JPH11100003A - テープ状梱包体形成装置 - Google Patents

テープ状梱包体形成装置

Info

Publication number
JPH11100003A
JPH11100003A JP26065197A JP26065197A JPH11100003A JP H11100003 A JPH11100003 A JP H11100003A JP 26065197 A JP26065197 A JP 26065197A JP 26065197 A JP26065197 A JP 26065197A JP H11100003 A JPH11100003 A JP H11100003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
embossed
cover
cover tape
shaped package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26065197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3539155B2 (ja
Inventor
Junji Nakamura
潤二 中村
Yoshio Mori
好男 森
Kazuhiro Yuki
和博 結城
Yoshiharu Nishiyama
吉晴 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP26065197A priority Critical patent/JP3539155B2/ja
Publication of JPH11100003A publication Critical patent/JPH11100003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539155B2 publication Critical patent/JP3539155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、テープ状梱包体の終端部に設け
るリーダーテープ部を形成できるとともに、次のテープ
状梱包体の先端部において、テープ状梱包体を構成する
エンボステープとカバーテープとの間に剥がれが生じる
ことが無い、テープ状梱包体形成装置を提供する。 【解決手段】先行のテープ状梱包体4の終端部に、リー
ダーテープ部3rを作製するために設けられ、テープ状
梱包体4を構成するエンボステープ2とカバーテープ3
とを引き離す引き離し手段13と、引き離し手段13の
上流側の近傍箇所に、引き離し手段13によって、エン
ボステープ2とカバーテープ3とを引き離した際に、次
のテープ状梱包体4の先端部に、エンボステープ2とカ
バーテープ3との剥がれが生じないように、次のテープ
状梱包体4を構成するエンボステープ2にカバーテープ
3を貼着する第2のヒータ21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状梱包体形
成装置に関し、特に、簡単な構成で、テープ状梱包体の
終端部に設けるリーダーテープ部を形成できるととも
に、次のテープ状梱包体の先端部において、テープ状梱
包体を構成するエンボステープとカバーテープとの間に
剥がれが生じることが無い、テープ状梱包体形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、チップ抵抗器やチップコンデンサ
等の電子部品等の包装には、図10に示すような、複数
の収納凹所2a、・・・、2a内に電子部品等の被収容
物P、・・・、Pを収納したエンボステープ2の上面に
カバーテープ3を貼着したテープ状梱包体4が用いられ
ており、テープ状梱包体4を巻取りリールに巻取って巻
尺状態でストックするようなことが、一般的に、行われ
ている。
【0003】ところで、巻取りリールに巻取り保管する
際には、テープ状梱包体4の終端部に、テープ状梱包体
4の収納凹所2a、・・・、2a内に収容された収容物
P、・・・、Pを保護することや、テープ状梱包体4の
カバーテープ3をエンボステープ2から引き剥しやすく
するためや、巻取りリールからテープ状梱包体4を引出
すのが便利なように、所定の長さのリーダーテープ部を
設けている。
【0004】図11は、そのようなリーダーテープ部を
容易に形成できるようにした、従来のテープ状梱包体形
成装置の一例を概略的に示す全体構成図である。このテ
ープ状梱包体形成装置101は、リール(図示せず)に
巻周りされたカバーテープ3を取り付けるカバーテープ
取付け部105と、リール(図示せず)に巻周りされた
エンボステープ2を取り付けるエンボステープ取り付け
部(図示せず)と、エンボステープ取付部(図示せず)
に取り付けられたエンボステープ2を搬送するエンボス
テープ搬送ローラ106と、エンボステープ搬送ローラ
106を回転駆動させることにより搬送されるエンボス
テープ2に設けられた複数の収納凹所2a、・・・、2
a内に被収容物P、・・・、Pを挿入する被収容物挿入
手段107と、被収容物挿入手段107の下流側に設け
られ、エンボステープ2の上面に、カバーテープ取り付
け部105に取り付けられたカバーテープ3を押し当て
るカバーテープ押当て手段108と、カバーテープ押当
て手段108によりエンボステープ2に押し当てられた
カバーテープ3を加熱するヒータ109と、エンボステ
ープ搬送ローラ106の上方に設けられ、ヒータ109
により加熱されたカバーテープ3をエンボステープ2に
圧接し、貼着してテープ状梱包体4を形成するカバーテ
ープ押えローラ110と、テープ状梱包体4を巻取る巻
取りリール11を取り付けるリール巻取りヘッド112
と、カバーテープ押えローラ110とリール巻取りヘッ
ド112との間に設けられ、カバーテープ3を用いて、
テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際
に、テープ状梱包体4を構成するエンボステープ2に貼
着されたカバーテープ3を引き剥すカバーテープ引き剥
し手段113と、カバーテープ引き剥し手段113を設
けた部位において、エンボステープ2を切断するエンボ
ステープ切断用カッター114と、カバーテープ引き剥
し手段113とエンボステープ搬送ローラ106との間
に設けられ、テープ状梱包体4を構成するエンボステー
プ2側に、エンボステープ搬送ローラ6側の基端部11
7aを中心にして、テープ状梱包体4から離れる方向に
開き回動するように構成した開閉体117と、テープ状
梱包体4を巻取りリール11の方向に適宜長さだけ送っ
た後、テープ状梱包体4をカバーテープ引き剥し手段1
13とエンボステープ搬送ローラ106との間で切断す
る切断用カッター115、116とを備える。
【0005】尚、カバーテープ引き剥し手段113は、
カバーテープ側吸着体113aとエンボステープ側吸着
体113bとにより構成されており、また、図11中、
118で示す部材装置は、エンボステープ2から引き剥
されたカバーテープ3をガイドするガイド体を示してい
る。このテープ状梱包体形成装置101を用いて、テー
プ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際に
は、図12に示すように、テープ状梱包体4を構成する
カバーテープ3とエンボステープ2とをカバーテープ引
き剥し手段113によって、部分的に引き剥し、エンボ
ステープ2をエンボステープ切断用カッター114によ
って切断し、次いで、テープ状梱包体4を所定の長さだ
け送り、その後、テープ状梱包体4を切断用カッター1
15、116を用いて切断し、エンボステープ2を所定
の長さに渡って取り除き(図12に示すエンボステープ
2bを参照)、リーダーテープ3rを作製するようにし
ている。
【0006】また、図13は、リーダーテープ部を容易
に形成できるようにした、従来のテープ状梱包体形成装
置の他例を概略的に示す全体構成図である。この装置2
01は、エンボステープ搬送ローラ106a、エンボス
テープ切断用カッター114、エンボステープ搬送ロー
ラ106b、被収容物挿入手段107、カバーテープ3
を取り付けるカバーテープ取付け部105、カバーテー
プ3を加熱するヒータ109、エンボステープ搬送ロー
ラ106c、カバーテープ押えローラ110、及び、カ
バーテープ切断用カッター115等を備える。
【0007】このテープ状梱包体形成装置201を用い
て、テープ状梱包体4のリーダーテープ部(図14に示
すリーダーテープ部3r)を作製する際には、図14に
示すように、エンボステープ切断用カッター114を用
いて、エンボステープ2を切断し、エンボステープ搬送
ローラ106a、106bを停止して、且つ、巻取りリ
ール11のみを回転させて、カバーテープ3のみを巻取
りリール11に送り、所定の長さのリーダーテープ部3
rを作製するようにしている。
【0008】尚、従来のテープ状梱包体形成装置10
1、201では、リーダーテープ部3rの長さは、タイ
マ等の時間的な因子に基づいて調整されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テープ状梱包体形成装置101、201では、先行のテ
ープ状梱包体4の終端部に所定の長さのリーダーテープ
部3rを形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体
(図3(b)に示す次のテープ状梱包体4nを参照)を
作製する場合、次のテープ状梱包体4nの先端部で、カ
バーテープ3とエンボステープ2との剥がれが生じると
いう問題がある。
【0010】一般に、テープ状梱包体4、4n、・・の
各々の先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2と
