JPH11104562A - 硬化塗膜の製造方法及び硬化物 - Google Patents
硬化塗膜の製造方法及び硬化物Info
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- JPH11104562A JPH11104562A JP9271700A JP27170097A JPH11104562A JP H11104562 A JPH11104562 A JP H11104562A JP 9271700 A JP9271700 A JP 9271700A JP 27170097 A JP27170097 A JP 27170097A JP H11104562 A JPH11104562 A JP H11104562A
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Abstract
を形成する際に、紫外線照射部分の酸素濃度を下げるこ
とにより、硬度や耐擦傷性に優れた硬化塗膜の製造方法
を提供すること。 【解決手段】支持体1上に塗布した膜厚0.005〜1
μmの紫外線硬化性塗膜をガイドロール2で紫外線照射
室4まで導き、酸素濃度1000ppm以下に保った紫
外線照射室4内で硬化させることを特徴とする膜厚0.
005〜1μmの硬化塗膜の製造方法。
Description
ルム等の支持体に超薄膜の硬化塗膜を連続的に形成する
方法及び硬化物に関する。
化塗膜を支持体に施すことにより、種々の機能を支持体
上に付与することが出来る。例えば、従来からプラスチ
ックフィルム等の支持体上に反射防止膜として固形分を
塗工し、乾燥膜厚約0.1μmの塗膜を設けることによ
り、支持体の表面反射率を減少させることが行われてい
る。
ティング法、化学反応法(CVT)、プラズマ重合法、
浸漬法、スピンコート法、LB膜法等で行われている。
しかしこれらの方法では大面積の支持体の塗工を行うこ
とが困難であり、連続生産も不可能であり生産性が低と
いう欠点があった。しかも、これらの従来法では、本発
明で目的としている1μm以下の膜厚の塗膜を作製する
上で、耐擦傷性や硬度などの物性的特性を満足する超薄
膜を得ることが困難であった。例えば、紫外線硬化法ま
たは電子線硬化法を用いて、連続的かつ非常に均一な膜
厚で超薄膜の塗工を行う場合、ラジカル反応が大気中の
酸素との競争反応となり、膜中の炭素−炭素二重結合の
反応速度が非常に遅いという欠点がある。この様な条件
下で耐擦傷性や硬度などの物性的特性を満足する超薄膜
を連続的に製造することはこれまで困難であった。
線硬化法において、連続して極薄膜の塗膜を形成する際
に、紫外線照射部分の酸素濃度を下げることにより、硬
度や耐擦傷性に優れた硬化塗膜を製造する方法を提供す
る事にある。
点に鑑み鋭意検討した結果、極薄膜の塗膜を形成する際
に、酸素濃度を下げることによって硬度や耐擦傷性の高
い塗膜が塗工可能である事を見いだし、本発明を完成し
た。すなわち本発明は、次の[1]〜[8]の硬化塗膜
の製造方法並びに硬化塗膜、及び反射防止性フィルムで
ある。 [1]支持体上に塗布した膜厚0.005〜1μmの紫
外線硬化性塗膜を酸素濃度1000ppm以下に保って
紫外線により硬化させることを特徴とする膜厚0.00
5〜1μmの硬化塗膜の製造方法。 [2]塗布した膜厚0.005〜1μmの紫外線硬化性
塗膜を酸素濃度1000ppm以下に保って紫外線によ
り硬化させることを、単一の支持体上にn回繰り返して
行うことを特徴とする塗工膜厚n×(0.005〜1)
μmの硬化塗膜の製造方法。 [3]紫外線硬化性塗膜が、光反応性の重合性官能基を
持つ重合性単量体及び0.01〜15重量%の光重合開
始剤を必須成分として含んでいることを特徴とする上記
[1]又は[2]の硬化塗膜の製造方法。 [4]重合性単量体が含フッ素アクリレートを含み、硬
化塗膜の屈折率が1.5以下であることを特徴とする上
記[3]の硬化塗膜の製造方法。 [5]上記[1]〜[4]のいずれかの硬化塗膜の製造
方法により製造された硬化塗膜。 [6]支持体にプラスチックフィルムを用いて上記
[4]の硬化塗膜の製造方法により得た屈折率1.5以
下の硬化塗膜を有することを特徴とする反射防止性フィ
ルム。 [7]上記[2]の硬化塗膜の製造方法により、支持体
にプラスチックフィルムを用いて得た塗工膜厚n×
(0.005〜1)μmの硬化塗膜を有するプラスチッ
クフィルムの硬化塗膜最外面に、含フッ素アクリレート
を含有する重合性単量体と0.01〜15重量%の光重
合開始剤とを必須成分として含む膜厚0.005〜1μ
mの紫外線硬化性塗膜を塗布し、酸素濃度1000pp
m以下に保って紫外線により硬化させ、屈折率1.5以
下で膜厚0.005〜1μmの反射防止硬化塗膜を、塗
工膜厚n×(0.005〜1)μmの硬化塗膜を有する
