JPH1110504A - 球面形状総型研削工具の製作方法 - Google Patents

球面形状総型研削工具の製作方法

Info

Publication number
JPH1110504A
JPH1110504A JP18309197A JP18309197A JPH1110504A JP H1110504 A JPH1110504 A JP H1110504A JP 18309197 A JP18309197 A JP 18309197A JP 18309197 A JP18309197 A JP 18309197A JP H1110504 A JPH1110504 A JP H1110504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding tool
lens
blank
spherical
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18309197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mizunaga
一男 水永
Hiroshi Koibuchi
弘 鯉渕
Takashi Kosakai
隆 小堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18309197A priority Critical patent/JPH1110504A/ja
Publication of JPH1110504A publication Critical patent/JPH1110504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 球面レンズ等の球面形状を精研削加工する球
面形状総型研削工具の製作方法において、熟練技能を必
要とすることなく高精度に再現良く研削工具の修正加工
を行なうことができる製作方法を提供する。 【解決手段】 研削工具1aにより球面レンズを研削加
工する装置上において、研削工具1aに対するレンズま
たは該レンズと略同材質のブランク2aの相対位置を調
整することにより、すなわち、総型研削工具1aのΔH
が設定された規格に対し(+)である場合に、工具に対
するブランクの位置を基準位置xから工具の回転軸芯y
方向に移動させて加工することにより、工具のΔHを
(−)方向に変化させ、また、工具のΔHが設定された
規格に対し(−)である場合には逆方向に移動させて加
工することにより、工具のΔHを(+)方向に変化させ
るようになし、総型研削工具1aの球面形状を所望の形
状に修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやビデオカ
メラ等に用いられる球面レンズ等の球面形状を精研削加
工する球面形状総型研削工具の製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラやビデオカメラ等に用いられる球
面レンズ等の球面形状を精研削するための球面形状総型
研削工具(以下、単に研削工具ともいう。)において
は、レンズ等の球面形状を略反転した球面形状を有し、
その球面形状の精度が精研削するレンズの精度に直接影
響を及ぼすために、研削工具の球面形状は高精度に再現
性を高めるべく製作し修正することが必要である。そし
て、従来の球面形状研削工具の球面形状の修正は、図1
2に示すような手法で行なわれている。すなわち、図1
2において、51は修正しようとする研削工具であり、
52は合わせ皿といわれる鋳鉄製のマスター工具であっ
て、マスター工具52は、被加工レンズの球面曲率に、
摺り合わせに使用する遊離砥粒59の粒径分を加味した
球面曲率をもって形成されている。研削工具51は取り
付け治具57を介して主軸モータ58に装着され、マス
ター工具52はカンザシ揺動アーム55に支持されたカ
ンザシ54にピボット支持され、カンザシ揺動アーム5
5は、カンザシ54を介してマスター工具52を加圧す
るとともに前後にあるいは横方向に揺動運動しうるよう
に構成されている。通常の修正作業は、主軸モータ58
の回転軸に装着した下皿(図12では研削工具51)
と、カンザシ揺動アーム55の前後あるいは横方向の揺
動運動、および下皿の回転に追従して下皿の球面形状に
沿って連れ回りをする上皿(図12ではマスター工具5
2)とを、その間に遊離砥粒59を供給しながら、摺り
合わせて共摺りすることによって行ない、修正後の研削
工具の形状および曲率の良否判断は、簡易曲率計による
研削工具の球面形状と球面原器との比較測定により行な
っている。
【0003】そこで、簡易曲率計による研削工具の球面
形状と球面原器との比較測定について、図13に基づい
て簡単に説明すると、簡易曲率計100は一端側に開放
部101aを有する円筒状のリング101とリング10
