JPH11104921A - 組立用ロボット - Google Patents

組立用ロボット

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JPH11104921A
JPH11104921A JP28771097A JP28771097A JPH11104921A JP H11104921 A JPH11104921 A JP H11104921A JP 28771097 A JP28771097 A JP 28771097A JP 28771097 A JP28771097 A JP 28771097A JP H11104921 A JPH11104921 A JP H11104921A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
moving body
assembling
projection
hand mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP28771097A
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English (en)
Inventor
Yasumoto Uchida
康幹 内田
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、複数のワークの相対位置
さえ特定すれば、個々のワークの組み付け位置を検出し
なくてもよいようにすることである。 【解決手段】 ワーク6と9との相対位置がずれたまま
でも、その組み付け孔7に突部10を組み付けるように
する。このとき弾性機構sの可撓性部3がたわむが、こ
のたわみ力をゼロにするように移動体mが移動し、移動
体とテーブルtおよびワーク6と9との相対位置を特定
する。いったん相対位置が特定されたら、移動体mは制
御システムcの指令に応じて、次のワークの組み付け位
置を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の部材を組
み付けるための組立用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロボットで、特定のワークにい
ろいろな部材を組み付けるときに、それら組み付ける部
材ごとに、その組み付け位置を特定していた。言い換え
れば、その部材の数分だけ、位置検出を必要としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、その組み付け部材の数分だけ位置検出しな
ければならないので、その制御機構が複雑になるという
問題があった。この発明の目的は、両ワークの相対位置
さえ特定されれば、個々の組み付け部材の組み付け位置
を検出しなくてもよいようにした組立用ロボットを提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、少なくと
も上下動可能にした移動体と、ワークをつかむためのハ
ンド機構と、これら移動体とハンド機構とを連係する弾
性機構と、横方向において上記移動体と相対移動可能に
したテーブル等の支持機構と、この支持機構に仮固定す
るワークと、ハンド機構でつかむワークと、これらワー
クのうち、いずれか一方のワークに形成した組み付け孔
と、いずれか他方のワークに形成し、かつに、上記組み
付け孔に挿入するための突部と、この突部先端に備え、
かつ、その先端に先細りのテーパ部を形成するととも
に、このテーパ部の最大部分を、上記組み付け孔内径と
等しくしたガイド部材と、上記弾性機構がたわんだと
き、そのときの弾性力を検出してそれをゼロにする方向
に移動体と支持機構とを相対移動させるための制御シス
テムとを備える。そして、上記制御システムは、ハンド
機構でつかんだワークに形成した組み付け孔または突部
以外の孔などの他の要素との相対位置を記憶し、弾性機
構の弾性力がゼロになって、両ワークおよびハンド機構
を含めた移動体の相対位置が定まったとき、上記孔など
の他の要素位置に、ハンド機構を移動させてそこに他の
部材を組み付ける構成にした点に特徴を有する。
【0005】第2の発明は、他方のワークに形成した突
部と、この突部先端に備えたガイド部材とを一体にした
点に特徴を有する。第3の発明は、他方のワークに形成
した突部と、この突部先端に備えたガイド部材とを別部
材で構成した点に特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】図示の実施例において、移動体m
とハンド機構hとは、図1〜図6に示すように、弾性機
構sを介して連係している。そして、これらの個々の構
成は、次のとおりである。上記移動体mは、図7に示す
アクチュエータaに連係し、上下方向および横方向に移
動可能にしている。なお、このアクチュエータaの移動
は、制御システムcによって制御されるが、その制御の
実際は、後で詳細に説明する。上記弾性機構sは、その
両端の連結部1、2の間に可撓性部3を設けている。そ
して、上記一方の連結部1は移動体mに固定し、他方の
連結部2はハンド機構hに固定している。このようにし
た弾性機構sの連結部1、2は、図2に示すように、そ
の可撓性部3をたわませながら横方向に相対移動できる
