JPH11102586A - アドレスデコード回路およびクロック同期型半導体記憶装置 - Google Patents

アドレスデコード回路およびクロック同期型半導体記憶装置

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JPH11102586A
JPH11102586A JP9263948A JP26394897A JPH11102586A JP H11102586 A JPH11102586 A JP H11102586A JP 9263948 A JP9263948 A JP 9263948A JP 26394897 A JP26394897 A JP 26394897A JP H11102586 A JPH11102586 A JP H11102586A
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JP
Japan
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address
signal
reset signal
circuit
predecoder
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JP9263948A
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Shuichi Endo
秀一 遠藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アドレスの入力パターンによるワード線の立
ち上がり立ち下がりタイミングの微妙なずれを解決す
る。 【解決手段】 リセット信号/RSTをゲート端子に受
ける第1導電型のMOSFETQpoとデコードされる
アドレス信号ai−1,a,ai+1をゲート端子に
受ける複数の第2導電型のMOSFETQn1
n2,Qn3とを直列に接続してプリデコーダ10を
構成すると共に、プリデコーダの出力をゲート端子に受
ける複数の第1導電型のMOSFETQp1,Qp2
p3とリセット信号と逆相のリセット信号をゲート端
子に受ける第2導電型のMOSFETQnoを直列に接
続して主デコーダ20を構成し、初段のプリデコーダに
はアドレス信号をパルス信号として与えると共にアドレ
スサイクルの終了直前にリセット信号により各プリデコ
ーダ及び主デコーダをリセットして次のアドレスサイク
ルまでそれぞれの出力を非選択状態のレベルにさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMOS型の半導
体記憶装置におけるアドレスデコード回路さらにはアド
レスパターン依存性の低減に適用して有効な技術に関
し、例えばシンクロナスSRAMのようなクロック同期
型半導体記憶装置に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOS型の半導体記憶装置にお
けるアドレスデコード回路は、一般に直列形態のpチャ
ネルMOSFETと並列形態のnチャネルMOSFET
とからなる図7(a)に示すようなCMOS構成のNO
Rゲート回路もしくは並列形態のpチャネルMOSFE
Tと直列形態のnチャネルMOSFETとからなる図7
(b)に示すようなCMOS構成のNANDゲート回路
が、各々プリデコーダと主デコーダとして用いられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなNORゲ
ートもしくはNANDゲートからなるアドレスデコード
回路を備えた従来の半導体記憶装置においては、メモリ
アレイ内のワード線の中から一つを選択するためのアド
レスデコード回路の最終段の論理ゲート回路は、入力ア
ドレス信号に対応した1つの回路の出力のみが選択レベ
ルにされ、残りの回路の出力はすべて非選択レベルにさ
れる。従って、アドレスが変化すると1本のワード線が
非選択レベルから選択レベルに変化し、それまで選択レ
ベルであったワード線が選択レベルから非選択レベルに
変化する。
【0004】このようなデコード動作の際に、従来のデ
コード回路においては、プリデコーダ内の出力ノードの
電位が直前のアドレス信号によってハイレベルからロウ
レベルに変化したりロウレベルからハイレベルに変化す
るなど、アドレスの入力パターンによって異なる遷移を
起こしていた。そのため、アドレスの入力パターンによ
ってワード線の立上がりや立下がりタイミングが微妙に
ずれてしまう、つまりアクセス時間がアドレスの入力パ
ターンに依存するという問題点があった。
【0005】この発明の目的は、CMOS型の半導体記
憶装置においてパターン依存性の低いアドレスデコード
回路を提供することにある。
【0006】この発明の他の目的は、CMOS型の半導
体記憶装置において高速かつ低消費電力で動作可能なア