の剥がれが生じた場合には、カバーテープ3とエンボス
テープ2との剥がれが生じた部分を接着剤やシール材で
接着するということが考えられるが、接着剤やシール材
で接着するといった対処方法では、包装規格や製品規格
が不合格になってしまう場合がある。
【0011】また、テープ状梱包体形成装置101を用
いた場合には、図12に示すように、リーダーテープ部
3rを作製すると、リーダーテープ部3rの長さに対応
する長さのエンボステープ2bを除く必要があるため、
エンボステープ2bが無駄になるという問題がある。一
方、テープ状梱包体形成装置201を用いた場合には、
リーダーテープ部3rを作製しても、テープ状梱包体形
成装置101を用いた場合に問題となるエンボステープ
2bの無駄はなくなるものの、複数のエンボステープ搬
送ローラ16a、106b、106cが必要となり、し
かも、複数のエンボステープ搬送ローラ106a、10
6b、106cを同期して駆動させる手段が必要であ
り、更には、カバーテープ取付け部105に取り付けら
れたカバーテープ3を引き出すための駆動ローラ119
を別途設けなければならず、装置が複雑化するという問
題がある。また、この装置201には、図14に示すよ
うに、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテー
プ部を作製すると、エンボステープ2とカバーテープ3
とが、互いに、離れてしまうため、次のテープ状梱包体
4nを作製する場合に、エンボステープ2とカバーテー
プ3との位置合わせをする必要があるという問題もあ
る。
【0012】更には、リーダーテープ部3rの長さにつ
いて、テープ状梱包体4の収納凹所2a、・・・、2a
の間隔や寸法や幅等に応じて、より簡単な装置を用い
て、リーダーテープ部3rを、長くしたり、短くしたり
できるようにしたテープ状梱包体形成装置を開発して欲
しいという要望もある。また、リーダーテープ部3rの
長さをより正確に目標値に近づけたいという要望もあ
る。
【0013】また、リーダーテープ部3rを短時間に作
製したいという要望もある。また、一般に、テープ状梱
包体4を巻取る巻取りリール11としては、紙製のもの
が使用されており、巻取りリール11を傷つけないよう
にして、リール巻取りヘッド12に取り付けるため、図
15に示すように、巻取りリール11を巻取りヘッド1
2に接触させて、リール11の側面表面と巻取りヘッド
12の表面との摩擦力により取り付けているが、このよ
うな方法では、巻取りヘッド12の回転速度を速くする
と、巻取りヘッド12とリール11との間に滑りが生
じ、テープ状梱包体4を巻取りリール11にうまく巻き
付けることができないとう問題がある。また、巻取りヘ
ッド12とリール11との間の滑りを防ぐため、巻取り
ヘッド12にリール11を強く押し当てるようにすれ
ば、リール11に傷がつくという問題もある。
【0014】更に、従来のテープ状梱包体形成装置10
1、201には、テープ状梱包体4を作製中に、カバー
テープ3がなくなってしまうという事故が発生すること
があり、カバーテープ3がなくなってしまう前に、新ら
しいカバーテープが巻き付けられたリールをカバーテー
プ取付け部5に交換することのできるテープ状梱包体形
成装置の開発が望まれている。
【0015】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、装置を複雑化させることな
く、先行のテープ状梱包体の終端部に所定の長さのリー
ダーテープ部を形成した後、引き続いて、次のテープ状
梱包体を作製する場合、次のテープ状梱包体の先端部
で、カバーテープとエンボステープとの剥がれが生じ無
いテープ状梱包体形成装置、そのようなテープ状梱包体
形成装置であって、リーダーテープ部を作製しても、エ
ンボステープに無駄が生じず、且つ、リーダーテープ部
を、長くしたり、短くしたりできるようにしたテープ状
梱包体形成装置、リーダーテープ部の長さをより一層目
標値に近づけることができるようにしたテープ状梱包体
形成装置、リーダーテープ部を短時間に作製できるテー
プ状梱包体形成装置、及び、巻取りヘッドと巻取りリー
ルとの間の滑りが生じ難く、且つ、巻取りリールに傷が
つき難いテープ状梱包体形成装置を提供することを目的
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のテープ
状梱包体形成装置は、複数の収納凹所内に電子部品等の
被収容物を収納したエンボステープの上面にカバーテー
プを貼着したテープ状梱包体を形成するテープ状梱包体
形成装置であって、カバーテープを取り付けるカバーテ
ープ取付部と、エンボステープを取り付けるエンボステ
ープ取付部と、エンボステープ取付部に取り付けられた
エンボステープを搬送するエンボステープ搬送ローラ
と、エンボステープ搬送ローラを回転駆動させることに
より搬送されるエンボステープに設けられた複数の収納
凹所内に被収容物を挿入する被収容物挿入手段と、被収
容物挿入手段の下流側に設けられ、エンボステープの上
面に、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテ
ープから供給されるカバーテープを押し当てるカバーテ
ープ押当て手段と、カバーテープ押当て手段によりエン
ボステープに押し当てられたカバーテープを加熱する第
1のヒータと、エンボステープ搬送ローラの上方に設け
られ、第1のヒータにより加熱されたカバーテープをエ
ンボステープに圧接し、貼着してテープ状梱包体を形成
するカバーテープ押えローラと、テープ状梱包体を巻取
る巻取りリールを取り付けるリール巻取りヘッドと、カ
バーテープ押えローラとリール巻取りヘッドとの間に設
けられ、カバーテープを用いて、テープ状梱包体のリー
ダーテープ部を作製する際に、テープ状梱包体を構成す
るエンボステープとカバーテープを引き離すカバーテー
プ引き離し手段と、カバーテープ引き離し手段を設けた
部位において、エンボステープを切断するエンボステー
プ切断用カッターと、カバーテープ引き離し手段とリー
ル巻取りヘッドとの間に設けられ、カバーテープを切断
するカバーテープ切断用カッターと、カバーテープ引き
離し手段の上流側の近傍箇所に設けられ、カバーテープ
引き離し手段によって、エンボステープからカバーテー
プを引き離した際に、次のテープ状梱包体の先端部に、
エンボステープとカバーテープとの剥がれが生じないよ
うに、次のテープ状梱包体を構成するエンボステープに
カバーテープを貼着する第2のヒータとを備える。
【0017】尚、このテープ状梱包体形成装置を用い
て、テープ状梱包体の終端部に、リーダーテープ部を形
成する際には、第1のヒータによりエンボステープとカ
バーテープとを貼着せずに、カバーテープ引き離し手段
方向に送り出すようにすることが好ましい。ここで、本
明細書で用いる用語「エンボステープからカバーテープ
を引き離す。」は、貼着されていないエンボステープと
カバーテープとを互いに引き離すことを意味し、又、
「カバーテープ引き離し手段」は、貼着されていないエ
ンボステープとカバーテープとを互いに引き離す手段を
意味する。また、「エンボステープからカバーテープを
引き剥す。」は、貼着されているエンボステープとカバ
ーテープとを互いに引き剥すことを意味し、又、「カバ
ーテープ引き剥し手段」は、貼着されているエンボステ
ープとカバーテープとを互いに引き離す手段を意味す
る。
【0018】また、本明細書では、説明を容易とするた
め、テープ状梱包体形成装置のカバーテープ取付部及び
エンボステープ取付部を設ける側を上流側と規定し、巻
取りリールを取り付けるリール巻取りヘッドを設ける側
を下流側と規定する。このテープ状梱包体形成装置で
は、第2のヒータを、カバーテープ引き離し手段の上流
側の近傍箇所に設けたので、先行のテープ状梱包体の終
端部にリーダーテープ部を形成した後、引き続いて、次
のテープ状梱包体を作製する場合、たとえ、次のテープ
状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープと
の剥がれが生じても、第2のヒータにより、次のテープ
状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープと
の剥がれを貼着することができる。また、次のテープ状
梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの
剥がれの貼着を第2のヒータにより、熱により行ってい
るので、接着剤やシール材で接着するといった対処方法
のように、包装規格や製品規格が不合格になるという事
態が生じない。
【0019】また、テープ状梱包体の終端部に、リーダ
ーテープ部を形成する際には、第1のヒータによりエン
ボステープとカバーテープとを貼着しないようにしたの
で、エンボステープとカバーテープとを引き離す工程が
極めて容易となる。且つ、エンボステープを搬送するエ
ンボステープ搬送ローラは、1個でよい構成にしたの
で、装置が複雑化しない。
【0020】請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置
は、請求項1に記載のテープ状梱包体形成装置の、リー
ル巻取りヘッドの回転軸に、円周上に等間隔に複数の孔
を設けた円盤体を設け、リール巻取りヘッドが回転する
際に回転する前記円盤体の円周上に設けられた複数の孔
の数をカウントするカウント手段を設け、カウント手段
がカウントする円盤体の円周上に設けられた複数の孔の
数として、予め、設定値を設け、カウント手段がカウン
トする、リール巻取りヘッドが回転する際に回転する円
盤体の円周上に設けられた複数の孔の数が設定値になっ
た時に、リール巻取りヘッドの回転を停止して、テープ
状梱包体のリーダーテープ部の長さを決定するようにす
るとともに、設定値を変えることで、テープ状梱包体の
