JPH1110082A - 報知機能を具えた機器 - Google Patents

報知機能を具えた機器

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JPH1110082A
JPH1110082A JP9168352A JP16835297A JPH1110082A JP H1110082 A JPH1110082 A JP H1110082A JP 9168352 A JP9168352 A JP 9168352A JP 16835297 A JP16835297 A JP 16835297A JP H1110082 A JPH1110082 A JP H1110082A
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JP
Japan
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casing
housing
diaphragm
case member
vibrating body
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Pending
Application number
JP9168352A
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English (en)
Inventor
Shunei Hamaguchi
俊英 浜口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH1110082A publication Critical patent/JPH1110082A/ja
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  • Telephone Function (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体11の内面に、音及び振動によって報知を
行なう報知装置20が取り付けられている機器において、
部品点数の減少と組立工数の減少を図る 【解決手段】 報知装置20は、ケーシング26の内部に、
第1振動体4と第2振動体3を配備して構成される。ケ
ーシング26は、筒状のケーシング本体22と、筐体11の開
口部に係合するケース部材18とを具えている。第1振動
体4は、外周部がケーシング26に支持された第1振動板
41と、該振動板41に取り付けられたコイル42とから構成
され、可聴帯の周波数で駆動されて音波を発生する。第
2振動体3は、外周部がケーシング26に支持された第2
振動板34と、該振動板34に固定された磁石体とから構成
され、可聴帯よりも低い周波数で駆動されて振動を発生
する。ケース部材18は、筐体11の内面に筐体11と一体に
成形され、第1振動板41は、外周部がケーシング本体22
とケース部材18の間に挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音と振動による報
知動作が可能な報知装置を内蔵した携帯電話機、ページ
ャー等の携帯用通信機器、或いは腕時計、玩具等の小型
機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機においては、着信を音
によって報知するための音発生装置(リンガー)が内蔵さ
れると共に、着信を振動によって報知するための振動発
生装置が内蔵されており、状況に応じて両者を使い分け
ることが可能となっている。しかしながら、携帯電話機
の様な小型機器には、音発生装置と振動発生装置の両者
を内蔵するためのスペースの余裕は殆どなく、これら両
装置の装備によって機器が大型化する問題があった。
【0003】そこで出願人は、図7に示す如き、音発生
装置と振動発生装置の機能を併せ持つコンパクトな報知
ユニット(2)を提案している(特願平8-161399号)。該報
知ユニットは、図に示す如く共通のケーシング(21)に、
主に音を発生すべき第1振動体(4)と、主に振動を発生
すべき第2振動体(3)とを内蔵したものである。ケーシ
ング(21)は、円筒状本体(22)の前面開口部に、放音口(2
5)を有するリング状の前ケース部材(24)を取り付けると
共に、本体(22)の背面開口部には、リング状の後ケース
部材(23)を取り付けて構成される。
【0004】第1振動体(4)は、ケーシング本体(22)と
前ケース部材(24)の間に周辺部が挟持された円形の第1