1に取り付けられたダイヤルゲージ102と軸方向に移
動自在な測定子103を備えている。この簡易曲率計1
00を用いて凸球面を有する被測定物(この例では研削
工具とする)の球面形状を測定するに際し、先ず、図1
3の(a)に示すように、マスターゲージである球面原
器Woに簡易曲率計100のリング開放部101aの内
周縁部と測定子103を押し当て、ダイヤルゲージ10
2の目盛りを0点調整を行なう。そして、0点調整を行
なった簡易曲率計100を、図13の(b)に示すよう
に、球面原器Woに代えて被測定物である研削工具Wに
押し当てて、ダイヤルゲージ102の目盛りを読み取
る。このように測定することによって、マスターゲージ
の球面原器Woの球面の頂点から弦までの高さHoと被
測定物である研削工具Wの球面の頂点から弦までの高さ
Hとの差ΔH(=H−Ho)をダイヤルゲージ102の
目盛りから読み取ることができる。なお、ΔH(=H−
Ho)>0の場合は、被測定物である研削工具Wの凸球
面形状の弦からの高さが球面原器Woの球面に比して高
く、その凸球面形状が小さいことを示し、ΔH(=H−
Ho)<0の場合は、被測定物である研削工具Wの凸球
面形状の弦からの高さが球面原器Woの球面に比して低
く、その凸球面形状が大きいことを示す。また、凹球面
の場合は、リング101の開放部101aの外周縁部が
凹球面に当接される点で異なるけれども同様に測定する
ことができる。
【0004】また、下皿と上皿の共摺りによる研削工具
の修正に際して、研削工具と合わせ皿(マスター工具)
の関係において、修正しようとする研削工具を上皿と下
皿のいずれに配置するかは、研削工具の球面形状の頂点
から弦までの高さの球面原器に対する差ΔH(以下、単
にΔHという。)をどのように変化させるかによって決
められている。すなわち、回転と揺動運動による共摺り
では、周速差により皿の中心部と外周部では摩耗量が異
なり、一般的に、下皿は回転中心より外周の方が摩耗量
が大きくなり、ΔHは(+)方向に変化し、上皿は中心
部の方が摩耗量が大きくなり、ΔHは(−)方向に変化
する。したがって、研削工具のΔHを、(+)方向に変
化させたい場合には研削工具を下皿とし、(−)方向に
変化させたい場合には上皿とするのが通例である。この
ように上皿と下皿は互いに摩耗しながら研削工具の形状
を目標とするΔHに整形している。また、修正する研削
工具の球面形状に応じて、カンザシ揺動アームを、前後
にまたは横方向に運動させ、あるいは固定するなど適宜
設定して修正加工している。さらに、場合によっては作
業者が上皿を直接あるいは補助具を介して手で保持して
摺り合わせを行なうこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の研削工具の合わせ皿(マスター工具)と
の摺り合わせによる修正方法においては次のような未解
決の課題があった。 (1)被加工物である研削工具の球面形状は、その頂点
から弦までの高さの球面原器に対する差ΔHの変化速度
が種々の加工条件によって変化しやすいため、修正中の
研削工具の形状の変化予測およびその管理が難しい。 (2)摺り合わせによって形状変化した合わせ皿(マス
ター工具)を再度合わせ皿として使用するためには、合
わせ皿の凹凸を略反転した形状の鋳鉄製の共皿との摺り
合わせにより正規の形状に修正する必要があるけれど
も、その修正は研削工具の形状修正と同様に難しい。 (3)形状修正直後の研削工具の表面は、微細な砥粒の
突き出しや気孔があるために、前記のような簡易曲率計
では正確な形状測定が困難であった。 (4)以上のように、常に皿の状態を確認しながら修正
条件を調整しなければ精度の良い修正ができず、形状修
正作業は熟練技能者の経験や勘に依存したものになって
いるために、工具製作再現性が低く、球面レンズの高精
度化の要求に対応できなかった。
【0006】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
未解決な課題に鑑みてなされたものであって、従来の研
削工具の形状修正方法を改善し、熟練技能を必要とせず
に高精度に再現良く研削工具の修正加工ができる球面形
状総型研削工具の製作方法を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、球面形状のレ
ンズを精研削するための総型研削工具とレンズまたはこ
のレンズと略同材質で同形状の修正用ブランクを用い、
レンズまたは修正用ブランクを研削工具に対する相対位
置を調整して加工することによって研削工具の形状を修
正すること、すなわち、研削工具に対するレンズまたは
修正用ブランクの相対位置を基準位置に対して研削工具
の回転軸芯側またはその反対側に調整移動させることに
よって、研削工具のΔHを(−)方向または(+)方向
へそれぞれ変化させ、研削工具の球面の摩耗を制御して