リーダーテープ部の長さを変更できるようにした。
【0021】このテープ状梱包体形成装置では、タイマ
等の時間的な因子で、リーダーテープ部の長さを決定し
ないで、円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数に基
づいて、リーダーテープ部の長さを設定しているので、
常に、目標とする長さのリーダーテープ部を作製でき
る。また、カウント手段がカウントする円盤体の円周上
に設けられた複数の孔の数として、予め、設定値を設
け、且つ、その設定値を変えることができるようにした
ので、設定値を変えることで、テープ状梱包体のリーダ
ーテープ部の長さを任意に変えることができる。
【0022】請求項3に記載のテープ状梱包体形成装置
は、請求項1又は請求項2に記載のテープ状梱包体形成
装置の、リール巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに
取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高く
且つ弾性を有する材料を設けた。ここで、「粘着性が高
く且つ弾性を有する材料」は、へばりつくような性質を
有し、且つ、弾性変形する材料であって、具体的には、
例えば、天然ゴム、合成ゴム等のゴム又はゴム状物質
を、その好ましい例として挙げることができる。
【0023】このテープ状梱包体形成装置では、リール
巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる
巻取りリールとの接触部に粘着性が高い材料を設けたの
で、リール巻取りヘッドの回転速度を速くしても、リー
ル巻取りヘッドと、リール巻取りヘッドに取り付けられ
た巻取りリールとの間に滑りが生じ難い。これにより、
リーダーテープ部を作製する際のリール巻取りヘッドの
回転速度を、通常の、テープ状梱包体をリールに巻取る
際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ部を
短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッドへの巻
取りリールの押し付け力を高めても、押し付け力が、弾
性を有する材料にも吸収されるので、巻取りリールに傷
が付き難い。
【0024】請求項4に記載のテープ状梱包体形成装置
は、請求項1〜3のいずれかに記載のテープ状梱包体形
成装置の、カバーテープ取付け部に、カバーテープ取付
け部に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカ
バーテープ残量検知手段を、更に、設けた。このテープ
状梱包体形成装置では、カバーテープ取付け部に、カバ
ーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量
を検知するカバーテープ残量検知手段を更に設けている
ので、カバーテープ残量検知手段が、カバーテープ取付
け部に取り付けられるカバーテープの残量が少なくなっ
た時に、警報を出すようにすることで、カバーテープが
なくなってしまう前に、新たなカバーテープリールをカ
バーテープ取付け部に交換することができる。
【0025】請求項5に記載のテープ状梱包体形成装置
は、請求項1〜4のいずれかに記載のテープ状梱包体形
成装置の、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬
送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包
体のリーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ
押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を
広げるようにした。
【0026】このテープ状梱包体形成装置では、カバー
テープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間
距離を変更可能に設け、テープ状梱包体のリーダーテー
プ部を作製する際には、カバーテープ押えローラとエン
ボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げるようにし、
リーダーテープ部を作製する際に、カバーテープがカバ
ーテープ押えローラへ接触しないようにすることで、カ
バーテープ押えローラを回転させないようにした分だ
け、リール巻取りヘッドを駆動する駆動手段への負荷を
少なくできる。また、負荷を少なくした分だけ、リール
巻取りヘッドを速く回転させることができるので、リー
ダーテープ部を短時間に作製することができる。
【0027】また、リール巻取りヘッドの回転で、カバ
ーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き
出すことができる構成としたので、カバーテープ取付け
部に取り付けられたカバーテープを引き出すための駆動
ローラを別途設ける必要がない。これにより、装置が複
雑化しない。請求項6に記載のテープ状梱包体形成装置
は、請求項1〜5のいずれかに記載のテープ状梱包体形
成装置の、リール巻取りヘッドの回転速度を切り換え可
能とし、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する
際に、リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状梱
包体の巻取り速度より速くするようにした。
【0028】このテープ状梱包体形成装置では、テープ
状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、リール巻
取りヘッドの回転速度をテープ状梱包体の巻取り速度よ
り速くするようにしたので、リーダーテープ部を短時間
で作製することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ状梱包
体形成装置について、図面を参照しながら、更に詳しく
説明する。図1は、本発明に係るテープ状梱包体形成装
置の一例を概略的に示す全体構成図である。
【0030】このテープ状梱包体形成装置1は、リール
(図示せず)に巻周りされたカバーテープ3を取り付け
るカバーテープ取付け部5と、リール(図示せず)に巻
周りされたエンボステープ2を取り付けるエンボステー
プ取り付け部(図示せず)と、エンボステープ取付部
(図示せず)に取り付けられたエンボステープ2を搬送
するエンボステープ搬送ローラ6と、エンボステープ搬
送ローラ6を回転駆動させることにより搬送されるエン
ボステープ2に設けられた複数の収納凹所2a、・・
・、2a内に、チップ抵抗器やチップコンデンサ等の電
子部品等の被収容物(図10に示すを挿入する被収容物
P、・・・、Pを参照)を挿入する被収容物挿入手段7
と、被収容物挿入手段7の下流側に設けられ、エンボス
テープ2の上面に、カバーテープ取り付け部5に取り付
けられたカバーテープ3から供給されるカバーテープ3
を押し当てるカバーテープ押当て手段8と、カバーテー
プ押当て手段8によりエンボステープ2に押し当てられ
たカバーテープ3を加熱する第1のヒータ9と、エンボ
ステープ搬送ローラ6の上方に設けられ、第1のヒータ
9により加熱されたカバーテープ3をエンボステープ2
に圧接し、貼着して、テープ状梱包体4を形成するカバ
ーテープ押えローラ10と、テープ状梱包体4を巻取る
巻取りリール11を取り付けるリール巻取りヘッド12
と、カバーテープ押えローラ10とリール巻取りヘッド
12との間に設けられ、カバーテープ3を用いて、テー
プ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際に、
テープ状梱包体4を構成するエンボステープ2とカバー
テープ3とを引き離すカバーテープ引き離し手段13
と、カバーテープ引き離し手段13を設けた部位におい
て、エンボステープ2を切断するエンボステープ切断用
カッター14と、カバーテープ引き離し手段13とリー
ル巻取りヘッド12との間に設けられ、カバーテープ3
を切断するカバーテープ切断用カッター15と、カバー
テープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所(エンボス
テープ切断用カッター14の上流側の近傍箇所)に設け
られ、カバーテープ引き離し手段13によって、エンボ
ステープ2とカバーテープ3とを引き離した際に、次の
テープ状梱包体の先端部に、エンボステープ2とカバー
テープ3との剥がれが生じないように、次のテープ状梱
包体(図3(d)及び図9に示す次のテープ状梱包体4
nを参照)を構成するエンボステープ2にカバーテープ
3を貼着する第2のヒータ21とを備える。
【0031】このテープ状梱包体形成装置1は、テープ
状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを作製する
ため、カバーテープ引き離し手段13によって、エンボ
ステープ2とカバーテープ3とを引き離した際に、次の
テープ状梱包体の先端部に、エンボステープ2とカバー
テープ3との剥がれが生じないように、次のテープ状梱
包体(図3(d)及び図9に示す次のテープ状梱包体4
nを参照)を構成するエンボステープ2にカバーテープ
3を貼着する第2のヒータ21を、カバーテープ引き離
し手段13の上流側の近傍箇所(エンボステープ切断用
カッター14の上流側の近傍箇所)に、新たに、設けた
点に特徴がある。
【0032】また、エンボステープ搬送ローラ6を一台
で十分な構成とし、被収容物挿入手段7の下流側に設け
られ、エンボステープ2の上面に、カバーテープ取り付
け部5に取り付けられたカバーテープ3から供給される
カバーテープ3を押し当てるカバーテープ押当て手段8
