JPH11103425A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH11103425A
JPH11103425A JP9263605A JP26360597A JPH11103425A JP H11103425 A JPH11103425 A JP H11103425A JP 9263605 A JP9263605 A JP 9263605A JP 26360597 A JP26360597 A JP 26360597A JP H11103425 A JPH11103425 A JP H11103425A
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JP
Japan
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receiving
signal
distortion
program
modulation
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JP9263605A
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Kazumi Sato
一美 佐藤
Minoru Namekata
稔 行方
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝搬路の時間変動に応じた番組情報を得る。 【解決手段】送信局が同一の番組を異なる複数の変調方
式を用いて無線伝送する場合、受信機が受信伝送信号の
歪みを測定する測定手段と、歪みの測定結果によって番
組を伝送する複数の変調方式から少なくとも一つを受信
する選択受信手段を具備することにより、伝搬環境に応
じて受信すべき変調信号を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な受信環境下
で無線放送信号を受信する受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星、地上放送のディジタル化の
検討が急ピッチで進められている。ディジタル放送は、
番組情報の他にデータ情報も伝送できるため幅広いサー
ビスを提供することが可能となることから注目を集めて
いるが、特に地上ディジタル放送は、高速移動受信の実
現が大きな魅力となっている。
【0003】ディジタル放送を伝送する変調方式とし
て、DQPSK(Differential Quadri Phase Shift Keying)
方式、多値QAM(Wuadrature Amplitude Modulation)方
式、例えば16QAM 方式、64QAM 方式などが挙げられる。
【0004】DQPSK方式は低ビットレートではあるが、
伝搬環境が時々刻々と変化する移動環境などの非常に劣
悪な伝搬環境でも優れた受信特性が得られる。一方、多
値QAM 方式は高効率変調で高ビットレートが実現できる
が、移動環境などでは受信特性が大幅に劣化してしまう
という問題点がある。ディジタル放送では移動環境など
の劣悪な環境下である程度の受信品質が要求され、固定
の受信環境で高精細な動画像など高品質な番組の提供が
要求される。
【0005】そこで同一の番組を移動環境などの劣悪な
受信環境でも優れた受信特性を発揮するDQPSK 方式等
と、高精細な動画像情報を提供するための高効率変調方
式である多値QAM 方式等の両者を用いて情報を伝送する
方式が考えられている。
【0006】具体的には、次の二つの方法が挙げられ
る。一つは、同一の番組を異なる複数の変調方式で並行
に伝送する方法である。移動受信などの劣悪な環境にお
ける受信用としてDQPSK 方式等の変調方式を用い、それ
以外の良好な環境における受信用として多値QAM 方式等
の変調方式を用いる。DQPSK 方式を用いる番組情報は、
番組を提供するために必要とする重要な情報のみが含ま
れる。このためDQPSK 方式等で伝送された信号を受信す
ると、番組の視聴は可能であっても、画像の解像度が落
ちたり、動画の動きが鈍くなったりするため、あまり品
質の高い番組が提供できない。
【0007】多値QAM 方式等は、高ビットレートを実現
できるため、高精細な画像など情報量の多い高品質の番
組を提供できる。この方法では、同一の番組を品質の異
なる複数の変調方式で伝送するので、受信機は伝搬環境
に応じて受信する変調方式を選択すれば良い。
【0008】もう一つは、同一の番組を構成する番組情
報を重要度に応じて階層化し、最重要情報には受信特性
の優れたDQPSK 方式等を用い、重要度が低くなるにつ
