室内ジャンクションボックス31内の
ヒューズを介してイグニッションスイッチ30の端子I
G1に接続されている。また、このECU40には、図
略の衝突検知手段から出力されるエアバッグ作動指令信
号が入力されるとともに、ハザードスイッチ、ドアロッ
クスイッチ、及びルームランプスイッチが接続されてい
る。
【0020】なお、本発明では、上記エアバッグ作動指
令信号ではなく、衝突検知信号を直接ECU40に入力
するようにしてもよい。また、ECU40に加速度セン
サを接続し、その検出値が一定以上の時に衝突発生と判
断するようにECU40を構成してもよい。
令信号ではなく、衝突検知信号を直接ECU40に入力
するようにしてもよい。また、ECU40に加速度セン
サを接続し、その検出値が一定以上の時に衝突発生と判
断するようにECU40を構成してもよい。
【0021】この回路の第1の特徴として、バッテリー
10と各ヒューズ16,18,20とを結ぶ電力供給経
路(第1供給経路)13の途中には、遮断器(第1遮断
手段)CBが設けられるとともに、この遮断器CBが配
線42を介して上記ECU40に接続されており、この
ECU40から出力される制御信号によって遮断器CB
が上記電力供給経路13を遮断するように構成されてい
る。
10と各ヒューズ16,18,20とを結ぶ電力供給経
路(第1供給経路)13の途中には、遮断器(第1遮断
手段)CBが設けられるとともに、この遮断器CBが配
線42を介して上記ECU40に接続されており、この
ECU40から出力される制御信号によって遮断器CB
が上記電力供給経路13を遮断するように構成されてい
る。
【0022】この遮断器CBには、従来から知られてい
る種々の遮断手段等が適用可能である。その例を図2
(a)〜(c)に示す。
る種々の遮断手段等が適用可能である。その例を図2
(a)〜(c)に示す。
【0023】同図(a)では、電力供給経路13の途中
にリレースイッチ44が設けられ、その励磁コイル44
aの一端がアースに、他端が配線42を介してECU4
0に接続されており、ECU40が制御信号を出力する
ことにより、励磁コイル44aが励磁されてリレー接点
が閉じ、電力供給経路13がつながれるようになってい
る。この回路では、ECU40からの制御信号の出力が
停止されることにより、リレー接点が開いて電力供給経
路13が強制的に遮断される。
にリレースイッチ44が設けられ、その励磁コイル44
aの一端がアースに、他端が配線42を介してECU4
0に接続されており、ECU40が制御信号を出力する
ことにより、励磁コイル44aが励磁されてリレー接点
が閉じ、電力供給経路13がつながれるようになってい
る。この回路では、ECU40からの制御信号の出力が
停止されることにより、リレー接点が開いて電力供給経
路13が強制的に遮断される。
【0024】同図(b)では、電力供給経路13の途中
にヒューズ46が設けられるとともに、その下流側で電
力供給経路13と分岐してアースに至るアース回路48
が設けられ、このアース回路48の途中にリレースイッ
チ50が設けられている。そして、このリレースイッチ
50の励磁コイル50aの一端がアースに接続され、他
端が配線42を介してECU40に接続されている。こ
の回路では、ECU40から制御信号が出力されない通
常時には、リレースイッチ50のリレー接点が開かれ、
専ら電力供給経路13のみに電流が流される一方、EC
U40から制御信号が出力されると、リレースイッチ5
0の励磁コイル50aが励磁されてリレー接点が閉じ、
ヒューズ46がアース回路48を通じてアースに短絡さ
れ、強制的に溶断される(すなわち電力供給経路13が
強制遮断される)。
にヒューズ46が設けられるとともに、その下流側で電
力供給経路13と分岐してアースに至るアース回路48
が設けられ、このアース回路48の途中にリレースイッ
チ50が設けられている。そして、このリレースイッチ
50の励磁コイル50aの一端がアースに接続され、他
端が配線42を介してECU40に接続されている。こ
の回路では、ECU40から制御信号が出力されない通
常時には、リレースイッチ50のリレー接点が開かれ、
専ら電力供給経路13のみに電流が流される一方、EC
U40から制御信号が出力されると、リレースイッチ5
0の励磁コイル50aが励磁されてリレー接点が閉じ、
ヒューズ46がアース回路48を通じてアースに短絡さ
れ、強制的に溶断される(すなわち電力供給経路13が
強制遮断される)。
【0025】同図(c)では、前記ヒューズ46がカプ
セル52内に封入され、このカプセル52内に引火装置
54及び火薬56がセットされている。そして、ECU
40から制御信号が出力されると引火装置54が作動
し、火薬56が爆発して、その爆発力でヒューズ46が
強制破断されるようになっている。
セル52内に封入され、このカプセル52内に引火装置
54及び火薬56がセットされている。そして、ECU
40から制御信号が出力されると引火装置54が作動
し、火薬56が爆発して、その爆発力でヒューズ46が
強制破断されるようになっている。
【0026】前記図1のECU40は、上記遮断器CB