を設けた点にも特徴がある。更に、テープ状梱包体4の
終端部にリーダーテープ部3rを作製する際には、第1
のヒータ9により、エンボステープ2とカバーテープ3
とを熱着せずに、カバーテープ引き離し手段13側へ送
り出すようにした点にも特徴がある。
【0033】尚、このテープ状梱包体形成装置1では、
カバーテープ押えローラ10を上下方向に移動自在に設
け、カバーテープ引き離し手段13として、カバーテー
プ3を真空吸引するカバーテープ側吸着体を用い、ま
た、第1のヒータ9及び第2のヒータ21を各々上下方
向に移動自在に設けている。そして、この装置1では、
カバーテープ押当て手段8を設けているので、第1のヒ
ータ9を上方に引き上げた状態にすると、第1のヒータ
9を、カバーテープ3に非接触の状態にし、第1のヒー
タ9を下方に引き下げると、カバーテープ3に接触した
状態にすることができるようにされており、又、第2の
ヒータ21を上方に引き上げた状態にすると、第2のヒ
ータ21を、カバーテープ3に非接触の状態にし、第2
のヒータ21を下方に引き下げると、カバーテープ3に
接触した状態にすることができるようにされている。
【0034】また、この装置1では、第1のヒータ9
は、カバーテープ3に接触する底面の幅が、カバーテー
プ3の幅と同じかやや大きめに形成され、その長さが、
第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステープ2の収
納凹所2aが設けられていない部分がきたときに、第1
のヒータ9を下方に下げ、カバーテープ3に接触させる
と、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていな
い部分を中心にして、対向配置される、隣合う2個の収
納凹所2a、2aの領域を覆う長さと同じかやや大きめ
に設けられている。これにより、所定の温度に加熱維持
された第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステープ
2の収納凹所2aが設けられていない部分がきたとき
に、第1のヒータ9を下方に下げ、カバーテープ3に接
触させ、第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステー
プ2の収納凹所2aがきたときには、第1のヒータ9を
上方に引き上げ、第1のヒータ9がカバーテープ3に非
接触の状態にするという上下動を繰り返すことで、順
次、収納凹所2aをカバーテープ3により密封するよう
にしてある。
【0035】また、この装置1では、カバーテープ引き
離し手段13の上流側の近傍箇所に設けられた第2のヒ
ータ21は、カバーテープ3に接触する底面の幅が、カ
バーテープ3の幅と同じかやや大きめに形成され、その
長さが、第2のヒータ21の中心部下方に、エンボステ
ープ2の収納凹所2aが設けられていない部分がきたと
きに、第2のヒータ21を下方に下げ、カバーテープ3
に接触させると、エンボステープ2の収納凹所2aが設
けられていない部分を中心にして、対向配置される、隣
合う2個の収納凹所2a、2aの領域を覆う長さと同じ
かやや大きめに設けられている。これにより、エンボス
テープ切断用カッター14によりエンボステープ2を収
納凹所2aと収納凹所2aとの間で切断した後、所定の
温度に加熱維持された第2のヒータ21を下方に下げ、
カバーテープ3に接触させると、エンボステープ切断用
カッター14により切断され上流側に位置する、次のテ
ープ状梱包体4nを構成する、エンボステープ2の先端
とカバーテープ3との先端部を熱着(貼着)することが
できるようになっている。
【0036】次に、このテープ状梱包体形成装置1を用
いて、テープ状梱包体4を作製する方法について説明す
る。テープ状梱包体4を作製する際には、リール巻取り
ヘッド12に巻取りリール11を取り付け、カバーテー
プ取付け部5にリールに巻周りされたカバーテープ3を
取り付け、エンボスカバー取付け部(図示せず)に、リ
ールに巻周りされたエンボステープ2を取り付け、エン
ボステープ2をエンボステープ搬送ローラ6上に取り付
け、カバーテープ3をカバーテープ押当て手段8の下方
を通過させ、エンボステープ2上にカバーテープ2がく
るようにする。また、被収容物挿入手段7より、エンボ
ステープ2に設けられた収納凹所2a、・・・、2aの
各々内に、電子部品等の被収容物P、・・・、Pを収容
する(図10を参照)。
【0037】次いで、使用しない第2のヒータ21を上
方に引き上げ、カバーテープ2と非接触の状態にし、ま
た、カバーテープ引き離し手段13の吸引動作を停止し
た状態にし、カバーテープ押えローラ10を下方に引き
下げ、エンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押え
ローラ10とにより、エンボステープ搬送ローラ6上を
搬送されてくるエンボステープ2とカバーテープ3とを
互いに圧接できるようにし、エンボステープ搬送ローラ
6を間欠的に回転駆動させるとともに、第1のヒータ9
を加熱状態とし、第1のヒータ9の中心下方にエンボス
テープ2の収納凹所以外の部分がきた際に、第1のヒー
タ9を下方に下げ、エンボステープ2の収納凹所以外の
部分とカバーテープ2とを貼着動作を行い、エンボステ
ープ2の収納凹所が設けられた部分がきた際に、第1の
ヒータ9が上方に上げるという動作を繰り返し、第1の
ヒータ9により、順次、カバーテープ3を加熱し、加熱
したカバーテープ3を、エンボステープ搬送ローラ6と
カバーテープ押えローラ10とにより、圧接し、貼着
し、テープ状梱包体4とし、リール巻取りヘッド12を
所定の速度で回転させて、テープ状梱包体4をリール巻
取りヘッド12に取り付けた巻取りリール11に巻取っ
ていく。
【0038】次に、このテープ状梱包体形成装置1を用
いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製
する方法について説明する。図2及び図3は、テープ状
梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する工程を概略
的に示す工程図である。このテープ状梱包体形成装置1
を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを
作製する際には、図2(a)に示すように、第1のヒー
タ9を上に引き上げ、第1のヒータ9をカバーテープ3
に非接触な状態にし、エンボステープ搬送ローラ6を回
転駆動し、エンボステープ2とカバーテープ3とを、エ
ンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押えローラ1
0との間を通し、エンボステープ2とカバーテープ3と
を、貼着しない状態で、カバーテープ引き離し手段13
の下方へ送り出す。尚、この工程では、第2のヒータ2
1は、最適な温度に加熱された状態に維持され、且つ、
上方に引き上げられ、カバーテープ2に非接触の状態に
しておく。この工程では、次のテープ状梱包体4nとな
るエンボステープ2の収納凹所2a、・・・、2aの各
々内に、被収容物挿入手段7より、被収容物P、・・
・、Pを収容する。
【0039】次に、カバーテープ引き離し手段13を用
いて、図2(b)に示すように、エンボステープ2とカ
バーテープ3とを分離する。この例では、カバーテープ
引き離し手段13として、カバーテープ側吸着体を用い
ているので、カバーテープ側吸着体を駆動して、カバー
テープ3を真空吸引することで、エンボステープ2らカ
バーテープ3を分離している。尚、この工程でも、第1
のヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げ
て、カバーテープ3に非接触の状態にしておく。
【0040】次に、図2(c)に示すように、エンボス
テープ切断用カッター14を用いて、エンボステープ2
を切断する。尚、この工程でも、第1のヒータ9及び第
2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3
に非接触の状態にしておく。次に、エンボステープ搬送
ローラ6の回転を停止し、エンボステープ2とカバーテ
ープ3とを押さえているカバーテープ押えローラ10を
上方に引き上げる(図2(d)を参照)。尚、この工程
で、カバーテープ引き離し手段13を停止し、また、こ
の工程でも、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、
上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にし
ておく。
【0041】また、エンボステープ搬送ローラ6の回転
を停止すると同時に、被収容物挿入手段7を停止し、被
収容物P、・・・、Pを収容作業を停止する。これによ
り、次のテープ状梱包体4nとなるエンボステープ2の
収納凹所2a、・・・、2aの各々内に、その先頭の収
納凹所2aから被収容物挿入手段7の下方に位置する収
納凹所2aまでの収納凹所2a、・・・、2a内に被収
容物P、・・・、Pが収容された状態になる。
【0042】次に、図3(a)に示すように、リール巻
取りヘッド12を回転駆動させることで、リール巻取り
ヘッド12に取り付けられた巻取りリール11を回転駆
動し、予め、リーダーテープ部3rの長さとして設定さ
れた長さL分だけ、巻取りリール11方向に、カバーテ
ープ3を引き出す。尚、この工程でも、カバーテープ3
を巻取りリール11方向に引き出している間は、第1の
ヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げて、
カバーテープ3に非接触の状態にしておく。
【0043】次いで、カバーテープ3が、リーダーテー
プ部3rの長さとして設定された長さL分に達すると、
第2のヒータ21を下方に引き下げ、第2のヒータ21
により、次のテープ状梱包体4nの先頭部となるカバー
テープ3を加熱し、カバーテープ押えローラ10を下方
に引き下げて、第2のヒータ21により加熱され、次の
テープ状梱包体4nの先頭部となるカバーテープ3と次
のテープ状梱包体4nの先頭部となるエンボステープ2
とを圧接し、貼着する(図3(b)を参照)。
【0044】所定の温度に加熱維持された第2のヒータ
21による次のテープ状梱包体4nの先頭部となるエン
ボステープ2とカバーテープ3との熱着(貼着)作業が
終了すると、第2のヒータ21は、上方に引き上げて、
カバーテープ3に非接触の状態にし、カバーテープ押え
ローラ10を下方に引き下げ、リール巻取りヘッド12
の巻取りリール11のテープ状梱包体4nの巻取り速度
とリーダーテープ3rの巻取り速度とが同期するよう、
エンボステープ搬送ローラ6の回転を再開し、次のテー
プ状梱包体4nのエンボステープ2の、リール巻取りヘ
ッド12方向への送りだしを再開し、このエンボステー
プ2の送りだしに伴って、被収容物挿入手段7の下方に
順次くる、次のテープ状梱包体4nとなる、エンボステ
ープ2の複数の収納凹所2a、・・・、2a内に、被収
容物挿入手段7を用いて、被収容物(図10に示す被収
容物P、・・・、Pを参照)の収容作業を再開する。ま
た、第1のヒータ9を、第1のヒータ9の下方にエンボ
ステープ2の収納凹所以外の部分がきた際に、第1のヒ
ータ9を下方に下げ、エンボステープ2の収納凹所以外
の部分とカバーテープ2とを貼着動作を行い、エンボス
テープ2の収納凹所が設けられた部分がきた際に、第1
のヒータ9が上方に上げるという動作を繰り返し、第1
のヒータ9により、順次、カバーテープ3を加熱し、加
熱したカバーテープ3を、エンボステープ搬送ローラ6
とカバーテープ押えローラ10とにより、圧接し、貼着
する(図3(c)を参照)。
【0045】そして、図3(d)に示すように、次のテ
ープ状梱包体4nの先端部が、カバーテープ切断用カッ
ター15の直前にきた時点で、カバーテープ切断用カッ
ター15を用いて、カバーテープ3を切断し、巻取りリ
ール11にリーダーテープ部3rを巻取り、巻取りリー
ル11を、次のテープ状梱包体4nを巻取る巻取りリー
ル(図示せず)に交換し、交換した巻取りリール(図示
せず)に、次のテープ状梱包体4nを巻取るようにす
る。
【0046】尚、この例では、第1のヒータ9及び第2
のヒータ21は、図2(a)〜図3(d)に示す工程の
間、常に、最適な温度に維持されている。このテープ状
梱包体形成装置1では、第2のヒータ21を、カバーテ
ープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所に設けたの
で、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ
部3rを形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体
4nを作製する場合、たとえ、次のテープ状梱包体4n
の先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥
がれが生じても、第2のヒータ21により、次のテープ
状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエンボステ
ープ2との剥がれを貼着することができる。また、次の
テープ状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエン
ボステープ2との剥がれの貼着を第2のヒータ21によ
り、熱により行っているので、接着剤やシール材で接着
するといった対処方法のように、包装規格や製品規格が
不合格になるという事態が生じない。
【0047】また、テープ状梱包体4の終端部に、リー
ダーテープ部3rを形成する際には、エンボステープ2
とカバーテープ3とを貼着しないようにしたので、エン
ボステープ2とカバーテープ3とを引き離す工程が極め
て容易となる。また、図3(a)と図14との対比によ
って明らかなように、このテープ状梱包体形成装置1で
は、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ
部3rを形成しても、カバーテープ3と次のテープ状梱
包体4nとなるエンボステープ2とが分離していないの
で、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ
部3rを形成した後、すみやかに、次のテープ状梱包体
4nの作製を開始できる。
【0048】且つ、エンボステープ2を搬送するエンボ
ステープ搬送ローラ6は、1個でよい構成にしたので、
装置が複雑化せず、且つ、図13に示すような装置20
1では必要であった、複数のエンボステープ搬送ローラ
106a、106b、106cを同期して回転駆動させ
る手段を必要としない。次に、テープ状梱包体形成装置
1のリーダーテープ部3rの長さ調節機構について、好
ましい例について説明する。
【0049】図4は、巻取りヘッド12と、巻取りヘッ
ド12に取り付けられる巻取りリール11との関係を例
示的に詳しく説明する図であり、図4(a)は、巻取り
ヘッド12への巻取りリール11の取り付け方法を概略
的に説明する斜視図を、又、図4(b)は、巻取りヘッ
ド12と、リーダーテープ部3rの長さ調節機構24と
を概略的に示す斜視図である。
【0050】この装置1では、テープ状梱包体4を巻取
る巻取りリール11として、紙製のものを使用し、巻取
りリール11を傷つけないようにして、リール巻取りヘ
ッド12に取り付けるため、図4(a)に示すように、
巻取りリール11を巻取りヘッド12に接触させて、リ
ール11の側面表面と巻取りヘッド12の表面との摩擦
力により取り付けているが、この例では、リール巻取り
ヘッド12の回転軸に、円周上に等間隔に複数の孔22
h、・・・、22hを設けた円盤体22を、リール巻取
りヘッド12の回転と同期して回転するように設け、更
に、リール巻取りヘッド12が回転する際に回転する円
盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・
・、22hの数をカウントするカウント手段23を設
け、カウント手段23がカウントする円盤体22の円周
上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数と
して、予め、設定値を設け、この設定値を変えること
で、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rの長さを
変更できるようにしてある。
【0051】より具体的に説明すると、この例では、カ
ウント手段23として、透過式センサを用いており、カ
ウント手段23がカウントした、リール巻取りヘッド1
2が回転する際に回転する円盤体22の円周上に設けら
れた複数の孔22h、・・・、22hの数を演算処理装
置(図示せず)へ入力するようにするとともに、演算処
理装置(図示せず)の記憶手段(図示せず)に、外部入
力手段より、カウント手段23がカウントする円盤体2
2の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22
hの数として、入力された設定値を記憶させておき、演
算処理装置(図示せず)の比較手段(図示せず)におい
て、記憶手段(図示せず)に記憶された設定値と、カウ
ント手段23がカウントした円盤体22の円周上に設け
られた複数の孔22h、・・・、22hの数とを比較し
て、カウント手段23がカウントした円盤体22の円周
上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数が
記憶手段に記憶された設定値と等しくなると、リール巻
取りヘッド12の回転を止め、エンボステープ搬送ロー
ラ6を回転駆動して、次のテープ状梱包体4nを構成す
るエンボステープ2の供給を開始するようにしている。
【0052】図4に示す機構が採用された、テープ状梱
包体形成装置1では、タイマ等の時間的な因子で、リー
ダーテープ部3rの長さを決定しないで、円盤体22の
円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの
数に基づいて、実際に円盤体22の回転した時の円盤体
22の長さにより、リーダーテープ部3rの長さLを設
定しているので、常に、目標とする長さのリーダーテー
プ部3rを作製できる。
【0053】また、カウント手段23がカウントする円
盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・
・、22hの数として、予め、設定値を設け、且つ、そ
の設定値を変えることができるようにしたので、設定値
を変えることで、テープ状梱包体4のリーダーテープ部
3rの長さを任意に変えることができる。次に、テープ
状梱包体形成装置1の巻取りヘッド12の好ましい構成
について、詳しく説明する。
【0054】図5は、巻取りヘッド12と、巻取りヘッ
ド12に取り付けられる巻取りリール11との関係の他
例を例示的に詳しく説明する図であり、図5(a)は、
巻取りヘッド12への巻取りリール11の取り付け方法
を概略的に説明する斜視図を、又、図5(b)は、巻取
りヘッド12の、リール巻取りヘッド12に取り付けら
れる巻取りリール11との接触部に粘着性が高く且つ弾
性を有する材料24を設けた例を概略的に説明する説明
図であり、想像線で、巻取りヘッド12に巻取りリール
11を取り付けた状態を示している。
【0055】この例では、粘着性が高く且つ弾性を有す
る材料24として、ゴム状物質を使用し、リール巻取り
ヘッド12の表面に、ゴム状物質を接着している。図5
に示す機構が採用された、テープ状梱包体形成装置1で
は、リール巻取りヘッド12の、リール巻取りヘッド1
2に取り付けられる巻取りリール11との接触部に粘着
性が高い材料24を設けたので、リール巻取りヘッド1
2の回転速度を速くしても、リール巻取りヘッド12
と、リール巻取りヘッド12に取り付けられた巻取りリ
ール11との間に滑りが生じ難い。これにより、リーダ
ーテープ部3rを作製する際のリール巻取りヘッド12
の回転速度を、通常の、テープ状梱包体4をリールに巻
取る際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ
部3rを短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッ
ド12への巻取りリール11の押し付け力を高めても、
押し付け力が、弾性を有する材料24にも吸収されるの
で、たとえ、巻取りリール11が紙製であっても、巻取
りリール11に傷が付き難い。
【0056】次に、テープ状梱包体形成装置1のカバー
テープ取付け部5の好ましい例について詳しく説明す
る。図6は、テープ状梱包体形成装置1のカバーテープ
取付け部5を更に詳しく説明する概略的な斜視図であ
る。このテープ状梱包体形成装置1には、カバーテープ
取付け部5に、カバーテープ取付け部5に取り付けられ
るカバーテープ3の残量を検知するカバーテープ残量検
知手段25が、更に設けられている。
【0057】より具体的に説明すると、この例では、カ
バーテープ残量検知手段25が検知したカバーテープ3
の残量(測定値)は、演算処理装置(図示せず)へ入力
されるようにされており、演算処理装置(図示せず)の
記憶手段(図示せず)に、外部入力手段より、カバーテ
ープ3を取り替える時の残量として、入力された設定値
を記憶させておき、演算処理装置(図示せず)の比較手
段(図示せず)において、記憶手段(図示せず)に記憶
された設定値と、カバーテープ残量検知手段25が検知
したカバーテープ3の残量(測定値)とを比較して、カ
バーテープ残量検知手段25が検知したカバーテープ3
の残量(測定値)が記憶手段(図示せず)に記憶された
設定値と等しくなると、ブザーやランプ等の警報手段が
警報を発令すようにしている。
【0058】このテープ状梱包体形成装置1では、カバ
ーテープ取付け部5に、カバーテープ取付け部5に取り
付けられるカバーテープ3の残量を検知するカバーテー
プ残量検知手段25を更に設けているので、カバーテー
プ残量検知手段25が、カバーテープ取付け部5に取り
付けられるカバーテープ3の残量が少なくなった時に、
警報を出すようにすることで、カバーテープ3がなくな
ってしまう前に、新たなカバーテープ3をカバーテープ
取付け部5に交換することができる。
【0059】次に、テープ状梱包体形成装置1のカバー
テープ押えローラ10及びエンボステープ搬送ローラ6
の動作の他の例について説明する。図7は、テープ状梱
包体形成装置1のカバーテープ押えローラ10とエンボ
ステープ搬送ローラ6とを中心に説明する概略的な断面
図であり、図7(a)は、テープ状梱包体4を作製中の
通常時の状態を、又、図7(b)は、テープ状梱包体の
リーダーテープ部3rを作製中の状態を示している。
【0060】このテープ状梱包体形成装置1では、カバ
ーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6
との軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体4を作
製中の通常時の状態においては、カバーテープ押えロー
ラ10とエンボステープ搬送ローラ6とが、第1のヒー
タ9により加熱されたカバーテープ3と、複数の収納凹
所2a、・・・、2a内に、被収容物(図10に示す被
収容物P、・・・、Pを参照)を収容されたエンボステ
ープ2とを、圧接し、貼着して、テープ状梱包体4を形
成するようにされている(図7(a)を参照)。
【0061】また、テープ状梱包体4のリーダーテープ
部を作製する際には、カバーテープ押えローラ10とエ
ンボステープ搬送ローラ6との軸間距離を広げるように
した。より特定的に説明すると、この例では、カバーテ
ープ押えローラ10を、上下方向に移動自在に設けてい
る。
【0062】そして、このテープ状梱包体形成装置1で
は、カバーテープ押当て手段8により、エンボステープ
2に押し当てられるようになっているので、カバーテー
プ押えローラ10を上方に引き上げると、カバーテープ
押えローラ10をカバーテープ3と非接触の状態にする
ことができる。このテープ状梱包体形成装置1では、カ
バーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ
6との軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体4の
リーダーテープ部3rを作製する際には、カバーテープ
押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6との軸間
距離を広げるようにし、リーダーテープ部3rを作製す
る際に、カバーテープ3がカバーテープ押えローラ10
へ接触しないようにすることで、カバーテープ押えロー
ラ10を回転させないようにした分だけ、リール巻取り
ヘッド12を駆動するモータ等の駆動手段(図示せず)
への負荷を少なくできる。また、負荷を少なくした分だ
け、リール巻取りヘッド12を速く回転させることがで
きるので、リーダーテープ部3rを短時間に作製するこ
とができる。
【0063】また、リール巻取りヘッド12の回転で、
カバーテープ取付け部5に取り付けられたカバーテープ
3を引き出すことができる構成としたので、カバーテー
プ取付け部5に取り付けられたカバーテープ3を引き出
すための駆動ローラ(例えば、図19に示す駆動ローラ
19)を敢えて別途設ける必要がない。これにより、装
置が複雑化しない。
【0064】次に、テープ状梱包体形成装置1のリール
巻取りヘッド12の動作を概略的に説明する。図8は、
テープ状梱包体形成装置1のリール巻取りヘッド12の
動作を概略的に説明する説明図であり、図8(a)は、
テープ状梱包体4を作製中の通常時のリール巻取りヘッ
ド12の動作状態を、又、図8(b)は、テープ状梱包
体4のリーダーテープ部3rを作製中のリール巻取りヘ
ッド12の動作状態を示している。
【0065】このテープ状梱包体形成装置1では、リー
ル巻取りヘッド12の回転速度を切り換え可能とし、テ
ープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際
に、リール巻取りヘッド12の回転速度をテープ状梱包
体4の巻取り速度より速くするようにしている。これに
より、このテープ状梱包体形成装置1では、テープ状梱
包体4のリーダーテープ部を3r作製する際に、リール
巻取りヘッド12の回転速度をテープ状梱包体4の巻取
り速度より速くするようにしたので、リーダーテープ部
3rを短時間で作製することができる。
【0066】尚、この例では、第1のヒータ21が、テ
ープ状梱包体4を作製する際に、上下方向に間欠的に動
作する場合を説明したが、図9(a)に示すように、第
1のヒータ9は、テープ状梱包体4を作製する際には、
常に、カバーテープ3に接触するように且つカバーテー
プ3が所定の温度に加熱維持された第1のヒータ9の底
面を摺動するように設け、また、図9(b)に示すよう
に、リーダテープ3rを作製する場合のみ、上方に引き
上げられて、カバーテープ3と非接触となるようにして
もよい。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載のテープ状梱包体形成装置では、第2のヒータ
を、カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設
けたので、先行のテープ状梱包体の終端部にリーダーテ
ープ部を形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体
を作製する場合、たとえ、次のテープ状梱包体の先端部
で、カバーテープとエンボステープとの剥がれが生じて
も、第2のヒータにより、次のテープ状梱包体の先端部
で、カバーテープとエンボステープとの剥がれを貼着す
ることができる。また、次のテープ状梱包体の先端部
で、カバーテープとエンボステープとの剥がれの貼着を
第2のヒータにより、熱により行っているので、接着剤
やシール材で接着するといった対処方法のように、包装
規格や製品規格が不合格になるという事態が生じない。
【0068】且つ、エンボステープを搬送するエンボス
テープ搬送ローラは、1個でよい構成にしたので、装置
が複雑化しない。請求項2に記載のテープ状梱包体形成
装置では、タイマ等の時間的な因子で、リーダーテープ
部の長さを決定しないで、円盤体の円周上に設けられた
複数の孔の数に基づいて、リーダーテープ部の長さを設
定しているので、常に、目標とする長さのリーダーテー
プ部を作製できる。
【0069】また、カウント手段がカウントする円盤体
の円周上に設けられた複数の孔の数として、予め、設定
値を設け、且つ、その設定値を変えることができるよう
にしたので、設定値を変えることで、テープ状梱包体の
リーダーテープ部の長さを任意に変えることができる。
請求項3に記載のテープ状梱包体形成装置では、リール
巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる
巻取りリールとの接触部に粘着性が高い材料を設けたの
で、リール巻取りヘッドの回転速度を速くしても、リー
ル巻取りヘッドと、リール巻取りヘッドに取り付けられ
た巻取りリールとの間に滑りが生じ難い。これにより、
リーダーテープ部を作製する際のリール巻取りヘッドの
回転速度を、通常の、テープ状梱包体をリールに巻取る
際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ部を
短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッドへの巻
取りリールの押し付け力を高めても、押し付け力が、弾
性を有する材料にも吸収されるので、巻取りリールに傷
が付き難い。
【0070】請求項4に記載のテープ状梱包体形成装置
では、カバーテープ取付け部に、カバーテープ取付け部
に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカバー
テープ残量検知手段を更に設けているので、カバーテー
プ残量検知手段が、カバーテープ取付け部に取り付けら
れるカバーテープの残量が少なくなった時に、警報を出
すようにすることで、カバーテープがなくなってしまう
前に、新たなカバーテープリールをカバーテープ取付け
部に交換することができる。
【0071】請求項5に記載のテープ状梱包体形成装置
では、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ロ
ーラとの軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体の
リーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ押え
ローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げ
るようにしたので、リーダーテープ部を作製する際に、
カバーテープがカバーテープ押えローラへ接触しないよ
うにすることで、カバーテープ押えローラを回転させな
いようにした分だけ、リール巻取りヘッドを駆動する駆
動手段への負荷を少なくできる。また、負荷を少なくし
た分だけ、リール巻取りヘッドを速く回転させることが
できるので、リーダーテープ部を短時間に作製すること
ができる。
【0072】また、リール巻取りヘッドの回転で、カバ
ーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き
出すことができる構成としてあるため、カバーテープ取
付け部に取り付けられたカバーテープを引き出すための
駆動ローラを別途設ける必要がない。これにより、装置
が複雑化しない。請求項6に記載のテープ状梱包体形成
装置では、リール巻取りヘッドの回転速度を切り換え可
能とし、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する
際に、リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状梱
包体の巻取り速度より速くするようにしたので、リーダ
ーテープ部を短時間で作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の一例を
概略的に示す全体構成図である。
【図2】本発明に係るテープ状梱包体形成装置を用い
て、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程
を概略的に示す工程図である。
【図3】本発明に係るテープ状梱包体形成装置を用い
て、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程
を概略的に示す工程図である。
【図4】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、巻取
りヘッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリー
ルとの関係を例示的に詳しく説明する図であり、図4
(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方
法を概略的に説明する斜視図を、又、図4(b)は、巻
取りヘッドと、リーダーテープ部の長さ調節機構とを概
略的に示す斜視図である。
【図5】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、巻取
りヘッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリー
ルとの関係の他例を例示的に詳しく説明する図であり、
図5(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付
け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図5(b)
は、巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けら
れる巻取りリールとの接触部に粘着性が高く且つ弾性を
有する材料を設けた例を概略的に説明する説明図であ
【図6】本発明に係るテープ状梱包体形成装置のカバー
テープ取付け部を更に詳しく説明する概略的な斜視図で
ある。
【図7】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、カバ
ーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとを中
心に説明する概略的な断面図であり、図7(a)は、テ
ープ状梱包体を作製中の通常時の状態を、又、図7
(b)は、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製中
の状態を示している。
【図8】本発明に係るテープ状梱包体形成装置のリール
巻取りヘッドの動作を概略的に説明する説明図であり、
図8(a)は、テープ状梱包体を作製中の通常時のリー
ル巻取りヘッドの動作状態を、又、図8(b)は、テー
プ状梱包体のリーダーテープ部を作製中のリール巻取り
ヘッドの動作状態を示している。
【図9】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の変形例
を概略的に示す図であり、図9(a)は、第2のヒータ
を使用して、テープ状梱包体の先頭部となるカバーテー
プとテープ状梱包体の先頭部となるエンボステープとを
圧接し、貼着する際の状態を示す説明図であり、又、図
9(b)は、テープ状梱包体を作製する際の状態を示す
説明図である。
【図10】テープ状梱包体の構成を概略的に示す斜視図
である。
【図11】従来のテープ状梱包体形成装置の一例を概略
的に示す全体構成図である。
【図12】図11に示す従来のテープ状梱包体形成装置
を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製す
る工程を概略的に示す説明図である。
【図13】従来のテープ状梱包体形成装置の他の一例を
概略的に示す全体構成図である。
【図14】図13に示す従来のテープ状梱包体形成装置
を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製す
る工程を概略的に示す説明図である。
【図15】従来のテープ状梱包体形成装置の、巻取りヘ
ッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールと
の関係を例示的に詳しく説明する図であり、図15
(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方
法を概略的に説明する斜視図を、又、図15(b)は、
巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方法を概略的
に説明する側面図である。
【符号の説明】
1 テープ状梱包体形成装置 2 エンボステープ 2a 収納凹所 3 カバーテープ 4 テープ状梱包体 5 カバーテープ取付け部 6 エンボステープ搬送ローラ 7 被収容物挿入手段 8 カバーテープ押当て手段 9 第1のヒータ 10 カバーテープ押えローラ 11 巻取りリール 12 リール巻取りヘッド 13 カバーテープ引き離し手段 14 エンボステープ切断用カッター 15 カバーテープ切断用カッター 21 第2のヒータ 22 円盤体 22h 複数の孔 23 カウント手段 24 粘着性が高く且つ弾性を有する材料 25 カバーテープ残量検知手段
フロントページの続き (72)発明者 西山 吉晴 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の収納凹所内に電子部品等の被収容物
    を収納したエンボステープの上面にカバーテープを貼着
    したテープ状梱包体を形成するテープ状梱包体形成装置
    であって、 前記カバーテープを取り付けるカバーテープ取付け部
    と、 前記エンボステープを取り付けるエンボステープ取り付
    け部と、 前記エンボステープ取付部に取り付けられたエンボステ
    ープを搬送するエンボステープ搬送ローラと、 前記エンボステープ搬送ローラを回転駆動させることに
    より搬送されるエンボステープに設けられた複数の収納
    凹所内に前記被収容物を挿入する被収容物挿入手段と、 前記被収容物挿入手段の下流側に設けられ、前記エンボ
    ステープの上面に、前記カバーテープ取付け部に取り付
    けられたカバーテープから供給されるカバーテープを押
    し当てるカバーテープ押当て手段と、 前記カバーテープ押当て手段により前記エンボステープ
    に押し当てられたカバーテープを加熱する第1のヒータ
    と、 前記エンボステープ搬送ローラの上方に設けられ、前記
    第1のヒータにより加熱されたカバーテープを前記エン
    ボステープに圧接し、貼着して、テープ状梱包体を形成
    するカバーテープ押えローラと、 前記テープ状梱包体を巻取る巻取りリールを取り付ける
    リール巻取りヘッドと、 前記カバーテープ押えローラと前記リール巻取りヘッド
    との間に設けられ、前記カバーテープを用いて、前記テ
    ープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、前記
    テープ状梱包体を構成するエンボステープとカバーテー
    プとを引き離すカバーテープ引き離し手段と、 前記カバーテープ引き離し手段を設けた部位において、
    前記エンボステープを切断するエンボステープ切断用カ
    ッターと、 前記カバーテープ引き離し手段と前記リール巻取りヘッ
    ドとの間に設けられ、カバーテープを切断するカバーテ
    ープ切断用カッターと、 前記カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設
    けられ、前記カバーテープ引き離し手段によって、前記
    エンボステープからカバーテープを引き離した際に、次
    のテープ状梱包体の先端部に、前記エンボステープとカ
    バーテープとの剥がれが生じないように、次のテープ状
    梱包体を構成するエンボステープにカバーテープを貼着
    する第2のヒータとを備える、テープ状梱包体形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記リール巻取りヘッドの回転軸に、円周
    上に等間隔に複数の孔を設けた円盤体を設け、 前記リール巻取りヘッドが回転する際に回転する前記円
    盤体の円周上に設けられた複数の孔の数をカウントする
    カウント手段を設け、 前記カウント手段がカウントする円盤体の円周上に設け
    られた複数の孔の数として、予め、設定値を設け、 前記カウント手段がカウントする、前記リール巻取りヘ
    ッドが回転する際に回転する前記円盤体の円周上に設け
    られた複数の孔の数が前記設定値になった時に、前記リ
    ール巻取りヘッドの回転を停止して、前記テープ状梱包
    体のリーダーテープ部の長さを決定するようにするとと
    もに、 前記設定値を変えることで、前記テープ状梱包体のリー
    ダーテープ部の長さを変更できるようにした、請求項1
    に記載のテープ状梱包体形成装置。
  3. 【請求項3】前記リール巻取りヘッドの、前記リール巻
    取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に
    粘着性が高く且つ弾性を有する材料を設けた、請求項1
    又は請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置。
  4. 【請求項4】前記カバーテープ取付け部に、前記カバー
    テープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量を
    検知するカバーテープ残量検知手段を、更に、設けた、
    請求項1〜3のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装
    置。
  5. 【請求項5】前記カバーテープ押えローラと前記エンボ
    ステープ搬送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、 前記テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に
    は、前記カバーテープ押えローラと前記エンボステープ
    搬送ローラとの軸間距離を広げるようにした、請求項1
    〜4のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置。
  6. 【請求項6】前記リール巻取りヘッドの回転速度を切り
    換え可能とし、 前記テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際
    に、前記リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状
    梱包体の巻取り速度より速くするようにした、請求項1
    〜5のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置。
JP26065197A 1997-09-25 1997-09-25 テープ状梱包体形成装置 Expired - Fee Related JP3539155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26065197A JP3539155B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25 テープ状梱包体形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26065197A JP3539155B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25 テープ状梱包体形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11100003A true JPH11100003A (ja) 1999-04-13
JP3539155B2 JP3539155B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=17350886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26065197A Expired - Fee Related JP3539155B2 (ja) 1997-09-25 1997-09-25 テープ状梱包体形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539155B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510908A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 ボブスト ソシエテ アノニム 包装材を製造する機械において扁平な基材を駆動する装置
KR20210108605A (ko) * 2020-02-26 2021-09-03 주식회사 씨케이엘 제품 포장 및 카운팅 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510908A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 ボブスト ソシエテ アノニム 包装材を製造する機械において扁平な基材を駆動する装置
KR20210108605A (ko) * 2020-02-26 2021-09-03 주식회사 씨케이엘 제품 포장 및 카운팅 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3539155B2 (ja) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6932135B2 (en) Label-pasting method, label-pasting device, material sheet of labels, and label
EP0307509A2 (en) Sticking and cutoff device for adhesive tape for thin articles
JPS59163134A (ja) ロ−ルラベルの間欠送り装置
JP2007165364A (ja) テープ貼付装置及び貼付方法
JP2007165363A (ja) テープ貼付装置、マウント装置及びマウント方法
JP2747417B2 (ja) テープ巻き取り装置およびその方法
JP2003006596A (ja) データキャリアシートの製造装置
JPH08107268A (ja) 異方性導電テープの貼着装置及び異方性導電テープの貼着方法
JPH1134281A (ja) フィルム張付方法及び装置
JPH11100003A (ja) テープ状梱包体形成装置
CA2007035C (en) "machine and a method for high-speed, precisely registered label application"
JP4322557B2 (ja) ラベル貼付装置
JP3604041B2 (ja) 蓋部材装着方法及び装置
JP2003226306A (ja) テーピング装置
JPH0924922A (ja) 粘着ラベル貼付け装置
WO1999003738A1 (en) Transfer cylinder for transporting labels in a labelling machine
JPH06263129A (ja) ラベル貼付装置
JP3554781B2 (ja) 電子部品の剥離装置及び剥離方法
JP2000229613A (ja) ダンボール箱用防塵ラベルのシート及び貼着システム
KR19990077058A (ko) 상품 라벨링 장치 및 그 방법
JP3352431B2 (ja) カットテープ貼着装置
JPH08230844A (ja) 薄肉フィルムへのテープ貼着装置
JP2776769B2 (ja) 包装フィルムへの開封手段の付与方法及びその装置
CN218699597U (zh) 一种电子标签生产装置
JP2004091192A (ja) テープ残量検出機構、及びそれを搭載したテープ部材貼着装置並びにテープ部材貼着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040315

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees