JPH11105126A - 真空成形型および真空成形方法 - Google Patents
真空成形型および真空成形方法Info
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- JPH11105126A JPH11105126A JP28800097A JP28800097A JPH11105126A JP H11105126 A JPH11105126 A JP H11105126A JP 28800097 A JP28800097 A JP 28800097A JP 28800097 A JP28800097 A JP 28800097A JP H11105126 A JPH11105126 A JP H11105126A
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
し、該成形品に木目込み溝を形成する、木目込み刃を備
えた真空成形型において、表皮材の破れやしわのない良
好な木目込み溝を形成する。 【解決手段】 平面部F用の木目込み刃4aとアッパー
部U用の木目込み刃4bを備えた真空成形型で、アッパ
ー部U用木目込み刃4bをシリンダ9の駆動により、ア
ッパー部Uの溝の方向に対して垂直に近い方向で進行さ
せて、表皮材Sを溝に差し込んで押さえるようにした。
Description
用の成形品を成形するための真空成形型に関するもので
あり、さらに詳しくは成形と同時にドアトリム用成形品
に木目込み溝を形成するための木目込み刃を備えた真空
成形型およびそれを用いた真空成形方法に関する。
リムのベース材料となる成形品は、樹脂や木質材等をド
アトリムの形状に成形した基材の表面に、発泡層を有す
る塩化ビニール製の表皮材を貼着したものが一般的であ
る。基材に表皮材を貼着する方法としては、表皮材をヒ
ータにより加熱軟化させて基材に被せ、該基材を載置し
た真空成形型からの真空吸引により表皮材を吸引して基
材に貼着する方法、いわゆる真空成形法がよく知られて
いる。
ところで、ドアトリムには部分的に装飾用の布を貼着す
ることがある。このとき、貼着された布の周縁端末部が
露出していると美観を損ねるので、あらかじめ成形品に
深さ5ミリ程度の溝を形成しておき、布の周縁端末部を
該溝に差し込んで外から見えないようにすることが多
い。一般にこの処理を木目込みと呼び、この木目込みに
使用する前記の溝を木目込み溝Mという。該木目込み溝
Mは、あらかじめ基材に設けた溝に沿わせて表皮材を成
形貼着することで形成する。
で形成することは可能である。しかし、実際には真空吸
引のみの力では溝の底部まで表皮材が引っ張れず、浮き
が生じる場合がある。そのため、図4のような木目込み
刃を備えた真空成形型による成形が一般的になってい
る。以下、その工程を説明する。下型12に基材Wを載
置し、これに加熱軟化させた表皮材Sを被せ、上下動可
能な木目込み刃14を真空吸引と同時に基材Wの溝に差
し込み、表皮材Sを溝の底部に抑えつけて確実に貼着す
る方法であり、これにより溝の底部において表皮材Sの
浮きのない、状態のよい木目込み溝を形成する。
対して垂直にある溝、つまり基材Wを真空成形型に載置
した状態の平面部(図中のF部)にある溝は底部に向か
ってまっすぐ押さえることができる。ところが、ドアト
リムのデザインによっては木目込み溝がドアトリムのア
ッパー部(図中のU部)に及ぶ場合があり、その場合基
材Wを真空成形型に載置すると、溝は木目込み刃14の
進行方向に平行に近くなる。この状態で上方から木目込
み刃14を下降させて溝に差し込むと、木目込み刃14
は底部に向かってまっすぐ押さえるのではなく、底部を
摺るように下降して表皮材Sを引っ張ってしまい、表皮
材Sが切断されたりしわがよったりして良好な木目込み
溝が形成できなくなる。
を解決するために成されたものであり、ドアトリムのア
ッパー部にも良好な木目込み溝を形成することの可能な
真空成形型およびそれを用いた真空成形方法を提供する
ことを目的とする。
刃を備えた真空成形型は、該木目込み刃がドアトリムの
平面部の木目込み溝を形成するための第一の木目込み刃
と、ドアトリムのアッパー部の木目込み溝を形成するた
めの第二の木目込み刃から成り、前者の木目込み刃は上
下動可能な上定盤に固定してあり、後者の木目込み刃は
シリンダにより可動でアッパー部の溝方向に対し垂直に
近い進行方向で作動することを特徴としている。また、
前記した後者の木目込み刃は上定盤に軸支部材で軸支さ
れ、シリンダの駆動により軸支部材を中心に旋回してア
ッパー部の木目込み溝を形成することが望ましい。さら
に、前記した後者の木目込み刃は直動ガイドに連結さ
れ、シリンダの駆動により直動してアッパー部の木目込
み溝を形成することが望ましい。そして上記の真空成形
型を用いた真空成形方法は、表皮材を真空成形して基材
に貼着すると同時に上定盤を下降させて第一の木目込み
刃を平面部の溝に差し込み、次いで又は同時にシリンダ
を駆動して第二の木目込み刃をアッパー部の溝の方向に
対して垂直に近い角度で進行させて溝に差し込み、成形
品に木目込み溝を形成することを特徴としている。
しく説明する。図1は、本発明の真空成形型を示す。下
定盤1上に下型2が固定されており、該下型2は外部に
備えた真空吸引装置3と下定盤1を介して連通してい
る。4aは平面部Fの木目込み溝を形成するための木目
込み刃であり、スペーサー5を介して上定盤6に固定さ
れている。4bはアッパー部Uの木目込み溝を形成する
ための木目込み刃であり、アーム7に固定されている。
該アーム7は軸支部材8を介して上定盤6に取り付けら
れている。さらにアーム7はシリンダ9のピストンロッ
ド9Aと接続されており、該シリンダ9は前記スペーサ
ー5に固定されている。なお、Wは基材、Sは表皮材で
ある。
工程を以下説明する。図1のように基材Wを下型1の上
面に載置し、図示しないヒータにより加熱した表皮材S
を基材Wに被せる。そして、真空吸引装置3により下型
2内の空気を吸引し、表皮材Sを真空成形して基材Wに
貼着する。同時に上定盤6を下降させ、木目込み刃4a
