JPH11102545A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11102545A
JPH11102545A JP28140597A JP28140597A JPH11102545A JP H11102545 A JPH11102545 A JP H11102545A JP 28140597 A JP28140597 A JP 28140597A JP 28140597 A JP28140597 A JP 28140597A JP H11102545 A JPH11102545 A JP H11102545A
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JP
Japan
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probe
recording medium
plane
resistance
information processing
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Pending
Application number
JP28140597A
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English (en)
Inventor
Shunichi Shito
俊一 紫藤
Takayuki Yagi
隆行 八木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH11102545A publication Critical patent/JPH11102545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数のプローブを配置した平面と記録媒体表面
との2平面を平行に制御するに際して、簡単な構造によ
り、プローブ平面と記録媒体表面との2平面の平行を高
精度に保持可能な情報処理装置。 【解決手段】記録媒体102に対して探針を走査し、物
理的相互作用により情報の書込みと読出しを行う複数の
プローブ101が平面内に2次元的に配置され、情報の
記録再生時プローブ平面と記録媒体表面との2平面を平
行に制御する位置制御手段を備え、位置制御手段が、ピ
エゾ抵抗体を備えたカンチレバー構造のプローブと、ピ
エゾ抵抗体の抵抗値の抵抗測定手段107と、この抵抗
値によりプローブと記録媒体間の位置を制御するアクチ
ュエータと、プローブと記録媒体を同時照射するレーザ
110とを有し、レーザ照射により変化する抵抗値を抵
抗測定手段により検出しプローブ平面と記録媒体表面と
の2平面を平行に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、探針と試料を両者
間に電圧を印加し、接近させることによって生じる電気
現象を利用した情報の記録再生装置に係り、特に、複数
のプローブが平面内に2次元的に配置され、情報の記録
再生の際にプローブ平面と記録媒体表面との2平面を平
行に制御するための位置制御手段を備えた情報処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、探針と試料とを接近させ、その時
に生じる物理現象(トンネル現象、原子間力等)を利用
して、物質表面及び表面近傍の電子構造を直接観察でき
る走査型プローブ顕微鏡(以下SPMと略す)が開発さ
れ、単結晶、非晶質を問わず様々な物理量の実空間像を
高い分解能で測定できるようになっている。産業分野に
おいては、近年、SPMの原子あるいは分子サイズの高
分解能を有する原理に着目し、特開昭63−16155
2号公報および特開昭63−161553号公報に開示
されているように、媒体に記録層を用いることによる情
報記録再生装置への応用、実用化が精力的に進められて
いる。そして上記のような情報記録再生装置への応用に
際しては、その転送レートの向上のために、複数プロー
ブの並列処理(マルチ化)が進んでいる。また、そのた
めのプローブ作製プロセスも、従来の半導体プロセス等
を用いて検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような記録再生
システムを構築する場合、例えば、200Mbps程度
の転送速度を得るためには、1本当たり100kbps
のプローブを用いたとしても2000本のプローブが必
要になってくる。2000本のプローブは例えば同一基
板上に半導体プロセスを用いて作製される。しかしなが
ら、すべてのプローブが媒体と相互作用を起こすことが
できる距離に合わせるには、媒体表面とプローブ基板の
距離制御が必要不可欠である。そのためには、例えばプ
ローブ基板上にプローブ基板と記録媒体との距離を測定
するための測定機構を設け、その距離をフィードバック
