JPH11105199A - 複合板 - Google Patents
複合板Info
- Publication number
- JPH11105199A JPH11105199A JP29169697A JP29169697A JPH11105199A JP H11105199 A JPH11105199 A JP H11105199A JP 29169697 A JP29169697 A JP 29169697A JP 29169697 A JP29169697 A JP 29169697A JP H11105199 A JPH11105199 A JP H11105199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- molded sheet
- plywood
- composite board
- chip molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的製造原価が安価でしかも高級な見掛け
を有する複合板を提供する。 【解決手段】 合板11と、合板11上に積層された木
片成形板12とからなる複合板10において、木片成形
板12を構成する木片に、針葉樹からなって粒径が0.
2〜1mm範囲の破片化したものを使用した。
を有する複合板を提供する。 【解決手段】 合板11と、合板11上に積層された木
片成形板12とからなる複合板10において、木片成形
板12を構成する木片に、針葉樹からなって粒径が0.
2〜1mm範囲の破片化したものを使用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板上にパーティ
クルボード等の木片成形板を積層させた複合板に関す
る。
クルボード等の木片成形板を積層させた複合板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボードの表面は合板より硬
いので、これを合板の表面に積層し、更に、突板等の化
粧材を貼着した板材が床板等に使用され、表面からのキ
ャスター等の荷重及び衝撃で床板に疵が付くのを防止し
ている。一方、床板等に使用する化粧板においては、立
体感を付与するために通常V溝を切削加工して塗装処理
するが、V溝内部の色と化粧材の表面の色とを略同一色
にすると、挽板又は無垢材のように高級な見掛けとな
る。
いので、これを合板の表面に積層し、更に、突板等の化
粧材を貼着した板材が床板等に使用され、表面からのキ
ャスター等の荷重及び衝撃で床板に疵が付くのを防止し
ている。一方、床板等に使用する化粧板においては、立
体感を付与するために通常V溝を切削加工して塗装処理
するが、V溝内部の色と化粧材の表面の色とを略同一色
にすると、挽板又は無垢材のように高級な見掛けとな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーテ
ィクルボードを表面に積層した複合板に、V溝加工をし
て塗装をすると、着色剤(ステイン)がチップ間に吸い
込まれてチップの形状が目立ち、仕上がりが悪いという
問題がある。そこで、合板の上にMDF(中比重繊維
板)を積層することも考えられ、この場合には、着色剤
は均一に吸い込まれて繊維自体が目立つことはないが、
着色剤の吸い込み量が多いので、V溝が表面と比較して
異常な濃い色に着色されてしまうという問題があった。
従って、以上のように合板の表面にパーティクルボード
やMDFを使用した複合板においては、見掛けが悪いの
で安価な化粧板となって商品価値が下がるという問題が
あった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、
比較的製造原価が安価でしかも高級な見掛けを有する複
合板を提供することを目的とする。
ィクルボードを表面に積層した複合板に、V溝加工をし
て塗装をすると、着色剤(ステイン)がチップ間に吸い
込まれてチップの形状が目立ち、仕上がりが悪いという
問題がある。そこで、合板の上にMDF(中比重繊維
板)を積層することも考えられ、この場合には、着色剤
は均一に吸い込まれて繊維自体が目立つことはないが、
着色剤の吸い込み量が多いので、V溝が表面と比較して
異常な濃い色に着色されてしまうという問題があった。
従って、以上のように合板の表面にパーティクルボード
やMDFを使用した複合板においては、見掛けが悪いの
で安価な化粧板となって商品価値が下がるという問題が
あった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、
比較的製造原価が安価でしかも高級な見掛けを有する複
合板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の複合板は、合板と、該合板上に積層された木片成
形板とからなる複合板において、前記木片成形板を構成
する木片に、針葉樹からなって粒径が0.2〜1mm範
囲の破片化したものを使用している。
記載の複合板は、合板と、該合板上に積層された木片成
形板とからなる複合板において、前記木片成形板を構成
する木片に、針葉樹からなって粒径が0.2〜1mm範
囲の破片化したものを使用している。
【0005】請求項1記載の複合板においては、木片成
形板を構成する木片に、針葉樹からなる木片を使用し、
針葉樹からなる木片は白色系であるので、着色の仕上が
りがよい。更には、その粒径を0.2〜1mm範囲のも
のを使用しているので、着色剤の著しい吸い込みを防止
し、更に仮に着色剤を吸い込んでもチップの粒径を小さ
くしてその目立ちを防止している。
形板を構成する木片に、針葉樹からなる木片を使用し、
針葉樹からなる木片は白色系であるので、着色の仕上が
りがよい。更には、その粒径を0.2〜1mm範囲のも
のを使用しているので、着色剤の著しい吸い込みを防止
し、更に仮に着色剤を吸い込んでもチップの粒径を小さ
くしてその目立ちを防止している。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(A)、(B)はそれ
ぞれ本発明の一実施の形態に係る複合板の断面図及び斜
視図、図2は従来例に係る複合板の断面図及び斜視図で
ある。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(A)、(B)はそれ
ぞれ本発明の一実施の形態に係る複合板の断面図及び斜
視図、図2は従来例に係る複合板の断面図及び斜視図で
ある。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る複合板10は、複数枚の単板が積層された合板1
1上に、木片成形板12が積層されている。この木片成
形板12は松、檜、杉等の針葉樹を原料とし、更にその
粒径が0.2〜1mmの破片化したものが使用されてい
る。この木片成形板12の製造に使用する接着剤にはフ
ェノール樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂が使用さ
れて熱圧締成形によって製造されている。
に係る複合板10は、複数枚の単板が積層された合板1
1上に、木片成形板12が積層されている。この木片成
