JPH11100200A - フォークリフトトラックの懸架装置 - Google Patents

フォークリフトトラックの懸架装置

Info

Publication number
JPH11100200A
JPH11100200A JP26565697A JP26565697A JPH11100200A JP H11100200 A JPH11100200 A JP H11100200A JP 26565697 A JP26565697 A JP 26565697A JP 26565697 A JP26565697 A JP 26565697A JP H11100200 A JPH11100200 A JP H11100200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
steering
wheel
lift
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26565697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yoshida
正志 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Forklift KK filed Critical Komatsu Forklift KK
Priority to JP26565697A priority Critical patent/JPH11100200A/ja
Publication of JPH11100200A publication Critical patent/JPH11100200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフトトラックの懸架装置において
走行安定性と乗り心地のどちらも犠牲にすることをなし
にする。 【解決手段】 車輪2を車体1のフレームに対して揺動
可能に懸架するフォークリフトトラックの懸架装置にお
いて、前記車輪2と車体1のフレームとの間に、車体1
のフレームに対する車輪2の揺動を制御するシリンダユ
ニット41を介在すると共に、車体1の操舵を検出する
ステアリングセンサ52と、リフト装置21における揚
高を検出する揚高センサ50とを備え、このステアリン
グセンサ52で操舵が行われたのを検出すると、あるい
は揚高センサ50で揚高が行われたのを検出すると、こ
れらを検出信号としてシリンダユニット41に伝え、シ
リンダユニット41において車体1のフレームに対する
車輪2の揺動を制御するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のフォークリ
フトトラックにおける懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラックの懸架装
置としては、例えば、リーチ式フォークリフトトラック
にあって、図1に示すように、車体1の後部左右中央に
駆動及び操舵を行う車輪2である走行輪3を備え、この
走行輪3の右側に補助的な車輪2であるキャスタ輪4、
左側に補助キャスタ輪5を備えてなるものにおいて、キ
ャスタ輪4の部分に懸架装置を備えるようにしていた。
これは、車体1のフレームに固着するベース板6を備
え、このベース板6の下部に上部ブラケット7を固着
し、この上部ブラケット7にピン8により軸着する下部
ブラケット9を設け、この下部ブラケット9に固着しか
つベース板6と略平行となる揺動板10を備え、この揺
動板10の下部に前記キャスタ輪4を保持する下向きコ
字型の保持ブラケット11を備える。一方、前記ベース
板6と揺動板10の間には軸体12と共にコイル式のス
プリング13を介在して、このスプリング13で路面等
から受ける衝撃を吸収するようになるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような懸架装置
にあっては、フォークリフトトラックにおける走行安定
性、または乗り心地は前述したスプリングのスプリング
力によって決定されるが、なかなか最適なスプリング力
を見つけるのが難しかった。これは、スプリングのスプ
リング力を弱くすると、路面等から受ける衝撃を吸収し
て乗り心地は良好になるが、リフトにおける高揚高時や
旋回時に車体の安定が低下し、走行安定性が悪くなるお
それがある。また逆に、スプリングのスプリング力を強
くすると、リフト装置におけるフォークの高揚高時や旋
回時に車体の安定が高くなるが、路面等から受ける衝撃
を吸収することができずに乗り心地が悪くなるおそれが
あった。このため、従来は最適なスプリング力を見つけ
るのが難しく、走行安定性か、あるいは乗り心地か、ど
ちらかを犠牲にした設定となるおそれがあった。本発明
は、これらの問題を解消することを、その課題としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、車輪を車
体のフレームに対して揺動可能に懸架するフォークリフ
トトラックの懸架装置において、前記車輪と車体のフレ
ームとの間に、車体のフレームに対する車輪の揺動を制
御するシリンダユニットを介在すると共に、車体の操舵
