JPH11102306A - エミュレータ - Google Patents

エミュレータ

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JPH11102306A
JPH11102306A JP9263734A JP26373497A JPH11102306A JP H11102306 A JPH11102306 A JP H11102306A JP 9263734 A JP9263734 A JP 9263734A JP 26373497 A JP26373497 A JP 26373497A JP H11102306 A JPH11102306 A JP H11102306A
Authority
JP
Japan
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microprocessor
task
emulation
condition
emulator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9263734A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Hideo Onda
秀夫 恩田
Yoshiro Naito
芳郎 内藤
Giichi Aoto
義一 青砥
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エミュレーション用マイクロプロセッサのO
Sによる代行メモリへのタスク情報の書込みの監視機能
を高速化する。また、ユーザシステムでのマルチタスク
処理におけるタスク単位での実行時間測定を行なう。 【解決手段】 エミュレータ制御用マイクロプロセッサ
2がシステムバス13を介して所定の条件を設定可能な
条件設定レジスタと、エミュレーション対象となるシス
テムとエミュレーション用マイクロプロセッサ1とを接
続するエミュレーションバス11上の信号と上記条件設
定レジスタに設定された内容とを比較する比較手段とを
設け、上記条件設定レジスタにはエミュレーション用マ
イクロプロセッサのOSによる特定アドレスへの特定の
データの書込みを設定しておき、上記比較手段が一致を
検出したときはエミュレータ制御用マイクロプロセッサ
に対して割込み信号を入力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エミュレータを用いた
マイクロコンピュータ応用システムの評価技術さらには
エミュレーション中のマイクロプロセッサからエミュレ
ータ制御用マイクロプロセッサに対する情報の伝達方式
に適用して有効な技術に関し、例えばインサーキット・
エミュレータに利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータ応用システムの開
発において、その応用システムのデバッグやそのシステ
ムの詳細な評価を行なうため、インサーキット・エミュ
レータが使用されている。インサーキット・エミュレー
タはエミュレーション対象となる応用システムのマイク
ロプロセッサと同機能のマイクロプロセッサを有し、こ
のマイクロプロセッサにてユーザ・プログラムを実行、
停止させながらユーザシステムを代行制御し、ユーザ・
プログラム実行中の応用システム上の信号を採取して解
析することにより、ハードウェアおよびソフトウェアの
デバッグを可能にするものである。
【0003】上記機能を可能にするため、インサーキッ
ト・エミュレータには、任意のポイントでユーザ・プロ
グラムの実行を停止させるブレーク制御回路や応用シス
テム上の信号を採取するためのトレースメモリと呼ばれ
る回路が設けられている。さらに、インサーキット・エ
ミュレータには、ユーザシステムに充分なメモリが実装
されていない場合に貸し出される代行メモリなどが設け
られる。このようなエミュレータに関して記載された文
献の例としては、(株)オーム社、昭和59年11月3
0日発行の「LSIハンドブック」第562頁〜563
頁がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エミュレーション対象
となるユーザシステムが、OS(オペレーティングシス
テム)を有しマルチタスク処理などを実行可能に構成さ
れている場合、タスクの実行開始(切替えを含む)はO
Sが制御するため、OSによって外部(エミュレータ制
御用マイクロプロセッサ等)へタスクの実行開始が発生
したことを知らせることが可能である。
【0005】本発明者らは、代行メモリはエミュレーシ
ョン用マイクロプロセッサとエミュレータ制御用マイク
ロプロセッサの両方からアクセス可能にされる点に着目
して、上記OSによるタスクの実行をエミュレータ制御
用マイクロプロセッサに知らせる方法として、上記代行
メモリを使用する技術について検討した。しかしなが
ら、上記のような方法にあっては、エミュレーション用
マイクロプロセッサのOSによる代行メモリへのタスク
実行情報の書込みがあったことを、エミュレータ制御用
マイクロプロセッサのソフトウェアが認知するには、周
期的に上記代行メモリを読みに行くなど複雑な処理手順
が必要であり、エミュレータ本来の処理スピードが低下
するという問題点があることが明らかになった。また、
従来のエミュレータにおいては、ユーザシステムでのマ
ルチタスク処理おけるタスク単位での実行時間測定が行
なえないという課題があることも明らかになった。
【0006】本発明の目的は、エミュレーション対象と
なるシステムにおいて所定のタスクの実行があった場合
に、エミュレーション用マイクロプロセッサのOSから
エミュレータ制御用マイクロプロセッサのソフトウェア
へ直ちにタスクの実行があったことを知らせ、エミュレ
ータの処理スピードを向上させることができるようなエ
ミュレーション技術を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、エミュレーション対
象となるシステムでのマルチタスク処理おけるタスク単
位での実行時間測定およびタスク実行回数測定を行なえ
るエミュレーション技術を提供することにある。
【0008】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0010】すなわち、エミュレータ制御用マイクロプ
ロセッサがシステムバスを介して所定の条件を設定可能
な条件設定レジスタと、エミュレーション対象となる機
器(ユーザシステム)とエミュレーション用マイクロプ
ロセッサとを接続するエミュレーションバス上の信号と
上記条件設定レジスタに設定された条件とを比較する比
較手段とを設け、上記条件設定レジスタにはエミュレー
ション用マイクロプロセッサのOSによる特定アドレス
への特定のデータの書込みを設定しておき、上記比較手
段が一致を検出したときはエミュレータ制御用マイクロ
プロセッサに対して割込み信号を入力するようにしたも
のである。
【0011】さらに、上記比較手段から出力される一致
信号によりクロックの計数動作をする計時用カウンタ
と、上記比較手段から出力される一致信号を計数する回
数測定用カウンタとを設け、上記条件設定レジスタには
例えば着目するタスクの実行開始条件と実行終了条件と
を設定するようにした。
【0012】上記した手段によれば、エミュレーション
対象となる機器においてタスクの開始あるいは停止があ
ったときにOSによって特定のアドレスへ特定のデータ
の書込みを行なうと、上記比較手段によって検出されて
エミュレータ制御用マイクロプロセッサに対して割込み
信号が入力されるため、エミュレータ制御用マイクロプ
ロセッサのソフトウェアは所定のタスクの実行があった
ことを直ちに知ることができるようになる。また、上記
計時用カウンタと回数測定用カウンタによって所定のタ
スクの実行時間および実行回数を測定することができる
ようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るエミュレータ
の概略構成図を示す。
【0014】この実施例のエミュレータは、エミュレー
ション対象のユーザシステム20のマイクロプロセッサ
と同等の機能を有しユーザプログラムをエミュレーショ
ンするためのエミュレーション用マイクロプロセッサ
1、該エミュレーション用マイクロプロセッサ1が接続
されたエミュレーションバス11とユーザシステム20
との接続を行なうユーザインタフェース部12、エミュ
レータ全体の制御を司るエミュレータ制御用マイクロプ
ロセッサ2、バスの切り替え等エミュレーション動作を
制御するためのエミュレーション制御部3、エミュレー
ション停止時に使用するメモリ4、エミュレーション中
にユーザプログラムを所望のポイントで停止させたりト
レースを開始するための条件などの成立を検出する条件
一致検出部5、ユーザプログラム実行中のエミュレーシ
ョンバス11上の信号等を時系列的に記憶するトレース
メモリ6、ユーザシステムの任意のアドレスに割り付け
て使用することができるエミュレーションメモリ(代行
メモリ)7、システムバス13に接続されエミュレータ
制御用マイクロプロセッサ2を動作させるためのプログ
ラムが格納されるシステムメモリ8、システムのマンマ
シンインタフェースなどのI/Oを制御するI/Oイン
タフェース部9などから構成される。
【0015】ユーザシステム20上に設けられたマイク
ロプロセッサ接続用コネクタ21には、ユーザインタフ
ェース部13から延設されたケーブル14の先端のプロ
ーブ15が結合され、エミュレーションバス11と接続
可能とされる。また、上記I/Oインタフェース部9に
は、システムプログラムなどを入れる磁気記憶装置1
6、エミュレーション実行やデバッグのための表示を行
なうCRT表示装置17などが接続される。上記エミュ
レーション制御部3、メモリ4、条件一致検出部5、ト
レースメモリ6およびエミュレーションメモリ7はエミ
ュレーションバス11およびシステムバス13に接続さ
れ、エミュレーション用マイクロプロセッサ1とエミュ
レータ制御用マイクロプロセッサ2の両方からアクセス
可能にされている。
【0016】さらに、この実施例のエミュレータにおい
ては、条件一致検出部5で検出された条件の成立回数や
ある条件成立の時間を計数する実行時間/回数測定部1
0が設けられている。
【0017】図2は上記条件一致検出部5および実行時
間/回数測定部10の一実施例のブロック図を示す。
【0018】条件一致検出部5は、システムバス13を
介してエミュレータ制御用マイクロプロセッサ2が所定
の条件を設定可能な条件設定レジスタ51と、該条件設
定レジスタ51に設定された条件とエミュレーションバ
ス11上の信号とを比較し一致したときに一致検出信号
を出力するコンパレータ52とを備えている。上記条件
設定レジスタ51およびコンパレータ52はそれぞれ複
数個用意されており、従来の一般的なエミュレータと同
様に、エミュレーション実行中にユーザプログラムを停
止させたいブレークポイントやトレースメモリへのトレ
ースを開始するポイントを設定し、検出する機能を有し
ている。ブレークポイントが検出されると、条件一致検
出部5からエミュレーション用マイクロプロセッサ1に
対してブレーク信号が供給され、トレースポイントが検
出されるとトレースメモリ6に対してトレース開始信号
が供給される。
【0019】さらに、この実施例においては、上記条件
設定レジスタ51にエミュレーション用マイクロプロセ
ッサのOSによる特定アドレスへの特定のデータの書込
み(例えばエミュレーションメモリ7に対する所定コー
ドの書込み)が検出条件として設定可能にされており、
上記コンパレータ52がこの条件の成立を検出したとき
はエミュレータ制御用マイクロプロセッサ2に対して割
込み信号IRQが供給されるように構成されている。従
って、エミュレータ制御用マイクロプロセッサ2は自ら
エミュレーションメモリ7の内容を読みに行かなくても
所定のタスクが実行されたことを知ることができる。
【0020】また、実行時間/回数測定部10には、上
記コンパレータ52から出力される一致信号に基づいて
クロックの計数動作をする計時用カウンタ53と、上記
コンパレータ52から出力される一致信号を計数する回
数測定用カウンタ54とが設けられている。従って、上
記条件設定レジスタ51に、着目するタスクの実行開始
条件と実行終了条件とを設定すると、上記コンパレータ
52がタスクの実行開始条件を検出したときに出力され
る一致信号により上記計時用カウンタ53が例えばシス
テムクロック信号CKの立ち上がりもしくは立ち下がり
に同期してカウントアップを開始し、上記コンパレータ
52がタスクの実行終了条件を検出したときに出力され
る一致信号により上記計時用カウンタ53はカウントア
ップ動作を停止するように動作する。
【0021】これによって、上記計時用カウンタ53は
所望のタスクの実行時間を計時することができる。ま
た、上記回数測定用カウンタ54には上記コンパレータ
52から出力される一致信号が入力されこれを計数する
ように構成されているため、上記コンパレータ52が条
件設定レジスタ51に設定されているタスク実行終了条
件(タスク実行開始条件でも可)を検出する度にカウン
トアップし、タスクの実行回数を計数することができ
る。
【0022】なお、上記のような所望のタスクの実行回
数および実行時間の測定を可能にするため、エミュレー
ション用マイクロプロセッサのOSには以下に述べる機
能を持たせておく(OSが本来持つ同様の動作を利用し
てもよい)。第1に、OSがタスクの実行を開始する際
に、予め決定した特定のアドレス(例えばエミュレーシ
ョンメモリ7内のアドレス)にこれから実行するタスク
の番号の書込みを行なう。第2に、タスクの処理が終了
した時点で、予め決定した他の特定のアドレスに処理を
終了したタスクの番号の書込みを行なう。OSは、エミ
ュレーション開始前に、ユーザシステム上のメモリもし
くはエミュレータ内のメモリ4もしくは7に格納され
る。
【0023】以下、本実施例のエミュレータにおいて、
所望のタスクの実行回数および実行時間の測定を行なう
場合の手順を図3のタイムチャートを用いて説明する。
【0024】先ず、エミュレータ制御用マイクロプロセ
ッサ2によって条件設定レジスタ51に、測定しようと
するタスクの実行を開始する際にOSが書込みを行なう
ように予め決定した上記「特定のアドレス」を設定して
からエミュレーションを開始する。
【0025】すると、エミュレーション用マイクロプロ
セッサ1は、ユーザプログラムの実行を開始する。この
とき、OSはカーネル状態(待機状態)にあり、ユーザ
プログラムにおいてタスク処理が発生すると、OSがタ
スクの実行を開始する際に特定のアドレスにこれから実
行するタスクの番号の書込みを行なう。すると、エミュ
レーションバス11を監視するコンパレータ52によっ
て検出され、計時用カウンタ53に対して実行時間測定
カウンタイネーブル信号が供給され、計時用カウンタ5
3がクロックの計数を開始する。
【0026】その後、OSがタスクの処理を終了する際
に他の特定のアドレスに終了したタスクの番号の書込み
を行なうと、コンパレータ52によって検出され、実行
時間測定カウンタイネーブル信号がネゲート(無効状態
へ移行)され、計時用カウンタ53がクロックの計数を
停止するとともに、コンパレータ52の一致信号が実行
回数測定カウンタ54に対してカウントアップ信号とし
て供給され、実行回数が「+1」される。しかる後、O
Sは終了したタスクに関する情報をエミュレーションメ
モリ7へ書き込んだ後、特定アドレス(例えばエミュレ
ーションメモリ7内のアドレス)へ特定データ(例えば
所定のコード)を書き込むことによってエミュレータ用
プロセッサ2に対するタスクの終了を通知してから、カ
ーネル状態へ移行する。上記特定アドレスへの特定デー
タの書込みによってコンパレータ52は割込み信号IR
Qを生成し出力する。
【0027】一方、上記エミュレータ制御用マイクロプ
ロセッサ2は、エミュレーション開始後はエミュレーシ
ョン監視状態に移行し、その後上記コンパレータ52が
タスクの終了通知を検出したときに出力する割込み信号
IRQが入力されるため、タスクの実行が終了したこと
を認知して割込み処理へ移行し、上記カウンタ53,5
4からタスク実行時間と実行回数を読み取るとともにエ
ミュレーションメモリ7からOSが書いたタスク情報を
読み出して、CRT表示装置17の表示画面へそれらの
情報を表示させてから、割込みを解除する。これによっ
て、エミュレータ制御用マイクロプロセッサ2に対する
割込み信号IRQがネゲートされる。
【0028】以上説明したように、上記実施例は、エミ
ュレータ制御用マイクロプロセッサがシステムバスを介
して所定の条件を設定可能な条件設定レジスタと、エミ
ュレーション対象となるシステムとエミュレーション用
マイクロプロセッサとを接続するエミュレーションバス
上の信号と上記条件設定レジスタに設定された内容とを
比較する比較手段とを設け、上記条件設定レジスタには
エミュレーション用マイクロプロセッサのOSによる特
定アドレスへの特定のデータの書込みを設定しておき、
上記比較手段が一致を検出したときはエミュレータ制御
用マイクロプロセッサに対して割込み信号を入力するよ
うにしたので、エミュレーション対象となる機器におい
て、所定のタスクが実行されると、上記比較手段によっ
て検出されてエミュレータ制御用マイクロプロセッサに
対して割込み信号が入力されるため、エミュレータ制御
用マイクロプロセッサのソフトウェアは所定のタスクの
実行があったことを直ちに知ることができるという効果
がある。
【0029】さらに、上記比較手段から出力される一致
信号によりクロックの計数動作をする計時用カウンタ
と、上記比較手段から出力される一致信号を計数する回
数測定用カウンタとを設け、上記条件設定レジスタには
例えば着目するタスクの実行を開始条件と実行終了条件
とを設定するようにしたので、上記計時用カウンタと回
数測定用カウンタによって所定のタスクの実行時間およ
び実行回数を測定することができるようになるという効
果がある。
【0030】また、タスクの実行終了後にエミュレーシ
ョン用プロセッサのOSが、エミュレーションバスとシ
ステムバスの両方に接続されたメモリ(エミュレーショ
ンメモリもしくは代行メモリ)に、実行したタスクの情
報を書き込むようにしたので、エミュレータ制御用マイ
クロプロセッサはエミュレーションを停止させることな
く実行したタスクの情報をCRTなどに表示させること
ができる。
【0031】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、条件設定レジスタに設定される条件とし
てエミュレーションメモリに対するタスクの番号、タス
クの終了を通知するコード等の書込みを例にとって説明
したが、検出する条件はそれに限定されず、まれにしか
実行されない特定のアドレスなどオペレータが望む任意
の条件とすることができる。
【0032】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるインサ
ーキット・エミュレータに適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものでなく、デバッ
ガ、テスター、シミュレータ等、エミュレーションもし
くはシミュレーション機能を有するデータ処理システム
に適用することができる。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0034】すなわち、エミュレーション対象となるシ
ステムにおいてタスクの実行があった場合に、エミュレ
ーション用マイクロプロセッサのOSからエミュレータ
制御用マイクロプロセッサのソフトウェアへ直ちにタス
クの実行を知らせ、エミュレータの処理スピードを向上
させることができるとともに、タスク単位での実行時間
測定やタスク実行回数測定が行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエミュレータの一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】条件一致検出部および実行時間/回数測定部の
一実施例を示すブロック図である。
【図3】実施例のエミュレータにおけるエミュレーショ
ン動作の手順の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エミュレーション用マイクロプロセッサ 2 エミュレータ制御用マイクロプロセッサ 3 エミュレーション制御部 4 メモリ 5 条件一致検出部 6 トレースメモリ 7 エミュレーションメモリ(代行メモリ) 8 システムメモリ 9 I/Oインタフェース部 10 実行時間/回数測定部 11 エミュレーションバス 12 ユーザインタフェース部 13 システムバス 14 ケーブル 15 プローブ 16 磁気ディスク記憶装置 17 CRT表示装置 20 ユーザシステム 21 コネクタ 51 条件設定用レジスタ 52 コンパレータ 53 計時用カウンタ 54 回数測定用カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩田 秀夫 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 内藤 芳郎 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 青砥 義一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミュレーション対象とされる機器のマ
    イクロプロセッサの機能を代行もしくはエミュレーショ
    ン対象となるプログラムを実行するエミュレーション用
    マイクロプロセッサおよびシステム全体の制御を司る制
    御用マイクロプロセッサと、該制御用マイクロプロセッ
    サがシステムバスを介して所定の条件を設定可能な条件
    設定レジスタと、エミュレーション対象となる機器と上
    記エミュレーション用マイクロプロセッサとを接続する
    エミュレーションバス上の信号と上記条件設定レジスタ
    に設定された内容とを比較する比較手段とを備え、上記
    条件設定レジスタにはエミュレーション用マイクロプロ
    セッサのオペレーティングシステムによる特定アドレス
    への特定のデータの書込みを条件として設定しておき、
    上記比較手段が一致を検出したときに上記制御用マイク
    ロプロセッサに対して割込み信号を入力して条件の成立
    を認知させるようにしたことを特徴とするエミュレー
    タ。
  2. 【請求項2】 上記比較手段から出力される一致信号に
    よりクロックの計数動作をする計時用カウンタが設けら
    れ、上記条件設定レジスタには着目するタスクの実行開
    始条件と実行終了条件とが設定され、上記比較手段によ
    り上記タスクの実行開始条件の成立が検出されたときに
    上記計時用カウンタが起動され、上記比較手段により上
    記タスクの実行終了条件の成立が検出されたときに上記
    計時用カウンタが停止されるように構成されてなること
    を特徴とする請求項1に記載のエミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記比較手段から出力される一致信号を
    計数する回数測定用カウンタとが設けられ、上記条件設
    定レジスタには着目するタスクの実行開始条件もしくは
    実行終了条件が設定され、上記比較手段により上記タス
    クの実行開始条件もしくは実行終了条件の成立が検出さ
    れたときに上記回数測定用カウンタが更新されるように
    構成されてなることを特徴とする請求項1または2に記
    載のエミュレータ。
  4. 【請求項4】 上記タスクの実行開始条件もしくは実行
    終了条件は、上記エミュレーション用マイクロプロセッ
    サのオペレーティングシステムによる特定アドレスへの
    タスク番号の書込みであることを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のエミュレータ。
  5. 【請求項5】 上記タスクの実行終了後に、上記エミュ
    レーション用マイクロプロセッサのオペレーティングシ
    ステムが、上記エミュレーション用マイクロプロセッサ
    と上記制御用マイクロプロセッサの両方がアクセス可能
    なメモリに、実行したタスクの情報を書き込むことを特
    徴とする請求項1、2、3または4に記載のエミュレー
    タ。
JP9263734A 1997-09-29 1997-09-29 エミュレータ Withdrawn JPH11102306A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493655B1 (en) 1999-06-25 2002-12-10 Nec Corporation Apparatus for measuring throughput and method of measuring throughput
JP2005250821A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Renesas Technology Corp エミュレータ及びマイクロプロセッサ
WO2010071106A1 (ja) 2008-12-15 2010-06-24 住友ゴム工業株式会社 天然ゴム、その製造方法、ゴム組成物およびこれを用いた空気入りタイヤ、改質天然ゴムおよびその製造方法、並びに、トレッドまたはカーカスコード被覆用ゴム組成物およびこれらを用いた空気入りタイヤ

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