JPH11103481A - 受信信号の有無判定装置 - Google Patents

受信信号の有無判定装置

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JPH11103481A
JPH11103481A JP9279898A JP27989897A JPH11103481A JP H11103481 A JPH11103481 A JP H11103481A JP 9279898 A JP9279898 A JP 9279898A JP 27989897 A JP27989897 A JP 27989897A JP H11103481 A JPH11103481 A JP H11103481A
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JP9279898A
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Ikuo Sugita
育雄 杉田
Hideki Kato
秀樹 加藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチチャネルアクセス型の無線通信におい
て空きチャネルを正確に検出できないことがあった。 【解決手段】 キャリアセンス回路11を、ノイズ成分
に基づく第1のキャリアセンス回路41と、電界検出に
よる第2のキャリアセンス回路42と、これ等を入力と
するANDゲ−ト43とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチチャネルアク
セス型の無線通信における受信信号の有無を判定する装
置即ちキャリアセンス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数チャネルから選択された1つのチャ
ネルを使用してデ−タの送信を行う場合には、これから
使用するチャネルが使用中であるか否かを判定しなけれ
ばならない。この種の判定のために送受信機にキャリア
センス回路が設けられている。従来のキャリアセンス回
路は、受信回路におけるホワイトノイズ成分を検出し、
このノイズ成分が所定レベル以上ある時には受信信号が
無い即ち空きチャネルであると判定し、また、ノイズ成
分が所定レベルに達していない時には受信信号が有る即
ちそのチャネルは使用中であると判定するように構成さ
れている。また、キャリアセンス方法として電界強度に
対応する受信信号の振幅レベルを検出し、一定以上の振
幅が検出されて時には受信信号が有るとする方法もあ
る。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】ところで、前者のノイズ
検出によるキャリアセンス方式は、複数のチャネル間の
相互変調による妨害波が発生した時に正確に受信信号の
有無を判断できないという欠点を有する。例えば、第n
番目のチャネルと第n+1番目のチャネルとが同時に使
用中の場合には、これ等とこれ等の高調波成分とによっ
て生じる妨害波が、希望するチャネルに位置することが
ある。もし、希望チャネルが信号伝送中であれば、希望
チャネルに伝送中の信号と妨害波との両方が同時に含ま
れ、両者の干渉によってホワイトノイズと区別しにくい
ノイズが発生する。従って、ノイズ検出方式のキャリア
センス回路で希望チャネルの使用状態をチェックする
と、ノイズが所定レベル以上に有ると判断され、希望チ
ャネルが使用されていないことを示す誤った判定結果が
得られる。また、妨害波が位置する希望チャネルが使用
されていない場合には、希望チャネルに妨害波のみが含
まれ、これはホワイトノイズに相当しない信号となり、
キャリアセンス回路は妨害波をノイズとして検出しない
ために希望チャネルが使用中であることを示す誤った判
定結果を出力する。後者の電界強度に対応する受信信号
レベルによるキャリアセンス方式は、受信信号のダイナ
ミックレンジが狭いために、特に弱電界時における受信
信号の有無の判定が困難であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、受信信号の有無
の判定の精度を高めることが出来る装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、複数のチャンネルから
選択された1つのチャンネルにおける受信信号の有無を