れ、受信特性が劣悪だが伝送効率の高い多値QAM 方式等
を用いる方式である。
【0009】伝搬環境が劣悪な場合、受信機はDQPSK 方
式等で伝送された番組情報のみを復調して番組を提供
し、伝搬環境が良好な場合はすべての変調方式で伝送さ
れた番組情報から高品質な番組を提供できる。
【0010】どちらの場合でも、番組の再生に最も重要
とする情報を伝送するDQPSK 方式のみを復調できれば、
視聴者に番組を提供できる。移動環境などの劣悪な伝搬
環境下ではDQPSK 方式で伝送された番組情報のみを受信
すればよい。ただしDQPSK方式で伝送された番組情報の
みを復調しても高精細な動画像情報などの高品質な番組
を提供するのは不可能であるので、受信環境が許す限り
多値QAM 方式等で伝送された番組情報を用いることが望
ましい。
【0011】しかしながら従来は、固定受信と移動受信
のどちらも可能な受信機でも、固定受信中に移動受信の
ように伝搬環境が劣悪となる場合、伝搬環境に応じて受
信すべき変調方式を切り替えることができなかった。ま
たポータブルテレビなどは、固定受信する場合と移動し
ながら受信する場合との受信すべき変調方式の切り替え
を視聴者の手動の切り替えに任せていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の受信装置では、固定環境と移動環境のどちらの環境
下でも視聴者への番組提供が可能であるが、変化する伝
搬環境に応じて受信すべき変調方式を切り替えることは
不可能であり、伝搬環境が劣化すると番組の視聴が困難
になるという問題があった。
【0013】また固定受信する場合と移動しながら受信
する場合との受信すべき変調方式の切り替えを行う場
合、視聴者の手動で行わなければならず、視聴者の手を
煩わせるという問題があった。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、伝搬環境が移動環境と固定環境との間
で切替わるとき自動的に受信する変調方式を切替えられ
る受信装置を提供することを目的とする。また移動環境
以外でも伝搬環境が劣悪となる場合には、自動的に移動
受信用の変調方式を受信するように制御する受信装置を
提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1 に係る本発明の受信装置は、異なる複数の
変調方式で変調され、無線送信局から送信された同一の
番組の伝送信号を受信する受信装置において、前記受信
信号の歪みを測定する測定手段と、前記測定手段の測定
結果に応じて前記番組を伝送する複数の前記変調方式か
ら少なくとも一つを選択して受信する選択受信手段とを
具備することを特徴とする。
【0016】また請求項2に係る本発明の受信装置は、
番組を構成する情報が分割され、重要度に応じて異なる
変調方式で無線送信局から送信された前記情報の伝送信
号を受信する受信装置において、前記受信信号の歪みを
測定する測定手段と、前記測定手段の結果に応じて前記
番組を伝送する複数の前記変調方式から少なくとも最も
重要度の高い前記分割情報を伝送する変調方式を選択し
て受信する選択受信手段とを具備することを特徴とす
る。
【0017】また請求項3に係る本発明の受信装置は、
無線放送信号の伝送方式としてOFDM信号を用い、無線送
信局が同一番組を異なるサブキャリアで異なる変調方式
を用いて伝送し、前記無線放送信号を受信する受信装置
において、同一の前記サブキャリアの前記受信信号の歪
みを測定する測定手段と、前記測定手段の結果に応じて
前記番組を伝送する複数の変調方式から一つ以上の変調
方式を選択して受信する選択受信手段とを具備すること
を特徴とする。
【0018】さらに、請求項1及至3に係る本発明の受
信装置は、前記測定手段が、測定する歪みは同一周波数
帯域の受信信号電力の時間変動であることを特徴とす
る。さらに、請求項1及至3に係る本発明の受信装置
は、前記無線送信局から定期的に伝送される既知信号を
含む伝送信号を受信し、前記測定手段が、測定する歪み
は同一周波数帯域の受信既知信号から測定される伝搬歪
みの時間変動であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1 は本発明の受信装置に
係る一実施形態の受信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0020】受信機は、アンテナ1 と選択受信部2 と歪
み測定部3 で構成されており、選択受信部2 は、受信部
4 と受信範囲選択部5 で構成されている。第1の実施の
形態に係る受信機の詳細な動作を図1 、図2 を用いて説
