JPH11103232A - セラミック発振子 - Google Patents

セラミック発振子

Info

Publication number
JPH11103232A
JPH11103232A JP26166397A JP26166397A JPH11103232A JP H11103232 A JPH11103232 A JP H11103232A JP 26166397 A JP26166397 A JP 26166397A JP 26166397 A JP26166397 A JP 26166397A JP H11103232 A JPH11103232 A JP H11103232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric body
electrodes
plate
external electrodes
shaped piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26166397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Furuhata
哲也 降旗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26166397A priority Critical patent/JPH11103232A/ja
Publication of JPH11103232A publication Critical patent/JPH11103232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、セラミック発振子において、それ
に接続する制御回路とのインピーダンス整合がとれやす
く、しかも大型化しないものを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 この目的を達成するため本発明は、長方
形の板状圧電体1の長辺方向の両側面に、第1、第2の
外部電極2,3を設けるとともに、板状圧電体1の内部
には第1、第2の外部電極2,3に接続された第1、第
2の内部電極4,5を交互に設けたセラミック発振子で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビリモ
コンなどに用いられるセラミック発振子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビリモコンなどに用い
られるセラミック発振子は、455kHzで発振するも
のであった。このようなセラミック発振子は、長方形の
板状圧電体の表、裏面に、第1、第2の外部電極を設け
た構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のセラミック
発振子で問題となるのは、このセラミック発振子と接続
する制御回路とのインピーダンス整合が取れないことが
あるということであった。すなわち、セラミック発振子
を長方形の板状圧電体で構成するとともに、その表、裏
面に第1、第2の外部電極を設けたものにおいては、特
に第1、第2の外部電極間で構成される静電容量が小さ
くなってしまうので、このセラミック発振子としてのイ
ンピーダンスが大きくなってしまい、その結果として、
このセラミック発振子に接続する制御回路とのインピー
ダンス整合が取れなくなってしまうことがあったのであ
る。そこで、長方形の板状圧電体を正方形の板状圧電体
に変えることも考えられる。このようにすれば、その正
方形の板状圧電体の表裏面に設ける第1、第2の外部電
極の面積も大きくなるので、第1、第2の外部電極間で
構成される静電容量も大きくなり、これによってインピ
ーダンスを小さくすることができるのではあるが、ただ
単に長方形の板状圧電体を正方形にする場合には、セラ
ミック発振子としての外部形状を大きくしてしまうこと
にしかならず、軽薄短小が求められている現在の状況に
おいては、大型化することは、避けなければならない問
題であった。
【0004】そこで本発明は、セラミック発振子として
大型化することなく、しかも制御回路とのインピーダン
ス整合がとれるようにすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、長方形の板状圧電体の長辺方向の両側面
に、第1、第2の外部電極を設けるとともに、前記板状
圧電体の内部には、前記第1、第2の外部電極に接続さ
れた第1、第2の内部電極を交互に設ける構成にしたも
のである。このように構成した場合には、長方形の板状
圧電体内部に、第1、第2の内部電極が複数個設けられ
ることになるので、静電容量が大きくとれ、その結果と
してインピーダンスを小さくして制御回路とのインピー
ダンス整合がとれやすくなるものである。しかも、長方
形を維持した状態であるので大型化にもつながらない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、長方形の板状圧電体の長辺方向の両側面に第1、第
2の外部電極を設けるとともに、前記板状圧電体の内部
には前記第1、第2の外部電極に接続された内部電極を
交互に設けたセラミック発振子であるので、インピーダ
ンスが低く、形状も小形にすることができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、長方形の板状圧
電体の長辺方向の両側面及び表、裏面において対向する
ように第1、第2の外部電極を設けるとともに、前記板
状圧電体の内部には、前記両側面において前記第1、第
2の外部電極に交互に接続された内部電極を偶数設けた
セラミック発振子であり、インピーダンスが低く、板状
圧電体全体が分極されるので小形化することができ、そ
の上表、裏面あるいは両側面のいずれでも保持すること
ができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、長方形の板状圧
電体の長辺方向の一方の側面に設けた第1の外部電極
と、前記板状圧電体の他方の側面とこの側面から表、裏
面に第2の外部電極を設けるとともに、前記板状圧電体
の内部には、前記両側面において前記第1、第2の外部
電極に交互に接続された内部電極を設けたセラミック発
振子であり、インピーダンスが低く、その上板状圧電体
全てが分極されるので、より小形化できる。
【0009】以下本発明の一実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態のセラミック発振
子の横断面図であり、図2(a)は図1のA−B断面
図、図2(b)は図1のC−D断面図であり、1はPZ
T系の圧電セラミックスからなる長方形の板状圧電体で
あって、この板状圧電体1の長辺方向の両側面には、A
gからなる第1、第2の外部電極2,3が設けられてい
る。また、板状圧電体1の内部には、複数個のAg−P
dからなる第1、第2の内部電極4,5が板状圧電体1
の短辺方向の側面に平行にそれぞれ交互に設けられてお
り、それらは、それぞれ第1、第2の外部電極2,3に
電気的に接続された状態になっている。ここで、第1の
内部電極4は6個、第2の内部電極5は5個となってい
る。
【0010】このセラミック発振子の製造方法について
説明する。まずPZT系の圧電セラミックス材料の仮焼
粉末を粉砕する。次いでこの粉末にバインダ、可塑剤を
添加し、有機溶媒中に分散させてスラリーを得る。その
後、このスラリーを用いてドクターブレード法により所
定の厚みのセラミックシートを作製する。次にこのセラ
ミックシートの片面に第1、第2の内部電極4,5とな
るAg−Pdペーストをスクリーン印刷により所定の形
状に印刷する。次いで図1に示す形状となるように第
1、第2の内部電極4,5を印刷したセラミックシート
を積層し、最後に第1、第2の内部電極4,5の印刷さ
れていないセラミックシートを積層して積層体を得る。
この積層体を熱間プレスにより一体化し、700℃に加
熱して脱脂した後、1050℃で焼成して焼結体を得
る。その後この焼結体の第1、第2の内部電極4,5の
露出した長辺方向の両側面にAgペーストを印刷し、7
00℃で焼き付けて第1、第2の外部電極2,3を形成
する。
【0011】次に第1、第2の外部電極2,3間に直流
電界を印加し(100℃、第1、第2の内部電極4,5
間あたり3kV/mm、30分)、第1、第2の内部電
極4,5に挟まれた部分の板状圧電体1は、すべて第1
の内部電極4から第2の内部電極5の方向に分極処理し
た。
【0012】なお、第1、第2の内部電極4,5の数は
限定されるものではなく、板状圧電体1の寸法や第1、
第2の内部電極4,5の間隔に応じて、静電容量の要求
値に合うように自由に変えることができる。また分極の
方向についても、逆向きでも何ら問題はない。
【0013】このようにしたものにおいて、第1、第2
の外部電極2,3に電界を印加したとき、すべての第
1、第2の内部電極4,5に挟まれた板状圧電体1は、
分極方向と同方向あるいは逆方向に電界が印加されるこ
とになるので、すべてが伸びの変形あるいはすべてが縮
みの変形が生じることになる。そこで第1、第2の外部
電極2,3に制御回路を接続し、信号が加われば共振作
用が生じて、例えば455kHzの発振が行われ、それ
が第1、第2の外部電極2,3から取り出されることに
なるのである。
【0014】(実施の形態2)図3は本実施の形態にお
けるセラミック発振子の斜視図、図4は同縦断面図であ
り、1はPZT系の圧電セラミックスからなる長方形の
板状圧電体であって、この板状圧電体1の長辺方向の両
側面には、Agからなる第1、第2の外部電極2,3が
設けられている。また、板状圧電体1の内部には、複数
個のAg−Pdからなる第1、第2の内部電極4,5が
板状圧電体1の表、裏面に平行にそれぞれ交互に設けら
れており、それらは、それぞれ第1、第2の外部電極
2,3に電気的に接続された状態になっている。ここで
第1、第2の内部電極4,5に挟まれた部分の板状圧電
体1は、すべて第1の内部電極4から第2の内部電極5
の方向に分極処理されている。なお、第1、第2の内部
電極4,5の数は限定されるものではなく、板状圧電体
1の寸法や第1、第2の内部電極4,5の間隔に応じ
て、静電容量の要求値に合うように自由に変えることが
できる。また分極の方向についても、逆向きでも何ら問
題はない。
【0015】(実施の形態3)図5は本実施の形態にお
けるセラミック発振子の斜視図、図6は同縦断面図であ
り、1はPZT系の圧電セラミックスからなる長方形の
板状圧電体であって、この板状圧電体1の長辺方向の両
側面及び表、裏面において対向するように、Agからな
る第1、第2の外部電極2,3が設けられている。ま
た、板状圧電体1の内部には、複数個のAg−Pdから
なる第1、第2の内部電極4,5が板状圧電体1の表、
裏面に平行にそれぞれ交互に設けられており、それら
は、板状圧電体1の長辺方向の側面においてそれぞれ第
1、第2の外部電極2,3に電気的に接続された状態に
なっている。ここで板状圧電体1は、すべて第1の内部
電極4から第2の内部電極5の方向に分極処理されてい
る。なお、第1、第2の内部電極4,5の数は偶数で、
板状圧電体1の寸法や第1、第2の内部電極4,5の間
隔に応じて、静電容量の要求値に合うように自由に変え
ることができる。また分極の方向についても、逆向きで
も何ら問題はない。
【0016】(実施の形態4)図7は本実施の形態にお
けるセラミック発振子の斜視図、図8は同縦断面図であ
り、1はPZT系の圧電セラミックスからなる長方形の
板状圧電体であって、この板状圧電体1の長辺方向の一
方の側面には第1の外部電極2が設けられるとともに、
他方の側面及び表、裏面の三面にわたって第2の外部電
極3が設けられている。この第1、第2の外部電極2,
3はAgからなるとともに板状圧電体1の長辺方向の側
面において対向している。また、板状圧電体1の内部に
は、Ag−Pdからなる第1の内部電極4が板状圧電体
1の表、裏面に平行に設けられており、板状圧電体1の
長辺方向の側面において第1の外部電極2に電気的に接
続された状態になっている。ここで板状圧電体1は、す
べて第2の外部電極2から内部電極4の方向に分極処理
されている。なお、内部電極は、実施の形態2に示すよ
うに、複数形成してもよく、その場合は、内部電極の数
は奇数にするとともに、交互に板状圧電体1の長辺方向
の側面において第1の外部電極2、第2の外部電極3に
電気的に接続するように形成する。板状圧電体1の寸法
や第1の内部電極4の間隔に応じて、静電容量の要求値
に合うように自由に変えることができる。また分極の方
向についても、逆向きでも何ら問題はない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、長方形の板状圧
電体の長辺方向の両側面に、第1、第2の外部電極を設
けるとともに、前記板状圧電体の内部には、前記第1、
第2の外部電極に接続された第1、第2の内部電極を交
互に設ける構成にしたものであり、長方形の板状圧電体
内部に、第1、第2の内部電極が複数個設けられること
になるので静電容量が大きくとれ、その結果として発振
子のインピーダンスを低くすることができ、それによっ
て制御回路とのインピーダンス整合がとりやすくなる。
さらに、長方形状を維持しているので大型化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるセラミック発振
子の横断面図
【図2】(a)図1のA−B断面図 (b)図1のC−D断面図
【図3】本発明の実施の形態2におけるセラミック発振
子の斜視図
【図4】同縦断面図
【図5】本発明の実施の形態3におけるセラミック発振
子の斜視図
【図6】同縦断面図
【図7】本発明の実施の形態4におけるセラミック発振
子の斜視図
【図8】同縦断面図
【符号の説明】
1 板状圧電体 2 第1の外部電極 3 第2の外部電極 4 第1の内部電極 5 第2の内部電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の板状圧電体の長辺方向の両側面
    に、第1、第2の外部電極を設けるとともに、前記板状
    圧電体の内部には、前記第1、第2の外部電極に交互に
    接続された内部電極を設けたセラミック発振子。
  2. 【請求項2】 長方形の板状圧電体の長辺方向の両側面
    及び表、裏面において対向するように第1、第2の外部
    電極を設けるとともに、前記板状圧電体の内部には、前
    記両側面において前記第1、第2の外部電極に交互に接
    続された内部電極を偶数設けたセラミック発振子。
  3. 【請求項3】 長方形の板状圧電体の長辺方向の一方の
    側面に設けた第1の外部電極と、前記板状圧電体の他方
    の側面とこの側面から表、裏面に第2の外部電極を設け
    るとともに、前記板状圧電体の内部には、前記両側面に
    おいて前記第1、第2の外部電極に交互に接続された内
    部電極を設けたセラミック発振子。
JP26166397A 1997-09-26 1997-09-26 セラミック発振子 Pending JPH11103232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26166397A JPH11103232A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 セラミック発振子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26166397A JPH11103232A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 セラミック発振子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11103232A true JPH11103232A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17365037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26166397A Pending JPH11103232A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 セラミック発振子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11103232A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103573506A (zh) * 2013-11-19 2014-02-12 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 带压电执行元件的电控高压共轨喷油器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103573506A (zh) * 2013-11-19 2014-02-12 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 带压电执行元件的电控高压共轨喷油器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4894580A (en) Chip-type resonator and method of manufacturing the same
KR100430753B1 (ko) 압전 소자 및 그의 제조방법
US5057801A (en) Filter device of piezo-electric type including divided co-planar electrodes
KR19980703394A (ko) 압전 트랜스포머
JP2007287910A (ja) 積層型圧電バイモルフ素子
US5959391A (en) Piezoelectric transformer
JPH11112276A (ja) 圧電共振子およびそれを用いた電子部品
JPH10241993A (ja) 積層セラミック電子部品
JPH11103232A (ja) セラミック発振子
JP3432974B2 (ja) 圧電/電歪膜型素子
JP3334651B2 (ja) 圧電トランス及びその製造方法
JP3116176B2 (ja) 積層型圧電アクチュエータ
US6515401B1 (en) Piezoelectric resonator
JPH08306984A (ja) 圧電トランス
JP4724385B2 (ja) 積層型電子部品及び積層中間体
JP2726751B2 (ja) 積層型圧電素子およびその製造方法
JP3450689B2 (ja) 圧電磁器トランス
JPH0677555A (ja) 積層型圧電素子の製造方法
JPH0426212A (ja) 圧電共振子
KR100661342B1 (ko) 압전소자
JP2007295696A (ja) 積層型圧電アクチュエータ素子
JPH0590657A (ja) 積層型圧電アクチユエータおよびその製造方法
JPS6380582A (ja) 積層型圧電素子
JPH09162456A (ja) 圧電トランス
JPH11355093A (ja) 積層型圧電振動子