判定する装置であって、受信回路におけるノイズを検出
し、このノイズのレベルの所定基準レベルに対する高低
を判定する第1の判定手段と、受信電界強度に対応する
受信信号の電圧レベルを検出し、この電圧レベルの所定
基準レベルに対する高低を判定する第2の判定手段と、
前記第1及び第2の判定手段に接続され、前記第1の判
定手段から前記ノイズのレベルが所定基準レベルよりも
高いことを示す判定結果が得られていると共に前記第2
の判定手段から前記電圧レベルが所定基準レベルよりも
低いことを示す判定結果が得られた時に受信信号が無い
ことを示す出力を発生する論理回路とを備えていること
を特徴とする受信信号有無判定回路に係わるものであ
る。なお、請求項2に示すように論理回路は受信信号が
有ることを示す信号を出力することが望ましい。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、例えば実施例
の第1及び第2のキャリアセンス回路41、42のよう
な第1及び第2の判定手段の出力を実施例のANDゲ−
ト43のような論理回路に入力させ、2つの判定結果の
組み合せで受信信号の有無を判定するので、この判定精
度が高くなる。例えば、複数チャネルが同時に使用され
ることによって妨害波が発生し、これが希望チャネルに
含まれ、希望チャネルも使用中の場合にはこの希望チャ
ネルの信号と妨害波との相互干渉によりノイズが発生
し、第1の判定手段から受信信号が無いことを示す判定
結果が得られても、希望チャネルの信号が第2の判定手
段によって検出されると、論理回路からは希望チャネル
に信号が無いこと即ち空きチャネルであることを示す出
力が発生しない。従って使用中のチャネルに誤って別の
信号を送り込むような誤りを防ぐことができる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図面を参照して本発明の
実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【実施例】図1は実施例のマルチチャネルアクセス型送
受信機を示す。この送受信機は、比較的狭い範囲(10
0〜200m内程度)をサービスエリアとした小さい空
中線電力(約10mW)の特定小電力無線設備であっ
て、主としてデータを2値FSK変調(周波数偏移変
調)方式で無線伝送するシステムに使用するものであ
り、受信側はスーパーヘテロダイン受信回路に構成され
ている。図5はFSK変調方式を原理的に示すものであ
り、この方式では図5(A)の論理の0、1に対応する
2値信号の振幅変化に対応させて図5(B)に示すよう
に周波数を変化させる。また、この送受信機は、42
9.1570MHz〜429.7375MHzの周波数
帯域を図6に説明的に示すように46チャネルに分けて
使用するように構成されており、例えばf0 〜f1 の第
1チャネルCH1 を制御信号伝送のための制御チャネル
として使用し、f1 〜f46を第2〜第46チャネルCH
2 〜CH46を主情報(データ)伝送のための主情報チャ
ネルとして使用する。ここには1台の送受信機のみが示
されているが、実際には例えば1つの親局の送受信機と
複数の子局の送受信機とで1つのシステムが構成されて
いる。各子局の送受信機はアドレス(識別符号)を有
し、互いに識別可能に構成される。親局送受信機と子局
送受信機とが通信する時には、まず制御チャネルを使用
して送受信の開始の確認を行い、しかる後、主情報チャ
ネルを使用して主情報を伝送する。
【0009】上述のように使用される図1の送受信機
は、アンテナ1が接続されたアンテナ端子1a、バンド
パスフイルタ(BPF)2、送受信切換回路3、受信入
力増幅機4、周波数変換装置を構成する混合回路5、P
LL周波数シンセサイザ6、単一周波数発振回路7、周
波数変換用信号の選択手段としての切換回路8、送受信
切換回路9、受信信号処理回路10、キヤリアセンス回
路11、送信入力回路12、送信出力増幅器13、送受
信制御回路14、及び第1及び第2の電源スイッチ1
5、16を有している。この図1において、送信入力回
路12及び送信出力増幅器13を除いた部分がスーパー
ヘテロダイン受信回路である。なお、PLL周波数シン
セサイザ6は局部発振器として機能する他にFM変調器
としても機能し、送受信の両方で使用される。
【0010】次に各部を詳しく説明する。アンテナ端子
1は送受信周波数帯域の信号を送受信するものである。
アンテナ端子1aに接続されたBPF2は、送受信周波