研削工具を所望の必要形状に整形あるいは修正すること
ができるとの知見に基づいてなされたものであり、本発
明の球面形状総型研削工具の製作方法は、加工されるレ
ンズの球面形状を略反転した球面形状を有し、レンズを
球面研削加工するために使用する総型研削工具の製作方
法において、総型研削工具によりレンズを研削加工する
装置または該装置と同種の装置上で、前記総型研削工具
で加工されるレンズまたは該レンズと略同材質のブラン
クを、前記総型研削工具に対する相対位置を調整して加
工し、前記総型研削工具の球面形状を修正することを特
徴とする。
【0008】さらに、本発明の球面形状総型研削工具の
製作方法においては、レンズを研削加工する装置に総型
研削工具を装着してレンズを連続加工したときに、該加
工されたレンズの、簡易曲率計による球面の頂点から弦
までの高さについてのマスターとなる球面原器との差Δ
Hが変化しない総型研削工具に対するレンズまたはブラ
ンクの位置を基準位置とし、総型研削工具のΔHが設定
された規格に対し(+)である場合に、前記総型研削工
具に対する前記レンズまたはブランクの相対位置を前記
基準位置から前記総型研削工具の回転軸芯方向に移動さ
せることで、前記総型研削工具のΔHを(−)方向に変
化させ、あるいは、総型研削工具のΔHが設定された規
格に対し(−)である場合に、前記総型研削工具に対す
る前記レンズまたはブランクの相対位置を前記総型研削
工具の回転軸芯方向とは逆の外周方向に移動させること
で、前記総型研削工具のΔHを(+)方向に変化させる
ことが好ましい。
【0009】そして、本発明の球面形状総型研削工具の
製作方法においては、加工後の目標とするレンズΔHよ
りも(−)のΔHのブランクを加工して総型研削工具の
形状を修正することが好ましく、また、総型研削工具の
修正に使用したブランクの被加工面のΔHを測定するこ
とにより、前記総型研削工具の修正後の球面形状を評価
することが好ましい。
【0010】さらに、本発明の球面形状総型研削工具の
製作方法においては、修正用ブランクとして、総型研削
工具で加工されるレンズの被加工面の径寸法と略同寸法
の輪体であって前記レンズと略同材質のブランクを使用
することができる。
【0011】そして、本発明の球面形状総型研削工具の
製作方法においては、総型研削工具として、一体成型さ
れた研削工具を用いることができ、また、粒状の研削材
を鋳鉄製等の台皿上に接着した研削工具の適応も可能で
ある。
【0012】
【作用】本発明によれば、球面形状のレンズを精研削す
るための総型研削工具とレンズまたはこのレンズと略同
材質で同形状の修正用ブランクを用いて、研削工具に対
するレンズまたは修正用ブランクの相対位置を基準位置
の(+)側または(−)側に調整移動させることによっ
て、研削工具のΔHを(−)方向または(+)方向へそ
れぞれ変化させ、研削工具の球面の摩耗を制御して研削
工具を所望の必要形状に整形あるいは修正することがで
き、修正中の研削工具の形状の変化予測や管理が容易に
でき、研削工具の所望の形状を容易に高精度に再現良く
得ることが可能となる。また、研削加工装置と同一ある
いは同種の装置上で研削工具を修正することができ、さ
らに、正規の加工レンズと略同材質で同形状の修正用ブ
ランクの加工結果を測定することにより研削工具の形状
の良否を評価することができ、高精度の工具製作が可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0014】図1はレンズまたは修正用ブランクの総型
研削工具に対する相対位置により研削工具の形状が変化
することを説明するための概念図である。
【0015】図1において、総型研削工具(以下、研削
工具という)01は、ダイヤ等の砥粒からなる研削材
で、その表面は加工しようとするレンズの球面形状を略
反転した球面形状に形成されており、図1においてはレ
ンズ等の凹形状の球面形状を精研削する凸形状の研削工
具である。研削工具としては、一体成型された研削工
具、あるいは、研削材を鋳鉄製等の台皿上に接着した研
削工具を用いることができる。ブランク02はレンズと
略同材質で同形状の修正用ブランクであり、ホルダー0
3に保持される。研削工具01および修正用ブランク0
2は、レンズを実際に精研削加工する研削加工装置ある
いはその研削加工装置と同種の装置に装着される。そし
て、ブランク02を研削工具01に圧接させて通常のレ
ンズ研削加工と同様に加工する際に、ブランク02(例
えば、ブランク02の揺動中心位置)が、図1の(a)
に示すように、研削工具01に対する基準位置(x)、
すなわち、研削工具によってレンズを連続加工するとき
にレンズおよび研削工具の形状に変化が生じない位置、
にある場合には、研削工具01は同じ形状のまま摩耗
し、そして、ブランク02(例えば、ブランク02の揺
動中心位置)が、図1の(b)に示すように、研削工具
01に対する基準位置(x)に対して研削工具01の回