振動板(41)と、第1振動板(41)の背面に固定されたコイ
ル(42)とから構成される。該第1振動体(4)は、可聴帯
の共振周波数を有している。一方、第2振動体(3)は、
ケーシング本体(22)と後ケース部材(23)の間に外周部が
挟持されたリング状の第2振動板(34)と、第2振動板(3
4)の内周部に固定された外ヨーク(32)と、外ヨーク(32)
の前面に固定された永久磁石(31)と、永久磁石(31)の前
面に固定された内ヨーク(33)とから構成され、外ヨーク
(32)と内ヨーク(33)の対向面間に形成されたリング状の
磁気ギャップ部に、前記第1振動体(4)のコイル(42)が
変位可能に収容されている。該第2振動体(3)は、可聴
帯よりも低い共振周波数を有している。
【0005】従って、音による報知を行なう場合、可聴
帯周波数(例えば2kHz程度)の音用駆動信号をコイル
(42)に入力することによって、第1振動体(4)が共振し
て、可聴帯の音波が発せられる。これに対し、振動によ
る報知を行なう場合は、可聴帯よりも低い周波数(例え
ば100Hz程度)の振動用駆動信号をコイル(42)に入
力することによって、第2振動体(3)が共振して、人体
が感じることが可能な振動が発せられる。
【0006】ところで、上記の報知ユニットを携帯電話
機の筐体に取り付ける方法として、樹脂部材の撓みを利
用したスナップフィット方式、単なる嵌め込み方式、筐
体の別の部位を利用して報知ユニットの背面を押え込む
方式等が採用可能であり、これらの方法によれば、工数
が少なく、比較的簡単な作業で報知ユニットを筐体に組
み付けることが可能である。しかし、これらの方法で
は、報知ユニットと筐体との嵌合部に隙間があったり、
或いは押え込み力が弱い場合、報知ユニットに対する加
振力や音声振動によって、無用なビビリ音やビビリ信号
が発生する。
【0007】そこで、図8(a)〜(d)に示す取り付け方
法の採用が考えられる。図8(a)においては、筐体(11)
に一体成形したリブ(16)に対して報知ユニット(2)が係
合し、接着剤(8)によって報知ユニット(2)がリブ(16)
に固定されている。同図(b)においては、筐体(11)のリ
ブ(16)に報知ユニット(2)を係合せしめ、ビス(81)によ
って報知ユニット(2)をリブ(16)に固定している。又、
同図(c)においては、回路基板(7)上に報知ユニット
(2)を接着固定し、筐体(11)に一体成形したリブ(16)に
報知ユニット(2)を係合させた上で、回路基板(7)を、
筐体(11)に一体成形した支柱(17)上に設置し、ビス(81)
によって支柱(17)に固定している。
【0008】更に、図8(d)に示すようにリブ(16)と報
知ユニット(2)の間にゴム等の緩衝材(82)を介在させれ
ば、リブ(16)と報知ユニット(2)の係合部の精度が低い
場合にも、ビス(81)を用いた強固な固定と、緩衝材(82)
の緩衝作用によって、ビビリ音やビビリ振動を効果的に
防止することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(a)に示す方法では、報知ユニット(2)を筐体(11)に接
着固定する必要があり、工数の増大を招く問題がある。
更に、図8(b)〜(d)に示す方法では、ビス(81)や緩衝
材(82)が必要であるために部品点数が増大するばかりで
なく、ビス(81)のねじ込みや緩衝材(82)の取付けのため
に工数が増大する問題がある。本発明の目的は、報知機
能を具えた機器において、筐体に報知装置を固定するた
めに必要な部品点数の減少と工数の減少を図ることであ
る。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る報知機能を具
えた機器においては、筐体(11)の内面に、音及び/又は
振動によって報知を行なう報知装置(20)が取り付けられ
ている。ここで、報知装置(20)は、1或いは複数の部材
から構成される筒状のケーシング(26)と、ケーシング(2
6)の内部に設置され、外周部がケーシング(26)に支持さ
れた第1振動板(41)と、該第1振動板(41)の一面に取り
付けられたコイル(42)とから構成され、可聴帯の周波数
で駆動されて音波を発生する第1振動体(4)と、ケーシ
ング(26)の内部に設置され、外周部がケーシング(26)に
支持された第2振動板(34)と、該第2振動板(34)の中央
部に固定された磁石体とから構成され、該磁石体には、
第1振動体(4)のコイル(42)を収容する磁気ギャップが
形成され、可聴帯よりも低い周波数で駆動されて振動を
発生する第2振動体(3)とを具え、ケーシング(26)の構