ドレスデコード回路を提供することにある。
【0007】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0009】すなわち、リセット信号をゲート端子に受
ける第1導電型のMOSFETとデコードされるアドレ
ス信号をゲート端子に受ける複数の第2導電型のMOS
FETとを直列に接続してプリデコーダを構成するとと
もに、プリデコーダの出力をゲート端子に受ける複数の
第1導電型のMOSFETと上記リセット信号と逆相の
リセット信号をゲート端子に受ける第2導電型のMOS
FETとを直列に接続して主デコーダを構成し、初段の
プリデコーダにはアドレス信号をパルス信号として与え
るとともにアドレスサイクルの終了直前に上記リセット
信号により上記各プリデコーダおよび主デコーダをリセ
ットして次のアドレスサイクルまでそれぞれの出力を非
選択状態のレベルにさせるようにしたものである。
【0010】上記した手段によれば、すべてのデコーダ
が一旦非選択状態にリセットされるため、ロウアドレス
信号のデコード回路においてはいずれのワード線が選択
される場合にも必ず同じ状態からデコーダ内部の出力ノ
ードのレベルが確定されるようになり、これによってど
のようなアドレスの入力パターンに対してもワード線の
立上がりおよび立下がりタイミングが同一となり、アク
セス時間のパターン依存性が低減される。
【0011】また、各デコーダは同一導電型のMOSF
ETの並列構成を有しないため、デコーダを構成する素
子数が減り前段の回路からみた負荷容量(ゲート容量)
が小さくなって回路の動作速度が速くなる。さらに、プ
リデコーダにはアドレス信号をパルス信号として与える
とともにアドレス信号がゲートに入力されるMOSFE
Tと直列にリセット信号がゲートに入力されるMOSF
ETを接続して通常はこのMOSFETをオフしている
ため、入力信号の変化時に貫通電流が流れることがなく
消費電力も低減される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1には本発明に係るデコード回路の基本
構成が、また図2にはその動作タイミングが示されてい
る。
【0014】本発明に係るアドレスデコード回路は、図
1に示されているように、リセット信号/RSTをゲー
ト端子に受けるpチャネル型のMOSFET Qp0と
デコードされるアドレス信号ai-1,ai,ai+1をゲー
ト端子に受ける例えば3個のnチャネル型MOSFET
Qn1,Qn2,Qn3とが電源電圧Vccと接地点と
の間に直列形態に接続されてなるプリデコーダ10と、
複数のプリデコーダの出力をゲート端子に受ける例えば
3個のpチャネル型MOSFET Qp1,Qp2,Q
p3とリセット信号RSTをインバータINV1で反転
した信号RSTをゲート端子に受けるnチャネル型のM
OSFET Qn0とが電源電圧Vccと接地点との間に
直列形態に接続されてなる主デコーダ20とにより構成
されている。
【0015】そして、上記プリデコーダ10には、アド
レス信号ai-1,ai,ai+1が図2(c)のようにパル
ス信号として与えるようにされているとともに、上記リ
セット信号RSTは図2(b)に示すようにアドレスサ
イクルの後半で有効レベルにされ、これによって上記リ
セット用MOSFET Qp0,Qn0をオンさせて上
記各プリデコーダ10および主デコーダ20をリセット
して次のアドレスサイクルまでそれぞれの出力ノードN
1,N2が非選択状態(図1のプリデコーダ10の出力
ノードN1はVccレベル、主デコーダ20の出力ノー
ドN2は接地電位)にされるように構成されている。
【0016】なお、ここでプリデコータ10に入力され
るアドレス信号ai-1,ai,ai+1は、外部から入力さ
れるアドレス信号そのものではなく、アドレスバッファ
回路(後述のアドレスラッチ回路を含む)によってLS
I内部に適したレベルに変換されかついわゆるトルーと
バーの相補信号として形成された内部アドレス信号であ
る。
【0017】この実施例のアドレスデコード回路をワー
ド線を選択するロウアドレスデコード回路に適用した場
合には、ワード線のレベルが確定してリード・ライトが
行われた後のアドレスサイクルの後半ですべてのデコー
ダ10,20が一旦非選択状態にリセットされるため、
いずれのワード線が選択される場合にも必ず同じ状態か
らデコーダ内部の出力ノードN1,N2のレベルが確定
されるようになり、これによってどのようなアドレスの
入力パターンに対してもワード線の立上がりおよび立下
がりタイミングが同一となり、アクセス時間のパターン
依存性が低減される。
【0018】また、図7に示されているNORゲートや
NANDゲートからなるデコーダは同一導電型のMOS
FETの並列構成を有するため素子数が多いが、実施例
の各デコーダは同一導電型のMOSFETの並列構成を
有しないため、デコーダを構成する素子数が減り前段の