プラスチックフィルムの硬化塗膜最外面上に形成するこ
とを特徴とする反射防止性フィルムの製造方法。 [8]上記[7]の製造方法により製造された反射防止
フィルム。
的に応じ適宜選択でき、通常支持体として用いることが
できるものであれば無機ガラスや金属薄板、木板、石
板、プラスチック等、制限はないが、例えばポリエステ
ル、ポリアクリル、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポ
リカーボネート、トリアセチルセルロース、ジアセチル
セルロース、アセテートブチレートセルロース、ポリエ
ーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテル、トリメ
チルペンテン、ポリエーテルケトン、ポリアクリロニト
リルなどの素材からなるプラスチックフィルムやプラス
チックシート等が特に好ましく用いられる。
るが、本発明を利用して硬化塗膜を有するフィルムを製
造する場合には、支持体の厚さは1μm以上500μm
以下であることが好ましく、更には10μm以上250
μm以下の厚さであることが好ましい。また硬化塗膜を
有するシートを製造する場合には、支持体の厚さは1μ
m以上10cm以下であることが好ましい。
射によって重合が可能な成分を含む塗工液であればいか
なるものでもかまわないが、好ましくは重合性単量体、
光重合開始剤等の固形分と、溶媒等を場合により適量混
合してなるものである。勿論、本発明の紫外線硬化性塗
膜には、この他、本発明に示される特徴を妨げない範囲
で、他の如何なる素材、試薬、物品などを配合して用い
てもよい。
は、紫外線硬化前の塗膜又は紫外線硬化性の塗工液を呼
称するものであり、硬化塗膜とは、紫外線硬化後の塗膜
を呼称するものである。
性単量体としては、紫外線硬化の可能な重合性単量体で
あり塗膜成分として適した物であればいかなる物を用い
てもよく、単官能性単量体又は多官能性重合性単量体の
いずれであっても用いることができる。好ましくは(メ
タ)アクリル酸とそのアルキルエステルや、フマル酸、
マレイン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、
テトラヒドロフタル酸等の不飽和多塩基酸及びそれらの
アルキルエステル、或いは脂肪酸のビニルエステルや、
スチレン類、ビニルアルキルエーテル、ビニルアルキル
ケトン類等を用いることが出来る。特に好ましくは(メ
タ)アクリル酸メチル、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ジトリメチロールプロパンジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレ
ート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
1,1,1−トリス(アクリロイルオキシエトキシエト
キシ)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキ
シエトキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−アクリロイルオキシエトキシエトキシシクロヘキ
シル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキ
シエトキシエトキシフェニル)メタン、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、水添ジシクロペンタ
ジエニルジ(メタ)アクリレート、トリス(ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートトリアクリレート、トリス
(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、イ
ソボルニルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリ
コールジ(メタ)アクリレートや、フマル酸ジイソプロ
ピル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、α
−メチルスチレン、酢酸アリル、ドデシルビニルエーテ
ル、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン等を用い
ることが出来る。重合性単量体の含量は適宜定められる
が、紫外線硬化性塗膜の塗工液全量に対し、およそ5重
量%〜100重量%であることが好ましい。
合開始剤としては、通常使用される光重合開始剤であれ
ば如何なるものでもかまわないが、使用する重合性単量
体の種類や紫外線照射装置の分光波長等により適宜選択