成部材の内、少なくとも筐体(11)側に配置された部材
は、筐体(11)の内面に筐体(11)と一体に成形されてい
る。
【0011】具体的には、ケーシング(26)の本体(22)は
両端が開口し、筐体(11)に面した一方の開口部に前ケー
ス部材(18)が係合すると共に、他方の開口部に後ケース
部材(23)が係合し、第1振動体(4)の第1振動板(41)
は、外周部がケーシング本体(22)と前ケース部材(18)の
間に挟持され、第2振動体(3)の第2振動板(34)は、外
周部がケーシング本体(22)と後ケース部材(23)の間に挟
持され、前ケース部材(18)が筐体(11)と一体に成形され
ている。該具体的構成によれば、ケーシング(26)を構成
する前ケース部材(18)が筐体(11)と一体に成形されてい
るので、前ケース部材を筐体とは別体に形成して報知装
置をユニット化した従来例に比べて、部品点数が減少す
るばかりでなく、前ケース部材(18)と筐体(11)の間の寸
法精度も問題にならない。従って、報知装置全体とし
て、高い寸法精度に仕上げるべき係合箇所の数が減少
し、或いはビス止め等の強固な固定手段や緩衝材の装着
は不要となり、組立工程における工数が従来よりも減少
する。
【0012】又、他の具体的構成において、ケーシング
(26)は、筐体(11)の内面に一体に成形された単一の筒状
部材によって構成され、該筒状部材に対して、前記第1
振動板(41)及び第2振動板(34)が固定されている。該具
体的構成によれば、ケーシング(26)が筐体(11)に一体化
されているため、ケーシング(26)と筐体(11)の係合精度
は問題とならず、又、ビビリ音やビビリ振動の原因とな
り得る部材が存在しない。従って、従来よりも少ない部
品点数と工数で、筐体(11)に対する報知装置(20)の組み
付けが可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る報知機能を具えた機器によ
れば、筐体に報知装置を固定するために用いる部品点数
が減少すると共に、工数が減少する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話機に実施
した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発
明に係る携帯電話機は、図3に示す如く、アンテナ(1)
が突設された扁平な筐体(11)の表面に、スピーカを内蔵
した受話部(12)、テンキー等の操作釦(14)、マイクロホ
ンを内蔵した送話部(13)等を具えており、筐体(11)内部
の適所には、音、振動、或いは音及び振動の両方によっ
て着信を報知するための報知装置(20)が装備されてい
る。
【0015】報知装置(20)は、図1に示す如く共通のケ
ーシング(26)に、主に音を発生すべき第1振動体(4)
と、主に振動を発生すべき第2振動体(3)とを内蔵した
ものであり、該報知装置(20)が装備されるべき筐体(11)
には、報知装置(20)から発せられる音波を通過させるた
めの放音口(15)が開設されている。ケーシング(21)は、
筐体(11)の内面に一体に成形された筒状の前ケース部材
(18)と、該前ケース部材(18)の開口部に係合する両端開
口の筒状ケーシング本体(22)と、該ケーシング本体(22)
の背面側の開口部に係合するリング状の後ケース部材(2
3)とから構成される。
【0016】第1振動体(4)は、前ケース部材(18)とケ
ーシング本体(22)の間に周辺部が挟持された円形の第1
振動板(41)と、第1振動板(41)の背面に固定されたコイ
ル(42)とから構成される。該第1振動体(4)は、可聴帯
の共振周波数を有している。一方、第2振動体(3)は、
ケーシング本体(22)と後ケース部材(23)の間に外周部が
挟持されたリング状の第2振動板(34)と、第2振動板(3
4)の内周部に固定された外ヨーク(32)と、外ヨーク(32)
の前面に固定され軸方向に磁化された永久磁石(31)と、
永久磁石(31)の前面に固定された内ヨーク(33)とから構
成され、外ヨーク(32)と内ヨーク(33)の対向面間に形成
されたリング状の磁気ギャップ部に、前記第1振動体
(4)のコイル(42)が変位可能に収容されている。該第2
振動体(3)は、可聴帯よりも低い共振周波数を有してい
る。尚、第1及び第2振動板(41)(34)は、金属、ゴム、
樹脂などの周知の弾性資材によって形成することが出来
る。又、第2振動板(34)には、大きな変位量を得るべ
く、必要に応じて切込み等が形成される。
【0017】上記報知装置(20)の組立構成においては、