明する。送信局は、同一の番組を固定受信などの良好な
伝搬環境用と移動受信などの劣悪な伝搬環境用にそれぞ
れ異なる複数の変調方式を用いて同時に伝送する。図2
は良好な受信環境用に16QAM 方式、劣悪な受信環境用に
DQPSK 方式でそれぞれ番組情報を伝送するときの周波数
スペクトルの一例である。ここではマルチキャリア伝送
で信号が伝送される場合を仮定する。
【0021】DQPSK方式で伝送される番組情報と16QAM
方式で伝送される番組情報は同時に伝送されるので、DQ
PSK 方式で伝送される番組情報の方が情報量は少ない。
しかしDQPSK 方式では番組を構成する重要な番組情報が
伝送されるため、高精細な動画像などの高品質な番組を
提供することは不可能であるが、番組の視聴には差障り
が無い程度の品質を提供することは可能である。
【0022】図1 の受信機は、アンテナ1 で受信した無
線放送信号を選択受信部2 によって番組情報データ信号
に変換する。このとき歪み測定部3 は、受信部4 で受信
した受信信号の一部を用いて歪みの測定を行い、伝搬環
境を判断する。
【0023】歪みの測定方法と伝搬環境の判断方法につ
いては後程詳しく説明する。伝搬環境の判断結果は受信
範囲選択部5 に出力され、受信範囲選択部5 は受信部4
の受信範囲を制御する。伝搬環境が劣悪であると判断さ
れた場合は、図2(a)のようにDQPSK 方式で伝送された番
組情報のみを受信し、伝搬環境が良好であると判定され
た場合は、図2(b)のように16QAM 方式で伝送された番組
情報のみを受信する。
【0024】以上詳細に説明した通り、第1の実施の形
態の発明によれば、無線送信局が同一の番組を異なる複
数の変調方式で無線伝送する場合、受信機が受信信号の
歪みを測定し、その測定結果によって番組を伝送する複
数の変調方式から少なくとも一つを選択して受信するた
め、伝搬環境に応じて受信変調方式を自動的に選択する
ことができる。
【0025】次に、第2の実施の形態に係る本発明の受
信機の詳細な動作を図1 、図3 を用いて説明する。第2
の実施の形態の受信機は、基本的な構成は第1の実施の
形態の受信機と同様に図1 のブロック図で表される。た
だし送信局の番組情報の伝送方法が異なるので、選択受
信範囲が異なる。第2の実施の形態の受信機は、送信局
が同一の番組を複数の異なる変調方式によって階層化し
て伝送する場合の受信機である。送信局は、番組を構成
する番組情報の重要度に応じて異なる変調方式によって
伝送する。ここでは重要な番組情報をDQPSK 方式、それ
以外の番組情報を16QAM 方式を用いて送信するマルチキ
ャリア伝送を仮定する。
【0026】受信機は、伝搬環境が劣悪な場合はDQPSK
方式で伝送された番組情報のみを用いて番組を提供し、
伝搬環境が良好な場合はDQPSK 方式で伝送された番組情
報と16QAM 方式で伝送された番組情報の両者を用いて高
品質の番組を提供する。
【0027】図1 の受信機は、先述したようにアンテナ
1 で受信した無線放送信号を選択受信部2 によって番組
情報データ信号に変換する。歪み測定部3 は受信部4 で
受信した受信信号の一部を用いて歪みの測定を行うこと
により伝搬環境を判断し、その判断結果によって受信範
囲選択部5 は受信部4 の受信範囲を制御する。
【0028】伝搬環境が劣悪な場合、図3(a)に示すよう
にDQPSK 方式で伝送された番組情報のみを選択受信し、
伝搬環境が良好な場合は図3(b)に示すようにDQPSK 方式
で伝送された番組情報と16QAM 方式で伝送された番組情
報の両者とも受信する。
【0029】次に、歪みの測定手段について詳細に説明
する。歪みを測定する周波数帯域は、歪み測定専用に設
けてもよいが、番組情報を伝送する周波数帯域であって
もよい。
【0030】番組情報を伝送する変調信号が、DQPSK 方
式等の信号点の振幅が一定となる変調方式で変調されて
いるならば、番組情報を伝送する変調信号の電力を定期
的に測定することによって伝搬環境の時間変化を測定で
きる。
【0031】第2の実施の形態の発明によれば、無線放
送局が番組を構成する情報を分割し、その分割情報の重
要度に応じて異なる変調方式で伝送する場合、受信機が
受信信号の歪みを測定し、その測定結果によって番組を
伝送する複数の変調方式から少なくとも最も重要度の高
い変調方式を選択して受信するため、伝搬環境に応じて
受信変調方式を自動的に選択ことができる。
【0032】図4 は、第3の実施の形態に係る本発明の
受信装置の動作を説明するための受信信号の時間変動の
一例である。受信機は、信号点の振幅が一定となるDQPS
K 方式を用いて受信信号電力を定期的に測定する。