することができる。例えば、好ましくはベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイン化合物
や、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ミヒラーズケト
ン等のカルボニル化合物、或いはアゾビスイソブチロニ
トリル、アゾジベンゾベンゾイルなどのアゾ化合物や、
アルキルチオキサントン類、αジケトンと三級アミンの
混合物等を用いることが出来る。光重合開始剤は混合し
て用いてもよい。紫外線硬化性塗膜中の光重合開始剤の
含量は、塗工条件に応じて適宜定めてもよいが、好まし
くは塗工液中の全固形分量のうち0.01〜15重量%
を用いることができ、さらに好ましくは0.1〜10重
量%を用いることができる。
しない場合もあるが、必要に応じて溶媒を加えることも
できる。本発明の紫外線硬化性塗膜に使用される溶媒と
しては、通常一般に使用する溶媒として適当な物なら特
に限定されないが、紫外線硬化性塗膜の成分等に応じて
適宜選択することができる。例えば、溶媒による紫外線
硬化性塗膜の固形分の溶解性又は分散性や、支持体に対
する濡れ性、或いは塗布する際の乾燥条件等を指標にし
て選択することができる。
ルエン、キシレン、ベンゾトリフルオリド、ジイソプロ
ピルエーテル、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、
酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、ブタノール、酢
酸プロピル、メチルイソブチルケトン等を用いることが
できる。溶媒の含量は、紫外線硬化性塗膜の塗工液とし
ての性状を損なわない範囲で適宜定めることができる
が、好ましくは溶媒に対し固形分濃度が0.1重量%〜
99重量%になる範囲内で含められる。
05〜1μmの厚さで支持体に塗布する塗工方法として
は、紫外線硬化性塗膜の塗工液を支持体上に連続的に塗
布する方法であり、かつ膜厚0.005〜1μmの塗工
膜厚を形成する方法であれば、通常行われるいかなる方
法を用いても良い。特にグラビアロールを用いた塗工方
法は薄膜形成が容易なため、硬化塗膜を有するフィルム
を製造する場合に好ましく用いられる。グラビアロール
法としては、直接塗工液を支持体に塗布するダイレクト
方式や、グラビアロールと支持体との間にオフセットロ
ールを配置するオフセット方式等の方法が好ましく用い
られる。またディップコート法やスピンコート法等の塗
工方法を、硬化塗膜を有するシートを製造する場合に用
いてもよい。またその他の最適な塗工方法を支持体の種
類に応じて適宜試みることも一向にかまわない。
000ppm以下に保った条件で、支持体上に塗布した
膜厚0.005〜1μmの紫外線硬化性塗膜を紫外線照
射により重合硬化することにより得ることができる。よ
り詳細には、例えば図1に示される紫外線照射式硬化装
置を用いて、支持体1上に塗布した膜厚0.005〜1
μmの紫外線硬化性塗膜を、ガイドロール2で紫外線照
射室4まで導き、酸素濃度1000ppm以下に保った
紫外線照射室4内で紫外線照射により硬化させることで
膜厚0.005〜1μmの硬化塗膜を得ることができ
る。
条件で紫外線照射を行った場合は、紫外線硬化性塗膜の
硬化度が不足し、そのため硬化塗膜の耐擦傷性、硬度、
耐久性の欠如、紫外線硬化性塗膜にタックが生じること
による裏写り等が発生しやすい。また多層塗りの場合に
は、硬化が不完全であれば、溶媒による下層の溶解など
の原因により、硬化塗膜の性能に大幅な低下を引き起こ
すことがあるため、酸素濃度を低く保つことは一層重要
である。
1000ppm以下に保つには、紫外線硬化性塗膜や支
持体に重大な影響を与えない範囲で、種々の方法を用い
ることができる。例えば、紫外線照射室中に窒素ガスや
アルゴンガス等の不活性ガスを常時導入し、充満する方
法等を好ましく用いることができる。このとき、紫外線
照射室の室内体積は極力少なくして気密性を高めておく
とよい。また、紫外線硬化性塗膜の紫外線照射を受ける
部位が、酸素濃度1000ppm以下の低酸素雰囲気に
維持されるならば、例えば照射室を含む装置周辺部分全
体を完全気密化して、真空ポンプで減圧する等の手段を
用いることもできる。このうち、特に紫外線照射部分近
傍に窒素ガスを通気する方法は、減圧装置など特殊な設
備を必要とせず簡便であることから好ましく行われ、例
えば図1に示す構造の紫外線照射式硬化装置を好ましく
用いることができる。
は特に限定されないが、一般に使用される紫外線照射装
置を好ましく用いることができる。例えば波長200n
m〜500nmの紫外線を照射可能な超高圧水銀灯、高
圧水銀灯、低圧水銀灯、キセノンランプ等を好ましく用
いることができる。
体を、紫外線照射のために紫外線照射室に導く方法とし
ては、例えば支持体がフィルムやシートの場合には、塗
