JPH11101742A - 多結晶半導体膜の検査方法 - Google Patents
多結晶半導体膜の検査方法Info
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- JPH11101742A JPH11101742A JP26067297A JP26067297A JPH11101742A JP H11101742 A JPH11101742 A JP H11101742A JP 26067297 A JP26067297 A JP 26067297A JP 26067297 A JP26067297 A JP 26067297A JP H11101742 A JPH11101742 A JP H11101742A
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Abstract
膜の粒径を測定する。 【解決手段】 エネルギービームアニール法により、標
準試料を形成する。この標準試料について、分光エリプ
ソメータを用い、屈折率の波長依存性および減衰計数の
波長依存性を測定するとともに、電子顕微鏡を用いて、
粒径および表面凹凸を測定し、定量化する。次いで、同
じエネルギービームアニール法により、検査対象となる
評価資料を形成し、分光エリプソメータを用い、屈折率
の波長依存性および減衰計数の波長依存性を測定して、
標準試料の結果と比較する。光学的な測定結果の定量化
が可能になり、評価資料について、5秒程度の短時間の
測定で、非破壊、非接触、高精度で、多結晶シリコンの
平均粒径を測定し、移動度を算出して、良品と不良品を
短時間に高精度に選別できる。そこで、薄膜トランジス
タ、液晶表示装置の品質管理を短時間に高精度にでき、
製造効率を向上できる。
Description
粒径を測定する多結晶半導体膜の検査方法に関する。
下、p−Si)を用いたTFT(Thin Film
Transistor)(以下、p−SiTFT)は、
非晶シリコン(以下、a−Si)を用いたTFT(以
下、a−SiTFT)よりも移動度が10から100倍
程度高い利点を有している。そこで、液晶表示装置(L
CD)などについて、p−SiTFTを画素スイッチン
グ素子として用いるだけでなく、周辺駆動回路にも用い
て、画素TFTと駆動回路TFTとを同一基板上に同時
に形成した駆動回路一体型TFT−LCDの研究開発が
盛んに行われている。この際、図6に示すように、p−
SiTFTの結晶の粒経と移動度とは、粒経が大きい
程、移動度が高い、という相関があるため、粒経の大き
さを測定することが、大きな課題となっている。
コエッチングなどのエッチングにより結晶粒界を選択的
に除去した後、走査型電子顕微鏡(FE−SEM)など
を用いて粒経を測定し、あるいは、基板厚さ方向に沿っ
て切断した断面を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて
観察を行っていたが、これらの方法では、粒経の観察ま
で少なくとも2時間以上かかるという問題を有してい
る。また、原子力管顕微鏡(AFM)によっても粒経の
観察は可能であるが、1点の観察・粒径解析に30分程
度の時間がかかるという問題を有している。
が可能であり、測定時間が1点当たり5秒程度と短い分
光エリプソメータを用いた粒径解析が考えられるが、p
−Siの解析のための解析モデルの構築が難しく、すな
わち、粒径、移動度などの定量化が困難である問題を有
している。特に、エキシマレーザアニール(ELA)法
により作製したp−Siは、作成条件によっては、例え
ば50〔nm〕程度の膜厚オーダの凹凸が表面に出現す
るため、定量化が困難である問題を有している。
作成する場合、p−Siの平均粒径は0.25〜0.4
5〔μm〕付近が適当である。これは、0.25〔μ
m〕未満の粒径では、移動度がnチャンネル低濃度不純
物層薄膜トランジスタ(n−chLDD一TFT)で移
動度が60〔cm2 /Vs〕未満となり、12インチク
ラス以上のLCDの駆動が困難となり、反対に、粒径が
0.5〔μm〕以上の大結晶になると、TFTの移動度
が高く、電流値がとれすぎるため、TFTが経時的に劣
化するためである。そこで、駆動回路一体型TFT−L
CDのp−Siは、0.25〜0.45〔μm〕付近の
粒径に作製することが望ましいが、この範囲のp−Si
膜を高精度かつ短時間で測定することはできなかった。
例えば、従来からある技術で、図7に示すように、p−
Siをa−Siとc−Si(結晶シリコン)との混合物
として現した場合のp−Siの平均粒径とp−Siの組
成比率との関係を利用する方法や、図8に示すように、
p−Siを、a−Si、p−Siおよびc−Siの混合
物として現した場合のp−Siの平均粒径とp−Siの
組成比率との関係を利用する方法では、いずれも、膜厚
がプラスマイナス5%異なっているサンプルでは再現性
がなく、粒径の測定に利用できる精度を実現できない問
題を有している。これは、解析時に膜厚・膜質の両方を
同時にパラメータとして計算するためである。すなわ
ち、膜厚だけを決めると膜質が実試料のものと異なり、
さらに、今求めた膜厚を用いて膜質を計算すると、もう
一度膜厚を計算する必要が生じるといった問題を有して
いる。
方法では、分光エリプソメータを用いた粒径解析におい
ては、粒径、移動度などの定量化が困難で、粒径を短時
間に高精度で測定することは困難な問題を有している。
ので、多結晶半導体膜の粒径を短時間に高精度で測定で
きる多結晶半導体膜の検査方法を提供することを目的と
する。
の検査方法は、所定方法で標準資料である多結晶半導体
膜を形成し、この標準資料の屈折率の波長依存性および
減衰計数の波長依存性を光学的に測定し算出するととも
に、粒径を測定し、前記所定方法で検査対象となる評価
資料である多結晶半導体膜を形成し、この評価資料の屈
折率の波長依存性および減衰計数の波長依存性を光学的
に測定し算出し、標準資料の屈折率の波長依存性および
減衰計数の波長依存性と前記評価資料の屈折率の波長依
存性および減衰計数の波長依存性とを比較して、前記評
価資料の粒径を算出するものである。そして、この構成
では、標準資料を形成、測定し、次いで、検査対象とな
る評価資料を形成、測定することにより、光学的な測定
結果の定量化が可能になり、非破壊かつ非接触で、短時
間に高精度の粒径の測定が可能になる。
ビームアニール法を用いて形成し、分光エリプソメータ
を用いて屈折率の波長依存性および減衰計数の波長依存
性の測定することにより、短時間に高精度の粒径の測定
が可能になり、例えば、薄膜トランジスタ、液晶表示装
置などの品質管理が短時間に高精度で可能になる。
を用いることにより、高精度の粒径の測定が可能にな
る。
準資料を用い、あるいは、約0.3〔μm〕と約0.5
〔μm〕との標準資料を用いることにより、平均結晶粒
径が0.25〜0.45〔μm〕の多結晶シリコン薄膜
が精度良く選定され、製造効率が向上する。
検査方法の一実施の形態としての多結晶シリコン薄膜の
検査方法を図面を参照して説明する。
3のグラフを参照して説明する。
測定の対象となる検査試料は、ガラス基板上に、約50
〔nm〕のSiNx、約100〔nm〕のSiOx、約
55〔nm〕のp−Siを積層した構造のp−Siの検
査方法である。また、このp−Siは、ELA法により
形成された膜である。
径、表面凹凸が異なる2種類の標準試料を作製する。ま
た、これら標準試料は、検査試料と同じ構造であること
が望ましい。そして、本実施の形態では、ガラス基板上
に、約50〔nm〕のSiNx、約100〔nm〕のS
iOx、約55〔nm〕のa−Siを積層した構造の試
料に、XeClエキシマレーザを用いたELA法により
形成したp−Siを用いる。この際、例えば、照射エネ
ルギーはそれぞれ約340〔mJ/cm2 〕、370
〔mJ/cm2 〕として26回照射し、p−Siの平均
粒径をそれぞれ約0.51〔μm〕、約0.08〔μ
m〕、表面凹凸をそれぞれ約21〔nm〕、約12〔n
m〕とする。ここで、高い照射エネルギーで形成したp
−Siの方が粒径が小さくなるのは、P−Si/SiO
x界面に形成された結晶核が完全溶融してしまうためで
ある。また、これら平均粒径および表面凹凸は、走査型
電子顕微鏡などにより確認する。
プソメータを用いて偏光特性を測定する。そして、この
偏光特性の解析により、それぞれのp−Siのn(屈折
率)、k(減衰係数)の波長抜存性を算出する。その結
果、得られた各標準試料のn(屈折率)の波長依存性を
n1(λ)、n2(λ)、k(減衰係数)の波長依存性
をk1(λ)、k2(λ)という関数で表す。
ち、ガラス基板上に約50〔nm〕のSiNx、約10
0〔nm〕のSiOx、約55〔nm〕のp−Siを積
層した検査試料をELA法により製造し、分光エリプソ
メータを用いて偏光特性を測定する。
は、2.0〜5.0〔eV〕が望ましい。なぜなら、通
常、市販されている装置では、1・5〜5.0〔eV〕
の範囲が測定できる装置が多いが1.5〜2.0〔e
V〕の範囲は、図2のグラフおよび図3のグラフに示す
ように、P−Siの下地となるSiOx、SiNxの膜
厚のばらつきにより影響を受けることが判明したためで
ある。
の波長依存性、滅衰係数の波長依存性を、それぞれk
(λ)、n(λ)という関数で表すことにする。そし
て、このk(λ)、n(λ)を標準試料のn1(λ)、
n2(λ)、k1(λ)、k2(λ)で表し、 k(λ)=a*k1(λ)+b*k2(λ) n(λ)=a*n1(λ)+b*n2(λ) a+b=1 を同時に満たすa、bを決定する。
m〕のp−Siの光学特性関数の係数の値と粒径の関係
を示す。そして、この図1のグラフから、aの値が0.
4未満であれば、照射エネルギーが高すぎるために生じ
る、約0.08〔μm〕の微小結晶領域であることがわ
かる。そして、TFT用のp−Siとしては、このよう
な小粒径のp−Siは移動度が低いため不適である。こ
のようにして、良品と不良品を短時間に高精度に見分け
ることができる。
現する際に、第3の関数として、a−Siの屈折率の波
長依存性および減衰係数の波長依存性を示す関数とし
て、ka-Si(λ)、na-Si(λ)を用いて、 k(λ)=a*k1(λ)+b*k2(λ)+c*k
a-Si(λ) n(λ)=a*n1(λ)+b*n2(λ)+c*n
a-Si(λ) a+b+c=1 とする方法も、ELA法により2種類の照射エネルギー
で形成したp−Siの関数を使う点で効果は同等であ
る。
を参照して説明する。
測定の対象となる検査試料は、ガラス基板上に、約50
〔nm〕のSiNx、約100〔nm〕のSiOx、約
50〔nm〕のp−Siを積層した構造のp−Siの検
査方法である。また、このp−Siは、ELA法により
形成された膜である。
径、表面凹凸が異なる2種類の標準試料を作製する。ま
た、これら標準試料は、検査試料と同じ構造であること
が望ましい。そして、本実施の形態では、ガラス基板上
に、約50〔nm〕のSiNx、約100〔nm〕のS
iOx、約50〔nm〕のa−Siを積層した構造の試
料に、XeClエキシマレーザを用いたELA法により
形成したp−Siを用いる。この際、例えば、照射エネ
ルギーはそれぞれ約280〔mJ/cm2 〕、310
〔mJ/cm2 〕として26回照射し、p−Siの平均
粒径をそれぞれ約0.19〔μm〕、約0.34〔μ
m〕、表面凹凸をそれぞれ約29〔nm〕、約52〔n
m〕とする。また、これら平均粒径および表面凹凸は、
走査型電子顕微鏡などにより確認する。
プソメータを用いて偏光特性を測定する。そして、この
偏光特性の解析により、それぞれのp−Siのn(屈折
率)、k(減衰係数)の波長抜存性を算出する。その結
果、得られた各標準試料のn(屈折率)の波長依存性を
n3(λ)、n4(λ)、k(減衰係数)の波長依存性
をk3(λ)、k4(λ)という関数で表す。
ち、ガラス基板上に約50〔nm〕のSiNx、約10
0〔nm〕のSiOx、約50〔nm〕のp−Siを積
層した検査試料をELA法により製造し、分光エリプソ
メータを用いて偏光特性を測定する。
の波長依存性、滅衰係数の波長依存性を、それぞれk
(λ)、n(λ)という関数で表すことにする。そし
て、このk(λ)、n(λ)を標準試料のn3(λ)、
n4(λ)、k3(λ)、k4(λ)で表し、 k(λ)=d*k3(λ)+e*k4(λ) n(λ)=d*n3(λ)+e*n4(λ) d+e=1 を同時に満たすd、eを決定する。
m〕のp−Siの光学特性関数の係数の値と粒径の関係
を示す。そして、この図4のグラフから、eの値が0.
35未満であれば、平均粒径が0.10〜0.24〔μ
m〕であることが示される。そして、TFT用のp−S
iとしては、このような小粒径のp−Siは移動度が低
いため不適である。このようにして、良品と不良品を短
時間に高精度に見分けることができる。
現する際に、第3の関数として、a−Siの屈折率の波
長依存性および減衰係数の波長依存性を示す関数とし
て、ka-Si(λ)、na-Si(λ)を用いて、 k(λ)=d*k1(λ)+e*k2(λ)+f*k
a-Si(λ) n(λ)=d*n1(λ)+d*n2(λ)+f*n
a-Si(λ) d+e+f=1 とする方法も、ELA法により2種類の照射エネルギー
で形成し、少なくとも膜厚約0.3〔μm〕のp−Si
の関数を使う点で効果は同等である。
を参照して説明する。
測定の対象となる検査試料は、ガラス基板上に、約50
〔nm〕のSiNx、約100〔nm〕のSiOx、約
55〔nm〕のp−Siを積層した構造のp−Siの検
査方法である。また、このp−Siは、ELA法により
形成された膜である。
径、表面凹凸が異なる2種類の標準試料の標準試料およ
びおよびa−Siの試料を作製する。また、これら標準
試料は、検査試料と同じ構造であることが望ましい。そ
して、本実施の形態では、ガラス基板上に、約50〔n
m〕のSiNx、約100〔nm〕のSiOx、約50
〔nm〕のa−Siを積層した構造の試料に、XeCl
エキシマレーザを用いたELA法により形成したp−S
iを用いる。この際、例えば、照射エネルギーはそれぞ
れ約342〔mJ/cm2 〕、305〔mJ/cm2 〕
として26回照射し、p−Siの平均粒径をそれぞれ約
0.52〔μm〕、約0.31〔μm〕、表面凹凸をそ
れぞれ約22〔nm〕、約53〔nm〕とする。また、
これら平均粒径および表面凹凸は、走査型電子顕微鏡な
どにより確認する。さらに、この実施の形態では、ガラ
ス基板上に、約50〔nm〕のSiNx、約100〔n
m〕のSiOx、約55〔nm〕のa−Siを積層した
構造の試料を準備する。
プソメータを用いて偏光特性を測定する。そして、この
偏光特性の解析により、a−Siおよびそれぞれのp−
Siのn(屈折率)、k(減衰係数)の波長抜存性を算
出する。その結果、得られた各標準試料のn(屈折率)
の波長依存性をna-Si(λ)、n5(λ)、n6
(λ)、k(減衰係数)の波長依存性をka-Si(λ)、
k5(λ)、k6(λ)という関数で表す。
ち、ガラス基板上に約50〔nm〕のSiNx、約10
0〔nm〕のSiOx、約55〔nm〕のp−Siを積
層した検査試料をELA法により製造し、分光エリプソ
メータを用いて偏光特性を測定する。
の波長依存性、滅衰係数の波長依存性を、それぞれk
(λ)、n(λ)という関数で表すことにする。そし
て、このk(λ)、n(λ)を標準試料のn
a-Si(λ)、n5(λ)、n6(λ)、ka- Si(λ)、
k5(λ)、k6(λ)という関数で表し、 k(λ)=g*k3(λ)+h*k4(λ)+i*k
a-Si(λ) n(λ)=g*n3(λ)+h*n4(λ)+i*n
a-Si(λ) g+h+i=1 を同時に満たすg、h、iを決定する。
m〕のp−Siの光学特性関数の係数の値と粒径の関係
を示す。そして、この図5のグラフから、hの値が0.
3未満であれば、平均粒径が0.25〜0.45〔μ
m〕であることが示される。そして、このような粒径の
p−Siは移動度が適度に高く、TFT用のp−Siと
して非常に適している。このようにして、良品と不良品
を短時間に高精度に見分けることができる。
現する際に、第3の関数として、a−Siの屈折率の波
長依存性および減衰係数の波長依存性を示す関数とし
て、ka-Si(λ)、na-Si(λ)を導入したが、この関
数を用いなくとも充分な検査が可能である。また、第4
の関数、第5の関数を導入し、平均が0.25〜0.4
5〔μm〕の粒径を判別するという効果を得ることもで
きる。
ン薄膜の検査方法によれば、分光エリプソメータによる
屈折率の波長依存性および減衰計数の波長依存性の測定
を用い、評価資料とは平均粒径・表面凹凸が異なる標準
試料の作成、測定の後に、検査対象となる評価資料を作
成、測定することにより、光学的な測定結果の定量化が
可能になり、評価資料について、5秒程度の短時間の測
定で、非破壊、非接触、高精度で、p−Siの平均粒径
を測定し、移動度などを算出して、良品と不良品を短時
間に高精度に見分けることができる。そこで、例えば、
薄膜トランジスタ、液晶表示装置などの品質管理を短時
間に高精度にでき、製造効率を向上できる。
を用いることにより、高精度に粒径を測定できる。さら
に、平均粒径が約0.3〔μm〕の標準資料を用い、あ
るいは、約0.3〔μm〕と約0.5〔μm〕との標準
資料を用いることにより、p−SiTFT−LCDで用
いられている平均結晶粒径が0.25〜0.45〔μ
m〕のp−Siを精度良く選定でき、p−Siの製造工
程の品質管理に適用することにより、タイムタクトを改
善し、製造コストを低減できる。
について、多結晶シリコンあるいは非晶質シリコンの屈
折率の波長依存性および減衰計数の波長依存性を比較し
たが、結晶質シリコンの屈折率の波長依存性および減衰
計数の波長依存性をあわせて測定することもできる。
れば、標準資料を形成、測定し、次いで、検査対象とな
る評価資料を形成、測定することにより、光学的な測定
結果の定量化が可能になり、非破壊かつ非接触で、短時
間に高精度で粒径を測定できる。さらに、多結晶シリコ
ン薄膜をエネルギービームアニール法を用いて形成し、
分光エリプソメータを用いて屈折率の波長依存性および
減衰計数の波長依存性の測定することにより、短時間に
高精度の粒径の測定が可能になり、例えば、薄膜トラン
ジスタ、液晶表示装置などの品質管理を短時間に高精度
にでき、製造効率を向上できる。また、互いに粒径の異
なる複数の標準資料を用いることにより、高精度に粒径
を測定できる。さらに、平均粒径が約0.3〔μm〕の
標準資料を用い、あるいは、約0.3〔μm〕と約0.
5〔μm〕との標準資料を用いることにより、平均結晶
粒径が0.25〜0.45〔μm〕の多結晶シリコン薄
膜を精度良く選定でき、製造効率を向上できる。
施の形態を示す、p−Si(多結晶シリコン)を、0.
51,0.08〔μm〕p−Siで表現したときの0.
5〔μm〕p−Si成分比率とp−Si平均粒径との関
係のグラフである。
した構造の屈折率の波長依存性であるk値のSiNx膜
厚依存性を示すグラフである。
した構造の屈折率の波長依存性であるk値のSiOx膜
厚依存性を示すグラフである。
施の形態を示すp−Siを0.34,0.19〔μm〕
p−Siで表現したときの0.3〔μm〕p−Si成分
比率とp−Si平均粒径との関係のグラフである。
施の形態を示すp−Siを0.34,0.52〔μm〕
p−Siおよびa−Siで表現したときの0.3〔μ
m〕p−Si成分比率とp−Si平均粒径との関係のグ
ラフである。
との関係を示すグラフである。
て現した場合のp−Siの平均粒径とp−Siの組成比
率との関係を示すグラフである。
iの混合物として現した場合のp−Siの平均粒径とp
−Siの組成比率との関係をを示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定方法で標準資料である多結晶半導体
膜を形成する工程と、 この標準資料の屈折率の波長依存性および減衰計数の波
長依存性を光学的に測定し算出するとともに、粒径を測
定する工程と、 前記所定方法で検査対象となる評価資料である多結晶半
導体膜を形成する工程と、 この評価資料の屈折率の波長依存性および減衰計数の波
長依存性を光学的に測定し算出する工程と、 前記標準資料の屈折率の波長依存性および減衰計数の波
長依存性と前記評価資料の屈折率の波長依存性および減
衰計数の波長依存性とを比較して、前記評価資料の粒径
を算出する工程とを備えたことを特徴とする多結晶半導
体膜の検査方法。 - 【請求項2】 多結晶半導体膜は、多結晶シリコン薄膜
であり、 この多結晶シリコン薄膜の形成には、エネルギービーム
アニール法を用い、 屈折率の波長依存性および減衰計数の波長依存性の測定
には、分光エリプソメータを用いることを特徴とする請
求項1記載の多結晶半導体膜の検査方法。 - 【請求項3】 互いに粒径の異なる複数の標準資料を用
いることを特徴とする請求項1または2記載の多結晶半
導体膜の検査方法。 - 【請求項4】 平均粒径が約0.3〔μm〕の標準資料
を用いることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記
載の多結晶半導体膜の検査方法。 - 【請求項5】 平均粒径が約0.3〔μm〕の標準資料
および平均粒径が約0.5〔μm〕の標準資料を用いる
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の多結
晶半導体膜の検査方法。
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---|---|---|---|
JP26067297A JP3810903B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 多結晶半導体膜の検査方法 |
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JP26067297A JP3810903B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 多結晶半導体膜の検査方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11101742A true JPH11101742A (ja) | 1999-04-13 |
JP3810903B2 JP3810903B2 (ja) | 2006-08-16 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7522263B2 (en) | 2005-12-27 | 2009-04-21 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus and method |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26067297A patent/JP3810903B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7522263B2 (en) | 2005-12-27 | 2009-04-21 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus and method |
US8064038B2 (en) | 2005-12-27 | 2011-11-22 | Asml Netherlands B.V. | Inspection apparatus, lithographic system provided with the inspection apparatus and a method for inspecting a sample |
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