形板12は松、檜、杉等の針葉樹を原料とし、更にその
粒径が0.2〜1mmの破片化したものが使用されてい
る。この木片成形板12の製造に使用する接着剤にはフ
ェノール樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂が使用さ
れて熱圧締成形によって製造されている。
【0008】合板は常用の尿素樹脂等の熱硬化性樹脂接
着剤によって各単板の繊維方向を変えて交互に接合した
ものである。木片成形板12の上には、突板や印刷化粧
紙等の化粧材13が貼着され、適当ピッチでV字溝14
が加工されている。そして、ステイン等の着色剤をロー
ルコータでワイピング処理してウレタン樹脂等の透明な
合成樹脂塗料で仕上げる。なお、図2(A)、(B)に
比較のために、従来例に係る複合板20を示しており、
21は合板を、22は木片成形板(パーティクルボー
ド)を、23は突板を、24はV字溝を示す。図に示す
ように、木片の粒が大きいので、外観の悪い複合板20
となる。
着剤によって各単板の繊維方向を変えて交互に接合した
ものである。木片成形板12の上には、突板や印刷化粧
紙等の化粧材13が貼着され、適当ピッチでV字溝14
が加工されている。そして、ステイン等の着色剤をロー
ルコータでワイピング処理してウレタン樹脂等の透明な
合成樹脂塗料で仕上げる。なお、図2(A)、(B)に
比較のために、従来例に係る複合板20を示しており、
21は合板を、22は木片成形板(パーティクルボー
ド)を、23は突板を、24はV字溝を示す。図に示す
ように、木片の粒が大きいので、外観の悪い複合板20
となる。
【0009】前記実施の形態においては、木片の粒度分
布を限定して説明したが、0.2〜1mmの粒度の木片
を主体とするものであれば、本発明は適用される。ま
た、木片成形板の厚みは合板の厚みにもよるが、1〜3
mm程度であり、これより厚くする場合も薄くする場合
も本発明は適用される。
布を限定して説明したが、0.2〜1mmの粒度の木片
を主体とするものであれば、本発明は適用される。ま
た、木片成形板の厚みは合板の厚みにもよるが、1〜3
mm程度であり、これより厚くする場合も薄くする場合
も本発明は適用される。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の複合板は、合板上に粒径
0.2〜1mmの針葉樹木片を主体とする木片成形板を
積層することによって、表面からの荷重や衝撃に対して
十分な強度を有すると共に、表面にV字溝を形成してそ
の上を表面塗装した場合の外観性を向上させることがで
きる。
0.2〜1mmの針葉樹木片を主体とする木片成形板を
積層することによって、表面からの荷重や衝撃に対して
十分な強度を有すると共に、表面にV字溝を形成してそ
の上を表面塗装した場合の外観性を向上させることがで
きる。
【図1】(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形
態に係る複合板の断面図及び斜視図である。
態に係る複合板の断面図及び斜視図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ従来例に係る複合板
の断面図及び斜視図である。
の断面図及び斜視図である。
10 複合板 11 合板 12 木片成形板 13 化粧材 14 V字溝
Claims (1)
- 【請求項1】 合板と、該合板上に積層された木片成形
板とからなる複合板において、 前記木片成形板を構成する木片に、針葉樹からなって粒
径が0.2〜1mm範囲の破片化したものを使用したこ
とを特徴とする複合板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29169697A JPH11105199A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29169697A JPH11105199A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 複合板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105199A true JPH11105199A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17772225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29169697A Pending JPH11105199A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 複合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105199A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008148906A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Inigo Espinosa Joaquin Maria | Procedimiento para la fabricación de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento |
CN107415373A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-12-01 | 安徽忠盛新型装饰材料有限公司 | 一种杉木生态板及其生产工艺 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP29169697A patent/JPH11105199A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008148906A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Inigo Espinosa Joaquin Maria | Procedimiento para la fabricación de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento |
ES2310133A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-16 | Joaquin Maria Iñigo Espinosa | Procedimiento para la fabricacion de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento. |
CN107415373A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-12-01 | 安徽忠盛新型装饰材料有限公司 | 一种杉木生态板及其生产工艺 |
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