工の行程から紫外線照射式硬化装置の間にガイドロール
等を設置し、紫外線照射式硬化装置の紫外線照射室内に
支持体を連続的に導く等の工夫をして行うことができ
る。このように支持体を紫外線照射室に連続的に導き、
紫外線照射を行うことは作業の簡便化の上から特に好ま
しい。
1μmの硬化塗膜は、単層で形成しても多層で形成して
も良い。多層にする場合は一度硬化した硬化塗膜上に、
再度紫外線硬化性塗膜を塗工し、更に紫外線照射して硬
化することで行われる。この行程は必要なだけ複数回反
復することもできる。多層で形成される場合、膜厚はn
回の塗工につきn×(0.005〜1)μmの厚さとな
る。各層の紫外線硬化性塗膜の組成は同一であっても異
なっていてもよい。
る場合、支持体にプラスチックフィルムを用い、表面に
紫外線硬化性塗膜を反射防止効果が現れるように塗布し
て、これを本発明の方法で重合硬化することにより、反
射防止硬化塗膜を形成して得ることができる。
アクリレートを任意量含むことができる。含フッ素アク
リレートとしては、溶液、分散液、コロイド溶液(ゾ
ル)、又はこれらが混在した状態で安定であり、塗工が
可能である液体として存在する等の条件を満たし、本発
明の範囲内で使用できるならば、従来公知のいかなるも
のを用いてもよいが、特に好ましくは、2−ペルフルオ
ロヘキシル−1−(ヒドロキシメチル)エチル=2−ビ
ス((メタ)アクリロイルオキシメチル)プロピオナー
ト、2−ペルフルオロヘキシル−1−((メタ)アクリ
ロイルオキシ)エチル=2−((メタ)アクリロイルオ
キシメチル)−2−(ヒドロキシメチル)プロピオナー
ト、2−ペルフルオロオクチル−1−(ヒドロキシメチ
ル)エチル=2−ビス((メタ)アクリロイルオキシメ
チル)プロピオナート、2−ペルフルオロオクチル−1
−((メタ)アクリロイルオキシメチル)エチル=2−
((メタ)アクリロイルオキシメチル)−2−(ヒドロ
キシメチル)プロピオナート、3−ペルフルオロヘキシ
ル−2−ヒドロキシプロピル=2−ビス((メタ)アク
リロイルオキシメチル)プロピオナート、3−ペルフル
オロヘキシル−2−((メタ)アクリロイルオキシ)プ
ロピル=2−((メタ)アクリロイルオキシメチル)−
2−(ヒドロキシメチル)プロピオナート、3−ペルフ
ルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピル=2−ビス
((メタ)アクリロイルオキシメチル)プロピオナー
ト、3−ペルフルオロオクチル−2−((メタ)アクリ
ロイルオキシ)プロピル=2−((メタ)アクリロイル
オキシメチル)−2−(ヒドロキシメチル)プロピオナ
ート、(メタ)アクリル酸−2,2,2−トリフルオロ
エチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、(メタ)
アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノ
ナフルオロペンチル、(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオ
ロヘキシル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオ
ロヘプチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタ
デカフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデ
カフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9,10,10,10−ノナデカフルオロデシル、
(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプ
タデカフルオロデシル、(メタ)アクリル酸−2−トリ
フルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、
(メタ)アクリル酸−3−トリフルオロメチル−4,
4,4−トリフルオロブチル、(メタ)アクリル酸−1
−メチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピ
ル、(メタ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,
3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、ジ(メタ)ア
クリル酸−2,2,2−トリフルオロエチルエチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタ
フルオロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリ
ル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフル
オロペンチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル
酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウ
ンデカフルオロヘキシルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,7−トリデカフルオロヘプチルエチレ
ングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペ
ンタデカフルオロオクチルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−
ノナデカフルオロデシルエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸−2,2,3,3−テトラフルオロブタ
ンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4−ヘキサフルオロペンタジオール、ジ(メタ)ア
クリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
ルオロヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘ
プタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ
オクタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−テ
トラデカフルオロノナンジオール、ジ(メタ)アクリル
酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,9,9−ヘキサデカフルオロデカンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10
−オクタデカフルオロウンデカンジオール、ジ(メタ)
アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11
−エイコサフルオロドデカンジオール等の含フッ素二官
能(メタ)アクリル酸エステルや、テトラ(メタ)アク
リル酸−4,4,5,5−テトラフルオロオクタン−
1,2,7,8−テトラオール、テトラ(メタ)アクリ
ル酸−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン
−1,2,8,9−テトラオ−ル、テトラ(メタ)アク
リル酸−4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフル
オロデカン−1,2,9,10−テトラオール、テトラ
(メタ)アクリル酸−4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8−デカフルオロウンデカン−1,2,10,
11−テトラオール、テトラ(メタ)アクリル酸−4,
4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ドデカ
フルオロドデカン−1,2,11,12−テトラオール
等の含フッ素四官能(メタ)アクリル酸エステル等を用
いることが出来る。含フッ素アクリレートは単独で用い
ても混合物として用いてもどちらでもよく、分量や組成
比も目的に応じ適宜定めることが出来る。
能を発現させるために単層で形成しても、多層で形成し
てもよい。また多層で形成される場合、各層の紫外線硬
化性塗膜の組成は同一であっても異なっていてもいずれ
でもよい。このとき硬化塗膜の屈折率は1.5以下であ
ることが好ましく、更に好ましくは1.46以下であ
る。
に詳細に説明する。 参考例1 図1の模式図に示した構成の紫外線照射式硬化装置を以
下の要領で作成した。ステンレス板で囲んだ紫外線照射
室4を工作し、接合部分をエポキシ樹脂でシールした。
塗工フィルム1が、照射室前のガイドロール2を通り照
射室に入れる様に、照射室入り口部分10に5mmのギ
ャップを開けた。照射室内部には、予め照射室入り口部
分10と照射室出口部分11及び、照射室内壁面にステ
ンレスパイプを設置し、通気孔を設けて窒素供給部分3
とした。これによりステンレスパイプに窒素を通気する
事で紫外線照射室4内を窒素雰囲気にし、窒素通気流量
を調節することで酸素濃度を制御できる様にした。この
照射室4内部には取り込み口9を設け、ここから内部気
体を吸引することにより、酸素濃度センサで酸素濃度が
測定できる様にした。紫外線照射装置室5内には紫外線