ようにしている。
【0007】上記ハンド機構hは、一対の把持片4、5
を設け、これら把持片4、5によって、ワーク6を保持
したり、それを離したりできるようにしている。また、
このハンド機構hは、弾性機構sの連結部2に固定して
いるので、上記可撓性部3を介して移動体mと横方向に
相対移動可能となる。上記ワーク6は、図示のように下
方を開口させた組み付け孔7を形成するとともに、この
組み付け孔7とは別の孔8を形成している。そして、こ
の孔8は、組み付け孔7とは反対側を開口させている。
【0008】一方、この発明の支持機構としてのテーブ
ルtは、所定の箇所に固定したもので、この上に載せる
ワーク9を一時的に固定できるようにしている。そし
て、このテーブルtに一時的に固定するワーク9は、そ
の上面に、組み付け孔7に挿入すべき突部10を設けて
いる。しかも、この突部10の先端には、先細りにした
テーパ部11を形成している。
【0009】上記のようにした移動体mおよびハンド機
構hを制御するのが、図7に示した制御システムcであ
る。この制御システムcは、アクチュエータaに接続し
た制御部12と、図2に示すように弾性機構sの可撓性
部3がたわんでいるときのたわみ力を検出する力センサ
ー13と、ワーク6の組み付け孔7と孔8との相対位置
関係を設定する設定部14とからなる。そして、可撓性
部3がたわんでたわみ力が発生しているときには、移動
体mとハンド機構hとの相対位置がずれていることを意
味する。そこで、このたわみ力がゼロになるように、移
動体mとハンド機構hとを相対移動させていけば、その
ゼロ位置において両者の相対位置が一致することにな
る。なお、図9は、上記たわみ力とずれ量との関係を示
したグラフである。この図9では、両者の関係をリニア
な比例特性にしている。ただし、このようなリニアな特
性を持たせなくても、例えば二次曲線的な比例関でもよ
い。要するに、X−Y座標の位置を確認できるととも
に、ゼロ点が明確になるものであれば、どのような特性
を選択してもよい。そして、この特性は、結局、弾性機
構sの材質等、その特性に依存することになる。
【0010】次に、この実施例の作用を説明する。まず
最初に、設定部14を操作して、ワーク6の組み付け孔
7と孔8との相対的な位置関係を、制御部12に記憶さ
せておく。そして、図1に示すように、テーブルtに、
ワーク9を仮止めるする。また、ハンド機構hには、そ
の把持片4、5でワーク6を保持させるが、このとき組
み付け孔7の開口が下向きになるようにしておく。この
状態で、移動体mをおおよその位置まで移動してから、
それを下降させる。このようにしてワーク6の組み付け
孔7に、ワーク9の突部10を挿入する。ただし、上記
したように移動体mの位置は、かなりラフに決めている
ので、組み付け孔7の軸中心線と突部10の軸中心線と
が一致していないことがある。このように両者の軸中心
線が一致していないときには、組み付け孔7の開口縁が
テーパ部11にぶつかることになる。
【0011】組み付け孔7の開口縁がテーパ部11にぶ
つかっても、なおかつワーク6を下降し続ければ、図2
に示すように、弾性機構sの可撓性部3をたわませなが
ら、突部10が組み付け孔7内に組み込まれる。上記し
たように可撓性部3がたわめば、そのたわみ力が移動体
mに作用するが、このときの力を力センサー13が検出
して、それを制御部12にフィードバックする。このフ
ィードバックされた力と、組み付け孔7および突部10
のずれ量との関係は、図9をもとにしてすでに説明した
ように、リニアな関係になるようにしている。
【0012】上記のように力センサー13からの信号を
フィードバックされた制御部12は、図8に示すよう
に、その力の有無を判断するが、力を検出した場合に
は、ワーク6と移動体mとの相対位置がずれていること
になる。このときの力の大きさとずれ量とは、上記のよ
うに比例するので、この力の大きさを計れば、そのずれ
量を推定できる。そこで、制御部12はアクチュエータ
aを制御して移動体mを移動し、その力がゼロになるよ
うにする。このようにして力センサー13で検出した力
の大きさがゼロになるということは、図3に示すよう
に、移動体m、ワーク6、ワーク9およびテーブルtの
それぞれの相対位置が正確に定まったということにな
る。
【0013】上記のように移動体mの相対位置関係が正
確に定まったら、制御部12がその相対位置を記憶する
とともに、ワーク6を離して上昇し、今度は、図4に示
すように、孔8に組み付けるべき別のワーク15をつか
む。このように別のワーク15をつかんだら、それを孔
8に対向させる。このときには、制御部13が、移動体
mとワーク6との正確な相対位置を記憶しているし、こ
の組み付け孔7と孔8との相対的な位置関係も把握して
いるので、移動体mの移動位置を正確に特定できる。し
たがって、移動体mがそのまま下降すれば、図5に示す
ように、ワーク15を孔8に組み付けることができる。
この組み付け作業が終わったら、図6に示すように、ハ
ンド機構hがワーク15を離してそのまま上昇し、その
組み付け作業を終了する。
【0014】なお、移動体mの位置を決める初期の段階
で、言い換えれば、移動体mの大まかな位置決め時に、
組み付け孔7と突部10との中心軸線が一致することが
ある。この場合には、力センサー13が検出する力の大