を介することなく、ヒューズ17をもつ3つの経路を通
じてバッテリー10の端子に直接接続されている。これ
らの経路は、それぞれ、ハザードランプ、ドアロック装
置、ルームランプへの電力供給を確保するためのもので
ある。
を介することなく、ヒューズ17をもつ3つの経路を通
じてバッテリー10の端子に直接接続されている。これ
らの経路は、それぞれ、ハザードランプ、ドアロック装
置、ルームランプへの電力供給を確保するためのもので
ある。
【0027】この回路の第2の特徴として、オルタネー
タ11のIG端子は配線32を介して前記ECU40に
接続されており、このECU40から直接IG端子に電
圧供給が可能な状態とされている。
タ11のIG端子は配線32を介して前記ECU40に
接続されており、このECU40から直接IG端子に電
圧供給が可能な状態とされている。
【0028】次に、このECU40の行う制御動作も含
めた回路全体の作用を説明する。
めた回路全体の作用を説明する。
【0029】まず、エンジン停止状態から車室内のイグ
ニッションキーがフルに回転操作されると、イグニッシ
ョンスイッチ30内の端子AM1,AM2がそれぞれ端
子ST1,ST2に接続され、バッテリー10から上記
端子AM2,ST2及び室内ジャンクションボックス3
1を経由してスタータリレー22の励磁コイルに電流が
流され、これによりスタータリレー22が閉じてスター
タモータ12内の大容量リレーの励磁コイルに電流が流
され、その結果スタータモータ12が作動してエンジン
が始動する。
ニッションキーがフルに回転操作されると、イグニッシ
ョンスイッチ30内の端子AM1,AM2がそれぞれ端
子ST1,ST2に接続され、バッテリー10から上記
端子AM2,ST2及び室内ジャンクションボックス3
1を経由してスタータリレー22の励磁コイルに電流が
流され、これによりスタータリレー22が閉じてスター
タモータ12内の大容量リレーの励磁コイルに電流が流
され、その結果スタータモータ12が作動してエンジン
が始動する。
【0030】その後、イグニッションキーが解放されて
端子AM1,AM2がそれぞれ端子IG1,IG2に接
続されると、バッテリー10から端子AM2,IG2及
び室内ジャンクションボックス31を経由して各電装品
に電力が供給されるとともに、バッテリー10から配線
28、端子AM1,IG1、及び室内ジャンクションボ
ックス31を経由して各電装品及びECU40に電力が
供給される。ECU40は、配線32を通じてオルタネ
ータ11のIG端子に電圧を供給し、オルタネータ11
を作動させる。オルタネータ11は、S端子に入力され
る検知電圧(バッテリー電圧)に基づくバッテリー充電
動作と、配線28及び端子AM1,IG1を通じての各
電装品への電力供給とを行う。
端子AM1,AM2がそれぞれ端子IG1,IG2に接
続されると、バッテリー10から端子AM2,IG2及
び室内ジャンクションボックス31を経由して各電装品
に電力が供給されるとともに、バッテリー10から配線
28、端子AM1,IG1、及び室内ジャンクションボ
ックス31を経由して各電装品及びECU40に電力が
供給される。ECU40は、配線32を通じてオルタネ
ータ11のIG端子に電圧を供給し、オルタネータ11
を作動させる。オルタネータ11は、S端子に入力され
る検知電圧(バッテリー電圧)に基づくバッテリー充電
動作と、配線28及び端子AM1,IG1を通じての各
電装品への電力供給とを行う。
【0031】その後、この車両に衝突事故が発生し、こ
れを衝突検知センサが検知して図略の制御装置に検知信
号を入力すると、この制御装置はエアバッグ装置に対し
てエアバッグ作動指令信号を出力し、かつ、この信号は
ECU40にも入力される。この信号を受けたECU4
0は、配線42を通じて遮断器CBに入力する制御信号
を変化させる(図2(a)(c)では所定電圧の制御信
号を入力し、同図(b)ではそれまでの通常状態で入力
していた所定電圧の制御信号を切る)ことにより、バッ
テリー10から各ヒューズ16,18,20への電力供
給経路13を遮断させるのと同時に、それまで配線32
を通じて行っていたオルタネータIG端子に対しての電
圧供給を止め、オルタネータ11を強制停止させる。こ
れにより、ECU40を除く各電装品への電力供給が遮
断され、高い安全性が確保される。
れを衝突検知センサが検知して図略の制御装置に検知信
号を入力すると、この制御装置はエアバッグ装置に対し
てエアバッグ作動指令信号を出力し、かつ、この信号は
ECU40にも入力される。この信号を受けたECU4
0は、配線42を通じて遮断器CBに入力する制御信号
を変化させる(図2(a)(c)では所定電圧の制御信
号を入力し、同図(b)ではそれまでの通常状態で入力
していた所定電圧の制御信号を切る)ことにより、バッ
テリー10から各ヒューズ16,18,20への電力供
給経路13を遮断させるのと同時に、それまで配線32
を通じて行っていたオルタネータIG端子に対しての電
圧供給を止め、オルタネータ11を強制停止させる。こ
れにより、ECU40を除く各電装品への電力供給が遮
断され、高い安全性が確保される。