転軸芯(y)方向側(すなわち(+)側)にある場合に
は、研削工具01は、基準位置での摩耗に比べて、その
中心部の摩耗が多くなり、研削工具のΔHは(−)方向
に変化し、また、ブランク02(例えば、ブランク02
の揺動中心位置)が、図1の(c)に示すように、研削
工具01に対する基準位置(x)より研削工具01の外
周方向側(すなわち(−)側)にある場合には、研削工
具01は、基準位置での摩耗に比べて、研削工具01の
外周部の摩耗が多くなり、研削工具のΔHは(+)方向
に変化する。このように、研削工具の形状は、研削工具
に対するレンズまたは修正用ブランクの相対位置を変化
させて加工することによって形状変化が生じる。
【0016】そこで、本発明は、レンズを精研削加工す
る総型研削工具とレンズまたはこのレンズと略同材質で
同形状の修正用ブランクを用い、レンズまたは修正用ブ
ランクを研削工具に対する相対位置を変化させて加工す
ることによって研削工具の形状を修正することができる
ことを利用して、研削工具に対するレンズまたは修正用
ブランクの相対位置を調整することによって、すなわ
ち、研削工具に対するレンズまたは修正用ブランクの相
対位置を基準位置の(+)側または(−)側に移動させ
ることによって、研削工具のΔHを(−)方向または
(+)方向へそれぞれ変化させて、研削工具の球面の摩
耗を制御し、所望の必要形状に整形あるいは修正するも
のである。
【0017】次に、研削工具の形状修正を説明するにあ
たり、研削工具とそれによって加工されたレンズ(また
は修正用ブランク)の形状の関係について説明するに、
研削工具とレンズは互いに摩耗しながら整形されるため
に加工での研削量が適性であれば加工完了時の研削工具
とレンズの曲率は等しくなる。しかし、形状的には凹凸
の組み合わせであるため、球面形状の頂点から弦までの
高さの球面原器に対する差ΔHで表示すると符号が逆に
なる。
【0018】例えば、凸形状の研削工具の曲率半径r
が、7.002mmから7.005mmに変化した場合
を、球面原器曲率7.000mmを基準に測定リング径
11mmの簡易曲率計でΔHを表示すると、 曲率半径r7.002mmの凸形状の研削工具のΔH:
−1.2μm 曲率半径r7.005mmの凸形状の研削工具のΔH:
−3.1μm となり、ΔHは(−)方向に1.9μm変化する(以
下、この変化を下がるという)。
【0019】これに対して、レンズは凹形状になるため
に同じ曲率でも、 曲率半径r7.002mmの凹形状のレンズのΔH:+
1.2μm 曲率半径r7.005mmの凹形状のレンズのΔH:+
3.1μm となり、ΔHは(+)方向に1.9μm変化する(以
下、この変化を上がるという)。
【0020】このように、研削加工により研削工具のΔ
Hが下がれば、加工されたレンズのΔHは上がり、逆に
研削加工により研削工具のΔHが上がれば、加工された
レンズのΔHは下がる関係にある。
【0021】
【実施例】以上のことを踏まえて、本発明の球面形状総
型研削工具の製作方法の実施例について説明する。
【0022】(第1の実施例)先ず、凸形状の総型研削
工具のΔHの修正例について説明する。
【0023】図2は、本発明の第1の実施例における凸
形状の研削工具の修正方法を示す概略図であり、図2に
図示する球面研削加工装置は、研削工具でレンズを精研
削加工する装置であり、凸形状の研削工具1aは取り付
け治具7aにより主軸モータ8aに装着され、傾斜角θ
でセットされている。修正用ブランク2aはホルダー3
aに保持され、カンザシ揺動アーム5aに支持されたカ
ンザシ4aにピボット支持されている。そして、ブラン
ク2aは、カンザシ揺動アーム5aの加圧および前後あ
るいは横方向の揺動運動、さらに研削工具1aの加工回
転により、研削工具1aの球面上を研削工具の形状に沿
って回転および揺動するように構成されている。
【0024】今、正規の加工条件を次の表1のように設
定する。
【0025】
【表1】 そこで、先ず、図2に示す球面研削加工装置において、
加工前のレンズΔHが−4.0±1.0μmの範囲にあ
るレンズを基準位置(x)に位置させ、研削液6aを供
給しながら通常の加工を行なったところ、レンズのΔH
は(0.3μm)となった。したがって、このレンズの
ΔH(0.3μm)は、レンズの加工完設定値ΔH(−
2.0±0.5μm)に対して(+)であるから、研削
工具のΔHは設定値に対して(−)であることが判断で
きる。つまり、加工レンズのΔHを設定値の範囲に入る
ようにするためには研削工具のΔHを上げてやれば良い
ことになる。
【0026】そこで、前述したところに基づいて作成さ
れる表2に示す修正加工条件にしたがい、研削工具に対
する修正用ブランクの相対位置を基準位置の(−)側に
移動させて連続加工を行なった。
【0027】
【表2】 その結果を図3に研削工具の形状修正に伴なうブランク