照射装置として空冷式超高圧水銀灯(160W/cm、
ラインスピードが10m/分の時の照射紫外線量は40
0mJ/cm2、岩崎電気社製)を設置した。紫外線照
射装置室5は照射により加熱されるので、照射装置後方
から冷却空気を照射装置室5内に送れるようにした。更
にこの照射装置室5から照射室4への冷却空気の流入を
防ぐために、間に石英ガラス6を設置した。また紫外線
照射室4も照射により加熱されるので、冷却ロール8を
設けた。これにより塗工フィルムは冷却ロール8上で紫
外線照射されるので加熱の影響を低減できた。紫外線照
射後のフィルムは照射室出口部分11から排出され巻き
取られる構造にした。
傷性試験、密着性評価試験を行い性能を評価した。まず
塗液として、重合性単量体であるジアクリル酸(ペルフ
ルオロオクチル)メチルエチレングリコール400g
と、光重合開始剤「Darocur 1173」(商品
名、チバガイギー社製)8gと、トリフルオロメチルベ
ンゼン4600gを混合して固形分濃度8.1重量%の
塗工液Aを調整した。次に塗工液Aを用いて、市販のポ
リエチレンテレフタレートフィルムを支持体にして塗工
を行った。塗工はグラビアロール法で行い、グラビアロ
ールコーターとして「マイクログラビアコーター」(商
品名、康井精機社製)を用い、グラビアロールとして
「マイクログラビアローラー」(商品名、康井精機社
製、メッシュ110/inch)を使用した。塗工速度
は10m/分に調整し、マイクログラビアロールの回転
速度は2.5m/分に調整して塗工方向に対して逆方向
に回転させ塗工した。塗工後は100℃に設定した工程
長さ5mの乾燥機内を通過させて溶媒を乾燥させ、乾燥
膜厚約100nmの紫外線硬化性塗膜を有するフィルム
を得た。更に紫外線硬化性塗膜を硬化させるため、窒素
通気により紫外線照射室内の酸素濃度を200ppmに
した参考例1の紫外線照射式硬化装置を通過させ、硬化
塗膜を得た。
を行った。 1.耐溶媒性試験 硬化塗膜表面にメタノール、エタノール、酢酸エチル、
トルエン、アセトンから選択される溶媒0.5mlを滴
下し、室温で1分間静置後、溶媒をふき取り硬化塗膜の
状態を調べた。このとき硬化塗膜に変化がなければ耐溶
媒性良好と見なし○とした。硬化塗膜層が溶解して消失
する等の異変があれば耐溶媒性不良と見なし×とした。
結果を表1に示した。 2.耐擦傷性試験 硬化塗膜表面を加重1Kg/cm2かけた「キムテック
ス」(商品名、クレシア社製)で、長さ2cmにわたり
10往復擦った後、硬化塗膜の状態を調べた。このとき
全く傷が付かず硬化塗膜に変化がなければ、耐擦傷性良
好と見なし○とした。10本未満の傷が付いた場合は
△、10本以上の著しい傷が付いたり硬化塗膜層が完全
に剥離した場合は、耐擦傷性不良と見なし×とした。結
果を表1に示した。 3.密着性試験 JIS K5400の試験法に準拠して碁盤目剥離試験
を行い、硬化塗膜の密着性を評価した。結果を表1に示
した。
ppmで硬化した硬化塗膜は耐溶媒性、耐擦傷性、密着
性に関して良好な性能を持つことを確認した。
は、実施例1と同様にして硬化塗膜を得た。更に実施例
1と同様の評価試験を行い、結果を表1に示した。表1
の評価試験結果から、酸素濃度1000ppmで硬化し
た硬化塗膜は耐溶媒性、耐擦傷性、密着性に関して良好
な性能を持つことを確認した。
は、実施例1と同様にして硬化塗膜を得た。更に実施例
1と同様の評価試験を行い、結果を表1に示した。表1
の評価試験結果から、酸素濃度2000ppmで硬化し
た硬化塗膜は酸素濃度1000ppm以下に保って硬化
した硬化塗膜に比較し、耐擦傷性、密着性に関して劣る
ことを確認した。
例1と同様にして硬化塗膜を得た。更に実施例1と同様
の評価試験を行い、結果を表1に示した。表1の評価試
験結果から、窒素通気を行わず硬化した硬化塗膜は、耐
溶媒性、耐擦傷性、密着性のいずれにおいても不良であ
ることを確認した。
験、耐擦傷性試験、密着性評価試験を行い性能を評価し
た。まず塗液として、塗工液B、C、Dを調整した。塗
工液Bは、重合性単量体であるジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート(日立化成工業社製)1350g
と、ポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化
学社製)900g、光重合開始剤「Irgacur 1
84」(商品名、チバガイギー社製)45gと、イソプ
ロパノール1000gを混合して固形分濃度70重量%
に調整した。塗工液Cは、重合性単量体であるジペンタ
エリスリトールトリアクリレート(共栄社油脂社製)8
4gと、「ZS−300」(商品名、住友大阪セメント
社製、30%酸化亜鉛微粒子トルエン分散液)720
g、光重合開始剤「Darocur 1173」(商品
名、チバガイギー社製)6gと、イソプロパノール29
