JPH1099521A

JPH1099521A - 遊技場の換気設備

Info

Publication number: JPH1099521A
Application number: JP27736396A
Authority: JP
Inventors: Hideo Oki; 秀雄大木
Original assignee: SHIYOUMEISHIYA KK
Current assignee: SHIYOUMEISHIYA KK
Priority date: 1996-09-28
Filing date: 1996-09-28
Publication date: 1998-04-21

Abstract

(57)【要約】【課題】遊技場の照明環境を維持すると共に、取付工
事が簡単に行い得る遊戯場の換気設備を提供することに
ある。【解決手段】遊技場に並設される各種遊技具２…の上
部に取付けられると共に蛍光灯11が設けられかつ底部６
に吸気口７を有する幕板３と、幕板３の内部に設けられ
ると共に場外への排気手段に連通された主排気管４と、
吸気口７と主排気管４とを連通連結する副排気筒体５
と、を備える。さらに、副排気筒体５が、蛍光灯11の裏
側を通って吸気口７と主排気管４とを連通連結するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店等の遊
技場の換気設備に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の遊技場の換気設備としては、特公
平６−44948 号等に記載のものに、パチンコ台上部に取
付けられた幕板の底部に吸気口を有すると共に、この吸
気口から幕板内部に吸い込んだ空気を排気する排気管が
幕板内部に設けられているものがあった。また、特公平
６−44949 号等に記載のものに、幕板の底部に吸気口を
有すると共に、シマ内部（パチンコ台を取付ける一対の
基枠の間）に排気管を有し、さらに、吸気口と排気管と
を連通連結する連通管が設けられたものがあった。そし
て、これらの幕板には、遊技具周辺を照らす蛍光灯が備
えられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幕板内
部に排気管を有する換気設備では、幕板底部の吸気口か
ら排気管に設けられた吸気口に汚れた空気が送られる
際、煙草の煙等を含んだ空気が蛍光灯や幕板内面にかか
り（接触し）ヤニや埃等が付着していた。そのため、蛍
光灯による照明度が弱くなり、また、蛍光灯の交換時に
手が汚れたり幕板の清掃にも手間がかかるという不具合
があった。また、シマ内部に排気管を有する換気設備で
は、狭い基枠の間に排気管と連通管との連結部位がある
ため、その連結作業が困難であるという不具合があっ
た。

【０００４】そこで、本発明は、遊技場の照明環境を維
持すると共に、取付工事が簡単に行い得る遊技場の換気
設備を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る遊技場の換気設備は、遊技場に並設
される各種遊技具の上部に取付けられると共に内部に蛍
光灯が設けられかつ底部に通気用の吸気口を有する幕板
と、該幕板の内部に設けられると共に場外への排気手段
に連通された主排気管と、上記吸気口と主排気管とを連
通連結する副排気筒体と、を備え、さらに、上記副排気
筒体は、上記蛍光灯の裏側を通って上記吸気口と主排気
管とを連通連結しているものである。

【０００６】また、遊技場に並設される各種遊技具の上
部に取付けられると共に底部に通気用の吸気口を有する
幕板と、場外への排気手段に連通された主排気管と、上
記幕板の吸気口からの空気を上記主排気管へ送る副排気
管と、を備え、さらに、上記主排気管を、シマ用基枠の
上端面よりも上方位置に配設したものである。

【０００７】また、幕板の下端縁と、各種遊技具の上端
縁との間の帯状スペースに、通気用の吸気口を有する排
気管を設け、さらに、該吸気口を、並設された各遊技具
に対応して複数個設けたものである。

【０００８】また、各遊技具付近の空気の汚れ度合いを
感知する空気汚染感知手段と、該空気汚染感知手段の感
知結果にて各吸気口に連通する排気管内の排気流路を開
閉する開閉蓋と、を備えたものである。また、吸気口の
各々に、独立にＯＮ・ＯＦＦ制御されるファンを付設し
たものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。

【００１０】図１と図２は、本発明の遊技場の換気設備
の実施の一形態を示し、この換気設備は、（例えば、パ
チンコ店やゲームセンター等の）遊技場に並設される各
種遊技具２の上部に取付けられると共に底部６に通気用
の吸気口７…を有する幕板３と、幕板３の内部に設けら
れると共に場外への排気手段に連通された主排気管４
と、吸気口７…と主排気管４とを連通連結する副排気筒
体５…と、を備え、遊技者の呼気や煙草の煙などによっ
て場内の汚れた空気を換気するものである。なお、排気
手段については後述する。