ΔHの変化を修正に使用したブランクのΔHの測定値で
示す。図3に示すように修正用ブランクによる加工が1
0個終了した時点でブランクのΔHは(−2.0μm)
が得られた。つまり、研削工具のΔHは、(−0.3μ
m)から(+2.0μm)に上げることが確認できた。
さらに、レンズ相対位置を基準位置に戻してレンズを加
工したところ、図3に示すように、レンズの設定ΔHの
範囲内(−2.0±0.5μm)の正規レンズを得るこ
とができ、正規レンズによる安定加工も確認できた。
【0028】そして、前述の方法と同様の方法で10個
の研削工具を製作したところ、表3に示すように、全て
の研削工具がΔHの規格を満足する結果が得られた。一
方、前述した従来の方法で10個の工具を製作したとき
の結果を表4に示す。このように、本実施例は、従来の
方法に比べて、製作再現性および製作精度が格段に向上
していることが確認できる。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】 次に、凸形状の研削工具のΔHを下げる場合の修正方法
について説明するに、球面研削加工装置の構成、正規の
加工条件および修正加工条件は、前述した図2および表
1と表2のとおりであり、レンズを球面研削加工装置に
おける基準位置(x)に位置させ、研削液6aを供給し
なが通常の加工を行なったところ、レンズのΔHが(−
3.6μm)であった。このレンズのΔH(−3.6μ
m)は、レンズの加工完設定値ΔH(−2.0±0.5
μm)に対して(−)であるから、研削工具のΔHは設
定値に対して(+)であることが判断できる。したがっ
て、加工レンズのΔHを設定値の範囲に入るようにする
ためには研削工具のΔHを下げてやれば良いことにな
る。
【0031】そこで、表2に示す修正加工条件にしたが
い、研削工具に対する修正用ブランクの相対位置を基準
位置の(+)側に移動させて連続加工を行なった。
【0032】そして、その結果を図4に研削工具の形状
修正に伴なうブランクΔHの変化を修正に使用したブラ
ンクのΔHの測定値で示す。図4に示すように修正用ブ
ランクによる加工が7個終了した時点でブランクのΔH
は(−2.0μm)が得られた。つまり、研削工具のΔ
Hは、(+3.6μm)から(+2.0μm)に下げる
ことが確認できた。さらに、レンズ相対位置を基準位置
に戻してレンズを加工したところ、図4に示すように、
レンズの設定ΔHの範囲内の正規レンズを得ることがで
き、正規レンズによる安定加工も確認できた。
【0033】(第2の実施例)次に、凹形状の研削工具
のΔHの修正例について説明する。
【0034】図5は、本発明の第2の実施例における凹
形状の研削工具の修正方法を示す概略図であり、図5に
図示する球面研削加工装置は、凹形状の研削工具で凸形
状のレンズを精研削加工する装置であり、凹形状の研削
工具1bは取り付け治具7bにより主軸モータ8bに装
着され、傾斜角θでセットされている。修正用ブランク
2bはホルダー3bに保持され、研削工具球面の球心o
を通る軸線上に設けられた加圧軸9により加圧されてい
る。そして、ブランク2bは、加圧軸9による加圧、お
よび研削工具1bの研削工具球面の球心oを揺動中心と
した回転揺動運動により連れ回り回転するように構成さ
れている。
【0035】今、正規の加工条件を次の表5のように設
定する。
【0036】
【表5】 そこで、先ず、図5に示す球面研削加工装置において、
加工前のレンズΔHが−4.0±1.0μmの範囲にあ
るレンズを基準位置に位置させ、研削液6bを供給しな
が通常の加工を行なったところ、レンズのΔHは(−
0.2μm)であった。したがって、このレンズΔH
(−0.2μm)は、レンズの加工完設定値ΔH(−
2.0±0.5μm)に対して(+)であるから、研削
工具のΔHは設定値に対して(−)であることが判断で
きる。つまり、加工レンズのΔHを設定値の範囲に入る
ようにするためには研削工具のΔHを上げてやれば良い
ことになる。
【0037】なお、本実施例のような球面研削加工装置
における修正位置の調整は、ブランク2bの位置は加圧
軸9が固定されているために研削工具1bのセット傾斜
角θの調整により行なう。本実施例の場合、研削工具1
bに対するブランクの相対位置を基準位置の(−)側に
移動させるべく、研削工具のセット傾斜角θを大きくす
る方向に調整することになる。
【0038】そこで、前述したところに基づいて作成さ
れる表6に示す修正加工条件にしたがい、研削工具に対
する修正用ブランクの相対位置を基準位置の(−)側に
移動させて連続加工を行なった。
【0039】
【表6】 連続加工の結果を図6に研削工具の形状修正に伴なうブ
ランクΔHの変化を修正に使用したブランクのΔHの測
定値で示す。図6に示すように修正ブランクによる加工
が9個終了した時点でブランクのΔHは(−2.1μ
m)が得られた。つまり、研削工具のΔHは、(+0.