回路からみた負荷容量が小さくなって回路の動作速度が
速くなる。さらに、図7に示されているNORゲートや
NANDゲートからなるデコーダにあっては入力信号が
変化するときにpチャネルMOSFETからnチャネル
MからOSFETへ一時的に貫通電流が流れるが、実施
例のプリデコーダ10にはアドレス信号ai-1,ai,a
i+1をパルス信号として与えるとともにアドレス信号が
ゲートに入力されるMOSFET Qn1,Qn2,Q
n3; Qp1,Qp2,Qp3と直列にリセット信号
がゲートに入力されるMOSFETQp0,Qn0を接
続して通常はこのMOSFETをオフしているため、ア
ドレス信号の変化時に貫通電流が流れることがなく消費
電力も低減される。
【0019】図3には本発明をシンクロナスSRAMの
ロウアドレスデコード回路に適用した場合の実施例が、
また図2にはその動作タイミングが示されている。
【0020】図3において、1は外部から入力されるア
ドレス信号Ai(A0,A1,A2)を受けてLSI内
部に適したレベルに変換しかついわゆるトルー(真)と
バー(偽)のパルス状の相補信号を形成して出力するア
ドレスバッファ回路、2はアドレスバッファ回路1から
の内部アドレス信号をデコードしてメモリアレイ3内の
1本のワード線WLを選択するロウアドレスデコード回
路、5はアドレス信号をデコードしてカラムスイッチ6
を介してメモリアレイ3内の1対のビット線BL,/B
Lを選択するカラムアドレスデコーダ、7は選択された
メモリセルMCから読み出されたデータを増幅するプリ
アンプ、8は増幅されたリードデータを保持するデータ
ラッチ回路である。また、9は外部から入力される同期
クロック信号K,/Kに基づいてロウアドレスデコード
回路2を動作させるタイミング信号(リセット信号)を
形成するタイミング制御回路である。
【0021】この実施例のロウアドレスデコード回路2
は、第1、第2および第3のプリデコーダ10A,10
B,10Cと主デコーダ20とからなる4段のデコード
回路として構成されている。そして、第1および第3の
プリデコーダ10A,10Cは図1の実施例におけるプ
リデコーダ10と同様に、デコードされる信号AD1,
AD3をゲート端子に受ける3個のnチャネル型MOS
FET Qn1,Qn2,Qn3とリセット信号/RS
Tをゲート端子に受けるpチャネル型のMOSFET
Qp0とが電源電圧Vccと接地点との間に直列に接続さ
れて構成されている。一方、第2のプリデコーダ10B
と主デコーダ20は、前段のプリデコーダ10A,10
Cの出力をそれぞれゲート端子に受ける3個のpチャネ
ル型MOSFET Qp1,Qp2,Qp3とリセット
信号/RSTをインバータINV1,INV3で反転し
た信号RSTをゲート端子に受けるnチャネル型のMO
SFET Qn0とが電源電圧Vccと接地点との間に直
列に接続されて構成されている。
【0022】次に、図3に示されている実施例のロウア
ドレスデコード回路2の動作を図4を用いて説明する。
【0023】アドレスバッファ回路1は外部から入力さ
れるアドレス信号Aiを取り込むアドレスラッチ回路A
LTi(ALT0,ALT1,ALT2)と取り込まれ
たアドレス信号から1ショットの内部アドレス信号を形
成するワンショット化回路SHTi(SHT0,SHT
1,SHT2)とから構成されており、タイミング制御
回路9からのクロックCK0の立ち上がりに同期してア
ドレス信号Aiをアドレスラッチ回路ALTiに取り込
む(図4のタイミングt1)。
【0024】すると、ロウアドレスデコード回路2は、
アドレス信号が“1”であるビットに対応したアドレス
ラッチ回路ALTiの出力がハイレベルに変化し、図4
(e)に示すような1ショットのパルス信号AD1が第
1のプリデコーダ10Aに供給されてデコードされ、す
べての入力信号AD1がハイレベルであるデコーダの出
力AD2が図4(f)のようにロウレベルに変化する。
このとき入力信号AD1がロウレベルに落ちても第1プ
リデコーダ10Aの出力ノードN1に寄生する配線容量
やゲート容量によってレベルが保持される。
【0025】続いて、第2のプリデコーダ10Bのうち
すべての入力信号AD2がロウレベルであるデコーダの
出力AD3が図4(g)のようにハイレベルに変化す
る。さらに第3のプリデコーダ10Cのうちすべての入
力信号AD3がハイレベルであるデコーダの出力AD4
が図4(h)のようにロウレベルに変化する。そして最
後に、主デコーダ20のうちすべての入力信号AD4が
ロウレベルであるデコーダの出力であるワード線レベル
WLが図4(i)のようにハイレベルに変化する。これ
によって、メモリアレイ3内の選択レベルにされたワー
ド線に接続されたメモリセルMCのデータがビット線B
L,/BLに読み出されカラムスイッチ6を介してプリ
アンプ7に供給され、タイミング制御回路9からのクロ
ックCK1に同期してデータラッチ回路8に取り込まれ