制御によって一定に保つことによって実現できる。とこ
ろで、そのような距離測定を複数点で同時に行う場合
に、従来から用いられている光てこ方式のAFMでは、
光学的な検出系を複数個構成することが必要となり、系
全体が複雑かつ大きなものとなっていたため、情報記録
再生装置も大きくなってしまう上、作製も困難であると
いう点等に問題があった。
【0004】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、複数のプローブが配置された平面と記
録媒体表面との2平面を平行に制御するに際して、簡単
な構造によって、プローブ平面と記録媒体表面との2平
面の平行を高精度に保つことが可能な情報処理装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、情報処理装置をつぎのように構成したこと
を特徴としている。すなわち、本発明の情報処理装置
は、記録媒体に対して探針を走査し、その物理的相互作
用により情報の書き込みと読み出しを行なう複数のプロ
ーブが平面内に2次元的に配置され、情報の記録再生の
際にプローブ平面と記録媒体表面との2平面を平行に制
御するための位置制御手段を備えた情報処理装置であっ
て、前記位置制御手段が、ピエゾ抵抗体を備えたカンチ
レバー構造のプローブと、該ピエゾ抵抗体の抵抗値を測
定する抵抗測定手段と、前記ピエゾ抵抗体の抵抗値によ
って前記プローブと前記記録媒体間の位置を制御するア
クチュエータと、前記プローブと前記記録媒体を同時照
射するレーザとを有し、該レーザの照射によって変化す
る前記ピエゾ抵抗体の抵抗値を前記抵抗測定手段によっ
て検出して前記プローブ平面と前記記録媒体表面との2
平面を平行に制御することを特徴としている。また、本
発明の情報処理装置は、前記位置制御手段におけるプロ
ーブが、少なくとも3本の位置検出プローブからなり、
該3本の位置検出プローブが2次元的に配置されたプロ
ーブ平面内において同一直線上にない位置に配置されて
いることを特徴としている。また、本発明の情報処理装
置は、前記情報の書き込みがプローブと記録媒体との間
に電気的なバイアスを印加する手段により行われること
を特徴としている。また、本発明の情報処理装置は、前
記物理的相互作用が電流であることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したとおり、ピエ
ゾ抵抗体を用い、レーザの照射によって変化する前記ピ
エゾ抵抗体の抵抗値を前記抵抗測定手段によって検出し
て、前記プローブ平面と前記記録媒体表面との2平面を
平行に制御するように構成することにより、従来の光て
こや光干渉による変位検出よりも構造を簡単にすること
ができ、特に、2次元的に配置された3本以上の位置検
出プローブを、該プローブが配置された平面内において
それらを同一直線上にない位置に配置する構成を採るこ
とにより、プローブ平面と記録媒体表面との2平面の平
行を高精度に保つことが可能となる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。 [実施例1]図1は、本発明の実施例1における位置決
め装置の構成を示すものである。101はピエゾ抵抗を
用いた変位系を備えた変位検出プローブで片持ち梁構造
をしている。構造の詳細は後述する。このプローブの電
気抵抗値の変化は接続された抵抗測定部107によって
測定される。後述するがこの測定値は媒体基板102と
プローブとの距離を表しているため、その値を用いて後
段の制御部106は接近制御部108の動作を制御す
る。接近制御部108はアクチュエータ(本実施例の場
合にはプローブ側に積層型圧電アクチュエータを用い
た)を持っており、媒体基板102とプローブの距離を
実際にアクチュエータを駆動させることによって決めて
いる。本実施例では制御方法としてはコンベンショナル
なPID制御を用いた。また、プローブ101にはピエ
ゾ抵抗体内部のキャリア密度を上昇させるために、レー
ザ110によって光が照射されている。本実施例では波
長として630nmの半導体レーザを用いた。ステージ
103は、走査信号生成部105から出る走査信号をア
ンプ104を通してステージのアクチュエータ(本実施
例の場合には積層型圧電アクチュエータを用いた)に駆
動信号として印加することによって走査される。走査信
号生成部105は制御部106によってその掃引幅設
定、掃引速度設定や指定場所への位置決め制御等がされ
ている。
【0008】図2は、図1の変位検出プローブ101の
構造を示すものである。プローブ101は片持ち梁で先
端に探針201が付いている。このプローブはnタイプ
のSi基板にpタイプのピエゾ抵抗204を形成しレバ
ーにしたもので、その構造は下図に示すようになってい
る。このプローブの作製方法については特開平5−19
6458号公報に開示されているSOI基板を用いたプ
ロセスと同様のものを用いて形成した。203が基板及
び片持ち梁アーム、204がピエゾ抵抗体、201は探
針、205は絶縁体保護層、202は金属配線パターン
である。Lは片持ち梁の実効的な長さ、Wは実効的な幅
の1/2、Hはレバーの厚さを示している。この大きさ
によってレバーの機械特性(弾性定数や共振周波数)が
変化すると共に、ピエゾ抵抗の大きさにも影響を与え
る。本実施例で使用したプローブはW=20μm、L=
50μm、H=2μmで、ピエゾ抵抗体の厚さ=0.2
μm、応力が働かない場合の抵抗値Rinit=14kΩ
(プローブ間ばらつき0.01%)であった。また、探
針の高さは2μmで、レバー全体の共振周波数はフリー
撓みの1次のモードで120kHzであった。このよう
なプローブを用いて変位を抵抗で測定する場合には、一
般的にブリッジ回路を用いる。それは図8に示すような
もので、測定したい抵抗値(Rs)の変化をA点とB点
の電位差の変化によって測定しようというものである。
A・B点の間の電位差は後段の差動増幅器によって必要
な倍率まで増幅されて検出されるが、この際、十分な倍
率を得るためには初期状態(プローブが抵抗変化を起こ
していない状態)においてA・B点の間の電位差がゼロ
であることが望ましい。実際の測定の場合には図3のよ
うに抵抗変化を測定する抵抗体をブリッジに挿入して行
う。
【0009】つぎに、このようなプローブを用いて位置
検出を行う原理を図4を用いて示す。抵抗体は熱や光に
よってその抵抗値を変化させるのが一般的である。光に
よった場合には、光が当たることによってピエゾ抵抗体
内部のキャリア密度の上昇が起こるために、抵抗値は減
少する。また、温度の上昇によっては抵抗体の物質によ
ってその特性が異なる。金属抵抗等の場合は温度の上昇
によって抵抗値は上昇する。これは、温度の上昇によっ
て格子振動がより激しくなり、電流である電子の走行を
妨害するタイプである。一方で半導体等の場合には温度
の上昇によってキャリアである電荷の量が増加するため
に電流が流れやすくなる熱活性タイプがある。本実施例
で用いるプローブの抵抗体はP型半導体であるために後
者の熱活性の現象が支配的に起こるものと考えられる。
すなわち、プローブの温度上昇によって、ピエゾ抵抗体
の抵抗値は小さくなる方向に変化を起こす。
【0010】本実施例のような構成にすることによって
プローブにレーザ光が照射され、プローブのピエゾ抵抗
体は光励起や温度上昇に伴う熱励起等によってキャリア
密度が上昇し、抵抗が低下する。しかしながら、図4に
示すように、照射している光がコヒーレントなレーザ光
であるために、光は媒体基板とプローブにおいて反射を
起こし、プローブと基板間に定在波を形成する。すなわ
ち、光強度が面に垂直方向に定常的な分布を示す。した
がって、このようなところにピエゾ抵抗プローブを挿入
した場合は図にあるとおり、媒体基板との距離に応じ
て、すなわち光強度に応じて、抵抗値が変化することが
わかる。
【0011】実際にプローブを媒体に接近させた場合の
抵抗値変化を図5に示す。横軸であるプローブ位置はグ
ラフ右に行くほどプローブに接近する方向である。抵抗
値は距離変化に応じて波状に変化している。この波の波
長は定在波の繰り返し長と等しく、レーザ光の波長λ
(670nm)の半分の長さ(335nm)になってい
る。また、プローブ位置を媒体に近づけていくと距離L
0で大きく変化する。この点は、プローブの先端に配置
されている探針が媒体に接触してレバーが撓んだことに
より、大きな抵抗変化を生じたためである。また、L0
よりも小さい位置で、抵抗値が波打ちながら徐々に増加
している原因は、プローブと媒体が近づくにつれて両者
の間に大気分子を媒介とした熱のやりとりが起こったこ
とによるものである。接近によって媒体に熱を奪われた
プローブは温度降下を引き起こし、結果的にはピエゾ抵
抗がより大きくなる方向に変化していく。
【0012】次にこの信号変化から位置の測定を行う。
まず、図5上図のL0を検出し、次にその位置から波の
個数を数えてλ/2の単位で位置計測が可能である。た
とえば、接触位置L0から離れる方向に山谷の番号を図
5の上図のように1、2、3、・・N、N+1、N+
2、・・と付けると、N番目の山(もしくは谷)の位置
はプローブがL0から測って(N−1)λ/2〜Nλ/
2プラス探針部の高さ(本実施例の場合は2μm)の距
離にあることがわかる。本実施例では山谷の探索に図5
の下図に示すように抵抗の位置による微分値を用いて行
なった。微分値が0になる点を探し、それをカウントす
ることによって位置の測定がλ/2(本実施例において
は335nm)の精度で可能となった。しかしながら、
この測定において微分値が0になる点をカウントするこ
とは特に重要ではなく、微分値のある特定の値の点や極
大点等を数えてもなんら本発明に実質的な影響を与えな
い。
【0013】[実施例2]実施例2においては、実施例
1で用いた構成を用いて、位置制御を行った。まず実施
例1におけると同様に、プローブと媒体の位置を設定す
る。すなわちλ/2を単位として、設定したい距離を山
谷のカウント数で合わせる。次に、図1の制御部106
によって抵抗値の微分値が絶えず0になるように接近制
御部108を駆動し、PID制御によってプローブ媒体
間の距離を制御した。本実施例ではカウント数を10に
設定して距離を決定し(3.015μm〜3.350μ
mの間)、その位置に距離を固定した。その精度は、例
えばレーザ光による干渉によりプローブの変位が測定で
きる別な系を用意して測定した場合、変動は1nm以下
となっており、高い精度で位置固定が可能であることが
わかった。また、本実施例ではフィードバックの基準位
置を抵抗値の微分値が0になる点としたが、この設定値
自体には特に意味はなく、ある適当な値、もしくは極大
値としてもよいし、更に抵抗値の2階微分の値にしても
良い。
【0014】[実施例3]実施例3は、本発明をメモリ
システムに応用したものである。プローブ基板としては
図6に示すようなものを用いた。プローブ基板601上
には本発明で特徴的な位置検出用プローブ602と記録
再生用プローブ603とが配置されている。記録媒体基
板はこのプローブ基板と対向して設定される。図7は位
置検出用プローブと記録再生用プローブとの関係を示し
たものである。703がプローブ基板に対向して設定さ
れた媒体基板で701が位置検出用プローブ、702が
記録再生用プローブである。また位置検出用プローブに
はレーザ光704が照射されている。探針の高さ等を調
整することで2基板を接近させた時のプローブの媒体に
対する接触順が調整可能である。
【0015】本実施例では図7に示すような関係を用い
ている。すなわち、両基板が近づいてくると、まず図7
の(b)に示すように記録再生プローブが媒体に接し、
次に更に押し込むと位置検出プローブの探針が接触す
る。記録再生は特開昭63−161552号公報および
特開昭63−161553号公報に開示されているよう
な方法によって行った。記録再生プローブ702は探針
が導電性を持っており、探針は外部検出回路に電気的に
接続されている。この探針を通して媒体にバイアスを印
加し、また電流値を検出するように配線されている。記
録媒体には同じく特開昭63−161552号公報また
は特開昭63−161553号公報に記載の共役π電子
系を持つ有機化合物をラングミュア−ブロジェット法に
よって成膜した6単分子層の有機超薄膜(LB膜)を用
いた。記録は、上述した様な電流検出プローブに時系列
で順々にパルス電圧を印加する方法で行なった。記録の
ための印加波形は波高値3Vの三角波を用いた。再生に
は基板側に2VのDCバイアスを印加して、電流を測定
する方法によって行なった。なお、ビットの記録再生は
媒体の面方向に平行な掃引を行ないながら、媒体上の所
望の位置に記録再生プローブを持っていき、ビットが記
録再生できるようになっている。
【0016】次に、プローブ基板と媒体基板を平行に保
つ手順について説明する。実施例1とほぼ同様に位置測
定を行うが、実施例1の場合と異なり位置検出用プロー
ブを接触させるまで接近させず、基準点には近傍の記録
再生プローブの接触点を用いる。すなわち、媒体基板に
あらかじめ電圧を印加しておき(読み出しバイアス)、
近傍の記録再生プローブに電流が流れた瞬間を位置L0
としてそこから抵抗値波形の波の数をカウントする。カ
ウント方法は実施例1と同様である。また次に実施例2
に示したものと全く同様な制御方法によって、記録再生
プローブの接触点からの押し込み量をフィードバック制
御することが可能となる。上記の方法によって1つの位
置検出プローブと媒体基板の距離制御が可能となった。
本実施例の場合はこのような位置検出プローブ3本をプ
ローブ基板上に同一直線上にないように配置し、その位
置検出プローブの位置に接近用アクチュエータを設置し
て、基板上の3点で距離制御を行い平行を保持した。
【0017】結果として、アクチュエータのドリフトや
システムの寄生振動等により両面が非平行状態になるこ
とを防ぐことができ、すべての記録再生プローブを媒体
基板に安定に接触させておくことが可能となり、記録再
生時のプローブの非接触状態が回避できた。具体的に
は、初期化時のみに平行にセットし平行制御をしない場
合は〜0.01であったものが、本発明の制御を行った
場合は〜0.001になり、およそ10倍のエラーレー
トの向上が得られた。最後に、本実施例では、レーザ光
を外部レーザによって3プローブに照射したが、本発明
の場合はコヒーレントな光を照射するのみでよい(光の
検出系は不必要)ため、実際にプロセス上で集積化・高
密度化を行う場合には面発光レーザ等を用いて同一基板
上に構成することも十分可能である。また、実質上光の
干渉を計測しているために、光の波長を変化させること
によって精度の向上等が図れる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように、ピエゾ抵抗体
を備えたカンチレバー構造のプローブを備え、レーザの
照射によって変化する前記ピエゾ抵抗体の抵抗値を前記
抵抗測定手段によって検出して、前記プローブ平面と前
記記録媒体表面との2平面を平行に制御するように構成
することにより、従来の光てこや光干渉による変位検出
よりも構造を簡単にすることができ、特に、2次元的に
配置された3本以上の位置検出プローブを、該プローブ
が配置された平面内においてそれらを同一直線上にない
位置に配置する構成を採ることにより、プローブ平面と
記録媒体表面との2平面の平行を高精度に保つことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における位置測定及び位置制
御装置の構成の該略図。
【図2】図1の変位検出プローブの構造を示す図。
【図3】抵抗測定回路の該略図。
【図4】プローブ、媒体基板及びレーザ光の関係を示す
図。
【図5】検出される抵抗波形を示す図。
【図6】情報処理装置に用いるマルチプローブ基板の概
略図。
【図7】位置検出プローブと記録再生プローブの関係を
示す図。
【図8】ブリッジ回路による試料抵抗の測定を説明する
図。
【符号の説明】
101:変位検出プローブ 102:媒体基板 103:ステージ 104:アンプ 105:走査信号生成部 106:制御部 107:抵抗測定部 108:接近制御部 110:レーザ 201:探針 202:金属配線パターン 203:基板及び片持ち梁アーム 204:ピエゾ抵抗体 205:絶縁体保護層 601:プローブ基板 602:位置検出用プローブ 603:記録再生用プローブ 701:位置検出用プローブ 702:記録再生用プローブ 703:媒体基板 704:レーザ光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に対して探針を走査し、その物理
    的相互作用により情報の書き込みと読み出しを行なう複
    数のプローブが平面内に2次元的に配置され、情報の記
    録再生の際にプローブ平面と記録媒体表面との2平面を
    平行に制御するための位置制御手段を備えた情報処理装
    置であって、 前記位置制御手段が、ピエゾ抵抗体を備えたカンチレバ
    ー構造のプローブと、該ピエゾ抵抗体の抵抗値を測定す
    る抵抗測定手段と、前記ピエゾ抵抗体の抵抗値によって
    前記プローブと前記記録媒体間の位置を制御するアクチ
    ュエータと、前記プローブと前記記録媒体を同時照射す
    るレーザとを有し、該レーザの照射によって変化する前
    記ピエゾ抵抗体の抵抗値を前記抵抗測定手段によって検
    出して前記プローブ平面と前記記録媒体表面との2平面
    を平行に制御することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記位置制御手段におけるプローブが、少
    なくとも3本の位置検出プローブからなり、該3本の位
    置検出プローブが2次元的に配置されたプローブ平面内
    において同一直線上にない位置に配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記情報処理装置において、前記情報の書
    き込みがプローブと記録媒体との間に電気的なバイアス
    を印加する手段により行われることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記情報処理装置において、前記物理的相
    互作用が電流であることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
JP28140597A 1997-09-29 1997-09-29 情報処理装置 Pending JPH11102545A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492762B1 (ko) * 2002-09-13 2005-06-07 엘지전자 주식회사 나노 정보 저장 장치
KR100606667B1 (ko) * 1999-04-29 2006-07-31 엘지전자 주식회사 정보저장장치
KR100746768B1 (ko) * 2002-03-19 2007-08-06 주식회사 엘지이아이 캔틸레버를 이용한 정보 기록 및 판독 장치

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KR100606667B1 (ko) * 1999-04-29 2006-07-31 엘지전자 주식회사 정보저장장치
KR100746768B1 (ko) * 2002-03-19 2007-08-06 주식회사 엘지이아이 캔틸레버를 이용한 정보 기록 및 판독 장치
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