2μm)から(+2.1μm)に上げることが確認でき
た。さらに、レンズ相対位置を基準位置に戻してレンズ
を加工したところ、図6に示すように、レンズの設定Δ
Hの範囲内(−2.0±0.5μm)の正規レンズを得
ることができ、正規レンズによる安定加工も確認でき
た。
【0040】次に、凹形状の総型研削工具のΔHを下げ
る場合の修正方法について説明するに、球面加工装置の
構成、正規の加工条件および修正加工条件は、前述した
図5および表5と表6のとおりであり、レンズを球面研
削加工装置における基準位置で加工した結果、レンズの
ΔHが(−3.2μm)であった。このレンズΔH(−
3.2μm)は、レンズの加工完設定値ΔH(−2.0
±0.5μm)に対して(−)であるから、研削工具の
ΔHは設定値に対して(+)であることが判断できる。
したがって、加工レンズのΔHを設定値の範囲に入るよ
うにするためには研削工具のΔHを下げてやれば良いこ
とになる。
【0041】そこで、表6に示す修正加工条件にしたが
い、研削工具に対する修正用ブランクの相対位置を基準
位置の(+)側に、すなわち研削工具のセット傾斜角を
小さくする方向に移動させて連続加工を行なった。
【0042】そして、その結果を図7に研削工具の形状
修正に伴なうブランクΔHの変化を修正に使用したブラ
ンクのΔHの測定値で示す。図7に示すように修正ブラ
ンクによる加工が6個終了した時点でブランクのΔHは
(−2.0μm)が得られた。つまり、研削工具のΔH
は、(+3.2μm)から(+2.0μm)に下げたこ
とが確認できた。さらに、レンズ相対位置を基準位置に
戻してレンズを加工してところ、図7に示すように、レ
ンズの設定ΔHの範囲内の正規レンズを得ることがで
き、正規レンズによる安定加工も確認できた。
【0043】(第3の実施例)図8は、第1の実施例に
おける凸形状の研削工具のΔHを上げる場合の修正に用
いる修正用ブランクのΔHの違いによる研削工具のΔH
の修正速度の差を示す図表であり、研削工具の初期ΔH
を同じにしたときに、ブランクのΔHが正規レンズの加
工完のΔH設定値(−2.0±0.5μm)よりも
(−)になるほどΔHの変化速度は速く、(+)になる
ほど遅くなることが分かる。この結果から修正に使うブ
ランクとして、加工後の目標とするレンズΔHよりも
(−)ΔHのブランクを加工して研削工具の形状を修正
することで、より速い修正が可能であることが確認でき
た。
【0044】(第4の実施例)輪体ブランクを用いて、
研削工具のΔHを修正する例について説明する。
【0045】本実施例の凸形状の研削工具の修正方法の
概略を図9に示し、球面研削加工装置は図2に示す装置
と同様であり、凸形状の研削工具1cは取り付け治具7
cにより主軸モータ8cに装着され、傾斜角θでセット
されている。図9の(b)に図示する形状を持った輪体
ブランク2cはホルダー3cに保持され、カンザシ揺動
アーム5cに支持されたカンザシ4cにピボット支持さ
れている。そして、輪体ブランク2cは、カンザシ揺動
アーム5cの加圧および前後あるいは横方向の揺動運
動、さらに研削工具1cの加工回転により、研削工具1
cの球面上を研削工具の形状に沿って回転および揺動す
るように構成されており、また、正規の加工条件の概要
は第1の実施例と同様とし、修正加工条件の概要を表7
に示す。
【0046】
【表7】 図9の(a)に示す球面研削加工装置において、加工前
のレンズΔHが−4.0±1.0μmの範囲にあるレン
ズを基準位置(x)に位置させて、研削液6cを供給し
ながら通常の加工を行なった結果、レンズのΔHは
(0.2μm)であった。したがって、このレンズΔH
(0.2μm)は、レンズの加工完設定値ΔH(−2.
0±0.5μm)に対して(+)であるから、研削工具
のΔHは設定値に対して(−)であることが判断でき
る。つまり、加工レンズのΔHを設定値の範囲に入るよ
うにするためには研削工具のΔHを上げてやれば良いこ
とになる。
【0047】そこで、表7に示す修正加工条件にしたが
い、研削工具に対する修正用ブランクの相対位置を基準
位置の(−)側に移動させて連続加工を行なった。
【0048】その結果を図10に図示する。なお、図1
0は基準位置でのレンズ加工結果がΔH=0.2μmと
なる研削工具の形状修正においてレンズの被加工面径と
略同径の輪体ブランクを用いた時の研削工具のΔH変化
を正規加工レンズのΔH測定値で示したものである。
【0049】この結果から、研削工具の修正用ブランク
として、研削工具で加工されるレンズの被加工面の径寸
法と略同寸法の輪体で、レンズと略同材質のブランクを
使用することで、研削工具の形状修正が可能であること
を確認できた。したがって、研削工具の修正のために個
々の研削工具形状に対応した修正用ブランクを用意しな
くとも数種類の輪体ブランクで対応することができ、修
正用ブランクとして汎用性を高めることができる。
【0050】(第5の実施例)図11は、第2の実施例
における凹形状の研削工具のΔHを上げる場合の研削工
具の形状を、修正に用いたブランクのΔH測定値で評価
した場合と研削工具を直接ΔH測定した場合の測定精度
の違いを示す図表である。
【0051】修正に用いた修正用ブランクのΔH測定値
で評価した場合は、修正加工により工具のΔHが略直線
的に変化する状態が把握できる。また、修正相対位置を
除く加工条件が正規加工条件と同じであるために、修正
用ブランクのΔH測定結果と正規加工のレンズΔH測定
結果との間には差が生じない。
【0052】これに対し、研削工具を直接ΔH測定して
評価した場合は、工具表面に微細な砥粒の突き出しや気
孔があるため正確な形状が測定できず、形状の変化状態
が把握できない。そのため、研削工具を直接ΔH測定し
て加工可能と判断したものであっても、実際に正規のレ
ンズを加工してみると、規格から外れている場合が多
い。
【0053】この結果から、研削工具の修正に使用した
ブランクの被加工面のΔHを測定することにより、研削