る(図4のタイミングt2)。
【0026】その後、タイミング制御回路9からのリセ
ット信号RSTがロウレベルに変化してすべての第1〜
第3のプリデコーダ10A〜10Cおよび主デコーダ2
0がリセットされ、それらの出力が非選択状態に変化さ
れる(図4のタイミングt3)。この状態は次に外部同
期クロックKがハイレベルに変化するタイミングt4ま
で保持される。
【0027】図5に本発明に係るアドレスデコード回路
の他の実施例を示す。
【0028】この実施例は、リセット信号RST,/R
STがゲート端子に入力されるMOSFET Qp0,
Qn0と並列に、直列形態のMOSFET Qn1〜Q
n3やQp1〜Qp3よりもサイズの小さなMOSFE
T Qp4〜Qp6とQn4〜Qn6をそれぞれ接続す
るとともに、それらのMOSFETのゲート端子には図
7の従来のデコーダと同様に、Qn1〜Qn3やQp1
〜Qp3のゲート端子に入力されるアドレス信号をそれ
ぞれ入力させるようにしたものある。
【0029】図1の実施例のプリデコーダ10や主デコ
ーダ20では入力信号がオール“H”でないプリデコー
ダやオール“L”でない主デコーダでは入力信号にノイ
ズがのるとリーク電流が流れて出力ノードN1,N2の
電位が不所望のレベルに変化するおそれがあるのに対
し、図5の実施例のデコーダにおいてはリセット用のM
OSFET Qp0,Qn0と並列のMOSFET Qp
4〜Qp6とQn4〜Qn6が設けられているためその
ようなノイズによる電位の変動を防止することができ
る。また、この実施例で設けられるMOSFET Qp
4〜Qp6とQn4〜Qn6は、図7に示されている回
路における同等のMOSFETに比べてサイズが小さい
ため負荷容量の点では小さいので、図1の実施例に比べ
ると劣るものの図7の従来回路に比べるとより高速で動
作するという利点を有している。
【0030】図6に本発明のアドレスデコード回路のさ
らに他の実施例を示す。
【0031】この実施例は、プリデコーダ10や主デコ
ーダ20のリセット信号を外部からのクロック信号に基
づいて形成する代わりに自らの出力信号からリセット信
号を形成するリセット信号形成回路30を設けてフィー
ドバックさせるように構成したものである。なお、この
実施例のリセット信号形成回路30は図6に示すように
各段ごとに複数のデコーダに対して共通の回路として構
成することができ、これによって回路規模の増大を最小
限に押さえることができる。
【0032】以上説明したように上記実施例のアドレス
デコード回路は、リセット信号をゲート端子に受ける第
1導電型のMOSFETとデコードされるアドレス信号
をゲート端子に受ける複数の第2導電型のMOSFET
とを直列に接続してプリデコーダを構成するとともに、
プリデコーダの出力をゲート端子に受ける複数の第1導
電型のMOSFETと上記リセット信号と逆相のリセッ
ト信号をゲート端子に受ける第2導電型のMOSFET
とを直列に接続して主デコーダを構成し、上記プリデコ
ーダにはアドレス信号をパルス信号として与えるととも
にアドレスサイクルの終了直前に上記リセット信号によ
り上記各プリデコーダおよび主デコーダをリセットして
次のアドレスサイクルまでそれぞれの出力を非選択状態
のレベルにさせるようにしたので、すべてのデコーダが
一旦非選択状態にリセットされるため、ロウアドレス信
号のデコード回路においてはいずれのワード線が選択さ
れる場合にも必ず同じ状態からデコーダ内部の出力ノー
ドのレベルが確定されるようになり、これによってどの
ようなアドレスの入力パターンに対してもワード線の立
上がりおよび立下がりタイミングが同一となり、アクセ
ス時間のパターン依存性が低減されるいう効果がある。
【0033】また、各デコーダは同一導電型のMOSF
ETの並列構成を有しないため、デコーダを構成する素
子数が減り前段の回路からみたゲート負荷容量が小さく
なって回路の動作速度が速くなる。さらに、初段のプリ
デコーダにはアドレス信号をパルス信号として与えると
ともにアドレス信号がゲートに入力されるMOSFET
と直列にリセット信号がゲートに入力されるMOSFE
Tを接続して通常はこのMOSFETをオフしているた
め、入力信号の変化時に貫通電流が流れることがなく消
費電力も低減されるという効果がある。
【0034】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、プリデコーダが3段構成とされている
が、2段あるいは4段以上であってもよい。また、実施
例では、本発明をロウアドレスデコード回路に適用した
場合を説明したが、カラムアドレスデコード回路に対し
ても適用してもよい。
【0035】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシンク
ロナスSRAMのアドレスデコード回路に適用した場合
について説明したが、この発明はそれに限定されるもの