【0033】ここでは伝搬環境をΔt 毎に測定すると仮
定する。時刻tiで受信する受信信号電力をP(ti) とし、
Δt 毎にP(ti) を測定すると、伝搬環境が時間的に変化
するならばP(ti) は図4 のように時間的に変動する。
【0034】伝搬環境の変化が無い場合、P(ti) はほと
んど変化しない。受信機は受信信号電力の時間変化を定
量的に測定し、時間変化が大きい場合は、移動などによ
り伝搬環境が劣悪であると判断し、DQPSK 方式等の受信
特性が優れた変調方式で伝送された番組情報のみを復調
する。
【0035】受信信号電力の時間変化が小さいと判断し
た場合、同一の番組が異なる複数の変調方式で並行に伝
送されるときは16QAM 方式等のみを用いて番組情報を復
調し、同一の番組が階層化されて伝送されるときにはDQ
PSK 方式と16QAM方式の両者を用いて番組情報を復調す
る。
【0036】受信信号電力の時間変化を定量的に測定す
るためには、例えば過去数回の受信信号電力測定結果の
分散を用いればよい。時刻tiの受信信号電力をP(ti) の
過去n 回の受信信号電力の分散δ2 は、
【0037】
【数1】 となる。この分散δ2 と伝搬環境の優劣を判断するスレ
ッショルドαと比較し、伝搬環境を判断する。
【0038】しかし(1) 式の分散δ2 を用いると、過去
のn 回の受信信号電力測定値の平均の変動に応じてαの
値を変化させなければならない。そこで分散を平均受信
信号電力で正規化すると、良好な伝搬環境用の変調方式
で伝送される番組情報を受信するための条件は、
【0039】
【数2】 となる。(2) 式を変形して、E[P(ti)]の変わりに
【0040】
【数3】 とすると、
【0041】
【数4】 表せ、α をある一定値に設定すればよい。
【0042】第3の実施の形態の発明によれば、受信機
が受信信号電力の時間変動を測定することにより、歪み
の時間変動を測定することが可能となる。図5 は、第4
の実施の形態の受信装置を説明するための伝搬歪みの時
間変動を表す図である。ここでは番組情報の伝送の合間
に定期的に含まれる既知信号を用いて伝搬歪みの時間変
化を測定する方法について説明する。時刻tiにおける受
信既信号Sr(ti)の伝送歪みH(ti) は、既知送信信号St(t
i)から
【0043】
【数5】 によって求められる。例えばH(ti) の時間変化は、図5
のように表される。このH(ti) の時間変化を定量的に求
めることによって、伝搬環境の優劣を判断することがで
きる。
【0044】送信局が番組情報を直交周波数分割多重OF
DM(Orthogonal Frequency DivisionMultiplexing)方式
によって伝送する場合、OFDM信号は移動環境などの劣悪
な受信環境で受信するための変調方式を用いるサブキャ
リアと、良好な受信環境で受信するための変調方式を用
いるサブキャリアで構成されている。
【0045】図6 は、OFDM信号の構成の一例である。こ
こでは劣悪な受信環境で受信するためのDQPSK 方式で変
調されたサブキャリアと、良好な受信環境で受信するた
めの16QAM 方式で変調されたサブキャリアで構成され
る。
【0046】第4の実施の形態の発明によれば、受信機
が送信局から定期的に送信される既知信号から伝搬歪み
の時間変動測定することにより、歪みの時間変動を測定
することが可能となる。
【0047】図7 は第5の実施の形態に係る本発明の受
信装置である。送信局は番組情報をOFDMによって伝送す
る。図7 の受信機は、まずアンテナ1 で受信した番組情
報に対して、OFDM受信処理部7 により同期の確立、ガー
ドタイム除去などの受信処理を行う。OFDM受信処理部7
の出力はフーリエ変換部8 によってフーリエ変換され、
周波数軸上の信号に変換される。歪み測定部7 は、歪み
の測定結果から伝搬環境を判断し、その結果を復調範囲
選択部6 に出力する。
【0048】歪み測定部7 は、同一のサブキャリア信号
の受信信号電力の時間変化、または歪みの時間変化など
を定量的に測定することによって、伝搬環境を判断す
る。歪みの測定には一本のサブキャリアを用いてもよい
し、複数本のサブキャリアを用いてもよい。
【0049】復調範囲選択部6 は、歪み測定部3 の伝搬
環境の判断に応じて復調するサブキャリア範囲を選択す
る。送信局が同一の番組をDQPSK 方式と16QAM 方式で並
行に伝送する場合は、受信環境に応じてどちらの変調方
式の信号を復調するかを決定し、送信局が同一の番組の
番組情報を階層化してDQPSK 方式と16QAM 方式に番組情
報を分割して伝送する場合は、DQPSK 方式のみを復調す