工具の修正後の球面形状を評価することで、より精度の
高い研削工具の作り込みが可能になることが確認でき
た。
【0054】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、レンズ
または修正用ブランクと研削工具の相対位置、例えば、
研削工具に対する修正用ブランクの揺動中心位置、を制
御あるいは操作することによって、修正中の研削工具の
形状の変化予測や管理が容易にでき、研削工具の所望の
形状を容易に高精度に再現良く得ることが可能となる。
さらに、研削加工装置と同一あるいは同種の装置上で研
削工具を修正することができ、修正後に正規レンズを加
工したときに運動条件の違いによる加工結果の差が生じ
ることがなく、そのため修正に使用した修正用ブランク
を測定することにより研削工具の形状の良否を判断する
ことができ、正規の加工レンズと略同材質、同形状の修
正用ブランクの加工結果を評価することで高精度の工具
製作が可能となる。
【0055】そして、生産立ち上げ時の工具製作不良に
よる稼働ロスを解消することができ、工具製作時間を短
縮することができるとともに工具製作要員を削減するこ
とができ、さらに工具品質向上による生産品質が安定す
るなどの効果が得られ、生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】総型研削工具に対するレンズまたは修正用ブラ
ンクの相対位置による研削工具の形状変化を説明するた
めの概念図である。
【図2】本発明の第1の実施例における凸形状の総型研
削工具の修正方法を示す概略図である。
【図3】凸形状の総型研削工具の形状修正に伴なうΔH
の変化状況を、修正に使用したブランクおよび正規レン
ズのΔHの測定値で示す図表である。
【図4】凸形状の総型研削工具の形状修正に伴なうΔH
の変化状況を、修正に使用したブランクおよび正規レン
ズのΔHの測定値で示す他の図表である。
【図5】本発明の第2の実施例における凹形状の総型研
削工具の修正方法を示す概略図である。
【図6】凹形状の総型研削工具の形状修正に伴なうΔH
の変化状況を、修正に使用したブランクおよび正規レン
ズのΔHの測定値で示す図表である。
【図7】凹形状の総型研削工具の形状修正に伴なうΔH
の変化状況を、修正に使用したブランクおよび正規レン
ズのΔHの測定値で示す他の図表である。
【図8】凸形状の研削工具のΔHを上げる場合の修正に
用いるブランクのΔHの違いによる研削工具のΔHの修
正速度の差を示す図表である。
【図9】(a)は本発明の第4の実施例における輪体ブ
ランクを用いた凸形状の総型研削工具の修正方法を示す
概略図であり、(b)は修正用の輪体ブランクの斜視図
である。
【図10】輪体ブランクを用いて凸形状の総型研削工具
を修正した際の研削工具のΔH変化を正規加工レンズの
ΔH測定値で示す図表である。
【図11】凹形状の総型研削工具のΔHを上げる場合の
研削工具の形状を、修正に使用したブランクのΔH測定
値で評価した場合と研削工具を直接ΔH測定した場合と
の測定精度の違いを示す図表である。
【図12】従来の凸形状の研削工具の修正方法を示す概
略図である。
【図13】従来の簡易曲率計による球面原器と研削工具
の測定態様を図示する説明図である。
【符号の説明】
01 総型研削工具 02 修正用ブランク(レンズ) 03 ホルダー 1a、1b、1c 総型研削工具 2a、2b 修正用ブランク(レンズ) 2c 輪体ブランク 3a、3b、3c ホルダー 4a、4b、4c カンザシ 5a、5b、5c カンザシ揺動アーム 6a、6b、6c 研削液 7a、7b、7c 取り付け治具 8a、8b、8c 主軸モータ 9 加圧軸 51 下皿(研削工具) 52 上皿(合わせ皿、マスター工具) 59 遊離砥粒

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工されるレンズの球面形状を略反転し
    た球面形状を有し、レンズを球面研削加工するために使
    用する総型研削工具の製作方法において、総型研削工具
    によりレンズを研削加工する装置または該装置と同種の
    装置上で、前記総型研削工具で加工されるレンズまたは
    該レンズと略同材質のブランクを、前記総型研削工具に
    対する相対位置を調整して加工し、前記総型研削工具の
    球面形状を修正することを特徴とする球面形状総型研削
    工具の製作方法。
  2. 【請求項2】 レンズを研削加工する装置に総型研削工
    具を装着してレンズを連続加工したときに、該加工され
    たレンズの、簡易曲率計による球面の頂点から弦までの
    高さについてのマスターとなる球面原器との差ΔHが変
    化しない総型研削工具に対するレンズまたはブランクの
    位置を基準位置とし、 総型研削工具のΔHが設定された規格に対し(+)であ
    る場合に、前記総型研削工具に対する前記レンズまたは
    ブランクの相対位置を前記基準位置から前記総型研削工
    具の回転軸芯方向に移動させることで、前記総型研削工
    具のΔHを(−)方向に変化させ、 あるいは、総型研削工具のΔHが設定された規格に対し
    (−)である場合に、前記総型研削工具に対する前記レ
    ンズまたはブランクの相対位置を前記総型研削工具の回
    転軸芯方向とは逆の外周方向に移動させることで、前記
    総型研削工具のΔHを(+)方向に変化させることを特
    徴とする請求項1記載の球面形状総型研削工具の製作方
    法。
  3. 【請求項3】 加工後の目標とするレンズΔHよりも
    (−)のΔHのブランクを加工して総型研削工具の形状
    を修正することを特徴とする請求項1または2記載の球
    面形状総型研削工具の製作方法。
  4. 【請求項4】 総型研削工具の修正に使用したブランク
    の被加工面のΔHを測定することにより、前記総型研削