【0032】さらに、ECU40は、例外的に、ハザー
ドスイッチ、ドアロックスイッチ、ルームランプスイッ
チに制御信号を出力し、ハザードランプの点滅及びルー
ムランプの点灯により車両外部への非常表示を行うとと
もに、ドアロックを強制解除するといった安全動作を行
わせる。この安全動作を行うために必要な電流は僅かで
あり、安全性の低下を伴うことはない。
ドスイッチ、ドアロックスイッチ、ルームランプスイッ
チに制御信号を出力し、ハザードランプの点滅及びルー
ムランプの点灯により車両外部への非常表示を行うとと
もに、ドアロックを強制解除するといった安全動作を行
わせる。この安全動作を行うために必要な電流は僅かで
あり、安全性の低下を伴うことはない。
【0033】第2の実施の形態を図3に示す。ここで
は、オルタネータ11から各電装品への電力供給経路
(第2供給経路)である配線24の途中に、前記遮断器
CBと同様の構成をもつ遮断器(第2経路遮断部)CB
´が遮断器CBとは別に設けられ、これに配線42´を
介してECU40が接続されている。そして、ECU4
0は、車両衝突時、配線42,42´を通じて両遮断器
CB,CB´に入力される制御信号を変化させ、これら
遮断器CB,CB´に経路遮断動作を行わせるように構
成されている。
は、オルタネータ11から各電装品への電力供給経路
(第2供給経路)である配線24の途中に、前記遮断器
CBと同様の構成をもつ遮断器(第2経路遮断部)CB
´が遮断器CBとは別に設けられ、これに配線42´を
介してECU40が接続されている。そして、ECU4
0は、車両衝突時、配線42,42´を通じて両遮断器
CB,CB´に入力される制御信号を変化させ、これら
遮断器CB,CB´に経路遮断動作を行わせるように構
成されている。
【0034】この装置においても、車両衝突時にバッテ
リー10、オルタネータ11の双方からの電力供給を遮
断することができ、高い安全性を確保することができ
る。ただし、前記第1の実施の形態によれば、オルタネ
ータ11に設けられているIG端子(電圧供給端子)を
有効に利用して遮断器CB´を省略でき、回路構成を簡
略化できる利点が得られる。
リー10、オルタネータ11の双方からの電力供給を遮
断することができ、高い安全性を確保することができ
る。ただし、前記第1の実施の形態によれば、オルタネ
ータ11に設けられているIG端子(電圧供給端子)を
有効に利用して遮断器CB´を省略でき、回路構成を簡
略化できる利点が得られる。
【0035】本発明において、遮断器CBの作動を制御
する制御手段と、遮断器CB´の作動もしくはオルタネ
ータ11のIG端子への電圧供給を制御する制御手段と
は、前記各実施形態で示したように単一の制御基板に回
路素子が組み込まれたECU40として構成するのがよ
り好ましいが、両制御手段をそれぞれ別個の回路基板や
フレキシブル基板等に実装しても良い。この場合も、各
基板等を同一のボックス(例えば室内ジャンクションボ
ックス31)内に収納することにより、回路全体の小型
化及び配線の簡略化を図ることが可能である。
する制御手段と、遮断器CB´の作動もしくはオルタネ
ータ11のIG端子への電圧供給を制御する制御手段と
は、前記各実施形態で示したように単一の制御基板に回
路素子が組み込まれたECU40として構成するのがよ
り好ましいが、両制御手段をそれぞれ別個の回路基板や
フレキシブル基板等に実装しても良い。この場合も、各
基板等を同一のボックス(例えば室内ジャンクションボ
ックス31)内に収納することにより、回路全体の小型
化及び配線の簡略化を図ることが可能である。
【0036】また、本発明において、車両衝突後に一部
の電装品に安全動作を行わせる場合、その電装品は上述
のハザードランプ、ドアロック装置、ルームランプに限
られるものではなく、車両の構造に応じて適宜選択すれ
ばよい。
の電装品に安全動作を行わせる場合、その電装品は上述
のハザードランプ、ドアロック装置、ルームランプに限
られるものではなく、車両の構造に応じて適宜選択すれ
ばよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、車両衝突時にお
いて、バッテリーから車載電装品へ電力を供給するため
の第1供給経路を遮断する第1安全手段に加え、発電機
から第2供給経路を通じての車載電装品への電力供給を
停止させる第2安全手段を備えたものであるので、従来
に比べ、各電装品への電力供給をより確実に停止させる
ことができ、車両衝突時の安全性を高めることができる
効果がある。
いて、バッテリーから車載電装品へ電力を供給するため
の第1供給経路を遮断する第1安全手段に加え、発電機
から第2供給経路を通じての車載電装品への電力供給を
停止させる第2安全手段を備えたものであるので、従来
に比べ、各電装品への電力供給をより確実に停止させる
ことができ、車両衝突時の安全性を高めることができる
効果がある。
【0038】そして、上記第2安全手段として、車両衝
突時に上記電圧供給端子への電圧供給を強制的に停止さ
せる発電機停止手段を備えたものによれば、特別な経路
遮断手段が不要な安価かつ簡素な構成で発電機からの電