40gを混合して固形分濃度8重量%に調整した。塗工
液Dは、重合性単量体であるテトラアクリル酸−4,
4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン−1,2,
8,9−テトラオール80gと、「XBA−STシリカ
ゾル」(商品名、日産化学社製、コロイダルシリカ30
%:キシレン45%:n−ブタノール25%)270
g、光重合開始剤「Darocur 1173」(商品
名)6gと、イソプロパノール2850gを混合して固
形分濃度5重量%に調整した。
ルセルロースフィルム(TACフィルム)を支持体にし
て塗工を行った。塗工はグラビアロール法で行い、グラ
ビアロールコーターとして「マイクログラビアコータ
ー」(商品名、康井精機社製)を用い、グラビアロール
として「マイクログラビアローラー」(商品名、康井精
機社製、メッシュ180/inch)を使用した。塗工
速度は10m/分に調整し、マイクログラビアロールの
回転速度は20m/分に調整して塗工方向に対して逆方
向に回転させ塗工した。塗工後は80℃に設定した工程
長さ5mの乾燥機内を通過させて溶媒を乾燥させ、乾燥
膜厚約4μmの紫外線硬化性塗膜を有するフィルムを得
た。この紫外線硬化性塗膜を硬化させるため、窒素通気
により紫外線照射室内の酸素濃度を200ppmにした
参考例1の紫外線照射式硬化装置を通過させ、硬化塗膜
(HC硬化塗膜層と呼称)を得た。これにより表面にH
C硬化塗膜層を有するHC−TACフィルムを得た。更
に塗工液Cを用いて、HC−TACフィルムを支持体に
してHC硬化塗膜層上に塗工を行った。塗工はグラビア
ロール法で行い、グラビアロールコーターとして「マイ
クログラビアコーター」(商品名、康井精機社製)を用
い、グラビアロールとして「マイクログラビアローラ
ー」(商品名、康井精機社製、メッシュ180/inc
h)を使用した。塗工速度は10m/分に調整し、マイ
クログラビアロールの回転速度は3m/分に調整して塗
工方向に対して逆方向に回転させ塗工した。塗工後は8
0℃に設定した工程長さ5mの乾燥機内を通過させて溶
媒を乾燥させ、乾燥膜厚約100nmの紫外線硬化性塗
膜を有するフィルムを得た。この紫外線硬化性塗膜を硬
化させるため、窒素通気により紫外線照射室内の酸素濃
度を200ppmにした参考例1の紫外線照射式硬化装
置を通過させ、硬化塗膜(H硬化塗膜層と呼称)を得
た。これにより最外面にH硬化塗膜層を有するH−HC
−TACフィルムを得た。最後に塗工液Dを用いて、H
−HC−TACフィルムを支持体にしてH硬化塗膜層上
に塗工を行った。塗工はグラビアロール法で行い、グラ
ビアロールコーターとして「マイクログラビアコータ
ー」(商品名、康井精機社製)を用い、グラビアロール
として「マイクログラビアローラー」(商品名、康井精
機社製、メッシュ110/inch)を使用した。塗工
速度は10m/分に調整し、マイクログラビアロールの
回転速度は2m/分に調整して塗工方向に対して逆方向
に回転させ塗工した。塗工後は80℃に設定した工程長
さ5mの乾燥機内を通過させて溶媒を乾燥させ、乾燥膜
厚約100nmの紫外線硬化性塗膜を有するフィルムを
得た。この紫外線硬化性塗膜を硬化させるため、窒素通
気により紫外線照射室内の酸素濃度を200ppmにし
た参考例1の紫外線照射式硬化装置を通過させ、硬化塗
膜(L硬化塗膜層と呼称)を得た。この様にしてL硬化
塗膜層、H硬化塗膜層、HC硬化塗膜層を重層したL−
H−HC−TACフィルムを得た。
硬化塗膜に、次の1〜4の評価試験を行った。 1.耐溶媒性試験 硬化塗膜表面にメタノール、エタノール、酢酸エチル、
トルエン、アセトンから選択される溶媒0.5mlを滴
下し、室温で1分間静置後、溶媒をふき取り硬化塗膜の
状態を調べた。このとき硬化塗膜に変化がなければ耐溶
媒性良好と見なし○とした。硬化塗膜層が溶解して消失
する等の異変があれば耐溶媒性不良と見なし×とした。
結果を表2に示した。 2.耐擦傷性試験A 硬化塗膜表面を加重1Kg/cm2かけた「キムテック
ス」(商品名、クレシア社製)で、長さ2cmにわたり
10往復擦った後、硬化塗膜の状態を調べた。このとき
全く傷が付かず硬化塗膜に変化がなければ、耐擦傷性良
好と見なし○とした。10本未満の傷が付いた場合は
△、10本以上の著しい傷が付いたり硬化塗膜層が完全
に剥離した場合は、耐擦傷性不良と見なし×とした。結
果を表2に示した。 3.耐擦傷性試験B 硬化塗膜表面を50g/cm2、100g/cm2、15
0g/cm2、250g/cm2、500g/cm2から
選択される加重をかけた「キムテックス」(商品名、ク
レシア社製)で、長さ2cmにわたり10往復擦った
後、硬化塗膜の状態を調べた。このとき10本以上の著
しい傷が付いたり硬化塗膜層が完全に剥離した場合の加