でなく、シンクロナスDRAM(ダイナミック型RA
M)その他クロックに同期して動作するメモリ回路を備
えた半導体集積回路に広く利用することができる。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0037】すなわち、CMOS型の半導体記憶装置に
おいてパターン依存性が低く、高速かつ低消費電力で動
作可能なアドレスデコード回路を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアドレスデコード回路の基本構成
を示す回路構成図である。
【図2】図1のアドレスデコード回路の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明をシンクロナスSRAMのロウアドレス
デコード回路に適用した場合の実施例を示す回路構成図
である。
【図4】図3のアドレスデコード回路の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明に係るアドレスデコード回路の他の実施
例を示す回路図である。
【図6】本発明に係るアドレスデコード回路のさらに他
の実施例を示す回路構成図である。
【図7】従来のアドレスデコード回路における単位デコ
ーダの構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 アドレスバッファ回路 2 ロウアドレスデコード回路 3 メモリアレイ 5 カラムアドレスデコード回路 6 カラムスイッチ 7 プリアンプ 8 データラッチ回路 9 タイミング制御回路 10 プリデコーダ 20 主デコーダ MC メモリセル WL ワード線 BL ビット線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リセット信号をゲート端子に受ける第1
    導電型のMOSFETとデコードされるアドレス信号を
    ゲート端子に受ける複数の第2導電型のMOSFETと
    が電源電圧端子間に直列に接続されてなるプリデコーダ
    と、該プリデコーダの出力をゲート端子に受ける複数の
    第1導電型のMOSFETと上記リセット信号と逆相の
    リセット信号をゲート端子に受ける第2導電型のMOS
    FETとが電源電圧端子間に直列に接続されてなる主デ
    コーダとを備え、アドレスサイクルの終了直前に上記リ
    セット信号により上記プリデコーダおよび主デコーダが
    リセットされて次のアドレスサイクルまでそれぞれの出
    力が非選択状態のレベルに固定さるように構成されてな
    ることを特徴とするアドレスデコード回路。
  2. 【請求項2】 初段のプリデコーダは、アドレス信号が
    パルス信号として与えられるようにされていることを特
    徴とする請求項1に記載のアドレスデコード回路。
  3. 【請求項3】 上記プリデコーダおよび主デコーダの後
    段には、それらの出力に基づいて上記リセット信号を形
    成するリセット信号形成回路がそれぞれ設けられ、各リ
    セット信号形成回路で形成されたリセット信号が対応す
    るデコーダ内のリセット用MOSFETのゲート端子に
    フィードバックされるように構成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載のアドレスデコード回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のアドレスデコ
    ード回路と、外部から供給されるクロック信号に基づい
    て上記リセット信号を形成するタイミング制御回路とを
    備えていることを特徴するクロック同期型半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 外部から入力されるアドレス信号を上記
    タイミング制御回路からのタイミングクロックに同期し
    て取り込んで相補内部アドレス信号を出力するアドレス
    ラッチ回路と、該内部アドレス信号から1ショットパル
    スを形成して出力するワンショット化回路とを備えたこ
    とを特徴する請求項4に記載のクロック同期型半導体記
    憶装置。
JP9263948A 1997-09-29 1997-09-29 アドレスデコード回路およびクロック同期型半導体記憶装置 Withdrawn JPH11102586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072649A1 (ja) * 2006-12-12 2008-06-19 Nec Corporation 論理回路とアドレスデコーダ回路及び半導体記憶装置

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