きさが最初からゼロなので、制御部12は、移動体mの
移動位置を微調整することなく、次のステップに移行す
ること、図8から明かである。
【0015】また、上記実施例では、移動体mやテーブ
ルtの相対位置を定めるのに、移動体mを移動させるよ
うにしたが、テーブルtを移動するようにしてもよい。
さらに、ワーク6と9との位置関係も相対的なもので、
ワーク9をハンド機構に保持させ、ワーク8をテーブル
tに固定するようにしてもよい。さらにまた、突部10
にテーパ部11を一体に形成したが、このテーパ部11
を別部材としてもよい。つまり、このテーパ部の部分を
ガイド部材とし、このガイド部材を突部10に固定した
り、外したりできるようにしてもよい。ただし、この場
合には、ガイド部材を組み付け孔8から最終的に取り出
さなければならないので、組み付け孔8を貫通孔にしな
ければならない。そして、上記のようにしたガイド部材
は、そのテーパ部の最大部分が、組み付け孔8と一致す
ることが条件になる。ただし、この発明においては、突
部10に一体成形したものも、突部10とは別にしたも
のも、ガイド部材という概念に含めている。要するに、
この発明においては、組み付け孔7と突部10との軸中
心線がずれているときに、弾性機構sの可撓性部3をた
わませながらでも、組み付け孔7に突部10を組み付け
るガイド機能を果たせば、そのガイド部材が突部10と
一体であろうと、別体であろうとかまわない。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、移動体と支持機構、
およびこの移動体に保持されたワークと支持機構に支持
されたワークとの相対位置を定めたら、各ワークごとに
そられの位置を検出しなくてもすむ。つまり、位置検出
の回数を少なくできるので、それだけ制御機構を簡単に
できる。また、上記相対位置を検出するのに、弾性機構
のたわみ力を利用したので、例えば光などで位置を検出
するものよりも、安価にできる。さらに、初期段階で
は、移動体あるいは支持機構の相対位置がある程度ラフ
でよいので、その位置制御が簡単になるとともに、制御
機構も簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体を大まかな位置に特定し状態の正面図で
ある。
【図2】可撓性部をたわませた状態でワークを組み付け
た状態の正面図である。
【図3】移動体の位置補正をした状態の正面図である。
【図4】別なワークを保持した状態の正面図である。
【図5】図4の別なワークを組み付けた状態の正面図で
ある。
【図6】組み付けを終了した状態の正面図である。
【図7】制御システムの回路図である。
【図8】制御システムのフローチャート図である。
【図9】移動体のずれ量と可撓性部のたわみ力との関係
を示したグラフである。
【符号の説明】
m 移動体 h ハンド機構 s 弾性機構 c 制御システム 6 ワーク 7 組み付け孔 8 孔 t 支持機構としてのテーブル 9 ワーク 10 突部 11 テーパ部 15 ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下動可能にした移動体と、
    ワークをつかむためのハンド機構と、これら移動体とハ
    ンド機構とを連係する弾性機構と、横方向において上記
    移動体と相対移動可能にしたテーブル等の支持機構と、
    この支持機構に仮固定するワークと、ハンド機構でつか
    むワークと、これらワークのうち、いずれか一方のワー
    クに形成した組み付け孔と、いずれか他方のワークに形
    成し、かつ、上記組み付け孔に挿入するための突部と、
    この突部先端に備え、かつ、その先端に先細りのテーパ
    部を形成するとともに、このテーパ部の最大部分を、上
    記組み付け孔の形状と等しくしたガイド部材と、上記弾
    性機構がたわんだとき、そのときの弾性力を検出してそ
    れをゼロにする方向に移動体と支持機構とを相対移動さ
    せるための制御システムとを備え、かつ、この制御シス
    テムは、ハンド機構でつかんだワークに形成した組み付
    け孔または突部以外の孔などの他の要素との相対位置を
    記憶し、弾性機構の弾性力がゼロになって、両ワークお
    よびハンド機構を含めた移動体の相対位置が定まったと
    き、上記凹部などの他の要素位置に、ハンド機構を移動
    させてそこに他の部材を組み付ける構成にした組立用ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 他方のワークに形成した突部と、この突
    部先端に備えたガイド部材とを一体にした請求項1記載
    の組立ロボット。
  3. 【請求項3】 他方のワークに形成した突部と、この突
    部先端に備えたガイド部材とを別部材で構成した請求項
    1記載の組立用ロボット。
JP28771097A 1997-10-03 1997-10-03 組立用ロボット Pending JPH11104921A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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