を検出するステアリングセンサと、リフト装置における
揚高を検出する揚高センサとを備え、このステアリング
センサで操舵が行われたのを検出すると、あるいは揚高
センサで揚高が行われたのを検出すると、これらを検出
信号としてシリンダユニットに伝え、シリンダユニット
において車体のフレームに対する車輪の揺動を制御する
ようにする。
【0005】第二の発明は、第一の発明において、前記
ステアリングセンサから、あるいは前記揚高センサから
検出信号がシリンダユニットに伝えられると、シリンダ
ユニットにおいては、車体のフレームに対する車輪の揺
動を抑えるように制御するようにする。
【0006】
【作用】第一の発明では、シリンダユニットにおいて車
体のフレームに対する車輪の揺動を制御することで、車
体の安定を高めて走行安定性を重視した状態と、路面等
から受ける衝撃を吸収して乗り心地を重視した状態とに
それぞれ切り替えることができる。
【0007】第二の発明では、ステアリングセンサから
あるいは前記揚高センサから検出信号がシリンダユニッ
トに伝えられると、シリンダユニットにおいて、車体の
フレームに対する車輪の揺動を抑えるように制御するこ
とで、走行安定性が必要となるフォークの高揚高時や旋
回時は車体の安定を高めて走行安定性を重視した状態に
すると共に、良好な乗り心地が必要となる通常時は路面
等から受ける衝撃を吸収して乗り心地を重視した状態に
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるフォークリフトトラ
ックの懸架装置の第一の実施の形態について述べる。フ
ォークリフトトラックとしては、リーチ式フォークリフ
トトラックであって、図2に示すように、車体1の前部
にフォーク20及びリフト装置21を備え、このリフト
装置21は、車体1の前部に前後に向かう左右一対のリ
ーチレッグ22を備え、このリーチレッグ22に沿って
前後に摺動する左右一対のマスト23を立設し、このマ
スト23に沿って上下に昇降するリフトブラケット24
を設けた構成となり、このリフト装置21におけるリフ
トブラケット24にフィンガバー25を介してフォーク
20を装着している。
【0009】このようになるリーチ式フォークリフトト
ラックにあって、後部の車輪2の構成としては、図3に
示すように、車体1の後部において、車体の左右略中央
に駆動及び操舵を行う車輪2である走行輪31を備え、
この走行輪31の左右に補助的な車輪2であるキャスタ
輪32をそれぞれ備えたセンタドライブ方式としてい
る。
【0010】そして、このセンタドライブ方式における
懸架装置は、左右のキャスタ輪32それぞれにおいて、
車体1のフレームに固着するベース板33を備え、この
ベース板33の下部に上部ブラケット34を固着し、こ
の上部ブラケット34にピン35により軸着する下部ブ
ラケット36を設け、この下部ブラケット36に固着し
かつベース板33と略平行となる揺動板37を備え、こ
の揺動板37の下部に前記キャスタ輪32を保持する下
向きコ字型の保持ブラケット38を備える。そして、前
記ベース板33と揺動板37の間には軸体39とコイル
式のスプリング40を介在すると共に、シリンダユニッ
ト41を介在し、このシリンダユニット41は、シリン
ダ42とシャットオフバルブ43とからなり、シリンダ
42は、その本体44が前記ベース板33にボルトで固
着すると共に、シリンダ42のロッド45先端が前記揺
動板37に固着するようになり、また、本体44と揺動
板37との間にコイル式のスプリング46を介在してい
る。一方、シャットオフバルブ43は、例えばアンロー
ド弁を用いて前記シリンダ42の作動を行うものであ
る。
【0011】そして、車体1の前部に備えたリフト装置
に21おいては、マスト23に沿って昇降するリフトブ
ラケット24の揚高すなわちフォーク20の揚高を検出
する揚高センサ50を備え、これはフォーク20の揚高
が予め設定した高さ位置以上になると、これを検出する
スイッチである。
【0012】また、車体1の運転席に設けたステアリン
グ51においては、車体1の操舵を検出するステアリン
グセンサ52を備え、これはステアリング51の操舵が
予め設定した操舵角以上になると、これを検出するスイ
ッチである。
【0013】そして、このステアリングセンサ52と揚
高センサ50が前記シリンダユニット41のシャットオ
フバルブ43に電気的に接続するようになり、シャット
オフバルブ43は、ステアリングセンサ52から所定以
上操舵が行われたという検出信号を受けると共に、揚高
センサ50から所定以上揚高が行われたのという検出信
号を受けるようになる。そして、このシャットオフバル
ブ43においては、ステアリングセンサ52からの検出
信号、あるいは揚高センサ50からの検出信号、どちら
か一方の検出信号を受けると、閉じ状態となり、前記シ
リンダ42における上下伸縮をしなく、あるいはしにく
くする。これにより、シリンダユニット41において
は、車体1のフレームに対する左右のキャスタ輪32で
ある車輪2の揺動を抑えるように制御するようになる。
なお、このシャットオフバルブ43においては、通常、
開き状態となり、シリンダユニット41における車体1
のフレームに対する左右のキャスタ輪32である車輪2
の揺動を抑える働きをしないようになっている。
【0014】このようになるフォークリフトトラックの
懸架装置おいて、前記ベース板33と揺動板37の間に
介在したスプリング40は路面等から受ける衝撃を吸収
するようにスプリング力を弱めにすることで、乗り心地
を重視した設定としており、これにより、通常時は、前
記シリンダユニット41が作動することなく、前記スプ
リング40によって車体1のフレームに対する車輪2の
揺動を行うようになると共に、リフト装置21における
所定以上揚高が行われた、すなわちフォーク20の高揚
高時、あるいは所定以上操舵が行われた、すなわちフォ
ークリフトトラックの旋回時は、前記シリンダユニット
41が作動することで、ベース板33と揺動板37とを
固定状態とし、車体1のフレームに対する車輪2の揺動
を抑えるようにして車体1の安定を高めるようにする。
【0015】これにより、走行安定性が必要なフォーク
20の高揚高時や旋回時は車体1の安定を高めて走行安
定性を重視した状態にすることができ、また、良好な乗
り心地を必要とする通常時は路面等から受ける衝撃を吸
収して乗り心地を重視した状態にすることができる。
【0016】しかも、走行安定性を重視した状態にする
のは、フォーク20の高揚高時や旋回時のみであるの
で、車速に関係することはなく、例えば、荷物を載置せ
ずに走行姿勢であるフォーク20を低揚高にして高速で
走行した場合は、乗り心地を重視した状態で走行するこ
とができ、オペレータの疲労感をなくすといったよう
に、必要なときのみ走行安定性を重視した状態にするこ
とができる。
【0017】次に、本発明によるフォークリフトトラッ
クの懸架装置の第二の実施の形態について述べる。フォ
ークリフトトラックとしては、前述したものと同様のリ
ーチ式フォークリフトトラックであるが、後部の車輪2
の構成が異なる。すなわち、図4に示すように、車体1
の後部において、車体1の左側に駆動及び操舵を行う車
輪2である走行輪61を備えると共に、車体1の右側に
補助的な車輪2であるキャスタ輪62を備えてなる四輪
方式となる。
【0018】そして、この四輪方式における懸架装置
は、車体1の左側の走行輪61において、車体1のフレ
ームに固着する上部ブラケット63を備え、この上部ブ
ラケット63にピン64により軸着する第一揺動板65
を備え、この第一揺動板65にピン91により軸着する
第二揺動板92を備え、この第二揺動板92の下部に前
記走行輪61を保持する保持ブラケット66を備える。
そして、車体1のフレームと第二揺動板92の間には軸
体67とコイル式のスプリング68を介在すると共に、
シリンダユニット41を介在し、このシリンダユニット
41は、前述と同様、シリンダ42とシャットオフバル
ブ43とからなり、シリンダ42の本体44が車体1の
フレームに軸着すると共に、シリンダ42のロッド45
先端が前記第二揺動板92に固着するようになり、ま
た、本体44と揺動板65との間にコイル式のスプリン
グ69を介在している。
【0019】また、車体1の右側のキャスタ輪62にお
いて、車体1のフレームにピン70により軸着して上下
スイングする第一ベース板93を備え、第一ベース板9
3に第二ベース板71を固着すると共に、この第二ベー
ス板71の下部に車体1のフレームにピン72により軸
着して上下スイングしかつ第二ベース板71と略平行と
なる揺動板73を備え、この揺動板73の下部に前記キ
ャスタ輪62を保持する保持ブラケット74を備える。
そして、前記第二ベース板71と揺動板73の間にはコ
イル式のスプリング76を介在すると共に、シリンダユ
ニット41を介在し、このシリンダユニット41も、前
述と同様、シリンダ42とシャットオフバルブ43とか
らなり、シリンダ42の本体44が前記第二ベース板7
1に固着すると共に、シリンダ42のロッド45先端が
前記揺動板73に固着するようになり、また、本体44
と揺動板73との間にコイル式のスプリング77を介在
している。なお、車体1の左側の走行輪61側と右側の
キャスタ輪62側とにおいては、第一揺動板65及び第
二揺動板92と第一ベース板93とがリンク板94によ
り連結している。
【0020】そして、前述と同様、ステアリングセンサ
52と揚高センサ50とをそれぞれ備え、このステアリ
ングセンサ52と揚高センサ50とが走行輪61側にお
けるシリンダユニット41のシャットオフバルブ43と
キャスタ輪62側におけるシリンダユニット41のシャ
ットオフバルブ43それぞれに接続し、各シャットオフ
バルブ43において、ステアリングセンサ52からの検
出信号、あるいは揚高センサ50からの検出信号、どち
らか一方の検出信号を受けると、閉じ状態となり、前記
各シリンダ42における上下伸縮をしなく、あるいはし
にくくする。これにより、各シリンダユニット41にお
いては、車体1のフレームに対する走行輪61とキャス
タ輪62である車輪2の揺動を抑えるように制御するよ
うになる。
【0021】このようになるフォークリフトトラックの
懸架装置おいて、走行輪61側における車体1のフレー
ムと第二揺動板92との間に介在したスプリング68
と、キャスタ輪62側における前記第二ベース板71と
揺動板73との間に介在したスプリング76それぞれ
は、前述と同様、路面等から受ける衝撃を吸収するよう
にスプリング力を弱めにすることで、乗り心地を重視し
た設定としており、これにより、通常時は、前記各スプ
リング68,76によって車体1のフレームに対する車
輪2の揺動を行うようになると共に、リフト装置21に
おけるフォーク20の高揚高時、あるいはフォークリフ
トトラックの旋回時は、前記シリンダユニット41の作
動により車体1のフレームに対する車輪2の揺動を抑え
るようにして車体の安定を高めるようにする。
【0022】これにより、前述と同様、走行安定性が必
要なフォーク20の高揚高時や旋回時は車体1の安定を
高めて走行安定性を重視した状態にすることができ、ま
た、良好な乗り心地を必要とする通常時は路面等から受
ける衝撃を吸収して乗り心地を重視した状態にすること
ができる。
【0023】次に、本発明によるフォークリフトトラッ
クの懸架装置の第三の実施の形態について述べる。フォ
ークリフトトラックとしては、前述したリーチ式フォー
クリフトトラックと異なり、図5に示すように、カウン
ターバランス式フォークリフトトラックであって、車体
1の前部にフォーク20及びリフト装置21を備えると
共に、後部にカウンターウエイ26を備えており、この
リフト装置21は、車体1の前部に左右一対のマスト2
3を立設し、このマスト23に沿って上下に昇降するリ
フトブラケット24を設けた構成となり、このリフト装
置21におけるリフトブラケット24にフィンガバー2
5を介してフォーク20を装着している。
【0024】このようになるカウンターバランス式フォ
ークリフトトラックにあって、後部の車輪2の構成とし
ては、図6に示すように、車体1の後部において、車体
の左右に操舵を行う車輪2である操舵輪81を備え、こ
の操舵輪81における懸架装置は、車体1のフレームに
おける後車軸中心にセンターピン82を介して左右が上
下スイングするステアリングアクスル83を固着し、こ
のステアリングアクスル83の左右両端に前記操舵輪8
1を備える。そして、車体1のフレームとステアリング
アクスル83の間には当該ステアリングアクスル83の
上部における左右それぞれにシリンダユニット41を介
在し、このシリンダユニット41は、前述と同様、シリ
ンダ42とシャットオフバルブ43とからなり、シリン
ダ42の本体44が車体1のフレームにピン84により
軸着すると共に、シリンダ42のロッド45先端が前記
ステアリングアクスル83に固着する取り付けブラケッ
ト85に固着するようになり、また、本体44と取り付
けブラケット85との間にコイル式のスプリング86を
介在している。
【0025】そして、前述と同様、ステアリングセンサ
52と揚高センサ50とをそれぞれ備え、このステアリ
ングセンサ52と揚高センサ50とが左右のシリンダユ
ニット41のシャットオフバルブ43それぞれに接続
し、各シャットオフバルブ43において、ステアリング
センサ52からの検出信号、あるいは揚高センサ50か
らの検出信号、どちらか一方の検出信号を受けると、閉
じ状態となり、前記各シリンダ42における上下伸縮を
しなく、あるいはしにくくする。これにより、各シリン
ダユニット41においては、車体1のフレームに対する
操舵輪81である車輪2の揺動、すなわちステアリング
アクスル83におけるセンターピン82を中心にして左
右が上下スイングするのを抑えるように制御するように
なる。
【0026】このようになるフォークリフトトラックの
懸架装置おいて、通常時は、センターピン82を中心に
してステアリングアクスル83の左右が上下スイングす
るように車体1のフレームに対する車輪2の揺動を行う
ようになると共に、リフト装置におけるフォーク20の
高揚高時、あるいはフォークリフトトラックの旋回時
は、前記シリンダユニット41の作動により車体1のフ
レームに対する車輪2の揺動を抑えるようにして車体1
の安定を高めるようにする。
【0027】これにより、前述と同様、走行安定性が必
要なフォーク20の高揚高時や旋回時は車体1の安定を
高めて走行安定性を重視した状態にすることができ、ま
た、良好な乗り心地を必要とする通常時は路面等から受
ける衝撃を吸収して乗り心地を重視した状態にすること
ができる。
【0028】なお、本発明であるフォークリフトトラッ
クの懸架装置としては、前述したものに限定されるもの
ではなく、フォークリフトトラックのいろいろなタイプ
のものに適用することができる。
【0029】
【発明の効果】シリンダユニットにおいて車体のフレー
ムに対する車輪の揺動を制御することで、車体の安定を
高めて走行安定性を重視した状態と、路面等から受ける
衝撃を吸収して乗り心地を重視した状態とにそれぞれ切
り替えることができ、走行安定性と乗り心地のどちらも
犠牲にすることをなしにしたフォークリフトトラックの
懸架装置を提供することができる。
【0030】しかも、ステアリングセンサからあるいは
前記揚高センサから検出信号がシリンダユニットに伝え
られると、シリンダユニットにおいては、車体のフレー
ムに対する車輪の揺動を抑えるように制御することで、
走行安定性が必要となるフォークの高揚高時や旋回時は
車体の安定を高めて走行安定性を重視した状態にするこ
とができると共に、良好な乗り心地が必要となる通常時
は路面等から受ける衝撃を吸収して乗り心地を重視した
状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォークリフトトラックの懸架装置の説
明図。
【図2】リーチ式フォークリフトトラックの概略斜視
図。
【図3】本発明によるフォークリフトトラックの懸架装
置の説明図。
【図4】本発明による他のフォークリフトトラックの懸
架装置の説明図。
【図5】カウンターバランス式フォークリフトトラック
の概略側面図。
【図6】本発明による他のフォークリフトトラックの懸
架装置の説明図。
【符号の説明】
1…車体、2…車輪、3…走行輪、4…キャスタ輪、5
…補助キャスタ輪、6…ベース板、7…上部ブラケッ
ト、8…ピン、9…下部ブラケット、10…揺動板、1
1…保持ブラケット、20…フォーク、21…リフト装
置、22…リーチレッグ、23…マスト、24…リフト
ブラケット、25…フィンガバー、26…カウンターウ
エイ、31…走行輪、32…キャスタ輪、33…ベース
板、34…上部ブラケット、35…ピン、36…下部ブ
ラケット、37…揺動板、38…保持ブラケット、39
…軸体、40…スプリング、41…シリンダユニット、
42…シリンダ、43…シャットオフバルブ、44…本
体、45…ロッド、46…スプリング、50…揚高セン
サ、51…ステアリング、52…ステアリングセンサ、
61…走行輪、62…キャスタ輪、63…上部ブラケッ
ト、64…ピン、65…第一揺動板、66…保持ブラケ
ット、67…軸体、68…スプリング、69…スプリン
グ、70…ピン、71…第二ベース板、72…ピン、7
3…揺動板、74…保持ブラケット、76…スプリン
グ、77…スプリング、81…操舵輪、82…センター
ピン、83…ステアリングアクスル、84…ピン、85
…取り付けブラケット、86…スプリング、91…ピ
ン、92…第二揺動板、93…第一ベース板、94…リ
ンク板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪2を車体1のフレームに対して揺動
    可能に懸架するフォークリフトトラックの懸架装置にお
    いて、 前記車輪2と車体1のフレームとの間に、車体1のフレ
    ームに対する車輪2の揺動を制御するシリンダユニット
    41を介在すると共に、車体1の操舵を検出するステア
    リングセンサ52と、リフト装置21における揚高を検
    出する揚高センサ50とを備え、このステアリングセン
    サ52で操舵が行われたのを検出すると、あるいは揚高
    センサ50で揚高が行われたのを検出すると、これらを
    検出信号としてシリンダユニット41に伝え、シリンダ
    ユニット41において車体1のフレームに対する車輪2
    の揺動を制御することを特徴とするフォークリフトトラ
    ックの懸架装置。
  2. 【請求項2】 前記ステアリングセンサ52から、ある
    いは前記揚高センサ50から検出信号がシリンダユニッ
    ト41に伝えられると、シリンダユニット41において
    は、車体1のフレームに対する車輪2の揺動を抑えるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載のフォーク
    リフトトラックの懸架装置。
JP26565697A 1997-09-30 1997-09-30 フォークリフトトラックの懸架装置 Pending JPH11100200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26565697A JPH11100200A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 フォークリフトトラックの懸架装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26565697A JPH11100200A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 フォークリフトトラックの懸架装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11100200A true JPH11100200A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17420172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26565697A Pending JPH11100200A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 フォークリフトトラックの懸架装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11100200A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102689863A (zh) * 2011-03-18 2012-09-26 雷蒙德股份有限公司 工业用升降车的动态稳定性控制系统和方法
US8763990B2 (en) 2012-03-20 2014-07-01 The Raymond Corporation Turn stability systems and methods for lift trucks
US9302893B2 (en) 2013-02-07 2016-04-05 The Raymond Corporation Vibration control systems and methods for industrial lift trucks
US9403667B2 (en) 2011-03-18 2016-08-02 The Raymond Corporation Dynamic vibration control systems and methods for industrial lift trucks

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102689863A (zh) * 2011-03-18 2012-09-26 雷蒙德股份有限公司 工业用升降车的动态稳定性控制系统和方法
EP2500237A3 (en) * 2011-03-18 2013-12-25 The Raymond Corporation Dynamic Stability Control Systems and Methods for Industrial Lift Trucks
US8731785B2 (en) 2011-03-18 2014-05-20 The Raymond Corporation Dynamic stability control systems and methods for industrial lift trucks
AU2012200811B2 (en) * 2011-03-18 2014-08-07 The Raymond Corporation Dynamic stability control systems and methods for industrial lift trucks
US9403667B2 (en) 2011-03-18 2016-08-02 The Raymond Corporation Dynamic vibration control systems and methods for industrial lift trucks
EP3260349A1 (en) * 2011-03-18 2017-12-27 The Raymond Corporation Dynamic stability control method for lift trucks
US8763990B2 (en) 2012-03-20 2014-07-01 The Raymond Corporation Turn stability systems and methods for lift trucks
US9302893B2 (en) 2013-02-07 2016-04-05 The Raymond Corporation Vibration control systems and methods for industrial lift trucks

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07251622A (ja) 車高調整機能付リーフスプリング式サスペンション
JPH06191251A (ja) リーチ式フォークリフトのサスペンション装置
JPH11100200A (ja) フォークリフトトラックの懸架装置
KR20040012088A (ko) 자동차의 코너링 제어 시스템
JPH03114978A (ja) 後輪操舵車両の後輪懸架装置
JPS5851609Y2 (ja) 車輌における車体傾斜装置
JP3109280B2 (ja) 後輪操舵車両における揺動制御構造
US10421516B2 (en) Vehicle
JPH04123981A (ja) 車両の後輪操舵装置
JPH06278429A (ja) マルチリンク式懸架装置
KR20200084235A (ko) 트럭의 보조바퀴 승강장치
JP3590322B2 (ja) 小型電動車の車輪取付け部構造
JPH0442231Y2 (ja)
JP2920087B2 (ja) 車両の操向駆動輪懸架装置
JPH0741296A (ja) 荷役車両
KR100328980B1 (ko) 자동차용 컨트롤 링크
JP2001341512A (ja) リーチ型フォークリフトのリヤ懸架装置
JPH06191250A (ja) リーチ式フォークリフトのサスペンション装置
JP2505808Y2 (ja) 作業車両の座席装置
KR100192353B1 (ko) 자동차의 전륜현가장치
JPH0361108A (ja) 車両のサスペンション制御装置
JPH06107221A (ja) 車両の操舵装置
JPH02114010A (ja) 独立懸架装置
JPS63207708A (ja) 自動車用スタビライザ装置
JPH01212677A (ja) 自動2輪車のシートクッション装置