【００１１】具体的に説明すると、図例ではパチンコ店
の場合を示し、平行に一対設けられたシマＳ用の基枠
１，１に、複数のパチンコ台２ａ…が並設されている。
また、パチンコ台２ａ…の上部には、基枠１の上端面１
ａにヒンジ具８…を介して幕板３が上方へ揺動可能に取
付けられている。

【００１２】光を通過させる曲面状の前面カバー13を有
する幕板３は、二台のパチンコ台２ａ，２ａの幅寸法に
対応する長さ寸法に形成され、また、内部が中空であり
２本の蛍光灯11，11が後壁部10に取付けられている。

【００１３】また、幕板３の底部６には、各パチンコ台
２ａ，２ａの中央位置に対応するようルーバー９，９を
有する吸気口７，７が設けられると共に、各吸気口７，
７の両側に蛍光灯11，11の光にて下方を照らすための窓
部12…が設けられている。また、底部６は取外し可能で
あり、底部６を取外して蛍光灯11の交換を行うことがで
きる。なお、窓部12には光を通過させるプラスチック板
等が設けられている。

【００１４】丸パイプ状の主排気管４は、その一端20ａ
がキャップ部材22にて施蓋されている。また、主排気管
４は、複数本の管部材４ａ…と、隣接する管部材４ａ，
４ａの端部を嵌入して相互に連結する連結管部材14と、
から成り、基枠１上部の長手方向に並設された複数個の
幕板３…を貫通して長手方向に設けられている。管部材
４ａは、各幕板３…に対応して１本ずつ配設され、隣接
する幕板３，３の境界線部位に上記連結管部材14が位置
している。

【００１５】しかして、この連結管部材14は管部材４ａ
の長手方向に沿って摺動させることができ、一の管部材
４ａと隣り合う他の管部材４ａとの連結状態を解くこと
ができ、またこれによって、各幕板３を上方へ揺動させ
ることができる。このとき、主排気管４及び蛍光灯11，
11等も幕板３とともに揺動する。なお、基枠１は、幕板
３の後壁部15の位置に点検孔16を有しており、幕板３を
上方へ揺動させ点検孔16を開口させることによって、シ
マＳ内部の電気部品や配線等の点検修理を行うことがで
きる。

【００１６】側面視略Ｌ字型の副排気筒体５は、吸気口
７の上方から被覆状に連結したカバー部５ａと、角筒状
の連通部５ｂとから成り、連通部５ｂは蛍光灯11の裏側
を通って主排気管４に連通連結している。これによっ
て、蛍光灯11の光は、副排気筒体５に遮られることなく
幕板３のカバー13を通過して前方を照らすことができ
る。

【００１７】さらに、本発明の遊技場の換気設備は、各
遊技具２（パチンコ台２ａ）付近の空気の汚れ度合いを
感知する空気汚染感知手段Ａと、この感知手段Ａの感知
結果にて排気流路を開閉する開閉蓋17と、を備えてい
る。

【００１８】詳しく説明すると、空気汚染感知手段Ａ
は、副排気筒体５のカバー部５ａに取付けられており、
吸気口７からカバー部５ａ内に入った空気の汚れ度合い
を感知するセンサー18と、センサー18の感知結果によっ
て出力される出力信号にて上記開閉蓋17を開閉制御する
制御部と、を有している。

【００１９】また、開閉蓋17は、主排気管４と副排気筒
体５の連結部位に枢結軸19を介して枢着され、例えば、
枢結軸19の回転によって主排気管４の内側へ揺動可能と
されている。この開閉蓋17の開状態によって、パチンコ
台２ａ付近の汚れた空気が副排気筒体５及び主排気管４
内の気体流路を通って、図３に示す如く、場外へ汚れた
空気を排気する（ファン等の）排気手段Ｂへ送られる。

【００２０】なお、シマＳの一対の基枠１，１の長手方
向に沿って設けられた主排気管４，４の他端20ｂ，20ｂ
は、排気手段Ｂの前方位置に設けられたブース（囲い）
21を貫通して排気手段Ｂの前方付近に配置されている。
また、この排気手段Ｂの近傍に、（上述の）空気汚染感
知手段Ａを付設し、この空気汚染感知手段Ａの感知結果
にて排気手段Ｂを駆動制御するようにしても良く、ある
いは、各吸気口７…の空気汚染感知手段Ａの内の一つが
出力すると排気手段Ｂが連動するように構成するも良
い。

【００２１】次に、図４は、本発明の遊技場の換気設備
の他の実施の形態を示し、この換気設備は、遊技場（パ
チンコ店）に並設される各種遊技具２（パチンコ台２
ａ）の上部に取付けられる幕板３と、場外への排気手段
に連通された主排気管４と、幕板３の吸気口７からの空
気を主排気管４へ送る副排気管24と、を備え、さらに、
主排気管４を、シマＳ用基枠１，１の上端面１ａ，１ａ
よりも上方位置に配設したものである。

【００２２】具体的に説明すると、幕板３は、基枠１の
上端面１ａにヒンジ具８…を介して上方へ揺動可能に取
付けられている。また、幕板３の底部６に（上述と同様
に）吸気口７，７と窓部12…を有すると共に、後壁部15
に蛍光灯11，11が取付けられている。また、蛍光灯11よ
りも下方位置の後壁部15に、枢結軸19を介して開閉蓋17
が幕板３内方へ揺動可能に設けられていると共に、開閉
蓋17にて開閉口される連通孔23が設けられている。な
お、連通孔23は、各吸気口７…に一つずつ対応して設け
られている。

【００２３】さらに、この開閉蓋17は、蛍光灯11近傍に
取付けられた空気汚染感知手段Ａの感知結果によって開
閉制御されている。なお、空気汚染感知手段Ａは、（上
述と同様に）空気の汚れを感知するセンサー18と、セン
サー18の出力信号によって開閉蓋17を開閉制御する制御
部とを備えている。

【００２４】副排気管24は、幕板３の点検孔16とシマＳ
の内部空間Ｍ（基枠１，１の間の空間）を通って、幕板
３の上記連通孔23と上方の主排気管４とを連通連結して
いる。

【００２５】主排気管４はその下縁に、複数の吸気口25
を有すると共に、この吸気口25を開閉口する開閉蓋17が
設けられている。さらに、所定温度を感知するセンサー
と、センサーの出力信号によって開閉蓋17を開閉制御す
る制御部と、を有する温度感知手段Ｃが上記内部空間Ｍ
内の主排気管４の下縁近傍に設けられ、シマＳの内部空
間Ｍの空気が所定温度以上に達すると、開閉蓋17が開い
て吸気口25から熱気が吸い込まれる。

【００２６】なお、主排気管４の一端は施蓋状であり、
他端は図３で説明した排気手段Ｂの前方近傍に配置さ
れ、汚れた空気と熱気を場外へ排気する。

【００２７】また、図５に示す如く、幕板３の底部６の
吸気口７から吸い込まれた汚れた空気が蛍光灯11にかか
らない（接触しない）ように、吸気口７と後壁部15の連
通孔23とを連通連結するカバー筒体26を設けるのも良
い。この場合、空気汚染感知手段Ａのセンサー18は、カ
バー筒体26内部の排気流路に突出状として設けられてい
る。

【００２８】図６と図７は、本発明の別の実施の形態を
示し、このものは、幕板３の下端縁27と、パチンコ台２
ａ（各種遊技具２）の上端縁28との間の帯状スペースＫ
に、通気用の吸気口７を有する排気管29を設け、さら
に、吸気口７を並設された各パチンコ台２ａに対応して
複数個設けたものである。なお、排気管29を場外への排
気手段Ｂに連通連結させている。

【００２９】具体的に説明すると、この場合の幕板３
は、内部の照明器具等を省略したものであり、偏平矩形
状とされている。また、排気管29は角パイプ状であり、
基枠１に並設されたパチンコ台２ａ…と幕板３…との間
の帯状スペースＫに沿って長手方向に付設されている。

【００３０】また、排気管29の底部31には、各パチンコ
台２ａ…の中央位置に対応して、ルーバー９を有する吸
気口７が複数個設けられていると共に、吸気口７…の各
々に、独立にＯＮ・ＯＦＦ制御されるファン30…が後方
下傾状に付設されている。

【００３１】しかしてこのファン30は、各吸気口７近傍
の排気管29に付設された空気汚染感知手段Ａの感知結果
によって回転駆動し、これによって汚れた空気が排気管
29内の気体流路へ送り込まれ、排気手段Ｂによって（排
気管29と排気手段Ｂとを連通する連通管32を介して）場
外へ排気される。このとき、空気の汚れ度合いが所定値
に達した箇所のファン30のみが独立に回転する。

【００３２】なお、ルーバー９の各板羽を揺動可能とし
て吸気口７を開閉口させる開閉蓋とし、空気汚染感知手
段Ａにてファン30とともにルーバー９の開閉を制御する
ように構成しても良い。また、幕板３は、（図１で説明
した）蛍光灯を内設したものでも良い。

【００３３】また、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、図１〜図５で説明した換気設備に於て、
吸気口７の各々に、独立にＯＮ・ＯＦＦ制御されるファ
ンを付設するも、望ましい。この場合、空気汚染感知手
段Ａにて開閉蓋17とともにファンを駆動制御する。

【００３４】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。

【００３５】（請求項１によれば）吸気口７と主排気管
４とが、蛍光灯11の裏側を通る副排気筒体５にて連通連
結されているので、吸気口７から吸い込まれた汚れた空
気が蛍光灯11に非接触で主排気管４へ送られる。従っ
て、蛍光灯11及び幕板３内面に煙草のヤニや埃等が付着
しないため、各種遊技具２の周囲の所定照明度が維持さ
れる。それに加え、幕板３内面の清掃が容易となると共
に、手を汚さず蛍光灯11の交換が行い得る。

【００３６】（請求項２によれば）主排気管４と副排気
管24との連結部位が、シマＳの狭い内部空間Ｍ（基枠
１，１の間）よりも上方位置となるため、連結作業が容
易かつ迅速に行い得る。

【００３７】（請求項３によれば）幕板３と各種遊技具
２との狭い帯状スペースＫを利用して排気管29を基枠１
の外側に直接に取付けることができる。従って、換気設
備の構造が簡素化されると共に、取付工事が簡単であ
る。

【００３８】（請求項４によれば）場内の空気の汚れ度
合いに応じて、各吸気口７…に連通する各排気流路を開
閉させることができる。つまり、空気の汚れ度合いが所
定値以上に達したときだけその場所の換気が行われるの
で、場内全体の冷暖房効率が高くなると共に冷暖房費の
節約となる。

【００３９】（請求項５によれば）並設された各遊技具
２…の内、空気の汚れがひどい場所にある遊技具２近傍
の吸気口７のファン30を駆動させて換気することができ
る。つまり、局所換気を強力に行い得るので、特に、遊
技具２で遊ぶ遊技者の煙草の煙を排気するのに効果的で
ある。また、比較的空気がきれいな場所ではファン30が
ＯＦＦ状態であるため、冷暖房された場内の空気を無闇
に逃がさない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態を示す要部斜視図であ
る。

【図２】要部側面図である。

【図３】主排気管と排気手段の連結部位を示す要部斜視
図である。

【図４】他の実施の形態を示す要部側面図である。

【図５】別の実施の形態を示す要部側面図である。

【図６】さらに別の実施の形態を示す要部側面図であ
る。

【図７】排気管と排気手段の連結部位を示す要部正面図
である。

【符号の説明】１基枠１ａ上端面２遊技具３幕板４主排気管５副排気筒体６底部７吸気口 11 蛍光灯 17 開閉蓋 24 副排気管 27 下端縁 28 上端縁 29 排気管 30 ファンＡ空気汚染感知手段Ｂ排気手段Ｋ帯状スペースＳシマ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技場に並設される各種遊技具２…の上
部に取付けられると共に内部に蛍光灯11が設けられかつ
底部６に通気用の吸気口７を有する幕板３と、該幕板３
の内部に設けられると共に場外への排気手段Ｂに連通さ
れた主排気管４と、上記吸気口７と主排気管４とを連通
連結する副排気筒体５と、を備え、さらに、上記副排気
筒体５は、上記蛍光灯11の裏側を通って上記吸気口７と
主排気管４とを連通連結していることを特徴とする遊技
場の換気設備。
【請求項２】遊技場に並設される各種遊技具２…の上
部に取付けられると共に底部６に通気用の吸気口７を有
する幕板３と、場外への排気手段Ｂに連通された主排気
管４と、上記幕板３の吸気口７からの空気を上記主排気
管４へ送る副排気管24と、を備え、さらに、上記主排気
管４を、シマＳ用基枠１，１の上端面１ａ，１ａよりも
上方位置に配設したことを特徴とする遊技場の換気設
備。
【請求項３】幕板３の下端縁27と、各種遊技具２…の
上端縁28との間の帯状スペースＫに、通気用の吸気口７
を有する排気管29を設け、さらに、該吸気口７を、並設
された各遊技具２…に対応して複数個設けたことを特徴
とする遊技場の換気設備。
【請求項４】各遊技具２…付近の空気の汚れ度合いを
感知する空気汚染感知手段Ａ…と、該空気汚染感知手段
Ａ…の感知結果にて各吸気口７…に連通する排気管内の
排気流路を開閉する開閉蓋17…と、を備えた請求項１，
２又は３記載の遊技場の換気設備。
【請求項５】吸気口７の各々に、独立にＯＮ・ＯＦＦ
制御されるファン30…を付設した請求項１，２，３又は
４記載の遊技場の換気設備。