ケーシング(26)の本体(22)と後ケース部材(23)の間に第
2振動体(3)を挟持して一体化した後、筐体(11)の内面
に突設された前ケース部材(18)に対して、第1振動体
(4)を係合せしめ、更に上記の如く第2振動体(3)が組
み込まれたケーシング本体(22)及び後ケース部材(23)を
前ケース部材(18)に係合せしめて、前ケース部材(18)と
ケーシング本体(22)の間に第1振動体(4)の第1振動板
(41)を挟持する。尚、ケーシング本体(22)と後ケース部
材(23)は、それらの間に第2振動体(3)の第2振動板(3
4)を挟持した状態で、両者を互いに接着固定する。又、
前ケース部材(18)とケーシング本体(22)についても、そ
れらの間に第1振動体(4)の第1振動板(41)を挟持した
状態で、両者を互いに接着固定する。これらの接着固定
によって、報知装置(20)は筐体(11)に対して高い精度で
組み込まれ、報知装置(20)の音や振動の発生動作に伴っ
て、ビビリ音やビビリ振動が発生することはない。
【0018】図4は、上記報知装置(20)を具えた携帯電
話機の主要部の回路構成を表わしている。該携帯電話機
は、操作釦(14)の操作によって、音による着信の報知と
振動による着信の報知の何れか、或いは両方の同時動作
による報知の何れかの呼出し方法を選択することが可能
であって、該選択操作に応じて、呼出設定回路(55)が制
御回路(54)に対して呼出し方法の設定を行なう。報知装
置(20)には、スイッチ(59)を介して報知信号発生回路
(5)が接続され、スイッチ(59)の切換え動作は制御回路
(54)によって制御されている。
【0019】基地局から送られてくる電波は、アンテナ
(1)によって一定周期で常時受信されており、受信され
た信号は、無線回路(51)にて周波数変換及び復調が施さ
れた後、信号処理回路(52)へ供給されて、デジタル音声
信号及び制御信号が抽出される。信号処理回路(52)の動
作は制御回路(54)によって制御されている。信号処理回
路(52)から得られる制御信号は着信検出回路(53)へ供給
されて、自局に対する呼出しの有無が検出される。一
方、信号処理回路(52)から得られる音声信号は図示省略
する音声信号処理回路を経てスピーカから放音されるこ
とになる。
【0020】報知信号発生回路(5)は、音による報知を
行なうべく可聴帯周波数の音用駆動信号aを発生する音
用信号発生回路(57)と、振動による報知を行なうべく可
聴帯よりも低い周波数の振動用駆動信号bを発生する振
動用信号発生回路(58)と、両回路(57)(58)へ共通の同期
信号を供給すべき同期回路(56)とを具えている。
【0021】音用信号発生回路(57)が発生する音用駆動
信号aは図6(a)に示す様に、可聴帯である2kHzの
周波数を有するパルスを16kHzの周期で断続させて
形成され、該パルスの断続によって「プルルル…」とい
う聞こえやすい報知音を生成するものである。一方、振
動用信号発生回路(58)が発生する振動用駆動信号は、図
6(b)に示す様に人体が振動として感じやすい周波数1
00Hz程度のパルスから形成される。
【0022】上記同期回路(56)は、図5(c)に示す様
に、3秒程度の一定周期Tを有する同期信号を発生する
ものであって、該同期信号の立上りによって同図(a)の
如く音用駆動信号aがオンとなり、その後、一定時間の
経過によってオフとなる。又、該同期信号の立下りによ
って同図(b)の如く振動用駆動信号bがオンとなり、そ
の後、一定期間の経過によってオフとなる。ここで、音
用駆動信号のオン期間と振動用駆動信号のオン期間に重
複はない。
【0023】このようにオン/オフ制御された音用駆動
信号a及び振動用駆動信号bが図4のスイッチ(59)の2
つの入力端子へ入力される。スイッチ(59)は、制御回路
(54)からの切換え制御信号によって、図5(d)の如く周
期Tで2つの入力端子間で交互に切り替わり、音用駆動
信号aのオン期間には該駆動信号を選択し、振動用駆動
信号bのオン期間には該駆動信号を選択して、複合駆動
信号を作成し、報知装置(20)へ供給する。
【0024】制御回路(54)は、着信検出回路(53)によっ
て自局に対する呼出しが検出された場合、操作釦(14)に
よる呼出設定に応じてスイッチ(59)を切り換える。音の
みによって着信を報知する場合は、スイッチ(59)を音用
信号発生回路(57)側に切り換えて、音用駆動信号のみを
報知装置(20)へ供給する。これによって、報知装置(20)
のコイル(42)が交番電流が流れ、磁気ギャップ部を半径
方向に貫通する磁力線と、コイル(42)を流れる周方向の
電流との関係で、フレミングの左手の法則によって、コ
イル(42)には軸方向の駆動力が発生する。ここで、駆動
力は共振点の周波数で作用するから、第1振動体(4)が
共振して、音波を発生する。ここで第2振動体(3)は共
振点がずれているため、殆ど振動しない。
【0025】一方、振動のみによって着信を報知する場
合は、スイッチ(59)を振動用信号発生回路(58)側へ切り
換えて、振動用駆動信号のみを報知装置(20)へ供給す
る。これによって、同様にコイル(42)には軸方向の駆動
力が発生するが、第1振動体(3)の共振点は該駆動力の
周波数からずれているため、第1振動体(3)は殆ど振動
せず、該駆動力の周波数に共振点を有する第2振動体
(3)が、該駆動力の反力を受けて共振し、振動を発生す
る。
【0026】これに対し、音と振動の両方によって着信
を報知する場合には、スイッチ(59)を前述の如く一定周
期Tにて音用信号発生回路(57)と振動用信号発生回路(5
8)の間で交互に切り換え、これによって得られる複合駆
動信号を報知装置(20)へ供給する。これによって、複合
駆動信号に含まれる音用駆動信号のオン期間には、報知
装置(20)の第1振動体(4)が共振して、主に音を発生
し、複合駆動信号に含まれる振動用駆動信号のオン期間
には、報知装置(20)の第2振動体(3)が共振して、主に
振動を発生する。この結果、図5(e)に示す様に、音と
振動による報知が一定周期Tで交互に繰り返されること
になる。
【0027】従って、第1振動体(4)を駆動すべき音用
駆動信号のオン期間と、第2振動体(3)を駆動すべき振
動用駆動信号のオン期間が互いに重複することがなく、
これによって消費電力が平滑化されることになる。
【0028】図7に示す報知ユニット(2)ではケーシン
グ(21)の前ケース部材(24)が独立した部材として組み込
まれているため、ビビリ音やビビリ振動を防止するため
には、ケーシング(21)の本体(22)、後ケース部材(23)及
び前ケース部材(24)の相互の係合部を精度良く形成する
と共に、筐体(11)に突設したリブ(16)との係合関係にお
いても、高い精度を確保し、或いは強固な固定方法を採
用する必要があり、部品点数及び工数の増加を避けるこ
とが出来なかったが、図1に示す本発明の報知装置(20)
においては、前ケース部材(18)が筐体(11)の内面に一体
に成形されているため、前ケース部材(18)と筐体(11)の
係合精度は問題とならず、前ケース部材(18)とケーシン
グ本体(22)との係合部さえ精度良く形成すれば、接着に
よる固定方法によっても、又緩衝材を装着せずとも、ビ
ビリ音やビビリ振動が発生する虞れはない。
【0029】又、図2に示す報知装置(20)は、図1に示
す上述の実施例において更にケーシング(26)の本体(22)
及び後ケース部材(23)を省略し、前ケース部材のみによ
ってケーシング(26)を構成したものである。即ち、該報
知装置(20)においては、筐体(11)の内面に、筒状のケー
シング(26)が筐体(11)と一体に成形されている。該ケー
シング(26)の内周面には段部が形成され、該段部に第1
振動体(4)の振動板(41)が融着部(19)によって固定され
ると共に、ケーシング(26)の開口縁に第2振動体(3)の
振動板(34)が融着部(19)によって固定されている。尚、
両振動板(41)(34)は接着によって固定することも可能で
ある。図2に示す報知装置(20)によれば、ケーシング(2
6)が筐体(11)に一体化されているため、ケーシング(26)
と筐体(11)の係合精度は問題とならず、又、ビビリ音や
ビビリ振動の原因となり得る部材が存在しない。従っ
て、従来よりも少ない部品点数と工数で、筐体(11)に対
する報知装置(20)の組み付けが可能となる。
【0030】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、報知装置の音発生装置は、
着信を報知するリンガーとして用いる例に限らず、受話
のためのスピーカとして用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る報知装置の筐体に対する組立構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を表わす同上の断面図であ
る。
【図3】携帯電話機の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る報知装置を内蔵した携帯電話機の
回路構成を表わすブロック図である。
【図5】該携帯電話機の動作を説明するタイムチャート
である。
【図6】音用駆動信号と振動用駆動信号の波形図であ
る。
【図7】出願人の先願に係る報知ユニットの断面図であ
る。
【図8】報知ユニットの筐体に対する各種固定方法を表
わす断面図である。
【符号の説明】
(11) 筐体 (20) 報知装置 (18) 前ケース部材 (22) ケーシング本体 (23) 後ケース部材 (26) ケーシング (4) 第1振動体 (41) 第1振動板 (42) コイル (3) 第2振動体 (31) 永久磁石 (34) 第2振動板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(11)の内面に、音及び/又は振動に
    よって報知を行なう報知装置(20)が取り付けられている
    機器であって、報知装置(20)は、 1或いは複数の部材から構成される筒状のケーシング(2
    6)と、 ケーシング(26)の内部に設置され、外周部がケーシング
    (26)に支持された第1振動板(41)と、該第1振動板(41)
    の一面に取り付けられたコイル(42)とから構成され、可
    聴帯の周波数で駆動されて音波を発生する第1振動体
    (4)と、 ケーシング(26)の内部に設置され、外周部がケーシング
    (26)に支持された第2振動板(34)と、該第2振動板(34)
    の中央部に固定された磁石体とから構成され、該磁石体
    には、第1振動体(4)のコイル(42)を収容する磁気ギャ
    ップが形成され、可聴帯よりも低い周波数で駆動されて
    振動を発生する第2振動体(3)とを具え、 ケーシング(26)の構成部材の内、少なくとも筐体(11)側
    に配置された部材は、筐体(11)の内面に筐体(11)と一体
    に成形されていることを特徴とする報知機能を有する機
    器。
  2. 【請求項2】 ケーシング(26)は、少なくとも一方が開
    口して該開口部が筐体(11)に面して設置された筒状のケ
    ーシング本体(22)と、筐体(11)の該開口部に係合するケ
    ース部材(18)とから構成され、該ケース部材(18)が、筐
    体(11)の内面に筐体(11)と一体に成形され、前記第1振
    動板(41)及び第2振動板(34)の内、筐体(11)側に配置さ
    れた振動板は、外周部がケーシング本体(22)とケース部
    材(18)の間に挟持されている請求項1に記載の報知機能
    を有する機器。
  3. 【請求項3】 ケーシング(26)の本体(22)は両端が開口
    し、筐体(11)に面した一方の開口部に前ケース部材(18)
    が係合すると共に、他方の開口部に後ケース部材(23)が
    係合し、第1振動体(4)の第1振動板(41)は、外周部が
    ケーシング本体(22)と前ケース部材(18)の間に挟持さ
    れ、第2振動体(3)の第2振動板(34)は、外周部がケー
    シング本体(22)と後ケース部材(23)の間に挟持され、前
    ケース部材(18)が筐体(11)と一体に成形されている請求
    項1に記載の報知機能を有する機器。
  4. 【請求項4】 ケーシング(26)は、筐体(11)の内面に一
    体に成形された単一の筒状部材によって構成され、該筒
    状部材に対して、前記第1振動板(41)及び第2振動板(3
    4)が固定されている請求項1に記載の報知機能を有する
    機器。
  5. 【請求項5】 報知装置(20)のコイル(42)には、スイッ
    チ(59)を介して、可聴帯の周波数を有する第1駆動信号
    を発生する回路(57)と、第1駆動信号よりも低い周波数
    を有する第2駆動信号を発生する回路(58)とが切り換え
    可能に接続されている請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の報知機能を有する機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010037970A (ko) * 1999-10-21 2001-05-15 송재인 진동 및 음향 발생장치

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JPH0970571A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 振動発生装置

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