数帯域の信号を通過させるものである。送受信切換回路
3は受信時及び待機時にBPF2を受信入力増幅器4に
接続し、送信時に送信出力増幅器13をBPF2に接続
するスイッチを含み、送受信制御回路14で制御され
る。
【0011】混合回路5は受信入力増幅器4の出力ライ
ンと切換回路8の周波数変換用信号(局部発振信号)出
力ラインとしての共通出力ライン17とに接続され、受
信入力周波数と局部発振周波数とを混合し、ビートによ
って両入力周波数の差に対応する第1中間周波数を得る
ものである。本実施例では周波数変換装置を構成するた
めに、混合回路5とPLL周波数シンセサイザ6との他
に、新たに単一周波数発振回路7が設けられている。即
ち、従来のスーパーヘテロダイン受信機においては、P
LL周波数シンセサイザ6によって全てのチャネル(制
御チャネル及び主情報チャネル)の受信のための周波数
を供給したが、本実施例では単一周波数発振回路7を新
たに設け、ここから制御チャネル用周波数を供給し、P
LL周波数シンセサイザ6は主情報チャネル用周波数を
供給する。
【0012】単一周波数発振回路7は、図2に原理的に
示すように温度特性の良い水晶振動子(発振子)18と
温度補償付きの発振回路19と増幅器20とから成る固
定局部発振回路であって、制御チャネル(第1チャネ
ル)の受信に必要な局部発振周波数を発生する。この単
一周波数発振回路7はPLL回路を含まないので、PL
L周波数シンセサイザ6よりも消費電力及び電流が小さ
く、また、ロックアップタイムを持たないので電源投入
時の立上りが早い。
【0013】PLL周波数シンセサイザ6は、PLL
(フェーズ・ロックド・ループ)回路を含む周知のもの
であり、図3に原理的に示すように温度特性の良い水晶
振動子21と温度補償付き発振回路22とプログラマブ
ルデバイダから成る可変分周器23と位相比較器24と
ローパスフイルタ(LPF)25とVCO(電圧制御発
振器)26とプログラマブルデバイダから成る可変分周
器27とで構成され、主情報チャネル(第2〜46チャ
ネル)を受信するための種々の局部発振周波数をライン
28に送出すると共に、送信時にライン29の送信信号
に応答してVCO26が送信信号に対応した周波数変調
信号(2値FSK変調信号)を送出する。可変分周器2
3、27はバス30から与えられる周波数制御データに
応答して所定の分周比になる。PLL周波数シンセサイ
ザ6は種々の周波数を正確に発生することができるとい
う特長を有する反面、PLL回路を構成する位相比較器
24、VCO26等を含むために消費電力が大きいとい
う欠点、及び電源投入しても直ちにPLL回路のロック
が成立しないので、立上りが遅くなるという欠点、及び
電源投入毎に可変分周器23、27に周波数制御データ
を与えなければならないので制御ソフトが複雑になると
いう欠点を有する。
【0014】本実施例ではPLL周波数シンセサイザ6
の欠点を解決するために、図1に示すように例えば電池
から成る送受信機電源に接続される駆動電源端子+Vcc
とPLL周波数シンセサイザ6との間に第1の電源スイ
ッチ15を設け、待機時には送受信制御回路14の制御
でスイッチ15をオフにしてPLL周波数シンセサイザ
6に対する駆動電力の供給を遮断している。また、駆動
電源端子+Vccと単一周波数発振回路7との間に第2の
電源スイッチ16を設け、送受信制御回路14によって
制御チャネル受信時及び待機時にオン、主情報チャネル
受信時にはオフに制御している。従って、局部発振部に
おける待機時の消費電力は単一周波数発振回路7の消費
電力のみとなり、待機時の周波数変換部の消費電力は、
従来の数分の1になる。
【0015】混合回路5の出力ラインに接続された受信
信号処理回路10は周知の回路であって、図4に示すよ
うに増幅器31と、バンドパスフイルタ(BDF)32
と、第2の中間周波数を得るための第2の混合回路33
と、第2の局部発振回路34と、増幅器35と、帯域制
限フイルタ36と、増幅器37と、検波回路38と、ロ
ーパスフイルタ39と、波形整形回路40とから成る。
増幅器31は図1の第1の混合回路5に接続される。第
2の混合回路33はBPF32を介して増幅器31に接
続されていると共に第2の局部発振回路34に接続さ
れ、第2の周波数変換回路を構成している。第2の混合
回路33の出力は増幅器35、帯域制限フイルタ36、
増幅器37を介して検波回路38に送られる。検波回路
38は周知のクォドラチュア検波回路であり、FM信号