るかDQPSK 方式と16QAM の両者を復調するかを決定す
る。
【0050】OFDM復調部9 は、復調範囲選択部6 から出
力される選択範囲制御信号によって、復調範囲のサブキ
ャリア信号を復調し、番組情報データ信号を出力する。
第5の実施の形態の発明によれば、無線放送信号の伝送
方式としてOFDM信号を用いる場合、無線送信局が同一の
番組を異なるサブキャリアで異なる変調方式を用いて伝
送するとき、受信機が同一のサブキャリアの受信信号の
歪みを定期的に測定することにより、歪みを測定するこ
とが可能となり、伝搬環境に応じて受信変調方式を自動
的に選択することが可能となる。
【0051】以上、ディジタル放送を受信する受信機の
動作を例として本発明の実施例を説明したが、これらは
ディジタル放送に限らずアナログ放送にも適用可能であ
る。またアナログ放送とディジタル放送の両方を受信で
きるデュアルモードの受信機にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、伝
搬環境が移動環境と固定環境との間で切替わるとき自動
的に受信する変調方式を切替えることにより、移動環境
以外でも伝搬環境が劣悪となる場合には、自動的に移動
受信用の変調方式を受信するように制御する受信装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る受信装置の構成図
【図2】本発明の一実施形態に係る受信装置の受信選択
範囲を示す説明図
【図3】本発明の一実施形態に係る受信装置の受信選択
範囲を示す説明図
【図4】受信信号電力の時間変化を示す説明図
【図5】伝搬歪みの時間変化を示す説明図
【図6】複数の変調方式で構成されるOFDM信号を示す説
明図
【図7】本発明の一実施形態に係る受信装置の構成図
【符号の説明】
1 ・・・アンテナ 2 ・・・選択受信部 3 ・・・歪み測定部 4 ・・・受信部 5 ・・・受信範囲選択部 6 ・・・復調範囲選択部 7 ・・・OFDM受信処理部 8 ・・・フーリエ変換部 9 ・・・OFDM復調部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の変調方式で変調され、無線
    送信局から送信された同一の番組の伝送信号を受信する
    受信装置において、 前記受信信号の歪みを測定する測定手段と、 前記測定手段の測定結果に応じて前記番組を伝送する複
    数の前記変調方式から少なくとも一つを選択して受信す
    る選択受信手段とを具備することを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 番組を構成する情報が分割され、重要度
    に応じて異なる変調方式で無線送信局から送信された前
    記情報の伝送信号を受信する受信装置において、 前記
    受信信号の歪みを測定する測定手段と、 前記測定手段の結果に応じて前記番組を伝送する複数の
    前記変調方式から少なくとも最も重要度の高い前記分割
    情報を伝送する変調方式を選択して受信する選択受信手
    段とを具備することを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 無線放送信号の伝送方式としてOFDM信号
    を用い、無線送信局が同一番組を異なるサブキャリアで
    異なる変調方式を用いて伝送し、前記無線放送信号を受
    信する受信装置において、 同一の前記サブキャリアの前記受信信号の歪みを測定す
    る測定手段と、 前記測定手段の結果に応じて前記番組を伝送する複数の
    変調方式から一つ以上の変調方式を選択して受信する選
    択受信手段とを具備することを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段が、測定する歪みは同一周
    波数帯域の受信信号電力の時間変動であることを特徴と
    する前記請求項1及至3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記無線送信局から定期的に伝送される
    既知信号を含む伝送信号を受信し、前記測定手段が、測
    定する歪みは同一周波数帯域の受信既知信号から測定さ
    れる伝搬歪みの時間変動であることを特徴とする請求項
    1及至3記載の受信装置。
JP9263605A 1997-09-29 1997-09-29 受信装置 Pending JPH11103425A (ja)

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