力供給を阻止できる効果が得られる。
突時に上記電圧供給端子への電圧供給を強制的に停止さ
せる発電機停止手段を備えたものによれば、特別な経路
遮断手段が不要な安価かつ簡素な構成で発電機からの電
力供給を阻止できる効果が得られる。
【0039】また、上記第1安全手段として、上記第1
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断
部と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を
変化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御
手段とを備える場合、この第1遮断制御手段と上記発電
機停止手段とを単一の制御ユニットとして構成すれば、
回路の小型化及び配線の簡略化をさらに進めることがで
きる効果が得られる。この効果は、上記第2安全手段と
して、上記第2供給経路途中に設けられ、入力される制
御信号の変化によって第2供給経路を遮断する動作を行
う第2経路遮断部と、車両衝突時に上記第2経路遮断部
への制御信号を変化させて第2供給経路の遮断を行わせ
る第2遮断制御手段とを備えるとともに、この第2遮断
制御手段と前記第1遮断制御手段とを単一の制御ユニッ
トとして構成することによっても得られる。
供給経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化に
よって第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断
部と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を
変化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御
手段とを備える場合、この第1遮断制御手段と上記発電
機停止手段とを単一の制御ユニットとして構成すれば、
回路の小型化及び配線の簡略化をさらに進めることがで
きる効果が得られる。この効果は、上記第2安全手段と
して、上記第2供給経路途中に設けられ、入力される制
御信号の変化によって第2供給経路を遮断する動作を行
う第2経路遮断部と、車両衝突時に上記第2経路遮断部
への制御信号を変化させて第2供給経路の遮断を行わせ
る第2遮断制御手段とを備えるとともに、この第2遮断
制御手段と前記第1遮断制御手段とを単一の制御ユニッ
トとして構成することによっても得られる。
【0040】さらに、この制御ユニットを上記第1経路
遮断部を介さずにバッテリーに接続するとともに、車両
衝突時に車載電装品のうちの特定の電装品にのみ電力を
供給して安全動作を行わせるように当該制御ユニットを
構成すれば、車両衝突後の安全性をさらに高めることが
できる効果が得られる。
遮断部を介さずにバッテリーに接続するとともに、車両
衝突時に車載電装品のうちの特定の電装品にのみ電力を
供給して安全動作を行わせるように当該制御ユニットを
構成すれば、車両衝突後の安全性をさらに高めることが
できる効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図2】(a)〜(c)は図1に示す回路における遮断
器の具体例を示す図である。
器の具体例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図4】従来の車両用電源回路の一例を示す回路図であ
る。
る。
10 バッテリー 11 オルタネータ(発電機) 13 電力供給経路(第1供給経路) 24 配線(第2供給経路) 40 ECU(制御ユニット) CB 遮断器(第1経路遮断部) CB´ 遮断器(第2経路遮断部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 服部 幸光 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 白木 和幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 涌井 雅徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 バッテリーから車載電装品へ電力を供給
するための第1供給経路と、発電機から車載電装品へ電
力を供給するための第2供給経路とを備えた車両におい
て、車両衝突時に上記第1供給経路を遮断する第1安全
手段と、車両衝突時に発電機から上記第2供給経路を通
じての車載電装品への電力供給を停止させる第2安全手
段とを備えたことを特徴とする車両の安全装置。 - 【請求項2】 電圧供給端子に電圧が供給された場合に
のみ作動する発電機を備えるとともに、上記第2安全手
段として、車両衝突時に上記電圧供給端子への電圧供給
を強制的に停止させる発電機停止手段を備えたことを特
徴とする請求項1記載の車両の安全装置。 - 【請求項3】 上記第1安全手段として、上記第1供給
経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化によっ
て第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断部
と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を変
化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御手
段とを備えるとともに、この第1遮断制御手段と上記発
電機停止手段とを単一の制御ユニットとして構成したこ
とを特徴とする請求項2記載の車両の安全装置。 - 【請求項4】 上記第1安全手段として、上記第1供給
経路途中に設けられ、入力される制御信号の変化によっ
て第1供給経路を遮断する動作を行う第1経路遮断部
と、車両衝突時に上記第1経路遮断部への制御信号を変
化させて第1供給経路の遮断を行わせる第1遮断制御手
段とを備え、上記第2安全手段として、上記第2供給経
路途中に設けられ、入力される制御信号の変化によって
第2供給経路を遮断する動作を行う第2経路遮断部と、
車両衝突時に上記第2経路遮断部への制御信号を変化さ
せて第2供給経路の遮断を行わせる第2遮断制御手段と
を備えるとともに、上記第1遮断制御手段と第2遮断制
御手段とを単一の制御ユニットとして構成したことを特
徴とする請求項1記載の車両の安全装置。 - 【請求項5】 上記制御ユニットを上記第1経路遮断部
を介さずにバッテリーに接続するとともに、車両衝突時
に車載電装品のうちの特定の電装品にのみ電力を供給し
て安全動作を行わせるように当該制御ユニットを構成し
たことを特徴とする請求項3または4記載の車両の安全
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274597A JPH11105648A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 車両の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274597A JPH11105648A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 車両の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105648A true JPH11105648A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17543965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9274597A Withdrawn JPH11105648A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 車両の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105648A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020082341A (ko) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 전원차단장치 |
JP2011109737A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Nifco Inc | 安全装置 |
WO2012128053A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | 電磁開閉装置 |
JP2019110626A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 衝突検知装置 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP9274597A patent/JPH11105648A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020082341A (ko) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 전원차단장치 |
JP2011109737A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Nifco Inc | 安全装置 |
WO2012128053A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | 電磁開閉装置 |
JP2012199143A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Panasonic Corp | 電磁開閉装置 |
JP2019110626A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 衝突検知装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |