JPH11102773A - スパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法 - Google Patents
スパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法Info
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- JPH11102773A JPH11102773A JP9261999A JP26199997A JPH11102773A JP H11102773 A JPH11102773 A JP H11102773A JP 9261999 A JP9261999 A JP 9261999A JP 26199997 A JP26199997 A JP 26199997A JP H11102773 A JPH11102773 A JP H11102773A
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Abstract
が良好なスパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 スパイラル状物の内側層を形成するテ−
プ状耐熱性高分子材料A、中間層を形成する接着剤層、
外側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子材料Bおよびこ
れらのいずれかの層に設けた導電性基材の構成を有し、
導電性基材の両端部がスパイラル状物の長手方向の片方
から取り出されている形状保持性のスパイラル管状物お
よびその製造方法に関する。
Description
性が良く、熱効率の良好なヒ−タ−などの用途に好適
で、特に半導体製造装置や分析機器などのパイプの保温
などの目的に使用できる形状保持性のスパイラル管状ヒ
−タ−およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、
この発明は、絶縁層の間に可とう性の導電性基材、例え
ばヒ−タ−のような平面状基材を挟んで一体として設け
た形状保持性のスパイラル管状ヒ−タ−に関する。ま
た、この発明は、スパイラル状に巻いた内側層となるテ
−プ状高分子材料と外側層となる接着剤付きの耐熱性高
分子材料との間に可とう性の導電性基材を挟んで積層一
体化して形成した形状保持性のスパイラル管状ヒ−タ−
に関する。さらに、この発明は、スパイラル状に巻いた
内側層となるテ−プ状耐熱性高分子材料と外側層となる
シ−ト状耐熱性高分子材料とその間に接着剤および可と
う性の導電基材を配置し、接着剤を硬化して積層一体化
させるスパイラル管状ヒ−タ−の製造方法に関する。
質量分析装置などの分析機器におけるパイプや医療用機
器における薬液等の搬送路を構成するパイプへの搬送対
象物質の凝固や付着を防止するためにパイプを加熱して
保温することが必要であり、また内面に付着した物質を
蒸発させて真空度を確保するためにパイプを加熱する場
合がある。さらには、水道管の凍結防止のために水道管
を保温・加熱する場合がある。このような場合、従来
は、リボンヒ−タ−のような可とう性の面状発熱体を帯
状にしてパイプに巻きつけることが一般的に行われてい
る。
の配管系は一般的に装置と装置との間の狭いところに設
けられる場合が多く、パイプに面状発熱体を巻きつけて
装着することが困難であり、しかも面状発熱体はパイプ
との密着性が悪い。このため熱効率が低く、従って温度
の制御も正確に行うことができない。この発明の目的
は、被加熱体に装着が容易で密着性が良く、導電性基材
の端子を片方から取り出し可能で、長手方向に平行に可
とう性の導電性基材が一体として設けられているヒ−タ
−およびその製造方法を提供することである。
状物の内側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子材料A、
中間層を形成する接着剤層および外側層を形成するテ−
プ状耐熱性高分子材料Bの構成を有する積層体のいずれ
かの層に長手方向と平行に可とう性の導電性基材が設け
られており、この導電性基材は少なくとも1回折り返し
されて両端部がスパイラル状物の片方から取り出されて
いる形状保持性のスパイラル管状ヒ−タ−に関し、また
この発明は、スパイラル状物が、内側層となる接着剤付
きのテ−プ状耐熱性高分子材料Aを接着剤を外側にして
長尺の形状付与部材にスパイラル状に巻き付け、その上
に長手方向と平行に可とう性の導電性基材を少なくとも
1回折り返して導電性基材の両端がスパイラル状物の片
方に配置されるように巻き付け、さらにその上に外側層
となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子材料Bを接着
剤を内側にしてスパイラル状に重ねて巻き付け、接着剤
を硬化して積層一体し、形成された積層体を長尺の形状
付与部材から外して得られる形状保持性のスパイラル管
状ヒ−タ−に関する。
らかじめテ−プ状耐熱性高分子材料Aに接着剤、メッキ
あるいはスパッタリングなどによって可とう性の導電性
基材を積層し、化学エッチング処理によって長手方向と
平行に可とう性の導電性基材を少なくとも1回折り返し
て導電性基材の両端がスパイラル状物の片方に配置する
ように回路形成した後、可とう性の導電性基材を外側に
して長尺の形状付与部材にスパイラル状に巻き付け、さ
らにその上に外側層となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性
高分子材料Bを接着剤を内側にしてスパイラル状に重ね
て巻き付け、接着剤を硬化して積層一体し、形成された
積層体を長尺の形状付与部材から外して得られる形状保
持性のスパイラル管状ヒ−タ−に関する。
状を有する長尺の形状付与部材に巻いた内側層となるテ
−プ状耐熱性高分子材料Aと外側層となるテ−プ状耐熱
性高分子材料Bとその間に接着剤、および長手方向と平
行に少なくとも1回折り返して両端が片方にある可とう
性の導電性基材を配置し、内側層と外側層とを重ねたま
ま接着剤を硬化して積層一体化させることを特徴とする
スパイラル管状ヒ−タ−の製造方法に関する。
記する。1)スパイラル状物の内層側を形成するテ−プ
状耐熱性高分子材料Aおよび外側層を形成するテ−プ状
耐熱性高分子材料Bがそれぞれ厚み25−200μmで
ある上記のスパイラル管状ヒ−タ−。2)可とう性の導
電性基材がテ−プ状ヒ−タ−のような平面状基材である
上記のスパイラル管状ヒ−タ−。3)接着剤層が熱硬化
性接着剤である上記のスパイラル管状ヒ−タ−。4)テ
−プ状耐熱性高分子材料Aおよびテ−プ状耐熱性高分子
材料Bがテ−プ状芳香族ポリイミドフィルムである上記
のスパイラル管状ヒ−タ−。
て、詳しく説明する。図1は、この発明のスパイラル管
状ヒ−タ−の一例をスパイラル芯に平行に切断した一部
断面図である。図2は、図1に示すスパイラル管状ヒ−
タ−の一例の導電性基材を含む内側層の展開図(一部省
略)である。この例では導電性基材の取り出し側とは反
対側で1回折り返しされている。図3は、図1に示すス
パイラル管状ヒ−タ−の一例を示す斜視図である。図4
は、この発明のスパイラル管状ヒ−タ−の他の一例をス
パイラル芯に平行に切断した一部断面図である。図5
は、図4に示すスパイラル管状ヒ−タ−の一例の導電性
基材を含む内側層の展開図(一部省略)である。この例
では導電性基材の取り出し側で1回折り返され、反対側
で2回折り返しされている。図6は、この発明のスパイ
ラル管状ヒ−タ−の他の一例をスパイラル芯に平行に切
断した一部断面図である。図7は、図6に示すスパイラ
ル管状ヒ−タ−の一例の導電性基材を含む内側層の展開
図(一部省略)である。この例では導電性基材として、
導電性抵抗体と電気の良導体とを組み合わせて使用して
いる。
状ヒ−タ−1は、スパイラル状物の内側層を形成するテ
−プ状耐熱性高分子材料Aである2、中間層を形成する
接着剤層3(内側層に接する接着剤層3aと外側層に接
する接着剤層3bとからなる)および外側層を形成する
テ−プ状耐熱性高分子材料Bである4の構成を有する積
層体のいずれかの層、好適には接着剤層3aと接着剤層
3bとの間に可とう性の導電性基材5が設けられてい
る。
た導電性基材5は少なくとも1回折り返しされて両端部
がスパイラル状物の片方から取り出されている。
状ヒ−タ−1は、スパイラル状物の内側層を形成するテ
−プ状耐熱性高分子材料Aである2、中間層を形成する
接着剤層および外側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子
材料Bである4の構成を有する積層体のいずれかの層に
長手方向と平行に可とう性の導電性基材5が設けられて
おり、この導電性基材は少なくとも1回折り返しされて
両端部がスパイラル状物の片方から取り出され、他端は
スパイラル状物の端近くで接続部が外部に露出していな
い。
状ヒ−タ−1は、スパイラル状物の内側層を形成するテ
−プ状耐熱性高分子材料Aである2、中間層を形成する
接着剤層3(内側層に接する接着剤層3aと外側層に接
する接着剤層3bとからなる)および外側層を形成する
テ−プ状耐熱性高分子材料Bである4の構成を有する積
層体のいずれかの層、好適には接着剤層3aと接着剤層
3bとの間に多数の可とう性の導電性基材5が設けられ
ている。
た導電性基材5は端部の反対側で2回折り返しされて両
端部がスパイラル状物の片方から取り出されている。導
電性基材として同じ材料で構成する場合、その折り返し
回数をさらに増やすこともできる。
状ヒ−タ−1は、スパイラル状物の内側層を形成するテ
−プ状耐熱性高分子材料Aである2、中間層を形成する
接着剤層3(内側層に接する接着剤層3aと外側層に接
する接着剤層3bとからなる)および外側層を形成する
テ−プ状耐熱性高分子材料Bである4の構成を有する積
層体のいずれかの層、好適には接着剤層3aと接着剤層
3bとの間に導電性抵抗体である可とう性の導電性基材
5と電気の良導体である可とう性の導電性基材6が設け
られている。
た導電性抵抗体である導電性基材5と電気の良導体であ
る導電性基材6は導電性接続部7で接合され少なくとも
1回折り返しされて両端部がスパイラル状物の片方から
取り出されている。この接続部を形成する方法として
は、導電性基材5と導電性基材6間の導電性が確保され
るかぎり任意の方法が適用でき、例えば、はんだ付け、
ろう付け、溶接、金型打ち抜きなどが挙げられる。
が形状保持性のスパイラル管状ヒ−タ−の長手方向の両
端間の終点近くで折り返される構造をつくる方法として
は、平行に配置した導電性基材を端部付近ではんだ付
け、ろう付け、溶接、金型打ち抜きなどによって導電性
基材を接続するか、あるいは、あらかじめテ−プ状耐熱
性高分子材料Aに接着剤、メッキあるいはスパッタリン
グなどによって可とう性の導電性基材を積層し、化学エ
ッチング処理によって長手方向と平行に可とう性の導電
性基材を少なくとも1回折り返して導電性基材の両端が
スパイラル状物の片方に配置するように回路形成した
後、可とう性の導電性基材を外側にして長尺の形状付与
部材にスパイラル状に巻き付け、さらにその上に外側層
となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子材料Bを接着
剤を内側にしてスパイラル状に重ねて巻き付け、接着剤
を硬化して積層一体化することによって行うことができ
る。
−タ−を被加熱体に適用する場合、例えば被加熱体を挿
入可能なまでに形状保持性のスパイラル管状ヒ−タ−間
を押し拡げて被加熱体をスパイラル管状ヒ−タ−間に挿
入し、次いで、被加熱体をその状態に維持したままでス
パイラル管状ヒ−タ−を回転し、この回転につれて被加
熱体がスパイラル管状ヒ−タ−内に取り込まれるので、
管状ヒ−タ−の軸方向に回転させるだけで比較的簡単・
迅速に被加熱体にスパイラル管状ヒ−タ−を装着するこ
とができ、しかも装着した後はスパイラル管状ヒ−タ−
は元の形状に復帰するから、被加熱体に均等にかつ整然
と装着することができる。従って、例えば被加熱体の両
端部が大型の装置等に接続されて自由度がほとんどない
場合でも、比較的容易にかつ迅速に被加熱体に巻きつけ
ることができる。また、スパイラル管状ヒ−タ−の径を
任意に設定できるため、自由度の少ない被加熱体だけで
なく自由度の大きい被加熱体であっても、また径の大小
にも制限を受けることなく、棒またはパイプ状であれば
任意の被加熱体に適用できるのである。
えば、内側層となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子
材料Aを接着剤を外側にして金属製、例えばステンレス
等の耐熱性の棒またはパイプなどの長尺の形状付与部材
にスパイラル状に巻き付け、その上に、好適にはそのほ
ぼ中央に可とう性の導電性基材、好適には平面状基材を
巻き付け、さらにその上に外側層となる接着剤付きのテ
−プ状耐熱性高分子材料Bを接着剤を内側にしてスパイ
ラル状に重ねて巻き付け、接着剤を硬化して積層一体化
し、形成された積層体を棒またはパイプなどの長尺の形
状付与部材から外して、スパイラル状に形状保持した成
形品として得ることができる。この発明のスパイラル管
状ヒ−タ−は、常温で、好適には200℃程度の高温に
加熱した環境下においても、また被加熱体に装着した後
もほとんどスパイラル物の外径などの形状や均等・整然
さに変化がなく形状保持される。
を形成するシ−ト状耐熱性高分子材料Aとしては、ガラ
ス転移温度あるいは融点が180℃以上である芳香族ポ
リイミドあるいは芳香族ポリアミドからなり、好適には
厚みが25−200μm、幅が3−50mmのテ−プ状
フィルムが使用される。特に、50−300℃での線膨
張係数(CTE)が60×10-5cm/cm/℃(pp
mで表示することもある)以下、その中でも特に3−5
0×10-5cm/cm/℃であって、引張弾性率が20
0−1400kg/mm2 である芳香族ポリイミドフィ
ルムあるいは芳香族ポリアミドフィルムや、シリコンラ
バ−のような耐熱性ゴムが好適に使用される。そのなか
でも、吸水率が4%以下、特に3%以下である芳香族ポ
リイミドフィルムが好適に使用される。
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物などの芳香族テ
トラカルボン酸二無水物とp−フェニレンジアミン、
4,4’−ジアミノジフェニルエ−テルなどの芳香族ジ
アミンとを重合、イミド化して得られる。特に、芳香族
ポリイミドとして3,3’,4,4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物を芳香族テトラカルボン酸成分中
15モル%以上使用して得られるものが耐熱性、低線膨
張係数、低吸水率であることから好ましい。前記の芳香
族ポリアミドは、例えば2−クロロテレフタル酸クロリ
ド、2,5−ジクロロテレフタル酸クロリドなどの芳香
族酸クロリドと2−クロロ−p−フェリレンジアミン、
4,4’−ジアミノジフェニルエ−テルなどの芳香族ジ
アミンとの反応で得られる。
層は、耐熱性の熱可塑性接着剤、熱硬化性接着剤、好適
には熱硬化性接着剤からなり、好適には積層した接着剤
層の乾燥状態での厚みが2−100μm、幅が3−50
mmである。また、この接着剤層は接着剤付きのテ−プ
状フィルムとして設けてもよくあるいはテ−プ状フィル
ムを巻きつけた後、接着剤を塗布あるいは接着剤シ−ト
を張り合わせて接着剤付きテ−プを設けてもよい。
脂、NBR−フェノ−ル系樹脂、フェノ−ル−ブチラ−
ル系樹脂、エポキシ−NBR系樹脂、エポキシ−フェノ
−ル系樹脂、エポキシ−ナイロン系樹脂、エポキシ−ポ
リエステル系樹脂、エポキシ−アクリル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリアミド−エポキシ−フェノ−ル系樹脂、
ポリイミド系樹脂、ポリイミドシロキサン−エポキシ樹
脂などが挙げられる。前記の接着剤は、テ−プ状耐熱性
樹脂フィルムAの片面とテ−プ状耐熱性樹脂フィルムB
の片面とのそれぞれに設けることが好ましい。
樹脂フィルムBとしては、ガラス転移温度あるいは融点
が180℃以上である芳香族ポリイミド、芳香族ポリア
ミド、芳香族ポリエステル、フッ素樹脂または芳香族ポ
リアミドイミドからなり、好適には厚みが25−200
μm、幅が3−50mmのシ−ト状フィルムが使用され
る。特に、50−250℃での線膨張係数(CTE)が
60×10-5cm/cm/℃(ppmで表示することも
ある)以下、特に3−50×10-5cm/cm/℃であ
って、引張弾性率が200−1400kg/mm2 であ
る芳香族ポリイミドフィルムあるいは芳香族ポリアミド
フィルムが好適に使用される。そのなかでも、吸水率が
4%以下、特に3%以下である芳香族ポリイミドフィル
ムが好適に使用される。
しては、スパイラル状物の長手方向の両端間に導電性の
機能を与える金属箔、金属線、帯状の金属、好適には厚
みが5−100μm、幅が0.4−40mm程度の銅
箔、ニクロム箔などの金属箔が使用される。この可とう
性の導電性基材は1本のみを設けてもよく複数本を平行
して設けてもよく、また、前記の接着剤によってテ−プ
状耐熱性樹脂フィルムBのほぼ全面に設けてもよいが、
ほぼ中央部に設けることが好ましい。また、可とう性の
導電性基材の表面をあらかじめ塗布法などによって耐熱
性樹脂で薄く被覆したものを使用してもよい。
ば、次のようにして得られる。すなわち、ポリアミック
酸溶液組成物をそのままあるいは化学イミド化剤を加え
て、平滑な表面を有する支持体表面に流延し、乾燥して
固化フィルムを形成し、上記固化フィルムを支持体表面
から剥離する。次いで、固化フィルムの片面または両面
にアミノシラン系、エポキシシラン系あるいはチタネ−
ト系の表面処理剤を含有する表面処理液を塗布した後、
さらに乾燥することもできる。前記のようにして得られ
た固化フィルムを、必要であれば両方向に延伸した後乾
燥フィルムの幅方向の両端縁を把持した状態で、最高加
熱温度:350〜500℃の範囲内の温度で加熱して乾
燥およびイミド化して芳香族ポリイミドフィルムとして
好適に製造することができる。上記のようにして得られ
た芳香族ポリイミドフィルムを、好適には低張力下ある
いは無張力下に200〜400℃程度の温度で加熱して
応力緩和処理し、巻き取る。この芳香族ポリイミドフィ
ルムは、そのままあるいはコロナ放電処理、プラズマ処
理、紫外線照射、グロ−放電処理、火炎処理で表面処理
を施した後、接着性を改良した芳香族ポリイミドフィル
ムとして使用することができる。
ば以下のようにして製造することができる。芳香族酸ク
ロリドと芳香族ジアミンとを有機極性溶媒中で溶液重
合、あるいは水系媒体を使用する界面重合などで合成さ
れる。ポリマ−溶液は単量体として酸クロリドとジアミ
ンとを使用すると塩化水素が副生するためこれを中和す
るために水酸化カルシウムなどの無機の中和剤、または
エチレンオキサイドなどの有機の中和剤を添加する。ま
た、イソシアネ−トとカルボン酸との反応は非プロトン
性有機極性溶媒中、触媒の存在下で行われる。これらの
ポリマ−溶液はそのままフィルムを形成する製膜原液に
してもよく、またポリマ−を一度単離してから上記の溶
媒に再溶解して製膜原液を調製してもよい。製膜原液に
は溶解助剤として無機塩例えば塩化カルシウム、塩化マ
グネシウムなどを添加してもよい。製膜原液中のポリマ
−濃度は2−35重量%が好ましい。
−タ−は、例えば、被加熱体と同一外形状を有する(形
状は、断面円形または角形等任意の形状を有してよ
い。)長尺の形状付与部材、例えば耐熱性の棒またはパ
イプにスパイラル状に巻いた内側層となるテ−プ状耐熱
性高分子材料A、好適にはテ−プ状芳香族ポリイミドフ
ィルムAとそれと同じ幅か少し幅の狭い外側層となるテ
−プ状耐熱性高分子材料B、好適にはテ−プ状芳香族ポ
リイミドフィルムBとその間に接着剤および長手方向の
両端間に導電性を与える可とう性の導電性基材、好適に
はテ−プ状ヒ−タ−のような平面状導電性基材を配置
し、熱硬化性接着剤の場合には溶媒を乾燥してBステ−
ジの段階で、熱可塑性接着剤の場合には積層体に圧力を
加えてガラス転移温度あるいは融点以上の温度に加熱す
ることによって、フィルムの内側層と外側層とを重ねた
まま、熱硬化性接着剤の場合には硬化温度以上の温度に
加熱して、あるいは熱可塑性接着剤の場合には冷却し
て、接着剤を硬化して積層一体化させた後、スパイラル
状の積層体を長尺の形状付与部材から外して得られる。
にして実施できる。先ず、前記の内側層となる耐熱性高
分子材料Aおよび耐熱性高分子材料Bの片面に接着剤を
塗布し、接着剤の乾燥厚みが2−100μmであるフィ
ルムを得る。このフィルムを3−50mmにスリット
し、熱硬化性接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子材料を
製造する。このテ−プ状耐熱性高分子材料Aを接着剤面
を外側にして直径が5−50mmの円状の棒またはパイ
プにスパイラル状に巻きつけ、両端を固定する。次い
で、その上に前記のテ−プよりも幅の狭い導電性基材、
好適にはテ−プ状ヒ−タ−をスパイラル状に巻きつけ
る。次いで、さらにその上に接着剤同士が重なるよう
に、外側層となる熱硬化性接着剤付きテ−プ状耐熱性高
分子材料Bを巻き付け、テ−プ状耐熱性高分子材料A/
熱硬化性接着剤/可とう性の導電性基材:ヒ−タ−/熱
硬化性接着剤/テ−プ状耐熱性高分子材料Bの構成にし
て、必要であれば周囲をテ−プ状のものあるいは線状の
もので加圧・固定して、150−400℃の範囲内の温
度に加熱して接着剤を硬化して積層一体化し、冷却した
後、形成された積層体を棒またはパイプから外し、スパ
イラル管状ヒ−タ−を得ることができる。
ままで被加熱体に適用してもよく、あるいは適当な長さ
に切断して使用してもよく、さらに最外層に保温の目的
で耐熱性発砲シ−ト、耐熱性多孔シ−トで覆って使用し
てもよい。また、形状が複雑な被加熱体の場合には、ス
パイラル管状ヒ−タ−と平面状ヒ−タ−とを組み合わせ
て使用して被加熱体を覆ってもよい。
ィルム(ユ−ピレックスR)にポリイミドシロキサン系
の熱硬化性接着剤〔ポリイミドシロキサン、エポキシ樹
脂、フェノ−ル樹脂および硬化触媒からなる〕のテトラ
ヒドロフラン溶液(固形分濃度:25重量%)を乾燥後
の厚みが30μmになるように塗布し、100℃で乾燥
して接着剤付きポリイミドフィルムを得た。このフィル
ムを10mm幅にスリットして接着剤付きテ−プを作製
した。10mm幅のテ−プを接着剤層を外側にして外径
10mmのステンレスの丸棒にスパイラル状に巻きつけ
た後、両端を固定し、その上にあらかじめ一端がスポッ
ト溶接で接合されたニクロム製の幅2mm、厚み40μ
m、電気抵抗値14.7Ω/mのテ−プと、銅製の幅2
mm、厚み20μmのテ−プをお互いが重ならないよう
にしつつ、かつ接着剤付きポリイミドフィルムからはみ
出さないように巻き付けた後、両端を固定した。さらに
その上に、10mm幅の接着剤付きテ−プの接着剤を内
側にしてスパイラル状に巻きつけ、両端を固定した。こ
の積層体に圧力を特に加えることなくオ−ブン中で10
0℃で1時間、200℃で1時間、250℃で1時間加
熱して硬化させた後、放冷して積層体であるスパイラル
状物をステンレスの丸棒から外し、長さ100cmのス
パイラル管状ヒ−タ−を得た。このスパイラル管状ヒ−
タ−は長尺方向に250gの荷重を加えて伸びを測定し
たところ48%であり、荷重をなくすともとの状態に戻
り、また外径10mmの丸棒に巻きつけることが容易に
できた。この際スパイラル状管状ヒ−タ−は均等に整然
と装着することができた。また、このスパイラル管状ヒ
−タ−を220℃の高温槽に入れ熱処理し、熱処理前後
の外径を測定した。熱処理前は10.3mm、熱処理後
では10.4mmであった。また、このスパイラル管状
ヒ−タ−を径10mmのステンレスパイプにスパイラル
状に巻き、片側から取り出された両端子に50Vの電圧
を加えた。パイプの温度は150℃で、均一にその温度
に維持されていた。
きポリイミドテ−プにニクロム製の幅8mm、厚み40
μm、電気抵抗値3.7Ω/mのテ−プを張りつけ化学
エッチィング法を用いて図5の導電性基材部分のような
形状にし、このニクロムを張りつけた側を外側にして外
径20mmのステンレスの丸棒にスパイラル状に巻き付
けた後、両端を固定し、その上に実施例1に記載の方法
で作製した10mm幅の接着剤付きポリイミドテ−プ
を、接着剤層を内側にしてスパイラル状に巻き付け、両
端を固定した。この積層体に圧力を加えることなくオ−
ブン中で100℃で1時間、200℃で1時間、250
℃で1時間加熱して硬化させた後、放冷して積層体であ
るスパイラル状物をステンレスの丸棒から外し、長さ1
00cmのスパイラル管状ヒ−タ−を得た。このスパイ
ラル管状ヒ−タ−は長尺方向に250gの荷重を加えて
伸びを測定したところ48%であり、荷重をなくすとも
との状態に戻り、また外径10mmの丸棒にスパイラル
状に巻きつけることが容易にできた。この際スパイラル
管状ヒ−タ−は均等に整然と装着することができた。ま
た、このスパイラル管状ヒ−タ−を220℃の高温槽に
入れ熱処理し、熱処理前後の外径を測定した。熱処理前
は10.3mm、熱処理後では10.4mmであった。
また、このスパイラル管状ヒ−タ−を径20mmのステ
ンレスパイプにスパイラル状に巻き、両端に100Vの
電圧を加えた。パイプの温度は120℃で、均一に高温
に維持されていた。
ているので、以下に記載のような効果を奏する。この発
明のスパイラル管状ヒ−タ−は形状保持性を有し、パイ
プとの密着性が良く、熱効率が良好である。また、被加
熱体に容易にしかも均等に整然と装着することができ
る。さらに、導電性基材がスパイラル管状ヒ−タ−の片
方から取り出されているので給電設備との配線が簡略化
され、装着時の作業性が大幅に向上する。
を有し、形状保持性および耐熱性の良好なスパイラル管
状ヒ−タ−を得ることができる。
一例をスパイラル芯に平行に切断した一部断面図であ
る。
一例の導電性基材を含む内側層の展開図(一部省略)で
ある。
一例を示す斜視図である。
他の一例をスパイラル芯に平行に切断した一部断面図で
ある。
一例の導電性基材を含む内側層の展開図(一部省略)で
ある。
他の一例をスパイラル芯に平行に切断した一部断面図で
ある。
一例の導電性基材を含む内側層の展開図(一部省略)で
ある。 1 スパイラル管状ヒ−タ− 2 内側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子材料A 3 中間層を形成する接着剤層 3a 内側層に接する接着剤層 3b 外側層に接する接着剤層 4 外側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子材料B 5 導電性抵抗体である可とう性の導電性基材 6 電気の良導体である可とう性の導電性基材 7 導電性接続部
Claims (9)
- 【請求項1】 スパイラル状物の内側層を形成するテ−
プ状耐熱性高分子材料A、中間層を形成する接着剤層お
よび外側層を形成するテ−プ状耐熱性高分子材料Bの構
成を有する積層体のいずれかの層に長手方向と平行に可
とう性の導電性基材が設けられており、この導電性基材
は少なくとも1回折り返しされて両端部がスパイラル状
物の片方から取り出されている形状保持性のスパイラル
管状ヒ−タ−。 - 【請求項2】 スパイラル状物が、内側層となる接着剤
付きのテ−プ状耐熱性高分子材料Aを接着剤を外側にし
て長尺の形状付与部材にスパイラル状に巻き付け、その
上に長手方向と平行に可とう性の導電性基材を少なくと
も1回折り返して導電性基材の両端がスパイラル状物の
片方に配置されるように巻き付け、さらにその上に外側
層となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子材料Bを接
着剤を内側にしてスパイラル状に重ねて巻き付け、接着
剤を硬化して積層一体し、形成された積層体を長尺の形
状付与部材から外して得られる形状保持性のスパイラル
管状ヒ−タ−。 - 【請求項3】 スパイラル状物が、あらかじめテ−プ状
耐熱性高分子材料Aに接着剤、メッキあるいはスパッタ
リングなどによって可とう性の導電性基材を積層し、化
学エッチング処理によって長手方向と平行に可とう性の
導電性基材を少なくとも1回折り返して導電性基材の両
端がスパイラル状物の片方に配置するように回路形成し
た後、可とう性の導電性基材を外側にして長尺の形状付
与部材にスパイラル状に巻き付け、さらにその上に外側
層となる接着剤付きのテ−プ状耐熱性高分子材料Bを接
着剤を内側にしてスパイラル状に重ねて巻き付け、接着
剤を硬化して積層一体し、形成された積層体を長尺の形
状付与部材から外して得られる形状保持性のスパイラル
管状ヒ−タ−。 - 【請求項4】 可とう性の導電性基材が電気の抵抗体と
良導体との組み合わせである請求項1、2および3のい
ずれかに記載のスパイラル管状ヒ−タ−。 - 【請求項5】 テ−プ状耐熱性高分子材料Aおよびテ−
プ状耐熱性高分子材料Bがそれぞれ厚み25−200μ
mである請求項1に記載のスパイラル管状ヒ−タ−。 - 【請求項6】 可とう性の導電性基材がテ−プ状ヒ−タ
−のような平面状基材である請求項1に記載のスパイラ
ル管状ヒ−タ−。 - 【請求項7】 テ−プ状耐熱性高分子材料Aおよびテ−
プ状耐熱性高分子材料Bがそれぞれテ−プ状芳香族ポリ
イミドフィルムである請求項1に記載のスパイラル管状
ヒ−タ−。 - 【請求項8】 接着剤が熱硬化性接着剤である請求項1
に記載のスパイラル管状ヒ−タ−。 - 【請求項9】 被加熱体と同一外形状を有する長尺の形
状付与部材に巻いた内側層となるテ−プ状耐熱性高分子
材料Aと外側層となるテ−プ状耐熱性高分子材料Bとそ
の間に接着剤、および長手方向と平行に少なくとも1回
折り返して両端が片方にある可とう性の導電性基材を配
置し、内側層と外側層とを重ねたまま接着剤を硬化して
積層一体化させることを特徴とするスパイラル管状ヒ−
タ−の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261999A JPH11102773A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261999A JPH11102773A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11102773A true JPH11102773A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17369616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9261999A Pending JPH11102773A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スパイラル管状ヒ−タ−およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11102773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10667331B2 (en) | 2013-09-30 | 2020-05-26 | Nichias Corporation | Heating tape |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP9261999A patent/JPH11102773A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10667331B2 (en) | 2013-09-30 | 2020-05-26 | Nichias Corporation | Heating tape |
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