を移相する回路と、もとのFM信号と移相したFM信号
とを乗算する乗算器とを含む。図4では移相回路と乗算
器とを検波回路38として示している。乗算器出力から
成る検波回路38の出力を次段のLPF39に通し、更
にコンパレータから成る波形整形回路40を通すと、図
5(A)のような復調波形を得ることができる。復調信
号は図1の送受信制御回路14に送られる。
【0016】図1にて受信信号処理回路10に接続され
ているキヤリアセンス回路11は、図4に示すように第
1及び第2の判定手段としての第1及び第2のキャリア
センス回路41、42とANDゲート43とから成る。
このキャリアセンス回路11は受信信号(キャリア)の
有無を検出し、これに基づいてチャネルの使用状態(空
きチャネル)を知るものである。従来のキャリアセンス
回路はノイズ検出によって受信信号の有無を判断するよ
うに構成されているが、本実施例ではノイズで受信信号
の有無を検出する方式と伝送路の信号の電圧レベルに基
づいて受信信号(電界)の有無を検出する方式とを組み
合せてキャリアセンス回路11を構成している。
【0017】第1のキャリアセンス回路41は、従来の
キャリアセンス回路と同様に弱入力信号レベルと復調雑
音レベルとの間にあるリニアな相関を利用して受信信号
の有無を判定するものであって、ホワイトノイズ成分を
通過させるためのバンドパスフイルタ(BPF)44
と、ノイズ増幅器45と、ノイズ検波器としての整流回
路46と、コンパレータ47と、基準電圧源48とから
成る。BPF44は検波回路38の出力ラインに接続さ
れている。BPF44の出力はノイズ増幅器45と整流
回路46を介して電圧コンパレータ47の入力となる。
コンパレータ47はノイズ成分の振幅が基準電圧源48
よりも大きいか否かを示す出力を発生する。この実施例
ではノイズ成分が基準レベル以上の時に高レベルの出力
がコンパレータ47から得られる。ノイズ成分は、制御
信号又は主情報信号が受信されている時に低く、受信さ
れていない時に高い。従って、コンパレータ47の出力
がノイズ成分の振幅レベルが基準値以上であることを示
している時は、そのチャネルが信号伝送に使用されてい
ない空きチャネルであることを示す。逆にノイズ成分の
振幅レベルが基準値よりも低い時にはそのチャネルに信
号が伝送されていることを示す。
【0018】第2のキャリアセンス回路42は、信号伝
送路の信号の振幅検出回路49と、ローパスフイルタ
(LPF)50と、電圧コンパレータ51と、基準電圧
源52とから成る。振幅検出回路49は増幅器35の出
力ラインに接続され、検波前の信号ラインの電圧を検出
する。信号ラインの信号振幅は空中電界の強度に比例し
ている。従って、現在受信しているチャネルに制御信号
又は主情報信号(FM信号)が伝送されている場合に
は、信号振幅に相当する出力が振幅検出回路49から得
られ、制御信号又は主情報信号が伝送されていない時に
信号が得られない。振幅検出回路49の出力は積分用L
PF50で平滑された後にコンパレータ51に入力し、
基準電圧源52の基準電圧と比較され、基準電圧よりも
入力信号が高い時に受信信号が有ること(チャネルが使
用中であること)を示す低レベルの比較出力が得られ、
逆に入力信号が基準電圧以下の時には受信信号が無いこ
と(チャネルが空いていること)を示す高レベルの比較
出力が得られる。
【0019】最終的判定用論理回路としてのANDゲー
ト43の2つの入力端子は2つのコンパレータ47、5
1の出力ラインに接続されている。従って、2つのコン
パレータ47、51の両方が空きチャネル(受信信号無
し)を示す出力を同時に発生している時にのみ空きチャ
ネル(受信信号無し)を示す出力がANDゲート43か
ら得られ、これが図1の送受信制御回路14に送られ
る。ノイズに基づく第1のキャリアセンス回路41は、
複数の無線データ伝送システムが同時に使用状態とな
り、相互変調妨害によるノイズが発生すると、妨害ノイ
ズをホワイトノイズと誤まって検出するという欠点を有
する。このような検出がなされると特定チャネルに信号
が有るにも拘らず、信号が無いこと(空きチャネルであ
ること)を示す出力が第1のキャリアセンス回路41か
ら発生する。しかし、本実施例では信号振幅に基づく第
2のキャリアセンス回路42が設けられ、ANDゲート
43の出力で受信信号の有無を判断するので、判断ミス
が少なくなる。
【0020】送信入力回路12は、送信モード時に制御