重を調べた。結果を表2に示した。 4.密着性試験 JIS K5400の試験法に準拠して碁盤目剥離試験
を行い、硬化塗膜の密着性を評価した。結果を表2に示
した。
媒性、耐擦傷性、密着性に関して良好な性能を持つこと
を確認した。
度を1000ppmにした以外は、実施例3と同様にし
て硬化塗膜を得た。更に実施例3と同様の評価試験を行
い、結果を表2に示した。表2の評価試験結果から硬化
塗膜は耐溶媒性、耐擦傷性、密着性に関して良好な性能
を持つことを確認した。
度を1000ppmにした以外は、実施例3と同様にし
て硬化塗膜を得た。更に実施例3と同様の評価試験を行
い、結果を表2に示した。表2の評価試験結果から硬化
塗膜は耐溶媒性、耐擦傷性、密着性に関して良好な性能
を持つことを確認した。
濃度を1000ppmにした以外は、実施例3と同様に
して硬化塗膜を得た。更に実施例3と同様の評価試験を
行い、結果を表2に示した。表2の評価試験結果から硬
化塗膜は耐溶媒性、耐擦傷性、密着性に関して良好な性
能を持つことを確認した。
気を行わなかった以外は、実施例3と同様にして硬化塗
膜を得た。更に実施例3と同様の評価試験を行い、結果
を表2に示した。表2の評価試験結果から硬化塗膜は耐
溶媒性、耐擦傷性、密着性のいずれにおいても不良であ
ることを確認した。
れを硬化させる時の紫外線照射室内の酸素濃度を200
0ppmにした以外は、実施例3と同様にして硬化塗膜
を得た。更に実施例3と同様の評価試験を行い、結果を
表2に示した。表2の評価試験結果から硬化塗膜は耐擦
傷性に関して劣ることを確認した。
れを硬化させる時に紫外線照射室内に窒素通気を行わな
かった以外は、実施例3と同様にして硬化塗膜を得た。
更に実施例3と同様の評価試験を行い、結果を表2に示
した。表2の評価試験結果から硬化塗膜は耐溶媒性、耐
擦傷性、密着性のいずれにおいても不良であることを確
認した。
0.005〜1μmの硬化塗膜を連続的に製造するにあ
たり、酸素濃度を1000ppm以下に保って紫外線硬
化を行うことで、耐擦傷性、硬度、耐久性が非常に良好
であり、工業的に非常に有用な硬化塗膜を得ることがで
きた。
Claims (8)
- 【請求項1】支持体上に塗布した膜厚0.005〜1μ
mの紫外線硬化性塗膜を酸素濃度1000ppm以下に
保って紫外線により硬化させることを特徴とする膜厚
0.005〜1μmの硬化塗膜の製造方法。 - 【請求項2】塗布した膜厚0.005〜1μmの紫外線
硬化性塗膜を酸素濃度1000ppm以下に保って紫外
線により硬化させることを、単一の支持体上にn回繰り
返して行うことを特徴とする塗工膜厚n×(0.005
〜1)μmの硬化塗膜の製造方法。 - 【請求項3】紫外線硬化性塗膜が、光反応性の重合性官
能基を持つ重合性単量体及び0.01〜15重量%の光
重合開始剤を必須成分として含んでいることを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の硬化塗膜の製造方法。 - 【請求項4】重合性単量体が含フッ素アクリレートを含
み、硬化塗膜の屈折率が1.5以下であることを特徴と
する請求項3に記載の硬化塗膜の製造方法。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載される硬化
塗膜の製造方法により製造された硬化塗膜。 - 【請求項6】支持体にプラスチックフィルムを用いて請
求項4に記載の硬化塗膜の製造方法により得た屈折率
1.5以下の硬化塗膜を有することを特徴とする反射防
止フィルム。 - 【請求項7】請求項2に記載の硬化塗膜の製造方法によ
り、支持体にプラスチックフィルムを用いて得た塗工膜
厚n×(0.005〜1)μmの硬化塗膜(nは塗工回
数を示す)を有するフィルムの硬化塗膜最外面に、含フ
ッ素アクリレートを含有する重合性単量体と0.01〜
15重量%の光重合開始剤とを必須成分として含む膜厚
0.005〜1μmの紫外線硬化性塗膜を塗布し、酸素
濃度1000ppm以下に保って紫外線により硬化さ
せ、屈折率1.5以下で膜厚0.005〜1μmの反射
防止硬化塗膜を、塗工膜厚n×(0.005〜1)μm
の硬化塗膜(nは塗工回数を示す)を有するフィルムの
硬化塗膜最外面上に形成することを特徴とする反射防止
フィルムの製造方法。 - 【請求項8】請求項7の製造方法により製造された反射
防止フィルム。
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- 1997-10-03 JP JP27170097A patent/JP4144052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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