    工具の修正後の球面形状を評価するようにしたことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の球面形
    状総型研削工具の製作方法。
  5. 【請求項5】 修正用ブランクとして、総型研削工具で
    加工されるレンズの被加工面の径寸法と略同寸法の輪体
    であって前記レンズと略同材質のブランクを使用するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の球面形状総型研
    削工具の製作方法。
  6. 【請求項6】 一体成型された総型研削工具を用いるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の
    球面形状総型研削工具の製作方法。
  7. 【請求項7】 粒状の研削材を鋳鉄製等の台皿上に接着
    した総型研削工具を用いることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項記載の球面形状総型研削工具の製
    作方法。
JP18309197A 1997-06-24 1997-06-24 球面形状総型研削工具の製作方法 Pending JPH1110504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18309197A JPH1110504A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 球面形状総型研削工具の製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18309197A JPH1110504A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 球面形状総型研削工具の製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1110504A true JPH1110504A (ja) 1999-01-19

Family

ID=16129610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18309197A Pending JPH1110504A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 球面形状総型研削工具の製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1110504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115284176A (zh) * 2022-05-30 2022-11-04 南京茂莱光学科技股份有限公司 一种透镜抛光模面型精度的快速修整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115284176A (zh) * 2022-05-30 2022-11-04 南京茂莱光学科技股份有限公司 一种透镜抛光模面型精度的快速修整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5213442B2 (ja) 眼科用レンズのラスタ切削技術
US4928435A (en) Apparatus for working curved surfaces on a workpiece
US4460275A (en) Method and apparatus adapted for automatic or semi-automatic fabrication of ultra-precision opthalmic lenses, e.g., contact lenses
JPS63237025A (ja) 処方めがねレンズを作成するための方法及び装置
JP2000202754A (ja) グラインディングウォ―ムの加工方法および加工装置
US4434581A (en) Apparatus adapted for automatic or semi-automatic fabrication of ultra-precision ophthalmic lenses, e.g., contact lenses
US20050202754A1 (en) Method, apparatus, and tools for precision polishing of lenses and lens molds
JPH0253557A (ja) 非球面形状物体の加工方法及び加工装置
JP2001293646A (ja) 光学素子の研削加工方法およびツルーイング装置を備えた粗研削加工機
JPH1110504A (ja) 球面形状総型研削工具の製作方法
JPS60114457A (ja) 球面創成研削装置
JP3754823B2 (ja) 球面形状の加工方法
JP5154884B2 (ja) レンズの連続加工方法
JP2000308952A (ja) 球面形状総型研削工具の製作方法
US1274591A (en) Grinder.
JPH06258050A (ja) 砥石形状計測装置
JP3756130B2 (ja) カム式球心型研磨機を用いた非球面レンズ研磨方法
JP3466880B2 (ja) レンズ等の球面形状の加工方法
JP2565968B2 (ja) ネジ溝研削加工に於ける砥石車の成形方法
JP7359425B2 (ja) 非球面凸レンズの加工システム
JP4136258B2 (ja) 凹形状の総型工具の形状修正方法
JP2001322065A (ja) レンズ研削・研磨工具の加工面修正方法
JP2002172551A (ja) 曲面研磨装置及び曲面研磨方法
JP2002028843A (ja) 固定砥粒の形成方法および固定砥粒の形成工具の製作方法
JPH10328995A (ja) 曲面研削加工方法