を平面部Fの溝に差し込み、該木目込み刃4a先端で表
皮材Sを溝の底に押しつける。それに次いで、あるいは
同時にシリンダ9を駆動してアーム7を引っ張って木目
込み刃4bを軸支部材8中心に旋回させ、該木目込み刃
4bをアッパー部Uの溝に差し込む。木目込み刃4b先
端は溝の方向に対して垂直に近い角度で進行し、表皮材
Sを溝の底に押しつける。こうして図2に示すような状
態になり、成形品に木目込み溝Mが形成される。
の他の実施の形態を示す。本実施の形態は木目込み刃4
bを取り付けたアーム7を上定盤6にて軸支せず、シリ
ンダ9のピストンロッド9Aと直動ガイド10のガイド
ロッド10Aに接続してある。シリンダ9と直動ガイド
10はスペーサー5に固定されている。シリンダ9を駆
動すると木目込み刃4bは水平に近い角度で直動して、
溝に差し込まれて表皮材Sを溝の底に押しつける。
に、ドアトリム用の成形品を成形する真空成形型および
真空成形方法において、成形品に木目込み溝を形成する
ための木目込み刃を平面用とアッパー用に分割し、アッ
パー用木目込み刃をシリンダにより駆動して溝に垂直に
近い進行方向で表皮材を押さえるようにしたので、ドア
トリムのアッパー部にも良好な木目込み溝を形成するこ
とが可能となる。
る。
形状態を示す要部断面図である。
である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車のドアトリム用成形品を真空成形
し、かつ該成形品に木目込み溝を形成する、木目込み刃
を備えた真空成形型であって、該木目込み刃はドアトリ
ムの平面部Fの木目込み溝を形成するための木目込み刃
4aと、ドアトリムのアッパー部Uの木目込み溝を形成
するための木目込み刃4bから成り、前者の木目込み刃
4aは上下動可能な上定盤6に固定してあり、後者の木
目込み刃4bはシリンダ9により可動でアッパー部Uの
溝方向に対し垂直に近い進行方向で作動することを特徴
とする真空成形型。 - 【請求項2】 前記木目込み刃4bは上定盤6に軸支部
材8で軸支され、シリンダ9の駆動により軸支部材8を
中心に旋回してアッパー部Uの木目込み溝を形成するこ
とを特徴とする請求項1記載の真空成形型。 - 【請求項3】 前記木目込み刃4bは直動ガイド10に
連結され、シリンダ9の駆動により直動してアッパー部
Uの木目込み溝を形成することを特徴とする請求項1記
載の真空成形型。 - 【請求項4】 請求項1、2または3の真空成形型を用
いた真空成形方法であって、表皮材Sを真空成形して基
材Wに貼着すると同時に上定盤6を下降させて木目込み
刃4aを平面部Fの溝に差し込み、次いで又は同時にシ
リンダ9を駆動して木目込み刃4bをアッパー部Uの溝
の方向に対して垂直に近い角度で進行させて溝に差し込
み、成形品に木目込み溝Mを形成することを特徴とする
真空成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28800097A JP3503801B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 真空成形型および真空成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28800097A JP3503801B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 真空成形型および真空成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105126A true JPH11105126A (ja) | 1999-04-20 |
JP3503801B2 JP3503801B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=17724516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28800097A Expired - Fee Related JP3503801B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 真空成形型および真空成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3503801B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001063483A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | T S Tec Kk | 車内装部材の表装材木目込み被着型 |
KR100457313B1 (ko) * | 2002-06-26 | 2004-11-16 | 현대자동차주식회사 | 패널 보강용 패드 부착 장치 |
CN103009771A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-03 | 青岛双林汽车部件有限公司 | 门板包覆剪切机 |
JP2014008801A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Ts Tech Co Ltd | 車両用ドアライニング |
CN114789549A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-07-26 | 吉安奔达科技发展有限公司 | 一种汽车挡泥板生产用的成型装置 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP28800097A patent/JP3503801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3503801B2 (ja) | 2004-03-08 |
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