信号及び主情報信号を2値形式でPLL周波数シンセサ
イザ6のVCO26に与えられるものである。これによ
り、VCO26からFSK変調信号が得られる。送受信
切換回路9は受信モード時にシンセサイザ6を切換回路
8に接続し、送信モード時にシンセサイザ6を送信用増
幅器13に接続する。
【0021】次に、図7〜図9を参照して送受信制御回
路14の制御に基づく制御信号及び主情報の伝送手順を
説明する。図7〜図9は親局(送信側)の第1の送受信
機から子局(受信側)の第2の送受信機に主情報を伝送
する場合の動作の流れを示し、破線で区画して示す左半
分が送信側の第1の送受信機の動作を示し、右半分が受
信側の第2の送受信機の動作を示す。なお、ここでは第
1及び第2の送受信機は同一に構成されているものと
し、図1に示す送受信機が2台有るものとして説明す
る。図7のステップS0 に示す第1及び第2の送受信機
の待受(待機)状態の場合には、それぞれPLL周波数
シンセサイザ6の電源スイッチ15をオフにし、単一周
波数発振回路7の電源スイッチ16はオンに制御する。
次に、図7のステップS1 に示すように第1の送受信機
に送信指令信号が与えられると、ステップS2 に示すよ
うに第1の送受信機は制御チャネル(例えば第1チャネ
ル)の空き状態をキャリアセンス回路11でチェックす
る。単一周波数発振回路7の周波数は制御チャネル(第
1チャネル)受信用周波数に設定されているので、待機
状態での制御チャネルの空き状態を直ちにチェックする
ことができる。制御チャネルが例え別のシステム等で使
用されていたとしても連続して長時間使用されることは
ほとんどないので、チェックを繰返すと空きチャネルを
示す出力がキャリアセンス回路11から得られる。次
に、ステップS3 に示すように第1の送受信機から第2
の送受信機のアドレス信号を伴なって接続要求の制御信
号を制御チャネルを使って伝送する。制御信号が伝送さ
れると、ステップS4 に示すように受信側の第2の送受
信機が制御信号を受信する。第2の送受信機は制御チャ
ネル受信の待機状態にあるので、制御信号が伝送された
時にはこれを受信し、復調し、自己のアドレスの制御信
号であるか否かをマイコンから成る送受信制御回路14
で判断する。第2の送受信機に対する制御信号であるこ
とが判明した時にはステップS6 の接続許可を示す制御
信号を伝送するのに先立ってステップS5 に示すように
制御チャネルがまだ空いているか否かをキャリアセンス
回路11でチェックし、空いている場合に次のステップ
S6 に進み、PLL周波数シンセサイザ6を送信に使用
するために電源スイッチ15をオンにし、接続許可の制
御信号を第1の送受信機に送る。なお、PLL周波数シ
ンセサイザ6の電源オンになっても、送受信切換回路9
は送信側に設定されているので、PLL周波数シンセサ
イザ6は受信回路に無関係である。次に、送信側の第1
の送受信機はステップS7 に示すように接続許可を示す
制御信号を受信する。次に、図8のステップS8 に示す
ように第1の送受信機は主情報チャネル(第2〜第46
チャネル)の空きチェックを行い、主情報の伝送に使用
するチャネルを決定する。次に、ステップS9 に示すよ
うに第1の送受信機は制御信号の1種である主情報チャ
ネル選択信号(使用チャネルを示す制御信号)を第2の
送受信機のアドレスを伴なって送信する。なお、ステッ
プS9 の選択信号の伝送に先立って制御チャネルの空き
チェックを行ってもよい。受信側の第2の送受信機はス
テップS10に示すように、主情報チャネル選択信号(使
用チャネルを示す制御信号)を受信し、送受信制御回路
14に送る。送受信制御回路14は、ステップS11に示
すように選択信号で指定された主情報チャネルの信号を
受信するための周波数を得るようにPLL周波数シンセ
サイザ6の可変分周器23、27を制御する。次に、ス
テップS12に示すように主情報チャネルの受信準備のた
めに第1の送受信機の電源スイッチ16をオフに制御す
る。次にステップS13に示すように切換回路8をPLL
周波数シンセサイザ6の出力を混合回路5に送るように
制御する。次に、図9のステップS14に示すように第2
の送受信機の送受信切換回路3、9を受信モードとす
る。次に、ステップS15に示すように第1の送受信機側
から主情報を送信し、ステップS16に示すように第2の
送受信機側で主情報を受信する。受信側の第2の送信機
が主情報チャネルの主情報を受信する時には、PLL周
波数シンセサイザ6が混合回路5に接続され、主情報チ
ャネルの受信が可能になる。主情報の通信が終了した
ら、ステップS17に示すように待機状態を得るための切
換制御を実行する。即ち第2の送受信側を受信モードに
設定すると共に、PLL周波数シンセサイザ6の電源ス
イッチ15をオフに制御し、単一周波数発振回路7の電
源スイッチ16をオンに制御し、周波数選択手段として
の切換回路8を単一周波数発振回路7側に切換えて待機
状態を設定する。これにより、ステップS18に示すよう
にステップS0 と同様な待受状態になる。なお、図7〜
図9の流れの中に更に多くのキャリアセンスのステップ
の追加、主情報伝送の許可の制御信号の送受信ステップ
の追加等を行うことができる。
【0022】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1の単一周波数発振回路7を省き、全ての周
波数をPLL周波数シンセサイザ6で供給することがで
きる。 (2) 図1から送信入力回路12、送信出力増幅器1
3、送受信切換回路3、9を省いて受信機のみの構成に
することができる。要するに、送信機と受信機とを独立
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の送受信機を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の単一周波数発振回路を詳しく示すブロッ
ク図である。
【図3】図1のPLL周波数シンセサイザを詳しく示す
ブロック図である。
【図4】図1の受信信号処理回路及びキャリアセンス回
路を詳しく示すブロック図である。
【図5】FSK変調を原理的に示す波形図である。
【図6】図1の送受信機で使用するチャネル構成を示す
図である。
【図7】図1の送受信機2台による送受信の動作の流れ
を示す図である。
【図8】図7の続きの動作の流れを示す図である。
【図9】図8の続きの動作の流れを示す図である。
【符号の説明】
5 周波数変換用混合回路 6 PLL周波数シンセサイザ 7 単一周波数発振回路 8 切換回路 11 キャリアセンス回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャンネルから選択された1つの
    チャンネルにおける受信信号の有無を判定する装置であ
    って、 受信回路におけるノイズを検出し、このノイズのレベル
    の所定基準レベルに対する高低を判定する第1の判定手
    段と、 受信電界強度に対応する受信信号の電圧レベルを検出
    し、この電圧レベルの所定基準レベルに対する高低を判
    定する第2の判定手段と、 前記第1及び第2の判定手段に接続され、前記第1の判
    定手段から前記ノイズのレベルが所定基準レベルよりも
    高いことを示す判定結果が得られていると共に前記第2
    の判定手段から前記電圧レベルが所定基準レベルよりも
    低いことを示す判定結果が得られた時に受信信号が無い
    ことを示す出力を発生する論理回路と、を備えているこ
    とを特徴とする受信信号有無判定回路。
  2. 【請求項2】 更に、前記論理回路は、前記第1の判定
    手段から前記ノイズが所定基準レベルよりも低いことを
    示す判定結果が得られている時か、前記第2の判定手段
    から前記電圧レベルが所定基準レベルよりも高いことを
    示す判定結果が得られた時に受信信号が有ることを示す
    信号を出力するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の受信信号有無判定装置。
JP9279898A 1997-09-26 1997-09-26 受信信号の有無判定装置 Withdrawn JPH11103481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007506299A (ja) * 2003-09-16 2007-03-15 ノースロップ グルムマン コーポレイション ウルトラワイドバンド(uwb)通信ネットワークのためのバイポーラ波形変調
JP2013183221A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Toshiba Corp 無線通信装置及び干渉検出方法

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